JPH087668B2 - ダイナミックバレルシフタ - Google Patents

ダイナミックバレルシフタ

Info

Publication number
JPH087668B2
JPH087668B2 JP2026153A JP2615390A JPH087668B2 JP H087668 B2 JPH087668 B2 JP H087668B2 JP 2026153 A JP2026153 A JP 2026153A JP 2615390 A JP2615390 A JP 2615390A JP H087668 B2 JPH087668 B2 JP H087668B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
input
level
output
shift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2026153A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03231324A (ja
Inventor
恒昭 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2026153A priority Critical patent/JPH087668B2/ja
Priority to US07/622,969 priority patent/US5130941A/en
Priority to DE69025393T priority patent/DE69025393T2/de
Priority to EP90124983A priority patent/EP0445415B1/en
Priority to KR1019910002013A priority patent/KR940009964B1/ko
Publication of JPH03231324A publication Critical patent/JPH03231324A/ja
Publication of JPH087668B2 publication Critical patent/JPH087668B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C19/00Digital stores in which the information is moved stepwise, e.g. shift registers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C19/00Digital stores in which the information is moved stepwise, e.g. shift registers
    • G11C19/38Digital stores in which the information is moved stepwise, e.g. shift registers two-dimensional, e.g. horizontal and vertical shift registers
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F5/00Methods or arrangements for data conversion without changing the order or content of the data handled
    • G06F5/01Methods or arrangements for data conversion without changing the order or content of the data handled for shifting, e.g. justifying, scaling, normalising
    • G06F5/015Methods or arrangements for data conversion without changing the order or content of the data handled for shifting, e.g. justifying, scaling, normalising having at least two separately controlled shifting levels, e.g. using shifting matrices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はプリチャージ方式を用いたダイナミックバレ
ルシフタに係わり、特に低消費電力かつ高速動作可能な
ダイナミックバレルシフタに関する。
(従来の技術) 近年、パラレルデータを入力し所定の方向へ所定のビ
ット数だけ自在にシフトし、このシフトされたデータを
パラレルに出力するダイナミックバレルシフタが高位マ
イクロプロセッサに用いられるようになってきた。
第2図に従来の4ビットダイナミックバレルシフタの
ハードウェアの一構成例を示す。
図示のように、4ビットダイナミックバレルシフタ1
は、4ビットからなるデータを形成する各2進符号D0乃
至D3を入力するクロックドインバータ2a乃至2dと、並列
入力された2進符号系列からなるデータに対し2ビット
シフトを行うか否かの選択をする第1セレクタ部3と、
該セレクタ部3の出力側のデータ伝播路にクロック信号
に同期して予めチャージを行うプリチャージ回路4と、
上記データ伝播路を伝播したデータに対し1ビットシフ
トを行うか否かの選択をする第2セレクタ部5と、該セ
レクタ部5から出力されるシフトデータを形成する各2
進符号を再度ドライブし並列出力する出力インバータ6a
乃至6hとを備える。
ここで、クロックドインバータ2a乃至2dは、インバー
タ7で“H"レベルに反転されたクロック信号に同期して
入力データの各2進符号を反転すると共にドライブす
る。
第1セレクタ部3は、シフトコントロール信号S1のラ
インをゲート側に接続したNチャネルMOS型電界効果ト
ランジスタ(以下Nchと呼ぶ。)8a乃至8fと、シフトコ
ントロール信号S1をインバータ9で反転した信号のライ
ンをゲート側に接続したNch10a乃至10fから構成され
る。そして、各Nchのソース側とドレイン側はゲート信
号の“H"レベルに同期して導通する。
第2セレクタ部5は、シフトコントロール信号S2のラ
インをゲート側に接続したNch11a乃至11gと、シフトコ
ントロール信号S2をインバータ12で反転した信号のライ
ンをゲート側に接続したNch13a乃至13gとから構成され
る。そして、第1セレクタ部3と同様に各Nchはゲート
信号の“H"レベルに同期し導通する。
プリチャージ回路4は電源とデータ伝播路の間に介在
して所定の正電圧をデータ伝播路にチャージするNch14a
乃至14fから構成される。
以上の構成において、第3図のタイミングチャートに
示すように、4ビットダイナミックバレルシフタ1では
クロック信号が“H"レベルになったとき(時刻t0)、プ
リチャージ回路4がデータ伝播路に電源電圧の電位より
低い所定の正電圧を所定のプリチャージ時間(t3−t0
印加する。即ち、第1セレクタ部3及び第2セレクタ部
5が“H"レベル(正電位)に初期設定され、出力符号OU
T0乃至OUT6は出力インバータ6a乃至6hに反転されて“L"
レベル(零電位)に設定される。
また、上記のプリチャージ時間内に入力データが準備
される(時刻t1)。さらに、上記プリチャージ時間内に
シフトコントロール信号S1、S2が入力データを所定のビ
ット数シフトするため“H"レベルあるいは“L"レベルに
調整され(時刻t2)、後述するように入力されるデータ
に対するシフトすべきビット数が設定される。
次いで、クロック信号が“L"レベルになったとき(時
刻t3)、インバータ7で“H"レベルに反転されたクロッ
ク信号に同期してクロックドインバータ2a乃至2dから2
進符号が反転され並列入力される。
この2進符号系列からなるデータは、第1セレクタ部
3でシフトコントロール信号S1が“H"レベルである場合
Nch8a乃至8fが導通するので、Nch8c乃至8fを伝播する。
即ち、上記データは図において左へ2ビットに相当する
分だけシフトされる。
上記信号S1が“L"レベルである場合、上記信号S1はイ
ンバータ9で“H"レベルに反転されるのでNch10a乃至10
fが導通し、上記データはNch10a乃至10dを伝播する。即
ち、上記データはシフトされない。
このように第1セレクタ部3を伝播したデータは第2
セレクタ部5で第1セレクタ部3と同様にシフトをする
か否かを再度選択する。
例えば、シフトコントロール信号S2が“H"レベルであ
る場合、Nch11a乃至11gが導通し、上記データはNch11b
乃至11gを伝播する。即ち、上記データは図において左
へ1ビットシフトされる。
上記信号S2が“L"レベルである場合、上記信号S2はイ
ンバータ12で“H"レベルに反転されるのでNch13a乃至13
gが導通し、上記データはNch13a乃至13fを伝播する。即
ち、上記データはシフトされない。
次いで、第2セレクタ部5を伝播したデータは、この
データを形成する2進符号ごとに出力インバータ6a乃至
6gでドライブされ出力符号OUT0乃至OUT6として出力され
る(時刻t4)。
なお、Nch8a,8b、10e、10f、11a、13gは導通した場合
クロック信号が入出力される。また、出力インバータ6h
では常にクロック信号が入出力される。
以上の2進符号系列からなるデータのシフト結果を第
4図に示す。
図示するように、4ビットの入力データを形成する2
進符号D0乃至D3に対する出力符号OUT0乃至OUT7をOUT0か
らOUT3までの出力符号を出力する4ビットの出力部I
と、OUT4からOUT7までの出力符号を出力する4ビットの
出力部IIに分けて検出する。
すると、出力部Iでは左方向のシフトが示され、シフ
トされるビット数は0から3まで変化する。また、出力
部IIでは右方向のシフトが示され、シフトされるビット
数は1から4まで変化する。
換言すれば、4ビットダイナミックバレルシフタ1
は、4ビットからなるデータに対しシフトコントロール
信号S1及びS2を操作することにより、考えられ得る全て
の種類のシフトを自在に行うことができる。
次に、上記の2進符号の伝播路の電位の変化に関して
説明する。
例えば、入力符号が“H"レベルである場合、上記入力
符号はクロックドインバータ2a乃至2dで“L"レベルに反
転される。それで、上記入力符号の伝播経路に予めチャ
ージされた電力は、上記入力符号を出力すべく選定され
た出力インバータの入力側を含め放電される。そして、
所定の正電位にあるデータ伝播路が放電により出力イン
バータ6a乃至6hのスレッショルド電圧(一般に、電源電
圧VDDの半分)を下回ると、選定された出力インバータ
は伝播する2進符号が“L"レベルであると感知し出力符
号を“H"レベルに切り替える。これは、2進符号からな
るデータをシフト処理するための所要時間は、放電開始
後スレッショルド電圧を下回るまでの放電時間であるこ
とを意味する。
一方、入力符号が“L"レベル(零電位)である場合、
クロックドインバータ2a乃至2dにより上記入力符号は
“H"レベル(正電位)に反転される。それで、上記入力
符号の伝播経路に予めチャージされた電力は保持され、
選定された出力インバータの入力側の正電位は変化しな
い。即ち、出力符号は“L"レベルに維持されるので、2
進符号からなるデータをシフト処理するための所要時間
は実質ほぼ零であることを意味する。
従って、データ伝播路にプリチャージを行うダイナミ
ックバレルシフタでは、“L"レベルの入力符号に対し、
処理時間はほぼ零であるので大幅にデータ処理の高速化
が計れる。
また、Nchのバックゲート効果を利用し正のプリチャ
ージ電圧を電源電圧VDD(ここでは5Vと仮定する。)よ
り低い電位VDD−Vth(Vthはバックゲート効果による電
圧降下分で、1.7V程度である。)に押さえるので、電源
電圧VDDに等しい電位までプリチャージする場合と比較
すると、スレッショルド電圧を下回るまでの放電時間が
少ない。即ち、“H"レベルの入力符号に対する処理時間
が少なくなるので、更にデータ処理の高速化が計れる。
さらに、上記バックゲート効果により、放電による消
費電力を下げることができ経済的である。
ところが、上記のダイナミックバレルシフタでは、
“H"レベルの2進符号の電位VDD−Vthと出力インバータ
6a乃至6hのスレッショルド電圧との電位差が小さいの
で、出力インバータ6a乃至6hでの動作マージンは少な
く、出力インバータ6a乃至6hにおいてチャージシェア及
びノイズ並びにカップリングなどにより誤動作を生ずる
ことが多々あった。
そこで、第5図(a)に示されるように第2セレクタ
部5のNch、例えばNch11a、13aが構成するトランスファ
ーゲートをパストランジスタに代えた方式が用いられて
いる。
例えば、パストランジスタは第5図(b)に示すよう
に、Nch11a、13aにそれぞれPチャネルMOS型電界効果ト
ランジスタ(以下Pchと呼ぶ。)を抱き合わせ、Nch及び
Pchを並列に接続してなる接続体を更に並列接続した回
路から構成される。
上記方式では、Nchに生ずるバックゲート効果の影響
がPchにより排除され、第2セレクタ部5から出力イン
バータ6a乃至6hへ出力される“H"レベルの2進符号の電
位は電源電圧VDDに等しくなり、充分な動作マージンを
得ることができる。
しかし、上記のパストランジスタ方式では第2セレク
タ部5のトランジスタ数が倍増し、ダイナミックバレル
シフタのサイズが大幅に大きくなってしまう。そこで、
第2セレクタ部5のNchをPchに交換する方式が考えられ
るが、Pchだけである場合Nchと比較して放電能力が劣り
動作時間が遅くなってしまう。
また、電源電圧VDDと出力インバータ6a乃至6hのスレ
ッショルド電圧の電位差が大きくなるため、スレッショ
ルド電圧に低下するまでの放電時間が長くなり、“H"レ
ベルの入力符号に対する処理時間が増大することにな
る。
(発明が解決しようとする課題) 上記の如く、Nchのバックゲート効果を利用したダイ
ナミックバレルシフタにおいては、出力インバータでの
動作マージンが少なく、出力インバータが誤動作を生ず
る問題があった。
また、第2セレクタ部5をパストランジスタで構成す
ることにより、上記動作マージンを充分に確保すること
ができるが、この場合、ダイナミックバレルシフタのサ
イズが大幅に大きくなってしまうという問題があった。
更に、“H"レベルの入力符号に対する処理時間が増大し
てしまうという問題もあった。
そこで、本発明は上記従来技術の問題点を解消するも
ので、その目的とするところは、チャージシェア及びノ
イズ並びにカップリングなどにより誤動作を生ずること
なく従来と同様に高速動作が可能であり、かつ大幅にサ
イズが大きくなること無く消費電力が少なくて済むダイ
ナミックバレルシフタを提供することである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本発明によるダイナミック
バレルシフタは、選択的にシフトすべき高電圧レベル及
び低電圧レベルからなる入力信号を入力し、クロック信
号に同期してその反転信号を出力する入出力クロックド
インバータと、前記インバータに接続され、シフトコン
トロール信号に応じて選択的に前記反転信号のシフト動
作を行う複数のセレクタと、前記セレクタに接続され選
択的にシフト動作が行われた前記反転信号を出力する出
力回路とを備え、前記セレクタの少なくとも1つの入力
側は、第1のスイッチング素子を介して前記高電圧レベ
ルに接続され、前記第1のスイッチング素子は前記クロ
ック信号に同期して前記入力用クロックドインバータと
は逆相で開閉動作を行い、前記出力回路の入力側は、第
2のスイッチング素子を介して前記高電圧レベルに接続
され、前記第2のスイッチング素子は前記クロック信号
に同期して前記入力用クロックドインバータとは逆相で
開閉動作を行い、前記第1のスイッチング素子は、前記
第1の電圧レベルの一方がゲートに入力した時にオンす
るN型の電界効果トランジスタであり、前記第2のスイ
ッチング素子は、前記第2の電圧レベルの他方がゲート
に入力した時にオンするP型の電界効果トランジスタで
あることを特徴とする。
(作用) 本発明のダイナミックバレルシフタでは、データの入
力に先立ち、バックゲート効果が生じる第1導電制御体
(例えばNチャネルトランジスタ)から構成される第1
電源電圧印加回路が、電源電圧(例えば正電圧)より低
い電位をデータシフト部に印加し“H"レベル(正電位)
に初期設定する。また、バックゲート効果の生じない第
2導電制御体(例えばPチャネルトランジスタ)から構
成される第2電源電圧印加回路が、上記電源電圧に等し
い電位をシフトデータ出力部の入力側に印加し“H"レベ
ル(正電位)に初期設定する。
このとき、シフトデータ出力部ではセンスインバータ
が上記“H"レベルを反転した“L"レベル(零電位)の2
進符号を出力する。
次いで、並列入力されたデータがデータシフト部内を
伝播し所定のビット数シフトされる。
ここで、データシフト部内でシフトされるデータを形
成する2進符号が“H"レベル(正電位)である場合、シ
フトデータ出力部の入力側のデータ伝播路の電位は電源
電圧に等しい正電位に保持される。それで、上記伝播し
た2進符号は電源電圧に等しい正電位を有するので、シ
フトデータ出力部のセンスインバータはレベル切り替え
動作をすることなく“L"レベルを出力し続ける。
即ち、上記2進符号に対するシフト処理に要する時間
は実質ほぼ零であることを意味する。
また、上記シフトされるデータを形成する2進符号が
“L"レベル(零電位)である場合、シフトデータ出力部
の入力側のデータ伝播路の電源電圧に等しい正電位は放
電により低下する。そして、上記データ伝播路の電位が
シフトデータ出力部のセンスインバータのスレッショル
ド電圧を下回った時、センスインバータは伝播する2進
符号が“L"レベルであると感知しレベル切り替え動作を
行い“H"レベルを出力する。
即ち、上記2進符号に対するシフト処理に要する時間
は、シフトデータ出力部の入力側のデータ伝播路の電源
電圧に等しい正電位がセンスインバータのスレッショル
ド電圧を下回るまでの放電時間になることを意味する。
従って、データシフト部のデータ伝播路はバックゲー
ト効果を利用して電源電圧より低い電位にチャージした
ので、電源電圧に等しい電位にまでチャージする場合と
比較して経済的である。
また、シフトデータ出力部の入力側のデータ伝播路は
バックゲート効果の影響を受けることなく電源電圧に等
しい電位にまでチャージされたので、シフトデータ出力
部にて充分な動作マージンを得ることができる。また、
上記動作マージンが充分に確保される条件内でセンスイ
ンバータのスレッショルド電圧を電源電圧の半分よりも
高い電位に設定することにより、従来と同程度に上記放
電時間を維持することができる。
さらに、シフトデータ出力部の入力側のデータ伝播路
に限定して電源電圧に等しい正電位がチャージされるの
で、放電による消費電力の増加は最小限に押さえられ
る。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は一実施例に係わるダイナミックバレルシフタ
のハードウェアの構成図である。
図示するように、本実施例のダイナミックバレルシフ
タ21は、第2図に示した従来の4ビットダイナミックバ
レルシフタ1と同様に、クロックドインバータ2a乃至2d
と,第1セレクタ部3内のNch8a乃至8f及びNch10a乃至1
0fと、プリチャージ回路4内のNch14a乃至14fと、第2
セレクタ部5内のNch11a乃至11g及びNch13a乃至13gと、
インバータ7、912を備え、更に本実施例では第2図に
示した出力インバータ6a乃至6hに代えてセンスインバー
タ22a乃至22hと、該インバータ22a乃至22hの入力側のデ
ータ伝播路にクロック信号に同期して予めチャージを行
うPchプリチャージ回路23を備えて構成される。
ここで、Pchプリチャージ回路23は電源とデータ伝播
路の間のPch24a乃至24gを介して電源電圧VDDをデータ伝
播路に印加する。
また、センスインバータ22a乃至22hはスレッショルド
電圧を電源電圧VDDの半分より高めに設定したインバー
タである。
以上の構成において、ダイナミックバレルシフタ21は
クロック信号が“H"レベルになったとき、PchからなるP
chプリチャージ回路23はインバータ7で“L"レベルに反
転されたクロック信号に同期してセンスインバータ22a
乃至22hの入力側のデータ伝播路に電源電圧に等しい正
電位を予めチャージする。
即ち、センスインバータ22a乃至22hの入力側が“H"レ
ベルに初期設定され、出力符号OUT0乃至OUT6はセンスイ
ンバータ22a乃至22hに反転されて“L"レベルに設定され
る。
また、従来の4ビットダイナミックバレルシフタ1と
同様にプリチャージ回路4は第1セレクタ部3及び第2
セレクタ部5を電源電圧より低い正電位に予めチャージ
し“H"レベルに初期設定する。
次いで、従来と同様に第3図に示したタイミングチャ
ートに従って2進符号D0乃至D3からなる入力データが第
1セレクタ部3及び第2セレクタ部5でシフトされ、第
4図に示した従来例と同様なシフト結果が得られる。
ここで、上記シフトされたデータを形成する2進符号
が“H"レベルである場合(即ち、入力符号は“L"レベル
である。)、上記2進符号の伝播路に予めチャージされ
た電力は保持され、上記2進符号を出力すべく選定され
たセンスインバータの入力側の正電位は変化しない。
即ち、出力符号は“L"レベルに維持され、上記2進符
号の処理時間は実質ほぼ零になる。
一方、上記シフトされたデータを形成する2進符号が
“L"レベルである場合(即ち、入力符号は“H"レベルで
ある。)、上記2進符号の伝播路に予め電源電圧に等し
い電位にまでチャージされた電力は放電される。そし
て、上記伝播路の電位がセンスインバータ22a乃至22hの
スレッショルド電圧を下回ると、選定されたセンスイン
バータ22a乃至22hは伝播する2進符号を“L"レベルであ
ると感知し出力符号を“H"レベルに切り替える。
即ち、電源電圧に等しい電位からセンスインバータ22
a乃至22hのスレッショルド電圧まで要した放電時間がデ
ータを形成する2進符号に対する処理時間になる。
従って、本実施例のダイナミックバレルシフタではセ
ンスインバータの入力側のデータ伝播路をバックゲート
効果の生じないPchを用い電源電圧に等しい正電位にま
で予めチャージしたので、シフトデータ出力部にて充分
な動作マージンが得られ、チャージシェア及びノイズ並
びにカップリングなどによる誤動作を防ぐことができ
る。また、上記動作マージンが充分に確保される条件内
でセンスインバータのスレッショルド電圧を電源電圧の
半分よりも高い電位に設定することにより、従来と同程
度に上記放電時間を維持することができる。即ち、“H"
レベルの入力符号に対する高速動作を保つことができ
る。
また、Pchを用いて電源電圧に等しい正電位にまで予
めチャージする領域をセンスインバータの入力側のデー
タ伝播路に限定したので、放電による電力消費を最小限
に押さえることができる。
さらに、第2セレクト部5をパストランジスタに代え
ることなく、センスインバータの入力側のデータ伝播路
にPchを介すのみで電源電圧に等しい正電位をチャージ
したので、サイズの増加は最小限に押さえることができ
る。
更にまた、シフトデータ出力部の入力側のデータ伝播
路で従来と比較して高い電位間での放電が行われるの
で、放電スピードが早くなる。即ち、従来と同じ動作マ
ージンでもデータの処理速度は速くなる。
以上のダイナミックバレルシフタでは各センスインバ
ータごとにPchを設けたが、センスインバータの入力側
のデータ伝播路に予めチャージするタイミングは同じで
あるので、1個のPchのみを用い、各センスインバータ
の入力側のデータ伝播路に予めチャージするようにして
も良い。また、上記の1個で代用するPchにおいては、
プリチャージするための負荷が増大するため、プリチャ
ージ能力の大きい大容量のPchを用い、チャージ時間の
増加を押さえるようにしても良い。
また、本実施例ではプリチャージ回路4を併用した
が、Pchプリチャージ回路23のみでもプリチャージ時間
が若干長くなるだけであるので、必ずしもプリチャージ
回路4を併用する必要はない。
さらに、本実施例では正電位に予めチャージしたが、
負電位に予めチャージしても良い。この場合、入力する
“H"レベルの符号を零電位とし、“L"レベルの符号を負
電位にする。そして、“L"レベルの符号が力するときダ
イナミックバレルシフタは放電を行う。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、適
宜の設計的変更により、適宜の態様で実施し得るもので
ある。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、2進符号系列か
らなるデータを並列入力するデータ入力部と、該入力部
で入力されたデータを所定のビット数シフトするデータ
シフト部と、該シフト部でシフトされたデータを並列出
力するシフトデータ出力部と、前記データの入力に先立
ち予め前記データシフト部及び前記シフトデータ出力部
のデータ伝播路をチャージするプリチャージ部とを備え
たダイナミックバレルシフタにおいて、前記プリチャー
ジ部は、電源から第1導電制御体を介して前記データシ
フト部のデータ伝播路に電源電圧より低い電位を印加す
る第1電源電圧印加回路と、電源から第2導電制御体を
介して前記シフトデータ出力部の入力側のデータ伝播路
に電源電圧に等しい電位を印加する第2電源電圧印加回
路とを備え、前記シフトデータ出力部はスレッショルド
電圧が電源電圧の半分より高く設定されたセンスインバ
ータを前記シフトデータを形成する2進符号の伝播路ご
とに設けたので、入力データをシフトして出力するとき
バックゲート効果の影響を受けることなく動作マージン
を充分に得ることができ、チャージシェア及びノイズ並
びにカップリングなどにより誤動作を生ずることなく従
来と同様に高速動作が可能であり、かつ大幅にサイズが
大きくなること無く、また消費電力が少なくて済み経済
的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わるダイナミックバレル
シフタのハードウェアの構成図、 第2図乃至第5図は従来技術を示し、 第2図はハードウェアの構成図、 第3図は第1図及び第2図に示すダイナミックバレルシ
フタの動作を示すタイミングチャート、 第4図は第1図及び第2図に示すダイナミックバレルシ
フタにおける入力符号のシフト結果の説明図、 第5図(a)は第2図に示すダイナミックバレルシフタ
に用いられるNchのトランスファーゲートの構成図、 第5図(b)はデータ伝播路を電源電位までプリチャー
ジする場合のパストランジスタの構成図である。 2a乃至2d……クロックドインバータ 3……第1セレクタ部、4……プリチャージ回路 5……第2セレクタ部 6a乃至6h……出力インバータ 22a乃至22h……センスインバータ 23……Pchプリチャージ回路 24a乃至24g……PチャネルMOS型FETトランジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】選択的にシフトすべき高電圧レベル及び低
    電圧レベルからなる入力信号を入力し、クロック信号に
    同期してその反転信号を出力する入力用クロックドイン
    バータと、前記インバータに接続され、シフトコントロ
    ール信号に応じて選択的に前記反転信号のシフト動作を
    行う複数のセレクタと、前記セレクタに接続され選択的
    にシフト動作が行われた前記反転信号を出力する出力回
    路とを備え、前記セレクタの少なくとも1つの入力側
    は、第1のスイッチング素子を介して前記高電圧レベル
    に接続され、前記第1のスイッチング素子は前記クロッ
    ク信号に同期して前記入力用クロックドインバータとは
    逆相で開閉動作を行い、前記出力回路の入力側は、第2
    のスイッチング素子を介して前記高電圧レベルに接続さ
    れ、前記第2のスイッチング素子は前記クロック信号に
    同期して前記入力用クロックドインバータとは逆相で開
    閉動作を行い、前記第1のスイッチング素子は、前記第
    1の電圧レベルの一方がゲートに入力した時にオンする
    N型の電界効果トランジスタであり、前記第2のスイッ
    チング素子は、前記第2の電圧レベルの他方がゲートに
    入力した時にオンするP型の電界効果トランジスタであ
    るダイナミックバレルシフタ。
JP2026153A 1990-02-07 1990-02-07 ダイナミックバレルシフタ Expired - Lifetime JPH087668B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2026153A JPH087668B2 (ja) 1990-02-07 1990-02-07 ダイナミックバレルシフタ
US07/622,969 US5130941A (en) 1990-02-07 1990-12-06 Dynamic barrel shifter
DE69025393T DE69025393T2 (de) 1990-02-07 1990-12-20 Dynamisches Datenschieberegister
EP90124983A EP0445415B1 (en) 1990-02-07 1990-12-20 Dynamic barrel shifter
KR1019910002013A KR940009964B1 (ko) 1990-02-07 1991-02-06 다이나믹 배럴 시프터

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2026153A JPH087668B2 (ja) 1990-02-07 1990-02-07 ダイナミックバレルシフタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03231324A JPH03231324A (ja) 1991-10-15
JPH087668B2 true JPH087668B2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=12185591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2026153A Expired - Lifetime JPH087668B2 (ja) 1990-02-07 1990-02-07 ダイナミックバレルシフタ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5130941A (ja)
EP (1) EP0445415B1 (ja)
JP (1) JPH087668B2 (ja)
KR (1) KR940009964B1 (ja)
DE (1) DE69025393T2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05134848A (ja) * 1991-03-06 1993-06-01 Fujitsu Ltd 中央処理装置のデータシフト回路
US5309382A (en) * 1992-10-01 1994-05-03 Silicon Graphics, Inc. Binary shifter
US5555202A (en) * 1994-12-05 1996-09-10 Cirrus Logic, Inc. Low-power, high-performance barrel shifter
US5832777A (en) * 1996-11-19 1998-11-10 Borg-Warner Automotive, Inc. Electromechanical transmission control apparatus
US6895420B1 (en) * 2000-02-16 2005-05-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Apparatus and method for sharing data FET for a four-way multiplexer
US9959247B1 (en) 2017-02-17 2018-05-01 Google Llc Permuting in a matrix-vector processor
US11817811B2 (en) 2019-03-12 2023-11-14 Allegro Microsystems, Llc Motor controller with power feedback loop

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4396994A (en) * 1980-12-31 1983-08-02 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Data shifting and rotating apparatus
US4653019A (en) * 1984-04-19 1987-03-24 Concurrent Computer Corporation High speed barrel shifter
GB8617579D0 (en) * 1986-07-18 1986-08-28 Sigmex Ltd Raster graphical display system
JPS63225822A (ja) * 1986-08-11 1988-09-20 Toshiba Corp バレルシフタ
JPS6382513A (ja) * 1986-09-26 1988-04-13 Toshiba Corp バレルシフタ
JPS6386024A (ja) * 1986-09-30 1988-04-16 Toshiba Corp バレルシフタ
JPH0225921A (ja) * 1988-07-15 1990-01-29 Toshiba Corp バレルシフタ
JPH0230215A (ja) * 1988-07-20 1990-01-31 Hitachi Ltd スイツチング回路
US4999796A (en) * 1989-12-14 1991-03-12 Motorola, Inc. Sticky bit detection and shifting logic
US5024993A (en) * 1990-05-02 1991-06-18 Microelectronics & Computer Technology Corporation Superconducting-semiconducting circuits, devices and systems

Also Published As

Publication number Publication date
DE69025393D1 (de) 1996-03-28
KR940009964B1 (ko) 1994-10-19
US5130941A (en) 1992-07-14
DE69025393T2 (de) 1996-08-01
KR910016007A (ko) 1991-09-30
EP0445415B1 (en) 1996-02-14
EP0445415A1 (en) 1991-09-11
JPH03231324A (ja) 1991-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4569032A (en) Dynamic CMOS logic circuits for implementing multiple AND-functions
CA2338114C (en) Single rail domino logic for four-phase clocking scheme
KR100394561B1 (ko) 파전파로직
US4692634A (en) Selectable multi-input CMOS data register
US4851720A (en) Low power sense amplifier for programmable logic device
JPH087668B2 (ja) ダイナミックバレルシフタ
US5874845A (en) Non-overlapping clock phase splitter
US5263173A (en) High speed clocked output driver for switching logic levels of an output pad at integer and integer and a half clock cycles
US4825409A (en) NMOS data storage cell for clocked shift register applications
US5646566A (en) Low power clocked set/reset fast dynamic latch
US5159210A (en) Line precharging circuits and methods
US6275435B1 (en) Bi-directional sense amplifier stage for memory datapath
US5394363A (en) Pulse write driver circuit
US6323688B1 (en) Efficient half-cycle clocking scheme for self-reset circuit
US6347327B1 (en) Method and apparatus for N-nary incrementor
JPH0457020B2 (ja)
JP4386523B2 (ja) ダイナミック論理回路
JPS62103732A (ja) Mosトランジスタ回路
JP3235105B2 (ja) 演算回路
JP2529083B2 (ja) キャリ―伝播回路
JP3754028B2 (ja) 半導体装置
JP3923672B2 (ja) 演算器
JPH07221605A (ja) ラッチ回路並びにそれを用いたレジスタ回路およびパイプライン処理回路
US6958629B2 (en) Single stage, level restore circuit with mixed signal inputs
KR100401530B1 (ko) 데이타 출력 버퍼 회로

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080129

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090129

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100129

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129

Year of fee payment: 15