JPH0876398A - 電子写真装置及び画像形成方法 - Google Patents

電子写真装置及び画像形成方法

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JPH0876398A
JPH0876398A JP16966595A JP16966595A JPH0876398A JP H0876398 A JPH0876398 A JP H0876398A JP 16966595 A JP16966595 A JP 16966595A JP 16966595 A JP16966595 A JP 16966595A JP H0876398 A JPH0876398 A JP H0876398A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、繰り返し用いても電子写真感光体
の優れた表面離型性、現像剤の転写性及びクリーニング
性を維持し、高品位の画像を得ることのできる電子写真
装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、電子写真感光体の周囲に帯電
手段、露光手段、現像手段、転写手段及びクリーニング
手段をこの順に有する電子写真装置において、該電子写
真感光体の表面層がフッ素原子含有樹脂粒子を含有し、
該電子写真装置が該転写手段の下流側かつ該クリーニン
グ手段の上流側に該電子写真感光体の表面を研磨する研
磨手段を有することを特徴とする電子写真装置及びこれ
らの手段を用いて画像形成方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真装置及び画
像形成方法に関し、詳しくは特定の表面層を有する電子
写真感光体と特定のプロセス手段を有する電子写真装置
及びそれらを用いた画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真感光体を繰り返し用
いる際の画像汚れを防止する様々な方法が検討されてい
る。その中で、電子写真感光体の表面層に四フッ化エチ
レン等のフッ素原子含有樹脂粒子を含有させ、感光体表
面の表面エネルギーを下げることによって現像剤の転写
性及びクリーニング性を向上させる試みが、例えば特開
昭62−272281号公報等でなされている。
【0003】しかしながら、近年の更なる高画質化及び
更なる高耐久化の要求を考慮すると、上述の方法におい
ても生じる表面エネルギーの増加に起因する現像剤の転
写性及びクリーニング性の劣化を防止し、より優れた画
像を得ることのできる電子写真装置及び画像形成方法を
検討する必要性が生じてきた。本発明者らは、上記劣化
の原因が、放電を利用した帯電手段によって生成するコ
ロナ生成物や紙粉等の付着だけではなく、繰り返し使用
時に電子写真感光体の表面層から硬度が比較的低いフッ
素原子含有樹脂粒子が選択的に削り取られ他の樹脂成分
が表面に残るために生ずる表面エネルギーの増加である
ことを見い出し、フッ素原子含有樹脂粒子を含有する表
面層をもつ電子写真感光体の表面エネルギーの状態を連
続使用時にもいかに維持するかについて鋭意検討を重
ね、本発明に至った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、現像
剤の転写性及び、クリーニング性に優れ、高品位の画像
を提供できる電子写真装置及び画像形成方法を提供する
ことにある。
【0005】また、本発明の目的は、繰り返し使用時に
おいても電子写真感光体の優れた表面離型性を保ち、現
像剤の優れた転写性及び優れたクリーニング性を保ち、
高品位の画質を保つことのできる電子写真装置及び画像
形成方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、電子写
真感光体の周囲に、該電子写真感光体を帯電する帯電手
段、該帯電した電子写真感光体に光を照射することによ
り静電潜像を形成する露光手段、形成された静電潜像を
現像する現像手段、現像された画像を転写材に転写する
転写手段、及び転写後の電子写真感光体の表面をクリー
ニングするクリーニング手段をこの順に有する電子写真
装置において、該電子写真感光体の表面層がフッ素原子
含有樹脂粒子を含有し、該電子写真装置が該転写手段の
下流側かつ該クリーニング手段の上流側に該電子写真感
光体の表面を研磨する研磨手段を有することを特徴とす
る電子写真装置である。
【0007】また、本発明は、上記手段を用いた画像形
成方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の構成により本発明の効果
が得られるメカニズムは定かではないが、次のように考
えられる。即ち、本発明においては、電子写真感光体の
表面層中の粒子状のフッ素原子含有樹脂が装置運転中に
研磨手段とクリーニング手段によって電子写真感光体表
面にフィルム状にコーティングされるため、繰り返し使
用時にも安定して電子写真感光体表面の表面エネルギー
を低く保つことができ、高転写性及び高クリーニング性
を持続することができると考えられる。
【0009】より具体的には、電子写真感光体の表面が
研磨手段によって研磨されることにより、細かく削れた
粒子が付着し、かつ微細に粗面化された状態となり、こ
の状態でクリーニング手段が適用されると削られて細か
い粒子状となった、更には粗面化されたフッ素原子含有
樹脂粒子が、その硬度の低さゆえに選択的に伸ばされ、
電子写真感光体の表面に薄膜状にコーティングされると
考えられる。
【0010】本発明に用いられる電子写真感光体の構成
は、導電性支持体上に感光層を有し、この感光層が表面
層であるものと、感光層上に更に保護層を有し、この保
護層が表面層であるものに大別される。いずれの場合も
その表面層はフッ素原子含有樹脂粒子、更には結着樹脂
を含有する。
【0011】用いられるフッ素原子含有樹脂粒子として
は、四フッ化エチレン樹脂、三フッ化塩化エチレン樹
脂、六フッ化エチレンプロピレン樹脂、フッ化ビニル樹
脂、フッ化ビニリデン樹脂、二フッ化二塩化エチレン樹
脂及びこれらの共重合体のなかから1種あるいは2種以
上を適宜選択される樹脂の粒子であることが好ましい
が、特には四フッ化エチレン樹脂及び、フッ化ビニリデ
ン樹脂の粒子であることが好ましい。斯かる粒子の平均
粒径は、1μm以下であることが好ましく、特には0.
03〜0.5μmであることが好ましい。平均粒径が1
μmを越えると、クリーニング手段による均一なコーテ
ィングをすることが難しくなる傾向になり、また、層の
透明性も低下し過ぎることがある。逆に平均粒径が0.
03μmに満たないとクリーニング手段をすり抜けてし
まったり、コーティングすることが困難になる傾向にな
る。
【0012】なお、本発明における平均粒径は、電子写
真感光体の表面層を薄片状に切り取ったサンプルを電子
顕微鏡(TEM)により20万倍で観察し、0.01μ
m以上の粒径を有する粒子の任意の100個の長径を測
定し、その測定値の平均値とした。
【0013】まず、保護層が表面層である感光体につい
て説明する。
【0014】電子写真感光用の保護層として要求される
機能の代表的なものは電気的または機械的外力に対する
耐久性であるが、更に繰り返し使用時において該保護層
に電荷が蓄積し残留電位となってはならない。
【0015】電子写真感光体用の保護層に要求される上
記のような特性を満たすために、各種の保護層を設ける
試みがなされている。中でも、樹脂を主成分とする保護
層は数多く提案されている。例えば、特開昭57−30
846号公報には樹脂に導電性粉末として金属酸化物を
添加することにより抵抗を制御することのできる保護層
が提案されている。
【0016】電子写真感光体用の保護層に導電性粒子を
分散するのは、保護層自体の電気抵抗を制御し、電子写
真プロセスの繰り返しに伴う感光体内での残留電位の増
加を防止するのがその主な目的であり、保護層の好まし
い体積抵抗値は1010〜1015ohm・cmである。
【0017】しかしながら、このように導電性粒子を添
加した保護層では導電性粒子の高表面エネルギーに起因
して、保護層自体の表面エネルギーも高くなるため現像
剤の転写性、クリーニング性は従来の感光体表面と比較
しても劣っていた。そこで本発明のように、該導電性粒
子を添加した保護層にフッ素原子含有樹脂粒子を加える
と、現像剤の転写性、クリーニング性は飛躍的に向上す
る。
【0018】本発明においては、フッ素原子含有樹脂粒
子、好ましくは更に導電性粒子を共に樹脂溶液中に分散
するが、その際お互いの粒子が凝集しないように、更に
フッ素系界面活性剤、フッ素系シランカップリング剤、
フッ素系シリコーンオイル及びフッ素系グラフトポリマ
ーなどのフッ素原子含有化合物を添加してもよい。上述
のようなフッ素原子含有化合物を含有させることによ
り、分散液中での導電性粒子とフッ素原子含有樹脂粒子
の分散性及び分散安定性が格段に向上し、非常に分散性
の良い塗工液が得られる。
【0019】これらフッ素原子含有化合物の添加量は、
フッ素原子含有樹脂粒子の重量に対して0.1〜50重
量%であることが好ましく、特には1〜30重量%であ
ることが好ましい。
【0020】本発明に用いることのできるフッ素系シラ
ンカップリング剤、フッ素系シリコーンオイル、フッ素
系界面活性剤及びフッ素系グラフトポリマーの好ましい
例を以下に例示するが、これらの化合物に限定されるも
のではない。
【0021】フッ素系シランカップリング剤の好ましい
ものとしては、CF3 CH2 CH2 Si(OCH3
3 、C49 CH2 CH2 Si(OCH33、C6
13CH2 CH2 Si(OCH33 、C817CH2
2 Si(OCH33 、C817CH2 CH2 Si
(OCH2 CH2 OCH33 、C1021Si(OCH
33 、C613CONHSi(OCH33 、C8
17CONHSi(OCH33 、C715CONHCH
2 CH2 CH2 Si(OCH33 、C715CONH
CH2 CH2 CH2 Si(OC253 、C715
OOCH2 CH2 CH2 Si(OCH33 、C715
COOCH2 CH2 Si(OCH33 、C715CO
SCH2 CH2 CH2 Si(OCH33 、C817
2 NHCH2 CH2 CH2 Si(OC253
【0022】
【外1】 817CH2 CH2 SCH2 CH2 Si(OCH3
3 、C1021CH2 CH2 SCH2 CH2 Si(OCH
33
【0023】
【外2】 等が挙げられる。
【0024】フッ素系シリコーンオイルの好ましいもの
としては、
【0025】
【外3】 が挙げられる。但し、式中のRは−CH2 CH2 CF3
を示し、m及びnは正の整数を示す。
【0026】フッ素系界面活性剤の好ましいものとして
は、X−SO2 NRCH2 COOH、X−SO2 NRC
2 CH2 O(CH2 CH2 O)n H(n=5,10,
15)、X−SO2 N(CH2 CH2 CH2 OH)2
X−(RO)n (n=5〜20)、X−(RO)n
(n=5〜20)、
【0027】
【外4】 X−COOH、X−CH2 CH2 COOH、X−ORC
OOH、X−ORCH2 COOH、X−SO3 H、X−
ORSO3 H、X−CH2 CH2 OH、
【0028】
【外5】 等が挙げられる。但し、式中のRはアルキル基、アリル
基、アラルキル基、Xは−CF3 、−C49 、−C8
17等のフッ化カーボン基を示す。
【0029】フッ素系グラフトポリマーの好ましいもの
としては、
【0030】
【外6】
【0031】本発明の保護層に用いることのできる結着
樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリアリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチ
レン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂、ア
クリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、セルロー
ス樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ホスファゼン樹脂、メラ
ミン樹脂及び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等が挙げ
られる。これらの樹脂は単独で用いることも、2種以上
を組み合わせて用いることもできる。
【0032】上記の樹脂の中でも、保護層の表面硬度、
耐摩耗性、更に微粒子の分散性及び分散後の安定性の点
から硬化性樹脂を用いることが好ましい。即ち、熱また
は光によって硬化するモノマーまたはオリゴマーを含有
する溶液に前述の導電性粒子及びフッ素原子含有樹脂粒
子を分散させて保護層用の塗工液とし、この溶液を感光
層上に塗工後、硬化させて形成した保護層は、分散性、
硬度及び耐摩耗性等の点でより好ましい。
【0033】熱または光によって硬化するモノマーまた
はオリゴマーとは、例えば分子の末端に熱または光のエ
ネルギーによって重合反応を起こす官能基を有するもの
で、このうち分子の構造単位の繰り返しが2〜20程度
の比較的大きな分子がオリゴマー、それより小さいもの
がモノマーである。該重合反応を起こす官能基としては
アクリロイル基、メタクリロイル基及びビニル基等の炭
素−炭素二重結合を有する基、シラノール基、更に環状
エーテル基等の開環重合を起こすもの、またはフェノー
ルとホルムアルデヒドのように二種類以上の分子が反応
して重合を起こすもの等が挙げられる。
【0034】前記保護層に添加する導電性粒子として例
えば、金属、金属酸化物及びカーボンブラック等が挙げ
られる。金属としては、アルミニウム、亜鉛、銅、クロ
ム、ニッケル、ステンレス及び銀等、またはこれらの金
属をプラスチックの粒子の表面に蒸着したもの等が挙げ
られる。金属酸化物としては、酸化亜鉛、酸化チタン、
酸化スズ、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化ビス
マス、スズをドープした酸化インジウム、アンチモンを
ドープした酸化スズ及びアンチモンをドープした酸化ジ
ルコニウム等が挙げられる。これらは単独で用いること
も、2種以上を組み合わせて用いることもできる。2種
以上を組み合わせて用いる場合は、単に混合しても、固
溶体や融着の形にしてもよい。
【0035】本発明に用いられる導電性粒子の平均粒径
は保護層の透明性の点で0.3μm以下であることが好
ましく、特には0.1μm以下であることが好ましい。
【0036】また、本発明においては上述したような導
電性粒子の中でも、透明性等の点で金属酸化物を用いる
ことが特に好ましい。
【0037】前記保護層中のフッ素原子含有樹脂粒子の
割合は、保護層全重量に対し5〜70重量%が好まし
く、より好ましくは10〜60重量%である。フッ素原
子含有樹脂粒子の割合が70重量%より多いと保護層の
機械的強度が低下し易く、フッ素原子含有樹脂粒子の割
合が5重量%より少ないと保護層表面の離型性、保護層
の耐摩耗性、耐傷性が十分ではなくなることがある。
【0038】本発明においては、分散性、結着性、耐候
性を更に向上させる目的で、前記保護層中にラジカル補
足剤や酸化防止剤等の添加物を加えてもよい。
【0039】本発明の保護層の膜厚は0.2〜10μm
の範囲が好ましく、より好ましくは0.5〜6μmの範
囲である。
【0040】本感光体構成における感光層は特に限定さ
れるものではなく、Se、Se−Te合金、Se−As
合金、Se−Sb合金及びSe−Bi合金等の蒸着層;
PVK/TNF等の有機光導電体層;アモルファスS
i;ZnOあるいはCds等の無機光導電体または低分
子量の有機光導電物質を結着樹脂中に分散したもの等あ
らゆる公知のものが使用できる。
【0041】この中で有機光導電体を用いた感光層は安
価である反面、機械的強度が比較的弱いため、保護層を
設けることのコスト、耐久安定性面でのメリットは非常
に大きい。
【0042】また、感光層の構成は、電荷発生物質と電
荷輸送物質の双方を同一の層に含有する単層型、あるい
は電荷発生層と電荷輸送層を導電性支持体上に積層した
積層型のいずれでもよいが、保護層成分の感光層中への
マイグレーションの問題を考慮すると、電荷発生層上に
電荷輸送層を設けた積層型感光層の方が好ましい。
【0043】次に、感光層が表面層である感光体につい
て説明する。
【0044】感光層は、表面層がフッ素原子含有樹脂粒
子を含有していること以外は特に限定されるものではな
く、電荷発生物質と電荷輸送物質の双方を同一の層に含
有したもの、導電性支持体上に電荷発生層、電荷輸送層
をこの順に積層したもの、逆に電荷輸送層、電荷発生層
の順に積層したものなどいずれのものでもよいが、本発
明においては電荷発生層、電荷輸送層の順に積層したも
のがより好ましい。なぜなら、表面層である電荷輸送層
にフッ素原子含有樹脂粒子を添加したものは、フッ素原
子含有樹脂粒子の添加の感光体特性への影響も少なく、
現像剤の転写性、クリーニング性に対して特に大きな効
果が得られるからである。
【0045】上述のように本発明の感光層は特に限定さ
れないが、代表例として有機光導電体を用いた積層型感
光体の例を次に簡単に説明する。
【0046】電荷発生層はアゾ顔料、キノン顔料、キノ
シアニン顔料、ペリレン顔料、インジゴ顔料、及びフタ
ロシアニン顔料等の電荷発生物質をポリビニルブチラー
ル、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル及びアクリル樹脂等
の結着樹脂に分散した分散液を塗工するか、前記顔料を
真空蒸着することによって形成することができる。ま
た、電荷発生層の厚さは5μm以下であることが好まし
く、特には0.05〜3μmであることが好ましい。
【0047】電荷輸送層はピラゾリン化合物、ヒドラゾ
ン化合物、スチリル化合物及びトリアリールアミン化合
物等の電荷輸送物質を成膜性に有する樹脂に溶解させた
塗工液を用いて形成される。斯かる成膜性を有する樹脂
としてはポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン及びポリメタクリル酸エステル等が挙げられる。電荷
輸送層の厚さは5〜40μmであることが好ましく、特
には10〜30μmであることが好ましい。
【0048】感光層中のフッ素原子含有樹脂粒子の割合
は、該粒子が添加される層全重量に対し、2〜50重量
%であることが好ましく、特には2〜30重量%である
ことが好ましい。フッ素原子含有樹脂粒子の割合が50
重量%を越えると感光層の機械的強度が低下し易く、逆
に2重量%に満たないと表面エネルギーが十分低下しな
いことがある。
【0049】本発明で用いる導電性支持体は導電性を有
するものであれば、いずれのものでもよく、例えばアル
ミニウム、銅、クロム、ニッケル、亜鉛及びステンレス
等の金属あるいは合金をドラムまたはシート上に成型し
たもの、アルミニウムや銅等の金属箔をプラスチックフ
ィルムにラミネートしたもの、アルミニウム、酸化イン
ジウム及び酸化スズ等をプラスチックフィルムに蒸着し
たもの、導電性物質を単独またはバインダー樹脂ととも
に塗布して導電層を設けた金属、合金、プラスチック及
び紙等が挙げられる。
【0050】本発明におけるクリーニング手段としては
ブレード、ブラシ及びローラー等が挙げられる。中でも
電子写真感光体の表面にブレードを当接させる、所謂ブ
レードクリーニング手段は残留トナーを除去し、かつフ
ッ素原子含有樹脂の薄層を形成する目的において非常に
好ましい。ブレード材料としてはゴム、プラスチック、
金属及びセラミック等が使用可能であるが、中でも弾性
ゴムブレードは他材質に比べてクリーニング性にすぐれ
ている。弾性ゴム材料としてはウレタンゴム、ネオプレ
ンゴム及びシリコンゴム等が使用可能であるが、長期の
弾性維持能力の点でウレタンゴムが特に優れている。
【0051】フッ素原子含有樹脂粒子を含有する表面層
に対し、後に詳述する研磨手段との組み合わせで、キズ
を発生させず、かつ十分なクリーニング性能を発揮さ
せ、更にフッ素原子含有樹脂を良好にコーティングする
ためには、ブレードを当接する場合の当接角が、感光体
の移動方向に対してカウンター方向に15度以上45度
以下であることが好ましく、また当接圧は3gr/cm
以上20gr/cm以下であることが好ましい。
【0052】本発明においては前記クリーニング手段の
上流側で、かつ転写手段の下流側に研磨手段を設ける。
【0053】本発明に用いられる研磨手段は、研磨部材
を電子写真感光体に当接する形態とし、該研磨部材とし
ては、ブラシ、ゴム及びスポンジ等が挙げられる。研磨
部材は固定したまま使用することも可能であるが、回転
又は振動させながら当接することが研磨効果の点でより
好ましい。
【0054】研磨部材として使用するブラシ材料として
は、ナイロンやレーヨン等の樹脂及び炭素繊維等が挙げ
られるが、特には磁性粉体を磁石上にブラシ状に配した
磁気ブラシが好ましい。これは磁気ブラシの穂が粉体で
構成されているため電子写真感光体表面との接触確率が
増加し、これによって均一かつ効率的な研磨が可能とな
るためであると思われる。
【0055】一方、ゴムやスポンジ等の弾性体を研磨部
材として用いる場合は部材をローラー形状とし回転可能
として像担持体に当接することが好ましい。該弾性体と
して用いられる材質はゴム材、発泡材(スポンジ)であ
り、その弾性率は硬度で代用され一般的にはJIS−A
型で表され、本発明においては50度以下が好ましい。
【0056】ゴム材質としてはEPM、EPDM、ノル
ボーネンゴム、NBR、クロロブレンゴム、天然ゴム、
イソブレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエン
ゴム、クロロスルフォン化ポリエチレン、ヒドリンゴ
ム、ウレタンゴム、SBS及びSEBS等が適してい
る。
【0057】また、スポンジ材質としてはポリスチレ
ン、ポリオレフィン、ポリエステル及びウレタン等が適
しており、これを発泡させた柔軟、低比重なものを用い
る。発泡材の気泡部には空気、窒素、アルゴンガス等を
封入することができる。
【0058】また、本発明において画像を形成する上で
必要な他の手段、即ち、電子写真感光体を帯電する帯電
手段、該帯電した電子写真感光体に光を照射することに
より静電潜像を形成する露光手段、形成された静電潜像
を現像する現像手段及び現像された画像を転写材に転写
する転写手段は特に限定されるものではなく、いずれの
ものでも使用できる。また、転写材としては紙やOHP
シート等が挙げられる。
【0059】図1は本発明のひとつの具体例を示す図で
あり、クリーニング手段及び磁性ローラーを用いた研磨
手段を説明する側面図である。
【0060】図中1は電子写真感光体で、その周囲に
は、図には省略したが帯電手段、露光手段、現像手段及
び転写手段等も配置されている。2はクリーニングブレ
ードで、金属等に可撓性支持部材の先端にゴム等のブレ
ード部材を設けたものである。
【0061】そして、電子写真感光体1の回転方向(矢
印)にブレード部材が対向する所謂カウンター方向に配
置され、感光体表面に残留する現像剤を除去すると共に
フッ素原子含有樹脂を感光体表面上にコーティングす
る。
【0062】3はクリーニングブレード2の上流側でか
つ転写手段の下流側の感光体に近接して配置された磁性
ローラーを有する研磨手段でローラーの周沿に複数磁極
を有し、更にその表面に磁性粒子4をブラシ状に担持
し、矢印方向に回転する。
【0063】ここで用いられる磁気ブラシは、クリーニ
ングブレード2で感光体表面から除去された磁性粒子を
含有する一成分現像剤を吸着したものであり、感光体1
表面に接触しながら搬送されることによって、感光体表
面の研磨を行なっている。
【0064】5は、磁性ローラー表面に近接もしくは接
触させた非磁性体スクレーパーで、磁性ローラー表面に
吸着されている除去現像剤を図中下方にかき落とす。
【0065】6は、スクレーパー5の下方に配置された
除去現像剤の収納槽で、図中手前方向に引き出すことに
よりクリーニング装置本体より着脱可能となっている。
【0066】スクレーパー5を有する上側ケーシング7
は、クリーニングブレード2の固定部となっており、ま
た図中左端には収納槽6の装着ガイド溝を有している。
下側ケーシング8は、その右端に収納層の6の装着ガイ
ド溝を有する。
【0067】本発明で使用する磁性粒子としては、鉄
粉、フェライト及びマグネタイト等市販の磁性粒子が挙
げられる。これらの磁性粒子により形成される磁気ブラ
シは上述のように現像剤を利用してもよいし、図2に示
されるように、予め磁石上に磁性粒子を配したものでも
よい。
【0068】以下実施例及び比較例により、本発明を詳
細に説明する。
【0069】
【実施例】
(実施例1)アルミニウムシリンダー上に、アルコール
可溶性ポリアミド樹脂(アミランCM−8000、東レ
(株)製)10部(重量部、以下同様)及びメトキシメ
チル化6ナイロン樹脂(トレジンEF−30T、帝国科
学(株)製)30部を、メタノール150部及びブタノ
ール150部の混合溶媒中に溶解した溶液を浸漬塗布
し、90℃で10分間乾燥することによって、膜厚1μ
mの下引層を形成した。
【0070】次に、下記式
【0071】
【外7】 で示されるジスアゾ顔料4部、ブチラール樹脂(エスレ
ックBL−S、積水化学(株)製)2部及びシクロヘキ
サノン100部をサンドミル装置にて48時間分散した
溶液に、テトラヒドロフラン(THF)100部を加え
ることにより電荷発生層用の分散液を得た。この分散液
を前記下引層上に浸漬塗布し、80℃で15分間乾燥す
ることによって、膜厚0.15μmの電荷発生層を形成
した。次に、下記式
【0072】
【外8】 で示されるトリアリールアミン化合物10部及びポリカ
ーボネート樹脂(ユーピロンZ−200、三菱ガス化学
(株)製)10部をジクロルメタン20部及びモノクロ
ルベンゼン50部の混合溶媒中に溶解した溶液を前記の
電荷発生層上に浸漬塗布し、120℃で60分間乾燥す
ることによって、膜厚20μmの電荷輸送層を形成し
た。
【0073】次に、保護層用の分散液を下記の手順によ
り用意した。
【0074】結着樹脂用モノマーとしての下記式
【0075】
【外9】 で示されるアクリル系硬化性モノマー25部、光重合性
開始剤としての2−メチルチオキサントン2.0部、平
均粒径0.02μmのアンチモン含有酸化スズ微粒子
(T−1,三菱マテリアル(株)製)45部及びトルエ
ン300部を混合してサンドミル装置で72時間分散し
た分散液に四フッ化エチレン樹脂粒子(ルブロンL−
2、ダイキン工業(株)製)25部及びフッ素系シラン
カップリング剤(C49 CH2 CH2 Si(OCH
33 20部を混合してサンドミル装置更に4時間分散
することにより、保護層用の分散液を得た。この分散液
を前記電荷輸送層上にスプレー塗布し、乾燥後、高圧水
銀灯にて800mW/cm2 の光強度で20秒間紫外線
照射することによって、膜厚6μmの保護層を形成し
た。
【0076】以上に示した手順により作製した感光体を
デジタル複写機(GP−55、キヤノン(株)製)のク
リーニング装置を図1に示されるように改造した電子写
真装置に装着して100000枚の画像出し耐久試験を
行なった。
【0077】なお、このときのクリーニングブレードの
材料はウレタンゴムであり、感光体とブレードとの当接
角は30度、当接圧は5gr/cmとした。
【0078】また磁性ローラーはマグネタイト棒を用
い、これを感光体に回転と逆方向、0.5倍の周速度で
回転させた。なお、用いた現像剤は、マグネタイトを含
有する粒径0.2μmの一成分磁性トナーであった。
【0079】耐久評価の結果、本実施例の電子写真装置
において100000枚の耐久においても感光体表面の
キズ、クリーニング不良の発生はなく、耐久中常に90
%以上の現像剤転写効率が維持され、良好な画像が得ら
れた。なお、転写効率は(1−クリーナーで回収された
現像剤量/現像器から消費された現像剤量)×100で
表される。
【0080】(比較例1)研磨手段を用いない以外は実
施例1と同様の電子写真装置を用い、同様の画像出し耐
久試験を行なった。
【0081】その結果、画像出し耐久25000枚にお
いてウレタンゴムブレードが感光体の回転方向にめくれ
てしまい、クリーニング不良が発生、更に感光体表面に
キズが発生した。
【0082】(実施例2)実施例1と同様にして電荷発
生層まで形成した。
【0083】次に、下記式で示されるトリアリールアミ
ン化合物10部とポリカーボネート樹脂
【0084】
【外10】 (ユーピロンZ−200、三菱ガス化学(株)製)10
部及びジクロルメタン20部、モノクロルベンゼン50
部の混合溶液に四フッ化エチレン樹脂粒子(ルブロンL
−2、ダイキン工業(株)製)5部とフッ素系グラフト
ポリマー(GF−300、ダイキン工業(株)製)0.
1部及びモノクロルベンゼン20部をサンドミルで2時
間分散した液を混合した溶液を前記電荷発生層上に浸漬
塗布し、120℃、60分間乾燥することにより20μ
mの電荷輸送層を形成し、感光体を得た。この感光体を
用いて実施例1と同様にして画像出し耐久試験を行なっ
た。その結果、約80000枚で感光体の表面層の削れ
によりカブリが発生したが、それまではキズ、クリーニ
ング不良の発生はなく転写効率も90%以上を全耐久中
維持でき、良好な画像が得られた。
【0085】(比較例2)四フッ化エチレン樹脂粒子を
用いない以外は実施例2と同様にして作製した感光体を
用いて、実施例2と同様にして画像出し耐久試験を行な
った。その結果、5000枚時点でブレードめくれが発
生し、30000枚で表面層削れによるカブリが発生し
た。また20000枚より感光体表面のキズに起因する
画像欠陥が発生しだした。
【0086】(実施例3)実施例1において保護層用結
着樹脂用のモノマーを下記式で示されるアクリル系硬化
性モノマーに
【0087】
【外11】 変更し、フッ素原子含有樹脂粒子を三フッ化塩化エチレ
ン樹脂粒子(ダイフロン、ダイキン工業(株)製)に変
更した他は同様の方法で感光体を作製した。この感光体
を、半導体レーザーを備えた反転現像方式、非磁性現像
剤を用いたカラー複写機(CLC−500、キヤノン
(株)製)のクリーニング装置を図2に示されるように
改造した電子写真装置に装着し30000枚の画像出し
耐久試験を行なった。なお、クリーニングブレードの材
料はウレタンゴム製であり、感光体とブレードとの当接
角を40度、当接圧を8gr/cmとした。またφ15
のマグネタイト製磁性のローラーを図2の3に示す位置
に設置した。図中1は感光体、2はクリーニングブレー
ド、3は磁性ローラーである。また、4は磁性粒子を示
し、本実施例においてはフェライト製磁性粉体(平均粒
径20μm)である。
【0088】画像出し耐久試験の結果、30000枚耐
久終了まで感光体表面のキズやクリーニング不良に起因
する画像欠陥は全く発生せず、また現像剤の転写効率は
常に87%以上を維持することができた。
【0089】(比較例3)研磨手段を用いないこと以外
は実施例3と同様にして画像出し耐久試験を行なったと
ころ、耐久2000枚でブレードが感光体の回転方向に
めくれ、クリーニング不良が生じた。また耐久中の現像
剤の転写効率は80%以下となった。
【0090】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、繰り返
し用いても電子写真感光体の優れた表面離型性、現像剤
の転写性及びクリーニング性を維持し、高品位の画像を
得ることのできる電子写真装置及び画像形成方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真装置の研磨手段のクリーニン
グ手段の概略図の例を示す図である。
【図2】本発明の電子写真装置の研磨手段とクリーニン
グ手段の概略図の別の例を示す図である。
【符号の説明】
1 電子写真感光体 2 クリーニングブレード 3 研磨手段 4 磁性粒子 5 スクレーパー 6 収納槽 7 上側ケーシング 8 下側ケーシング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 5/05 104 B 21/10 (72)発明者 酒匂 春海 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体の周囲に、該電子写真感
    光体を帯電する帯電手段、該帯電した電子写真感光体に
    光を照射することにより静電潜像を形成する露光手段、
    形成された静電潜像を現像する現像手段、現像された画
    像を転写材に転写する転写手段、及び転写後の電子写真
    感光体の表面をクリーニングするクリーニング手段をこ
    の順に有する電子写真装置において、 該電子写真感光体の表面層がフッ素原子含有樹脂粒子を
    含有し、 該電子写真装置が該転写手段の下流側かつ該クリーニン
    グ手段の上流側に該電子写真感光体の表面を研磨する研
    磨手段を有することを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】 電子写真感光体の表面層が更に結着樹脂
    を含有する請求項1記載の電子写真装置。
  3. 【請求項3】 フッ素原子含有樹脂粒子が四フッ化エチ
    レン樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、六フッ化エチレ
    ンプロピレン樹脂、フッ化ビニル樹脂、フッ化ビニリデ
    ン樹脂及び二フッ化二塩化エチレン樹脂からなる群より
    選ばれる少なくともひとつの樹脂の粒子である請求項1
    または2記載の電子写真装置。
  4. 【請求項4】 フッ素原子含有樹脂粒子が四フッ化エチ
    レン樹脂及びフッ化ビニリデン樹脂からなる群より選ば
    れる少なくともひとつの樹脂の粒子である請求項3記載
    の電子写真装置。
  5. 【請求項5】 フッ素原子含有樹脂粒子の平均粒径が1
    μm以下である請求項1乃至4記載の電子写真装置。
  6. 【請求項6】 フッ素原子含有樹脂粒子の平均粒径が
    0.01〜0.5μmである請求項5記載の電子写真装
    置。
  7. 【請求項7】 電子写真感光体が感光層上に保護層を有
    し、該保護層が表面層である請求項1乃至6記載の電子
    写真装置。
  8. 【請求項8】 保護層が更に導電性粒子を含有する請求
    項7記載の電子写真装置。
  9. 【請求項9】 電子写真感光体が感光層を有し、該感光
    層が表面層である請求項1乃至8記載の電子写真装置。
  10. 【請求項10】 クリーニング手段がブレードクリーニ
    ング手段である請求項1乃至9記載の電子写真装置。
  11. 【請求項11】 ブレードが弾性ゴムブレードを有する
    請求項10記載の電子写真装置。
  12. 【請求項12】 弾性ゴムがウレタンゴムを含有する請
    求項11記載の電子写真装置。
  13. 【請求項13】 ブレードの当接角が電子写真感光体の
    移動方向に対してカウンター方向に15〜45°である
    請求項10乃至12記載の電子写真装置。
  14. 【請求項14】 ブレードの電子写真感光体に対する当
    接圧が3〜20gr/cmである請求項10乃至13記
    載の電子写真装置。
  15. 【請求項15】 研磨手段が磁気ブラシを有する請求項
    1乃至14記載の電子写真装置。
  16. 【請求項16】 電子写真感光体を帯電する帯電工程、
    該帯電した電子写真感光体に光を照射することにより静
    電潜像を形成する露光工程、形成された静電潜像を現像
    する現像工程、現像された画像を転写材に転写する転写
    工程、及び転写後の電子写真感光体の表面をクリーニン
    グするクリーニング工程をこの順に有する画像形成方法
    において、 該電子写真感光体の表面層がフッ素原子含有樹脂粒子を
    含有し、 該画像形成方法が該転写工程の後かつ該クリーニング工
    程の前に該電子写真感光体の表面を研磨する研磨工程を
    有することを特徴とする画像形成方法。
  17. 【請求項17】 電子写真感光体の表面層が更に結着樹
    脂を含有する請求項1記載の画像形成方法。
  18. 【請求項18】 フッ素原子含有樹脂粒子が四フッ化エ
    チレン樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、六フッ化エチ
    レンプロピレン樹脂、フッ化ビニル樹脂、フッ化ビニリ
    デン樹脂及び二フッ化二塩化エチレン樹脂からなる群よ
    り選ばれる少なくともひとつの樹脂の粒子である請求項
    16または17記載の画像形成方法。
  19. 【請求項19】 フッ素原子含有樹脂粒子が四フッ化エ
    チレン樹脂及びフッ化ビニリデン樹脂からなる群より選
    ばれる少なくともひとつの樹脂の粒子である請求項18
    記載の画像形成方法。
  20. 【請求項20】 フッ素原子含有樹脂粒子の平均粒径が
    1μm以下である請求項16乃至19記載の画像形成方
    法。
  21. 【請求項21】 フッ素原子含有樹脂粒子の平均粒径が
    0.01〜0.5μmである請求項20記載の画像形成
    方法。
  22. 【請求項22】 電子写真感光体が感光層上に保護層を
    有し、該保護層が表面層である請求項16乃至21記載
    の画像形成方法。
  23. 【請求項23】 保護層が更に導電性粒子を含有する請
    求項22記載の画像形成方法。
  24. 【請求項24】 電子写真感光体が感光層を有し、該感
    光層が表面層である請求項16乃至23記載の画像形成
    方法。
  25. 【請求項25】 クリーニング手段がブレードクリーニ
    ング手段である請求項16乃至24記載の画像形成方
    法。
  26. 【請求項26】 ブレードが弾性ゴムブレードを有する
    請求項25記載の画像形成方法。
  27. 【請求項27】 弾性ゴムがウレタンゴムを含有する請
    求項26記載の画像形成方法。
  28. 【請求項28】 ブレードの当接角が電子写真感光体の
    移動方向に対してカウンター方向に15〜45°である
    請求項25乃至27記載の画像形成方法。
  29. 【請求項29】 ブレードの電子写真感光体に対する当
    接圧が3〜20gr/cmである請求項25乃至28記
    載の画像形成方法。
  30. 【請求項30】 研磨手段が磁気ブラシを有する請求項
    16乃至29記載の画像形成方法。
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JPH1097122A (ja) * 1996-09-20 1998-04-14 Canon Inc 電子写真装置
JP2004109607A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Canon Inc 電子写真装置およびプロセスカートリッジ

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