JPH0877161A - 仮名漢字変換装置及び子供向けワードプロセッサ - Google Patents
仮名漢字変換装置及び子供向けワードプロセッサInfo
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- JPH0877161A JPH0877161A JP6215999A JP21599994A JPH0877161A JP H0877161 A JPH0877161 A JP H0877161A JP 6215999 A JP6215999 A JP 6215999A JP 21599994 A JP21599994 A JP 21599994A JP H0877161 A JPH0877161 A JP H0877161A
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Abstract
及び利用させたい漢字を表記だけでなはなく、読みとの
組み合わせから指定できるようにして、変換の際に指定
範囲外の漢字を出現させないようにする仮名漢字変換装
置を提供する。 【構成】 仮名漢字変換結果が通知された場合、通知さ
れた変換結果が指定された漢字範囲内の漢字によるもの
か否かを調べ、指定変換範囲外の漢字に変換された漢字
を仮名漢字変換処理制御手段により再変換させ、通知さ
れた変換結果の漢字が指定された漢字範囲外の漢字であ
った場合に、読みが指定された範囲指定内の読みによる
ものか否かを調べ、指定変換範囲外の読みで変換された
漢字を読み制御手段により再変換させる。
Description
し、特にワードプロセッサ等に搭載して利用される変換
対象の漢字の範囲を任意に制御し得る仮名漢字変換装置
に関する。
象ユーザ層の範囲が拡大しつつある。特に、対象ユーザ
の低年齢化が進んでおり、子供用の電子手帳、ワードプ
ロセッサが数多く提供されるようになっている。この子
供向けの電子手帳やワードプロセッサにおいて、通常の
仮名漢字変換機能を用いると、仮名漢字変換時に子供が
読めない漢字に変換されてしまい、低年齢の子供にとっ
ては使用が難しくなってしまう。
階に応じて使用する漢字の範囲が決まっているが、例え
ばCAI(コンピュータ援用教育)において、通常の仮
名漢字変換機能を用いると、漢字の書取を行う場合など
に、仮名漢字変換により問題の読みが漢字に変換されて
しまい、答えが表示されてしまうので、教師の指導上困
る場合がある。そこで、利用できる漢字もしくは利用さ
せたい漢字を任意に指定し、範囲外の漢字については変
換しても出現しないようにする手段が望まれていた。
ー165806号公報には、変換対象の漢字の範囲を任
意に制御することができる仮名漢字変換方法及び仮名漢
字変換装置が開示されている。この仮名漢字変換装置
は、図12に示すように、仮名等を入力する入力手段1
と、入力された仮名に対応する漢字を生成する仮名漢字
変換処理手段2と、仮名に対応する漢字を格納する仮名
漢字変換辞書3と、指定された範囲の漢字を格納する変
換範囲指定辞書4と、仮名漢字変換処理を制御する変換
制御手段5と、アプリケーション処理を行うアプリケー
ション処理手段6とを具備している。
名漢字変換処理手段2により仮名漢字変換辞書3が参照
されて仮名に対応する漢字が生成される。漢字が生成さ
れた後、仮名漢字変換処理手段2により変換されたすべ
ての漢字が変換範囲設定辞書4に設定されている指定変
換範囲の漢字に含まれているか否かが調べられ、指定変
換範囲に含まれている場合、アプリケーション処理手段
6へ出力される。また、変換された漢字に指定変換範囲
に含まれていない漢字がある場合、再度、仮名漢字変換
処理手段2により漢字変換が実行される。
置では、利用可能な対象漢字を制約する機能を有し、利
用できる漢字もしくは利用させたい漢字を指定できるよ
うにして変換の際に指定外の漢字が出力されないように
しているが、その判断は、あくまでも漢字の範囲表との
照合によって行っている。例えば、上記の仮名漢字変換
装置によれば、漢字の変換範囲を1年生で習う教育漢字
とした場合、「かようび」という読みに対して仮名漢字
変換処理手段2によって変換処理が行われ、「火曜日」
という変換結果が得られるが、変換範囲指定辞書4には
「曜」が含まれていないので、「火よう日」という変換
結果が出力される。
の読みがある場合でも、利用者が学習している読みは
「ひ」だけの場合がある。なぜなら、「ひ」という読み
仮名に対応して変換される「火」という漢字は、学習指
導要領により1年生で履修するべき漢字であることが定
められているが、「ひ」、「カ」という複数ある読みの
履修時期は定められていないからである。例えば、市販
されているいくつかの教科書によれば、「火」という漢
字に対して「ひ」という読みを先に学習し、その後に
「カ」という読みを学習する。従って、従来装置では、
一つの漢字表記に対していくつかの読みを有する場合
に、利用できるもしくは利用させたい「読み」の対象範
囲にかかわらず、結果を出力してしまうことになり、境
域指導上不都合が生じる。また、低年齢の利用者にとっ
ては、知らない読みで変換が行われ、使用が難しくなっ
てしまう。
処理制御を行うために、1文字づつの変換にならざるを
得ないため、通常の仮名漢字変換処理において、例え
ば、「ようす」という読みに対して、「様」という漢字
が対象漢字範囲に入っていない場合、「よう」で再変換
処理が行われる。そして、「仮名」に対応する別の仮名
漢字変換結果が得られ、再度、変換範囲指定辞書が参照
される。再変換結果が対象漢字範囲に入っている場合
は、熟語としての組み合わせにかかわらず、出力されて
しまう。それ故、例えば「用子」などのように、1文字
毎の変換結果としては正しいが、熟語としては正しくな
い変換結果が出力されてしまう。そして、出力結果をみ
て、利用者が再度変換指示を出すことになり、かえって
変換回数が増大するために、利用者に負担がかかる。ま
た、低年齢層の利用者においては、変換結果が正しいか
否かにかかわらず、操作に不安を与えてしまう。
めになされたもので、既存の仮名漢字変換機能に、教育
の各段階に合わせるように利用可能な漢字を制約する機
能が付加されると共に、利用できる漢字及び利用させた
い漢字を表記だけではなく、読みとの組み合わせから指
定できるようにして、変換の際に指定範囲外の漢字を出
現させないようにすると共に、熟語を含む場合には、1
文字毎の表記だけでなく、熟語全体としての漢字変換が
正しく行われ、かつ通知された漢字が指定された漢字の
範囲であり、指定変換範囲外の読みで変換された漢字で
ある場合には、生成された漢字に新規の読み仮名を付与
して表示させる仮名漢字変換方法及び仮名漢字変換装置
並びに子供向けワープロを提供することを目的とする。
字変換装置は、仮名漢字変換を可能とする読みの範囲に
ついて登録する変換範囲読み指定辞書と、仮名漢字変換
処理手段から変換結果が通知された場合、変換範囲漢字
指定辞書を参照して、通知された変換結果が指定された
変換範囲内の漢字によるものか否かを調べ、指定変換範
囲外の漢字に変換された漢字を仮名漢字変換処理手段に
より再変換させる仮名漢字変換処理制御手段と、通知さ
れた変換結果の漢字が指定された変換範囲内の漢字であ
った場合に、変換範囲読み指定辞書を参照して、読みが
指定された変換範囲内の読みによるものか否かを調べ、
指定変換範囲外の読みで変換された漢字を仮名漢字変換
処理手段に再変換させる読み制御手段とを具備すること
を特徴とする。
知された変換結果が熟語から構成されている場合、一文
字ずつ変換範囲漢字指定辞書を参照し、通知されたいず
れかの変換結果が指定された変換範囲内の漢字でなかっ
た場合は、熟語を構成する漢字全体で再変換させるよう
に仮名漢字変換処理制御手段を制御する熟語変換制御手
段をさらに具備することを特徴とする。
知された変換結果の漢字が指定された変換範囲内の漢字
であり、かつ指定変換範囲外の読みで変換された漢字で
ある場合、生成された漢字に新規の読み仮名を付与して
表示させるように読み制御手段を制御する読み仮名付与
手段をさらに具備することを特徴とする。
字の音読み、訓読みを任意の範囲で指定し得る読み指定
設定手段をさらに具備することを特徴とする。
サは、利用者の生年月日を入力する生年月日入力手段
と、カレンダーを格納するカレンダー手段と、前記生年
月日入力手段から入力された年齢と前記カレンダー手段
に格納されているカレンダーとから利用者の利用年齢を
算出する利用年齢設定手段と、利用者の学習の度合いを
判断するために漢字変換範囲回数をカウントする変換回
数カウント手段と、利用年齢と変換回数とから、変換範
囲指定辞書の範囲を変更する変換範囲辞書制御手段とを
具備することを特徴とする。
は、入力手段により文字、指示等が入力され、仮名漢字
変換処理手段により入力手段から入力された読み仮名に
対する漢字が生成される。この際、読み仮名と漢字との
対応表を有する仮名漢字変換辞書が参照される。予め、
変換範囲漢字指定辞書に仮名漢字変換を可能とする漢字
の範囲が登録され、かつ変換範囲読み指定辞書に仮名漢
字変換を可能とする読みの範囲が登録される。仮名漢字
変換結果が通知された場合、仮名漢字変換処理制御手段
により、通知された変換結果が指定された漢字変換範囲
内の漢字によるものか否かが調べられ、指定変換範囲外
の漢字に変換された漢字が再変換され、通知された変換
結果の漢字が指定された漢字変換範囲内の漢字であった
場合に、読み制御手段により、読みが指定された範囲内
の読みによるものか否かが調べられ、指定変換範囲外の
読みで変換された漢字が再変換され、出力手段により変
換された結果が出力される。
ては、熟語変換制御手段により、通知された変換結果が
熟語から構成されている場合、一文字ずつ変換範囲指定
辞書が参照され、通知されたいずれかの変換結果が指定
された漢字範囲指定内の漢字でなかった場合は、熟語を
構成する漢字全体で再変換させるように前記仮名漢字変
換処理制御手段が制御される。これにより、利用できる
漢字及び利用させたい漢字を表記だけでなく、読みとの
組み合わせから任意の漢字を指定できるようにして、変
換の際に指定範囲外の漢字を出現しないようにさせるこ
とができる。
ては、読み仮名付与手段により、通知された変換結果の
漢字が指定された変換範囲内の漢字であり、かつ指定変
換範囲外の読みで変換された漢字である場合、生成され
た漢字に新規の読み仮名が付与されて表示させるように
前記読み制御手段が制御される。例えば、漢字が指定変
換範囲内であり、読みが対象範囲内であった場合、漢字
を読み仮名に再変換させる代わりに、漢字に読み仮名の
ルビを符って出力させる。
ては、読み指定設定手段により、漢字の音読み、訓読み
が任意の範囲で指定し得る。
サにおいては、入力手段により文字、指示等が入力さ
れ、仮名漢字変換処理手段により入力手段から入力され
た読み仮名に対する漢字が生成される。この際、読み仮
名と漢字との対応表を有する仮名漢字変換辞書が参照さ
れる。予め、変換範囲漢字指定辞書に仮名漢字変換を可
能とする漢字の範囲が登録され、かつ変換範囲読み指定
辞書に仮名漢字変換を可能とする読みの範囲が登録され
る。仮名漢字変換結果が通知された場合、仮名漢字変換
処理制御手段により、通知された変換結果が指定された
漢字範囲内の漢字によるものか否かが調べられ、指定変
換範囲外の漢字に変換された漢字が再変換され、通知さ
れた変換結果の漢字が指定された漢字範囲外の漢字であ
った場合に、読み制御手段により、読みが指定された範
囲指定内の読みによるものか否かが調べられ、指定変換
範囲外の読みで変換された漢字が再変換され、出力手段
により変換された結果が出力される。また、生年月日入
力手段により利用者の生年月日が入力され、カレンダー
手段によりカレンダーが格納され、利用年齢設定手段に
より入力手段から入力された年齢とカレンダー手段に格
納されているカレンダーより利用者の利用年齢が算出さ
れる。他方、変換回数カウント手段により漢字変換範囲
回数がカウントされる。利用年齢と変換回数とから、変
換範囲辞書制御手段により、変換範囲指定辞書の範囲が
変更される。
施例を図1を参照しながら説明する。
示等を入力する入力手段101と、入力手段101から
入力された読み仮名に対する漢字を生成する仮名漢字変
換処理手段102と、読み仮名と漢字との対応表を有す
る仮名漢字変換辞書103と、仮名漢字変換を可能とす
る範囲について指定する漢字変換範囲指定手段104
と、仮名漢字変換を可能とする漢字の範囲について登録
する変換範囲漢字指定辞書105と、仮名漢字変換を可
能とする読みの範囲について登録する変換範囲読み指定
辞書106と、仮名漢字変換処理手段102から変換結
果が通知された場合、前記変換範囲指定辞書105、1
06を参照して、通知された変換結果が指定された漢字
範囲内の漢字によるものか否かを調べ、指定変換範囲外
の漢字に変換された漢字を前記仮名漢字変換処理手段1
02により再変換させる仮名漢字変換処理制御手段10
8と、通知された変換結果の漢字が指定された変換範囲
内の漢字であった場合に、読みが指定された範囲指定内
の読みによるものか否かを調べ、指定変換範囲外の読み
で変換された漢字を前記仮名漢字変換処理手段102に
再変換させる読み制御手段109と、変換された結果を
出力する出力手段112と、通知された変換結果が熟語
から構成されている場合、一文字づつ変換範囲指定辞書
105、106を参照し、通知されたいずれかの変換結
果が指定された漢字範囲指定内の漢字でなかった場合
は、熟語を構成する漢字全体で再変換させるように前記
仮名漢字変換処理制御手段108を制御する熟語変換制
御手段110とを具備している。なお、前記漢字変換範
囲指定手段104は、変換範囲漢字指定辞書105と、
変換範囲読み指定辞書106と、変換範囲漢字指定辞書
105及び変換範囲読み指定辞書106の辞書範囲を制
御する変換範囲辞書制御手段113とから構成されてい
る。
ートに沿って説明する。
力すると(ステップ1)、入力された読みが仮名漢字変
換処理手段102に通知される(ステップ2)。仮名漢
字変換処理手段102は例えばワードプロセッサ等に搭
載されている通常の仮名漢字変換処理手段でよい。仮名
漢字変換処理手段102により利用者の変換処理指示の
入力が受けられ(ステップ3)、仮名漢字変換辞書10
3が参照されて(ステップ4)、読み仮名に対応する漢
字が生成される(ステップ5)。利用者の変換指示は、
例えば、キーボード上の変換キー等で実施される。例え
ば、図4に示すように、「かようび」という「読み」が
入力された場合、仮名漢字変換辞書103が参照されて
「火曜日」という漢字が生成される。そして、熟語変換
制御手段110により生成された漢字が熟語か否かが判
断され(ステップ6)、熟語であると判断された場合、
熟語フラグiが1とされ、熟語でない場合、熟語フラグ
iが0とされる。それから、生成された漢字が読み込ま
れ、変換範囲漢字指定辞書105が参照されて(ステッ
プ7)、生成された漢字が変換範囲漢字指定辞書105
に設定されている変換範囲の漢字によって変換されてい
るか否かが調べられる(ステップ8)。なお、変換範囲
漢字指定辞書105は利用者が任意に設定することが可
能である。例えば、図3a、図3b、図3cに示すよう
な学年別配当表として学習指導要領の中で定められてい
る第一学年から第六学年までの履修漢字1006字は学
年毎にまとめて格納され、各学年の変換許容範囲をその
学年までに履修すべき漢字のすべてを含むものと設定し
てもよい。本実施例に係わる変換範囲漢字指定辞書10
5は、図3a、図3b、図3cに示す学年別配当表の
内、第一学年で履修すべき漢字が格納されているものと
する。変換範囲漢字指定辞書105は、「火曜」という
生成結果に対して、図5に示すような変換範囲漢字指定
辞書が参照され、生成結果が設定された範囲内の漢字か
否かが調べられる。変換結果が、変換範囲に入っている
場合、次に変換範囲読み指定辞書106が参照され(ス
テップ9)、読みが設定された変換範囲に入っているか
否かが調べられる(ステップ10)。
履修漢字1006字について音訓の読みが対応付けされ
たものである。変換範囲読み指定辞書106は、図6に
示すように、教育現場で使われている複数の教科書毎の
音訓表が格納されている。図5に示す変換範囲漢字辞書
の設定範囲が1年生で履修すべき漢字であり、指導者の
利用する学習教材が教科書Aであったとすれば、変換対
象範囲読み辞書106の設定範囲は1年生の教科書Aに
おいて習う漢字の読みが格納される。従って、読みが入
っている場合は、変換結果がCRT等の出力手段112
に表示される(ステップ11)。また、読みが対象範囲
に入っていない場合、読み変換制御手段109により生
成されている漢字が再び仮名に変換されて、変換結果が
CRT等の出力手段112に表示される(ステップ1
2)。そして、利用者が確定処理を行うと、変換結果が
確定される(ステップ13)。
た漢字が変換範囲漢字指定辞書105に設定されている
変換範囲の漢字によって変換されていないと判断された
場合、熟語フラグiが1か否か、すなわち変換結果が熟
語か否かが判断され、熟語でないと判断された場合、仮
名漢字変換手段102に再変換処理要求が出され(ステ
ップ15)、上述ステップ4に戻る。そして、変換結果
が変換範囲漢字指定辞書の変換範囲に入るまでステップ
4からステップ7までの処理が繰り返される。また、熟
語であると判断された場合、熟語情報が保持され(ステ
ップ16)、ステップ15へ移り、以降の動作を行う。
いて詳細に説明する。
え」という「読み」を入力すると(ステップ1)、入力
された読みが仮名漢字変換処理手段102に通知される
(ステップ2)。仮名漢字変換処理手段102により利
用者の変換処理指示の入力が受けられ(ステップ3)、
仮名漢字変換辞書103が参照されて(ステップ4)、
読み仮名に対応する漢字「名前」が生成される(ステッ
プ5)。そして、熟語変換制御手段110により生成さ
れた漢字が熟語か否かが判断され(ステップ6)、熟語
であると判断された場合、熟語フラグiが1とされ、熟
語でない場合、熟語フラグiが0とされる。それから、
生成された漢字が読み込まれ、変換範囲漢字指定辞書1
05が参照されて(ステップ7)、生成された漢字が変
換範囲漢字指定辞書105に設定されている変換範囲の
漢字によって変換されているか否かが調べられる(ステ
ップ8)。変換範囲漢字指定辞書105の設定範囲が1
年生で履修すべき漢字だとすれば、「名前」という生成
結果に対して、図5の変換範囲漢字設定辞書が参照さ
れ、生成結果が設定された範囲内の漢字か否かが1文字
づつ調べられる。まず、生成結果「名」が設定された漢
字の範囲に入っているか否かが調べられ、入っている場
合、変換範囲指定読み辞書106が参照され、生成結果
「名」に対する読み仮名「な」が設定された範囲内の読
みか否かが調べられる。次に、生成結果「前」に対し
て、同様の調査が行われる。上述ステップ7において、
生成結果「前」が変換範囲漢字指定辞書105の設定範
囲に入っていない場合、「名まえ」という熟語全体で再
変換処理要求が出され(ステップ15)、上述ステップ
4以降の処理が繰り返される。再度、仮名漢字変換辞書
が参照されて、読みに対応する変換結果が生成できない
場合は、「名まえ」をそのままCRTに表示させる。利
用者は生成結果をみて、確定処理を行う。
実施例を図7を参照しながら説明する。なお、図1と同
一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
た変換結果の漢字が指定された漢字範囲内の漢字であ
り、かつ指定変換範囲外の読みで変換された漢字である
場合、生成された漢字に新規の読み仮名を付与して表示
させるように前記読み制御手段109を制御する読み仮
名付与手段111を具備している。
れた場合、図2のフローのステップ5において、「森
林」という漢字が生成される。この生成された漢字に対
して1文字づつ変換範囲漢字設定辞書105が参照され
る。いずれの漢字も設定された対象範囲の漢字に入って
おり、読みが設定された対象範囲読み辞書に入っていな
い場合は、読み仮名付与手段111により、「森林」を
「しんりん」に再変換せず、生成された漢字「森林」に
対して読み仮名にルビを符って表示される(ステップ1
2)。
実施例を図8を参照しながら説明する。なお、図1と同
一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
読み、訓読みを任意の範囲で指定し得る読み指定設定手
段107を具備している。
範囲読み指定辞書の内容の一部は、図6(a)に示すよ
うに、学習教材に合わせて、訓読み「はやし」のみを1
年生における変換対象読み範囲に指定するが、例えば副
教材の内容により、熟語「森林」の読みとして「リン」
を利用させたいと指導者が判断する場合は、「リン」の
読み設定をオンにすることにより、設定範囲を個別に指
定できる。変換範囲読み指定辞書はCRT上で自由に参
照することが可能であり、指導者は画面上で、例えば、
マウス等の入力手段を用いることにより、図6(b)に
示すように、読みの設定が変更される。指導者が読みの
設定を変更した場合は、その情報が変換範囲辞書制御手
段112に書き込まれ、変換範囲読み指定辞書106の
情報が変更される。指導者等の学習教材に合わせた漢字
と読み範囲の設定が可能になる。
実施例を図9を参照しながら説明する。なお、図1と同
一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図8に示した上述実施例3と同様の仮名漢字変換装置6
01と、利用者の生年月日を入力する生年月日入力手段
602と、カレンダーを格納するカレンダー手段604
と、入力手段101から入力された年齢とカレンダー手
段604に格納されているカレンダーより利用者の利用
年齢を算出する利用年齢設定手段603と、漢字変換範
囲回数をカウントする変換回数カウント手段605とを
具備している。
ャートに沿って説明する。
に、生年月日入力手段602から利用者の生年月日を入
力する(ステップ20)。利用年齢設定手段603によ
り入力された生年月日が読み取られ(ステップ21)、
カレンダー手段604が格納するカレンダーが参照され
て(ステップ22)、利用者の年齢が抽出される(ステ
ップ23)。そして、利用年齢設定手段603により抽
出された利用者の年齢に基づき、変換範囲辞書指定手段
104により変換範囲漢字指定辞書105および変換範
囲読み指定辞書106から利用者の年齢にあった変換範
囲辞書が選択され、記憶される(ステップ24)。これ
により、利用者は習った漢字のみを変換することが可能
である。また、変換範囲読み指定辞書106には、例え
ば、教科書等の学習教材に対応した変換範囲読み指定辞
書が用意されているが、利用者の学習レベルに合わせて
任意に変更してもよい。
用する場合、子供の学習レベルによって変換範囲指定辞
書を任意に変更することは面倒であるので、変換範囲読
み設定手段107の中に設けられている変換回数カウン
ト手段605により生成された結果が変換範囲の漢字で
あり、かつ読みが変換範囲外の読みであるような漢字変
換の回数がカウントされ、その結果が変換範囲読み指定
辞書106の指定辞書の設定手段の中に書き込まれる。
数字が所定の回数を超えた場合は、漢字と読み仮名の対
応が利用者により学習されたと判断され、読み設定手段
107において、通常の利用者の読み指定辞書の変換範
囲では読み設定がオフだった読みの設定がオンに変更さ
れる。例えば、読み仮名「しんりん」が入力された場
合、変換範囲読み指定辞書106が参照され、「しんり
ん」という読みが対象範囲の読みに入っていないため
に、通常は「森林」に「しんりん」というルビが付けら
れて出力される。しかし、同じ変換を5回以上行った場
合は、その漢字に対応する読み仮名を利用者が学習した
と判断され、6回目以降の入力に対しては、読み仮名
「しんりん」というルビを付けずに漢字「森林」だけを
出力する。そして、図11に示すように、利用者により
「林」の読み「リン」が5回以上使われたので、読み設
定手段107の設定が変換範囲の読みとして設定され
る。
変換範囲読み指定辞書にのみ、このカウント手段を設定
しているが、変換範囲漢字指定辞書105と組み合わせ
て設定することにより、利用者の学習レベルを向上させ
るのに有効である。
入力手段により文字、指示等が入力され、仮名漢字変換
処理手段により入力手段から入力された読み仮名に対す
る漢字が生成される。この際、読み仮名と漢字との対応
表を有する仮名漢字変換辞書が参照される。予め、変換
範囲漢字指定辞書に仮名漢字変換を可能とする漢字の範
囲が登録され、かつ変換範囲読み指定辞書に仮名漢字変
換を可能とする読みの範囲が登録される。仮名漢字変換
結果が通知された場合、仮名漢字変換処理制御手段によ
り、通知された変換結果が指定された漢字範囲内の漢字
によるものか否かが調べられ、指定変換範囲外の漢字に
変換された漢字が再変換され、通知された変換結果の漢
字が指定された漢字範囲外の漢字であった場合に、読み
制御手段により、読みが指定された範囲指定内の読みに
よるものか否かが調べられ、指定変換範囲外の読みで変
換された漢字が再変換され、出力手段により変換された
結果が出力されるように構成したので、利用できる漢字
及び利用させたい漢字の範囲を表記だけでなく、読みと
の組み合わせも含めて漢字の変換範囲を任意に指定する
ことができる。
語変換制御手段により、通知された変換結果が熟語から
構成されている場合、一文字ずつ変換範囲指定辞書が参
照され、通知されたいずれかの変換結果が指定された漢
字範囲指定内の漢字でなかった場合は、熟語を構成する
漢字全体で再変換させるように前記仮名漢字変換処理制
御手段が制御されるように構成したので、仮名漢字変換
の変換効率を下げることなく、利用できる漢字の範囲を
指定することができる。
読み仮名付与手段により、通知された変換結果の漢字が
指定された漢字範囲内の漢字であり、かつ指定変換範囲
外の読みで変換された漢字である場合、生成された漢字
に新規の読み仮名が付与されて表示させるように前記読
み制御手段が制御されるので、仮名漢字変換の変換効率
を下げることなく、利用できる漢字の範囲を指定するこ
とができる。
ては、読み指定設定手段により、漢字の音読み、訓読み
が任意の範囲で指定し得る。
いては、生年月日入力手段により利用者の生年月日が入
力され、カレンダー手段によりカレンダーが格納され、
利用年齢設定手段により入力手段から入力された年齢と
カレンダー手段に格納されているカレンダーより利用者
の利用年齢が算出され、変換回数カウント手段により漢
字変換範囲回数がカウントされるように構成したので、
利用年齢とカウント数とにより変換範囲読み対象辞書の
内容を変更することができ、ワードプロセッサを利用す
ることで低年齢の利用者の漢字力を向上させることがで
きる。
例の構成を示すブロック図である。
施例の動作を示すフローチャートである。
施例の動作を示すフローチャートである。
例の動作を示す図である。
ある。
ある。
例の構成を示すブロック図である。
例の構成を示すブロック図である。
例の構成を示すブロック図である。
施例の動作を示すフローチャートである。
施例に係わる変換範囲読み指定辞書の内容を示す図であ
る。
ク図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 文字、指示等を入力する入力手段と、前
記入力手段から入力された読み仮名に対応する漢字を生
成する仮名漢字変換処理手段と、仮名漢字変換を可能と
する漢字の範囲について登録する変換範囲漢字指定辞書
と、変換された結果を出力する出力手段とを具備するか
な漢字変換装置であって、 仮名漢字変換を可能とする読みの範囲について登録する
変換範囲読み指定辞書と、 前記仮名漢字変換処理手段から変換結果が通知された場
合、前記変換範囲漢字指定辞書を参照して、通知された
変換結果が指定された変換範囲内の漢字によるものか否
かを調べ、指定変換範囲外の漢字に変換された漢字を前
記仮名漢字変換処理手段により再変換させる仮名漢字変
換処理制御手段と、 通知された変換結果の漢字が指定された変換範囲内の漢
字であった場合に、前記変換範囲読み指定辞書を参照し
て、読みが指定された変換範囲内の読みによるものか否
かを調べ、指定変換範囲外の読みで変換された漢字を前
記仮名漢字変換処理手段に再変換させる読み制御手段と
を具備する仮名漢字変換装置。 - 【請求項2】 通知された変換結果が熟語から構成され
ている場合、一文字ずつ変換範囲漢字指定辞書を参照
し、通知されたいずれかの変換結果が指定された変換範
囲内の漢字でなかった場合は、熟語を構成する漢字全体
で再変換させるように前記仮名漢字変換処理制御手段を
制御する熟語変換制御手段をさらに具備する請求項1に
記載の仮名漢字変換装置。 - 【請求項3】 通知された変換結果の漢字が指定された
変換範囲内の漢字であり、かつ指定変換範囲外の読みで
変換された漢字である場合、生成された漢字に新規の読
み仮名を付与して表示させるように前記読み制御手段を
制御する読み仮名付与手段をさらに具備する請求項1に
記載の仮名漢字変換装置。 - 【請求項4】 漢字の音読み、訓読みを任意の範囲で指
定し得る読み指定設定手段をさらに具備する請求項1に
記載の仮名漢字変換装置。 - 【請求項5】 文字、指示等を入力する入力手段と、前
記入力手段から入力された読み仮名に対応する漢字を生
成する仮名漢字変換処理手段と、仮名漢字変換を可能と
する漢字の範囲について登録する変換範囲漢字指定辞書
と、変換された結果を出力する出力手段とを具備する子
供向けワードプロセッサであって、 利用者の生年月日を入力する生年月日入力手段と、 カレンダーを格納するカレンダー手段と、 前記生年月日入力手段から入力された年齢と前記カレン
ダー手段に格納されているカレンダーとから利用者の利
用年齢を算出する利用年齢設定手段と、 利用者の学習の度合いを判断するために漢字変換範囲回
数をカウントする変換回数カウント手段と、 前記利用年齢と前記変換回数とから、前記変換範囲指定
辞書の範囲を変更する変換範囲辞書制御手段とを具備す
る子供向けワードプロセッサ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP21599994A JP3689129B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 仮名漢字変換装置 |
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JPH0877161A true JPH0877161A (ja) | 1996-03-22 |
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Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-09-09 JP JP21599994A patent/JP3689129B2/ja not_active Expired - Fee Related
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