JPH0880801A - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

Info

Publication number
JPH0880801A
JPH0880801A JP6217231A JP21723194A JPH0880801A JP H0880801 A JPH0880801 A JP H0880801A JP 6217231 A JP6217231 A JP 6217231A JP 21723194 A JP21723194 A JP 21723194A JP H0880801 A JPH0880801 A JP H0880801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
inflator
ignition
ignition circuit
airbag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6217231A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Imai
幸司 今井
Hiroshi Shimizu
洋 清水
Koji Otaka
孝治 大高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP6217231A priority Critical patent/JPH0880801A/ja
Publication of JPH0880801A publication Critical patent/JPH0880801A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、エアバッグ装置の廃棄時に、容易
にインフレータを点火起動でき、安全性を確保した廃棄
作業を行うことができるエアバッグ装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 エアバッグ、当該エアバッグに高圧ガスを供
給するインフレータ、少なくとも1つの車載電源から所
定の起動電流を前記インフレータへ供給し作動させる第
1の点火回路、および車両の衝突を所定信号を基に判別
し前記所定の起動電流のインフレータへの供給を制御す
る衝突判別手段を含み、これらをステアリングホイール
のパッド内に一体的に装着してなるエアバッグ装置であ
って、当該インフレータに起動電流を通電可能な第2の
点火回路を備え、前記第2の点火回路にて前記インフレ
ータへ起動電流を供給する、所定の電源と前記第2の点
火回路を接続するための第3および第4の接続端子を前
記第2の点火回路のターミナルとして前記パッド外に形
成し、前記所定の電源からの第3および第4の接続端子
への通電に応じて前記インフレータを起動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の衝突時に、イン
フレータの起動に伴うガスによりエアバッグを膨張展開
させて乗員を保護するエアバッグ装置に関し、特に、こ
のエアバッグ装置を廃棄を簡単且つ安全に実行すること
ができるエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアバッグを展開させるインフレ
ータ、車両衝突を判別する衝突判別手段、および衝突判
別手段の判別結果に応じて前記インフレータを点火する
点火手段を、ステアリングホイールに一体的に装着して
なるエアバッグ装置が知られている。
【0003】このようなエアバッグ装置において、イン
フレータが作動可能な状態、すなわち、まだ一度も点火
駆動されずエアバッグが展開していないエアバッグ装置
を廃棄する際には、所定の方法にてインフレータを起動
させ、エアバッグを展開させてから廃棄されている。こ
れは、一度インフレータを起動し、エアバッグを展開さ
せておかないと、エアバッグ装置の廃棄時および廃棄時
以後において、何らかの影響によりインフレータが起動
してエアバッグが展開してしまうかも知れないからであ
る。
【0004】よって、例えば従来では、ステアリングホ
イールに一体的に装着されたエアバッグ装置を、分解し
ながら取り出し、これを起動電流を供給可能に保ちなが
ら、エアバッグ装置を落下させる、もしくは衝撃を加え
る等の方法によってインフレータを起動させ、その後エ
アバッグ装置を廃棄していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、エアバッグ装置を分解し取り出す作業は、非常
に複雑であり、且つ前記作業中にエアバッグ装置に衝撃
を与えてしまった場合には、エアバッグ装置が計画外に
起動する恐れがある。すなわち、エアバッグ装置をステ
アリングホイールから取り出し、起動電流を供給可能に
保っている時に、不意に作業員の意に反して作業員がエ
アバッグ装置を落下させた場合等は、その際インフレー
タが起動し、エアバッグが展開されてしまう。
【0006】そこで本発明は、エアバッグ装置の廃棄時
に、容易にインフレータを点火起動でき、安全性を確保
した廃棄作業を行うことができるエアバッグ装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によるエアバッグ装置は、エアバッグ、当該
エアバッグにガスを供給するインフレータ、少なくとも
1つの車載電源から起動電流を、起動電流の供給端子を
成す第1の接続端子、グラウンド端子を成す第2の接続
端子を介して前記インフレータへ供給し作動させる第1
の点火回路、および車両の衝突を検出し前記起動電流の
インフレータへの供給を制御する衝突判別手段を含み、
これらをステアリングホイールのパッド内に一体的に装
着してなるエアバッグ装置であって、前記パッド外に形
成された第3の接続端子と、前記第3の接続端子と、前
記第1および第2の接続端子のいずれか一方を介して前
記インフレータへ起動電流を供給する第2の点火回路と
を有し、前記第2の点火回路を成す前記第1および第2
の接続端子のいずれかは、パッド外に形成されているこ
とを特徴とする。
【0008】また、エアバッグ、当該エアバッグにガス
を供給するインフレータ、少なくとも1つの車載電源か
ら起動電流を、起動電流の供給端子を成す第1の接続端
子、グラウンド端子を成す第2の接続端子を介して前記
インフレータへ供給し作動させる第1の点火回路、およ
び車両の衝突を検出し前記起動電流のインフレータへの
供給を制御する衝突判別手段を含み、これらをステアリ
ングホイールのパッド内に一体的に装着してなるエアバ
ッグ装置であって、前記パッド外に形成され前記インフ
レータへの起動電流の供給端子を成す第3の接続端子
と、前記パッド外に形成されグラウンド端子を成す第4
の接続端子と、前記第3の接続端子および第4の接続端
子を介して前記インフレータへ起動電流を供給する第2
の点火回路を有することを特徴とするエアバッグ装置を
採用するようにしてもよい。
【0009】また、前記第1の点火回路は、該第1の点
火回路に直列に接続され、前記衝突判定手段が車両衝突
と判定した際に電気信号を受けて通電可能とする点火起
動トランジスタを備え、前記第1の点火回路には、該点
火起動トランジスタの導通方向と逆方向に導通可能なダ
イオードが並列接続され、前記第2の点火回路には、第
3の接続端子と、第1もしくは第2の接続端子のいずれ
かとの間に、前記点火起動トランジスタおよび前記イン
フレータの起動素子であるスクィブが直列接続されてい
ることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置を
採用するようにしてもよい。
【0010】また、前記第1の点火回路は、該第1の点
火回路に直列に接続され、前記衝突判別手段が車両衝突
と判定した際に電気信号を受けて通電可能とする点火起
動トランジスタを備え、前記点火起動トランジスタは、
該点火起動トランジスタの導通方向と逆方向に導通可能
な寄生ダイオードを有し、前記第2の点火回路には、第
3の接続端子と、第1もしくは第2の接続端子のいずれ
かとの間に、前記点火起動トランジスタおよび前記イン
フレータの起動素子であるスクィブが直列接続されてい
ることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置を
採用するようにしてもよい。
【0011】また、前記第3の接続端子は、回動体であ
るステアリングホイール側と固定体である車体側とを電
気的に接続するコネクタ装置に形成されており、このコ
ネクタ装置はステアリングシャフトに装着されているこ
とを特徴とする請求項1もしくは請求項3もしくは請求
項4に記載のエアバッグ装置を採用するようにしてもよ
い。
【0012】また、前記第3および第4の接続端子は、
回動体であるステアリングホイール側と固定体である車
体側とを電気的に接続するコネクタ装置に形成されてお
り、このコネクタ装置はステアリングシャフトに装着さ
れることを特徴とする請求項2に記載のエアバッグ装置
を採用するようにしてもよい。また、前記第3の接続端
子は、前記車載電源から助手席用エアバッグモジュール
におけるインフレータへ起動電流を供給する供給端子と
して採用される構造を有することを特徴とする請求項1
もしくは請求項3もしくは請求項4もしくは請求項5も
しくは請求項6に記載のエアバッグ装置を採用するよう
にしてもよい。
【0013】また、少なくとも前記第3および第4の接
続端子のどちらかが、前記車載電源から助手席用エアバ
ッグモジュールにおけるインフレータへ起動電流を供給
する供給端子として採用される構造を有することを特徴
とする請求項2もしくは請求項6に記載のエアバッグ装
置を採用するようにしてもよい。また、前記第2の点火
回路によって前記インフレータに供給される起動電流
は、前記車載電源とは独立した所定の電源から供給され
ることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに
記載のエアバッグ装置を採用するようにしてもよい。
【0014】
【作用】以上のように構成される本発明によるエアバッ
グ装置における作用を以下に説明する。上記請求項1に
て示したように、ステアリングホイールに一体化されて
装着されるエアバッグ装置において、第1の点火回路と
インフレータへの起動電流の供給経路が異なる第2の点
火回路が用意されている。また、この第2の点火回路に
てインフレータへの起動電流の供給を行うために、第2
の点火回路を成す第3の接続端子と、第1および第2の
接続端子のいずれかが、パッド外に形成されている。よ
って、第2の接続端子にパッド外にてインフレータを起
動する起動電流を供給するための電源と、第2の点火回
路を接続することができる。このように、パッド外にて
インフレータと電気的に接続可能な接続端子が設けられ
ていると、エアバッグ廃棄時には、エアバッグ装置をス
テアリングホイールから取り外さなくても、インフレー
タを起動することが可能である。
【0015】また、請求項2に示すように、所定の電源
からインフレータに通電可能な第3および第4の接続端
子が、ステアリングホイールのパッド外に形成されてい
るエアバッグ装置を採用してもよい。これにより、エア
バッグ装置の廃棄時には、第3および第4の接続端子に
所定電源を通電させれば、第1の点火回路とはインフレ
ータへの起動電流の供給経路が異なる第2の点火回路に
てインフレータを起動させることができる。
【0016】また、請求項3に示したように、所定信号
を基に起動電流を通電させる点火起動トランジスタに並
列にダイオードを接続するようにしてもよい。第3およ
び第4の接続端子の間にインフレータおよび点火起動ト
ランジスタが直列に接続されているため、第2の点火回
路では、スクィブへの起動電流の供給に、接続端子部の
接触以外に電気的な制御を受けることはない。すなわ
ち、第1の点火回路ではインフレータへの起動電流の供
給を電気的に制御する点火起動トランジスタを、第2の
点火回路では起動電流を制御することのない、単なる起
動電流の供給配線と同様に使用することができる。
【0017】また、請求項4に示したように、所定信号
を基に起動電流を通電させる点火起動トランジスタに寄
生ダイオードを有するものを採用するようにしてもよ
い。この場合でも上述と同様の作用を得ることができ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいてい
説明する。図1は本第1実施例におけるエアバッグ装置
の全体構成を示す断面図である。本第1実施例のエアバ
ッグ装置1は、車両の衝突時にインフレータ2より発生
するガスによって膨張するエアバッグ3、車両の衝突時
にインフレータ2を作動させる電子制御装置4(以下、
ECU4と記す)等からなる。また、これらエアバッグ
3、インフレータ2およびECU4等は、ステアリング
ホイール5のパッド6内に一体に収納され、前記ステア
リングホイール5に一体的に装着される。
【0019】インフレータ2は、燃焼によってガスを発
生するガス発生剤7、このガス発生剤7に点火する点火
装置8、発生ガス中の固形物を除去するとともに、ガス
温度を下げるためのフィルタ9、およびガス発生剤7、
点火装置8およびフィルタ9を内蔵するケースよりな
る。このケースは、フランジ10aを有するケース本体
10と、このケース本体10の開口部を塞ぐ底板11よ
りなる。
【0020】ケース本体10は、その周壁面にガス発生
剤7より発生したガスを噴出させるためのガス噴出孔1
0bが複数設けられているとともに、点火装置8を収納
する円筒状の収納筒10cがケース本体10の中央部に
設けられている。なお、収納筒10cに収納される点火
装置8は、ECU4との電気的接続を行うための一対の
端子を有するコネクタケーブル8bと、このコネクタケ
ーブルの先端に接続部材であるコネクタ8a(プリント
基板用圧着コネクタ(直付タイプ))とを有し、このコ
ネクタケーブル8bが収納筒10cより取り出されてい
る。なお、図1ではコネクタケーブルが回路基板18に
密着する程度の長さしか描いていないが、実際には回路
基板18をハウジング本体21から取り出した状態でも
コネクタ8bが充分回路基板に接続されている程度の長
さを有し、回路基板18がハウジング本体21に取り付
けられた状態では、基板とハウジングとのスペース内に
コネクタケーブル8bの緩み分が収納された状態になっ
ている。
【0021】底板11は中央部に円形の孔を有する環状
体を呈し、ケース本体10の開口部を塞いだ時に、そこ
板11の孔より収納筒10cの先端部が突き出すように
設けられている。この底板11は、インフレータ2のフ
ランジ10aに取り付けられたボルト13を挿通するた
めの固定孔およびガス抜き用の排気孔(ともに図示せ
ず)が設けられている。
【0022】ECU4は、車両の加速度(減速度)を検
出する電子式加速度センサ115(図2参照)、機械式
加速度センサ113(図2参照)、および電子式加速度
センサ115の検出信号に基づいて衝突を判定する衝突
判定回路107(図2参照)、さらにこの衝突判定回路
107で衝突と判定された際にインフレータ2の点火装
置8へ点火信号を出力する第1の点火回路100(図2
参照)等を備え、プリント基板等の回路基板18で構成
される。なお、第1の点火回路100のターミナルは後
に詳述するコネクタ装置12の各端子A1、B1とに接
続され、車載バッテリ電源80から電力が供給される。
【0023】ここで、第1の点火回路100について説
明する。第1の点火回路100は、車載バッテリ電源8
0と接続され、電力供給を受ける端子A1とグラウンド
側の端子B1との間において、以下のように構成され
る。すなわち、端子A1、B1との間に直列に接続され
る、機械式加速度センサ113と点火起動トランジスタ
105、およびこの機械式加速度センサ113と点火起
動トランジスタ105との間において直列接続されるイ
ンフレータ10のスクィブ2aとから回路構成される。
【0024】機械式加速度センサ113は、ステアリン
グホイール5内に装着することから、ステアリングホイ
ール5の回転操作に係わらず、検出感度を一定に保持す
るために、慣性物体のストローク方向がステアリングホ
イール5の取付け軸16と平行になるように、ハウジン
グ内21に設けられたボス(図示しない)に所定の固定
部材(図示しない)にて固定されている。なお、機械式
加速度センサ113の代わりに、電気式加速度センサを
用いてもよい。
【0025】また、衝突判定回路107および第1の点
火回路100は、図示されない故障検出回路等ととも
に、回路基板18に構成されている。この回路基板18
はハウジング内に適宜設けられたボス19に所定の固定
部材(図示しない)にて固定されている。ハウジング
は、ハウジング本体21とカバー22よりなる。ハウジ
ング本体21は、天井面中央部に円形の取付け孔21a
が設けられて、その取付け孔21aの周囲にインフレー
タ2のフランジ10aに取り付けられたボルト13を挿
通するための固定孔(図示しない)が4か所設けられて
いる。ハウジング本体21の取付け孔21aは、インフ
レータ2に内蔵された点火装置8と回路基板18との電
気的接続を行うために設けられたもので、点火装置8を
収納する収納筒10cの外径より大きく設けられてい
る。ハウジング本体21の外周壁面には、パッド6との
組付け時に使用する爪21bが拭く数カ所設けられると
ともに、ECU4をステアリング5に固定するための固
定部21cが左右に設けられている。
【0026】カバー22は、ハウジング本体21にイン
フレータ2とエアバッグ3を組付けた後に、ハウジング
本体21に所定の固定部材(図示しない)によって固定
される。カバー22の外周部は、ハウジング本体21に
組付けられるパッド6の端部をハウジング本体21との
間に挟み込むように、ハウジング本体21側へ折り曲げ
られている。これは、エアバッグ3が膨張した時のパッ
ド6の抜けを防止するためである。
【0027】パッド6は、エアバッグ3が膨張した時に
破断するリップライン23を有する。パッド6の側面に
は、ハウジング本体21に設けられた爪21bと嵌合す
る複数の嵌合孔6aが設けられている。このパッド6
は、ボルト、リベット等の締結具を使用することなく、
ハウジング本体21に設けられた爪21bと嵌合孔6a
によって、ECU4との組付けが行われる。
【0028】ステアリングホイール5の取付け軸(ステ
アリングシャフト)16には、固定体である車体側と、
回転体であるステアリングホイール側とを電気的に接続
するための継電装置として、コネクタ装置12が採用さ
れている。このコネクタ装置12には、例えば本願出願
人が先に出願した特開平5−198340号公報に記載
のコネクタ装置を採用するようにしてもよい。このコネ
クタ装置12の固定体12cから延びるケーブル12a
は、前述の衝突判定回路107等が構成されている回路
基板18とをコネクタ4aによって電気的に接続する。
また、回転体12dから延びるケーブル12bは、車体
に装備されている図示しない車載バッテリ等に電気的に
接続される。なお、このコネクタ装置12における車体
側とステアリングホイール側との継電は、エアバッグ装
置の組付け後においても、パッド6の取り外し無しに可
能に構成されている。
【0029】このようなエアバッグ装置1におけるEC
U100等の概略的な電気接続構成および制御内容を、
図2に基づいて説明する。図2に示すように、エアバッ
グ装置1は、車載に搭載されているバッテリ電源80か
らキースイッチ70、ヒューズ60および前述のコネク
タ装置12等を介して電力供給を受けている。
【0030】エアバッグ装置1を電気的に制御する制御
機構は、おもに前記回路基板18上において以下のよう
に構成されている。すなわち、前記コネクタ装置12か
らの電流を、昇圧回路102、バックアップ電源103
およびセーフィングセンサである機械式の加速度センサ
113等に通電する入力ダイオード101から供給され
る。加速度センサ115にて、車両衝突時の加速度信号
を検出し、この加速度信号を用いて車両衝突判定回路1
07にて車両衝突を判定する。また、この衝突判定回路
107では、エアバッグ装置1の電気的な故障も検出す
るようにしてもよい。そして、エアバッグ装置1の故障
時には、ステアリングホイール5のパッド6上等に配設
される警報装置30を点灯し、乗員に以上を知らせるよ
うにしてもよい。
【0031】スクィブ2aに起動電流を供給する第1の
点火回路100には直列に点火手段が配設されている。
この点火手段とは所定の制御信号によって第1の点火回
路100を通電、非通電にするスイッチであり、ここで
は点火起動トランジスタ105を採用している。点火起
動トランジスタ105は、衝突判定回路107にて車両
衝突と判定され前記衝突判定回路107から通電信号を
受けた場合には通電し、インフレータ2に形成されてい
るスクィブ2aに前記バッテリ電源80もしくはバック
アップ電源103から点火起動電流が供給されるように
する。なお、この場合には、エアバッグ3には、インフ
レータ2から膨張ガスが供給され、エアバッグ3は展開
し、乗員を車両衝突の衝撃から保護する。
【0032】スクィブ2aには、前記第1の点火回路1
00と、スクィブ2aに起動電流を供給する供給経路を
異にした第2の点火回路100aが電気的に接続されて
いる。すなわち、一端をコネクタ装置12の端子A2に
接続され、他端を第1の点火回路100における接続部
αに、また一端をコネクタ装置12の端子B2に接続さ
れ、他端を第1の点火回路100における接続部βに接
続された第2の点火回路100aが形成されている。こ
の際、エアバッグ装置1の廃棄時には、端子A2を、第
2の点火回路におけるスクィブ2aへの起動電流供給端
子とし、端子B1をグラウンドと同位とされる端子とし
て使用するようにする。なお、各端子A2、B2の使用
の仕方は上記と逆でもよい。この第2の点火回路100
aの前記各接続部α、βは、前記各端子A2、B2に所
定の電流を接続した際に通電を妨げることがないよう
に、機械式加速度センサ113および点火起動トランジ
スタ105等のスクィブ2aへの通電を制御している制
御手段よりスクィブ2aのより近傍に形成される。
【0033】以上のように構成されるエアバッグ装置1
の廃棄時における作用効果を以下に説明する。エアバッ
グ装置1を廃棄する際には、エアバッグ装置1のインフ
レータ2を起動させ、エアバッグ3を展開させた状態で
廃棄するようにする。これは、廃棄物となった後のエア
バッグ装置において、ガス発生剤7等が正常に作用する
状態で残存していると、前記ガス発生剤7が何らかの影
響にて作用し、エアバッグ3が展開する可能性があり、
予測のつかない事態が起こり兼ねないからである。
【0034】本願発明による第1実施例のエアバッグ装
置1では、上述のように第2の点火回路100aがスク
ィブ2aに接続されており、各端子A2、B2がパッド
6外のコネクタ装置12に形成されている。よって、エ
アバッグ装置1を廃棄する際に、車載バッテリ電源80
と独立した電源と、前記端子A2、B2とを接続するこ
とにより、スクィブ2aに起動電流を供給することがで
き、インフレータ2において簡単に且つ安全にガスを発
生させることが可能である。よって、このような理由の
下に、エアバッグ装置1を廃棄する際には、スクィブ2
aに通電し、インフレータ2からガスを発生させた後、
廃棄することができる。すなわち、エアバッグ装置1を
ステアリングホイール5から取り外す作業は不要であ
り、複雑な作業である前記取り外し作業を省略すること
ができる。また、端子A2、B2に接続される前記電源
からの供給をスイッチ等にて制御し、前記端子A2、B
2に電源を接続した後、スイッチをオンして安全にエア
バッグ装置1を作動するようにしてもよい。
【0035】なお、通常、コネクタ装置12には、端子
A2、B2とに対応する配線が、車体側のフラットケー
ブル12bにも配線されており、エアバッグ装置組付け
後エアバッグ装置側のフラットケーブル12aにおい
て、バッテリ側との接続の組み換えが不可能である場合
には、フラットケーブル12bの途中にて端子A2、B
2と導通する別端子形成するようにしてもよい。この際
には、エアバッグ装置廃棄時に、前記別端子において点
火起動電流を供給するようにしてもよい。
【0036】次に、図3および図4に基づいて、本発明
の第2実施例を説明する。なお、エアバッグ装置1の全
体構成は、おもに図1にて詳述した構成とほぼ同様の構
成を成し、ECU4(電子制御装置)等における同一構
成の記述は省略する。本第2実施例においては、前記第
2の点火回路100aを、車両の助手席等に設けられる
図示しないエアバッグを展開させるためのインフレータ
におけるスクィブ2bを起動する通電手段として採用す
る。すなわち、後述するように、第2の点火回路100
aを形成する際に設けられる端子A2を用いて、エアバ
ッグ装置1の通常使用時には、助手席側インフレータ
(図示されない)におけるスクィブ2bに起動電流を供
給している。
【0037】図3に示すように、本第2実施例における
ECU4は、以下のように構成されている。第1の点火
起動トランジスタ105A(第1実施例における点火起
動トランジスタ105に対応)は、寄生ダイオード10
5aを有している。この寄生ダイオード105aは、第
1の点火回路100において、スクィブ2aからみて第
1の点火起動トランジスタ105Aのエミッタ側からコ
レクタ側への電気回路を形成している。すなわち、第1
の点火起動トランジスタ105Aは、図2における点火
起動トランジスタ105のエミッタ側とコレクタ側とに
おいて点火起動トランジスタ105に、寄生ダイオード
105aが並列に接続された回路構成を成す。なお、こ
のような第1の点火起動トランジスタ105Aを採用す
る第2実施例においても、第1の点火回路100は、上
記第1実施例における点火起動トランジスタ105が、
第1の点火起動トランジスタ105Aに代わっただけで
あり、実質上、第1実施例と同様である。
【0038】また、第2の点火回路100aについて説
明する。スクィブ2aへの起動電流の供給を制御する例
えば機械式加速度センサ113等よりもスクィブ2aの
近傍にて接続部γを有する配線が第1の点火回路100
に接続されている。この配線の他端はコネクタ装置12
の端子A2へ電気的に接続されている。このように、第
2の点火回路100aは、図4に示すようにコネクタ装
置12の端子B1と接続部γから延びる端子A2との間
によって形成される。これらの端子の内、エアバッグ装
置1の廃棄時には、端子B1をスクィブ2aへの起動電
流の供給端子として使用し、端子A2をグラウンドと同
位の端子として使用する。なお詳細は図4にて後述す
る。
【0039】また、図3から分かるように、第2の点火
回路100aを構成する配線および端子A2を採用し
て、助手席側インストルメントパネル内等に装着される
エアバッグモジュール(図示しない)に起動電流を供給
している。このエアバッグモジュールは、ステアリング
ホイールに装着される前記エアバッグ装置1において、
インフレータ2、エアバッグ3およびそれらを収納する
パッド6等から構成されている。
【0040】コネクタ装置12における端子B2は、前
記エアバッグモジュールのインフレータに形成されてい
るスクィブ2bへ起動電流を供給するために形成されて
いる。すなわち、端子B2から延びる配線に直列に第2
の点火起動トランジスタ106が接続され、この第2の
トランジスタ106の導通、非導通の制御によって、ス
クィブ2bへの起動電流の供給を制御している。第2の
点火起動トランジスタ2bは、エアバッグ装置1におけ
るスクィブ2aへの導通を制御する点火起動トランジス
タ105と同様、衝突判定回路107において車両衝突
と判定された際に電気信号が送信されることによって、
スクィブ2bへの起動電流の供給を制御している。な
お、第2の点火起動トランジスタ106を排除し、端子
B2と接続している配線を、スクィブ2aと第1の点火
起動トランジスタ105Aとの間に電気的に接続するよ
うにしてもよい。
【0041】以上のように構成される本第2実施例にお
ける作用効果を以下に説明する。本第2実施例において
は、エアバッグ装置1におけるスクィブ2aを点火起動
する第1の点火回路100とは異なる経路にてスクィブ
2aへ起動電流を供給しスクィブ2aを点火起動できる
第2の点火回路100aが、上述のように設けられてい
る。すなわち、この第2の点火回路100aは、スクィ
ブ2aを点火する際に、スクィブ2aへの起動電流の供
給を制御する、例えば点火起動トランジスタ105およ
び機械式加速度センサ113等の影響を受けないよう
に、スクィブ2aに対して接続されている。
【0042】本第2実施例では、この際設けられる前記
端子A2を用いて、ステアリングホイール5に装着され
るエアバッグ装置1以外のエアバッグモジュールにおけ
るスクィブ2bを点火起動している。このように、構成
されているエアバッグ装置1を廃棄する際、スクィブ2
aに起動電流を供給し点火させ、インフレータ2におけ
るガス発生剤7を消費し、エアバッグ3を膨張展開させ
る方法を図4を用いて説明する。なお、助手席等に採用
されているエアバッグモジュールを廃棄する際には、エ
アバッグ装置1からエアバッグモジュールへの起動電流
の供給配線は所定以上の長さを有している。このため、
そのエアバッグモジュールの廃棄時には、その供給配線
途中にて、起動電流をスクィブ2bに供給するべく、作
業員等が用意した電源を供給配線途中に接続すればよ
い。よって、図4では、エアバッグ装置1について図示
し、助手席側等のエアバッグモジュールに付いては図示
を省略する。
【0043】図4に示すように、エアバッグ装置1の廃
棄時には、コネクタ装置12における端子A2およびB
1を使用する。この際、端子B1には、所定の電源11
0のプラス端子を接続し、端子A2にはマイナス端子を
接続する。このように接続すると、端子B1、点火起動
トランジスタ105の寄生ダイオード105aおよび、
スクィブ2aを通過し端子A2へ到達するように形成さ
れる第2の点火回路100aにて、スクィブ2aに起動
電流が供給されることとなる。この際、この第2の点火
回路100aには、スクィブ2aに起動電流を供給する
際に、供給を制御する手段が直列に接続されていないた
め、スクィブ2aが起動することとなる。
【0044】このように、エアバッグ装置1の廃棄時に
おいて、スクィブ2aへの第2の点火回路100aを形
成し、この第2の点火回路100aの両端の端子をコネ
クタ装置12に形成しておくことにより、複雑な手間を
かけず簡単に、かつ安全にスクィブ2aを点火しエアバ
ッグ装置1を廃棄することができる。また、第2の点火
回路100aを形成する際に設けた端子A2を、助手席
等におけるエアバッグモジュールへの起動電流の供給配
線と併用することにより、端子の無駄なく簡素な構成に
てエアバッグ装置1の廃棄手段を有することができる。
【0045】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、以下のように種々変形可能である。例えば、図5
および図6に示すように、コネクタ装置12に形成され
た端子B2から、ダイオード104を介して直接スクィ
ブ2a近傍の接続部λに接続される配線と、第2実施例
と同様に接続される端子A2からの配線とによって、第
2の点火回路100aを形成するようにしてもよい。前
記接続部λは、上述までの実施例と同様、第2の点火回
路100aがスクィブ2aに起動電流を供給する際に、
起動電流の供給を制御する手段を介しないように接続さ
れる。
【0046】このように、第2の点火回路100aを構
成し、エアバッグ装置1の廃棄時に、図6に示すように
各端子と所定の電源110とを接続する。すなわち、所
定の電源110のプラス端子とコネクタ装置12に形成
された端子B2とを接続し、また、所定の電源110の
マイナスの端子をコネクタ装置12の端子A2に接続す
る。このように接続することによって、第2の点火回路
100aによってスクィブ2aに起動電流が供給され、
エアバッグ装置1におけるスクィブ2aを点火すること
ができる。
【0047】このような、図5および図6に基づいて説
明した実施例においても、第2の点火回路100aを形
成するためにコネクタ装置12に構成された各端子を、
助手席等に採用されるエアバッグモジュールの起動電流
の供給源と併用することによって、効率良く端子を使用
し、無駄なスペースおよび機能を有しない構成となって
いる。
【0048】また、図3に示した回路を有するエアバッ
グ装置1では、助手席用等のエアバッグモジュールにお
けるインフレータのスクィブ2bの点火起動を制御する
ために、あらたに第2の点火起動トランジスタ106を
設けていた。しかし、ステアリングホイールに装着され
るエアバッグ装置1においてスクィブ2aの点火起動を
第1の点火起動トランジスタ105Aにて助手席用等の
エアバッグモジュールにおけるスクィブ2bの点火起動
を制御するようにしてもよい。この際には、第1の点火
回路100における第1の点火起動トランジスタのエミ
ッタ側に接続される配線をコネクタ装置12における端
子B2に接続するようにしてもよい。
【0049】また、図1に示した回路を有するエアバッ
グ装置1において、点火起動トランジスタ105に、寄
生ダイオードを有するトランジスタを採用するようにし
てもよい。この際には、第1の点火回路100における
スクィブ2aの下流の接続部βから延びる配線を削除
し、コネクタ装置12における端子B1と寄生ダイオー
ドおよび端子A2において、エアバッグ装置1の廃棄用
の第2の点火回路100aを形成するようにしてもよ
い。
【0050】また、第2実施例における第1の点火起動
トランジスタ105Aは、寄生ダイオード105aを有
するものを採用していたが、これに限らず寄生ダイオー
ドを有しないトランジスタを採用した際には、このトラ
ンジスタに並列に、且つ導通方向を逆にもつダイオード
を接続するようにしてもよい。このようにしても、上述
の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0051】また、第1実施例および第2実施例におい
ては、コネクタ装置12もしくはコネクタ装置12から
延びるフラットケーブル12bの途中に廃棄用端子を形
成するようにしていたが、これに限らず、エアバッグ装
置の廃棄に用いる端子、すなわち廃棄時に必要な電力を
供給する端子をパッド6外、ようするにエアバッグ装置
をパッド6内から取り外し不要にて、エアバッグ装置に
電力源から電気的に接続可能な位置に形成するようにし
てもよい。このようにしても、上述までの実施例と同等
の効果をえることが可能である。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
エアバッグ装置の廃棄時に、容易にインフレータを点火
起動でき、安全性を確保した廃棄作業を行うことができ
るエアバッグ装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエアバッグ装置の全体構成を表す
断面図である。
【図2】第1実施例における、おもに電子制御装置内に
おける点火起動電流の供給結線図である。
【図3】第2実施例における、おもに電子制御装置内に
おける点火起動電流の供給結線図である。
【図4】第2実施例における、エアバッグ装置の廃棄時
に実行するスクィブへの点火のための結線図図である。
【図5】第3実施例における、おもに電子制御装置内に
おける点火起動電流の供給結線図である。
【図6】第3実施例における、エアバッグ装置の廃棄時
に実行するスクィブへの点火のための結線図図である。
【符号の説明】
1 エアバッグ装置 2 インフレータ 2a スクィブ 2b スクィブ 3 エアバッグ 4 電子制御装置ECU 5 ステアリングホイール 6 パッド A1 第1の点火回路へ通電する端子 B1 第1の点火回路へ通電する端子 A2 第2の点火回路へ通電する端子 B2 第2の点火回路へ通電する端子 C2 エアバッグモジュールへ通電する端子 D2 エアバッグモジュールへ通電する端子 12 コネクタ装置 16 ステアリングシャフト 21 ハウジング本体 80 車載バッテリ電源 100 第1の点火回路 100a 第2の点火回路 104 第2の点火回路におけるダイオード 105 点火起動トランジスタ 105A 寄生ダイオードを有する第1の点火起動トラ
ンジスタ 105a 寄生ダイオード 107 衝突判定回路 110 所定電源 113 機械式加速度センサ 115 電子式加速度センサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグ、当該エアバッグにガスを供
    給するインフレータ、少なくとも1つの車載電源から起
    動電流を、起動電流の供給端子を成す第1の接続端子、
    グラウンド端子を成す第2の接続端子を介して前記イン
    フレータへ供給し作動させる第1の点火回路、および車
    両の衝突を検出し前記起動電流のインフレータへの供給
    を制御する衝突判別手段を含み、これらをステアリング
    ホイールのパッド内に一体的に装着してなるエアバッグ
    装置であって、 前記パッド外に形成された第3の接続端子と、 前記第3の接続端子と、前記第1および第2の接続端子
    のいずれか一方を介して前記インフレータへ起動電流を
    供給する第2の点火回路とを有し、 前記第2の点火回路を成す前記第1および第2の接続端
    子のいずれかは、パッド外に形成されていることを特徴
    とするエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 エアバッグ、当該エアバッグにガスを供
    給するインフレータ、少なくとも1つの車載電源から起
    動電流を、起動電流の供給端子を成す第1の接続端子、
    グラウンド端子を成す第2の接続端子を介して前記イン
    フレータへ供給し作動させる第1の点火回路、および車
    両の衝突を検出し前記起動電流のインフレータへの供給
    を制御する衝突判別手段を含み、これらをステアリング
    ホイールのパッド内に一体的に装着してなるエアバッグ
    装置であって、 前記パッド外に形成され前記インフレータへの起動電流
    の供給端子を成す第3の接続端子と、 前記パッド外に形成されグラウンド端子を成す第4の接
    続端子と、 前記第3の接続端子および第4の接続端子を介して前記
    インフレータへ起動電流を供給する第2の点火回路を有
    することを特徴とするエアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の点火回路は、該第1の点火回
    路に直列に接続され、前記衝突判定手段が車両衝突と判
    定した際に電気信号を受けて通電可能とする点火起動ト
    ランジスタを備え、 前記第1の点火回路には、該点火起動トランジスタの導
    通方向と逆方向に導通可能なダイオードが並列接続さ
    れ、 前記第2の点火回路には、第3の接続端子と、第1もし
    くは第2の接続端子のいずれかとの間に、前記点火起動
    トランジスタおよび前記インフレータの起動素子である
    スクィブが直列接続されていることを特徴とする請求項
    1に記載のエアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の点火回路は、該第1の点火回
    路に直列に接続され、前記衝突判別手段が車両衝突と判
    定した際に電気信号を受けて通電可能とする点火起動ト
    ランジスタを備え、 前記点火起動トランジスタは、該点火起動トランジスタ
    の導通方向と逆方向に導通可能な寄生ダイオードを有
    し、 前記第2の点火回路には、第3の接続端子と、第1もし
    くは第2の接続端子のいずれかとの間に、前記点火起動
    トランジスタおよび前記インフレータの起動素子である
    スクィブが直列接続されていることを特徴とする請求項
    1に記載のエアバッグ装置。
  5. 【請求項5】 前記第3の接続端子は、回動体であるス
    テアリングホイール側と固定体である車体側とを電気的
    に接続するコネクタ装置に形成されており、このコネク
    タ装置はステアリングシャフトに装着されていることを
    特徴とする請求項1もしくは請求項3もしくは請求項4
    に記載のエアバッグ装置。
  6. 【請求項6】 前記第3および第4の接続端子は、回動
    体であるステアリングホイール側と固定体である車体側
    とを電気的に接続するコネクタ装置に形成されており、
    このコネクタ装置はステアリングシャフトに装着される
    ことを特徴とする請求項2に記載のエアバッグ装置。
  7. 【請求項7】 前記第3の接続端子は、前記車載電源か
    ら助手席用エアバッグモジュールにおけるインフレータ
    へ起動電流を供給する供給端子として採用される構造を
    有することを特徴とする請求項1もしくは請求項3もし
    くは請求項4もしくは請求項5もしくは請求項6に記載
    のエアバッグ装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも前記第3および第4の接続端
    子のどちらかが、前記車載電源から助手席用エアバッグ
    モジュールにおけるインフレータへ起動電流を供給する
    供給端子として採用される構造を有することを特徴とす
    る請求項2もしくは請求項6に記載のエアバッグ装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の点火回路によって前記インフ
    レータに供給される起動電流は、前記車載電源とは独立
    した所定の電源から供給されることを特徴とする請求項
    1乃至請求項8のいずれかに記載のエアバッグ装置。
JP6217231A 1994-09-12 1994-09-12 エアバッグ装置 Withdrawn JPH0880801A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6217231A JPH0880801A (ja) 1994-09-12 1994-09-12 エアバッグ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6217231A JPH0880801A (ja) 1994-09-12 1994-09-12 エアバッグ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0880801A true JPH0880801A (ja) 1996-03-26

Family

ID=16700909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6217231A Withdrawn JPH0880801A (ja) 1994-09-12 1994-09-12 エアバッグ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0880801A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH101019A (ja) * 1996-06-17 1998-01-06 Toyota Motor Corp 乗員保護装置の強制起動装置
US6293583B1 (en) 1997-05-15 2001-09-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Apparatus for activating passive safety device
JP2011520702A (ja) * 2008-05-20 2011-07-21 オートリブ エー・エス・ピー・インク 自動車の火工的安全装置を廃棄するフェイルセーフ装置および方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH101019A (ja) * 1996-06-17 1998-01-06 Toyota Motor Corp 乗員保護装置の強制起動装置
US6293583B1 (en) 1997-05-15 2001-09-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Apparatus for activating passive safety device
JP2011520702A (ja) * 2008-05-20 2011-07-21 オートリブ エー・エス・ピー・インク 自動車の火工的安全装置を廃棄するフェイルセーフ装置および方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5158323A (en) Airbag restraint system for motor vehicle
JPH06239196A (ja) 車両用エアバッグ装置の作動制御装置
JPH05459Y2 (ja)
JP3501208B2 (ja) 乗員保護装置の起動装置
JPH0880801A (ja) エアバッグ装置
JPH07115624B2 (ja) 乗物用エアバツグ装置
GB2303431A (en) Airbag module
JP3399098B2 (ja) エアバッグ装置
EP1544570B1 (en) Squib
JP2612784B2 (ja) 自動車用乗員拘束装置
JP2512906Y2 (ja) 車用エアバッグ安全装置
JPH07112798B2 (ja) 自動車におけるエアバツグモジユ−ルの誤作動防止装置
JPH0834310A (ja) 車両用エアバッグシステム
JPH04201762A (ja) エアバッグ装置
JPH0578657U (ja) エアバックモジュールの誤作動防止装置
KR200144405Y1 (ko) 자동차의 승객보호장치
KR19980038807A (ko) 보조 ecu를 구비한 에어 백 시스템
JP2542726Y2 (ja) エアバッグ装置
JPH0826065A (ja) エアバッグ装置
JP3001872U (ja) 乗員保護装置
JP3762796B2 (ja) 車両用安全装置
KR19980016813U (ko) 자동차의 승객보호장치
JPH0930365A (ja) 一括搭載電子式エアバッグ装置及びこの装置を車両に組付ける方法
KR100210143B1 (ko) 차량용 에어백의 하이브리드구조
KR20000019658A (ko) 에어백 모듈

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011120