JPH087632B2 - 蒸気用減圧弁 - Google Patents
蒸気用減圧弁Info
- Publication number
- JPH087632B2 JPH087632B2 JP62230820A JP23082087A JPH087632B2 JP H087632 B2 JPH087632 B2 JP H087632B2 JP 62230820 A JP62230820 A JP 62230820A JP 23082087 A JP23082087 A JP 23082087A JP H087632 B2 JPH087632 B2 JP H087632B2
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- Japan
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- steam
- valve
- pressure
- pressure reducing
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は二次側の圧力を検出し、被制御流体の圧力エ
ネルギーを利用して作動することにより、二次側の圧力
を一次側よりも所定値だけ低い圧力に維持する蒸気用減
圧弁に関し、特に蒸気用減圧弁の二次側へ復水が流出し
ないようにしたものに関する。
ネルギーを利用して作動することにより、二次側の圧力
を一次側よりも所定値だけ低い圧力に維持する蒸気用減
圧弁に関し、特に蒸気用減圧弁の二次側へ復水が流出し
ないようにしたものに関する。
蒸気は冷却されると復水になるので、蒸気用減圧弁に
はその一次側から復水を含んだ蒸気が流入してくる。こ
の復水は蒸気用減圧弁の弁口を通過した際、再蒸発して
蒸気になるが、一次側から多量の復水が流れてくる場合
には、かつ減圧比が小さい場合には、復水は再蒸発しき
れず、蒸気用減圧弁の二次側へ流出する。二次側へ流出
した復水は配管系にウォータハンマを誘発して連結した
蒸気使用機器を損傷したり、蒸気使用機器を腐食せしめ
たりするので、蒸気使用機器の寿命を縮める原因とな
る。
はその一次側から復水を含んだ蒸気が流入してくる。こ
の復水は蒸気用減圧弁の弁口を通過した際、再蒸発して
蒸気になるが、一次側から多量の復水が流れてくる場合
には、かつ減圧比が小さい場合には、復水は再蒸発しき
れず、蒸気用減圧弁の二次側へ流出する。二次側へ流出
した復水は配管系にウォータハンマを誘発して連結した
蒸気使用機器を損傷したり、蒸気使用機器を腐食せしめ
たりするので、蒸気使用機器の寿命を縮める原因とな
る。
従来の技術 そこで、特開昭60−172787号公報に示されているよう
に、復水を蒸気から分離する気水分離器と分離した復水
を系外に排出する復水排出弁を蒸気用減圧弁に設けれ
ば、復水が蒸気用減圧弁の二次側へ流出することがなく
なる。
に、復水を蒸気から分離する気水分離器と分離した復水
を系外に排出する復水排出弁を蒸気用減圧弁に設けれ
ば、復水が蒸気用減圧弁の二次側へ流出することがなく
なる。
本発明が解決しようとする課題 上記従来のものでは、気水分離器と復水排出弁を蒸気
用減圧弁の入口と弁口の間に設けているので、弁口へは
蒸気のみが流れ、弁口を通過した蒸気は過熱蒸気とな
る。また過熱蒸気の過熱度が比較的高くなる。従って、
蒸気用減圧弁で二次側圧力を制御し、この圧力制御で代
用して二次側の温度を制御せしめる場合には、温度制御
の精度が悪くなる問題がある。
用減圧弁の入口と弁口の間に設けているので、弁口へは
蒸気のみが流れ、弁口を通過した蒸気は過熱蒸気とな
る。また過熱蒸気の過熱度が比較的高くなる。従って、
蒸気用減圧弁で二次側圧力を制御し、この圧力制御で代
用して二次側の温度を制御せしめる場合には、温度制御
の精度が悪くなる問題がある。
従って本発明の技術的課題は、蒸気用減圧弁の二次側
へ復水が流出しないようにすると共に、二次側蒸気を飽
和蒸気あるいは比較的過熱度の低い過熱蒸気にすること
である。
へ復水が流出しないようにすると共に、二次側蒸気を飽
和蒸気あるいは比較的過熱度の低い過熱蒸気にすること
である。
問題点を解決する為の手段 上記の課題を解決する為に講じた本発明の技術的手段
は、本体で入口と弁口と出口を形成し、弁口に対向して
主弁体を配置し、二次側圧力が設定圧力よりも低下する
と主弁体が弁口を開弁して入口側の高圧流体を出口側に
補給することにより圧力の回復を図り、設定圧力に等し
くなると主弁体が弁口を閉弁して高圧流体の補給を中断
する蒸気用減圧弁において、弁口と出口の間に復水を蒸
気から分離する気水分離器と、分離された復水を系外に
排出する復水排出弁を内蔵せしめたものである。
は、本体で入口と弁口と出口を形成し、弁口に対向して
主弁体を配置し、二次側圧力が設定圧力よりも低下する
と主弁体が弁口を開弁して入口側の高圧流体を出口側に
補給することにより圧力の回復を図り、設定圧力に等し
くなると主弁体が弁口を閉弁して高圧流体の補給を中断
する蒸気用減圧弁において、弁口と出口の間に復水を蒸
気から分離する気水分離器と、分離された復水を系外に
排出する復水排出弁を内蔵せしめたものである。
作用 上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
一次側から蒸気と共に流れてくる復水は、弁口を通過
した際、再蒸発して蒸気になる。一次側から復水が多量
に流れてくる場合は、復水は弁口を通過した際に再蒸発
しきれないが、気水分離器で蒸気から分離され、復水排
出弁で系外に排出されるので、復水が二次側へ流出する
ことがない。また、弁口を通過した復水は蒸気の熱量を
奪うので、二次側は飽和蒸気あるいは比較的過熱度の低
い過熱蒸気となる。
した際、再蒸発して蒸気になる。一次側から復水が多量
に流れてくる場合は、復水は弁口を通過した際に再蒸発
しきれないが、気水分離器で蒸気から分離され、復水排
出弁で系外に排出されるので、復水が二次側へ流出する
ことがない。また、弁口を通過した復水は蒸気の熱量を
奪うので、二次側は飽和蒸気あるいは比較的過熱度の低
い過熱蒸気となる。
発明の効果 本発明は下記の特有の効果を生じる。
蒸気用減圧弁の二次側へ復水が流出しないので、二次
側配管系でウォータハンマを生じる危険がない。
側配管系でウォータハンマを生じる危険がない。
また、蒸気用減圧弁の二次側は飽和蒸気あるいは比較
的過熱度の低い過熱蒸気となるので、二次側の温度を制
御する場合の精度が向上する。
的過熱度の低い過熱蒸気となるので、二次側の温度を制
御する場合の精度が向上する。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する
（第１図参照）。
（第１図参照）。
ここに図示した減圧弁は、減圧弁部１と気水分離器部
２と復水排出弁部３とから成る。本体10で入口12,弁口1
4,出口16を形成する。入口12は一次側の高圧流体源に、
出口16は二次側低圧域に接続する。弁口14は弁座部材で
形成する。
２と復水排出弁部３とから成る。本体10で入口12,弁口1
4,出口16を形成する。入口12は一次側の高圧流体源に、
出口16は二次側低圧域に接続する。弁口14は弁座部材で
形成する。
主弁体18を弁口14の入口12側に配置し、コイルばねで
弁口12側に弾性的に付勢する。
弁口12側に弾性的に付勢する。
ピストン20をシリンダ22内に摺動自在に配置し、ピス
トン棒を弁口14を通して主弁体18の中央突起棒に当接せ
しめる。ピストン20の下面とピストン棒とをほぼ半球面
で接続する。入口12とピストン20の上部空間、即ちピス
トン室を連通する一次圧通路24にパイロット弁26を配置
する。ダイヤフラム28をその外周縁をフランジ30,32の
間に挟んで取り付ける。ダイヤフラム28の下方空間は二
次圧通路34を通して弁口14の二次側空間15に連通する。
トン棒を弁口14を通して主弁体18の中央突起棒に当接せ
しめる。ピストン20の下面とピストン棒とをほぼ半球面
で接続する。入口12とピストン20の上部空間、即ちピス
トン室を連通する一次圧通路24にパイロット弁26を配置
する。ダイヤフラム28をその外周縁をフランジ30,32の
間に挟んで取り付ける。ダイヤフラム28の下方空間は二
次圧通路34を通して弁口14の二次側空間15に連通する。
パイロット弁26の弁棒36の頭部端面はダイヤフラム28
の中央下面に当接する。
の中央下面に当接する。
ダイヤフラム28の上面にばね座38を介して、圧力設定
用のコイルばね40を当接せしめる。調節ねじ44を本体10
にねじ結合して取り付ける。
用のコイルばね40を当接せしめる。調節ねじ44を本体10
にねじ結合して取り付ける。
調節ねじ44を左右に回すと、圧力設定ばね40のダイヤ
フラム28を押し下げる弾性力が変る。この圧力設定ばね
40の弾性力を基準値として、ダイヤフラム28はその下面
に作用する二次側圧力に応じて湾曲し、弁棒36を変位せ
しめてパイロット弁26を開閉せしめる。この結果、一次
側流体圧力がピストン室に導入され、ピストン20が駆動
され、主弁体18が変位せしめられ、入口12の流体が弁口
14を通って空間15に流れる。これは二次側の流体圧力が
低下すると弁口14が開き、上昇すると閉じる様に自動的
に作動する。
フラム28を押し下げる弾性力が変る。この圧力設定ばね
40の弾性力を基準値として、ダイヤフラム28はその下面
に作用する二次側圧力に応じて湾曲し、弁棒36を変位せ
しめてパイロット弁26を開閉せしめる。この結果、一次
側流体圧力がピストン室に導入され、ピストン20が駆動
され、主弁体18が変位せしめられ、入口12の流体が弁口
14を通って空間15に流れる。これは二次側の流体圧力が
低下すると弁口14が開き、上昇すると閉じる様に自動的
に作動する。
空間15の二次側に円筒形状の隔壁部材46を取り付け、
これを囲む筒状体47との間に環状空間48を形成し、そこ
に傾斜壁からなる旋回羽根54を配置する。以上隔壁部材
46と筒状体47と旋回羽根54で気水分離器を構成する。そ
して下部は排水弁室52の上部に連通する。また、排水弁
室52の上部は隔壁部材46の中央開口を通して出口16に連
通する。
これを囲む筒状体47との間に環状空間48を形成し、そこ
に傾斜壁からなる旋回羽根54を配置する。以上隔壁部材
46と筒状体47と旋回羽根54で気水分離器を構成する。そ
して下部は排水弁室52の上部に連通する。また、排水弁
室52の上部は隔壁部材46の中央開口を通して出口16に連
通する。
排水弁室52の底部には、排水口56に通じる排水弁座58
を形成する。フロートカバー62で覆って、球形の弁フロ
ート60を変位自在に収容する。フロートカバー62の上部
には通気孔64を開ける。
を形成する。フロートカバー62で覆って、球形の弁フロ
ート60を変位自在に収容する。フロートカバー62の上部
には通気孔64を開ける。
入口12から流れてくる蒸気と復水は、弁口14を通過し
て減圧される。このとき、蒸気は過熱蒸気になるが復水
が再蒸発するときに熱を奪うので、空間15には減圧され
た飽和蒸気あるいは過熱度の低い過熱蒸気が存在するこ
ととなる。但し、入口から流入してくる復水量が多い場
合は、再蒸発しきれないれない復水が空間15に混在して
いる。空間15の蒸気と復水は、環状空間48を通過すると
きに旋回羽根54で旋回せしめられる。復水は外側に振り
出されて周囲の筒状体47の内壁に当たって排水弁室52に
流下し、蒸気は中央部を旋回して、隔壁部材46の中央開
口から出口16に向う。排水弁室52に流下した復水は、弁
フロート60の浮上降下による排水弁口58の開閉により、
排水口56から自動的に系外へ排出される。
て減圧される。このとき、蒸気は過熱蒸気になるが復水
が再蒸発するときに熱を奪うので、空間15には減圧され
た飽和蒸気あるいは過熱度の低い過熱蒸気が存在するこ
ととなる。但し、入口から流入してくる復水量が多い場
合は、再蒸発しきれないれない復水が空間15に混在して
いる。空間15の蒸気と復水は、環状空間48を通過すると
きに旋回羽根54で旋回せしめられる。復水は外側に振り
出されて周囲の筒状体47の内壁に当たって排水弁室52に
流下し、蒸気は中央部を旋回して、隔壁部材46の中央開
口から出口16に向う。排水弁室52に流下した復水は、弁
フロート60の浮上降下による排水弁口58の開閉により、
排水口56から自動的に系外へ排出される。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の実施例の断面図である。 1:減圧弁部、2:気水分離器部 3:排出弁部、10:本体 12:入口、14:弁口 16:出口、20:ピストン 22:シリンダー、26:パイロット弁
Claims (1)
- 【請求項１】本体で入口と弁口と出口を形成し、弁口に
対向して主弁体を配置し、二次側圧力が設定圧力よりも
低下すると主弁体が弁口を開弁して入口側の高圧流体を
出口側に補給することにより圧力の回復を図り、設定圧
力に等しくなると主弁体が弁口を閉弁して高圧流体の補
給を中断する蒸気用減圧弁において、弁口と出口の間に
復水を蒸気から分離する気水分離器と、分離された復水
を系外に排出する復水排出弁を内蔵せしめた蒸気用減圧
弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62230820A JPH087632B2 (ja) | 1987-09-14 | 1987-09-14 | 蒸気用減圧弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62230820A JPH087632B2 (ja) | 1987-09-14 | 1987-09-14 | 蒸気用減圧弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6473404A JPS6473404A (en) | 1989-03-17 |
| JPH087632B2 true JPH087632B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=16913791
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62230820A Expired - Fee Related JPH087632B2 (ja) | 1987-09-14 | 1987-09-14 | 蒸気用減圧弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH087632B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60131800U (ja) * | 1984-02-14 | 1985-09-03 | 株式会社 小金井製作所 | 圧縮空気のドレン排出装置 |
-
1987
- 1987-09-14 JP JP62230820A patent/JPH087632B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6473404A (en) | 1989-03-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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