JPH0876864A - 定電位発生回路及びこれを用いた半導体装置 - Google Patents

定電位発生回路及びこれを用いた半導体装置

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JPH0876864A
JPH0876864A JP7170528A JP17052895A JPH0876864A JP H0876864 A JPH0876864 A JP H0876864A JP 7170528 A JP7170528 A JP 7170528A JP 17052895 A JP17052895 A JP 17052895A JP H0876864 A JPH0876864 A JP H0876864A
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JP7170528A
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Masaru Koyanagi
勝 小柳
Kazutada Hataoka
一公 畑岡
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体回路の中で、中間電位を必要とする場
合、高駆動能力を保ちながら、出力を安定化して、制御
性を高める。 【構成】 中間電位の出力電位Voutを負荷に与える
トランジスタP16、N16からなる出力回路と、出力
電位Voutに対応する電圧をノード13に出力するト
ランジスタP11、N11からなる出力回路と、出力電
位Voutの出力点とノード13の間に介在する抵抗R
11と、ノード13の電圧を基準電位Vrefと比較し
て、トランジスタP11、N11、P16、N16に制
御信号を与える差動増幅回路Adとを備え、差動増幅回
路Adからの制御信号に対して、トランジスタP11、
N11による回路の方が、トランジスタP16、N16
による回路よりも、応答速度が速くなるように設定し、
出力電位Voutが基準電位Vrefに対して変化した
場合、制御信号に対して応答速度の速いノード13の電
位を、基準電位Vrefと比較しながら、差動増幅回路
Adよりゲート制御信号を出力させ、出力電位Vout
の電圧を速く安定状態に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は定電位発生回路及びこれ
を用いた半導体装置に関し、特に、中間電位を発生させ
る場合に、駆動能力を増加すると共に制御安定化に適し
た定電位発生回路及びこれを用いた半導体装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図22は、従来の定電位発生回路装置の
回路図であり、特に中間電位の出力能力を増加させた回
路構成を示すものである。図において示すように、電源
電位VDDと接地電位VSSの間には、Pチャンネルト
ランジスタP11とNチャネルトランジスタN11の直
列回路が接続されており、トランジスタP11のドレイ
ンと、トランジスタN11のドレインの接続点から、任
意の中間電位を有する出力電位Voutが導出される。
この出力電位Voutは、中間電位を必要とする負荷に
供給される。一方、差動増幅回路Adには、所望の中間
電位を発生する基準電位Vrefと、この回路の出力電
位Voutとが与えられており、差動増幅回路Adから
はノード11とノード12に制御電圧が出力される。そ
して、ノード11の制御電圧はトランジスタP11のゲ
ートに、ノード12の制御電圧はトランジスタN11の
ゲートにそれぞれ与えられる。
【0003】以上述べたような構成において、次に、そ
の動作を、図23の波形図に基づいて説明する。ちなみ
に、図23(a)は出力電位Voutが基準電位Vre
fよりも高い場合の動作、同図(b)は出力電位Vou
tが基準電位Vrefよりも低い場合、同図(c)は出
力電位Voutが基準電位Vrefに対して発振状態に
なった場合をそれぞれ示すものである。
【0004】今、出力電位Voutが基準電位Vref
とほぼ同一のレベルにある場合、つまり回路が安定点に
ある場合、ノード11は、ほぼ電源電位VDDとなり、
ノード12は、ほぼ接地電位VSSとなるので、トラン
ジスタP11もトランジスタN11も、オフ状態とな
る。
【0005】差動増幅回路Adは、基準電位Vrefと
出力電位Voutのレベルを比較しており、出力電位V
outが基準電位Vrefになるように、トランジスタ
P11およびトランジスタN11のゲート電圧を制御す
る。
【0006】さて、今、図23(a)に示すように、出
力電位Voutが基準電位Vrefよりも高い場合に
は、差動増幅回路Adは、これを検出し、ノード12を
ロウレベルから引き上げるように作用する。その結果、
トランジスタN11をオン状態にして、出力電位Vou
tのレベルを引き下げるような動作を行う。
【0007】その結果、出力電位Voutのレベルが基
準電位Vrefのレベルに達すると、差動増幅回路Ad
はノード12をロウレベルに引き戻し、出力電位Vou
tが基準電位Vrefに近い値になったところで、安定
点となる。
【0008】なお、出力電位Voutを下げるに当た
り、この電圧が基準電位Vrefに対して、行き過ぎ
て、基準電位Vrefよりも低くなると、差動増幅回路
Adはノード11を電源電位VDDから引き下げ、出力
電位Voutが基準電位Vrefに戻るように、補正動
作する。
【0009】逆に、図23(b)に示すように、出力電
位Voutが基準電位Vrefよりも低い場合には、差
動増幅回路Adは、これを検出し、ノード11をハイレ
ベルから引き下げるように作用する。その結果、トラン
ジスタP11をオン状態にして、出力電位Voutのレ
ベルを引き上げるような動作を行う。
【0010】その結果、出力電位Voutのレベルが基
準電位Vrefのレベルに達すると、差動増幅回路Ad
はノード11をハイレベルに引き戻し、出力電位Vou
tが基準電位Vrefに近い値になったところで、安定
点となる。
【0011】なお、出力電位Voutを上げるに当た
り、この電圧が基準電位Vrefに対して、行き過ぎ
て、基準電位Vrefよりも高くなると、差動増幅回路
Adはノード12を接地電位VSSから引き上げ、出力
電位Voutが基準電位Vrefに戻るように、補正動
作する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置は、
以上のように構成されるので、以下に述べるような問題
点がある。今、図22の構成において、出力電位Vou
tを決定するためのトランジスタP11、N11の能力
を大きくすると、出力電位Voutのレベルの変化速度
が速くなる。このようにすると、差動増幅回路Adが基
準電位Vrefと出力電位Voutのレベル差を検知し
て、ノード11あるいはノード12のレベルを制御する
速度よりも、出力電位Voutのレベル変化の速度が速
くなる、という場合が発生し得る。このような状況は、
中間レベルとして出力される出力電位Voutの駆動能
力を高めるために、トランジスタP11、N11の駆動
能力を高めれば、それだけ顕著に現れる。その結果、出
力電位Voutが基準電位Vrefに収束する前に、オ
ーバーシュートやアンダーシュートが発生して、出力電
位Voutのレベルが基準電位Vrefのレベルに安定
するのが遅れてしまう。この状態が極端になると、図2
3(c)に示すように、出力電位Voutがオーバーシ
ュートとアンダーシュートを繰り返し、これに伴い、ノ
ード11、12の制御電圧も発振状態になり、出力電位
Voutのレベルを安定に保持できなくなってしまう。
【0013】このような問題点を避けようとすると、出
力電位Voutの出力の変化速度を差動増幅回路Adの
レベル検知能力よりも十分に遅くする必要がある。しか
し、そのためには、トランジスタP11、N11の駆動
能力を低下させるか、あるいは出力電位Voutのレベ
ル変化の応答速度を、基準電位Vrefとのレベル差を
見ながら、時間的に変化させるなどの対応が必要になっ
てくる。ところが、出力トランジスタの駆動能力を低下
させることは、中間電位に駆動能力を持たせるという本
来の目的を損なってしまい、また、レベル変化または時
間変化と共に、回路の応答性を変化させるという構成
は、回路定数の設定が難しく、回路の誤動作につながる
ために、好ましくないという問題点があった。
【0014】本発明は、上記のような従来技術の問題点
に鑑みてなされたもので、その目的は、中間電位の駆動
能力を保ちながら、出力の安定化が容易な定電位発生回
路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、入力される制御信号に応じた値の出力電圧を第1出
力端から出力する第1出力回路と、入力される前記制御
信号に応じた値の比較電圧を前記第1出力回路よりも応
答性良く第2出力端から出力する、第2出力回路と、前
記第1の出力端と前記第2出力端間に接続された接続回
路と、基準電圧と前記比較電圧とを比較し、その比較結
果に基づいて前記制御信号を出力し、この制御信号によ
り先ず前記比較電圧を制御し、制御されたこの比較電圧
と前記基準電圧を比較しつつ前記出力電圧を制御する比
較回路と、を備えることを特徴とする電源回路を提供す
るものである。
【0016】
【作用】比較回路からの制御信号に対して、第1出力回
路より第2出力回路の方が、応答速度がはやくなるの
で、第1出力端の出力電圧が、基準電圧に対して変化し
た場合、制御信号に対して応答速度のはやい第2出力端
の比較電圧を、基準電圧と比較しながら、第1出力回路
の出力電圧はよりはやく安定状態に制御される。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
を説明する。 (実施例1)図1は、本発明の実施例1の定電位発生回
路(中間電位発生回路)の回路図である。図において示
すように、出力電位Voutは、ソースが電源電位VD
Dに接続されたPチャンネルトランジスタP16と、ソ
ースが接地電位VSSに接続されたNチャンネルトラン
ジスタN16のドレイン同志の接続点から導出される。
トランジスタP16のゲートにはノード11が、トラン
ジスタN16のゲートにはノード12がそれぞれ接続さ
れる。ソースが電源電位VDDに接続されたトランジス
タP11と、ソースが接地電位VSSに接続されたトラ
ンジスタN11のドレイン同志の接続点は、ノード13
に接続される。トランジタP11のゲートにはノード1
1が、トランジスタN11のゲートにはノード12がそ
れぞれ接続される。ノード13と出力電位Voutの間
には、抵抗R11が接続される。差動増幅回路Adに
は、基準電位Vrefとノード13の電位が与えられ
る。
【0018】以上述べたような図1の構成において、次
にその動作を、図2の波形図にしたがって説明する。ち
なみに、図2(a)は出力電位Voutが基準電位Vr
efよりも高い場合の動作、同図(b)は出力電位Vo
utが基準電位Vrefよりも低い場合をそれぞれ示す
ものである。
【0019】トランジスタP16、N16のコンプリメ
ンタリペアと、トランジスタP11、N11のコンプリ
メンタリペアの、それぞれの接続点の間には、抵抗R1
1が接続されている。トランジスタP11、P16は共
通のノード11で制御され、トランジスタN11、N1
6は共通のノード12で制御される。これにより、ノー
ド11、12の変化に対する、出力電位Voutの応答
速度と、ノード13の応答速度では、ノード13の応答
速度を速く設定可能である。この例では、トランジスタ
P11、N11に対しP16、N16は約2倍の駆動能
力を有しているが、ノード13に寄生する容量(キャパ
シタンス)よりVoutに寄生する容量の方が約100
0倍大きいため、ノード13の応答速度が速い。
【0020】なお、中間電位を必要とする負荷に対して
は、トランジスタP16とN16のコンプリメンタリペ
アより、大部分の電力が供給される。実際にはR11を
介してP11/N11の電力も少し供給される。
【0021】この実施例では、トランジスタP11、P
16、N11、N16のそれぞれの駆動能力および抵抗
R11の抵抗値を上記の条件を満足するように設定す
る。具体的な数値を挙げると、以下の通りとなる。MO
SトランジスタP11のW/L(チャネル幅/チャネル
長)は20/1.1(単位はμm、以下同じ)、N11
は10/1.1、P16は54/1.1、N16は27
/1.1でありR11の抵抗値は約10Kオームであ
る。チャネル幅を一定としたときには、NチャネルMO
Sトランジスタの方がPチャネルMOSトランジスタよ
りも駆動能力が大きいため、以上のような設定となって
いる。
【0022】以下の様な条件が満たされたときに、図1
の回路は最適の動作をする。すなわち、 P11のコンダクタンス<P16のコンダクタンス N11のコンダクタンス<N16のコンダクタンス ノード13のキャパシタンス<Voutのキャパシタン
ス である。
【0023】続いて、図1の回路の動作を説明する。出
力電位Voutが安定している場合は、出力電位Vou
tとノード13の電位は同一のレベルになる。つまり、
出力電位Voutが安定点にあり、基準電位Vrefと
ほぼ同一のレベルにある場合、ノード11は、ほぼ電源
電位VDDのレベルにあり、ノード12は、ほぼ接地電
位VSSのレベルにある。その結果、トランジスタP1
1、N11、P16、N16は、ほぼオフ状態にある。
【0024】以上のような状態で、差動増幅回路Adは
ノード13の電位を基準電位Vrefと比較している。
今、出力電位Voutが基準電位Vrefよりも高くな
り、これに伴い、ノード13のレベルが基準電位Vre
fよりも高くなるとする。このとき、差動増幅回路Ad
はこれを検出して、ノード12をロウレベルよりも引き
上げ、トランジスタN11、N16のゲートを制御し
て、これらをオン状態にする。その結果、出力電位Vo
utは基準電位Vrefに向かって引き下げられ、出力
電位Voutが基準電位Vrefになるように制御され
る。ところが、この場合、ノード13の方の電圧が、出
力電位Voutよりも速く変化して、出力電位Vout
よりも先に基準電位Vrefのレベルに達する。このた
め、出力電位Voutが基準電位Vrefに対して、ア
ンダーシュートして、発振を起こすのを防止することが
できる。
【0025】なお、出力電位Voutが基準電位Vre
fに達する前に、ノード13の電圧が、基準電位Vre
fに対して、アンダーシュートとなってしまった場合、
図2(a)に示すように、差動増幅回路Adはこれを検
出して、ノード12をロウレベルとし、ノード11をハ
イレベルよりも引き下げる。その結果、トランジスタP
11、P16のゲートを制御して、これらをオン状態に
する方向に動こうとするが、抵抗R11により、ノード
13は応答性良くVoutレベル付近まで引き戻される
ので、差動増幅回路Adはノード11をハイレベルに戻
し、ノード12を再びロウレベルよりも引き上げる。そ
の結果、再びトランジスタNl1、N16がオン状態と
なり、出力電位Voutは基準電位Vrefに向かって
低下する。
【0026】以上のような動作を、繰り返して、出力電
位Voutは基準電位Vrefに向かって安定的に制御
されることになる。そして、出力電位Voutが基準電
位Vrefに安定した時点で、ノード11はハイレベル
に戻り、ノード12はロウレベルに戻り、トランジスタ
N11、P11、N16、P16共にオフして安定状態
になる。
【0027】逆に、出力電位Voutが基準電位Vre
fよりも低くなり、これに伴い、ノード13のレベルが
基準電位Vrefよりも低くなると、差動増幅回路Ad
はこれを検出して、ノード11をハイレベルよりも引き
下げ、トランジスタP11、P16のゲートを制御し
て、これらをオン状態にする。その結果、出力電位Vo
utは基準電位Vrefに向かって引き上げられ、出力
電位Voutが基準電位Vrefになるように制御され
る。ところが、この場合、ノード13の方の電圧が、出
力電位Voutよりも速く変化して、出力電位Vout
よりも先に基準電位Vrefのレベルに達する。このた
め、出力電位Voutが基準電位Vrefに対して、オ
ーバーシュートして、発振を起こすのを防止することが
できる。
【0028】なお、出力電位Voutが基準電位Vre
fに達する前に、ノード13の電圧が、基準電位Vre
fに対して、オーバーシュートとなってしまった場合、
図2(b)に示すように、差動増幅回路Adはこれを検
出して、ノード11をハイレベルとし、ノード12をロ
ウレベルよりも引き上げる。その結果、トランジスタN
11、N16のゲートを制御して、これらをオン状態に
する方向に動こうとするが、抵抗R11により、ノード
13は応答性良くVoutレベル付近まで引き戻される
ので、差動増幅回路Adはノード12をロウレベルに戻
し、ノード11を再びハイレベルよりも引き下げる。そ
の結果、再びトランジスタP11、P16がオン状態と
なり、出力電位Voutは基準電位Vrefに向かって
上昇する。
【0029】以上のような動作を、繰り返して、出力電
位Voutは基準電位Vrefに向かって安定的に制御
されることになる。そして、出力電位Voutが基準電
位Vrefに安定した時点で、ノード11はハイレベル
に戻り、ノード12はロウレベルに戻り、トランジスタ
N11、N16、P11、P16共にオフして安定状態
になる。
【0030】ちなみに、図1に示した差動増幅回路Ad
は、例えば、図3または図4に示すような回路構成をと
る。図3は、差動増幅回路Adの第1の例を示す回路図
である。図において示すように、基準電位VrefはN
チャンネルトランジスタN43に、出力電位Voutは
NチャンネルトランジスタN42のゲートに、それぞれ
入力される。トランジスタN42のドレインは、Pチャ
ンネルトランジスタP42のドレインに、トランジスタ
N43のドレインはPチャンネルトランジスタP43の
ドレインにそれぞれ接続される。また、トランジスタN
42、N43のソースは、そのソースを接地電位VSS
に接続されるNチャンネルトランジスタN44のドレイ
ンに接続される。トランジスタN44のゲート、トラン
ジスタP42、P43のゲートには、トランジスタN4
3とトランジスタP43のドレイン同志の接続点が接続
される。一方、トランジスタP42、トランジスタP4
3のソースは、PチャンネルトランジスタP40のドレ
インに接続される。トランジスタP40のソースは電源
電位VDDに、ゲートは接地電位VSSにそれぞれ接続
される。トランジスタP42、N42のドレインの接続
点は、インバータINVl、INV2に与えられる。そ
して、インバータINV1の出力はノード11に、イン
バータINV2の出力はノード12にそれぞれ接続され
る。
【0031】また、図4は、差動増幅回路Adの第2の
例を示す回路図である。図4の構成が図3と異なる点
は、トランジスタN12にNチャンネルトランジスタN
24を並列に接続し、トランジスタN13にNチャンネ
ルトランジスタN15を並列に接続し、トランジスタP
12にPチャンネルトランジスタP14を並列に接続
し、トランジスタP13にPチャンネルトランジスタP
15を並列に接続した点にある。このような図4の構成
において、トランジスタN24、N15のゲートは、ト
ランジスタN13、P13のドレインに接続され、トラ
ンジスタP14のゲートは出力電位Voutに、トラン
ジスタP15のゲートは基準電位Vrefにそれぞれ接
続される。図4の構成は図3の構成より高速に動作し、
且つVref、Voutの動作電圧の範囲も広くなる
為、本発明に好適である。
【0032】図3、図4の構成は、いずれもカレントミ
ラー回路を用いた周知の構成であり、出力電位Vout
と基準電位Vrefのレベル差に応じて、ノード11と
ノード12のレベルを適宜レベルに制御するものであ
る。
【0033】また、INV1、2を構成するPチャネル
トランジスタ、Nチャネルトランジスタをそれぞれ独立
に設定することによりINV1、2のしきい値を独立に
設定することができる。これにより、中間電位の不感帯
を設けることができ、出力回路をさらに安定に制御可能
となる。 (実施例2)図5は、本発明の実施例2の中間電位発生
回路装置の回路図である。図5の構成が図1の構成と異
なる点は、図1の構成の抵抗R11の代わりに、Pチャ
ンネルトランジスタP17とNチャンネルトランジスタ
N17によるトランスファー回路を配置した点にある。
つまり、このトランスファー回路は抵抗R11に代え
て、可変抵抗回路として作用する。そして、その制御
は、ノード11およびノード12により行われる。
【0034】以上述べた図5の構成において、次にその
動作を説明する。出力電位Voutが安定点にあり、基
準電位Vrefとほぼ同一のレベルにあるとする。この
場合、ノード11は、ほぼ電源電位VDDのレベルにあ
り、ノード12は、ほぼ接地電位VSSのレベルにあ
る。その結果、トランジスタP17、N17共にオン状
態にあり、出力電位Voutとノード13の電位は同一
のレベルになる。一方、トランジスタP11、N11、
P16、N16は、ほぼオフ状態にある。以上のような
状態で、差動増幅回路Adはノード13の電位を基準電
位Vrefと比較している。
【0035】今、出力電位Voutが基準電位Vref
よりも高くなり、これに伴い、ノード13のレベルが基
準電位Vrefよりも高くなるとする。このとき、差動
増幅回路Adはこれを検出して、ノード12をロウレベ
ルよりも引き上げ、トランジスタN11、N16のゲー
トを制御して、これらをオン状態にする。その結果、出
力電位Voutは基準電位Vrefに向かって引き下げ
られ、出力電位Voutが基準電位Vrefになるよう
に制御される。一方、トランジスタP17はオフ状態ま
たは高抵抗状態になるので、ノード13の電圧変化は、
出力電位Voutの電圧変化よりも速くなる。つまり、
ノード13の方の電圧が、出力電位Voutよりも速く
変化して、出力電位Voutよりも先に基準電位Vre
fのレベルに達する。このため、出力電位Voutが基
準電位Vrefに対して、急激に変化してアンダーシュ
ートして、発振を起こすのを防止することができる。
【0036】なお、出力電位Voutが基準電位Vre
fに達する前に、ノード13の電圧が、基準電位Vre
fに対して、アンダーシュートとなってしまった場合
も、ノード13は、トランジスタP17、N17により
急速に出力電位Vout付近まで引き戻されるので図1
の場合と同様差動増幅回路Adが誤動作することはな
い。
【0037】逆に、出力電位Voutが基準電位Vre
fよりも低くなり、これに伴い、ノード13のレベルが
基準電位Vrefよりも低くなると、差動増幅回路Ad
はこれを検出して、ノード11をハイレベルよりも引き
下げ、トランジスタP11、P16のゲー卜を制御し
て、これらをオン状態にする。その結果、出力電位Vo
utは基準電位Vrefに向かって引き上げられ、出力
電位Voutが基準電位Vrefになるように制御され
る。一方、トランジスタN17はオフ状態または高抵抗
状態になるので、ノード13の電圧変化は、出力電位V
outの電圧変化よりも速くなる。つまり、ノード13
の方の電圧が、出力電位Voutよりも速く変化して、
出力電位Voutよりも先に基準電位Vrefのレベル
に達する。このため、出力電位Voutが基準電位Vr
efに対して、急激に変化してオーバーシュートして、
発振を起こすのを防止することができる。
【0038】なお、出力電位Voutが基準電位Vre
fに達する前に、ノード13の電圧が、基準電位Vre
fに対して、オーバーシュートとなってしまった場合
も、ノード13は、トランジスタP17、N17により
急速に出力電位Vout付近まで引き戻されるので図1
の場合と同様差動増幅回路Adが誤動作することはな
い。
【0039】上述のように、実施例2の構成によれば、
出力電位Voutとノード13の間に介在するトランジ
スタNl7、P17がダイナミックにその抵抗値を変化
させる。このため、出力電位Voutの変化に対して、
ノード13の応答を速くできるので、結果として、差動
増幅回路Adの応答速度を高めることができ、出力電位
Voutの安定化をはかることができる。
【0040】なお、トランジスタNl7とトランジスタ
P17で構成されるトランスファー回路に並列に抵抗素
子を挿入しても、程度の差があるだけであり、同様の効
果を期待することができる。この場合に、挿入する抵抗
素子の抵抗値は、トランジスタN11、P11、N1
6、P16、N17、P17などのオン抵抗、オフ抵抗
などの関連から最適値に設定される。
【0041】また、トランジスタN17、トランジスタ
P17のゲートに加える電位としては、必ずしも、ノー
ド11、12の電位である必要はなく、これらを機能的
に制御できる信号であればどのような信号であっても適
用可能である。 (実施例3)図6は、本発明の実施例3の中間電位発生
回路装置の回路図である。図6の構成が図5の構成と異
なる点は、図5の構成のトランジスタP17とトランジ
スタN17のゲートの制御にそれぞれ、ノード14、ノ
ード15の信号を用いた点にある。ノード14には、ノ
ア回路NOR11の出力が接続され、ノード15には、
ナンド回路NAND11の出力が接続される。そして、
ノード11は、インバータINV3およびナンド回路N
AND11にも接続され、ノード12はノア回路NOR
11とインバータINV4にも接続される。そして、イ
ンバータINV3の出力はノア回路NOR11に与えら
れ、インバータINV4の出力はナンド回路NAND1
1に与えらえる。
【0042】以上述べたような図6の構成において、次
にその作用を説明する。トランジスタN17のゲートと
なるノード14は、ノード11を入力とするインバータ
INV3の出力と、ノード12を入力とするノア回路N
OR11の出力であるが、ここでインバータINV3は
ノード11のレベル変換をする役割を果たす。また、ノ
ア回路NOR11は、ノード12がハイレベルとなった
時に、ノード14をロウレベルにして、トランジスタN
17をオフさせ易くする働きをする。一方、トランジス
タP17のゲートとなるノード15は、ノード12を入
力とするインバータINV4の出力と、ノード11を入
力とするナンド回路NAND11の出力である。このイ
ンバータINV4はノード12のレベル変換をする役割
を果たす。また、ナンド回路NAND11は、ノード1
1がロウレベルとなった時に、ノード15をハイレベル
にして、トランジスタP17をオフさせ易くする働きを
する。このようなロジックの追加により、トランジスタ
P11、N11、P16、N16がオンした時の、出力
電位Voutとノード13の間の抵抗値をより高くする
ことができるので、ノード13の電圧遷移速度を出力電
位Voutに比べて、更に高速化できる。このため、差
動増幅回路Adの応答速度を更に引き上げることができ
る。
【0043】なお、実施例3の場合も、トランジスタN
17、P17に対して、抵抗素子などを適宜、組み合わ
せることにより、目的に応じた構成にすることができ
る。なお、上記実施例1、2、3において、出力電位V
outおよび差動増幅回路Adのノード13の充放電を
行うトランジスタは、必ずしも、図示の導電型である必
要はない。なお、これらのタイプを変更した場合、差動
増幅回路Adのノード11やノード12の信号の位相や
レベルを変更すればよい。
【0044】なお、図5、図6中の差動増幅回路Ad
は、例えば、図3又は図4のものと同様に構成される。
以上述べたように、本発明の実施例によれば、差動増幅
回路に与える出力電圧検出値のレベル変化の応答速度を
実際の出力電圧のレベル変化よりも速くするように構成
したので、中間電位を出力するトランジスタの導通状態
を、基準レベルに達する前に、解除できるので、中間電
位の出力レベルを安定的に基準電位に制御でき、発振な
どの不具合の発生を抑制することができる。
【0045】続いて、本発明の各種の応用例を説明す
る。応用例1はDRAM等の半導体記憶装置の出力駆動
回路(出力パッドを駆動する回路)に好適な駆動回路に
関する。応用例2も同じくDRAM等の半導体記憶装置
に好適な内部電源発生回路に関する。応用例3はDRA
Mのワード線駆動回路に関する。応用例4はDRAMの
ビット線電位発生回路及びプレート電位発生回路に関す
る。
【0046】(応用例1)半導体集積回路装置は、高集
積化のニ−ズの高まりに伴って、その素子の微細化が急
速的に進んでいる。その微細化が進んだために、外部電
源電圧Vccをそのまま半導体基板の集積回路に印加す
ると、素子のゲート酸化膜が破壊されたり、ホットキャ
リアが発生するなど様々な問題が生じ、集積回路の耐久
性並びに信頼性を低下させることになる。そこで、半導
体集積回路内部に外部電源電圧を降下させる内部電源降
圧回路を具備することが必要になってきている。例え
ば、5Vの外部電源電圧Vccを内部電源降圧回路で3
V程度に下げ、これを電源として利用することにより半
導体装置の消費電力を低減させることもできる。
【0047】このような理由で内部電源電圧降圧回路は
採用されるようになったが、同一集積回路内で低電圧動
作と高電圧動作のマージンを確保することは困難であっ
た。そこで、電源電圧が低電圧の際には、トランジスタ
の駆動能力が低下するためデータ出力用トランジスタ及
び内部電源駆動用トランジスタのコンダクタンスをより
大きくしてトランジスタの駆動能力低下を補完し、デー
タ出力の遅れ、内部降圧電源の電圧低下を補償する。ま
た、電源電圧が高電圧時では、そのトランジス夕の駆動
能力が上昇するため、出力ノイズが大きくなる。この様
な場合の対策として、高電圧時よりも低電圧時のデータ
出力用トランジスタ及び内部電源駆動用トランジスタの
コンダクタンスを大きくする切り替え回路が必要であ
る。
【0048】まず、図7、図8、図9及び図10を参照
して応用例1を説明する。図7は、半導体集積回路装置
の出力回路および出力回路のPチャネル出力トランジス
タのゲート電圧制御に用いる基準電圧発生回路を示す回
路図、図10は、基準電圧φ1及びコンダクタンスの外
部電源電圧依存性を示す特性図である。図8は、図7の
回路に用いる内部降圧回路の回路構成図、図9は、図8
の回路に用いる基準電位発生回路の回路構成図である。
図10は、横軸に外部電源電圧Vccをとり、縦軸に内
部電源電圧VINT、基準電圧φ1及びPチャネルトラ
ンジスタP1のコンダクタンスGをとっている。この基
準電圧発生回路1は、ソースが外部電源電圧Vcc、ゲ
ートが内部電源電圧VINT、に接続されたPチャネル
トランジスタP1と、一端が前記トランジスタP1のド
レインに直列接続され、他端が接地電位に接続された抵
抗R1とを備えている。そして、基準電圧φ1' は、接
続されたトランジスタP1と抵抗R1の中間タップより
取り出される。いま、このトランジスタP1のゲート−
ソース間電圧Vgs(Vcc−VINT)がトランジス
タPlのしきい値電圧Vthpより小さい領域では、ト
ランジスタP1はカットオフしているため、前記基準電
圧φ1' の電圧は、ロウレベルとなる。このVcc−V
INTが、前記トランジスタP1のしきい値電圧以上に
なるとトランジスタP1がオンし始める。
【0049】このオンし始める領域では、Pチャネルト
ランジスタP1のコンダクタンスが小さいため、基準電
圧φ1' はトランジスタP1と抵抗R1との分圧比によ
って決定される。即ち、トランジスタPlの抵抗をRと
し、抵抗Rlの抵抗値をR1とすれば、φ1' は、R1
Vcc/(R1+R)で表わされる。従って、トランジ
スタPlのゲート電圧の上昇に伴って、トランジスタP
lのコンダクタンスGが大きくなるため、結果的に外部
電源電圧Vccの上昇に連動してアナログ的に前記基準
電圧φ1' が上昇していく。さらに外部電源電圧Vcc
が高くなると、P1のゲート−ソース間電圧Vcc−V
INTが充分高くなり、トランジスタP1の抵抗Rが抵
抗Rlの抵抗に比べ無視できるようになる。ここにおい
てトランジスタP1による電圧降下分がほぼ無くなるこ
とから前記基準電圧φ1' のレベルは、前記外部電源電
圧Vccのレベルとほぼ等しくなる。
【0050】前記特性を有する基準電圧φ1' を利用し
た出力回路を図7(a)に示す。この出力回路は、ソー
スが外部電源電圧Vcc、ゲートが基準電圧発生回路1
の増幅回路AMPに接続されたPチャネルトランジスタ
P4と、前記PチャネルトランジスタP4のドレインに
ソースが接続され、ゲートにデータ出力制御回路3が接
続されたPチャネルトランジスタP3と、ソースが外部
電源電圧Vcc、ゲートがデータ出力制御回路3に接続
されたPチャネルトランジスタP2を有し、Pチャネル
トランジスタP2、P3のドレインは、入出力端子(1
/Oパッド)4に接続されている。そして、トランジス
タP2は、外部電源電圧に依存せずに動作する全電圧動
作出力部5を構成し、トランジスタP3、P4は、所定
電圧以下でのみ動作する低電圧動作出力部6を構成して
いる。トランジスタP4は、外部電源電圧Vccが所定
電圧よりも低い場合のみ動作し、基準電圧発生回路1か
らの信号φ1’を増幅する増幅回路AMPにより増幅駆
動されたゲート信号φ1によって制御される。AMPは
図1、5、6のいずれかの構成をとっており、Vref
がφ1’に、Voutがφ1に対応する。トランジスタ
P2は、外部電源電圧に依存せず、データ出力制御回路
3の制御信号φHにより常時動作する。これに対し、前
記制御信号φHにより制御されるトランジスタP3に直
列接続されたトランジスタP4の制御には、図10に示
す外部電源電圧依存性を有する基準電圧φ1を用いる。
外部電源電圧Vccが所定の電圧に達しない低電圧時に
は、前記トランジスタP4は、完全にオン状態となり、
出力トランジスタのコンダクタンスを大きくすることが
できる。
【0051】低電圧と高電圧動作の切り替わり点近傍で
は、前記基準電圧φ1がアナログ的に連続して変化する
ため、切り替わり点近傍での急激なコンダクタンス変化
を低減できるため、出力ノイズなどの影響を大幅に改善
することが可能となる。さらに、外部電源電圧が上昇す
ると、前記基準電圧φ1のレベルは外部電源電圧とほぼ
等しくなるので、前記トランジスタP4は、完全にカッ
トオフされるため、高電圧動作では出力トランジスタの
コンダクタンスGを下げて出力ノイズの低減化が可能に
なる。以上、図7の構成を説明したが、AMPを基準電
位発生回路1と回路6の間に挿入することにより、高速
かつ安定な出力制御を行うことができる。
【0052】図7の半導体集積回路装置に用いられる内
部電源電圧VINTを生成する内部電源降圧回路(図7
(b)参照)を図8に示す。内部電源電圧VINTは、
図10に示すように、低電圧ではほぼ外部電源電圧Vc
cと同じ様に直線的に変化するが、所定の値からは、外
部電源電圧Vccの変化に対して一定のレベルを維持
し、外部電源電圧Vccが所定の値を越えると、内部電
源電圧VINTもほぼ外部電源電圧Vccと同じ様に直
線的に上昇する。その内部電源電圧VINTが上昇する
時の電圧値をVcurとする。この実施例では、この様
に変化する内部電源電圧を用いるが、本発明は、この様
に変化するものに限らず、一様に変化し、その変化率が
外部電源電圧より幾分小さい内部電源電圧を用いること
も可能である。
【0053】この回路は、基準電位発生回路121と、
内部電源を駆動するPチャネルトランジスタP103
と、このPチャネルトランジスタP103のスイッチン
グを制御するためのPチャネルトランジスタP101及
びP102、NチャネルトランジスタN101〜N10
3からなるカレントミラー型差動増幅部122と、抵抗
R101及び抵抗R102とを備えている。基準電位発
生回路121は、外部電源電圧Vccを供給されて、基
準電位Vrefを発生する。また、Pチャネルトランジ
スタP103から出力された内部電源電圧VINTと接
地電圧Vssとの差が抵抗R101及びP102で分割
されて、電位VAが発生する。
【0054】この基準電位Vrefと電位VAとが差動
増幅部122のNチャネルトランジスタN101及びN
102のゲートにそれぞれ入力される。外部電源電圧V
ccが低い場合を考えると、電位VAは作動基準電位V
refよりも低い。このときは、差動増幅部122の出
力電圧VBはロウレベルになり、Pチャネルトランジス
タP103はオンする。ここで、Pチャネルトランジス
タP103の抵抗値が抵抗R101、R102に対して
十分に小さくなるように寸法を設定しておくことでほぼ
外部電源電圧Vccに等しい内部電源電圧VINTが得
られる。逆に、外部電源電圧Vccが高い場合には、電
位VAは基準電位Vrefよりも高くなる。このときは
差動増幅部122の出力電圧VBはハイレベルになり、
PチャネルトランジスタP103がオフする。これによ
り、内部電源電圧VINTのレベルは、抵抗R101、
R102を介して放電するため低下していく。ここで電
位VAが基準電位Vrefよりも低くなると、Pチャネ
ルトランジスタP103が再びオンするため、内部電源
電圧VINTが一定のレベルに保たれる。この結果電位
VAが基準電位Vrefと等しくなる点で、内部電源電
圧VINTが一定に保たれることになる。
【0055】このように、外部電源電圧Vccが低い場
合には基準電位Vref>電位VAとなり、ほぼ外部電
源電圧Vccに等しい内部電源電圧VINTが得られ
る。外部電源電圧Vccが高い場合には、基準電位Vr
ef=電位VAとなる点で、内部電源電圧VINTは一
定に保たれる。
【0056】次に、図8に示す内部電源電圧VlNTを
形成する内部電源降圧回路に用いられる基準電位発生回
路121の具体的な回路構成を図9に示す。この基準電
圧発生回路121は、回路131と回路132とで構成
されている回路131は、外部電源電圧Vccが0〜V
curの範囲にあるときの基準電位Vrefの特性を決
定するものである。ここで、電圧Vcurは、基準電圧
Vrefが後述する回路132における電圧VEと等し
くなるときの外部電源電圧Vccに相当するものであ
り、この電圧から内部電源電圧VINT、は図10に示
すように上昇する。また、回路132は、電源電圧Vc
cが電圧Vcurよりも大きい場合における基準電位V
refの特性を決定するものである。回路131におい
て、外部電源電圧Vccと接地電圧Vssとの間に直列
に抵抗R103、R104とPチャネルトランジスタP
104とか接続されており、抵抗R103とR104と
を接続するノードから電圧VCが発生する。ここで抵抗
R103の抵抗値は抵抗R104の抵抗値よりも十分大
きく設定されている。このため、電圧VCは外部電源電
圧Vccにほとんど依存せず一定のレベルになる。この
電圧VCが、PチャネルトランジスタP105及びP1
06、NチャネルトランジスタN104〜N106で構
成された差動増幅部141に入力される。
【0057】また、外部電源電圧Vccと接地電圧Vs
sとの間に、PチャネルトランジスタP107と、抵抗
R105とR106とが直列に接続されており、抵抗R
105とR106との間のノードより電圧VDが出力さ
れる。この電圧VDとVCとが差動増幅部141に入力
される。この回路131において、図8における回路と
同様に、外部電源電圧Vccが高い場合には、Pチャネ
ルトランジスタP107と抵抗R105とを接続するノ
ードから出力される基準電位Vrefは、一定の値に保
たれる。回路132は、抵抗R107及び抵抗R108
と差動増幅部142、駆動用トランジスタであるPチャ
ネルトランジスタP108を備えている。差動増幅部1
42には、抵抗R107及び抵抗R108で外部電源電
圧Vccが分割された電位VEと基準電位Vrefとが
入力されて比較される。外部電源電圧Vccが0〜Vc
urの範囲にあるときは基準電位Vrefの方が電位V
Eより高くなる。
【0058】この場合には、差動増幅部142の出力電
圧VGはハイレベルになり、PチャネルトランジスタP
108がオフする。これにより、基準電位Vrefのレ
ベルは回路131によってのみ決定される。外部電源電
圧Vccが電圧Vcurより高くなると、基準電位Vr
efの方が電位VEよりも低くなる。差動増幅部142
の出力電圧VGはロウレベルになり、Pチャネルトラン
ジスタP108がオンする。PチャネルトランジスタP
108がオンすると、回路131の電圧VDが上昇す
る。これにより、回路131の差動増幅部141の出力
電圧VFはハイレベルになり、Pチャネルトランジスタ
P107がオフする。その結果、基準電位Vrefのレ
ベルは、回路132によって決定されることになる。外
部電源電圧Vccがさらに上昇すると基準電位Vref
も上昇する。また、外部電源電圧Vccが電圧Vcur
より高い範囲で内部電源電圧VINTが上昇している。
これは、外部電源電圧Vccが5Vである製品では、電
圧使用範囲は、4.5V〜5.5Vであるが、これより
高い電圧でバーイン試験を行うためである。
【0059】(応用例1の変形例1)続いて、上記応用
例1の第1の変形例を図11を参照して説明する。図
は、ハイレベル出力とロウレベル出力を有する出力回路
を備えた半導体集積回路装置の回路構成図とこの出力回
路に用いる基準電圧φ2を発生する基準電圧発生回路図
である。この出力回路では、図7(b)の基準電圧発生
回路1と図11(b)の基準電圧発生回路2を用いる。
この基準電圧発生回路2は、外部電源電圧Vccに接続
された抵抗R2と、この抵抗と直列に接続されたNチャ
ネルトランジスタN4とを備え、トランジスタN4のゲ
ートは、基準電圧発生回路1から出力する基準電圧φ1
に接続されている。そして、基準電圧φ2’は、接続さ
れたトランジスタN4と抵抗R2の中間タップより取り
出される。すでに前実施例で述べたように基準電圧発生
回路1から出力される基準電圧φ1は、外部電源電圧V
ccの上昇にに伴ってアナログ的に連続して上昇してい
くので、基準電圧φ2は、その逆相で変化する。この出
力回路は、図7と同様にPチャネルトランジスタP2
と、Pチャネルトランジス夕P3と、Pチャネルトラン
ジスタP4を有し、さらに、トランジスタP2に直列に
接続されたNチャネルトランジスタN1と、トランジス
タN1に並列にトランジスタP2と直列に接続されたN
チャネルトランジスタN3と、トランジスタN3と直列
に接続されたNチャネルトランジスタN2とを備えてい
る。
【0060】トランジスタP2、P3、N1、N3のド
レインは、入出力端子(I/Oパッド)4に接続されて
いる。そしてトランジスタP2は、ハイレベル
(“1”)出力の全電圧動作出力部5を構成し、トラン
ジスタP3、P4は、ハイレベル出力の低電圧動作出力
部6を構成している。また、トランジスタN1は、ロウ
レベル(“0”)出力の全電圧動作出力部51を構成
し、トランジスタN2、N3は、ロウレベル出力の低電
圧動作出力部61を構成している。ハイレベル出力用ト
ランジスタP2とロウレベル出力用トランジスタN1は
外部電源電圧に依存せず、データ出力制御回路3のハイ
レベル制御信号φH及びロウレベル制御信号φLにより
常時動作する。一方、前記制御信号φHにより制御され
るトランジスタP3に直列に接続されたトランジスタP
4の制御に、図2の外部電源電圧依存性を有する基準電
圧φ1を用いれば、外部電源電圧が所定の電圧に達しな
い低電圧時には、前記トランジスタP4は完全にオン状
態となり、出力トランジスタのコンダクタンスを大きく
することができる。低電圧と高電圧動作の切り替わり点
近傍では、前記基準電圧φ1がアナログ的に連続して変
化するために切り替わり点近傍での急激なコンダクタン
ス変化を低減できる。その結果、出力ノイズなどの影響
が大幅に改善することが可能になる。
【0061】さらに、外部電源電圧が上昇すると、前記
基準電圧φ1のレベルは、外部電源電圧Vccとほぼ等
しくなるので、前記トランジスタP4は完全にカットオ
フし、高電圧動作で出力トランジスタのコンダクタンス
を下げ、出力ノイズの低減化がはかれる。また、ロウレ
ベル出力の場合も同様に応用することができる。この場
合には、前記制御信号φLにより制御されるトランジス
タN3に直列に接続されたトランジスタN2を図7
(b)に示す前記基準電圧φ1と逆相の図11(b)に
示す基準電圧φ2で制御する。
【0062】なお、図11(b)に示した、基準電位発
生回路において、抵抗Rに接続した電源Vccを内部電
源Vintにすることも可能である。以上説明したよう
な変形例において、図1ないし図6で説明した構成のA
MPが増幅動作を行うため、出力動作が安定かつ高速に
行える。
【0063】(応用例1の変形例2)次ぎに、図12を
参照して上記応用例の第2の変形例を説明する。図12
は、この実施例において用いられる基準電圧発生回路の
回路構成図である。この基準電圧発生回路は、ソースが
外部電源電圧Vcc、ゲートが内部電源電圧VINTに
接続されたPチャネルトランジスタP1と、同じくソー
スが外部電源電圧Vcc、ゲートが内部電源電圧VIN
Tに接続されたPチャネルトランジスタP8と、一端が
前記トランジスタP1、P8のドレインに直列接続さ
れ、他端がVssに接続された抵抗R1とを備えてい
る。そして、基準電圧φ1は、接続されたトランジスタ
P1、P8と抵抗R1の中間タップより取り出される。
前述のように、トランジスタのゲート−ソース間電圧V
gs(Vcc−VINT)がそのトランジスタのしきい
値電圧より小さい領域では、トランジスタはカットオフ
しているため、前記基準電圧φ1の電圧は、ロウレベル
となる。このVcc−VINTが、前記トランジスタの
しきい値電圧以上になるとトランジスタがオンし始め
る。このオンし始める領域では、トランジスタのコンダ
クタンスが小さいため、基準電圧φ1は、トランジスタ
と抵抗との分圧比によって決定される。
【0064】従って、トランジスタのゲート電圧の上昇
に伴って、トランジスタのコンダクタンスが大きくなる
ため、結果的に外部電源電圧Vccの上昇に連動してア
ナログ的に前記基準電圧φ1の電圧が上昇していく。さ
らに外部電源電圧Vccが高くなると、トランジスタの
ゲート電圧が充分高くなり、トランジスタの抵抗が抵抗
R1に比べ無視できるようになる。ここにおいてトラン
ジスタによる電圧降下分がほぼ無くなることから前記基
準電圧φ1のレベルは、前記外部電源電圧Vccのレベ
ルとほぼ等しくなる。この実施例では、このトランジス
タとして、しきい値電圧が互いに異なるそれぞれVt1
及びVt2であるトランジスタPl、P8を用いてい
る。例えば、|Vt1|<|Vt2|とすると、トラン
ジスタのゲート−ソース間電圧(Vcc−VINT)
は、トランジスタP1、P8のしきい値電圧|Vt1
|、|Vt2|より小さい領域では2つのトランジスタ
はカットオフしているので、基準電圧φ1は、ロウレベ
ルになる。このVcc−VINTがトランジスタP1の
しきい値電圧Vt1より大きく、トランジスタP8のし
きい値電圧Vt2より小さい領域では、トランジスタP
lのみがオンし始める。
【0065】Vcc−VINTがいずれのしきい値電圧
より大きくなると、トランジスタP8もオンし始め、外
部電源電圧Vccが十分高くなると、両トランジスタの
ゲート電圧が十分高くなり、トランジスタの分圧がゼロ
に近くなって基準電圧φ1のレベルは、外部電源電圧V
ccのレベルとほぼ等しくなる。したがって、基準電圧
φ1の上昇傾向は、前の領域より更に急になる。この実
施例ではトランジスタは、2つ用いているが、もっと多
く用いても良い。数を増やすと、基準電圧の上昇は、始
め緩やかに、外部電源電圧にほぼ等しくなる付近では急
上昇するように曲線的に変化させることができる。この
ように複数のトランジスタを用いることにより、トラン
ジスタのコンダクタンスに不連続点が生じるようなおそ
れがなく、高電圧動作領域で完全にオフさせることがで
きる。この基準電圧は、内部電源駆動用やデータ出力用
トランジスタに適用することができる。
【0066】以上説明したような変形例において、図1
ないし図6で説明した構成のAMPが増幅動作を行うた
め、出力動作が安定かつ高速に行える。 (応用例1の変形例3)続いて、上記応用例1の第3の
変形例を図13を参照して説明する。
【0067】図13(a)は、所定の電源電圧で動作す
るトランジスタの出力部を示す回路ブロック図である。
出力部の全電圧動作出力部5と低電圧動作出力部6が形
成されている。この半導体基板には、さらに、基準電圧
φ1' 、φ2' を発生する基準電圧発生回路と制御信号
φH/φL を発生する制御信号発生回路が形成されてい
る。この集積回路装置において、外部電源電圧Vccが
所定電圧より高い場合には制御信号発生回路からの出力
信号φH/φL により制御されて全電圧動作出力部5が動
作し、出力電圧Voutが出力する。外部電源電圧Vc
cが所定電圧より低い場合には、低電圧動作出力部6
は、前記出力信号φH/φL によって制御されて動作し、
その中の動作トランジスタ(図示せず)は基準電圧発生
回路1からの基準電圧φ1等によって図1〜6で説明し
たAMPを介して制御され、前記出力電圧Voutが出
力する。動作トランジスタが内部電源駆動用の場合は、
出力電圧Voutとして内部電源電圧VINTが出力さ
れ、データ出力用の場合は、この出力電圧は、半導体基
板の出力端子(図示せず)から出力する。この時低電圧
動作出力部6に入力する基準電圧φ1’は、前記図10
のような外部電源電圧依存性を有し、基準電圧発生回路
から発生する。そして、前記動作トランジスタのゲート
電圧に印加してこのトランジスタを制御する。この基準
電圧φ1を用いることにより、電源電圧の低電圧と高電
圧の切り替わる領域での動作トランジスタの急激なコン
ダクタンス変化による内部降圧電圧の急激な変化やスイ
ッチングノイズを防ぎ、マージンを確保した動作の実現
が可能になる。
【0068】図13(b)は、図13(a)の半導体集
積回路装置の出力回路を示す回路図である。外部電源電
圧Vccが所定電圧より低い領域でのみ動作する低電圧
動作出力部21と前記外部電源電圧Vccの全ての電圧
領域で動作する全電圧動作出力部20及びこれら出力部
の出力側に接続された入出力端子4とを備えており、さ
らに、低電圧動作出力部21のトランジスタP4、N2
のゲートに印加される基準電圧φ1、φ2を発生する基
準電圧発生回路22が形成されている。前記全電圧動作
出力部20の出力トランジスタP2、Nlは、このトラ
ンジスタのゲートに入力する出力制御回路(図示せず)
からの制御信号信号φH、φLによって制御される。前
記基準電圧φ1、φ2は、それそれCMOS転送ゲート
C20、C21を介して前記トランジスタP4、N2の
ゲートに接続される。ハイレベル出力の場合において、
転送ゲートC20を構成するPチャネルトランジスタの
ゲートにはハイレベル出力制御信号であるゲート信号φ
Hが接続され、そのNチャネルトランジスタのゲートに
は前記ゲート信号φHを入力とするインバータIN20
の出力が接続されている。このような構成により、ゲー
ト信号φHがロウレベルになると、転送ゲートC20が
オン状態(転送可能状態)となり、低電圧動作出力部2
1の出力トランジスタP4のゲートに基準電圧φ1が印
加されることになる。
【0069】その結果、図10に示すような外部電源電
圧依存性を示す基準電圧φ1により、出力トランジスタ
P4は、外部電源電圧Vccに対して低電圧と高電圧動
作との切り替わり領域で実質的にそのコンダクタンスを
アナログ的に連続的に変化させることが可能になる。ま
た、ハイレベル出力をしない場合には、Pチャネルトラ
ンジスタP22は出力トランジスタP4のゲートをハイ
レベルに固定し、このトランジスタをカットオフ状態に
保つ。
【0070】ロウレベル出力の場合において、ハイレベ
ル出力の場合と同じくCMOS転送ゲートC21を構成
するNチャネルトランジスタのゲートにロウレベル出力
制御信号であるゲート信号φLを接続し、そのPチャネ
ルトランジスタのゲートには、前記ゲート信号φLを入
力とするインバータIN21の出力が接続されている。
ロウレベル出力時には、ゲート信号φLがハイレベルに
なると、転送ゲートC21がオン状態となり、低電圧動
作出力部21の出力トランジスタN2のゲートに基準電
圧φ2が印加されることになる。その結果、前記基準電
圧φ1の逆相となる基準電圧φ2により前記出力トラン
ジスタN2が制御される。ロウレベル出力をしない場合
にはNチャネルトランジスタN22は出力トランジスタ
N2のゲート電圧をロウレベルに固定して出力トランジ
スタN2をカットオフ状態に保つ。
【0071】所定レベルの基準電圧と電源電圧の差に応
じ、電源電圧に比例して実質的にアナログ的に変化する
電圧をゲート電圧として内部電源駆動用トランジスタや
出力用トランジスタに印加することにより低電圧と高電
圧の切り替わり点でのこれらトランジスタの急激なコン
ダクタンス変化による内部降圧電圧の急激な変化並びに
スイッチングノイズを防ぎ、マージンを碓保した動作の
実現が可能となる。ここでAMPが挿入されていること
により安定かつ、高速な動作が保証される。
【0072】(応用例1の変形例4)続いて、上記応用
例1の第4の変形例を図14を参照して説明する。この
変形例においては、、パッド4を駆動する出力トランジ
スタはPチャネルトランジスタP4とNチャネルトラン
ジスタN2のみである。これら両トランジスタはインバ
ータ回路IN30、31、32、33により駆動され
る。φ1及びφ2の出力回路は図13のそれとほぼ同様
であるため、省略する。IN31はφ1を低電位側電源
として用い、IN33はφ2を高電位側電源として用い
る。この結果、IN31はφ1〜VCCの振幅でトラン
ジスタP4のゲートを駆動し、IN33はVSS〜φ2
の振幅でトランジスタN2のゲートを駆動する。
【0073】その結果、電源電圧に比例して実質的にア
ナログ的に変化する電圧をゲート電圧として内部電源駆
動用トランジスタや出力用トランジスタに印加すること
により、スイッチングノイズを防ぎ、マージンを碓保し
た動作の実現が可能となる。ここでAMPが挿入されて
いることにより安定かつ、高速な動作が保証される。
【0074】さらに、本変形例においては、図13の構
成等と比較して、駆動されるべき出力トランジスタが2
つになることも集積化を図る上で好適である。 (応用例2)続いて、応用例2を図15を参照して説明
する。
【0075】図は、図10に示す特性を有する基準電圧
φ1を利用した内部電源降圧回路図であり、外部電源電
圧Vccを受ける内部降圧電源駆動用トランジスタと内
部降圧制御回路の概略図を示したものである。この回路
は、ソースが外部電源電圧Vcc、ゲートが基準電圧発
生回路1の増幅回路に接続されたPチャネルトランジス
タP7と、前記トランジスタP7のドレインにソースが
接続され、ゲートに内部降圧制御回路7が接続されたP
チャネルトランジスタP6と、ソースが外部電源電圧V
cc、ゲー卜が内部降圧制御回路7に接続されたPチャ
ネルトランジスタP5を有し、トランジスタP5、P6
のドレインから内部電源電圧VINTが出力されてい
る。図中トランジスタP5は、外部電源電圧に依存せず
に動作する。トランジスタP7は外部電源電圧が所定電
圧よりも低い場合のみ動作し、基準電圧発生回路1から
のゲート信号φ1によって制御される。また、この回路
は、トランジスタP5を有する高電圧動作領域5とトラ
ンジスタP6、P7を有する低電圧動作領域6とを備え
ている。内部電源駆動用トランジスタP5は、内部降圧
制御回路7からの制御信号φDのみにより制御される。
【0076】同じくこの制御信号φDにより制御される
他のトランジスタP6に直列接続されたトランジスタP
7のゲート電圧に、前記基準電圧φ1を用いることによ
り、上述の例と同様の理由から低電圧と高電圧の切り替
わり点での内部降圧電源駆動用トランジスタの急激なコ
ンダクタンス変化による内部降圧電圧の急激な変化並び
にスイッチングノイズを防ぎ、マージンを確保した動作
の実現が可能となる。
【0077】以上説明したような応用例2において、図
1ないし図6で説明した構成のAMPが増幅動作を行う
ため、出力動作が安定かつ高速に行える。 (応用例3)続いて、応用例3を説明する。
【0078】以下、図面を参照して応用例3、4を説明
する。図16は応用例にかかわるDRAMのコア部の回
路構成図ある。ビット線対はそれぞれ2つの領域に分割
されている。メモリセルが接続される第1領域のビット
線対BL’、/BL’、センスアンプが接続される第2
領域のビット線対BL、/BLとに分割され、両者の間
には、ゲートにVDDが印加されるNチャネルM0Sト
ランジスタQ0、Q1か挿入されている。
【0079】ビット線対BL’、/BI’には図示した
ように、転送トランジスタとキャパシタとから構成され
るDRAMセルMCが千鳥状に接続されている。これら
DRAMセルのキャパシタは、半導体基板に拡散層によ
り形成した蓄積ノードとこれと絶縁膜を介して対向する
ポリシリコンからなるプレート電極とから構成される。
各メモリセルの転送ゲートトランジスタはそれぞれワー
ド線WLが接続されている。これらDRAMセル等が行
列状に配置されることにより、メモリセルアレイ100
が構成される。
【0080】ビット線対BL’、/BL’にはP型セン
スアンプ110が接続されている。これは、Pチャネル
型MOSトランジスタを2つ交差状に直列に接続し、共
通ソースノードをPチャネルセンスアンプ駆動線SAP
に接続したものである。
【0081】ビット線対BL’、/BL’にはイコライ
ズ回路120が接続されている。これは、ゲートが共通
に接続された3つのNチャネルMOSトランジスタから
なり、イコライズ信号線EQのレベルに応じてビット線
対をビット線電位(中間電位)供給線VBLに選択的に
接続する。
【0082】ビット線対BL、/BLにはダミー容量部
130が接続されている。これは、ビット線対BLにキ
ャパシタC0を介して接続されたダミーワード線DWL
0とビット線対/BLにキャパシタC1を介して接続さ
れたダミーワード線DWL1とから構成されている。
【0083】ビット線対BL、/BLにはN型センスア
ンプ140が接続されている。これは、Nチャネル型M
OSトランジスタを2つ交差状に直列に接続し、共通ソ
ースノードをNチャネルセンスアンプ駆動線/SANに
接続したものである。
【0084】ビット線対は図示しないカラム選択ゲート
を介して図示しないデータ線に接続されており、データ
線を介して続み出しデータか出力バッファに転送され、
データ線を介して書き込みデータが入力バッファから転
送される。
【0085】また、これら制御信号線の制御回路とし
て、ワード線WLを選択的に駆動するロウデコード回路
210、SAPを避択的に駆動するPチャネル型センス
アンプ駆動回路220、VBLに中間電位である1/2
・VDDを駆動するVBL発生回路230、イコライズ
回路を制御するイコライズ制御回路240、ダミーワー
ド線DWLを駆動制御するダミーワード線制御回路25
0、/SANを選択的に駆動するNチャネル型センスア
ンプ駆動回路260等がコア部の周囲に配置されてい
る。
【0086】また、メモリセルに用いるキャパシタの対
向電極を1/2・VCCに駆動するプレート電極駆動回
路200が配置されている。図17はWLE信号を/R
ASに応じて発生させる回路33−1である。/RAS
の立ち下がりを所定時間遅延させる遅延回路331、及
びNANDゲート332、インバータ333等から構成
される。
【0087】図18は昇圧制御回路33の一部である昇
圧回路33−2、昇圧ノードをプリチャージする回路3
3−3及び部分デコード回路320の詳細な回路構成を
示している。昇圧回路33−2はインバータ遅延33
4、キャパシタC5から構成され、昇圧ノードをプリチ
ャージする回路33−3はキャパシタC6、充電回路3
35、プリチャージトランジスタQ5等から構成され
る。部分デコード回路320はアドレス信号をデコード
し、これをレベル変換するレベル変換回路336、WD
RV信号線を駆動する駆動回路(CMOSインバータに
より構成される)337等から構成される。
【0088】図18には、さらに、電源電圧とは逆ある
いは、電源電圧よりは緩い傾きを持つ参照電位Vdre
fを発生させる参照電位発生回路VDREFと図1等で
説明した増幅回路AMPが配置されており、この増幅回
路AMPの出力がインバータ回路MINV1あるいはM
INV2の電源として用いられている。参照電位発生回
路VDREFは例えば、電源電位が5Vの時は4Vを出
力し、電源電位が3Vの時には3Vを出力する。この結
果、電源電位が高い時のワード線のレベルを抑制するこ
とが出来、ゲート酸化膜にかかるストレスを緩和するこ
とが可能となる為、信頼性の良いDRAMが提供でき
る。
【0089】図19はブロック選択信号BLSにより制
御されるブロック選択回路31の詳細を示している。W
DRV信号を受けてPWDRV信号を出力するブートス
トラップ型の転送ゲートにより構成される。BLSはブ
ロック選択信号である。
【0090】図20はロウデコード回路210の回路構
成の詳細を示している。これは、それぞれがブートスト
ラップ型の転送ゲートからなる複数のワード線駆動回路
211と、アドレス信号A、B、Cおよびプリチャージ
信号PREにより制御されるロウアドレスデコード回路
212から構成される。
【0091】(応用例4)続いて、応用例4を図21に
示す。これは、VPL発生回路200及びVBL発生回
路230に関するものである。抵抗素子R201、R2
02が直列接続されて成る参照電位発生回路と図1等で
説明した増幅回路AMPから構成される。
【0092】この結果、従来のVPL発生回路やVBL
発生回路等と比較して、増幅回路AMPが挿入されてい
るため、電源電圧等の変動に対して安定かつ、電源電圧
の変動に対するVBL、VPL等の回復が高速なDRA
Mを提供できる。
【0093】以上、本発明を図1ないし図21を用いて
説明したが、本発明はこれに限られることはなく、本発
明の趣旨を逸脱しない限り種々の変形が可能であること
はいうまでもない。
【0094】
【発明の効果】本発明によれば、駆動能力を高く保ちな
がら出力電圧を容易に安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の定電位発生回路装置の回路
図。
【図2】図1の構成の動作を説明するための波形図。
【図3】差動増幅回路の第1の例を示す回路図。
【図4】差動回路の第2の例を示す回路図。
【図5】本発明の実施例2の定電位発生回路装置の回路
図。
【図6】本発明の実施例3の定電位発生回路装置の回路
図。
【図7】本発明の第1の応用例の半導体集積回路装置及
びこの半導体集積回路装置に用いる基準電圧発生回路の
回路構成図。
【図8】図7に用いる内部降圧回路(内部電源降圧回
路)の回路図。
【図9】図8に用いる基準電位発生回路の回路図。
【図10】図7の基準電圧発生回路の発生電圧及びトラ
ンジスタP1のコンダクタンスの外部電源電圧依存性を
示す特性図。
【図11】本発明の第1の応用例の第1の変形例の回路
構成図。
【図12】本発明の第1の応用例の第2の変形例の回路
構成図。
【図13】本発明の第1の応用例の第3の変形例の回路
構成図。
【図14】本発明の第1の応用例の第4の変形例の回路
構成図。
【図15】本発明の第2の応用例の回路構成図。
【図16】本発明の第3、第4の応用例にかかわるDR
AMのコア部の回路構成図。
【図17】ロウ制御系の部分的な回路構成を示す回路
図。
【図18】昇圧回路の一部及び部分デコード回路の詳細
を示す回路構成図。
【図19】ブロック選択回路の詳細を示す回路構成図。
【図20】ロウデコード回路の詳細を示す回路構成図。
【図21】VBL、VPL発生回路の詳細を示す回路構
成図。
【図22】従来の中間電位発生回路装置の回路図であ
る。
【図23】図22の構成の動作を説明するための波形図
である。
【符号の説明】
Ad 差動増幅回路 P10,P11,P12,P13,P15,P15,P
16,P17 Pチャンネルトランジスタ N11,N12,N13,N15,N15,N16,N
17 Nチャンネルトランジスタ INV1,INV2,INV3,INV4 インバータ NOR11 ノア回路 NAND11 ナンド回路 11,12,13,14,15 ノード

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される制御信号に応じた値の出力電圧
    を第1出力端から出力する第1出力回路と、 入力される前記制御信号に応じた値の比較電圧を前記第
    1出力回路よりも応答良く第2出力端から出力する第2
    出力回路と、 前記第1の出力端と前記第2出力端間に接続された接続
    回路と、 基準電圧と前記比較電圧とを比較し、その比較結果に基
    づいて前記制御信号を出力し、この制御信号により先ず
    前記比較電圧を制御し、制御されたこの比較電圧と前記
    基準電圧とを比較しつつ前記出力電圧を制御する比較回
    路と、 を備えることを特徴とする定電位発生回路。
  2. 【請求項2】前記第1出力回路は、一対の基準電圧電源
    間に直列に接続された第1トランジスタ及び第2トラン
    ジスタを有し、前記第1、第2トランジスタの接続中点
    が前記第1出力端となっており、 前記第2出力回路は、一対の基準電圧電源間に直列に接
    続された第3トランジスタ及び第4トランジスタを有
    し、前記第3、第4トランジスタの接続中点が第2出力
    端となっており、 前記比較回路は、前記制御信号として第1制御信号と第
    2制御信号を出力するものであり、前記第1制御信号を
    出力する第1制御信号出力端と前記第2制御信号を出力
    する第2制御信号出力端を有し、前記第1制御信号出力
    端は前記第1、第3トランジスタの制御端子に接続さ
    れ、前記第2制御信号出力端は前記第2、第4トランジ
    スタの制御端子に接続されていることを特徴とする請求
    項1記載の定電位発生回路。
  3. 【請求項3】前記接続回路は抵抗であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の定電位発生回路。
  4. 【請求項4】前記接続回路はトランジスタであり、この
    トランジスタの制御端子は前記第1制御信号出力端に接
    続されていることを特徴とする請求項2記載の定電位発
    生回路。
  5. 【請求項5】前記接続回路はトランジスタであり、この
    トランジスタの制御端子は前記第2制御信号出力端に接
    続されていることを特徴とする請求項2記載の定電位発
    生回路。
  6. 【請求項6】前記接続回路は互いに異なるタイプの一対
    のトランジスタを並列に接続したものであり、一方のト
    ランジスタの制御端子は前記第1制御信号出力端に接続
    されており、他方のトランジスタの制御端子は前記第2
    制御信号出力端に接続されていることを特徴とする請求
    項2記載の定電位発生回路。
  7. 【請求項7】前記接続回路はトランジスタであり、前記
    第1制御信号出力端はインバータを介してノア回路の一
    方の入力端に接続され、前記第2制御信号出力端は前記
    ノア回路の他方の入力端に接続され、前記ノア回路の出
    力端が前記トランジスタの制御端子に接続されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の定電位発生回路。
  8. 【請求項8】前記接続回路はトランジスタであり、前記
    第2制御信号出力端はインバータを介してナンド回路の
    一方の入力端に接続され、前記第1制御信号出力端は前
    記ナンド回路の他方の入力端に接続され、前記ナンド回
    路の出力端が前記トランジスタの制御端子に接続されて
    いることを特徴とする請求項2記載の定電位発生回路。
  9. 【請求項9】前記接続回路は互いに異なるタイプの一対
    のトランジスタを並列に接続したものであり、前記第1
    制御信号出力端はインバータを介してノア回路の一方の
    入力端に接続され、前記第2制御信号出力端は前記ノア
    回路の他方の入力端に接続され、前記ノア回路の出力端
    が前記一方のトランジスタの制御端子に接続され、前記
    第2制御信号出力端はインバータを介してナンド回路の
    一方の入力端に接続され、前記第1制御信号出力端は前
    記ナンド回路の他方の入力端に接続され、前記ナンド回
    路の出力端が前記他方のトランジスタの制御端子に接続
    されていることを特徴とする請求項2記載の定電位発生
    回路。
  10. 【請求項10】電源電位が印加されるノードと出力ノー
    ドとの間に直列に接続された第1及び第2のMOSトラ
    ンジスタと、 前記第1のMOSトランジスタのゲートに接続され、出
    力データに応じて前記第1のMOSトランジスタを駆動
    制御するデータ出力制御回路と、 前記電源電位に応じて変化する基準電位を出力する基準
    電位発生回路と、 前記基準電位を受け、これとほぼ同一の電位に前記第1
    のMOSトランジスタのゲートを駆動制御する増幅回路
    と、 から構成され、前記増幅回路は、 前記第1のMOSトランジスタのゲートに出力ノードが
    接続された第1の駆動回路と、 出力ノードが前記第1の駆動回路の出力ノードと抵抗素
    子により接続され、前記第1の駆動回路と比較してより
    応答性良く動作する第2の駆動回路と、 前記第2の駆動回路の出力ノードの電位と前記基準電位
    とを比較し、前記第1及び第2の駆動回路を制御する差
    動増幅回路とから構成されることを特徴とする半導体装
    置。
  11. 【請求項11】電源電位が印加されるノードと出力ノー
    ドとの間に直列に接続された第1及び第2のMOSトラ
    ンジスタと、 前記第1のMOSトランジスタのゲートに接続され、出
    力データに応じて前記第1のMOSトランジスタを駆動
    制御するデータ出力制御回路と、 前記電源電位に応じて変化する基準電位を出力する基準
    電位発生回路と、 前記基準電位を受け、これとほぼ同一の電位に前記第1
    のMOSトランジスタのゲートを駆動制御する増幅回路
    と、 から構成され、前記増幅回路は、 前記第1のMOSトランジスタのゲートに出力ノードが
    接続された第1の駆動回路と、出力ノードが前記第1の
    駆動回路の出力ノードとスイッチ回路により接続され、
    前記第1の駆動回路と比較してより応答性良く動作する
    第2の駆動回路と、 前記第2の駆動回路の出力ノードの電位と前記基準電位
    とを比較し、前記第1及び第2の駆動回路及び前記スイ
    ッチ回路を制御する差動増幅回路から構成されることを
    特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】電源電位に応じて変化する基準電圧を発
    生する基準電圧発生回路と、 出力ノードを有する第1の駆動回路と、 出力ノードが前記第1の駆動回路の出力ノードと抵抗素
    子により接続され、前記第1の駆動回路と比較してより
    応答性良く動作する第2の駆動回路と、 前記第2の駆動回路の出力ノードの電位と前記基準電位
    とを比較し、前記第1及び第2の駆動回路を制御する差
    動増幅回路と、 出力データに応じて制御信号を発生する制御信号発生回
    路と、 前記第1の駆動回路の出力ノード及び前記制御信号発生
    回路に接続され、電源電圧が低電圧のときのみ作動する
    第1の出力回路と、 前記制御信号発生回路に接続され、電源電圧の値にかか
    わりなく作動する第2の出力回路とから構成されること
    を特徴とする半導体装置。
  13. 【請求項13】電源電位に応じて変化する基準電圧を発
    生する基準電圧発生回路と、 出力ノードを有する第1の駆動回路と、 出力ノードが前記第1の駆動回路の出力ノードとスイッ
    チ回路により接続され、前記第1の駆動回路と比較して
    より応答性良く動作する第2の駆動回路と、 前記第2の駆動回路の出力ノードの電位と前記基準電位
    とを比較し、前記第1及び第2の駆動回路及び前記スイ
    ッチ回路を制御する差動増幅回路と、 出力データに応じて制御信号を発生する制御信号発生回
    路と、 前記第1の駆動回路の出力ノード及び前記制御信号発生
    回路に接続され、電源電圧が低電圧のときのみ作動する
    第1の出力回路と、 前記制御信号発生回路に接続され、電源電圧の値にかか
    わりなく作動する第2の出力回路とから構成されること
    を特徴とする半導体装置。
  14. 【請求項14】電源電位に応じて変化する基準電圧を発
    生する基準電圧発生回路と、 出力ノードを有する第1の駆動回路と、 出力ノードが前記第1の駆動回路の出力ノードと抵抗素
    子により接続され、前記第1の駆動回路と比較してより
    応答性良く動作する第2の駆動回路と、 前記第2の駆動回路の出力ノードの電位と前記基準電位
    とを比較し、前記第1及び第2の駆動回路を制御する差
    動増幅回路と、 昇圧ノードを充電する充電回路と、 前記昇圧ノードに接続された容量素子と、 前記容量素子の反対ノードを前記出力ノードのレベルま
    で駆動する昇圧駆動回路と、 前記昇圧ノードの電位をワード線に伝達するワード線駆
    動回路と、 前記ワード線に接続されたメモリセルとから構成される
    半導体装置。
  15. 【請求項15】電源電位に応じて変化する基準電圧を発
    生する基準電圧発生回路と、 出力ノードを有する第1の駆動回路と、 出力ノードが前記第1の駆動回路の出力ノードとスイッ
    チ回路により接続され、前記第1の駆動回路と比較して
    より応答性良く動作する第2の駆動回路と、 前記第2の駆動回路の出力ノードの電位と前記基準電位
    とを比較し、前記第1及び第2の駆動回路とスイッチ回
    路とを制御する差動増幅回路と、 昇圧ノードを充電する充電回路と、 前記昇圧ノードに接続された容量素子と、 前記容量素子の反対ノードを前記出力ノードのレベルま
    で駆動する昇圧駆動回路と、 前記昇圧ノードの電位をワード線に伝達するワード線駆
    動回路と、 前記ワード線に接続されたメモリセルとから構成される
    半導体装置。
  16. 【請求項16】ビット線対と、 前記ビット線対に接続された複数のメモリセルと、接地
    電位と電源電位との間の中間電位を発生する中間電位発
    生回路と、 出力ノードを有する第1の駆動回路と、 出力ノードが前記第1の駆動回路の出力ノードと抵抗素
    子により接続され、前記第1の駆動回路と比較してより
    応答性良く動作する第2の駆動回路と、 前記第2の駆動回路の出力ノードの電位と前記中間電位
    とを比較し、前記第1及び第2の駆動回路を制御する差
    動増幅回路と、 前記第1の駆動回路の出力ノードに接続され、この出力
    ノードの電位に前記ビット線対をイコライズするビット
    線イコライズ回路とから構成されることを特徴とする半
    導体装置。
  17. 【請求項17】ビット線対と、 前記ビット線対に接続された複数のメモリセルと、 接地電位と電源電位との間の中間電位を発生する中間電
    位発生回路と、 出力ノードを有する第1の駆動回路と、 出力ノードが前記第1の駆動回路の出力ノードとスイッ
    チ回路により接続され、前記第1の駆動回路と比較して
    より応答性良く動作する第2の駆動回路と、 前記第2の駆動回路の出力ノードの電位と前記中間電位
    とを比較し、前記第1及び第2の駆動回路とスイッチ回
    路とを制御する差動増幅回路と、 前記第1の駆動回路の出力ノードに接続され、この出力
    ノードの電位に前記ビット線対をイコライズするビット
    線イコライズ回路とから構成されることを特徴とする半
    導体装置。
  18. 【請求項18】ビット線対と、 前記ビット線対に接続されたMOSトランジスタと容量
    素子とから構成されるダイナミックメモリセルを複数配
    置して構成したメモリセルアレイと、 接地電位と電源電位との間の中間電位を発生する中間電
    位発生回路と、 前記複数の容量素子に共通に接続された出力ノードを有
    する第1の駆動回路と、 出力ノードが前記第1の駆動回路の出力ノードと抵抗素
    子により接続され、前記第1の駆動回路と比較してより
    応答性良く動作する第2の駆動回路と、 前記第2の駆動回路の出力ノードの電位と前記中間電位
    とを比較し、前記第1及び第2の駆動回路を制御する差
    動増幅回路とから構成されることを特徴とする半導体装
    置。
  19. 【請求項19】ビット線対と、 前記ビット線対に接続されたMOSトランジスタと容量
    素子から構成されるダイナミックメモリセルを複数配置
    して構成したメモリセルアレイと、 接地電位と電源電位との間の中間電位を発生する中間電
    位発生回路と、 前記複数の容量素子に共通に接続された出力ノードを有
    する第1の駆動回路と、 出力ノードが前記第1の駆動回路の出力ノードとスイッ
    チ回路により接続され、前記第1の駆動回路と比較して
    より応答性良く動作する第2の駆動回路と、 前記第2の駆動回路の出力ノードの電位と前記中間電位
    とを比較し、前記第1及び第2の駆動回路とスイッチ回
    路とを制御する差動増幅回路とから構成されることを特
    徴とする半導体装置。
  20. 【請求項20】基準電位を発生させる基準電位発生回路
    と、 出力ノードを有する第1の駆動回路と、 出力ノードが前記第1の駆動回路の出力ノードと抵抗素
    子により接続され、前記第1の駆動回路と比較してより
    応答性良く動作する第2の駆動回路と、 前記第2の駆動回路の出力ノードの電位と前記基準電位
    とを比較し、前記第1及び第2の駆動回路を制御する差
    動増幅回路から構成され、 前記第1の駆動回路の出力ノードを前記基準電位とほぼ
    同レベルの電位に駆動することを特徴とする半導体装
    置。
  21. 【請求項21】基準電位を発生させる基準電位発生回路
    と、 出力ノードを有する第1の駆動回路と、 出力ノードが前記第1の駆動回路の出力ノードとスイッ
    チ回路により接続され、前記第1の駆動回路と比較して
    より応答性良く動作する第2の駆動回路と、 前記第2の駆動回路の出力ノードの電位と前記基準電位
    とを比較し、前記第1及び第2の駆動回路と前記スイッ
    チ回路とを制御する差動増幅回路とから構成され、 前記第1の駆動回路の出力ノードを前記基準電位とほぼ
    同レベルの電位に駆動することを特徴とする半導体装
    置。
  22. 【請求項22】第1の電源端子と出力端子との間に接続
    された第1のPチャネルMOSトランジスタと、 第2の電現端子と前記出力端子との間に接続された第1
    のNチャネルMOSトランジスタと、 前記第1の電源端子と比較端子との間に接続された第2
    のPチャネルMOSトランジスタと、 前記第2の電源端子と前記比較端子との間に接続された
    第2のNチャネルMOSトランジスタと、 前記出力端子と前記比較端子との間に接続された抵抗素
    子と、 基準電位を発生させる基準電位発生回路と、 前記基準電位と前記比較端子上の電位とを比較し、比較
    結果を出力する比較回路と、 前記結果が入力され、前記第1のPチャネルMOSトラ
    ンジスタと前記第2のPチャネルMOSトランジスタと
    を共に駆動する第1のバッファ回路と、 前記結果が入力され、前記第1のNチャネルMOSトラ
    ンジスタと前記第2のNチャネルMOSトランジスタと
    を共に駆動する前記第1のバッファ回路とは回路しきい
    値の異なる第2のバッファ回路と、 から構成されることを特徴とする半導体装置。
  23. 【請求項23】第1の電源端子と出力端子との間に接続
    された第1のPチャネルMOSトランジスタと、 第2の電現端子と前記出力端子との間に接続された第1
    のNチャネルMOSトランジスタと、 前記第1の電源端子と比較端子との間に接続された第2
    のPチャネルMOSトランジスタと、 前記第2の電源端子と前記比較端子との間に接続された
    第2のNチャネルMOSトランジスタと、 基準電位を発生させる基準電位発生回路と、 前記基準電位と前記比較端子上の電位とを比較し、比較
    結果を出力する比較回路と、 前記結果が入力され、前記第1のPチャネルMOSトラ
    ンジスタと前記第2のPチャネルMOSトランジスタと
    を共に駆動する第1のバッファ回路と、 前記結果が入力され、前記第1のNチャネルMOSトラ
    ンジスタと前記第2のNチャネルMOSトランジスタと
    を共に駆動する前記第1のバッファ回路とは回路しきい
    値の異なる第2のバッファ回路と、 前記出力端子と前記比較端子との間に接続され、前記比
    較結果に基づいて制御されるスイッチ素子と、 から構成されることを特徴とする半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100475745B1 (ko) * 2002-10-21 2005-03-10 삼성전자주식회사 반도체 메모리 장치에 적합한 중간 전압 발생기
US7138992B2 (en) 2001-09-03 2006-11-21 Nec Corporation Method of calibrating luminance of display, driving circuit of display employing same method and portable electronic device provided with same driving circuit
US7745559B2 (en) 2006-09-01 2010-06-29 Seiko Epson Corporation Integrated circuit device

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KR100475745B1 (ko) * 2002-10-21 2005-03-10 삼성전자주식회사 반도체 메모리 장치에 적합한 중간 전압 발생기
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