JP4366208B2 - 結束装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コイル状の被結束物の周囲をバンドで結束する結束装置に関し、特に前記バンドの表面に所定の文字あるいはマーク等を印字するレーザ印字装置を備えた結束装置に関する。
被結束物、例えばコイル状に巻かれた薄板状の鋼板あるいは紙等は、コイル状に巻かれた状態でバンド(結束用のバンド)による結束がおこなわれるとともに、必要に応じて該被結束物の表面が包装された状態で、製造メーカ等から出荷される。
従来、このような被結束物について、その内容あるいは送り先等に関するデータは、被結束物そのものにチョーク性のもので印字するようなこともおこなわれるが、かかる場合、使用する際にはその印字部分をきれいに拭き取っておく必要がある。
また、別の手法として、紙あるいはプラチック等のタグに前記内容や送り先等のデータを記載し、該タグを被結束物に貼着したり針金等で付着することによって、出荷されていた。
しかし、前述のようにタグを被結束物に付着するのは、厄介な作業であるとともに、搬送中に損傷したり或いはちぎれたりすることがある。
かかる場合には、タグに記載することによって明確にしようとしているその内容あるいは送り先等が判らなくなる。
また、前記タグを付着する作業を無くすために、前記バンドに紙製等のタグを自動的に貼着するような装置も提供されていた(特許文献1参照)。
特開2004─10083号公報。
しかしながら、前記タグを被結束物を結束しているバンドに紙製等のタグを付着あるいは貼着する場合には、搬送中にタグが擦れて見え難くなったり、剥がれ落ちてしまうことがある。また、搬送終了後にはタグをいちいち剥がさなければならないが、この作業には結構時間を要する。また、前記装置の場合、タグをバンドに付着しているときには結束装置へ供給するバンドを停止させなければならず、高価な結束装置の稼働率を低下させることになっていた。
本発明は、このような状況に鑑みておこなわれたもので、被結束物の内容や送り先等に関するデータを、容易に、該被結束物を結束するバンドに印字でき且つ視認することができる結束装置を提供することを第1の目的とし、また、結束作業を低下させることのないの結束装置を提供することを第2の目的とする。
前記本発明の目的は、以下の構成からなる結束装置によって解決される。つまり、本第1の発明にかかる結束装置は、被結束物(例えば、コイル状の被結束物)の周囲を結束用のバンドによって結束する結束装置であって、
この結束装置が、
前記バンドを結束装置本体側へ供給する供給用ローラと、
この供給用ローラを駆動するモータと、
前記バンド供給経路の、バンド先端から所定距離離間した位置に配置されて、前記バンドの表面に所定の文字あるいはマークを印字するレーザ印字装置と、
前記結束装置本体側へバンドを所定長さ分だけ供給したことを検知する検知手段と、
前記検知手段からの検知に基づいて前記モータを停止させ、前記印字装置によってバンド表面に印字するよう制御する制御装置を具備していることを特徴とする。
また、本第2の発明にかかる結束装置は、被結束物(例えば、コイル状の被結束物)の周囲を結束用のバンドによって結束する結束装置であって、
この結束装置が、
前記バンドを結束装置本体側へ供給する供給用ローラと、
前記供給用ローラを駆動するモータと、
前記バンドの表面に所定の文字あるいはマークを印字するレーザ印字装置と、
前記結束装置本体と印字装置の間に設けられるバンド供給バッファ装置と、
結束装置本体へ供給されるバンド長さを測長する測長装置と、
前記測長装置で測長しながら前記モータを所定回転数駆動して、バンドを結束装置本体側へ送り、バンドの先端から所定の位置に前記印字装置によって印字するよう制御する制御装置を具備していることを特徴とする。
また、本第3の発明にかかる結束装置は、被結束物(例えば、コイル状の被結束物)の周囲を結束用のバンドによって結束する結束装置であって、
この結束装置が、結束装置本体と別体になり被結束物の軸方向に移動自在になった印字装置を備え、
この印字装置が、印字装置本体と被結束物物に巻装されたバンドの位置を検出する検出装置と、この検出装置で印字しようとするバンドの位置が検出されると前記印字装置本体にバンド表面に印字をおこなわせるよう制御する制御装置を具備していることを特徴とする。
前述のような構成からなる本第1の発明にかかる結束装置によると、結束装置本体側へ結束用のバンドを供給するのに、その供給長さを検知手段で検知し、この検知信号に基づいて制御装置は、前記バンドの供給をおこなう前記モータを停止させ、しかる後に、前記レーザ印字装置を用いてバンド表面に所定の内容や送り先等を示す文字あるいは記号等を印字(凹設)することができる。従って、本第1の発明によれば、前記バンドそのものの表面にレーザ印字装置によって直接印字(凹設)でき、そのため印字(凹設)されたデータはバンドが解かれない限り常に被結束物と一体の状態におかれる。しかも、レーザ印字装置であるため、レーザ光によってバンド表面が溶融されてその部分が変質しているため、バンドが他のものと擦れたりしても、表面に印字されているデータが読み取ることができない程の損傷を受けることはない。
従って、従来のタグのように脱落したりすることはない。しかも、被結束物に対して所望の位置に、具体的には視認し易い位置に、印字することが可能となる。
また、前述のような構成からなる本第2の発明にかかる結束装置によると、供給されるバンドを測長装置によって測長して印字位置を決定するため、供給しようとするバンドの正確な位置に印字することが可能となる。また、測長装置で結束装置本体側へのバンドの供給長さを測長するため、印字装置の配置位置の自由度が増加する。
勿論、第1の発明と同様に結束用のバンドそのものにレーザ印字装置を用いて印字(凹設)できるため、タグ等のように剥離したりする等がない。且つ、視認し易い位置に印字することができるため、結束後の被結束物に付されたデータを容易に視認することができる。
また、前述のような構成からなる本第3の発明にかかる結束装置によると、レーザ印字装置が、結束装置本体と別体になっているため、結束装置本体で結束終了後、あるいは被結束物の別の位置をバンドで結束している最中に既に結束が完了しているバンド表面に印字できるため、結束装置の稼働率が向上する。勿論、第1あるいは第2の発明と同様に結束用のバンドそのものに印字できるため、タグ等のように剥離したりする等がない。且つ、視認し易い位置に印字することができるため、結束後の被結束物に付されたデータを容易に視認することができる。
また、前記第1の発明にかかる結束装置において、前記検知手段が、バンドの結束装置本体側への供給長さを測長する測長装置であると好ましい構成となる。しかし、この検知手段としては、バンドの先端等を検知するリミットスイッチ等で構成することもできる。
また、前記第2の発明にかかる結束装置において、前記印字装置が前記結束装置本体からバンド供給経路の上流側に設けられるとともに、該結束装置本体と印字装置の間に、該結束装置本体へ供給されるバンドを一時的に蓄えるバンド供給バッファ装置を具備していると、印字装置の配置位置の自由度がさらに増すとともに、結束動作中に、並行して次回あるいはそれ以降の結束に使用するバンドに印字することができるため、結束装置が印字のために停止する必要がなくなり、高い稼働率を得ることができる。
また、前記第1〜第3の発明にかかる結束装置において、前記バンドがスチールバンドであってもよく、あるいはビニール製のバンドであってもよい。
以下、本願発明にかかる結束装置の実施例を図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は発明の一実施例にかかる結束装置の全体の概略の構成を示す側面図(被結束物の通過方向から見た図)である。
図1に図示するように、この結束装置Aは、側面視において全体がリング状になり内周部に内周方へ開放したガイド溝1aを有する結束装置本体1と、この結束装置本体1の一側方(この図1では右方)に一体に近接・離間自在に配置された結束ヘッド装置3と、結束ヘッド装置3のバンド供給経路の上流側(図1においてヘッド装置3の右側)に配置されたバンド供給バッファ装置5と、このバンド供給バッファ装置5のさらに上流側(右側)に配置された印字装置7とを有する。
前記結束装置本体1の結束そのものに係わる部分は、この実施例では周知の構成のものが使用されている。つまり、外周部にリング状のフレーム1Bが配置され、前記ガイド溝1aを内部に有する側面視がリング状のガイド部材1Aがこのフレーム1Bよって保持されている。そして、前記ガイド溝1aは、内周の面が内周方へ向かって開放されるとともに、この内周面の両縁部分に図示しない弾性部材が配置され、ガイド溝1a内を周回するバンド(図示せず)を前記ヘッド装置3が所定以上の力で引っ張ると該ガイド溝1aから内方へバンドが突出し、被結束物Bの周囲を緊締するように構成されている。
また、前記ヘッド装置3は、下端部の揺動軸3Aを中心に図1の実線で示す位置から二点鎖線で示す位置まで所望の角度で揺動可能に構成されている。このような揺動によって、被結束物の様々な大きさ(例えば、図1の実線と二点鎖線で表した被結束物B参照)に対応できることになる。
そして、この実施例では、前記ヘッド装置3内に、一対のローラからなる第2の測長装置9が配置され、この測長装置9は、結束装置Aの制御装置Ct(図4参照)へ、供給したバンドBdの長さに関するデータを送るように、構成されている。そして、前記制御装置Ctは、該制御装置Ct内の記憶装置内に記憶されている「結束装置本体1のガイド溝1a内をバンドが1周周回するのに必要な長さ(周回バンド長データという)」に関するデータと検知したデータの値とを比較し、これらの値が一致すると、ヘッド装置3内に内蔵されているバンドBd供給用の第2の供給用ローラ11のモータ(図示せず)を停止させるよう制御する。勿論、これに代えて、前記バンドBdの供給の停止を、該供給されるバンドBdの先端がリミットスイッチを押圧したときに停止するように構成してもよい。
また、前記ヘッド装置3は、前記制御装置Ctの制御によってシリンダ13が伸長させられることによって、図1の実線で示す位置から二点鎖線で示す位置まで揺動することができる。勿論、この揺動角度は、被結束物Bの大きさに合わせて、図1に示す二つの位置の間よりさらに大きく揺動することもあり、あるいは被結束物Bが二点鎖線で示すように大きな径の場合には、より小さい角度で揺動することもある。
さらに、前記制御装置Ctは、前述のように揺動するとき(あるいは揺動後)、前記ヘッド装置3の供給用ローラ11を逆転させることによって、その被結束物Bの周囲に沿うように前記バンドを引き戻し、該引き戻した状態で、公知の締結機構(図示せず)に供給されている結束金具(あるいは溶接等でおこなう場合もある)で、被結束物Bの周囲を周回しているバンドの先端部と基端部とを不動の状態に締結するよう構成されている。
また、前記バンド供給バッファ装置5は、前記印字が完了したバンドを内部に一時的に蓄えることができるように構成されている。この実施例の場合、前記バンド供給バッファ装置5は、幅がバンドの幅より少しだけ広くなった単なる箱状のもので構成されている。そして、この箱状の一部(この実施例では箱状の右下端の位置)にバンド供給口5aと、他の部位(この実施例では箱状の左下端の位置)にバンド取り出し口5bが設けられている。そして、このバンド取り出し口5bには、バンドに所定の抵抗を与える機構を付設することによって、前記供給用ローラ11の回転に起因して生じるバンド供給量以上にバンドが勝手にバンド供給バッファ装置5から出てしまうことがないように構成することが望ましい。
そして、この実施例では、前記印字装置7が、前述したバンド供給バッファ装置5のバンド取り出し口5bのバンド供給経路における上流側(図1において左側)に隣接して配置されている。この実施例では、印字装置7として、(株)キーエンス(本社:大阪市東淀川区東中島1−3−14)の、レーザ光線による印字をおこなう、商品名「MDV−V9600シリーズの『YVO4 LASER MARKER』」が、使用されている。この印字装置7は、レーザ光線を使用した印字装置であるにもかからわず超小型の形態を有し、内蔵したミラーを動かしてで所定範囲内に所望の文字を印字することができる。
そして、前記印字装置7のバンド供給経路におけるさらに上流方には、コイル状に使用されるバンドが巻装されたバンドマガジンから、該バンドをバンド供給バッファ装置5側へ引き出す第1の供給用ローラ15が配置されている。この実施例では、この第1の供給用ローラ15は、第1の測長装置としても機能するよう構成されている。この第1の供給用ローラ15は、図示しないモータによって駆動される。また、前記それぞれの測長装置の具体的な構成としては、所定の径のローラの回転角度から、供給したバンドの長さを検知するような構成となっている。
また、前記第1および第2の供給用ローラ11,15を駆動するそれぞれのモータ(図4参照)、前記印字装置7、前記ヘッド装置3の締結機構(図示せず)、および測長装置9,(15)等は、前記制御装置Ctと、図4において一点鎖線で示すところの信号線Lによってそれぞれ連結されている。なお、図4において、ローラとモータを結ぶ二重線は、機械的連結を示す。
そして、前述のように構成された本結束装置Aは、被結束物Bの結束に際して以下のように作用する。つまり、
被結束物Bを結束しようとする場合には、前記制御装置Ctには、その被結束物Bに関するデータ、具体的には、結束に必要なバンドの長さに関するデータがセットされる。そして、前記第1の供給用ローラ15のモータが制御装置Ctによって作動させられ、バンドBdの先端から所定距離(この距離は、各被結束物Bによって、あるいは所望する被結束物Bの印字しようとする位置(例えば、被結束物Bの上面、左側面等)によって決められる距離)だけ送られて停止し、該停止した状態で、制御装置Ctは前記印字装置7に所定の印字をするよう指示する。この所定の印字は、予め定めた所望の文字(図6参照)等であって、例えば、被結束物Bの内容や送り先等を示すものであってよい。
また、前述のように第1の供給用ローラ15によって送りだされたバンドの先端は、前記バンド供給バッファ装置5内に位置している。
そして、前述のように所定の印字が終了すると、前記第1の供給用ローラ15は、所定距離、つまり、次の印字すべき位置まで、バンドをバンド供給バッファ装置5側へ送りだす。
そして、バンドBdが前記バンド供給バッファ装置5内に所定長さ一時的に蓄えられ、該バンドBdの先端が、前記ヘッド装置3内の第2の供給用ローラ11に至ると、制御装置Ctは、前記第2の供給用ローラ11のモータを制御して、所定回転数だけ回転させる。つまり、制御装置Ctは、該制御装置Ct内の記憶装置内に記憶されている「結束装置本体1のガイド溝1a内をバンドが1周周回するのに必要な長さ(周回バンド長データという)」に関するデータと前記第2の測長装置9から得られるデータとを適宜タイミングで比較し、これらのデータの値が一致すると、ヘッド装置3内に内蔵されているバンドの第2の供給用ローラ11のモータ(図示せず)を停止させるよう制御する。前述のように、このようなバンドの供給をリミットスイッチを用いておこなうこともできる。
そして、次に制御装置Ctは、前記シリンダ13を揺動させて該ヘッド装置3を被結束物Bに当接させる。
続いて、制御装置Ctは、前記第2の供給用ローラ11のモータ(図示せず)を逆転させて、バンドを引き戻して、該バンドが被結束物Bの周囲を所定圧力で周回する状態を形成する。
この状態から、制御装置Ctは、次に、前記ヘッド装置3の締結機構を作動させて、結束金具で、ヘッド装置3内のバンドの先端と基端とを不動の状態に締結する。
そして、制御装置Ctは、前記被結束物Bを下方で支持する搬送装置Dを作動させて、該被結束物Bを次の結束位置まで所定距離Lb(図5参照)だけ移動させ、前記の手順でもって結束をおこなう。
そして、このように被結束物Bを結束している最中においても、前記制御装置Ctは、前記第1の供給用ローラ15と印字装置7を作動させて、結束で使用した分だけ、将来使用するバンドに対して印字をおこない且つ前記バンド供給バッファ装置5内へ送り出し続けている。
従って、本結束装置Aによれば、印字装置7によって、バンドの表面に所望の文字あるいはマークを印字でき、しかも、これらの印字は本来の結束作業を中断することなく実行することができる。
ところで、前記実施例(実施例1)にかかる結束装置は、高い稼働率を具備する点で優れている。しかし、処理能力が低くてもよい場合には、図2に図示するような構成の結束装置とすることもできる。つまり、図2に図示する実施例2の場合、図1に示す前記バンド供給バッファ装置5と第1の供給用ローラ15、測長装置9等を省略することができ、構成がシンプルになるとともに、制御装置Ctの制御のプログラムもシンプルにできる点で優れている。具体的には、この図2に図示する実施例(実施例2)の場合には、ヘッド装置3の下方位置に、印字装置7を該ヘッド装置3のフレームとは別の部材に配設し、結束装置本体1の側面視においてリング状に配設されたガイド溝1a内にバンドを挿通した状態において、前記印字装置7が該バンドに印字をおこなうよう構成されている。従って、印字作業を途中でおこなわなければならないことから、本来的な結束作業はタクト的な運転となるが、構成をより簡素にできる点において優れた結束装置Aとなる。
また、この実施例においては、バンドの先端がヘッド装置3の所定位置まで周回した状態をリミットスイッチ等で検知して、第2の供給用ローラ11のモータを停止させるように構成すると、より簡素な構成とすることができる。
そして、この際、前記印字装置7自体をバンドに沿って上下動可能としておけば、所定の範囲内において、バンドの所定位置に印字することも可能となる。
なお、図2において、図1と同じあるいは対応する構成については、同じ参照符号を付して、図1に示す実施例と重複する構成とその動作の説明を省略する。
図3に図示する別の実施例(実施例3)の場合には、印字装置7を、ヘッド装置3の上方の固定位置に設けている点、測長装置9を具備している点において、図2に図示する実施例のものと構成が異なる。つまり、この実施例(実施例3)の場合、実施例2のものに比べて、バンドのより広い領域に所望の印字ができる点において特長を有する。具体的には、第2の供給用ローラ11によって、結束装置本体1内にバンドを供給する際に、バンドの先端から所定位置(バンドの先端から離間した印字したい位置が印字装置7の位置に位置するような位置)まで、前記測長装置9で実施例1の場合と同様に測長することによって、まずバンドを結束装置本体1のガイド溝1a内へ供給し、その位置で一時的にバンドの送りを停止し印字装置7によって印字する。次に、バンドを側面視においてリング状になった結束装置本体1のガイド溝1aを周回するように、第2の供給用ローラ11によって送り込む。この際、前記測長装置9によって、供給するバンド長さが、被結束物Bの周長に対応するよう、前記実施例1の場合と同様に、制御装置Ctが、制御をおこなうように構成されている。
従って、この実施例の場合、実施例2の結束装置に比べて、バンド上において印字位置がより自由に選択できる点において特長を有する。
ところで、結束装置本体1側へバンドを所定長さ分だけ送るのに、検知手段として、前述のように測長装置を用いたり、あるいは図示しないリミットスイッチを用いたりすることができる。
なお、図3において、図1,図2と同じあるいは対応する構成については、同じ参照符号を付して、図1に示す実施例と重複する構成とその動作の説明を省略する。
次に、印字装置7を、結束装置本体とは別体に設けた場合、つまり印字装置7を結束装置本体1に隣接してあるいは離間して設けた構成の結束装置Aの実施例(実施例4)について、図7,図8を参照しながら説明する。
図7,図8に図示するように、印字装置7を、被結束物Bの搬送方向(図7の矢印Y方向)と、これに直交する方向(図7の矢印X方向)およびこれらに直交する方向(図8の矢印Z方向:上下方向)に移動自在に、つまり三次空間を移動自在に、前記結束装置本体1に隣接した位置に配設する。このように、印字装置7を、結束装置本体1と別体とすることによって、結束装置A本来の結束作業に影響を及ぼすことなく、結束作業の後工程として、結束されたバンドに印字することが可能となる。また、結束装置本体1が既設の場合に適した構成となる。
この実施例にかかる結束装置Aでは、前記印字装置7は、前記搬送方向(図7の矢印Y方向)に配設された移動用レール20上を移動する台車22上に配置されている。また、台車22と印字装置7との間には、前記搬送方向と直交する方向(図7の矢印X方向)に移動可能なベース部材24と、このベース部材24に対して上下方向(図8の矢印Z方向)に移動可能になった昇降部材26が配設されている。前記印字装置7は、該昇降部材26上に配設されている。このように、この印字装置7は、被結束物Bに対して、前記3つの直交する方向を自在に所定距離移動可能になっている。
また、前記昇降部材26には、被結束物Bに周回されている結束用の前記バンドの位置を検知する検知装置が設けられている。この検知装置としては、種々のものが考えられるが、例えば、接点がバンドに接触したときにその位置を検知する接触型の検知装置であってもよく、あるいはCCDカメラ等を使用した形状認識型の検知装置であってもよい。
そして、前述のように構成された印字装置7でバンド表面に印字する場合には、以下のように作用する。つまり、搬送装置Dで結束装置本体1側から送りだされた被結束物Bは、印字ステーションで停止し、この状態で、前記台車22がレール22上を走行して、被結束物Bの前方位置で停止する。この位置決めは、結束装置Aの制御装置Ct(図4参照)が予め記憶している被結束物Bの軸方向の長さに関するデータに基づいておこなわれる。
そして、次に、前記昇降部材26が被結束物Bの印字しようとする部位に合わせて昇降する。この昇降の際の位置決めも、結束装置Aの制御装置Ct(図4参照)が予め記憶している被結束物Bの径方向の寸法に関するデータおよび印字位置に関するデータに基づいておこなわれる。
そして、最後に、前記ベース部材24が被結束物Bに向かって近接するよう移動する。そして、前記検知装置(この場合接触型の検知装置)が被結束物Bの表面に接触すると移動を停止する。この移動の際の位置決めも、結束装置Aの制御装置Ct(図4参照)が予め記憶している被結束物Bの径方向の寸法に関するデータに基づいておこなわれる。
そして、接触すると次に前記台車22が前記搬送方向(図7の矢印Y方向)に移動して、結束しているバンドの位置を検出する。このようにバンドの位置が検出されると、前記印字装置7が所定の文字あるいはマークを印字をする。
なお、この実施例(実施例4)では、結束作業そのものをおこなう図示しない結束装置本体およびヘッド装置側の構成については、公知の形態のものが使用されるので、ここでは説明を省略する。
ところで、前記各実施例において被結束物は必ずしもコイル状のものに限定されるものでなく、キュービック状のものであっても、長尺状のものを集積したもの、あるいは板状のものを積層したものであってもよい。
本願発明にかかるは結束装置は、鋼板あるいは紙等のコイル状の被結束物の結束に用いることができる。
図1は発明の一実施例にかかる結束装置の全体の概略の構成を示す側面図(被結束物の通過方向から見た図)である。 図1とは異なる構成からなる第2の実施例にかかる結束装置の全体の概略の構成を示す側面図(被結束物の通過方向から見た図)である。 図1,図2とは異なる構成からなる第3の実施例にかかる結束装置の全体の概略の構成を示す側面図(被結束物の通過方向から見た図)である。 図1に示す結束装置の制御システムの概略の構成を示すブロック図である。 結束用のバンドで結束された状態の被結束物の状態を示す斜視図である。 図5等に示すバンド表面に文字が印字された状態を示すバンド表面に直交する方向から見た図である。 図1〜図3とは別の第4の実施例にかかる結束装置の要部(印字装置部分等)の構成を示す平面図である。 図7に示す結束装置の要部を示す図7のIIIV−IIIV矢視図である。
符号の説明
A…結束装置
B…被結束物
Bd…バンド
1…結束装置本体
7…印字装置
9,15…測長装置
11…供給用ローラ

Claims (6)

  1. コイル状の被結束物の周囲を結束用のスチールバンドによって結束する結束装置であって、
    この結束装置が、結束装置本体と別体になり被結束物に対して移動自在になったレーザ印字装置を備え、
    このレーザ印字装置が、印字装置本体と被結束物に巻装されたスチールバンドの位置を検知する検知装置を有するとともに、
    この結束装置は、さらに、前記検知装置で印字しようとするスチールバンドの位置を検知すると、前記レーザ印字装置該スチールバンドの表面に印字をおこなわせるよう制御する制御装置を具備していることを特徴とする結束装置。
  2. 前記レーザ印字装置が前記結束装置本体から離間した位置に配置されているとともに、この結束装置が、前記スチールバンドによって結束された被結束物を前記レーザ印字装置が位置する印字ステーションまで搬送する搬送装置をさらに有し、
    このレーザ印字装置は、前記印字ステーションにおいて、三次元空間を3つの直交する各方向に自在に移動可能に配置されており、
    前記制御装置は、前記検知装置によって検知した前記スチールバンドの位置に、前記印字装置本体を移動させて印字させるように制御することを特徴とする請求項1記載の結束装置。
  3. 前記3つの直交する各方向に自在に移動自在な構成が、X−Y平面上のX方向に延びるレールとそのレール上をX方向に走行する台車と、前記台車上に設けられ前記X方向に直交するY方向に移動自在なベース部材と、前記ベース部材を前記X方向及びY方向に各直交するZ方向である上下方向に沿って昇降させる昇降部材とによって実現されており、
    前記検知装置が前記印字装置本体とともに前記ベース部材上に配置されていることを特徴とする請求項2記載の結束装置。
  4. 前記レーザ印字装置は、前記コイル状の被結束物を結束すべく巻装されたスチールバンドへの印字に際して、以下の(a)〜(d)の工程を経て位置決めされることを特徴とする請求項3記載の結束装置。
    (a).前記制御装置が予め記憶している被結束物の軸方向の長さに関するデータに基づいて、該制御装置の制御により、前記台車が前記レール上を走行して、被結束物の前方位置で停止する。
    (b).前記制御装置が予め記憶している被結束物の径方向の寸法に関するデータおよび印字位置に関するデータ基づいて、該制御装置の制御により、前記昇降部材が被結束物の印字しようとする部位に合わせて昇降する。
    (c).前記制御装置が予め記憶している被結束物の径方向の寸法に関するデータに関するデータ基づいて、該制御装置の制御により、前記ベース部材が被結束物に向かって近接するよう移動し、前記検知装置が被結束物を検知すると該移動を停止する。
    (d).前記検知装置の検知により前記ベース部材が移動を停止すると、次に、前記台車が前記レール上をX方向に移動して、前記巻装されているスチールバンドの位置を検出する。
  5. 前記検知装置が接触型の検知装置であり、前記(c)の工程において、該検知装置が被結束物に接触することによって被結束物を検知するよう構成されていることを特徴とする請求項4記載の結束装置。
  6. 前記検知装置がCCDカメラ等を使用した形状認識型の検知装置であることを特徴とする請求項4記載の結束装置。
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