JPH0876983A - データ編集装置 - Google Patents

データ編集装置

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JPH0876983A
JPH0876983A JP21362594A JP21362594A JPH0876983A JP H0876983 A JPH0876983 A JP H0876983A JP 21362594 A JP21362594 A JP 21362594A JP 21362594 A JP21362594 A JP 21362594A JP H0876983 A JPH0876983 A JP H0876983A
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Yoko Shimizu
洋子 清水
Toshiyuki Koo
俊之 小尾
Noboru Fujimaki
昇 藤巻
Yuji Tamaki
裕二 玉木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のブロックを含むデータを効率的に編集
するデータ編集装置を提供する。 【構成】 編集手段1によって複数のブロックからなる
データを編集する際に、設定手段3によって、前記各ブ
ロック間に下位ブロックが上位ブロックの内容を継承す
る上下関係2を設定しておく。格納手段4に、下位ブロ
ックごとに上位ブロックとの相違を表す相違データを格
納しておく。編集などのために下位ブロックの内容を出
力する場合は、決定手段5が、下位ブロックの内容を前
記上位ブロックの内容及び当該下位ブロックの相違デー
タに基づいて決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、状態遷移モデルのよう
なデータを編集するデータ編集装置の改良に関するもの
で、特に、複数のブロックを含むデータを効率的に編集
するデータ編集装置に係る。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種のデータ編集装置が知ら
れている。データ編集装置は、編集対象が文字であるか
図形であるかなどに応じて各種のものが存在するが、デ
ータ編集装置の適用分野の一例はソフトウェア開発であ
る。
【0003】制御ソフトウェアなどソフトウェアの動作
仕様を記述するためには、状態遷移モデルがしばしば利
用される。状態遷移モデルとは、ソフトウェアの動作仕
様を表現する形式の一つで、ソフトウェアやそのルーチ
ンを、複数の状態に遷移する存在として表す。遷移は通
常、ソフトウェアの動作を構成する要素であって、遷移
前の状態において(始状態)所定の条件が成立すると
(イベント)、所定の処理を実行し(アクション)、次
の状態へ遷移する(終状態)ものである。
【0004】状態遷移モデルの具体的記述法は図や表の
形式など各種知られているが、代表的な形式は状態遷移
図である。そして、ソフトウェア開発過程は、状態遷移
図をデータ編集装置で編集する作業を多く含む。
【0005】なお、単一のソフトウェアであっても、一
般に動作仕様は複雑あるいは多様であるため、単一の状
態遷移図で全体の動作仕様を記述すると状態数が爆発的
に大きくなり、記述や理解が困難になる。そこで、機能
ごと、ルーチンごとなど所望の単位ごとの状態遷移図を
複数組み合わせて動作仕様を記述することが一般的であ
る。以下、所望の単位の状態遷移図をブロックと呼ぶ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のデータ編集装置には、ブロックの編集の際
に繁雑な手順を要し、効率的なシステム開発が困難とい
う問題点が存在した。
【0007】すなわち、まず第1に、各ブロックの内部
情報が別個独立であったため、共通要素であっても複数
のブロックに記述するためには、同じ内容を各ブロック
に繰り返し記述するという繁雑な手順が必要であった。
また、このような共通要素を変更する場合も、全てのブ
ロックに対して変更の作業を繰り返すという繁雑な手順
が必要であった。さらに、同一内容の重複記載によって
所要メモリ量が増大し、コストが増大するという問題点
が存在した。
【0008】第2に、既存のブロックに変更を加えて再
利用し新たなブロックとする場合の作業効率向上が困難
であった。すなわち、ソフトウェア開発の途中、特に初
期において、どのブロックでも用いられる共通要素を集
めたひな型のブロックをあらかじめ準備することは事実
上困難である。むしろ実際には、複数のシステムやブロ
ックを作成する過程で徐々にその共通部分が認識されて
いく場合が多い。したがって、ブロックの再利用の際に
は、既存のブロックを適宜選び、新たなブロックのため
に追加すべき要素を考察するだけでなく、選んだブロッ
クに含まれる要素から不要なものを選択して削除すると
いう繁雑な手順を要した。
【0009】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、複数
のブロックを含むデータを効率的に編集するデータ編集
装置を提供することである。また、本発明の他の目的
は、複数のブロックから共通の上位階層を抽出するデー
タ編集装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1のデータ編集装置は、複数のブロックから
なるデータを編集する編集手段と、前記各ブロック間
に、下位ブロックが上位ブロックの内容を継承する上下
関係を設定する設定手段と、前記下位ブロックごとに、
前記上位ブロックとの相違を表す相違データを格納する
格納手段と、前記下位ブロックの内容を前記上位ブロッ
クの内容及び当該下位ブロックの前記相違データに基づ
いて決定する決定手段と、を有することを特徴とする。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
データ編集装置において、前記相違データは、下位ブロ
ックについて前記上位ブロックから継承されるブロック
の要素に追加すべき追加要素を表す追加データ及び上位
ブロックから継承されるブロックの要素から削除すべき
削除要素を表す削除データを含むことを特徴とする。
【0012】また、請求項3の発明は、請求項2記載の
データ編集装置において、前記編集手段は、前記ブロッ
クへの編集内容が要素の追加の場合は、当該要素を編集
対象となっている前記ブロックである対象ブロックの前
記追加データに追加し、前記編集内容が要素の削除の場
合は、当該要素が前記上位ブロックから継承したもので
あれば前記対象ブロックの前記削除データに当該要素を
追加し、当該要素が前記対象ブロックにおいて追加され
たものであれば前記対象ブロックの前記追加データから
当該要素を削除し、前記編集内容が要素の変更の場合
は、当該要素が前記上位ブロックから継承したものでな
ければ前記対象ブロックの前記追加データ内の当該要素
のデータを変更し、当該要素が前記対象ブロックの前記
上位ブロックから継承したものであれば前記対象ブロッ
クの前記削除データに当該要素のデータを追加するとと
もに前記対象ブロックの前記追加データに変更後の当該
要素のデータを追加するように構成されたことを特徴と
する。
【0013】また、請求項4の発明は、請求項1記載の
データ編集装置において、前記格納手段は、前記各上下
関係における最上位の前記ブロックの内容を、当該ブロ
ックに対応する前記相違データとして格納するように構
成されたことを特徴とする。
【0014】また、請求項5の発明は、請求項1記載の
データ編集装置において、前記ブロックの各要素を所定
の各識別子で表すとともに、これら各識別子に所望の名
称を対応させる対応手段を有することを特徴とする。
【0015】また、請求項6の発明は、請求項1記載の
データ編集装置において、前記決定手段は、内容を決定
しようとする前記ブロックから最上位のブロックまで順
次前記上下関係を遡りながら、各ブロックの相違データ
に基づいて前記内容を決定するように構成されたことを
特徴とする。
【0016】また、請求項7の発明は、請求項6記載の
データ編集装置において、前記相違データは、前記上位
ブロックから継承されるブロックの要素に追加すべき追
加要素を表す追加データ及び前記上位ブロックから継承
されるブロックの要素から削除すべき削除要素を表す削
除データを含み、前記決定手段は、前記追加データを記
録するためのデータ領域である追加リストと、前記削除
データを記録するためのデータ領域である削除リストを
用い、前記ブロックごとに、当該ブロックの前記相違デ
ータに含まれるすべての要素を順次選択し、前記追加要
素については、前記削除リストに含まれていない場合に
当該要素の追加データを前記追加リストに加入し、前記
削除要素については、前記追加リストに含まれていない
場合に当該要素の削除データを前記削除リストに加入す
るように構成されたことを特徴とする。
【0017】また、請求項8の発明は、請求項1記載の
データ編集装置において、前記編集手段は、前記ブロッ
クに対する編集内容が上位や下位の他のブロックに影響
を与える場合は、当該他のブロックのデータについて必
要な変更を行うことによってブロック相互間における矛
盾の発生を防止するように構成されたことを特徴とす
る。
【0018】また、請求項9のデータ編集装置は、複数
のブロックからなるデータを編集する編集手段と、複数
のブロックの各要素から共通要素を抽出する抽出手段
と、抽出された前記共通要素によって新たなブロックを
生成する生成手段と、を有することを特徴とする。
【0019】また、請求項10の発明は、請求項9記載
のデータ編集装置において、前記各ブロック間に、下位
ブロックが上位ブロックの内容を継承する上下関係を設
定する設定手段と、前記下位ブロックごとに、前記上位
ブロックとの相違を表す相違データを格納する格納手段
と、前記下位ブロックの内容を前記上位ブロックの内容
及び当該下位ブロックの前記相違データに基づいて決定
する決定手段と、を有することを特徴とする。
【0020】また、請求項11の発明は、請求項9記載
のデータ編集装置において、前記抽出の基礎とするブロ
ックを選択するためのブロック選択手段を有することを
特徴とする。
【0021】また、請求項12の発明は、請求項9記載
のデータ編集装置において、前記要素としてソフトウェ
アの動作仕様を表す遷移を用い、各遷移は、少なくとも
イベント・アクション・遷移前の始状態及び遷移後の終
状態によって規定され、前記抽出手段は、前記共通要素
として、イベント及びアクションが共通の遷移を抽出す
るように構成されたことを特徴とする。
【0022】また、請求項13の発明は、請求項12記
載のデータ編集装置において、相互に対応している前記
始状態同士及び前記終状態同士についてその対応関係を
保持するデータ領域である対応テーブルを用い、前記抽
出手段は、複数のブロック間において前記イベントと前
記アクションが共通の遷移について、前記始状態又は前
記終状態のうち少なくとも一方同士が対応せずかつ対応
していない各状態のそれぞれ一方ずつが前記対応テーブ
ルに存在する場合以外は当該遷移を前記共通要素として
抽出し、当該遷移を抽出した場合は、前記対応テーブル
に存在していなかった状態同士を対応するものとして前
記対応テーブルに登録するように構成されたことを特徴
とする。
【0023】また、請求項14の発明は、請求項9記載
のデータ編集装置において、抽出された前記共通要素か
ら新たなブロックを構成する要素を選択するための要素
選択手段を有することを特徴とする。
【0024】
【作用】上記のような構成を有する本発明は、以下のよ
うな作用を有する。すなわち、請求項1のデータ編集装
置では、編集手段によって複数のブロックからなるデー
タを編集する際に、設定手段によって、前記各ブロック
間に下位ブロックが上位ブロックの内容を継承する上下
関係を設定しておく。そして、格納手段に、下位ブロッ
クごとに上位ブロックとの相違を表す相違データを格納
しておく。そして、編集などのために下位ブロックの内
容を出力する場合は、決定手段が、下位ブロックの内容
を前記上位ブロックの内容及び当該下位ブロックの相違
データに基づいて決定する。
【0025】このように、請求項1のデータ編集装置で
は、ブロック間に上下関係を設定すれば、上位ブロック
の内容が下位ブロックにおいて再記述することなく継承
され、下位ブロックの内容をなす。このため、共通の要
素を持つ上位ブロックに基づいて複数の下位ブロックを
作成する場合、各下位ブロックにおいては上位ブロック
に含まれる共通要素との相違のみを記述すればよく、デ
ータの編集作業が効率化される。
【0026】また、共通部分を変更する場合も、上位ブ
ロックを変更すれば下位ブロックの内容が継承関係に基
づいて自動的に変更されるので、データの編集作業が一
層効率化される。
【0027】なお、本発明は、いかなるデータの編集に
も適用可能であるが、特に、ソフトウェアの動作仕様の
編集に適する。すなわち、複数のブロックからなる状態
遷移モデルを用いてソフトウェアの動作仕様を記述する
場合に、頻繁に使用される動作仕様を上位ブロックと
し、下位ブロックで新たな動作仕様のみを記述すれば、
ブロックのを効率的に再利用することができる。
【0028】また、請求項2の発明では、追加データと
削除データを組み合わせることによって、要素の追加や
削除のみならず要素の変更など他の態様の相違をも表す
ことができる。
【0029】また、請求項3の発明では、前記編集手段
が、編集に基づくデータ更新において、要素の削除・変
更の場合に当該要素が継承されたものか否かに応じて適
切な処理を自動的に行う。
【0030】また、請求項4の発明では、最上位のブロ
ックの内容を他の下位ブロックと共通の追加データとし
て表すので、データ全体のデータ構造や処理手順を統一
して構成を単純化し、費用の低減と処理効率の向上を図
ることができる。
【0031】また、請求項5の発明では、データに含ま
れる各要素について、内部情報としてはコード番号のよ
うな識別子を用いて処理を高速化し、入出力は作業上実
際用いる所望の名称を用いることができる。
【0032】また、請求項6の発明は次のような作用を
有する。すなわち、継承関係の下位ブロックにおける各
遷移の存否は、仮に継承関係が多段に構成され、当該遷
移の追加・削除が何度繰り返される場合でも当該遷移に
関する最後の(最下位の)追加又は削除が決する。この
ため、請求項6の発明では、継承順とは逆に上位ブロッ
クを辿ることによって、最下位側で追加又は削除された
遷移についてはそれより上位の処理で無視することがで
きる。このため、最上位から継承順に相違データを収集
する場合と比べ、処理が効率化される。
【0033】また、請求項7の発明では、追加リスト・
削除リストに加入する要素がそれぞれ、下位のブロック
において削除・追加されないものに限定されるので、内
容決定の処理が効率化される。
【0034】また、請求項8の発明では、継承関係に関
する編集において、ブロック相互間における矛盾の発生
が自動的に防止される。
【0035】また、請求項9のデータ処理装置では、複
数ブロック間の共通要素が抽出され、これら共通要素に
よって新規ブロックが生成される。このため、共通要素
をまとめた新規ブロックをひな型として用いれば、新た
なブロックを作成する際、不要な要素の削除及び要素の
追加の作業が減少し、データ編集が効率化される。
【0036】また、請求項10の発明では、共通要素を
まとめた新規ブロックをひな型とする場合、ひな型を継
承するブロックを複数作成することによってデータ編集
作業が一層効率化される。
【0037】また、請求項11の発明では、抽出の基礎
とするブロックを自由に選択できるので、目的に応じた
抽出を行うことができる。
【0038】また、請求項12の発明では、始状態や終
状態が異なっても内容が共通する遷移は抽出の対象とな
るので、多様な要素を共通要素として抽出することがで
きる。
【0039】また、請求項13の発明では、イベントと
アクションが共通する複数の遷移について、遷移の始状
態又は終状態のうち少なくとも一方がすでに他の遷移の
始状態又は終状態と対応している場合すなわち結合状態
が異なる場合を除いて共通要素として抽出される。この
ため、単純な基準で合理的な抽出を行なうことができ
る。
【0040】また、請求項14の発明では、抽出された
共通要素から、実際に新たなブロックを構成させる要素
として、真に必要な要素を判断して選択できるので、目
的により合致した新規ブロックを生成することができ
る。
【0041】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面に従っ
て具体的に説明する。なお、後述する実施例はコンピュ
ータ上に実現され、実施例の各機能は、所定の手順(プ
ログラム)がこのコンピュータを制御することで実現さ
れる。
【0042】本明細書における各「手段」は、実施例の
各機能に対応する概念的なもので、必ずしも特定のハー
ドウェアやソフトウェア・ルーチンに1対1には対応し
ない。同一のハードウェア要素が、場合によって異なっ
た手段を構成する。例えば、コンピュータは、ある命令
を実行するときにある手段となり、別の命令を実行する
ときは別の手段となりうる。また、一つの手段が、わず
か1命令によって実現される場合もあれば、多数の命令
によって実現される場合もある。
【0043】したがって、本明細書では、以下、実施例
の各機能を有する仮想的回路ブロック(「手段」又は
「部」)を想定して実施例を説明する。但し、コンピュ
ータの使用は一例であり、本発明の機能の全部又は一部
は、可能ならば、カスタムチップ(専用の集積回路)の
ような電子回路上に実現してもよい。
【0044】実施例に用いられるコンピュータは、一般
には、CPU(中央演算処理装置)と、RAM(随時書
込読出型記憶素子)からなる主記憶装置とを有する。ま
た、前記コンピュータの規模は自由であり、マイクロコ
ンピュータ・パーソナルコンピュータ・スモールコンピ
ュータ・ワークステーション・メインフレームなど、い
かなる規模のものを用いてもよい。
【0045】また、前記コンピュータのハードウェア
は、典型的には、キーボードやマウスなどの入力装置
と、ハードディスク装置などの外部記憶装置と、CRT
表示装置やプリンタ印字装置などの出力装置と、必要な
入出力制御回路を含む。
【0046】但し、前記コンピュータのハードウェア構
成は自由であり、本発明が実施できる限り、上記の構成
要素の一部を追加・変更・除外してもよい。例えば、C
PUの種類は自由であり、CPUを複数同時に用いた
り、単一のCPUをタイムシェアリング(時分割)で使
用し、複数の処理を同時平行的に行ってもよい。また、
他の入力装置(例えば、タッチパネル・ライトペン・ト
ラックボールなどのポインティングデバイスや、デジタ
イザ・イメージ読取装置やビデオカメラなどの画像入力
装置・音声識別装置・各種センサなど)を用いてもよ
い。また、他の外部記憶装置(例えば、フロッピーディ
スク装置・RAMカード装置・磁気テープ装置・光学デ
ィスク装置・光磁気ディスク装置・バブルメモリ装置・
フラッシュメモリなど)を用いてもよい。また、他の出
力装置(例えば、液晶表示装置・プラズマディスプレイ
装置・ビデオプロジェクター・LED表示装置・音響発
生回路・音声合成回路など)を用いてもよい。
【0047】また、前記コンピュータにおいて実施例を
実現するためのソフトウェアの構成としては、典型的に
は、実施例の各機能を実現するためのアプリケーション
プログラムが、OS(オペレーティングシステム)上で
実行される態様が考えられる。また、実施例を実現する
ためのプログラムの態様としては、典型的には、高級言
語やアセンブラからコンパイル(翻訳)された機械語が
考えられる。但し、前記コンピュータのソフトウェア構
成も自由であり、本発明が実施できる限り、ソフトウェ
ア構成を変更してもよい。例えば、必ずしもOSを用い
る必要はなく、また、プログラムの表現形式も自由であ
り、BASICのようなインタプリタ(逐次解釈実行
型)言語を用いてもよい。
【0048】また、プログラムの格納態様も自由であ
り、ROM(読出し専用メモリ)に格納しておいてもよ
く、また、ハードディスク装置のような外部記憶装置に
格納しておき、コンピュータの起動時や処理の開始時に
主メモリ上にロード(読み込み)してもよい。また、プ
ログラムを複数の部分に分割して外部記憶装置に格納し
ておき、処理内容に応じて必要なモジュールのみを随時
主メモリ上にロード(読み込み)してもよい。さらに、
プログラムの部分ごとに異なった態様で格納してもよ
い。
【0049】また、本実施例における各手順の各ステッ
プは、その性質に反しない限り、実行順序を変更し、複
数同時に実行し、また、実行ごとに異なった順序で実行
してもよい。このような順序の変更は、例えば、ユーザ
が実行可能な処理を選択するなどメニュー形式のインタ
ーフェース手法によって実現することができる。
【0050】また、本明細書における「入力」は、本来
の情報の入力のみならず、情報の入力と密接に関連する
他の処理を含む。このような処理は、例えば、入力内容
のエコーバックや修正・編集である。また、本明細書に
おける「出力」は、本来の情報の出力のみならず、情報
の出力と密接に関連する他の処理を含む。このような処
理は、例えば、出力すべき範囲の入力や、画面スクロー
ルの指示である。なお、対話的入出力手順によって入力
と出力を一体的操作によって実現してもよく、このよう
な一体的操作によって、選択・指定・特定などの処理を
行ってもよい。
【0051】また、本明細書におけるデータ(情報)や
データの格納手段は前記コンピュータ上においていかな
る態様で存在してもよい。例えば、データのハードウェ
ア上の所在部分は、主記憶装置・外部記憶装置・CPU
のレジスタやキャッシュメモリなどいかなる部分でもよ
い。また、データの保持態様も自由である。例えば、デ
ータは、ファイル形式で保持されるのみならず、メモリ
やディスクなどの記憶装置を物理的アドレスで直接アク
セスすることによって実現してもよい。また、データの
表現形式も自由で、例えば、文字列を表すコードの単位
は、文字単位でも単語単位でもよい。また、データは必
要とされる一定時間だけ保持されれば十分で、その後消
滅してもよく、保持時間の長短は自由である。また、辞
書データのように当面変更されない情報は、ROMに格
納してもよい。
【0052】また、本明細書において、特定の情報への
言及は確認的で、言及されない情報の存在を否定するも
のではない。すなわち、本発明の動作では、動作に必要
な一般的な情報、例えば、各種ポインタ、カウンタ、フ
ラグ、パラメータ、バッファなどが適宜用いられる。
【0053】実施例の各部分が処理に要する情報は、特
に記載がない場合、当該情報を保持している他の部分か
ら獲得される。このような情報の獲得は、例えば、当該
情報を格納している変数やメモリをアクセスすることに
よって実現することができる。なお、情報の消去・抹消
は、当該情報の内容自体を必ずしも記憶領域から現実に
削除せず、消去を表すフラグを設定するなど、情報の意
味付けの変更によって行うことができる。
【0054】[1.実施例の構成]本実施例のデータ編
集装置(以下「本装置」という)は請求項1〜14に対
応するもので、本実施例の目的は、複数のブロックを含
むデータを効率的に編集するデータ編集装置を提供する
ことである。また、本実施例の他の目的は、複数のブロ
ックから共通の上位階層を抽出するデータ編集装置を提
供することである。
【0055】まず、図1は、本実施例のデータ編集装置
の構成を示す機能ブロック図である。この図に示すよう
に、本装置は、複数のブロック(以下STDと略するこ
とがある)からなる状態遷移図をデータとして編集する
編集手段1と、前記各ブロック間に、下位ブロックが上
位ブロックの内容を継承する上下関係2を設定する設定
手段3を有する。また、本装置は、前記下位ブロックご
とに、前記上位ブロックとの相違を表す相違データを格
納する格納手段4と、前記下位ブロックの内容を前記上
位ブロックの内容及び当該下位ブロックの相違データに
基づいて決定する決定手段5とを有する。
【0056】また、本装置は、ブロックの各要素を所定
の識別子で表すが、各識別子に所望の名称を対応させる
対応手段6を有する。また、本装置は、複数のブロック
から共通要素を抽出する抽出手段7と、抽出された共通
要素によって新たなブロックを生成する生成手段8とを
有する。また、本装置は、前記抽出の基礎とするブロッ
クを選択するブロック選択手段9と、抽出された共通要
素から新たなブロックを構成する要素を選択するための
要素選択手段10とを有する。
【0057】[2.実施例の作用及び効果] [2−1.データ構造]上記のような構成を有する本装
置では、編集手段1によって複数のブロックからなるデ
ータを編集する際に、設定手段3によって、前記各ブロ
ック間に下位ブロックが上位ブロックの内容を継承する
上下関係2を設定しておく。
【0058】図2は、本実施例におけるブロックの例を
示す。本実施例におけるブロックは、図2に例示するよ
うに階層構造を持ち、上位のブロックであるSTD−1
と、STD−1の下位階層であるSTD−2及びSTD
−3の計3つである。
【0059】これらブロック間の上下関係は次のような
データで表される。図3は、本実施例におけるブロック
間の関係の他の例であり、図4は、図3のブロック間の
関係を表すデータ(以下「リンクテーブル」という)の
例である。例えば、STD−1の下位階層にSTD−3
が存在する事実を示すデータを、図4において破線で示
す。
【0060】また、図5はSTD−1の内容、図6はS
TD−3の内容を示す。STD−1は遷移T−1,T−
2,T−3を有し、STD−3は遷移T−1,T−3,
T−4を有する。
【0061】本実施例では各上下関係において、格納手
段4に、前記下位ブロックごとに前記上位ブロックとの
相違を表す相違データを格納しておく。相違データは、
上位ブロックから継承されるブロックの要素に追加すべ
き追加要素(追加遷移)を表す追加データ及び上位ブロ
ックから継承されるブロックの要素から削除すべき削除
要素(削除遷移)を表す削除データを含む。このよう
に、本実施例では、追加データと削除データを組み合わ
せることによって、要素の追加や削除のみならず要素の
一部の変更など他の態様の相違も表すことができる。
【0062】なお、図7はSTD−3に対応する相違デ
ータの内容を示す。図7では、上位STD−1の内容に
追加される遷移T−4を実線で、また、上位STD−1
から継承されず削除される遷移T−2を破線で示す。
【0063】すなわち、STD−3(図6)において、
遷移T−1,T−3はSTD−1から継承されたもので
あり、遷移T−4はSTD−3において新規に追加され
たものであり、遷移T−2は削除されている。
【0064】次に、図8は、本実施例における複数のブ
ロックのデータの構成例を示す。このデータは、各ブロ
ックの識別子(ID)ごとに、当該ブロックの追加テー
ブル及び削除テーブルを格納する所定のメモリ領域の先
頭番地を指すポインタ41を格納したものである。追加
テーブル及び削除テーブルはそれぞれ追加データ及び削
除データを格納するための記憶領域である。図8では、
例えば、テーブルポインタ41が、STD−1について
テーブル42,43、STD−3についてテーブル4
4,45を指している。
【0065】各テーブルは1又は2以上の遷移のデータ
を含む。単一の遷移のデータは、それぞれ遷移の識別子
(ID)、イベント(遷移の発火条件)、始状態(遷移
元の状態)、終状態(遷移先の状態)、アクション(遷
移時の動作)のデータを含む。これらの各データは識別
用の内部情報である識別子で表される。例えば遷移ID
が「T−1」である遷移は、始状態「S1」、終状態
「S2」、イベント「E1」、アクション「A1,A
2」という情報を持っている。
【0066】追加テーブル内の遷移は、このテーブルを
保持しているブロックにおいて新たに追加されたもので
あり、このブロックの下位ブロックに継承される。
【0067】なお、前記格納手段4は、前記各上下関係
における最上位のブロックの内容を、当該ブロックに対
応する前記相違データとして格納するように構成しても
よい。このようにすれば、最上位のブロックの内容を他
の下位ブロックと共通の追加データとして表すので、デ
ータ全体のデータ構造や処理手順を統一して構成を単純
化し、費用の低減と処理効率の向上を図ることができ
る。
【0068】また、本実施例では、ブロックの各要素を
所定の識別子で表すが、各識別子には、対応手段6によ
って所望の名称を対応させることができる。このため、
ブロックのデータに含まれる各要素について、内部情報
としてはコード番号のような識別子を用いて処理を高速
化し、入出力は作業上実際用いる所望の名称を用いるこ
とができる。
【0069】このような対応関係を表すデータの一例を
図9〜11に示す。図9はイベントの識別子と名称との
対照テーブル(イベント名称テーブル)の例、図10は
アクションの識別子と名称との対照テーブル(アクショ
ン名称テーブル)の例、図11は状態の識別子と名称と
の対照テーブル(状態名称テーブル)の例である。例え
ば、図9では、IDがE1であるイベントの名称は「イ
ベント1」であることが表されている。
【0070】これらの対応関係に従えば、遷移T−1は
実際の入出力では『「状態1」から「状態2」への遷移
であり、イベントは「イベント1」、アクションは「ア
クション1」である遷移』として扱われることとなる。
【0071】一方、図8における削除テーブルは、上位
ブロックから継承しない遷移については遷移IDのみを
保持する。遷移の削除については、削除される遷移が特
定できれば十分だからである。
【0072】なお、図12は、図9〜11に示した識別
子(ID)と名称の対応関係を表すデータの構成の他の
例である。すなわち、これらのデータは、図12に示す
ように、単一のブロックのデータごとに対照テーブルと
して格納してもよい。このようにすれば、同じ遷移や状
態の名称についても、特定のブロックにおいて上位ブロ
ックとは異なった名称で扱うことができる。
【0073】例えば、図12では、STD−1のデータ
61に、状態名称テーブル62が従属し、STD−2の
データ63には状態名称テーブル64が従属している。
そして、テーブル62は、STD−1に含まれる状態S
2が「状態2」との名称で入出力すべき旨の情報62−
aを含む。また、テーブル64は、STD−2に含まれ
る状態S2,S3がそれぞれ「状態あ」,「状態3」と
の名称で入出力すべき旨の情報64−a,64−bを含
む。この結果、状態S2はSTD−1では「状態2」と
して入出力されるが、STD−2では「状態3」として
入出力される。
【0074】[2−2.編集の概要]図13は、本実施
例のデータ編集装置におけるブロックの編集の典型的な
手順を示すフローチャートである。この手順は、ユーザ
が既存のブロックをひな型として指定して、このブロッ
クの内容を継承する新たな下位ブロックを表示させ、当
該下位ブロックの内容を編集する場合のものである。
【0075】図13の手順では、まず、ユーザが編集対
象とするブロック(以下「対象ブロック」という)を指
定する(ステップ131)。対象ブロックが新規のもの
である場合(ステップ132)、対象ブロックに対して
識別子が発行される(ステップ133)。
【0076】また、ユーザは、対象ブロック指定時に対
象ブロックが内容を継承する直近上位のブロックを上位
ブロックとして指定することができる。上位ブロックの
指定があった場合(ステップ134)は、上位ブロック
と対象ブロックとの間の上下関係(階層関係)がリンク
テーブルに設定される(ステップ135)。次に、対象
ブロックの内容が決定され(ステップ136)、対象ブ
ロックの内容が表示装置に表示される(ステップ13
7)。そして、ユーザが編集操作を入力すると(ステッ
プ138)、編集操作に応じてデータが更新され(ステ
ップ139)、編集後の対象ブロックが再表示される
(ステップ1310)。
【0077】[2−3.内容の決定]ここで、下位ブロ
ックとして対象ブロックの内容を決定する手順を具体的
に説明する。すなわち、この手順では、前記決定手段5
は、内容を決定しようとする対象ブロックから最上位の
ブロックまで順次遡りながら、各ブロックの相違データ
に基づいて前記内容を決定する。
【0078】そして、対象ブロックにおける各遷移の存
否は、継承関係が多段に存在し当該遷移の追加・削除が
何度繰り返される場合でも、当該遷移に関する最後の
(最下位の)追加又は削除が決する。このため、最下位
側で追加又は削除された遷移についてはそれより上位の
処理で無視することができ、最上位から継承順に相違デ
ータを収集する場合と比べ、処理が効率化される。
【0079】図14は、ブロックの内容決定の手順にお
いて、各ブロックのデータすなわち追加遷移と削除遷移
に対して行う処理の具体的手順を示すフローチャートで
ある。なお、各ブロックを通じての処理において、最上
位ブロックの内容に追加すべき要素を保持するデータ領
域である追加リストと、最上位ブロックの内容から削除
すべき要素を保持するデータ領域である削除リストを用
いる。
【0080】各ブロックでは、当該ブロックの相違デー
タに含まれるすべての遷移を(ステップ141)、順次
選択する(ステップ142)。そして、追加遷移につい
ては(ステップ143)、削除リストに含まれていない
場合(すなわち当該ブロックよりも下位のブロックで削
除されていない場合)に(ステップ144)、当該遷移
を追加リストに加入する(ステップ145)。これは、
下位で削除されない遷移は再上位の内容に追加すべきだ
からである。
【0081】一方、追加遷移が削除リストに含まれてい
る場合は(ステップ144)、追加遷移は追加リストに
加入されない。これは、下位で削除される遷移は上位に
おいても登場しなかったと同様だからである。
【0082】また、削除遷移については(ステップ14
6)、追加リストに含まれていない場合は(ステップ1
47)、当該遷移を削除リストに加入する(ステップ1
48)。下位ブロックで追加されない内容は最上位ブロ
ックの内容から削除すべきだからである。一方、削除要
素が追加リストに含まれているときは(ステップ14
7)、削除リストに加入しない。最終的に下位ブロック
で再度追加される要素は削除リストに加える必要がない
からである。
【0083】以上のような処理によって、追加リスト・
削除リストに加入する要素がそれぞれ下位のブロックに
おいて削除・追加されないものに限定され、内容決定の
処理が効率化される。なお、再下層では追加リスト・削
除リストは空であるから、最下層の追加遷移及び削除遷
移は、それぞれ無条件に追加リスト及び削除リストに追
加してもよい。
【0084】[2−4.データの更新]ユーザは、以上
のように決定された内容を確認して編集内容の指示を入
力する。図15は、本実施例において編集の指示が入力
された場合におけるデータの更新(ステップ139)の
具体的手順を示すフローチャートである。この手順で
は、まず、前記各名称テーブルに関する変更が行われる
(ステップ151)。ここでは、編集に伴う状態名の変
更、遷移削除に伴う状態の削除、遷移追加に伴う状態の
追加などが行われる。なお、編集の指示の入力とデータ
の更新は、編集作業を終了すべき旨の指示が入力される
まで続けられる。
【0085】変更内容が遷移の追加の場合は(ステップ
152)、編集対象となっている前記ブロックである対
象ブロックの追加テーブルに当該遷移を追加する(ステ
ップ153)。
【0086】また、変更内容が遷移の削除である場合は
(ステップ154)、当該遷移が上位ブロックから継承
したものであれば(ステップ155)対象ブロックの削
除テーブルに当該遷移が追加され(ステップ156)、
一方、削除すべき遷移が対象ブロックにて追加されたも
のであれば(ステップ155)、対象ブロックの追加テ
ーブルから当該遷移が削除される(ステップ157)。
【0087】変更内容が遷移の追加及び削除でない場合
すなわち遷移の変更の場合は(ステップ154)、当該
遷移が上位ブロックから継承したものでなければ(ステ
ップ158)対象ブロックの追加テーブル内の当該遷移
のデータを変更し(ステップ159)、当該遷移が上位
ブロックから継承したものであれば(ステップ158)
対象ブロックの削除テーブルに当該遷移を追加するとと
もに(ステップ1510)対象ブロックの追加テーブル
に変更後の当該遷移を追加する(ステップ1511)。
【0088】このように本実施例では、編集手段1が、
遷移の追加・削除・変更に基づくデータ更新において当
該遷移が継承されたものか否かに応じて適切な処理を行
う。
【0089】なお、編集内容が上位や下位の他のブロッ
クに影響を与える場合は、編集手段1が当該他のブロッ
クについて必要な変更を行うことによってブロック相互
間における矛盾の発生を防止する。例えば、対象ブロッ
クに下位ブロックが存在し(ステップ1512)、下位
ブロックの削除テーブルに削除された遷移が存在する場
合、これを削除する(ステップ1513)。
【0090】[2−5.共通要素の抽出]本実施例で
は、抽出手段7によって複数のブロックから共通要素
(遷移)を抽出し、生成手段8によって共通要素による
新たなブロックを生成できる。このため、共通要素をま
とめた新規ブロックをひな型として用い、新たなブロッ
クを作成する際、不要な要素の削除及び要素の追加の作
業が減少し、データ編集を効率化することができる。
【0091】特に、共通要素をまとめた新規ブロックを
ひな型とし、ひな型を継承するブロックを複数作成すれ
ば、データ編集作業が一層効率化される。
【0092】図16は、本実施例において共通要素の抽
出の具体的手順を示すフローチャートである。この手順
では、まず、ユーザがブロック選択手段9によって抽出
元(基礎)とするブロックを指定するので(ステップ1
61)、目的に応じた抽出を行うことができる。この選
択は、ブロック間の階層関係を表す図やブロックの一覧
を表示して行えばよい。
【0093】続いて、指定された各ブロック間での共通
要素が抽出される(ステップ162)。この共通要素は
新たな上位ブロックを構成する要素の候補である。な
お、抽出は、いずれかのブロックから任意の遷移を順次
選び、この遷移と他のブロックの各遷移との同一性を順
次調査することによって行うことができる。
【0094】例えば、ある2つの遷移を比較する場合、
複数指定された抽出元ブロックの中から2つを選択し、
それぞれの追加テーブルについて、一方のブロックの各
遷移を順次取り出す。これら各遷移を、他方のブロック
の各遷移と順次比較する。なお、比較対象とする複数の
ブロックが共通の上位ブロックから継承している各遷移
は共通要素として抽出することができる。
【0095】図17は、本実施例における遷移間の比較
の具体的手順を示すフローチャートである。本実施例で
は、イベントおよびアクションの同一性を中心に、遷移
の結合関係の関連性を斟酌して、遷移の同一性を判断す
る。
【0096】このように本実施例では、共通要素として
イベント及びアクションが共通の遷移が抽出される。こ
のため、始状態や終状態が異なっても遷移の内容が同じ
遷移は抽出の対象となり、多様な共通要素を抽出するこ
とができる。なお、この手順において、イベント・アク
ションの共通性は、名称の如何にかかわらず識別コード
の共通性に基づいて判断すればよい。
【0097】共通要素の抽出では、相互に対応している
状態についてその対応関係を保持するデータ領域である
対応テーブルを用いる。そして、抽出手段7は、複数の
ブロック間においてイベントとアクションが共通の遷移
について、始状態又は終状態のうち少なくとも一方同士
が対応せず、対応していない各状態のそれぞれ一方ずつ
が対応テーブルに存在する場合以外は当該遷移を抽出す
る。また、当該遷移を抽出した場合は、対応テーブルに
存在していなかった状態同士を対応するものとして対応
テーブルに登録する。
【0098】すなわち、図17において、イベントとア
クションが共通の遷移については(ステップ171)、
両遷移の始状態と終状態が共にそれぞれ対応している場
合は(ステップ172)、遷移の結合関係が同一と考え
られるので、両遷移は共通要素として抽出される(ステ
ップ173)。なお、状態の対応関係は、対応すると考
えられる状態同士について状態の名称の如何にかかわら
ず識別子を前記対応テーブルに登録し、この対応テーブ
ルを参照することによって判断される。
【0099】始状態と終状態がそれぞれ対応している場
合以外で(ステップ172)、始状態又は終状態の一方
が対応している場合は(ステップ174)、対応してい
ない方の状態が対応テーブルに存在するか否かが判断さ
れる(ステップ175)。対応テーブルに存在していた
場合は、当該状態は他の状態と対応しており、比較して
いる遷移同士は対応していないと考えられる。このた
め、遷移は抽出されず手順は終了する。
【0100】ステップ175において、対応していない
状態が対応テーブルに存在しない場合は、対応していな
いとされた状態同士が対応するものと考えることができ
るので、対応していない状態が対応テーブルに追加され
る(ステップ176)。そして、この対応を前提として
両遷移が共通要素として抽出される(ステップ17
3)。
【0101】ステップ174において始状態も終状態も
対応していない場合は、始状態又は終状態が対応テーブ
ルに存在しているかが判断される(ステップ177)。
このとき、始状態も終状態も対応テーブルに存在してい
ない場合は、両状態の対応がそれぞれ状態対応テーブル
に追加され(ステップ178)、この対応関係を前提に
遷移同士の対応関係が共通要素として抽出される(ステ
ップ173)。
【0102】この結果、本発明では、イベントとアクシ
ョンが共通する複数の遷移について、遷移の始状態又は
終状態のうち少なくとも一方がすでに他の遷移の始状態
又は終状態と対応している場合すなわち結合状態が異な
る場合を除いて、共通要素として抽出される。このよう
な手順をすべての遷移について繰り返すことにより、共
通要素が抽出される。例えば、図18及び図19は、本
実施例における共通要素の抽出の基礎となるブロックの
例である。また、図20は、図18及び図19から抽出
される共通要素の例である。
【0103】なお、共通要素の抽出の基準は自由であ
る。例えば、すべてのブロックから抽出された要素のみ
ならず、所定の割合のブロック間で共通する要素を抽出
要素に含めてもよい。また、共通要素をわずかしか含ま
ないブロックは、無意味なものとして処理対象から除外
してもよい。
【0104】続いて、各ブロックから抽出した要素を表
示し、ユーザが、要素選択手段10によって、実際に新
たなブロックを構成させる要素を選択する(ステップ1
63)。このため、真に必要な遷移やブロックを判断し
て選択し、目的に合致した新規ブロックを生成すること
ができる。
【0105】[2−6.新規ブロックの生成]そして、
選択された遷移及びブロックによって、上位ブロックが
生成される。この上位ブロックは、抽出の元となったブ
ロックとは別個独立のものして生成することもできる
が、一般には、元となった複数のブロックの上位ブロッ
クとして生成し、元のブロックに含まれる共通要素につ
いては、新たなブロックから継承させ、元のブロックか
らは除外することが望ましい。このようにすれば、メモ
リ効率が向上し、また、共通要素の修正の際に当該共通
要素を含む各ブロックを修正する重複した手順が不要に
なるからである。
【0106】ここでは、元のブロックの内容を上位ブロ
ックにまとめるものとする。この場合、選択された共通
要素によって上位の新規ブロックが生成される(ステッ
プ164)。なお、この新規ブロックに対しては識別子
が発行される。次に、元のすべてのブロックから新規ブ
ロックを構成する要素が削除される(ステップ16
5)。なお、この要素の削除に伴い、対応テーブルに基
づいて状態の識別子が新規ブロックの識別子と対応する
よう変換される。さらに、新規ブロックと元の各ブロッ
クとの間にリンクが設定される(ステップ166)。
【0107】[3.他の実施例]なお、本発明は上記の
実施例に限定されるものではなく、適宜態様を変更して
実施できるものであるから、次のような他の実施例をも
包含するものである。
【0108】例えば、共通要素の抽出の基準として、
「イベントが同じ遷移」を抽出し、アクションは各階層
で自由に変更できるようにしてもよい。また、更に他の
例としては、アクションを類似しているものごとにグル
ープでまとめておき、「イベントが同じでアクションが
同じグループに属している遷移」を親候補として抽出す
ることも可能である。さらに、共通要素の抽出は、蓄積
されていく仕様記述などの中から、あらかじめ設定した
条件で自動的に行なってもよい。
【0109】また、本発明のデータ編集装置が編集対象
とするデータは状態遷移図には限定されず、文字列や図
形などいかなるデータに本発明を適用してもよい。ま
た、継承は無差別に行なわず、特定の類型の情報のみ継
承させたり、特定のブロック限りのローカルな情報をブ
ロックに持たせれば、一層多様なデータ編集が可能とな
る。
【0110】また、相違データは追加と削除には限定さ
れず、要素の一部の変更など自由に設定することができ
る。また、ブロックの内容の決定の処理は必ずしも下位
側から行なわず、上位側から行なってもよい。また、ブ
ロック選択手段や要素選択手段は必ずしも設ける必要は
ない。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上位ブロックの内容が下位ブロックにおいて再記述する
ことなく継承され、下位ブロックの内容をなす。このた
め、共通の要素を持つ上位ブロックに基づいて複数の下
位ブロックを作成する場合、各下位ブロックにおいては
上位ブロックに含まれる共通要素との相違のみを記述す
ればよく、データの編集作業が効率化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のデータ編集装置の構成を示す
機能ブロック図
【図2】本発明の実施例におけるブロックの例
【図3】本発明の実施例におけるブロック間の関係の他
の例
【図4】図3のブロック間の関係を表すデータの例
【図5】本発明の実施例におけるSTD−1の内容
【図6】本発明の実施例におけるSTD−3の内容
【図7】本発明の実施例におけるSTD−3に対応する
相違データの内容
【図8】本発明の実施例における複数のブロックのデー
タの構成例
【図9】本発明の実施例におけるイベントの識別子と名
称との対照テーブル(イベント名称テーブル)の例
【図10】本発明の実施例におけるアクションの識別子
と名称との対照テーブル(アクション名称テーブル)の
【図11】本発明の実施例における状態の識別子と名称
との対照テーブル(状態名称テーブル)の例
【図12】図9〜11に示した識別子(ID)と名称の
対応関係を表すデータの構成の他の例
【図13】本発明の実施例におけるブロックの編集の典
型的な手順を示すフローチャート
【図14】本発明の実施例において各ブロックのデータ
に対して行う処理の具体的手順を示すフローチャート
【図15】本発明の実施例において編集の指示が入力さ
れた場合におけるデータの更新(ステップ139)の具
体的手順を示すフローチャート
【図16】本発明の実施例における共通要素の抽出の具
体的手順を示すフローチャート
【図17】本発明の実施例における遷移間の比較の具体
的手順を示すフローチャート
【図18】本発明の実施例における共通要素の抽出の基
礎となるブロックの例
【図19】本発明の実施例における共通要素の抽出の基
礎となるブロックの例
【図20】図18及び図19から抽出される共通要素の
【符号の説明】
1:編集手段 2:上下関係 3:設定手段 4:格納手段 5:決定手段 6:対応手段 7:抽出手段 8:生成手段 9:ブロック選択手段 10:要素選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉木 裕二 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブロックからなるデータを編集す
    る編集手段と、 前記各ブロック間に、下位ブロックが上位ブロックの内
    容を継承する上下関係を設定する設定手段と、 前記下位ブロックごとに、前記上位ブロックとの相違を
    表す相違データを格納する格納手段と、 前記下位ブロックの内容を前記上位ブロックの内容及び
    当該下位ブロックの前記相違データに基づいて決定する
    決定手段と、 を有することを特徴とするデータ編集装置。
  2. 【請求項2】 前記相違データは、下位ブロックについ
    て前記上位ブロックから継承されるブロックの要素に追
    加すべき追加要素を表す追加データ及び上位ブロックか
    ら継承されるブロックの要素から削除すべき削除要素を
    表す削除データを含むことを特徴とする請求項1記載の
    データ編集装置。
  3. 【請求項3】 前記編集手段は、 前記ブロックへの編集内容が要素の追加の場合は、当該
    要素を編集対象となっている前記ブロックである対象ブ
    ロックの前記追加データに追加し、 前記編集内容が要素の削除の場合は、当該要素が前記上
    位ブロックから継承したものであれば前記対象ブロック
    の前記削除データに当該要素を追加し、当該要素が前記
    対象ブロックにおいて追加されたものであれば前記対象
    ブロックの前記追加データから当該要素を削除し、 前記編集内容が要素の変更の場合は、当該要素が前記上
    位ブロックから継承したものでなければ前記対象ブロッ
    クの前記追加データ内の当該要素のデータを変更し、当
    該要素が前記対象ブロックの前記上位ブロックから継承
    したものであれば前記対象ブロックの前記削除データに
    当該要素のデータを追加するとともに前記対象ブロック
    の前記追加データに変更後の当該要素のデータを追加す
    るように構成されたことを特徴とする請求項2記載のデ
    ータ編集装置。
  4. 【請求項4】 前記格納手段は、前記各上下関係におけ
    る最上位の前記ブロックの内容を、当該ブロックに対応
    する前記相違データとして格納するように構成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ編集装置。
  5. 【請求項5】 前記ブロックの各要素を所定の各識別子
    で表すとともに、 これら各識別子に所望の名称を対応させる対応手段を有
    することを特徴とする請求項1記載のデータ編集装置。
  6. 【請求項6】 前記決定手段は、内容を決定しようとす
    る前記ブロックから最上位のブロックまで順次前記上下
    関係を遡りながら、各ブロックの相違データに基づいて
    前記内容を決定するように構成されたことを特徴とする
    請求項1記載のデータ編集装置。
  7. 【請求項7】 前記相違データは、前記上位ブロックか
    ら継承されるブロックの要素に追加すべき追加要素を表
    す追加データ及び前記上位ブロックから継承されるブロ
    ックの要素から削除すべき削除要素を表す削除データを
    含み、 前記決定手段は、前記追加データを記録するためのデー
    タ領域である追加リストと、前記削除データを記録する
    ためのデータ領域である削除リストを用い、 前記ブロックごとに、当該ブロックの前記相違データに
    含まれるすべての要素を順次選択し、 前記追加要素については、前記削除リストに含まれてい
    ない場合に当該要素の追加データを前記追加リストに加
    入し、 前記削除要素については、前記追加リストに含まれてい
    ない場合に当該要素の削除データを前記削除リストに加
    入するように構成されたことを特徴とする請求項6記載
    のデータ編集装置。
  8. 【請求項8】 前記編集手段は、 前記ブロックに対する編集内容が上位や下位の他のブロ
    ックに影響を与える場合は、当該他のブロックのデータ
    について必要な変更を行うことによってブロック相互間
    における矛盾の発生を防止するように構成されたことを
    特徴とする請求項1記載のデータ編集装置。
  9. 【請求項9】 複数のブロックからなるデータを編集す
    る編集手段と、 複数のブロックの各要素から共通要素を抽出する抽出手
    段と、 抽出された前記共通要素によって新たなブロックを生成
    する生成手段と、 を有することを特徴とするデータ編集装置。
  10. 【請求項10】 前記各ブロック間に、下位ブロックが
    上位ブロックの内容を継承する上下関係を設定する設定
    手段と、 前記下位ブロックごとに、前記上位ブロックとの相違を
    表す相違データを格納する格納手段と、 前記下位ブロックの内容を前記上位ブロックの内容及び
    当該下位ブロックの前記相違データに基づいて決定する
    決定手段と、 を有することを特徴とする請求項9記載のデータ編集装
    置。
  11. 【請求項11】 前記抽出の基礎とするブロックを選択
    するためのブロック選択手段を有することを特徴とする
    請求項9記載のデータ編集装置。
  12. 【請求項12】 前記要素としてソフトウェアの動作仕
    様を表す遷移を用い、 各遷移は、少なくともイベント・アクション・遷移前の
    始状態及び遷移後の終状態によって規定され、 前記抽出手段は、前記共通要素として、イベント及びア
    クションが共通の遷移を抽出するように構成されたこと
    を特徴とする請求項9記載のデータ編集装置。
  13. 【請求項13】 相互に対応している前記始状態同士及
    び前記終状態同士についてその対応関係を保持するデー
    タ領域である対応テーブルを用い、 前記抽出手段は、複数のブロック間において前記イベン
    トと前記アクションが共通の遷移について、 前記始状態又は前記終状態のうち少なくとも一方同士が
    対応せずかつ対応していない各状態のそれぞれ一方ずつ
    が前記対応テーブルに存在する場合以外は当該遷移を前
    記共通要素として抽出し、 当該遷移を抽出した場合は、前記対応テーブルに存在し
    ていなかった状態同士を対応するものとして前記対応テ
    ーブルに登録するように構成されたことを特徴とする請
    求項12記載のデータ編集装置。
  14. 【請求項14】 抽出された前記共通要素から新たなブ
    ロックを構成する要素を選択するための要素選択手段を
    有することを特徴とする請求項9記載のデータ編集装
    置。
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