JPH0877268A - 通帳取扱装置 - Google Patents

通帳取扱装置

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Publication number
JPH0877268A
JPH0877268A JP20863894A JP20863894A JPH0877268A JP H0877268 A JPH0877268 A JP H0877268A JP 20863894 A JP20863894 A JP 20863894A JP 20863894 A JP20863894 A JP 20863894A JP H0877268 A JPH0877268 A JP H0877268A
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JP
Japan
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passbook
passbooks
scanning
light
stacker
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Application number
JP20863894A
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English (en)
Inventor
Takeyuki Kosuge
丈幸 小菅
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新しい通帳を格納したスタッカよりその通帳
を取り出して発行する通帳発行部を有する通帳取扱装置
において、通帳の残冊数を検知可能とすることを目的と
する。 【構成】 通帳1に光を照射する発光素子42と通帳1
との距離が大きくなるほど弱くなる反射光を検知して該
反射光に応じた電気信号に変換する受光素子43を有す
るフォトリフレクタ41を、スタッカ内に揃えて装填し
た複数の新しい通帳1の背部を厚さ方向に走査すること
ができるように設け、この走査により、受光素子43か
らの電気信号が通帳1の背部の形状に応じ、通帳1背部
の頂部では大きく、通帳1間では小さくなることを制御
部22により検知して通帳1の冊数を計数することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主に金融機関等において
使用される通帳に印字を行う通帳記帳機その他の通帳取
扱装置に係り、特に、スタッカ内の通帳の状態を検知す
る機構を有する通帳取扱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は通帳の説明図である。図におい
て、1は通帳であり、データを記録可能な磁気ストライ
プ2を有する。3は頁マークであり、通帳1の中紙に印
刷されており、後述する光学式頁行読取ユニットによっ
て読み取ることになる。4は印字済行であり、例えば日
付等を印字したものであり、後述する光学式頁行読取ユ
ニットによって読み取ることによって、その行が印字済
であるか否かを判定することになる。
【0003】5は着色帯であり、係員が通帳の種類等を
判別しやすいように、通帳1の他の部分と異なる色で印
刷されている。図7は従来の通帳取扱装置の断面概略図
である。図において、6はインサータユニットであり、
顧客が通帳1を挿入する挿入口7を有する。8は磁気ス
トライプリードライトユニットであり、インサータユニ
ット6に設けてある。この磁気ストライプリードライト
ユニット8の磁気ヘッド9によって、通帳1の磁気スト
ライプ2を読み書きすることになる。
【0004】10は光学式頁行読取ユニットであり、通
帳1の頁マーク3および印字済行4を読み取ることがで
きる。11はプリンタユニットであり、印字ヘッド12
およびプラテン13を有し、通帳1に印字を行うことが
できる。14はターンページユニットを示しており、こ
こにおいて、通帳1の頁めくりを自動的に実行すること
ができる。
【0005】15は通帳取込箱であり、取引が終了して
挿入口7に排出した通帳1を顧客が取り忘れた場合に、
その通帳1を引き込んで取り込み保留するためのもので
ある。16は通帳発行ユニットであり、通帳一時保留部
17および従来の通帳発行部18を有する。通帳一時保
留部17は通帳繰越が発生した時、新しい通帳1を発行
するまでの間、古い通帳1を一時的に保留しておくため
のものである。
【0006】通帳発行部18には新しく発行するための
通帳1を複数冊スタックしておき、この通帳1を繰出ロ
ーラ19aおよび19bにより繰り出して発行すること
になる。20は走行路であり、通帳1はこの走行路20
を搬送ローラ21a〜hのはたらきで走行することにな
る。
【0007】22は制御部であり、通帳1の走行を制御
し、磁気ストライプリードライトユニット8で読み書き
するデータの編集や解析を行い、光学式頁行読取ユニッ
ト10で読み取ったデータを解析し、プリンタユニット
11で印字するデータの編集を行う。23a〜dは新し
い通帳1の走行路であり、通帳発行部18から繰出ロー
ラ19aまたはbによって繰り出された通帳1は、続繰
出ローラ24a〜hによってさらに繰り出されてこの走
行路23を通過し、発行走行路25に進むことになる。
【0008】上記構成の通帳取扱装置の挿入口7から顧
客が通帳1を挿入すると、図示しないモータの動力によ
り搬送ローラ21がはたらき、この通帳1を通帳取引装
置内部に引き込む。通帳1は走行路20を通って搬送さ
れ、磁気ストライプリードライトユニット8の位置で停
止し、磁気ストライプ2に記録してあるデータを磁気ヘ
ッド9で読み取ることになる。
【0009】次に、光学式頁行読取ユニット10を走行
路20と垂直をなす方向に移動させることにより、通帳
1の頁マーク2を読取可能な位置に設定しておく。引き
続き、通帳1を搬送ローラ21によって搬送させなが
ら、光学式頁行読取ユニット10によって、頁マーク2
および印字済行4を読み取り、このデータを基に、制御
部22において頁数・印字済行数を判定する。この判定
結果を図示しない上位コンピュータに送って正当性の確
認等を行った後、プリンタユニット11において、上位
コンピュータから指示されたようにまたは判定した印字
済行4の最終行の次から取引内容等の印字を行う。
【0010】取引内容の印字を全て終了した後、通帳1
を磁気ストライプリードライトユニット8に搬送して磁
気ストライプ2の内容を更新し、顧客に通帳1を返却す
る。以下に、従来例による新通帳の発行について詳述す
る。図8は従来の通帳発行部の上面図であり図9はその
側面図である。図において、26a、b、cおよびdは
スタッカであり、ここに新しい通帳1を装填しておく。
通帳発行部18にはこのようにスタッカが設けてあり、
ここでは4つ設けた場合で説明しているが、これはいく
つ設けておいてもよい。
【0011】27a、b、cおよびdは従来の通帳押さ
え板であり、スタッカ26a、b、cおよびdにそれぞ
れ設置され、各スタッカ26に装填された新しい通帳1
をばね28a、b、cおよびdによって繰出ローラ19
に圧接させている。29、30、31および32はニア
エンドセンサであり、それぞれ、発光センサ29a、3
0a、31aおよび32aと受光センサ29b、30
b、31bおよび32bの組から成っている。
【0012】33、34、35および36はエンドセン
サであり、それぞれ、発光センサ33a、34a、35
aおよび36aと受光センサ33b、34b、35bお
よび36bの組から成っており、ニアエンドセンサ2
9、30、31および32よりもそれぞれ対応する繰出
ローラ19に近い位置に設けてある。上記の発光センサ
とこれに対応する受光センサの間に、通帳1や通帳押さ
え板27が介在すると、該当するニアエンドセンサ29
〜32またはエンドセンサ33〜36はOFF状態とな
り、介在するものがない場合にON状態となる。
【0013】このような構成により新しい通帳の発行を
行うことになる。取引中に、新しい通帳の発行が必要に
なった場合、各スタッカ26内の通帳1の残量をニアエ
ンドセンサ29〜32およびエンドセンサ33〜36に
よって認識する。両センサがOFFになっているスタッ
カには通帳1が充分装填されており、ニアエンドセンサ
のみがONでエンドセンサがOFFとなっているスタッ
カにはまだ数冊の通帳が残っており、両センサがONの
スタッカには通帳1が全くないと認識することになる。
【0014】このように認識したスタッカの状態に応じ
て、制御部22は通帳1を有するスタッカを選び、繰出
ローラ19を回転させることにより、通帳1を発行す
る。図9において繰出ローラ19aを時計方向に回転さ
せることにより、スタッカ26aから通帳1を繰出可能
であり、繰出ローラ19aを反時計方向に回転させるこ
とにより、スタッカ26bから通帳1を繰り出すことが
できる(図ではスタッカ26bから発行する場合を示し
ている)。
【0015】また、繰出ローラ19bを時計方向に回転
させることにより、スタッカ26cから通帳1を繰出可
能であり、繰出ローラ19bを反時計方向に回転させる
ことにより、スタッカ26dから通帳1を繰り出すこと
ができる。繰り出された通帳は、該当する続繰出ローラ
24により、対応する走行路23を通って進み、図示し
ない搬送手段によって、発行走行路25まで進むと、今
度は逆走して走行路20に移動し、通帳発行を終了する
ことになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記構成によると、各
スタッカ内の通帳の残量を検出するセンサは、ニアエン
ドセンサとエンドセンサの2組のみであり、通帳の残量
を1冊単位で正確に検知することができないため、通帳
発行を引き続き何回行えるのかが不明であり、通帳発行
数の管理は係員が担当しなければならないという問題が
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、挿入された通
帳に取引内容を順次印字し、この通帳の印字可能部分が
なくなった場合に、新しい通帳を格納したスタッカより
その通帳を取り出して発行する通帳発行部を有する通帳
取扱装置において、通帳に光を照射する発光素子と通帳
との距離が大きくなるほど弱くなると共にその通帳の色
によっても性質が変化する反射光を検知してその反射光
に応じた電気信号に変換する受光素子を有するフォトリ
フレクタを、スタッカ内に揃えて装填した複数の新しい
通帳の背部を厚さ方向に走査することができるように設
け、この走査により、受光素子からの電気信号が通帳の
背部の形状に応じ、通帳間では小さく、通帳背部の頂部
では大きくなることを制御部により検知して通帳冊数を
計数することを特徴とする。
【0018】
【作用】上記構成の本発明では、フォトリフレクタの発
光素子が新しい通帳の背の部分に光を照射し、その反射
光を受光素子によって電気信号に変換する。これを通帳
の厚さ方向にフォトリフレクタを動かしながら行うこと
により走査を実行する。通帳と通帳の間は谷状になって
いるので、フォトリフレクタとの距離が離れることにな
り、受光素子からの出力信号も弱くなる。一方、通帳の
背の頂部では、フォトリフレクタと近接することになる
ので、受光素子からの出力信号が大きくなる。
【0019】制御部において、通帳間の谷状の部分の出
力信号の値と通帳の背の頂部の出力信号の値の間にスラ
イスレベルを設定しておき、走査の結果、このスライス
レベルを越えたピークの数が通帳冊数に相当することに
なり、通帳冊数を計数することができる。
【0020】
【実施例】以下に本発明の実施例を図を用いて説明す
る。図6は通帳の説明図である。図において、1は通帳
であり、データを記録可能な磁気ストライプ2を有す
る。3は頁マークであり、通帳1の中紙に印刷されてお
り、後述する光学式頁行読取ユニットによって読み取る
ことになる。4は印字済行であり、例えば日付等を印字
したものであり、後述する光学式頁行読取ユニットによ
って読み取ることによって、その行が印字済であるか否
かを判定することになる。なお、発行前の新しい通帳1
にはこの印字済行はない。
【0021】5は着色帯であり、係員が通帳の種類等を
判別しやすいように、通帳1の他の部分と異なる色で印
刷されている。図2は実施例の断面概略図である。図に
おいて、6はインサータユニットであり、顧客が通帳1
を挿入する挿入口7を有する。8は磁気ストライプリー
ドライトユニットであり、インサータユニット6に設け
てある。この磁気ストライプリードライトユニット8の
磁気ヘッド9によって、通帳1の磁気ストライプ2を読
み書きすることになる。
【0022】10は光学式頁行読取ユニットであり、通
帳1の頁マーク3および印字済行4を読み取ることがで
きる。11はプリンタユニットであり、印字ヘッド12
およびプラテン13を有し、通帳1に印字を行うことが
できる。14はターンページユニットを示しており、こ
こにおいて、通帳1の頁めくりを自動的に実行すること
ができる。
【0023】15は通帳取込箱であり、取引が終了して
挿入口7に排出した通帳1を顧客が取り忘れた場合に、
その通帳1を引き込んで取り込み保留するためのもので
ある。16は通帳発行ユニットであり、通帳一時保留部
17および通帳発行部37を有する。通帳一時保留部1
7は通帳繰越が発生した時、新しい通帳1を発行するま
での間、古い通帳1を一時的に保留しておくためのもの
である。
【0024】通帳発行部37には新しく発行するための
通帳1を複数冊スタックしておき、この通帳1を繰出ロ
ーラ19aおよび19bにより繰り出して発行すること
になる。20は走行路であり、通帳1はこの走行路20
を搬送ローラ21a〜hのはたらきで走行することにな
る。
【0025】22は制御部であり、通帳1の走行を制御
し、磁気ストライプリードライトユニット8で読み書き
するデータの編集や解析を行い、光学式頁行読取ユニッ
ト10で読み取ったデータを解析し、プリンタユニット
11で印字するデータの編集を行う。23a〜dは新し
い通帳1の走行路であり、通帳発行部37から繰出ロー
ラ19aまたはbによって繰り出された新しい通帳1
は、続繰出ローラ24a〜hによってさらに繰り出され
てこの走行路23を通過し、発行走行路25に進むこと
になる。
【0026】上記構成の通帳取扱装置の挿入口7から顧
客が通帳1を挿入すると、図示しないモータの動力によ
り搬送ローラ21がはたらき、この通帳1を通帳取引装
置内部に引き込む。通帳1は走行路20を通って搬送さ
れ、磁気ストライプリードライトユニット8の位置で停
止し、磁気ストライプ2に記録してあるデータを磁気ヘ
ッド9で読み取ることになる。
【0027】次に、光学式頁行読取ユニット10を走行
路20と垂直をなす方向に移動させることにより、通帳
1の頁マーク2を読取可能な位置に設定しておく。引き
続き、通帳1を搬送ローラ21によって搬送させなが
ら、光学式頁行読取ユニット10によって、頁マーク2
および印字済行4を読み取り、このデータを基に、制御
部22において頁数・印字済行数を判定する。この判定
結果を図示しない上位コンピュータに送って正当性の確
認等を行った後、プリンタユニット11において、上位
コンピュータから指示されたようにまたは判定した印字
済行4の最終行の次から取引内容等の印字を行う。
【0028】取引内容の印字を全て終了した後、通帳1
を磁気ストライプリードライトユニット8に搬送して磁
気ストライプ2の内容を更新し、顧客に通帳1を返却す
る。以下に実施例による新通帳発行について詳述する。
図1は実施例の通帳発行部の上面図である。通帳発行部
37には新しい通帳1を揃えて装填しておくスタッカ3
8を設けてある(実施例では4つのスタッカを設けた場
合で説明してあり、図1にはそのうちの2つであるスタ
ッカ38aおよび38bを示して説明するが、他のスタ
ッカも同様の構成・機能である。)。
【0029】39aおよびbは通帳押さえ板であり、ス
タッカ38aおよびbにそれぞれ設置され、ばね28a
およびbによって各スタッカ26に収納された新しい通
帳1を繰出ローラ19aに圧接させている。この通帳押
さえ板39aおよびbは、後述するフォトリフレクタに
よる識別のために、上面を例えば白色にする等、光をよ
く反射するようにしておく。また、識別板40aおよび
bの上面もフォトリフレクタによる識別のために、例え
ば白色にする等、光をよく反射するようにしておく。
【0030】41はフォトリフレクタであり、通帳の有
無および冊数を検出するためのものである。フォトリフ
レクタ41は図示しないシャフトに固定されており、図
示しない駆動手段によりそのシャフトを通帳1および通
帳押さえ板39に垂直にすなわち通帳1の厚さ方向に動
かすことにより、このフォトリフレクタ41を図1の左
右方向に移動させることができる。
【0031】また、フォトリフレクタ41を図の上下方
向にあらかじめ変位可能としておいてもよく、この場
合、移動経路自体が図の上方または下方に変位すること
になる。図3はフォトリフレクタの説明図であり、図4
はフォトリフレクタの回路図である。
【0032】図において、42は発光素子であり、例え
ば発光ダイオードから成っている。43は受光素子であ
り、例えばフォトトランジスタから成っている。フォト
リフレクタ41は、この発光素子42および受光素子4
3から構成されている。発光素子42は電気信号により
発光し、この光が物体に反射し、その反射光が受光素子
43に検知されて出力信号に変換されることになる。出
力信号はフォトリフレクタ41と測定の対象とする物体
との距離dによって変化する。すなわち、距離dが小さ
いほど反射光が強いので出力が大きくなる。なお、出力
信号は測定の対象とする物体の色によっても変化するこ
とになる。
【0033】以下に実施例の通帳冊数検知の手順を説明
する。図5は実施例の通帳冊数検知の説明図である。図
5の(a)は通帳発行部37の側面図であり、図5の
(b)は上図の移動経路に対応して、フォトリフレクタ
41を移動して走査させた場合の受光素子43側の出力
を示すグラフである。なお、発光素子42からの光の強
度および性質は定常としておくよい。
【0034】図示しない駆動手段により、フォトリフレ
クタ41を全てのスタッカに渡って図の左右方向に移動
させることにより走査を行う。図に示すスタッカ38a
の部分では、発光素子42からの光が、通帳押さえ板3
9a、通帳1および識別板40aに反射して受光素子4
3に検知される。他のスタッカにおいても同様に受光素
子43の出力を検知することになる。
【0035】図5の(a)に示すように、通帳押さえ板
39aおよび識別板40aの上面は例えば白色にする
等、光をよく反射するようにしてあることにより、図5
の(b)のグラフに示す受光側の出力が大きくなる。こ
れにより、複数の通帳1を収納した部分の両端部を判別
可能である。この両端部の間の出力を解析することによ
り、通帳の有無および冊数を認識することになる。
【0036】通帳1は、背部が上になるように、スタッ
カ内に装填されているので、この背の部分の形状によ
り、通帳1の上部は山状になり、通帳1と通帳1の間は
谷状になる。フォトリフレクタ41が走査すると、この
山状の部分ではフォトリフレクタ41との距離がより小
さいために出力が大きくなり、谷状の部分ではフォトリ
フレクタ41との距離がより大きいために出力が小さく
なる。
【0037】このことから、フォトリフレクタ41の走
査により、通帳1の一冊毎に対応して出力はグラフに示
すようなピークをつくることになる。通帳1の背部の形
状に対応した出力の山と谷の部分の間にスライスレベル
を設定しておくことにより、出力がこのスライスレベル
を越えてピークを形成する回数を制御部22により計数
することが可能になる。このピークの数がすなわち通帳
の残冊数に相当する(図5では7冊収納した場合で説明
している。)。
【0038】フォトリフレクタ41は全てのスタッカに
渡って走査を行うので、図示しないスタッカについても
上述のように通帳の有無および残りの冊数を検知するこ
とができる。上記の通帳冊数の検知動作を、電源投入直
後、スタッカへの通帳補充作業後、係員からの指示があ
った場合およびその他必要な時に行うことにより、制御
部22は通帳残冊数を認識し、以降通帳発行の度に発行
冊数を減ずるだけで、常に通帳残冊数の値を現状通りに
更新し、一冊単位で正確に把握しておくことが可能とな
る。
【0039】このことにより、通帳の残冊数が規定値よ
り少なくなった場合に、制御部22の制御の下で、係員
にたいしてその旨を通報することができると共に、通帳
の残冊数を常時係員に表示することも可能になる。これ
により、係員は機械を停止させることなく、いつでも通
帳残冊数を確認することができる。なお、実施例では通
帳取扱装置から発行する通帳で説明したが、これに限ら
ず、例えば冊子状の各種媒体等、揃えて設置した場合の
境界の形状が明確なものであれば同様に適応することが
できる。
【0040】通帳1の厚さは既知であり、この値を制御
部22に認識させておき、制御部22により、フォトリ
フレクタ41の走査速度と走査時間から算出した走査距
離および通帳1の残冊数とから、現在装填されている通
帳の厚さを算出し、この算出された厚さと既知の厚さを
制御部22で比較することにより、指定された通帳1が
正しく装填されているか否かを判別することが可能にな
る。
【0041】間違って、指定された通帳1以外のものを
装填した場合には、上記のように厚さの違いからエラー
を検知することができる。また、通帳1の上下を逆に装
填した場合には、フォトリフレクタ41からの信号は想
定された通りのピークを形成しないことになるので、同
様にエラーを検知することができる。
【0042】さらに、通帳1の左右を逆にすなわち表裏
逆に装填した場合のエラーも検知可能である。これは通
帳1の着色帯5を利用するものである。通帳1には係員
が容易に判別できるように、着色帯5を設けてあること
が多い。この着色帯5の部分と他の部分では色が異なる
ために、フォトリフレクタ41の走査の際には受光素子
43からの出力も相違することになる。
【0043】新しい通帳1をスタッカに正しく装填した
場合にはフォトリフレクタ41は着色帯5を走査しない
が、表裏を逆に装填した場合にこの着色帯5を走査する
ようにフォトリフレクタ41の位置を通帳1の背部に平
行にあらかじめ変位させておくことにより、表裏が逆に
なっている場合には、フォトリフレクタ41は着色帯5
を走査して受光素子43からの出力が異常となり、エラ
ーを検知することができる。
【0044】この着色帯5の位置や形状等は通帳の発行
元であるユーザーによって異なるので、あらかじめ装置
にユーザー毎の着色帯5の情報を設定しておくことによ
り、装置はフォトリフレクタ41の位置を通帳1の背部
に平行に上記ユーザー毎の情報に対応してあらかじめ変
位させておくことになる。制御部22が上述のようなエ
ラーを検知することにより、係員に通知することが可能
になる。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明によると、フ
ォトリフレクタの走査により、新しい通帳の残冊数を1
冊単位で正確に把握することが可能になり、通帳発行を
円滑にし、通帳残冊数の管理を自動化することができ、
通帳補充作業が減少して係員の作業が減ると共に装置の
稼働率が向上する効果を有する。
【0046】また、通帳補充時に、通帳の種別、上下お
よび表裏の装填エラーを検出して係員に通知することを
可能にしたことにより、常に通帳を正しく装填しておく
ことができ、取引時のトラブルを防止することができる
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の通帳発行部の上面図である。
【図2】実施例の断面概略図である。
【図3】実施例のフォトリフレクタの説明図である。
【図4】実施例のフォトリフレクタの回路図である。
【図5】実施例の通帳冊数検知の説明図である。
【図6】通帳の説明図である。
【図7】従来の通帳取引装置の断面概略図である。
【図8】従来の通帳発行部の上面図である。
【図9】従来の通帳発行部の側面図である。
【符号の説明】
1 通帳 22 制御部 37 通帳発行部 38a、b スタッカ 41 フォトリフレクタ 42 発光素子 43 受光素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新しい通帳を格納したスタッカよりその
    通帳を取り出して発行する通帳発行部を有する通帳取扱
    装置において、 通帳に光を照射する発光素子と通帳との距離が大きくな
    るほど弱くなる反射光を検知して該反射光に応じた電気
    信号に変換する受光素子を有するフォトリフレクタを、
    スタッカ内に揃えて装填した複数の新しい通帳の背部の
    厚さ方向に走査することができるように設け、 この走査により、受光素子からの電気信号が通帳の背部
    の形状に応じ、通帳背部の頂部では大きく、通帳間では
    小さくなることを制御部により検知して通帳冊数を計数
    することを特徴とする通帳取扱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、走査時に計数した通
    帳の冊数を制御部により認識して記録し、以後の通帳発
    行毎にその発行数を通帳冊数から減ずることにより、こ
    の通帳冊数の値を更新して通知可能としたことを特徴と
    する通帳取扱装置。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2において、通帳
    の既知の厚さをあらかじめ制御部に認識させておき、 走査によって得た通帳の冊数と、走査速度と走査時間か
    ら算出した走査距離から通帳の厚さを算出し、該厚さと
    前記既知の厚さとを制御部によって比較し、両方の厚さ
    の値が相違する場合には通帳種別が異なるかあるいは通
    帳の上下が逆に装填されているものと判断して係員に通
    報することを特徴とする通帳取扱装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2および請求項3にお
    いて、フォトリフレクタをスタッカ内の通帳の背部に平
    行に変位可能とし、 その通帳の表裏を逆に装填した場合には、該通帳の着色
    帯を走査し、正しく装填した場合には、この着色帯を走
    査しないようにフォトリフレクタを前記通帳背部に平行
    に変位させておき、 前記通帳の厚さ方向に走査を行うことにより、前記着色
    帯を走査した場合には、受光素子からの電気信号が変化
    することにより、制御部が通帳の表裏が逆と判断して係
    員に通報することを特徴とする通帳取扱装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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