JPH0877873A - スライドスイッチ - Google Patents
スライドスイッチInfo
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- JPH0877873A JPH0877873A JP21131894A JP21131894A JPH0877873A JP H0877873 A JPH0877873 A JP H0877873A JP 21131894 A JP21131894 A JP 21131894A JP 21131894 A JP21131894 A JP 21131894A JP H0877873 A JPH0877873 A JP H0877873A
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- Japan
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- contact
- slide
- contacts
- parts
- switch
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 スイッチ操作時の節度感が得られると共に、
部品点数の削減を図ることができるスライドスイッチを
提供する。 【構成】 ハウジング35は、接点を有する固定ターミ
ナル36,37が一体成形されており、上面にはコンタ
クト34を嵌入する格納凹部49と、スライド部材33
を案内するガイド溝部50が設けられている。また、コ
ンタクト34は薄肉の弾性材料からなり、中央部分に凹
部48と、周縁部分に外周部47が形成されている。更
に、スライド部材33は、その下面にハウジング35の
ガイド溝部50に嵌入されると共に、コンタクト34の
外周部47を押さえるリブ状の支持部46と、コンタク
ト34の上面に当接して弾性変形させる突起状の押し部
45が設けられている。そして、操作ノブ31の操作に
よってスライド部材33が摺動すると、その下面の押し
部45がコンタクト34を押圧して弾性変形させ、その
凹部48を第2固定ターミナル36に当接させる。
部品点数の削減を図ることができるスライドスイッチを
提供する。 【構成】 ハウジング35は、接点を有する固定ターミ
ナル36,37が一体成形されており、上面にはコンタ
クト34を嵌入する格納凹部49と、スライド部材33
を案内するガイド溝部50が設けられている。また、コ
ンタクト34は薄肉の弾性材料からなり、中央部分に凹
部48と、周縁部分に外周部47が形成されている。更
に、スライド部材33は、その下面にハウジング35の
ガイド溝部50に嵌入されると共に、コンタクト34の
外周部47を押さえるリブ状の支持部46と、コンタク
ト34の上面に当接して弾性変形させる突起状の押し部
45が設けられている。そして、操作ノブ31の操作に
よってスライド部材33が摺動すると、その下面の押し
部45がコンタクト34を押圧して弾性変形させ、その
凹部48を第2固定ターミナル36に当接させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スライドスイッチに関
し、詳しくは部品点数が少なく且つ簡単な構成で節度感
を得ることが可能なスライドスイッチに関する。
し、詳しくは部品点数が少なく且つ簡単な構成で節度感
を得ることが可能なスライドスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車等のパーキングスイッチに
は、操作ノブを摺動操作することでパーキングランプの
オン/オフを行うスライドスイッチが使用されている。
従来のスライドスイッチの一例として、図9及び図10
に示すようなスライドスイッチ10が、実開平3−86
529号公報等で提案されている。このスライドスイッ
チ10は、スイッチケース11のインシュレータ13に
一対の固定接点16が設けられ、スイッチケース11内
に摺動操作により往復移動可能なコンタクトホルダ18
が収納されている。このコンタクトホルダ18の下側に
は開口19が設けられ、ここに接点部21a,21bと
腕部22を備えた可動接点21が係止されている。ま
た、可動接点21の略中央がバネ部材23で固定接点1
6側に付勢されている。
は、操作ノブを摺動操作することでパーキングランプの
オン/オフを行うスライドスイッチが使用されている。
従来のスライドスイッチの一例として、図9及び図10
に示すようなスライドスイッチ10が、実開平3−86
529号公報等で提案されている。このスライドスイッ
チ10は、スイッチケース11のインシュレータ13に
一対の固定接点16が設けられ、スイッチケース11内
に摺動操作により往復移動可能なコンタクトホルダ18
が収納されている。このコンタクトホルダ18の下側に
は開口19が設けられ、ここに接点部21a,21bと
腕部22を備えた可動接点21が係止されている。ま
た、可動接点21の略中央がバネ部材23で固定接点1
6側に付勢されている。
【0003】このスライドスイッチ10においては、コ
ンタクトホルダ18がインシュレータ13上を摺動する
のに伴って、可動接点21の腕部22がコンタクトホル
ダ18で押されると共に、可動接点21の接点部21
a,21bが両方の固定接点16に当接する。これによ
って、両方の固定接点16が電気的に接続されることに
なる。しかし、上記スライドスイッチ10の構成では、
コンタクトホルダ18を操作したときに可動接点21が
平面上を摺動して固定接点16に当接するだけなので操
作者が節度感を感じることができない。したがって、誤
って別の位置に操作し易いという問題がある。
ンタクトホルダ18がインシュレータ13上を摺動する
のに伴って、可動接点21の腕部22がコンタクトホル
ダ18で押されると共に、可動接点21の接点部21
a,21bが両方の固定接点16に当接する。これによ
って、両方の固定接点16が電気的に接続されることに
なる。しかし、上記スライドスイッチ10の構成では、
コンタクトホルダ18を操作したときに可動接点21が
平面上を摺動して固定接点16に当接するだけなので操
作者が節度感を感じることができない。したがって、誤
って別の位置に操作し易いという問題がある。
【0004】また、上記節度感を得ることができるスラ
イドスイッチ20が、実公平2−15224号公報等で
提案されている。図8に示すようにこのスライドスイッ
チ20は、スイッチケース23の下側に極盤25が設け
られると共に、内部に可動盤24が収納されている。こ
の可動盤24の穴24dにはスプリング27aが挿入さ
れ、スプリング27aの下側にスチールボール26が配
置されている。このスチールボール26は、可動盤24
の操作位置に応じて極盤25に設けられた3つの節度溝
25a,25b,25cの何れかに配置されている。ま
た、可動盤24には可動接点28が設けられており、ス
プリング27bによって極盤25側に付勢されている。
更に、可動盤24の上面側には段部24bが設けられて
いる。
イドスイッチ20が、実公平2−15224号公報等で
提案されている。図8に示すようにこのスライドスイッ
チ20は、スイッチケース23の下側に極盤25が設け
られると共に、内部に可動盤24が収納されている。こ
の可動盤24の穴24dにはスプリング27aが挿入さ
れ、スプリング27aの下側にスチールボール26が配
置されている。このスチールボール26は、可動盤24
の操作位置に応じて極盤25に設けられた3つの節度溝
25a,25b,25cの何れかに配置されている。ま
た、可動盤24には可動接点28が設けられており、ス
プリング27bによって極盤25側に付勢されている。
更に、可動盤24の上面側には段部24bが設けられて
いる。
【0005】このスライドスイッチ20においては、可
動盤24を図中右側に移動させる場合は、可動盤24を
そのまま右側に摺動させると、スチールボール26が節
度溝25bから節度溝25aに移動するとき節度感を得
ることができる。また、左側に移動させる場合は、可動
盤24を押し下げた状態で左側に摺動させるようになっ
ており、節度溝25bから節度溝25cに移動するとき
節度感を得ることができる。しかも、操作方向によって
操作手順が異なるため、誤操作を防止することができ
る。しかし、スチールボール26やスプリング27a等
が必要になるので部品点数が増大し、コストアップにつ
ながるという問題がある。
動盤24を図中右側に移動させる場合は、可動盤24を
そのまま右側に摺動させると、スチールボール26が節
度溝25bから節度溝25aに移動するとき節度感を得
ることができる。また、左側に移動させる場合は、可動
盤24を押し下げた状態で左側に摺動させるようになっ
ており、節度溝25bから節度溝25cに移動するとき
節度感を得ることができる。しかも、操作方向によって
操作手順が異なるため、誤操作を防止することができ
る。しかし、スチールボール26やスプリング27a等
が必要になるので部品点数が増大し、コストアップにつ
ながるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように上記ス
ライドスイッチ10においては、コンタクトホルダ18
を操作したときに可動接点21が平面上をスライドして
固定接点16に当接するだけなので節度感がないため、
誤操作し易いという問題がある。また、上記スライドス
イッチ20においては、可動盤24の操作によってスチ
ールボール26が節度溝25a〜25cを移動するとき
に節度感を得られるものの、スチールボール26やスプ
リング27a等が必要であり、部品点数が増大してコス
トアップにつながるという問題がある。
ライドスイッチ10においては、コンタクトホルダ18
を操作したときに可動接点21が平面上をスライドして
固定接点16に当接するだけなので節度感がないため、
誤操作し易いという問題がある。また、上記スライドス
イッチ20においては、可動盤24の操作によってスチ
ールボール26が節度溝25a〜25cを移動するとき
に節度感を得られるものの、スチールボール26やスプ
リング27a等が必要であり、部品点数が増大してコス
トアップにつながるという問題がある。
【0007】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、スイッチ操作時の節度感が得られると共
に、部品点数の削減を図ることができるスライドスイッ
チを提供するものである。
たものであり、スイッチ操作時の節度感が得られると共
に、部品点数の削減を図ることができるスライドスイッ
チを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、少
なくとも一対の接点を有する固定ターミナルと、固定タ
ーミナルが固定されたハウジングと、一対の接点を接続
するための接続部材と、接続部材を接点に当接させるた
めに操作ノブによって摺動するスライド部材と、スライ
ド部材を収容し、操作ノブ用の開口部を有するスイッチ
ケースから構成されるスライドスイッチにおいて、接続
部材が固定部と弾性変形部が設けられ、固定部が一方の
接点に当接させて配置され、弾性変形部が他方の接点に
当接可能な位置に離間させて配置され、スライド部材の
摺動によって弾性変形部が変形して他方の接点に当接す
るようにしたことを特徴とするスライドスイッチによっ
て達成することができる。
なくとも一対の接点を有する固定ターミナルと、固定タ
ーミナルが固定されたハウジングと、一対の接点を接続
するための接続部材と、接続部材を接点に当接させるた
めに操作ノブによって摺動するスライド部材と、スライ
ド部材を収容し、操作ノブ用の開口部を有するスイッチ
ケースから構成されるスライドスイッチにおいて、接続
部材が固定部と弾性変形部が設けられ、固定部が一方の
接点に当接させて配置され、弾性変形部が他方の接点に
当接可能な位置に離間させて配置され、スライド部材の
摺動によって弾性変形部が変形して他方の接点に当接す
るようにしたことを特徴とするスライドスイッチによっ
て達成することができる。
【0009】また、本発明の上記目的は、少なくとも一
対の接点を有する固定ターミナルと、固定ターミナルが
固定されたハウジングと、一対の接点を接続するための
接続部材と、接続部材を接点に当接させるために操作ノ
ブによって摺動するスライド部材と、スライド部材を収
容し、操作ノブ用の開口部を有するスイッチケースから
構成されるスライドスイッチにおいて、接続部材がドー
ム状に形成された弾性部材であり、一方の接点が接続部
材の外周側に当接して配置され、他方の接点が接続部材
の中央に離間して配置され、スライド部材の摺動によっ
て接続部材の中央が弾性変形して他方の接点に当接する
ようにしたことを特徴とするスライドスイッチによって
達成することができる。
対の接点を有する固定ターミナルと、固定ターミナルが
固定されたハウジングと、一対の接点を接続するための
接続部材と、接続部材を接点に当接させるために操作ノ
ブによって摺動するスライド部材と、スライド部材を収
容し、操作ノブ用の開口部を有するスイッチケースから
構成されるスライドスイッチにおいて、接続部材がドー
ム状に形成された弾性部材であり、一方の接点が接続部
材の外周側に当接して配置され、他方の接点が接続部材
の中央に離間して配置され、スライド部材の摺動によっ
て接続部材の中央が弾性変形して他方の接点に当接する
ようにしたことを特徴とするスライドスイッチによって
達成することができる。
【0010】また上記目的は、スライド部材が突起状の
押し部を下面に備えていることにより達成できる。
押し部を下面に備えていることにより達成できる。
【0011】また上記目的は、接続部材がスライド部材
の押し部を嵌入する凹部を中央部分に備えていることに
より達成できる。
の押し部を嵌入する凹部を中央部分に備えていることに
より達成できる。
【0012】
【作用】本発明に係わるスライドスイッチにおいては、
接続部材が固定部と弾性変形部が設けられ、固定部が一
方の接点に当接させて配置され、弾性変形部が他方の接
点に当接可能な位置に離間させて配置され、スライド部
材の摺動によって弾性変形部が変形して他方の接点に当
接するようにした。これにより、接続部材の固定部がス
ライド部材によって押圧支持された状態で、スライド部
材が摺動することで接続部材の弾性変形部が、スライド
部材によって押圧されて弾性変形する。そして、この変
形部分が他方の接点に当接することで接点相互の電気的
な接続が行われると共に、接続部材の中央部分が弾性変
形することにより良好な節度感を得ることができる。
接続部材が固定部と弾性変形部が設けられ、固定部が一
方の接点に当接させて配置され、弾性変形部が他方の接
点に当接可能な位置に離間させて配置され、スライド部
材の摺動によって弾性変形部が変形して他方の接点に当
接するようにした。これにより、接続部材の固定部がス
ライド部材によって押圧支持された状態で、スライド部
材が摺動することで接続部材の弾性変形部が、スライド
部材によって押圧されて弾性変形する。そして、この変
形部分が他方の接点に当接することで接点相互の電気的
な接続が行われると共に、接続部材の中央部分が弾性変
形することにより良好な節度感を得ることができる。
【0013】また本発明に係わるスライドスイッチにお
いては、接続部材がドーム状に形成された弾性部材であ
り、一方の接点が接続部材の外周側に当接して配置さ
れ、他方の接点が接続部材の中央に離間して配置され、
スライド部材の摺動によって接続部材の中央が弾性変形
して他方の接点に当接するようにした。これにより、接
続部材の外周部分がスライド部材に押圧支持された状態
でスライド部材が摺動することで接続部材の中央部分
が、スライド部材によって押圧されて弾性変形する。そ
して、この変形部分が他方の接点に当接することで接点
相互の電気的な接続が行われると共に、接続部材の中央
部分が弾性変形することにより良好な節度感を得ること
ができる。
いては、接続部材がドーム状に形成された弾性部材であ
り、一方の接点が接続部材の外周側に当接して配置さ
れ、他方の接点が接続部材の中央に離間して配置され、
スライド部材の摺動によって接続部材の中央が弾性変形
して他方の接点に当接するようにした。これにより、接
続部材の外周部分がスライド部材に押圧支持された状態
でスライド部材が摺動することで接続部材の中央部分
が、スライド部材によって押圧されて弾性変形する。そ
して、この変形部分が他方の接点に当接することで接点
相互の電気的な接続が行われると共に、接続部材の中央
部分が弾性変形することにより良好な節度感を得ること
ができる。
【0014】
【実施例】本発明のスライドスイッチの一実施例を図1
乃至図8に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一
実施例を示すスライドスイッチの分解斜視図、図2は接
続部材の断面図、図3は第1固定ターミナルの斜視図、
図4は第2固定ターミナルの斜視図、図5は図1におけ
るスライドスイッチの組み立て状態を示す断面図、図6
は図5におけるA−A断面図、図7は図5における操作
状態を示す断面図、図8は図7におけるB−B断面図で
ある。
乃至図8に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一
実施例を示すスライドスイッチの分解斜視図、図2は接
続部材の断面図、図3は第1固定ターミナルの斜視図、
図4は第2固定ターミナルの斜視図、図5は図1におけ
るスライドスイッチの組み立て状態を示す断面図、図6
は図5におけるA−A断面図、図7は図5における操作
状態を示す断面図、図8は図7におけるB−B断面図で
ある。
【0015】図1に示すように本実施例のスライドスイ
ッチ30は、操作ノブ31と、スイッチケース32と、
スライド部材33と、接続部材であるドーム形コンタク
ト34と、固定ターミナル36,37を備えたハウジン
グ35とから構成されている。即ち、このスライドスイ
ッチ30は一対の接点36,37を2組備えており、オ
フモードの他に2つのモードを切換えることができる。
ッチ30は、操作ノブ31と、スイッチケース32と、
スライド部材33と、接続部材であるドーム形コンタク
ト34と、固定ターミナル36,37を備えたハウジン
グ35とから構成されている。即ち、このスライドスイ
ッチ30は一対の接点36,37を2組備えており、オ
フモードの他に2つのモードを切換えることができる。
【0016】操作ノブ31は、スライド部材33を摺動
操作するために操作者が直接接触するものであり、例え
ば樹脂材等で成形されている。このスライド部材33の
下部には、金属製の挿入部38が一体成形されている。
スイッチケース32は、底面が開放された箱状に成形さ
れており、上板部39には矩形の開口部40が設けられ
ている。また、スイッチケース32の長辺側の側壁42
aの下側には複数の係止孔41が設けられ、短辺側の側
壁42bには例えばキャビネット(図示せず)等に装着
するときの抜け止め用のロックアーム43が設けられて
いる。
操作するために操作者が直接接触するものであり、例え
ば樹脂材等で成形されている。このスライド部材33の
下部には、金属製の挿入部38が一体成形されている。
スイッチケース32は、底面が開放された箱状に成形さ
れており、上板部39には矩形の開口部40が設けられ
ている。また、スイッチケース32の長辺側の側壁42
aの下側には複数の係止孔41が設けられ、短辺側の側
壁42bには例えばキャビネット(図示せず)等に装着
するときの抜け止め用のロックアーム43が設けられて
いる。
【0017】スライド部材33は、コンタクト34を弾
性変形させて接点36に当接させることにより相互の接
点36,37を電気的に接続するためのもので、上部側
には操作ノブ31の挿入部38を嵌入する穴部44が設
けられている。また、スライド部材33の下部側にはコ
ンタクト34を部分的に押圧する突起状の押し部45が
設けられ、その両側にはコンタクト34の外周部を押さ
えるリブ状の支持部46が設けられている。
性変形させて接点36に当接させることにより相互の接
点36,37を電気的に接続するためのもので、上部側
には操作ノブ31の挿入部38を嵌入する穴部44が設
けられている。また、スライド部材33の下部側にはコ
ンタクト34を部分的に押圧する突起状の押し部45が
設けられ、その両側にはコンタクト34の外周部を押さ
えるリブ状の支持部46が設けられている。
【0018】図2に示すようにコンタクト34は、弾性
作用を有する導電材料からなり、ドーム状に成形され
た、所謂、皿バネである。そして、膨らんだ中央部分が
押圧力により下側に弾性変形可能なように薄肉に構成さ
れており、外周部47は略平板状に構成されている。ま
た、コンタクト34の中央部分にはスライド部材33の
押し部45を嵌入可能な大きさの凹部48が設けられて
いる。
作用を有する導電材料からなり、ドーム状に成形され
た、所謂、皿バネである。そして、膨らんだ中央部分が
押圧力により下側に弾性変形可能なように薄肉に構成さ
れており、外周部47は略平板状に構成されている。ま
た、コンタクト34の中央部分にはスライド部材33の
押し部45を嵌入可能な大きさの凹部48が設けられて
いる。
【0019】ハウジング35は、絶縁材料で成形されて
おり、第1固定ターミナル37と2個の第2固定ターミ
ナル36とが一体成形されている。図3に示すようにこ
の第1固定ターミナル37は、コンタクト34の外周部
47が当接する一対のリング接触面37A,37Bが、
連結部37Cによって一体化されている。また、図4に
示すように2個の第2固定ターミナル36は、コンタク
ト34の凹部48が当接し、各々リング接触面37A,
37Bの中心位置に配置される接点36A,36Bが形
成されている。
おり、第1固定ターミナル37と2個の第2固定ターミ
ナル36とが一体成形されている。図3に示すようにこ
の第1固定ターミナル37は、コンタクト34の外周部
47が当接する一対のリング接触面37A,37Bが、
連結部37Cによって一体化されている。また、図4に
示すように2個の第2固定ターミナル36は、コンタク
ト34の凹部48が当接し、各々リング接触面37A,
37Bの中心位置に配置される接点36A,36Bが形
成されている。
【0020】このハウジング35の上面には、第1固定
ターミナル37の外周に沿ってコンタクト34を装着す
るための格納凹部49が設けられている。また、この格
納凹部49に隣接して第1固定ターミナル37の対向し
た両側にはスライド部材33の支持部46を摺動自在な
状態で嵌入するための一対のガイド溝部50が設けられ
ている。更に、このハウジング35の下側には電気回路
(図示せず)を形成するための端子金具を装着するため
のコネクタ部51と、スイッチケース32の係止孔41
に係止するための係止突起52が設けられている。
ターミナル37の外周に沿ってコンタクト34を装着す
るための格納凹部49が設けられている。また、この格
納凹部49に隣接して第1固定ターミナル37の対向し
た両側にはスライド部材33の支持部46を摺動自在な
状態で嵌入するための一対のガイド溝部50が設けられ
ている。更に、このハウジング35の下側には電気回路
(図示せず)を形成するための端子金具を装着するため
のコネクタ部51と、スイッチケース32の係止孔41
に係止するための係止突起52が設けられている。
【0021】このスライドスイッチ30を組み立てる場
合は、図1および図5に示すように先ずハウジング35
の格納凹部49に2個のコンタクト34を嵌入する。こ
のとき、コンタクト34の外周部47が第1固定ターミ
ナル37に当接する。次に、コンタクト34の上にスラ
イド部材33を載置する。このとき、図6に示すように
スライド部材33の支持部46がハウジング35のガイ
ド溝部50内に嵌入される。このガイド溝部50にはコ
ンタクト34の外周部47が張り出しており、この外周
部47が支持部46によって押さえられる。
合は、図1および図5に示すように先ずハウジング35
の格納凹部49に2個のコンタクト34を嵌入する。こ
のとき、コンタクト34の外周部47が第1固定ターミ
ナル37に当接する。次に、コンタクト34の上にスラ
イド部材33を載置する。このとき、図6に示すように
スライド部材33の支持部46がハウジング35のガイ
ド溝部50内に嵌入される。このガイド溝部50にはコ
ンタクト34の外周部47が張り出しており、この外周
部47が支持部46によって押さえられる。
【0022】次に、スライド部材33の上からスイッチ
ケース32が被せられてハウジング35の係止突起52
がスイッチケース32の係止孔41に係合される。これ
により、スイッチケース32とハウジング35が一体化
され、スライド部材33がスイッチケース32とハウジ
ング35の間にスライド自在に収納される。最後に、ス
ライド部材33の穴部44に操作ノブ31の挿入部38
を挿入して操作ノブ31が取付けられてスライドスイッ
チ30の組み立てが完了する。即ち、このスライドスイ
ッチ30は、各部品を順番に積み重ねるだけで組み立て
ることができるので、組み立て作業に手間がかからず製
造コストの削減を図ることができる。
ケース32が被せられてハウジング35の係止突起52
がスイッチケース32の係止孔41に係合される。これ
により、スイッチケース32とハウジング35が一体化
され、スライド部材33がスイッチケース32とハウジ
ング35の間にスライド自在に収納される。最後に、ス
ライド部材33の穴部44に操作ノブ31の挿入部38
を挿入して操作ノブ31が取付けられてスライドスイッ
チ30の組み立てが完了する。即ち、このスライドスイ
ッチ30は、各部品を順番に積み重ねるだけで組み立て
ることができるので、組み立て作業に手間がかからず製
造コストの削減を図ることができる。
【0023】図5および図6に示すようにこのスライド
スイッチ30のオフ状態では、操作ノブ31がスイッチ
ケース32の開口部40の中心位置にあり、スライド部
材33の押し部45が両方のコンタクト34の境界位置
に配置されている。この状態では、コンタクト34の中
央部分の凹部48は第2固定ターミナル36から離れて
おり、両方の固定ターミナル36,37が電気的に接続
されていない状態にある。
スイッチ30のオフ状態では、操作ノブ31がスイッチ
ケース32の開口部40の中心位置にあり、スライド部
材33の押し部45が両方のコンタクト34の境界位置
に配置されている。この状態では、コンタクト34の中
央部分の凹部48は第2固定ターミナル36から離れて
おり、両方の固定ターミナル36,37が電気的に接続
されていない状態にある。
【0024】次に、図7および図8に示すように操作ノ
ブ31を操作して例えば図中左側に移動させると、スラ
イド部材33の支持部46がハウジング35のガイド溝
部50に案内されてスライド部材33が左側に摺動す
る。これにより、スライド部材33の下面の押し部45
がコンタクト34の外周部47から中央部分にかけて徐
々に下側に押込んで行く。そして、操作ノブ31が所定
の位置に達すると、押し部45がコンタクト34の中央
部分にある凹部48内に嵌入される。このとき、コンタ
クト34が弾性変形して良好な節度感が操作者の手指で
感じることができる。また、凹部48の裏面と第2固定
ターミナル36が当接して、両方の固定ターミナル3
6,37がコンタクト34を介して電気的に接続されて
スライドスイッチ30はオン状態となる。
ブ31を操作して例えば図中左側に移動させると、スラ
イド部材33の支持部46がハウジング35のガイド溝
部50に案内されてスライド部材33が左側に摺動す
る。これにより、スライド部材33の下面の押し部45
がコンタクト34の外周部47から中央部分にかけて徐
々に下側に押込んで行く。そして、操作ノブ31が所定
の位置に達すると、押し部45がコンタクト34の中央
部分にある凹部48内に嵌入される。このとき、コンタ
クト34が弾性変形して良好な節度感が操作者の手指で
感じることができる。また、凹部48の裏面と第2固定
ターミナル36が当接して、両方の固定ターミナル3
6,37がコンタクト34を介して電気的に接続されて
スライドスイッチ30はオン状態となる。
【0025】この状態では、コンタクト34の外周部4
7がスライド部材33の支持部46で押さえられている
ので、コンタクト34の膨らんだ部分が弾性変形しても
外周部47の変形は抑えられる。したがって、操作中に
亘って外周部47が第1固定ターミナル37に確実に当
接しているので、誤動作するのを防止することができ
る。
7がスライド部材33の支持部46で押さえられている
ので、コンタクト34の膨らんだ部分が弾性変形しても
外周部47の変形は抑えられる。したがって、操作中に
亘って外周部47が第1固定ターミナル37に確実に当
接しているので、誤動作するのを防止することができ
る。
【0026】また、スライドスイッチ30をオフ状態に
する場合は、上述と反対に操作ノブ31が操作され開口
部40の中心位置に移動される。これにより、コンタク
ト34に作用していた押圧力が除去され弾性作用によっ
て元の状態に復元する。このときにも、良好な節度感が
操作者の手指で感じることができる。更に、操作ノブ3
1を右側に移動させると、上述と同様に右側のコンタク
ト34が弾性変形して固定ターミナル36,37が電気
的に接続されてスライドスイッチ30はオン状態とな
る。なお、上述の実施例では2対の接点、即ち、2組の
固定ターミナル36,37を設けた場合について説明し
たが、3対以上の接点を設けることも可能である。
する場合は、上述と反対に操作ノブ31が操作され開口
部40の中心位置に移動される。これにより、コンタク
ト34に作用していた押圧力が除去され弾性作用によっ
て元の状態に復元する。このときにも、良好な節度感が
操作者の手指で感じることができる。更に、操作ノブ3
1を右側に移動させると、上述と同様に右側のコンタク
ト34が弾性変形して固定ターミナル36,37が電気
的に接続されてスライドスイッチ30はオン状態とな
る。なお、上述の実施例では2対の接点、即ち、2組の
固定ターミナル36,37を設けた場合について説明し
たが、3対以上の接点を設けることも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスライドス
イッチにおいては、接続部材が固定部と弾性変形部が設
けられ、固定部が一方の接点に当接させて配置され、弾
性変形部が他方の接点に当接可能な位置に離間させて配
置され、スライド部材の摺動によって弾性変形部が変形
して他方の接点に当接するようにした。また、接続部材
がドーム状に形成された弾性部材であり、一方の接点が
接続部材の外周側に当接して配置され、他方の接点が接
続部材の中央に離間して配置され、スライド部材の摺動
によって接続部材の中央が弾性変形して他方の接点に当
接するようにした。
イッチにおいては、接続部材が固定部と弾性変形部が設
けられ、固定部が一方の接点に当接させて配置され、弾
性変形部が他方の接点に当接可能な位置に離間させて配
置され、スライド部材の摺動によって弾性変形部が変形
して他方の接点に当接するようにした。また、接続部材
がドーム状に形成された弾性部材であり、一方の接点が
接続部材の外周側に当接して配置され、他方の接点が接
続部材の中央に離間して配置され、スライド部材の摺動
によって接続部材の中央が弾性変形して他方の接点に当
接するようにした。
【0028】したがって、接続部材の弾性変形部が弾性
変形するとき又は弾性復元するときに良好な節度感を得
ることができる。また、接続部材の弾性変形のみを利用
して節度感を得るものであるから、従来の節度球や節度
スプリングなどを使用する必要がなく、部品点数を削減
することができる。更に、組み立て作業も容易かつ確実
に行うことができるので、歩留りの向上を図ることがで
き、製造コストの削減も可能となる。
変形するとき又は弾性復元するときに良好な節度感を得
ることができる。また、接続部材の弾性変形のみを利用
して節度感を得るものであるから、従来の節度球や節度
スプリングなどを使用する必要がなく、部品点数を削減
することができる。更に、組み立て作業も容易かつ確実
に行うことができるので、歩留りの向上を図ることがで
き、製造コストの削減も可能となる。
【図1】本発明のスライドスイッチの一実施例を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】図1における接続部材を示す断面図である。
【図3】図1における第1固定ターミナルを示す斜視図
である。
である。
【図4】図1における第2固定ターミナルを示す斜視図
である。
である。
【図5】図1における組み立てられたスライドスイッチ
のオフ状態を示す断面図である。
のオフ状態を示す断面図である。
【図6】図5におけるA−A断面図である。
【図7】図5におけるスライドスイッチのオン状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図8】図7におけるB−B断面図である。
【図9】従来のスライドスイッチを示す断面図である。
【図10】図9におけるスライドスイッチの分解斜視図
である。
である。
【図11】従来のスライドスイッチの別例を示す断面図
である。
である。
30 スライドスイッチ 33 スライド部材 34 ドーム形コンタクト(接続部材) 35 ハウジング 36,37 固定ターミナル 45 押し部 46 支持部 47 外周部 48 凹部 49 格納凹部 50 ガイド溝部
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも一対の接点を有する固定ター
ミナルと、前記固定ターミナルが固定されたハウジング
と、前記一対の接点を接続するための接続部材と、前記
接続部材を前記接点に当接させるために操作ノブによっ
て摺動するスライド部材と、前記スライド部材を収容
し、前記操作ノブ用の開口部を有するスイッチケースか
ら構成されるスライドスイッチにおいて、 前記接続部材が固定部と弾性変形部が設けられ、前記固
定部が一方の前記接点に当接させて配置され、前記弾性
変形部が他方の前記接点に当接可能な位置に離間させて
配置され、前記スライド部材の摺動によって前記弾性変
形部が変形して他方の前記接点に当接するようにしたこ
とを特徴とするスライドスイッチ。 - 【請求項2】 少なくとも一対の接点を有する固定ター
ミナルと、前記固定ターミナルが固定されたハウジング
と、前記一対の接点を接続するための接続部材と、前記
接続部材を前記接点に当接させるために操作ノブによっ
て摺動するスライド部材と、前記スライド部材を収容
し、前記操作ノブ用の開口部を有するスイッチケースか
ら構成されるスライドスイッチにおいて、 前記接続部材がドーム状に形成された弾性部材であり、
一方の前記接点が前記接続部材の外周側に当接して配置
され、他方の前記接点が前記接続部材の中央に離間して
配置され、前記スライド部材の摺動によって前記接続部
材の中央が弾性変形して他方の前記接点に当接するよう
にしたことを特徴とするスライドスイッチ。 - 【請求項3】 前記スライド部材が、突起状の押し部を
下面に備えていることを特徴とする請求項1又は2記載
のスライドスイッチ。 - 【請求項4】 前記接続部材が、前記スライド部材の前
記押し部を嵌入する凹部を中央部分に備えていることを
特徴とする請求項1乃至3記載のスライドスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6211318A JP3023825B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | スライドスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6211318A JP3023825B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | スライドスイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0877873A true JPH0877873A (ja) | 1996-03-22 |
JP3023825B2 JP3023825B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=16603969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6211318A Expired - Lifetime JP3023825B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | スライドスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3023825B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-05 JP JP6211318A patent/JP3023825B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3023825B2 (ja) | 2000-03-21 |
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