JPH0879399A - データ通信アダプタ - Google Patents

データ通信アダプタ

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Publication number
JPH0879399A
JPH0879399A JP6232463A JP23246394A JPH0879399A JP H0879399 A JPH0879399 A JP H0879399A JP 6232463 A JP6232463 A JP 6232463A JP 23246394 A JP23246394 A JP 23246394A JP H0879399 A JPH0879399 A JP H0879399A
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JP
Japan
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data
data communication
communication adapter
line
computer
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Application number
JP6232463A
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English (en)
Inventor
Masanori Kono
正典 河野
Minoru Tsukui
稔 津久井
Kiyoshi Toyoda
清 豊田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続するコンピュータへの負担を軽減するこ
とができるデータ通信アダプタを提供する。 【構成】 回線を接続する回線接続制御手段7と、コン
ピュータ11と接続するインタフェース4と、データを変
復調するモデム5とを備えるデータ通信アダプタにおい
て、コンピュータ間で送受信されるデータを一時蓄積す
る蓄積手段8を設け、回線からの着呼に対して、コンピ
ュータの状態に依らずに回線との接続を行ない、回線を
通じて受信したデータをこの蓄積手段に蓄積するように
構成している。データ受信の際には、データ通信アダプ
タの蓄積手段に一旦データを蓄積することにより、コン
ピュータが動作していない場合や他の処理を行なってい
る場合でも、データを受信することができる。コンピュ
ータは、都合の良いときに、インタフェースを通じて、
この蓄積手段に蓄積されたデータを高速で読み出すこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パソコンなどのホスト
コンピュータに接続して回線を通じてデータ通信やファ
クシミリ通信を行なうデータ通信アダプタに関し、特
に、ホストコンピュータの通信にかかる負担を軽減でき
るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】電話回線網を利用してパソコン同士の通
信を行なう場合には、データ端末としてのパソコンはそ
の内部に通信手順を持たないため、パソコンと電話回線
網との間に回線接続機能とディジタル信号の変調機能と
を持つデータモデムなどのデータ通信アダプタが置かれ
る。
【0003】近年、パソコンやデータモデムなどの低価
格化に伴い、パソコン通信やパソコン間のデータ通信が
広まりつつある。また、データモデムにファクシミリ通
信を接続する機能が搭載され、パソコンとファクシミリ
との間でデータ交換を行なうことも可能になっている。
【0004】このようにパソコンなどのホストコンピュ
ータと電話回線との間を繋いでデータ通信やファクシミ
リ通信を行なう従来のデータ通信アダプタは、図4に示
すように、データ通信アダプタ9の動作全体を制御する
CPU1と、制御用プログラムを蓄積するROM2と、
プログラム実行時の一時的なデータを蓄積するRAM3
と、CPU1がパソコンなどのホストコンピュータ11と
インタフェースするためのRS−232Cインタフェー
ス4と、ディジタル信号を伝送に適した形に変調または
復調するモデム5と、データ通信アダプタ9内の信号伝
送路であるバス6と、電話回線との接続を制御するNC
U7とを備えており、RS−232Cインタフェース4
には、RS−232Cケーブル10を介してホストコンピ
ュータ11が接続し、また、NCU7には、電話機15と、
電話網12を介して、通信相手のデータ通信アダプタ13
と、通信相手のホストコンピュータ14とが接続してい
る。
【0005】このデータ通信アダプタ9を含む通信シス
テムでは、図5に示す送受信シーケンスによってデータ
の送受信が行なわれる。
【0006】(1)ホストコンピュータ11は、通信相手
の電話番号をATDコマンドにより指定する。データ通
信アダプタ9は、RS−232Cインタフェース4を通
じてこのコマンドを受け取ると、回線が電話機15によっ
て使用中でないかどうかをNCU7が検出し、使用中の
ときはBUSYレスポンスをホストコンピュータ11に返
す。ホストコンピュータ11はこのとき電話機15の使用が
終るまで待つか、あるいは電話機が使用中であることを
無視する。
【0007】(2)回線が空いている場合、または使用
中の回線を強制的に奪う場合は、NCU7はオフフック
し、(3)受け取った電話番号をダイアルする。(4)
相手データ通信アダプタ13のNCU7は、着呼を検出す
ると、(5)相手ホストコンピュータ14にRINGレス
ポンスを送る。
【0008】(6)相手ホストコンピュータ14は、応答
できる状態であればATAコマンドを相手データ通信ア
ダプタ13に送り、(7)相手データ通信アダプタ13のN
CU7はオフフックする。これによりデータ通信アダプ
タ9と相手データ通信アダプタ13との間に回線が接続さ
れたことになる。相手ホストコンピュータ14が応答でき
ない状態であれば、ATAコマンドを相手データ通信ア
ダプタ13に送信しないのでNCU7はオンフックの状態
を維持し、データ通信アダプタ9との回線接続は失敗す
る。
【0009】(8)データ通信アダプタ9のNCU7
は、相手データ通信アダプタ13がオフフックしたことを
表す回線接続応答を検出する。相手通信ホストコンピュ
ータ14が応答できないか、或いは相手データ通信アダプ
タ13が既に回線に接続されているときには回線接続応答
が返ってこない。このときは、一定時間待ってBUSY
レスポンスをホストコンピュータ11に返す。
【0010】(9)相手データ通信アダプタ13のモデム
7は、オフフックすると直ちに相手に対してアンサート
ーンを送信する。一方、データ通信アダプタ9のモデム
7は、NCU7が回線接続応答を検出すると、相手デー
タ通信アダプタ13からのアンサートーンを待ち、アンサ
ートーンが来ると、これに呼応して変調したデータを送
信し、これを受信した相手データ通信アダプタ13のモデ
ム5との間でハンドシェイクが行なわれる。その結果、
データ通信が開始できる状態となる。
【0011】(10)データ通信アダプタ9は、通信相
手のホストコンピュータ14とのデータ通信が可能になっ
たことを知らせるCONNECTレスポンスをホストコ
ンピュータ11に送り、(11)同じように、相手データ
通信アダプタ13も相手ホストコンピュータ14に対してC
ONNECTレスポンスを送る。
【0012】(12)ホストコンピュータ11は必要なデ
ータをデータ通信アダプタ9に送信する。
【0013】(13)このデータはモデム5により変調
され、電話網12を通して相手データ通信アダプタ13に送
信される。このとき電話網12上でのデータ通信速度はR
S22Cケーブル10上でのデータ通信速度よりも遅い場
合が多い。
【0014】(14)相手データ通信アダプタ13の受信
したデータは相手ホストコンピュータ14に送られる。
【0015】(15)データ交換が終わると、ホストコ
ンピュータ11はデータ通信アダプタ9にATH0コマン
ドを送り、(16)これを受けたデータ通信アダプタ9
では、NCU7がオンフックし、モデム5がハンドシェ
イクができなくなったことを検出する。
【0016】(17)データ通信アダプタ9は、ホスト
コンピュータ11にNO CARRIERレスポンスを送
り通信を終了する。
【0017】(18)相手データ通信アダプタ13では、
NCU7がデータ通信アダプタ9のオンフックによる回
線断応答を検出し、同時にモデム5がハンドシェークで
きなくなったことを検出し、(19)相手データ通信ア
ダプタ13は相手ホストコンピュータ14にNO CARR
IERレスポンスを送り,(20)相手ホストコンピュ
ータ11は呼が切断されたことを知ると、ATH0コマン
ドを相手データ通信アダプタ9に送り、(21)相手デ
ータ通信アダプタ13のNCU7はオンフックする。
【0018】このような手順でデータ通信が完了する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデータ
通信アダプタは、回線を通じてデータ交換を行なう場合
に、以下の問題が存在する。 1.データを送信する際、同じ回線を他の機器が使用し
ている場合には、その使用が終了するまで待つか、また
は使用中の機器から強制的に回線を奪わなければならな
い。 2.電話網を通じてデータを交換するとき、回線上での
通信速度がRS−232Cインタフェースに比較して遅
い。また電話網の制御には時間を要するため、回線を接
続しデータを交換し回線を切断するという一連の処理に
時間がかかる。 3.データを受信する際、ホストコンピュータが動作し
ていない場合、または動作していても他の処理を行なっ
ていて受信不可能な場合には受信できない。
【0020】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、データの送受信におけるホストコンピュ
ータの負担を軽くすることができるデータ通信アダプタ
を提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、回
線を接続する回線接続制御手段と、コンピュータと接続
するインタフェースと、データを変復調するモデムとを
備えるデータ通信アダプタにおいて、コンピュータ間で
送受信されるデータを一時蓄積する蓄積手段を設け、回
線からの着呼に対して、コンピュータの状態に依らずに
回線との接続を行ない、回線を通じて受信したデータを
この蓄積手段に蓄積するように構成している。
【0022】また、蓄積手段に蓄積されたデータを、コ
ンピュータからの受信要求を待ってコンピュータに転送
するように構成している。
【0023】また、回線からの着呼に対して、コンピュ
ータの状態を確認し、コンピュータが受信可能な状態の
ときは、受信したデータをコンピュータに転送し、コン
ピュータが受信不可の状態のときは、受信したデータを
蓄積手段に蓄積するように構成している。
【0024】また、コンピュータ間で送受信されるデー
タを一時蓄積する蓄積手段を設け、コンピュータの送出
したデータを、回線接続を行なうことなく、この蓄積手
段に蓄積し、データ蓄積後に回線接続を実行して蓄積し
たデータを送出するように構成している。
【0025】また、コンピュータ間で送受信されるデー
タを一時蓄積する蓄積手段を設け、回線が使用できない
ときは、コンピュータの送出したデータを蓄積手段に蓄
積してデータ蓄積後に回線接続を実行して蓄積したデー
タを送出し、回線が使用できるときは、コンピュータの
送出したデータを直接回線に送出するように構成してい
る。
【0026】さらに、この蓄積手段が着脱可能であるよ
うに構成している。
【0027】
【作用】そのため、データ受信の際には、データ通信ア
ダプタの蓄積手段に一旦データを蓄積することにより、
コンピュータが動作していない場合や他の処理を行なっ
ている場合でも、データを受信することができる。コン
ピュータは、都合の良いときに、インタフェースを通じ
て、蓄積手段に蓄積されたデータを高速で読み出すこと
ができる。
【0028】データを送信する際には、コンピュータの
送出したデータを高速でデータ通信アダプタの蓄積手段
に書き込み、その後、相手に対しコンピュータに関係な
く回線を通じて送信する。従って、回線が他の機器に使
用されているときでも、コンピュータはデータをデータ
通信アダプタに渡すことができる。
【0029】また、回線が使用中であるときには、蓄積
手段を利用し、使用中でないときには、コンピュータの
送出したデータを直接回線から送信することもできる。
【0030】また、この蓄積手段を着脱可能とすること
により、蓄積されたデータを他のコンピュータなど情報
処理機器へ持っていくことができ、これら機器間での情
報交換が容易にできる。
【0031】
【実施例】本発明の実施例におけるデータ通信アダプタ
は、図1に示すように、送受信データと宛先アドレスと
を蓄積するためのメモリカード8を備えている。このメ
モリカード8は、データ通信アダプタ9からの着脱が可
能である。その他の構成は、ハード的には従来の装置
(図4)と変わりがない。
【0032】このデータ通信アダプタ9を含む通信シス
テムでは、図2に示す送受信シーケンスによってデータ
の送受信が行なわれる。
【0033】[1]ホストコンピュータ11は、通信相手
の電話番号をATDコマンドにより指定する。
【0034】[2]データ通信アダプタ9は、RS−2
32Cインタフェース4を通じてこのコマンドを受け取
ると、この宛先電話番号をメモリカード8に蓄積し、C
ONNECTレスポンスをホストコンピュータ11に返
す。なお、このときNCU7が既に着呼し、モデム5で
変換された受信データがメモリカード8に蓄積されてい
る場合には、このデータ通信アダプタ9が、回線からの
データの受信とホストコンピュータ11からのデータ受信
とを同時に受け入れることができるだけの処理能力を持
っていればCONNECTレスポンスを返すが、持って
いないときはBUSYレスポンスを返し、回線からの受
信が完了するまでホストコンピュータ11を待たせること
が必要になる。
【0035】[3]ホストコンピュータ11は、CONN
ECTレスポンスを受け取るとデータをデータ通信アダ
プタ9に送信する。このとき、データは電話網12を通ら
ないので、データはRS−232Cの速度で転送ができ
る。このデータを受け取ったデータ通信アダプタ9で
は、CPU1が、このデータをメモリカード8に蓄積
し、先の宛先電話番号とともに管理する。
【0036】[4]ホストコンピュータ11は、データの
送信が完了すると、ATH0コマンドをデータ通信アダ
プタに送る。
【0037】[5]ATH0コマンドを受け取ったデー
タ通信アダプタは、データのメモリカード8への蓄積が
完了した後、NO CARRIERレスポンスを返す。
これでホストコンピュータ11からデータ通信アダプタ9
へのデータ受け渡しが完了したことになる。
【0038】次に、データ通信アダプタ9は、CPU1
の制御のもとに独自に相手データ通信アダプタ13との通
信を開始する。
【0039】[6]まず、NCU7がオフフックし、
[7]メモリカード8に蓄積した宛先電話番号にダイア
ルする。
【0040】[8]相手データ通信アダプタ13では、N
CU7が着呼を検出し、[9]オフフックする。
【0041】[10]データ通信アダプタ9のNCU7
は、相手データ通信アダプタ13がオフフックしたことを
表す回線接続応答を検出する。相手データ通信アダプタ
13が既に回線に接続されているときは回線接続応答が返
ってこないので、一旦回線を切り一定時間待って再度ダ
イヤルすることになる。
【0042】[11]相手データ通信アダプタ13のモデ
ム7は、オフフックすると直ちに相手に対してアンサー
トーンを送信する。一方、データ通信アダプタ9のモデ
ム7は、NCU7が回線接続応答を検出すると、相手デ
ータ通信アダプタ13からのアンサートーンを待ち、アン
サートーンが来ると、これに呼応して変調したデータを
送信し、これを受信した相手データ通信アダプタ13のモ
デム5との間でハンドシェイクが行なわれる。その結
果、データ通信が開始できる状態となる。
【0043】[12]データ通信アダプタ9のCPU1
は、メモリカード8に蓄積されたデータをモデム5に転
送する。データはモデム5により変調され、電話網12を
通して相手データ通信アダプタ13に送信される。相手デ
ータ通信アダプタ13では、受信データをモデム5で復調
した後、メモリカード8に蓄積する。
【0044】[13]データ交換が終わると、データ通
信アダプタ9のNCU7はオンフックし、データ送信を
終了する。
【0045】[14]相手データ通信アダプタ13のNC
U7は、相手側のオンフックにより、回線断応答を検出
すると、[15]オンフックしてデータ受信を終了す
る。
【0046】相手ホストコンピュータ14は、データ通信
アダプタ9に一定時間ごとに問い合わせを行なうことに
よって、相手データ通信アダプタ13にデータが入ったこ
と、及びそのデータの蓄積されたメモリカード8に割り
つけられている仮想の宛先電話番号とを知ることができ
る。また、これは、データ受信後の相手データ通信アダ
プタ13が、相手ホストコンピューター14の応答があるま
で一定時間ごとに通知することによって、それらを知ら
せるように構成してもよい。
【0047】[16]これらの知らせを受けた相手ホス
トコンピュータ14は、相手データ通信アダプタ13に仮想
の宛先電話番号をATDコマンドで指示する。
【0048】[17]相手データ通信アダプタ13のCP
U1は、この仮想宛先電話番号が正しければCONNE
CTレスポンスを返し、[18]続いてメモリカード8
に蓄積されているデータを相手ホストコンピュータ14に
送信する。このときデータはRS−232Cの速度で転
送することができる。
【0049】[19]データの受信が完了すると相手ホ
ストコンピュータ14は相手データ通信アダプタ13にAT
H0コマンドを送信してデータの受信が完了したことを
知らせ、[20]外部データ通信アダプタ13はNO C
ARRIERレスポンスを返し、相手ホストコンピュー
タ14へのデータ受信が終了する。
【0050】また、送信側の手順については、ホストコ
ンピュータ11からATDを受信したデータ通信アダプタ
9が、他の通信機器(電話機15)によって回線が使用さ
れているかどうかを判断し、使用中であれば、回線接続
を行なうことなく、図2の通信手順を実行してホストコ
ンピュータ11から送られた宛先アドレスとデータとをメ
モリカード8に蓄積し、一方、使用中でなければ、回線
を接続して、従来の図5の通信手順により、ホストコン
ピュータ11からのデータを相手データ通信アダプタ13に
直接送るように設定することもできる。
【0051】また、受信側の手順についても、データを
受信したデータ通信アダプタ(相手データ通信アダプタ
13)が、ホストコンピュータ(相手ホストコンピュータ
14)の状態を確認し、受け入れ可能なときには、受信デ
ータを直接ホストコンピュータに転送し、受け入れ不可
のときには、メモリカード8への蓄積を行なうように設
定することができる。
【0052】この場合、その手順は図3のフローチャー
トに従って進められる。
【0053】ステップ1:データ通信アダプタ13への着
呼があると、 ステップ2:データ通信アダプタ13は、回線より送られ
てくる呼出し音を検出して、 ステップ3:ホストコンピュータ14にRINGを送出
し、 ステップ4:RING送出と同時にタイマーをスタート
させる。
【0054】ステップ5:ホストコンピュータ14は、既
に立ち上がっており、データ入力待ち状態の場合には、
RINGに対してATAをデータ通信アダプタ13に送
る。データ通信アダプタ13は、このATAを検出する
と、 ステップ6:タイマーを止め、 ステップ7:着呼に応答すべくオフフックする。
【0055】ステップ8:以後は図5の通信手順を実行
し、受信データをホストコンピュータ14に直接転送す
る。
【0056】また、ステップ5において、ホストコンピ
ュータ14が立ち上がっておらず、データを受け付ける状
態でない場合には、ホストコンピュータ14からATAが
出力されない。
【0057】ステップ9:データ通信アダプタ13は、A
TAが来ないままタイマーがタイムアウトするかどうか
を検出し、 ステップ10:タイムアウトしたときは、タイマーを止
め着呼に対し応答すべくオフフックする。
【0058】ステップ11:以後、図2の通信手順に従
って受信データをデータ通信アダプタ13内のメモリカー
ド8に蓄積する。
【0059】ステップ12:最後に、いずれの場合もデ
ータの受信が完了するとオンフックして通信を終了させ
る。
【0060】このように実施例のデータ通信アダプタ
は、メモリカード8を具備し、データ送信側では、ホス
トコンピュータ11が宛先電話番号を指定してデータを送
信したときに、その宛先電話番号とデータとがこのメモ
リカード8に蓄積される。また受信側では、ホストコン
ピュータ14が、CPU1の割り付けたメモリカード8の
仮想宛先電話番号を指定してデータの送出を求めたとき
に、この仮想宛先電話番号に対応するメモリカード8に
蓄積された受信データがホストコンピュータ14に送られ
る。従って、データ通信アダプタのメモリカード8は、
ホストコンピュータからは回線の宛先を持った装置のよ
うに見える。
【0061】ホストコンピュータ11の送出したデータを
データ通信アダプタ9のメモリカード8に一旦蓄積する
場合には、このデータを蓄積せずに回線を通じて直接送
信する場合に比べて、ホストコンピュータ11からデータ
通信アダプタ9へのデータの受け渡し速度を高速化する
ことができる。
【0062】また、データを受信する際には、ホストコ
ンピュータ14が受信できる状態にない場合でも、データ
をデータ通信アダプタ13のメモリカード8に蓄積して受
信することができ、ホストコンピュータ14は、この受信
後に、ホストコンピュータ14自体の都合に合わせてメモ
リカード8からデータを受け取ることができる。このと
きには、回線を通じて受信したデータを直接受け取る場
合に比して、より高速での受け取りが可能になる。
【0063】また、このメモリカードは着脱可能である
ため、蓄積されたデータを他のコンピュータなどへ持っ
て行くことができデータの利用範囲が広がる。
【0064】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明のデータ通信アダプタは、データの送信に際
して、回線の使用状況や相手側の受信態勢に関わらず、
ホストコンピュータの送出したデータを受け入れること
ができる。従って、ホストコンピュータは、時期的な制
約を受けずに、データを送出することができ、また、こ
のデータ送出は、高速で行なうことができるため、短時
間でその送出作業を終えることができる。
【0065】また、データの受信に際して、本発明のデ
ータ通信アダプタは、ホストコンピュータの状況に関わ
らず、受信データを受け入れることができ、ホストコン
ピュータは、このデータ通信アダプタから都合のよいと
きに、高速でデータを受け取ることができる。
【0066】また、データを蓄積するメモリカードは、
着脱可能であるため、蓄積したデータを他の情報装置で
利用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるデータ通信アダプタと
それを含む通信システムの構成を示すブロック図、
【図2】実施例のデータ通信アダプタの動作を示すシー
ケンス図、
【図3】実施例のデータ通信アダプタの受信動作手順を
示すフローチャート、
【図4】従来のデータ通信アダプタとそれを含むシステ
ムの構成を示すブロック図、
【図5】従来のデータ通信アダプタの動作を示すシーケ
ンス図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 RS−232Cインタフェース 5 モデム 6 バス 7 NCU 8 メモリカード 9 データ通信アダプタ 10 RS−232Cケーブル 11 ホストコンピュータ 12 電話網 13 相手データ通信アダプタ 14 相手ホストコンピュータ 15 電話機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線を接続する回線接続制御手段と、コ
    ンピュータと接続するインタフェースと、データを変復
    調するモデムとを備えるデータ通信アダプタにおいて、 コンピュータ間で送受信されるデータを一時蓄積する蓄
    積手段を設け、回線からの着呼に対して、前記コンピュ
    ータの状態に依らずに回線との接続を行ない、回線を通
    じて受信した前記データを前記蓄積手段に蓄積すること
    を特徴とするデータ通信アダプタ。
  2. 【請求項2】 前記蓄積手段に蓄積されたデータを、前
    記コンピュータからの受信要求を待って前記コンピュー
    タに転送することを特徴とする請求項1に記載のデータ
    通信アダプタ。
  3. 【請求項3】 前記回線からの着呼に対して、前記コン
    ピュータの状態を確認し、前記コンピュータが受信可能
    な状態のときは、受信した前記データをコンピュータに
    転送し、前記コンピュータが受信不可の状態のときは、
    受信した前記データを前記蓄積手段に蓄積することを特
    徴とする請求項1または2に記載のデータ通信アダプ
    タ。
  4. 【請求項4】 回線を接続する回線接続制御手段と、コ
    ンピュータと接続するインタフェースと、データを変復
    調するモデムとを備えるデータ通信アダプタにおいて、 コンピュータ間で送受信されるデータを一時蓄積する蓄
    積手段を設け、前記コンピュータの送出したデータを、
    回線接続を行なうことなく前記蓄積手段に蓄積し、デー
    タ蓄積後に回線接続を実行して蓄積した前記データを送
    出することを特徴とするデータ通信アダプタ。
  5. 【請求項5】 回線を接続する回線接続制御手段と、コ
    ンピュータと接続するインタフェースと、データを変復
    調するモデムとを備えるデータ通信アダプタにおいて、 コンピュータ間で送受信されるデータを一時蓄積する蓄
    積手段を設け、回線が使用できないときは、前記コンピ
    ュータの送出したデータを前記蓄積手段に蓄積し、デー
    タ蓄積後に回線接続を実行して蓄積した前記データを送
    出し、前記回線が使用できるときは、前記コンピュータ
    の送出したデータを直接回線に送出することを特徴とす
    るデータ通信アダプタ。
  6. 【請求項6】 前記蓄積手段が着脱可能であることを特
    徴とする請求項1乃至5に記載のデータ通信アダプタ。
JP6232463A 1994-09-02 1994-09-02 データ通信アダプタ Pending JPH0879399A (ja)

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JP6232463A JPH0879399A (ja) 1994-09-02 1994-09-02 データ通信アダプタ

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JP6232463A JPH0879399A (ja) 1994-09-02 1994-09-02 データ通信アダプタ

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JP6232463A Pending JPH0879399A (ja) 1994-09-02 1994-09-02 データ通信アダプタ

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