JPH0876027A - 立体内視鏡撮像装置 - Google Patents
立体内視鏡撮像装置Info
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- JPH0876027A JPH0876027A JP6212873A JP21287394A JPH0876027A JP H0876027 A JPH0876027 A JP H0876027A JP 6212873 A JP6212873 A JP 6212873A JP 21287394 A JP21287394 A JP 21287394A JP H0876027 A JPH0876027 A JP H0876027A
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- stereoscopic
- signal
- double speed
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴーストの発生を緩和して立体視に適した見
やすい画像が得られる立体内視鏡撮像装置を提供するこ
と。 【構成】 左右方向に離間して配置された対物レンズ2
5a,25b等を介して視差のある左右の像をCCD3
1a,31bに結び、CCD31a,31bで光電変換
された左右の画像をプロセス回路33a,33bを介し
て信号処理し、倍速変換ユニット5を介して倍速TVモ
ニタ6の表示面に左右の画像を表示し、液晶シャッタメ
ガネ7を介して立体視を行う。プロセス回路33a,3
3b内に設けたγ補正回路により明るい画像の輝度レベ
ルを抑圧し、かつ暗い画像の輝度レベルを増大するセッ
トアップ変更を行い、視認性を向上する構成にした。
やすい画像が得られる立体内視鏡撮像装置を提供するこ
と。 【構成】 左右方向に離間して配置された対物レンズ2
5a,25b等を介して視差のある左右の像をCCD3
1a,31bに結び、CCD31a,31bで光電変換
された左右の画像をプロセス回路33a,33bを介し
て信号処理し、倍速変換ユニット5を介して倍速TVモ
ニタ6の表示面に左右の画像を表示し、液晶シャッタメ
ガネ7を介して立体視を行う。プロセス回路33a,3
3b内に設けたγ補正回路により明るい画像の輝度レベ
ルを抑圧し、かつ暗い画像の輝度レベルを増大するセッ
トアップ変更を行い、視認性を向上する構成にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は立体観察するのに適した
画像に設定する手段を設けた立体視可能な立体内視鏡撮
像装置に関する。
画像に設定する手段を設けた立体視可能な立体内視鏡撮
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は工業用分野及び医療用分
野で広く用いられるようになった。特に医療用分野にお
いては、内視鏡画像を観察して処置具等で治療処置を行
う場合、肉眼観察の場合のように立体的に観察できる
と、処置し易い。このため、視差を有する撮像手段で撮
像した画像を表示手段に立体的に視認できるように表示
する立体内視鏡撮像装置が提案されている。
野で広く用いられるようになった。特に医療用分野にお
いては、内視鏡画像を観察して処置具等で治療処置を行
う場合、肉眼観察の場合のように立体的に観察できる
と、処置し易い。このため、視差を有する撮像手段で撮
像した画像を表示手段に立体的に視認できるように表示
する立体内視鏡撮像装置が提案されている。
【0003】図20は従来の立体内視鏡撮像装置181
の1例を示す。この立体内視鏡撮像装置181は視差の
ある画像を得るための立体視用内視鏡本体182及びC
CD185L,185Rを内蔵したカメラヘッド183
からなる立体視用内視鏡184と、CCD185L,1
85Rに対する信号処理を行うプロセス回路186L,
186Rを内蔵した立体視用プロセッサ186と、この
立体視用プロセッサ186から出力される左右の映像信
号を倍速の映像信号に変換して交互に出力する倍速変換
ユニット187と、この倍速変換ユニット187から倍
速で出力される左右の映像信号を表示する倍速TVモニ
タ188と、倍速変換ユニット187と接続された赤外
線発光部189から出力される切換のタイミング信号を
受光する受光部を有し、このタイミング信号と同期して
左右の液晶シャッタの切換を行う液晶メガネ191とか
ら構成される液晶シャッタ眼鏡方式のものがある。
の1例を示す。この立体内視鏡撮像装置181は視差の
ある画像を得るための立体視用内視鏡本体182及びC
CD185L,185Rを内蔵したカメラヘッド183
からなる立体視用内視鏡184と、CCD185L,1
85Rに対する信号処理を行うプロセス回路186L,
186Rを内蔵した立体視用プロセッサ186と、この
立体視用プロセッサ186から出力される左右の映像信
号を倍速の映像信号に変換して交互に出力する倍速変換
ユニット187と、この倍速変換ユニット187から倍
速で出力される左右の映像信号を表示する倍速TVモニ
タ188と、倍速変換ユニット187と接続された赤外
線発光部189から出力される切換のタイミング信号を
受光する受光部を有し、このタイミング信号と同期して
左右の液晶シャッタの切換を行う液晶メガネ191とか
ら構成される液晶シャッタ眼鏡方式のものがある。
【0004】そして、術者は液晶メガネ191をかけて
倍速TVモニタ188に表示される画像を観察すること
により、立体視できる。この他に倍速TVモニタの表示
面前面に、偏光方向を切り換えられる液晶シャッタパネ
ルを設け、この液晶シャッタパネルの偏光方向を倍速T
Vモニタで表示する左右の画像の表示期間に同期して切
換え、この画像を偏光メガネをかけて観察することによ
り、立体視できる偏光眼鏡方式の装置がある。
倍速TVモニタ188に表示される画像を観察すること
により、立体視できる。この他に倍速TVモニタの表示
面前面に、偏光方向を切り換えられる液晶シャッタパネ
ルを設け、この液晶シャッタパネルの偏光方向を倍速T
Vモニタで表示する左右の画像の表示期間に同期して切
換え、この画像を偏光メガネをかけて観察することによ
り、立体視できる偏光眼鏡方式の装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】このように従来は液
晶シャッタ眼鏡方式又はモニタの管面に設けた液晶シャ
ッタパネルによる偏光眼鏡方式で観察していた。上記両
方式とも液晶シャッタを透過した光でモニタ管面の画像
を観察するため、モニタの明るさが裸眼で観察するより
も約1/10となってしまい、大変暗い画像を観察する
ことになってしまい、識別しにくい画像になってしまう
欠点があった。
晶シャッタ眼鏡方式又はモニタの管面に設けた液晶シャ
ッタパネルによる偏光眼鏡方式で観察していた。上記両
方式とも液晶シャッタを透過した光でモニタ管面の画像
を観察するため、モニタの明るさが裸眼で観察するより
も約1/10となってしまい、大変暗い画像を観察する
ことになってしまい、識別しにくい画像になってしまう
欠点があった。
【0006】上記不具合を解決するために、単純にモニ
タの輝度レベルをアップしたり、TVカメラの感度及び
ゲインをアップしたのではゴーストが発生し、かえって
煩わしく、疲労が増すといった問題点があった。
タの輝度レベルをアップしたり、TVカメラの感度及び
ゲインをアップしたのではゴーストが発生し、かえって
煩わしく、疲労が増すといった問題点があった。
【0007】つまり、前記両方式は左右の画像を交互に
出力し、これと同期して左右の液晶シャッタをON/O
FFして立体観察するものであり、液晶シャッタの特性
上OFF時は完全に光を遮光するのでなく、ONよりも
透過量をすくなくするため、モニタの輝度レベルを高く
して明るい画像にすると、OFF時の画像の透過量が増
大することになり、輝度レベルを上げれば上げるほど逆
の眼にも光が透過して入射し、ゴーストが生じ、疲労感
を増大させてしまうという問題点があった。
出力し、これと同期して左右の液晶シャッタをON/O
FFして立体観察するものであり、液晶シャッタの特性
上OFF時は完全に光を遮光するのでなく、ONよりも
透過量をすくなくするため、モニタの輝度レベルを高く
して明るい画像にすると、OFF時の画像の透過量が増
大することになり、輝度レベルを上げれば上げるほど逆
の眼にも光が透過して入射し、ゴーストが生じ、疲労感
を増大させてしまうという問題点があった。
【0008】本発明は上述した点に鑑みてなされたもの
で、その目的は上記ゴースト等の発生を緩和して立体視
に適した見やすい画像が得られる立体内視鏡撮像装置を
提供することにある。
で、その目的は上記ゴースト等の発生を緩和して立体視
に適した見やすい画像が得られる立体内視鏡撮像装置を
提供することにある。
【0009】
【問題点を解決する手段及び作用】被写体を左右方向に
視差を有する撮像手段を用いて撮像した画像を表示手段
に表示し、液晶シャッタを介して立体観察する立体内視
鏡撮像装置に於いて、表示手段に表示される画像におけ
る暗い部分の輝度を増大して液晶シャッタを介して立体
観察する画像に対する視認性を向上するための画像輝度
レベルのセットアップ変更手段を設けることにより、液
晶シャッタを介して立体観察する画像における暗い画像
部分が識別されにくくなるのを、輝度の増大により解消
して視認性を向上できる。
視差を有する撮像手段を用いて撮像した画像を表示手段
に表示し、液晶シャッタを介して立体観察する立体内視
鏡撮像装置に於いて、表示手段に表示される画像におけ
る暗い部分の輝度を増大して液晶シャッタを介して立体
観察する画像に対する視認性を向上するための画像輝度
レベルのセットアップ変更手段を設けることにより、液
晶シャッタを介して立体観察する画像における暗い画像
部分が識別されにくくなるのを、輝度の増大により解消
して視認性を向上できる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。図1ないし図3は本発明の第1実施例に
係り、図1は本発明の第1実施例の全体構成を示し、図
2は立体視用プロセッサの構成を示し、図3はγ補正回
路で設定される画像の入出力特性を示す。
的に説明する。図1ないし図3は本発明の第1実施例に
係り、図1は本発明の第1実施例の全体構成を示し、図
2は立体視用プロセッサの構成を示し、図3はγ補正回
路で設定される画像の入出力特性を示す。
【0011】図1に示す本発明の第1実施例の立体内視
鏡撮像装置1は、TVカメラヘッド装着式立体内視鏡
(以下、ヘッド装着立体内視鏡と略記)2と、このヘッ
ド装着立体内視鏡2の照明光伝送手段に照明光を供給す
る光源装置3と、ヘッド装着立体内視鏡2の撮像手段に
対する信号処理を行う立体視用プロセッサ4と、この立
体視用プロセッサ4から出力される2つの映像信号を倍
速変換処理する倍速変換ユニット5と、倍速変換ユニッ
ト5から出力される倍速の映像信号を倍速表示する倍速
TVモニタ6と、この倍速TVモニタ6に倍速で表示さ
れる左右の画像を時分割で立体視するための液晶シャッ
タメガネ7と、液晶シャッタメガネ7によって時分割で
立体視する場合に、切換えを行うタイミング信号を赤外
線で送る赤外線発光部8とを有する。
鏡撮像装置1は、TVカメラヘッド装着式立体内視鏡
(以下、ヘッド装着立体内視鏡と略記)2と、このヘッ
ド装着立体内視鏡2の照明光伝送手段に照明光を供給す
る光源装置3と、ヘッド装着立体内視鏡2の撮像手段に
対する信号処理を行う立体視用プロセッサ4と、この立
体視用プロセッサ4から出力される2つの映像信号を倍
速変換処理する倍速変換ユニット5と、倍速変換ユニッ
ト5から出力される倍速の映像信号を倍速表示する倍速
TVモニタ6と、この倍速TVモニタ6に倍速で表示さ
れる左右の画像を時分割で立体視するための液晶シャッ
タメガネ7と、液晶シャッタメガネ7によって時分割で
立体視する場合に、切換えを行うタイミング信号を赤外
線で送る赤外線発光部8とを有する。
【0012】ヘッド装着立体内視鏡2は、立体視できる
機能を備えた立体硬性内視鏡(3D硬性内視鏡とも記
す)11と、この立体硬性内視鏡11に着脱自在で装着
され、立体撮像を行う立体用TVカメラヘッド(3D用
TVカメラヘッドとも記す)12とを有し、この立体用
TVカメラヘッド12には信号ケーブル13が接続さ
れ、この信号ケーブル13の末端のコネクタ14を立体
視用プロセッサ4に着脱自在で接続できる。
機能を備えた立体硬性内視鏡(3D硬性内視鏡とも記
す)11と、この立体硬性内視鏡11に着脱自在で装着
され、立体撮像を行う立体用TVカメラヘッド(3D用
TVカメラヘッドとも記す)12とを有し、この立体用
TVカメラヘッド12には信号ケーブル13が接続さ
れ、この信号ケーブル13の末端のコネクタ14を立体
視用プロセッサ4に着脱自在で接続できる。
【0013】上記立体硬性内視鏡13は硬性の挿入部1
6と、この挿入部16の後端側に形成され、把持される
太径の把持部17と、この把持部17の後端に形成され
た接眼部18とを有し、把持部17にはライトガイド口
金19が設けてある。このライトガイド口金19にはラ
イトガイドが挿通されライトガイドケーブル21の一方
の端部に設けたコネクタが着脱自在で接続され、このラ
イトガイドケーブル21の他方の端部に設けたライトガ
イドコネクタ22は光源装置3に着脱自在で接続され
る。
6と、この挿入部16の後端側に形成され、把持される
太径の把持部17と、この把持部17の後端に形成され
た接眼部18とを有し、把持部17にはライトガイド口
金19が設けてある。このライトガイド口金19にはラ
イトガイドが挿通されライトガイドケーブル21の一方
の端部に設けたコネクタが着脱自在で接続され、このラ
イトガイドケーブル21の他方の端部に設けたライトガ
イドコネクタ22は光源装置3に着脱自在で接続され
る。
【0014】そして、光源装置3内のランプ23で発光
された白色の照明光はライトガイドコネクタ22のライ
トガイド端面に供給され、ライトガイドケーブル21内
の照明光伝送手段となるこのライトガイドを経てライト
ガイド口金19から立体硬性内視鏡11内のライトガイ
ド24に照明光を供給する。
された白色の照明光はライトガイドコネクタ22のライ
トガイド端面に供給され、ライトガイドケーブル21内
の照明光伝送手段となるこのライトガイドを経てライト
ガイド口金19から立体硬性内視鏡11内のライトガイ
ド24に照明光を供給する。
【0015】このライトガイド24は把持部17から屈
曲されて挿入部16内を挿通され、ライトガイド口金1
9側の一方の端面に供給された照明光を他方の端面に伝
送する。この他方の端面は挿入部16の先端部の照明窓
に固定され、伝送した照明光を前方に出射し、前方の患
部等の被写体を照明する。
曲されて挿入部16内を挿通され、ライトガイド口金1
9側の一方の端面に供給された照明光を他方の端面に伝
送する。この他方の端面は挿入部16の先端部の照明窓
に固定され、伝送した照明光を前方に出射し、前方の患
部等の被写体を照明する。
【0016】照明された被写体は照明窓の両側に離間し
て形成した2つの観察窓にそれぞれ取り付けた対物レン
ズ25a,25bで結像される。これら対物レンズ25
a,25bは光学特性の揃ったものが用いてあり、離間
して配置された方向(左右方向とする)に視差のある左
右の像を結ぶことになる。
て形成した2つの観察窓にそれぞれ取り付けた対物レン
ズ25a,25bで結像される。これら対物レンズ25
a,25bは光学特性の揃ったものが用いてあり、離間
して配置された方向(左右方向とする)に視差のある左
右の像を結ぶことになる。
【0017】これら対物レンズ25a,25bの各光軸
に沿ってリレーレンズ系26a,26bが挿入部16の
軸方向に配置され、対物レンズ25a,25bによる左
右の像をリレーするようにして後方の接眼部18側に伝
送する。
に沿ってリレーレンズ系26a,26bが挿入部16の
軸方向に配置され、対物レンズ25a,25bによる左
右の像をリレーするようにして後方の接眼部18側に伝
送する。
【0018】リレーレンズ系26a,26bの各光軸は
それぞれ対のミラーにより、左右の光軸間距離が肉眼観
察するのに適した距離となるように変更され、変更され
た光軸上にそれぞれ配置された接眼レンズ28a,28
bを経て伝送された左右の像を、ドクタ等のユーザは肉
眼で観察することにより、立体視(立体視認)できるよ
うにしている。
それぞれ対のミラーにより、左右の光軸間距離が肉眼観
察するのに適した距離となるように変更され、変更され
た光軸上にそれぞれ配置された接眼レンズ28a,28
bを経て伝送された左右の像を、ドクタ等のユーザは肉
眼で観察することにより、立体視(立体視認)できるよ
うにしている。
【0019】接眼レンズ28a,28bが配置された接
眼部18には立体用TVカメラヘッド12を着脱自在で
装着できる。この装着状態では、立体用TVカメラヘッ
ド12内には接眼レンズ28a,28bに対向して結像
(撮像)用の結像レンズ29a,29bが配置され、伝
送された左右の像をそれぞれ結像する。各結像位置には
撮像素子として例えばCCD31a,31bがそれぞれ
配置されており、左右の像をそれぞれ光電変換する。
眼部18には立体用TVカメラヘッド12を着脱自在で
装着できる。この装着状態では、立体用TVカメラヘッ
ド12内には接眼レンズ28a,28bに対向して結像
(撮像)用の結像レンズ29a,29bが配置され、伝
送された左右の像をそれぞれ結像する。各結像位置には
撮像素子として例えばCCD31a,31bがそれぞれ
配置されており、左右の像をそれぞれ光電変換する。
【0020】これらCCD31a,31bの各光電変換
面にはモザイクフィルタ等の色分離フィルタが取り付け
てあり、光学的に色分離した像を光電変換する。これら
CCD31a,31bは信号ケーブル13内の信号線と
接続され、この信号線はコネクタ14に至る。このコネ
クタ14を立体視用プロセッサ4に接続することによ
り、立体視用プロセッサ4の内部のドライバ32から共
通のドライブ信号がCCD31a,31bに印加され、
光電変換した左右の撮像信号を出力する。
面にはモザイクフィルタ等の色分離フィルタが取り付け
てあり、光学的に色分離した像を光電変換する。これら
CCD31a,31bは信号ケーブル13内の信号線と
接続され、この信号線はコネクタ14に至る。このコネ
クタ14を立体視用プロセッサ4に接続することによ
り、立体視用プロセッサ4の内部のドライバ32から共
通のドライブ信号がCCD31a,31bに印加され、
光電変換した左右の撮像信号を出力する。
【0021】左右の各撮像信号は立体視用プロセッサ4
の内部の左用及び右用プロセス回路(単にプロセス回路
と略記することもある)33a,33bにそれぞれ入力
され、信号処理されて標準的な映像信号に変換される。
プロセス回路33a,33bから出力される左右の映像
信号L,Rは倍速変換ユニット5に入力され、この倍速
変換ユニット5によって、倍速の映像信号に変換され、
左右の映像信号が交互に出力される。
の内部の左用及び右用プロセス回路(単にプロセス回路
と略記することもある)33a,33bにそれぞれ入力
され、信号処理されて標準的な映像信号に変換される。
プロセス回路33a,33bから出力される左右の映像
信号L,Rは倍速変換ユニット5に入力され、この倍速
変換ユニット5によって、倍速の映像信号に変換され、
左右の映像信号が交互に出力される。
【0022】そして、倍速変換ユニット5から交互に出
力される左右の映像信号は倍速TVモニタ6に左右の画
像が交互に表示され、液晶シャタメガネ7をかけて観察
することによって、立体視できる。
力される左右の映像信号は倍速TVモニタ6に左右の画
像が交互に表示され、液晶シャタメガネ7をかけて観察
することによって、立体視できる。
【0023】ところで、この実施例では立体視用プロセ
ッサ4は図2に示す構成である。つまり、CCD31a
の出力信号は左用プロセス回路33aを構成するアンプ
34aで増幅された後、相関2重サンプリング回路(C
DS回路と略記)35aに入力され、リセットノイズを
低減化して信号成分を抽出する信号処理がされる。
ッサ4は図2に示す構成である。つまり、CCD31a
の出力信号は左用プロセス回路33aを構成するアンプ
34aで増幅された後、相関2重サンプリング回路(C
DS回路と略記)35aに入力され、リセットノイズを
低減化して信号成分を抽出する信号処理がされる。
【0024】このCDS回路35aで処理された信号
は、AGC回路36aに入力され、このAGC回路36
aでゲインが自動制御された後、ホワイトバランス回路
(WB回路と略記)37aに入力され、ホワイトバラン
ス調整された後、セットアップ変更手段となるγ補正回
路38aに入力され、図3に示すようにγ補正を行うと
共に、さらに明るい画像部分の輝度を抑圧して暗い画像
部分の輝度レベルを増大する画像輝度レベルのセットア
ップ変更を行う。
は、AGC回路36aに入力され、このAGC回路36
aでゲインが自動制御された後、ホワイトバランス回路
(WB回路と略記)37aに入力され、ホワイトバラン
ス調整された後、セットアップ変更手段となるγ補正回
路38aに入力され、図3に示すようにγ補正を行うと
共に、さらに明るい画像部分の輝度を抑圧して暗い画像
部分の輝度レベルを増大する画像輝度レベルのセットア
ップ変更を行う。
【0025】立体視用プロセッサ4の例えばフロントパ
ネルには、通常のγ補正値から立体視し易い画像に設定
するための切換スイッチ40が設けてあり、この切換ス
イッチ40の切換により図3に示すように通常のγ補正
値から見やすい画像のγ補正値に変更することができ
る。
ネルには、通常のγ補正値から立体視し易い画像に設定
するための切換スイッチ40が設けてあり、この切換ス
イッチ40の切換により図3に示すように通常のγ補正
値から見やすい画像のγ補正値に変更することができ
る。
【0026】つまり、切換スイッチ40をONすると、
図3の1点鎖線で示す通常のγ補正値(γ=0.45)
から、実線で示すようにこの値未満のγ補正値(γ<
0.45)に変更され、暗い信号を持ち上げることによ
り明るくし、遠景或いは暗い画像部分の明るさを稼ぎ、
液晶シャッタメガネ7を通して立体画像を観察する場合
の視認性を向上する。一方、明るい画像部分の輝度レベ
ルを抑圧して、液晶シャッタメガネ7を通して立体画像
を観察する場合のゴーストの発生を抑圧して視認性を向
上する。
図3の1点鎖線で示す通常のγ補正値(γ=0.45)
から、実線で示すようにこの値未満のγ補正値(γ<
0.45)に変更され、暗い信号を持ち上げることによ
り明るくし、遠景或いは暗い画像部分の明るさを稼ぎ、
液晶シャッタメガネ7を通して立体画像を観察する場合
の視認性を向上する。一方、明るい画像部分の輝度レベ
ルを抑圧して、液晶シャッタメガネ7を通して立体画像
を観察する場合のゴーストの発生を抑圧して視認性を向
上する。
【0027】このγ補正回路38aで画像輝度レベルの
セットアップ変更がされた信号はエンコーダ39aに入
力され、RGB信号或いは複合映像信号に変換されて倍
速変換ユニット5に出力される。
セットアップ変更がされた信号はエンコーダ39aに入
力され、RGB信号或いは複合映像信号に変換されて倍
速変換ユニット5に出力される。
【0028】なお、CCD31bの出力信号に対して、
信号処理する右用プロセス回路33bは左用プロセス回
路33aと同様の構成であり、符号aの代わりに符号b
を付けてその説明を省略する。
信号処理する右用プロセス回路33bは左用プロセス回
路33aと同様の構成であり、符号aの代わりに符号b
を付けてその説明を省略する。
【0029】この第1実施例によれば、γ補正回路38
a,38bによりモニタ6に表示される左右の画像の輝
度レベルを、暗い画像部分を明るい画像に、且つ明るい
画像部分の明るさは増大させないように画像輝度レベル
のセットアップ変更を行う手段を設けているので、液晶
シャッタメガネ7を通して立体画像を観察する場合にお
ける視認性を向上できる。
a,38bによりモニタ6に表示される左右の画像の輝
度レベルを、暗い画像部分を明るい画像に、且つ明るい
画像部分の明るさは増大させないように画像輝度レベル
のセットアップ変更を行う手段を設けているので、液晶
シャッタメガネ7を通して立体画像を観察する場合にお
ける視認性を向上できる。
【0030】つまり、あまり明るくない画像部分を透過
時(ON時とする)の液晶シャッタにより画像の明るさ
が低下して暗い画像になってしまい、識別等が困難にな
る場合に対してはその画像の輝度レベルが増大されるの
で、識別が容易になり視認性を向上できる(ここで、遮
光側の液晶シャッタによる不完全な遮光特性により漏れ
光も増大することになるが、観察の際にゴーストとして
目立つ程のレベルとはならないので、暗い画像部分の輝
度レベル増大はゴースト発生にあまり寄与しない)。
時(ON時とする)の液晶シャッタにより画像の明るさ
が低下して暗い画像になってしまい、識別等が困難にな
る場合に対してはその画像の輝度レベルが増大されるの
で、識別が容易になり視認性を向上できる(ここで、遮
光側の液晶シャッタによる不完全な遮光特性により漏れ
光も増大することになるが、観察の際にゴーストとして
目立つ程のレベルとはならないので、暗い画像部分の輝
度レベル増大はゴースト発生にあまり寄与しない)。
【0031】一方、すでに十分明るい画像部分に対して
は、暗い画像と同様な割合で輝度を増大すると、遮光時
の液晶シャッタによる(不完全な遮光特性により漏れ
光)が遮光時の液晶シャッタ側の眼に入射されてゴース
トとなり、観察者を疲労させてしまうが、このような明
るい画像部分に対しては輝度レベルの増大を抑圧してい
るので、ゴーストの発生を軽減でき、やはり視認性を維
持できる。
は、暗い画像と同様な割合で輝度を増大すると、遮光時
の液晶シャッタによる(不完全な遮光特性により漏れ
光)が遮光時の液晶シャッタ側の眼に入射されてゴース
トとなり、観察者を疲労させてしまうが、このような明
るい画像部分に対しては輝度レベルの増大を抑圧してい
るので、ゴーストの発生を軽減でき、やはり視認性を維
持できる。
【0032】また、この実施例ではγ補正回路38a,
38bにより、画像輝度レベルのセットアップ変更を行
う回路を実現しているので、既存のプロセス回路により
設定される通常のγ補正値を変更してこの第1実施例の
装置を実現することができる。
38bにより、画像輝度レベルのセットアップ変更を行
う回路を実現しているので、既存のプロセス回路により
設定される通常のγ補正値を変更してこの第1実施例の
装置を実現することができる。
【0033】次に本発明の第2実施例を説明する。この
第2実施例は第1実施例と同様に例えばγ補正回路38
a,38bに画像輝度レベルのセットアップ変更の手段
が設けてある。この手段は図4に示すような入出力特性
に設定できるようにしている。図4に示す入出力特性は
図3の入出力特性において、さらに出力軸を入力軸の正
側にシフトした入出力特性を有し、入力レベルが0の時
にもVのレベルの出力を有するものにしている。
第2実施例は第1実施例と同様に例えばγ補正回路38
a,38bに画像輝度レベルのセットアップ変更の手段
が設けてある。この手段は図4に示すような入出力特性
に設定できるようにしている。図4に示す入出力特性は
図3の入出力特性において、さらに出力軸を入力軸の正
側にシフトした入出力特性を有し、入力レベルが0の時
にもVのレベルの出力を有するものにしている。
【0034】従って、通常のγ補正回路に電圧Vを加算
する加算器或いはバイアス加算回路を付加することによ
り構成できる。この第2実施例の作用及び効果は第1実
施例とほぼ同様である。
する加算器或いはバイアス加算回路を付加することによ
り構成できる。この第2実施例の作用及び効果は第1実
施例とほぼ同様である。
【0035】次に本発明の第3実施例を説明する。この
第3実施例は立体及び2次元(3D/2Dと略記)観察
を切換えて行うことができる機能を有するものである。
図5に示す第3実施例の立体内視鏡撮像装置41はヘッ
ド装着立体内視鏡2と、光源装置3と、立体視用プロセ
ッサ42と、倍速変換ユニット43と、倍速TVモニタ
6と、液晶シャッタメガネ7と、赤外線発光部8とから
構成される。
第3実施例は立体及び2次元(3D/2Dと略記)観察
を切換えて行うことができる機能を有するものである。
図5に示す第3実施例の立体内視鏡撮像装置41はヘッ
ド装着立体内視鏡2と、光源装置3と、立体視用プロセ
ッサ42と、倍速変換ユニット43と、倍速TVモニタ
6と、液晶シャッタメガネ7と、赤外線発光部8とから
構成される。
【0036】立体視用プロセッサ42は図6に示す構成
である。この立体視用プロセッサ42のフロントパネル
には3D/2D切換用スイッチ44が設けてあり、この
スイッチ44を操作して3D観察及び2D観察状態に設
定する3D/2D制御信号を出力できる。このスイッチ
44により3D制御信号に設定した場合には、スイッチ
44の信号線のレベルは例えば“H”レベルであり、こ
の“H”レベルの3D制御信号で第1実施例と同様にγ
補正回路38a,38bのγ補正値を通常の値から図7
(a)或いは図7(b)の実線で示す特性の値にセット
する。
である。この立体視用プロセッサ42のフロントパネル
には3D/2D切換用スイッチ44が設けてあり、この
スイッチ44を操作して3D観察及び2D観察状態に設
定する3D/2D制御信号を出力できる。このスイッチ
44により3D制御信号に設定した場合には、スイッチ
44の信号線のレベルは例えば“H”レベルであり、こ
の“H”レベルの3D制御信号で第1実施例と同様にγ
補正回路38a,38bのγ補正値を通常の値から図7
(a)或いは図7(b)の実線で示す特性の値にセット
する。
【0037】また、エンコーダ39a,39bの出力端
に設けたスイッチ45を接点bがONするようにセット
し、左用映像信号出力端からは左の映像信号Lが倍速変
換ユニット43側に出力される。
に設けたスイッチ45を接点bがONするようにセット
し、左用映像信号出力端からは左の映像信号Lが倍速変
換ユニット43側に出力される。
【0038】一方、スイッチ44により2D観察状態に
設定するための2D制御信号の状態に設定した場合に
は、スイッチ44の信号線のレベルは“L”レベルであ
り、この“L”レベルの2D制御信号ではγ補正回路3
8a,38bの補正値は通常の値にセットされ、かつエ
ンコーダ39a,39bの出力端に設けたスイッチ45
を接点a側に切り換え、左用映像信号出力端から右の映
像信号Rが倍速変換ユニット43側に出力される。
設定するための2D制御信号の状態に設定した場合に
は、スイッチ44の信号線のレベルは“L”レベルであ
り、この“L”レベルの2D制御信号ではγ補正回路3
8a,38bの補正値は通常の値にセットされ、かつエ
ンコーダ39a,39bの出力端に設けたスイッチ45
を接点a側に切り換え、左用映像信号出力端から右の映
像信号Rが倍速変換ユニット43側に出力される。
【0039】倍速変換ユニット43は図5に示すように
入力される2つの映像信号を内部のメモリに一旦記憶
し、倍速で読み出すことにより倍速の映像信号に変換し
て倍速TVモニタ6に出力する倍速変換部46と、倍速
の映像信号に同期したタイミング信号を発生するタイミ
グ信号発生部47と、赤外線発光部8に出力されるタイ
ミング信号をON/OFFするスイッチ48とから構成
される。このスイッチ48は3D制御信号によりONさ
れ、2D制御信号ではOFFにされる。
入力される2つの映像信号を内部のメモリに一旦記憶
し、倍速で読み出すことにより倍速の映像信号に変換し
て倍速TVモニタ6に出力する倍速変換部46と、倍速
の映像信号に同期したタイミング信号を発生するタイミ
グ信号発生部47と、赤外線発光部8に出力されるタイ
ミング信号をON/OFFするスイッチ48とから構成
される。このスイッチ48は3D制御信号によりONさ
れ、2D制御信号ではOFFにされる。
【0040】その他は第1実施例と同様の構成であり、
次に作用を説明する。3D/2D切換用スイッチ44を
3D観察状態に設定した場合には(例えばスイッチ44
をONした状態)にはスイッチ45の接点bがONし、
またスイッチ48もONになり、倍速TVモニタ6には
左右の画像が例えば1/120秒で交互に表示され、ま
た、液晶シャッタメガネ8をかけて観察することによ
り、立体視できる。
次に作用を説明する。3D/2D切換用スイッチ44を
3D観察状態に設定した場合には(例えばスイッチ44
をONした状態)にはスイッチ45の接点bがONし、
またスイッチ48もONになり、倍速TVモニタ6には
左右の画像が例えば1/120秒で交互に表示され、ま
た、液晶シャッタメガネ8をかけて観察することによ
り、立体視できる。
【0041】また、3D制御信号によりγ補正回路38
a,38bは画像の輝度レベル変更を行い、従って第1
実施例或いは第2実施例と同様に立体視し易い状態で観
察することができる。
a,38bは画像の輝度レベル変更を行い、従って第1
実施例或いは第2実施例と同様に立体視し易い状態で観
察することができる。
【0042】一方、3D/2D切換用スイッチ44を2
D観察状態に設定した場合には(例えばスイッチ44を
OFFにした状態)にはスイッチ45の接点aがON
し、またスイッチ48はOFFになる。スイッチ45の
接点aがONすることにより、立体視用プロセッサ42
からは右の映像信号のみが倍速変換ユニット43に出力
される状態となり、倍速変換ユニット43から出力され
る映像信号も右の映像信号が倍速で倍速TVモニタ6に
出力され、この倍速TVモニタ6の表示面には同じ右の
画像が1/120秒で倍速で表示される。
D観察状態に設定した場合には(例えばスイッチ44を
OFFにした状態)にはスイッチ45の接点aがON
し、またスイッチ48はOFFになる。スイッチ45の
接点aがONすることにより、立体視用プロセッサ42
からは右の映像信号のみが倍速変換ユニット43に出力
される状態となり、倍速変換ユニット43から出力され
る映像信号も右の映像信号が倍速で倍速TVモニタ6に
出力され、この倍速TVモニタ6の表示面には同じ右の
画像が1/120秒で倍速で表示される。
【0043】この場合には、観察する際、液晶シャッタ
メガネ8をかける必要がないので、又はかけたまま観察
する際には液晶シャッタメガネ8をシャッタ動作させる
必要はなく、液晶シャッタメガネ8の透過率を上げるた
め、スイッチ48はOFFにされ、赤外線発光部8にタ
イミング信号を送らない状態に設定される。また、2D
制御信号により、γ補正回路38a,38bは画像の輝
度レベル変更を行わないで、通常のγ補正値(図7
(a)或いは図7(b)の1点鎖線で示す特性に対応す
る値)に設定され、肉眼での観察に適した状態で観察す
ることができる。
メガネ8をかける必要がないので、又はかけたまま観察
する際には液晶シャッタメガネ8をシャッタ動作させる
必要はなく、液晶シャッタメガネ8の透過率を上げるた
め、スイッチ48はOFFにされ、赤外線発光部8にタ
イミング信号を送らない状態に設定される。また、2D
制御信号により、γ補正回路38a,38bは画像の輝
度レベル変更を行わないで、通常のγ補正値(図7
(a)或いは図7(b)の1点鎖線で示す特性に対応す
る値)に設定され、肉眼での観察に適した状態で観察す
ることができる。
【0044】図8は本発明の第4実施例を示す。この実
施例はセットアップ変更回路を倍速変換ユニット53側
に設けたものである。第4実施例の立体内視鏡撮像装置
51はヘッド装着立体内視鏡2と、光源装置3と、立体
視用プロセッサ52と、倍速変換ユニット53と、倍速
TVモニタ6と、液晶シャッタメガネ7と、赤外線発光
部8とから構成される。
施例はセットアップ変更回路を倍速変換ユニット53側
に設けたものである。第4実施例の立体内視鏡撮像装置
51はヘッド装着立体内視鏡2と、光源装置3と、立体
視用プロセッサ52と、倍速変換ユニット53と、倍速
TVモニタ6と、液晶シャッタメガネ7と、赤外線発光
部8とから構成される。
【0045】この実施例では立体視用プロセッサ52
は、図2において、γ補正回路38a,38bは通常の
γ補正値に設定したもので、かつスイッチ40を有しな
い構成のものである(従って、例えば図20の従来例に
おける立体視用プロセッサ186と同じ構成である)。
は、図2において、γ補正回路38a,38bは通常の
γ補正値に設定したもので、かつスイッチ40を有しな
い構成のものである(従って、例えば図20の従来例に
おける立体視用プロセッサ186と同じ構成である)。
【0046】この立体視用プロセッサ52から出力され
る左右の映像信号L,Rは倍速変換ユニット53に入力
され、A/Dコンバータ54によりデジタルの映像信号
に変換された後、セットアップ変更回路55に入力さ
れ、設定スイッチ56のON操作によりγ補正値が図7
(a)或いは図(b)の実線で示す特性に相当する値に
設定される。
る左右の映像信号L,Rは倍速変換ユニット53に入力
され、A/Dコンバータ54によりデジタルの映像信号
に変換された後、セットアップ変更回路55に入力さ
れ、設定スイッチ56のON操作によりγ補正値が図7
(a)或いは図(b)の実線で示す特性に相当する値に
設定される。
【0047】セットアップ変更回路55を通した信号は
倍速変換部57に入力され、倍速のデジタル映像信号に
変換された後、D/Aコンバータ58によりアナログの
倍速の映像信号に変換され、倍速TVモニタ6に出力さ
れ、左右の画像が交互に表示される。
倍速変換部57に入力され、倍速のデジタル映像信号に
変換された後、D/Aコンバータ58によりアナログの
倍速の映像信号に変換され、倍速TVモニタ6に出力さ
れ、左右の画像が交互に表示される。
【0048】左右の画像の表示期間に同期したタイミン
グ信号はタイミング信号発生部59から赤外線発光部8
に出力され、赤外線発光部8から発光される赤外線でタ
イミング信号を受光する液晶シャッタメガネ7は左右の
画像の表示に同期して左右の液晶シャッタが切り換えら
れる。
グ信号はタイミング信号発生部59から赤外線発光部8
に出力され、赤外線発光部8から発光される赤外線でタ
イミング信号を受光する液晶シャッタメガネ7は左右の
画像の表示に同期して左右の液晶シャッタが切り換えら
れる。
【0049】この実施例では新たにセットアップ変更回
路55を設けているので、通常のγ補正値に設定された
値からより小さいγ補正値側に広い範囲で画像の輝度レ
ベルの変更設定を行うことができる。さらに通常のγ補
正のための入出力特性を備えたγ補正回路による入出力
特性とは関数形が異なり、液晶シャッタを通して観察す
る場合により視認性を向上できる入出力特性に設定する
こともできる。その他は第1実施例とほぼ同様の効果と
なる。
路55を設けているので、通常のγ補正値に設定された
値からより小さいγ補正値側に広い範囲で画像の輝度レ
ベルの変更設定を行うことができる。さらに通常のγ補
正のための入出力特性を備えたγ補正回路による入出力
特性とは関数形が異なり、液晶シャッタを通して観察す
る場合により視認性を向上できる入出力特性に設定する
こともできる。その他は第1実施例とほぼ同様の効果と
なる。
【0050】図9は第4実施例の変形例における倍速変
換ユニット53′を示す。図8ではセットアップ変更回
路55が倍速変換部57の前に設けてあるのに対し、こ
の変形例ではセットアップ変更回路55が倍速変換部5
7の後に設けるようにした。その他は第4実施例と同様
の構成であり、その作用は第4実施例とほぼ同様であ
る。
換ユニット53′を示す。図8ではセットアップ変更回
路55が倍速変換部57の前に設けてあるのに対し、こ
の変形例ではセットアップ変更回路55が倍速変換部5
7の後に設けるようにした。その他は第4実施例と同様
の構成であり、その作用は第4実施例とほぼ同様であ
る。
【0051】この変形例では1つの回路で左右の映像信
号に対して共通にセットアップ変更を行うことができる
メリットがある。その他は第4実施例とほぼ同様の効果
を有する。なお、図8或いは図9のセットアップ変更回
路55として通常のγ補正回路とかそのγ補正回路の特
性を修正したもの等に相当する回路を採用することがで
きる。
号に対して共通にセットアップ変更を行うことができる
メリットがある。その他は第4実施例とほぼ同様の効果
を有する。なお、図8或いは図9のセットアップ変更回
路55として通常のγ補正回路とかそのγ補正回路の特
性を修正したもの等に相当する回路を採用することがで
きる。
【0052】なお、画像の輝度レベルのセットアップ変
更を行うγ補正回路とかセットアップ変更回路として輝
度レベル以外に色のレベルのセットアップ変更を行うよ
うにしても良い。例えば液晶シャッタを介して観察する
場合に、ゴーストとして目立つような色に対してはより
強く抑圧する等することにより、さらに識別し易い或い
は観察し易い(疲れにくい)ようにできる。
更を行うγ補正回路とかセットアップ変更回路として輝
度レベル以外に色のレベルのセットアップ変更を行うよ
うにしても良い。例えば液晶シャッタを介して観察する
場合に、ゴーストとして目立つような色に対してはより
強く抑圧する等することにより、さらに識別し易い或い
は観察し易い(疲れにくい)ようにできる。
【0053】図10は本発明の第5実施例における主要
部を示す。この実施例は第3実施例の機能を有すると共
に、電気光学的シャッタの機能を有する液晶シャッタメ
ガネ方式及び偏光方向により透過/遮光を制御できる偏
光メガネ方式で立体視できるようにしたものである。
部を示す。この実施例は第3実施例の機能を有すると共
に、電気光学的シャッタの機能を有する液晶シャッタメ
ガネ方式及び偏光方向により透過/遮光を制御できる偏
光メガネ方式で立体視できるようにしたものである。
【0054】図8の立体視用プロセッサ52から出力さ
れる左右の映像信号L,Rは図10の倍速変換ユニット
61に入力され、この場合、右の映像信号Rはスイッチ
62を経ることなく直接、A/Dコンバータ63の一方
の入力端に入力され、左又は右の映像信号L,Rはスイ
ッチ62を経てA/Dコンバータ63の他方の入力端に
入力され、それぞれデジタルの映像信号に変換される。
れる左右の映像信号L,Rは図10の倍速変換ユニット
61に入力され、この場合、右の映像信号Rはスイッチ
62を経ることなく直接、A/Dコンバータ63の一方
の入力端に入力され、左又は右の映像信号L,Rはスイ
ッチ62を経てA/Dコンバータ63の他方の入力端に
入力され、それぞれデジタルの映像信号に変換される。
【0055】A/Dコンバータ63を経たデジタルの映
像信号は倍速変換部64により倍速の映像信号に変換さ
れた後、セットアップ変更回路65により、画像輝度レ
ベルが設定されたセットアップ値にされた後、D/Aコ
ンバータ66によりアナログの倍速の映像信号に変換さ
れ、倍速TVモニタ67A,67Bに出力され、倍速で
表示される。
像信号は倍速変換部64により倍速の映像信号に変換さ
れた後、セットアップ変更回路65により、画像輝度レ
ベルが設定されたセットアップ値にされた後、D/Aコ
ンバータ66によりアナログの倍速の映像信号に変換さ
れ、倍速TVモニタ67A,67Bに出力され、倍速で
表示される。
【0056】一方の倍速TVモニタ67Aの表示面の前
に液晶パネルシャッタ68が配置され、偏光メガネ69
をかけて立体視できる。つまり、液晶パネルシャッタ6
8の偏光方向が偏光メガネ69における左右の偏光板を
平行/直交する方向に切換え、この偏光メガネ69をか
けたドクタ等の観察者は左右の眼で時分割で立体視でき
る。また、他方の倍速TVモニタ67Bの画像は液晶シ
ャッタメガネ70を介して立体視することができる。
に液晶パネルシャッタ68が配置され、偏光メガネ69
をかけて立体視できる。つまり、液晶パネルシャッタ6
8の偏光方向が偏光メガネ69における左右の偏光板を
平行/直交する方向に切換え、この偏光メガネ69をか
けたドクタ等の観察者は左右の眼で時分割で立体視でき
る。また、他方の倍速TVモニタ67Bの画像は液晶シ
ャッタメガネ70を介して立体視することができる。
【0057】倍速変換ユニット61のフロントパネルに
は3D/2D切換スイッチ71が設けてあり、この切換
スイッチ71のON/OFF操作により、第3実施例と
同様に3D/2D制御信号を発生し、該3D/2D制御
信号により同期信号発生部72を介してスイッチ62の
接点a或いはbのON、セットアップ変更回路65のセ
ットアップ値の制御を行う。
は3D/2D切換スイッチ71が設けてあり、この切換
スイッチ71のON/OFF操作により、第3実施例と
同様に3D/2D制御信号を発生し、該3D/2D制御
信号により同期信号発生部72を介してスイッチ62の
接点a或いはbのON、セットアップ変更回路65のセ
ットアップ値の制御を行う。
【0058】この同期信号発生部72にはパネルシャッ
タ用タイミング信号発生部73及び赤外線発光用タイミ
ング信号発生部74と接続され、それぞれ同期信号に同
期したパネルシャッタ用タイミング信号及び赤外線発光
用タイミング信号を発生し、それぞれスイッチ75、7
6を経てパネルシャッタ68及び赤外線発光部77に出
力する。
タ用タイミング信号発生部73及び赤外線発光用タイミ
ング信号発生部74と接続され、それぞれ同期信号に同
期したパネルシャッタ用タイミング信号及び赤外線発光
用タイミング信号を発生し、それぞれスイッチ75、7
6を経てパネルシャッタ68及び赤外線発光部77に出
力する。
【0059】上記同期信号発生部72は3D/2D切換
スイッチ71の操作により、スイッチ75、76のON
/OFFも制御する。つまり、立体観察を行う3D制御
信号の状態にした場合にはスイッチ75、76はONに
され、2D観察を行う2D制御信号の状態にした場合に
はスイッチ75、76はOFFにされる。
スイッチ71の操作により、スイッチ75、76のON
/OFFも制御する。つまり、立体観察を行う3D制御
信号の状態にした場合にはスイッチ75、76はONに
され、2D観察を行う2D制御信号の状態にした場合に
はスイッチ75、76はOFFにされる。
【0060】3D制御信号の状態にした場合にはスイッ
チ62は接点bがONにされ、倍速TVモニタ67A,
67Bには左右の画像が交互に(時分割で)表示され、
偏光メガネ69或いは液晶シャッタメガネ70をかけて
立体視する。
チ62は接点bがONにされ、倍速TVモニタ67A,
67Bには左右の画像が交互に(時分割で)表示され、
偏光メガネ69或いは液晶シャッタメガネ70をかけて
立体視する。
【0061】この場合、セットアップ変更回路65の画
像輝度レベルは例えば図7(a)或いは図7(b)の実
線で示す特性に対応する値に設定され、立体視し易い状
態で観察できる。
像輝度レベルは例えば図7(a)或いは図7(b)の実
線で示す特性に対応する値に設定され、立体視し易い状
態で観察できる。
【0062】一方、2D制御信号の状態にした場合には
スイッチ62は接点aがONにされ、倍速TVモニタ6
7A,67Bには右の画像が倍速で表示され、偏光メガ
ネ69或いは液晶シャッタメガネ70をかけることな
く、又はかけた状態でもシャッタ動作をさせずに透過率
の大きい状態で観察する。この場合にはセットアップ変
更回路65の画像輝度レベルは、(なにも行うことなく
スルーで通したものと同様の特性に対応する状態に設定
され)肉眼で観察するのに適した状態で観察できる。
スイッチ62は接点aがONにされ、倍速TVモニタ6
7A,67Bには右の画像が倍速で表示され、偏光メガ
ネ69或いは液晶シャッタメガネ70をかけることな
く、又はかけた状態でもシャッタ動作をさせずに透過率
の大きい状態で観察する。この場合にはセットアップ変
更回路65の画像輝度レベルは、(なにも行うことなく
スルーで通したものと同様の特性に対応する状態に設定
され)肉眼で観察するのに適した状態で観察できる。
【0063】この実施例では液晶シャッタメガネ方式或
いは偏光メガネ方式のいずれでも立体視し易い状態で観
察することもできる。また、2D観察も行うこともでき
る。その他は第3実施例と同様の効果を有する。
いは偏光メガネ方式のいずれでも立体視し易い状態で観
察することもできる。また、2D観察も行うこともでき
る。その他は第3実施例と同様の効果を有する。
【0064】次に本発明の第6実施例を説明する。この
第6実施例は近点側の視差のズレの大きい画像部分が表
示されることによる疲労を軽減することを目的とするも
のである。まず、その背景を説明する。従来の立体内視
鏡撮像装置により立体内視鏡の観察のもとで、手術を行
う場合の画像の1例を図12(b)に示す。
第6実施例は近点側の視差のズレの大きい画像部分が表
示されることによる疲労を軽減することを目的とするも
のである。まず、その背景を説明する。従来の立体内視
鏡撮像装置により立体内視鏡の観察のもとで、手術を行
う場合の画像の1例を図12(b)に示す。
【0065】図12(b)の中央部分に患部(符号Kで
示す長円形)を観察できる状態に設定し、例えばその両
側からトラカールを介して処置具の先端側を突出させて
手術を行う場合、トラカールが画面の両側に現れる(図
12(b)でトラカールの像をT1,T2で示す)。
示す長円形)を観察できる状態に設定し、例えばその両
側からトラカールを介して処置具の先端側を突出させて
手術を行う場合、トラカールが画面の両側に現れる(図
12(b)でトラカールの像をT1,T2で示す)。
【0066】トラカールは白い樹脂又は金属のものが一
般的であり、非常に反射率が高い。立体内視鏡による観
察の場合、両側は近点の画像となり、視差のズレが最も
大きくなる部分である。よって、左右の画像(実線を左
画像、点線を右画像で示している)のズレ量が大きく、
液晶シャッタの遮光時における不完全な遮光特性に起因
する漏れ光によるゴーストが非常に目立ち、液晶シャッ
タメガネをかけて観察する術者を疲労させる。
般的であり、非常に反射率が高い。立体内視鏡による観
察の場合、両側は近点の画像となり、視差のズレが最も
大きくなる部分である。よって、左右の画像(実線を左
画像、点線を右画像で示している)のズレ量が大きく、
液晶シャッタの遮光時における不完全な遮光特性に起因
する漏れ光によるゴーストが非常に目立ち、液晶シャッ
タメガネをかけて観察する術者を疲労させる。
【0067】これに対し、患部Kは観察に適した距離の
位置に設定され、左右の画像のズレ量はあまり大きくな
い。つまり、従来例では注目する患部K等の領域に対
し、周辺側の画像のゴーストが非常に目立って、術者を
疲労させる画像となる場合がある。このため、この実施
例では上記不具合を改善する疲労軽減回路を設けた。
位置に設定され、左右の画像のズレ量はあまり大きくな
い。つまり、従来例では注目する患部K等の領域に対
し、周辺側の画像のゴーストが非常に目立って、術者を
疲労させる画像となる場合がある。このため、この実施
例では上記不具合を改善する疲労軽減回路を設けた。
【0068】この第6実施例の立体内視鏡撮像装置は例
えば図1における立体視用プロセッサ4の代わりに図1
1に示す立体視用プロセッサ81を用いて構成される。
従って、図11では示していない構成要素に対しては図
1の符号を用いて説明する。2つのCCD31a,31
bは図1の場合と同様に共通のドライバ32で駆動され
る。
えば図1における立体視用プロセッサ4の代わりに図1
1に示す立体視用プロセッサ81を用いて構成される。
従って、図11では示していない構成要素に対しては図
1の符号を用いて説明する。2つのCCD31a,31
bは図1の場合と同様に共通のドライバ32で駆動され
る。
【0069】CCD31aの出力信号は図11に示すプ
リアンプ82aで増幅された後、AGC回路83a、W
B回路84a、γ補正回路85aを通した後、A/Dコ
ンバータ86aにより、デジタルの映像信号に変換され
る。このデジタルの映像信号は疲労軽減回路87aに入
力され、例えば図12(a)に示すように3つの表示領
域Da,Db,Dcに表示される画像に対して重み付け
処理する。
リアンプ82aで増幅された後、AGC回路83a、W
B回路84a、γ補正回路85aを通した後、A/Dコ
ンバータ86aにより、デジタルの映像信号に変換され
る。このデジタルの映像信号は疲労軽減回路87aに入
力され、例えば図12(a)に示すように3つの表示領
域Da,Db,Dcに表示される画像に対して重み付け
処理する。
【0070】この疲労軽減回路87aを通した信号はD
/Aコンバータ88aにより、アナログの映像信号に変
換された後、エンコーダ89aにより、標準的な映像信
号に変換されて倍速変換ユニット5側に出力される。C
CD31bに対する信号処理を行うプロセス回路80b
も同様な構成であり、符号aの代わりに符号bを付けて
その説明を省略する。なお、この実施例では疲労軽減回
路87a、87bにはそれぞれA/Dコンバータ86
b,86aの出力信号も入力される。
/Aコンバータ88aにより、アナログの映像信号に変
換された後、エンコーダ89aにより、標準的な映像信
号に変換されて倍速変換ユニット5側に出力される。C
CD31bに対する信号処理を行うプロセス回路80b
も同様な構成であり、符号aの代わりに符号bを付けて
その説明を省略する。なお、この実施例では疲労軽減回
路87a、87bにはそれぞれA/Dコンバータ86
b,86aの出力信号も入力される。
【0071】この実施例では疲労軽減回路87a、87
bにより、図12(a)における1点鎖線で示す中央の
第1領域Dcでは図7(a)或いは図7(b)の実線の
特性のような信号処理を行う。
bにより、図12(a)における1点鎖線で示す中央の
第1領域Dcでは図7(a)或いは図7(b)の実線の
特性のような信号処理を行う。
【0072】また、図12(a)における1点鎖線と2
点鎖線で囲まれる第2領域Dbでは左右の画像で平均化
する信号処理を行う(つまり、左右の画像とも同じ画像
にする)。また、図12(a)における2点鎖線の外側
の周辺領域となる第3領域Daではそれぞれ左或いは右
の画像の一方のみを出力する信号処理を行う(例えば右
の画像のみ出力する)。
点鎖線で囲まれる第2領域Dbでは左右の画像で平均化
する信号処理を行う(つまり、左右の画像とも同じ画像
にする)。また、図12(a)における2点鎖線の外側
の周辺領域となる第3領域Daではそれぞれ左或いは右
の画像の一方のみを出力する信号処理を行う(例えば右
の画像のみ出力する)。
【0073】このように注目する画像領域に対して周辺
側の画像領域での画像を左右の画像の一方と同じ画像に
設定しているので、近点となる輝度の高い画像であって
も、液晶シャッタによる不完全な遮光時における漏れ光
があっても、その漏れ光による画像は透過時の画像と一
致するので、ゴーストとは作用しない(ゴーストして認
識されない)。従って、近点のゴーストを軽減でき、術
者の疲労を軽減できる効果がある。
側の画像領域での画像を左右の画像の一方と同じ画像に
設定しているので、近点となる輝度の高い画像であって
も、液晶シャッタによる不完全な遮光時における漏れ光
があっても、その漏れ光による画像は透過時の画像と一
致するので、ゴーストとは作用しない(ゴーストして認
識されない)。従って、近点のゴーストを軽減でき、術
者の疲労を軽減できる効果がある。
【0074】なお、疲労軽減回路87a,87bの処理
内容としては上記の信号処理に限定されるものでなく、
表示領域に応じて処理内容を変更することにより、注目
する部分を観察の際に目立つような処理を行う表示領域
に設定し、関心のない部分が目立たないとかゴーストが
発生しないようにしても良い。
内容としては上記の信号処理に限定されるものでなく、
表示領域に応じて処理内容を変更することにより、注目
する部分を観察の際に目立つような処理を行う表示領域
に設定し、関心のない部分が目立たないとかゴーストが
発生しないようにしても良い。
【0075】図13は第6実施例の変形例における疲労
軽減回路による入出力特性を示す。この変形例ではクリ
ップレベルを例えば図12(a)に示すように3つの表
示領域Da,Db,Dcに対して異なる値に設定し、検
査対象範囲の画像を見やすい状態で観察できるようにし
ている。つまり、中央領域の画像に対しては高い輝度レ
ベルまでそのまま通すクリップレベルとし、その外側で
はクリップするレベルを下げ、さらにその外側の周辺側
の第3領域Daではさらにクリップするレベルを下げ、
ゴーストの発生を防止するようにしている。
軽減回路による入出力特性を示す。この変形例ではクリ
ップレベルを例えば図12(a)に示すように3つの表
示領域Da,Db,Dcに対して異なる値に設定し、検
査対象範囲の画像を見やすい状態で観察できるようにし
ている。つまり、中央領域の画像に対しては高い輝度レ
ベルまでそのまま通すクリップレベルとし、その外側で
はクリップするレベルを下げ、さらにその外側の周辺側
の第3領域Daではさらにクリップするレベルを下げ、
ゴーストの発生を防止するようにしている。
【0076】この変形例の作用及び効果は第6実施例と
概略同様になる。なお、第6実施例において、周辺領域
での画像の輝度レベルを低減化する信号処理を合わせて
行うようにしても良い。
概略同様になる。なお、第6実施例において、周辺領域
での画像の輝度レベルを低減化する信号処理を合わせて
行うようにしても良い。
【0077】この他に疲労軽減回路の処理内容として、
表示手段に表示される画像領域に応じて、処理内容を変
える。この場合、例えば中央領域から周辺領域側に輝度
レベルの重み付けを単調減少等の関数形(線形或いは非
線形で)で変えたりするようにしても良い。
表示手段に表示される画像領域に応じて、処理内容を変
える。この場合、例えば中央領域から周辺領域側に輝度
レベルの重み付けを単調減少等の関数形(線形或いは非
線形で)で変えたりするようにしても良い。
【0078】次に本発明の第7実施例を説明する。この
第7実施例は視差角を検出して、視差角に応じて輪郭強
調レベルを変えるものである。
第7実施例は視差角を検出して、視差角に応じて輪郭強
調レベルを変えるものである。
【0079】図14に示す第7実施例の立体内視鏡撮像
装置91は、左用及び右用TVカメラヘッド装着式内視
鏡(以下、左用或いは右用ヘッド装着内視鏡或いは単に
ヘッド装着内視鏡と略記)92a,92bと、両ヘッド
装着内視鏡92a,92bの照明光伝送手段に照明光を
供給する光源装置93と、ヘッド装着内視鏡92a,9
2bの各撮像手段に対する信号処理を行う立体視用プロ
セッサ94と、この立体視用プロセッサ94から出力さ
れる2つの映像信号を倍速変換処理する倍速変換ユニッ
ト95と、倍速変換ユニット95から出力される映像信
号を倍速表示する倍速TVモニタ96と、この倍速TV
モニタ96に倍速で表示される左右の画像を時分割方式
で立体視するための液晶シャッタメガネ97と、液晶シ
ャッタメガネ97によって時分割方式で立体視する場合
に、切換えを行うタイミング信号を赤外線で送る赤外線
発光部98とを有する。
装置91は、左用及び右用TVカメラヘッド装着式内視
鏡(以下、左用或いは右用ヘッド装着内視鏡或いは単に
ヘッド装着内視鏡と略記)92a,92bと、両ヘッド
装着内視鏡92a,92bの照明光伝送手段に照明光を
供給する光源装置93と、ヘッド装着内視鏡92a,9
2bの各撮像手段に対する信号処理を行う立体視用プロ
セッサ94と、この立体視用プロセッサ94から出力さ
れる2つの映像信号を倍速変換処理する倍速変換ユニッ
ト95と、倍速変換ユニット95から出力される映像信
号を倍速表示する倍速TVモニタ96と、この倍速TV
モニタ96に倍速で表示される左右の画像を時分割方式
で立体視するための液晶シャッタメガネ97と、液晶シ
ャッタメガネ97によって時分割方式で立体視する場合
に、切換えを行うタイミング信号を赤外線で送る赤外線
発光部98とを有する。
【0080】ヘッド装着内視鏡92aは、単眼による観
察機能を備えた硬性内視鏡101aと、この硬性内視鏡
101aに着脱自在で装着され、図示しないCCDを撮
像手段として内蔵したTVカメラヘッド102aとを有
し、このTVカメラヘッド102aから延出される信号
ケーブル103aの末端のコネクタ104aを立体視用
プロセッサ94に着脱自在で接続できる。
察機能を備えた硬性内視鏡101aと、この硬性内視鏡
101aに着脱自在で装着され、図示しないCCDを撮
像手段として内蔵したTVカメラヘッド102aとを有
し、このTVカメラヘッド102aから延出される信号
ケーブル103aの末端のコネクタ104aを立体視用
プロセッサ94に着脱自在で接続できる。
【0081】硬性内視鏡101aは硬性の挿入部105
aと、この挿入部105aの後端に設けた把持部106
aと、この把持部106aの後端に設けた接眼部107
aとを有する。また、把持部106aのライトガイド口
金はライトガイドケーブル108aを介して光源装置9
3に接続される。ヘッド装着内視鏡92bもヘッド装着
内視鏡92aと同様の構成であり、符号aの代わりに符
号bを付けてその説明を省略する。
aと、この挿入部105aの後端に設けた把持部106
aと、この把持部106aの後端に設けた接眼部107
aとを有する。また、把持部106aのライトガイド口
金はライトガイドケーブル108aを介して光源装置9
3に接続される。ヘッド装着内視鏡92bもヘッド装着
内視鏡92aと同様の構成であり、符号aの代わりに符
号bを付けてその説明を省略する。
【0082】この実施例では一方のヘッド装着内視鏡9
2aは、挿入部105aの軸方向を回動して視野方向を
変更する機構を設けてないが、他方のヘッド装着内視鏡
92bには挿入部105bの軸方向を回動して視野方向
を変更する機構が設けてある。
2aは、挿入部105aの軸方向を回動して視野方向を
変更する機構を設けてないが、他方のヘッド装着内視鏡
92bには挿入部105bの軸方向を回動して視野方向
を変更する機構が設けてある。
【0083】つまり、ヘッド装着内視鏡92bの例えば
把持部106bには図15に示すように傘歯車状のピニ
オン111に噛合して、矢印で示すように円弧状に移動
自在の傘歯車状の凹凸が形成されたラック112に取り
付けられている。このラック112を円弧方向に手動で
移動することにより、挿入部105bの軸方向が回動的
に変更され、挿入部105bの軸方向と平行な視野方向
を変更できるようにしている。
把持部106bには図15に示すように傘歯車状のピニ
オン111に噛合して、矢印で示すように円弧状に移動
自在の傘歯車状の凹凸が形成されたラック112に取り
付けられている。このラック112を円弧方向に手動で
移動することにより、挿入部105bの軸方向が回動的
に変更され、挿入部105bの軸方向と平行な視野方向
を変更できるようにしている。
【0084】このラック112による視野方向の変更量
はラック112に噛合するピニオン111の軸113の
回転量となり、この回転量(回転角)は図16に示す回
転角検出器114で検出される。この場合、挿入部10
5bがヘッド装着内視鏡92aの挿入部105aと平行
な状態での角度をゼロとする初期設定により、両ヘッド
装着内視鏡92a,92bの視差角θ(図14参照)に
対応した角度を検出することができる。
はラック112に噛合するピニオン111の軸113の
回転量となり、この回転量(回転角)は図16に示す回
転角検出器114で検出される。この場合、挿入部10
5bがヘッド装着内視鏡92aの挿入部105aと平行
な状態での角度をゼロとする初期設定により、両ヘッド
装着内視鏡92a,92bの視差角θ(図14参照)に
対応した角度を検出することができる。
【0085】図16に示す回転角検出器114は、回転
軸113に回転角検出用の円形の検出板116を取り付
け、この検出板116には例えば白と黒のラインが放射
状に形成され、且つ回転方向(周方向)には白と黒のラ
インの繰り返しが粗密に形成されている。
軸113に回転角検出用の円形の検出板116を取り付
け、この検出板116には例えば白と黒のラインが放射
状に形成され、且つ回転方向(周方向)には白と黒のラ
インの繰り返しが粗密に形成されている。
【0086】この検出板116にはランプなどの光源1
17の光がレンズ118を介して照射され、検出板11
6での反射光をレンズ119を介して例えばCCDライ
ンセンサ120で検出することにより、照射位置での白
と黒のラインの繰り返しの間隔(粗密の間隔)を検出す
るようにしている。
17の光がレンズ118を介して照射され、検出板11
6での反射光をレンズ119を介して例えばCCDライ
ンセンサ120で検出することにより、照射位置での白
と黒のラインの繰り返しの間隔(粗密の間隔)を検出す
るようにしている。
【0087】このCCDラインセンサ120の出力はV
/F変換器121に入力され、粗密の間隔に対応する信
号出力から周波数変化の信号に変換され、倍速変換ユニ
ット95に出力される。
/F変換器121に入力され、粗密の間隔に対応する信
号出力から周波数変化の信号に変換され、倍速変換ユニ
ット95に出力される。
【0088】ヘッド装着内視鏡92a,92bにそれぞ
れ内蔵されたCCDに対する信号処理を行う立体視用プ
ロセッサ94の構成は図2の立体視用プロセッサ4にお
いて、プロセス回路33a,33bにおけるγ補正回路
38a,38bの設定値を通常の設定値(つまりγ=
0.45)に設定するもの(それぞれプロセス回路33
a′,33b′と記す)と同様の構成である。各CCD
は共通のドライバ32で駆動され、各CCDの出力信号
はプロセス回路33a′,33b′により左右の映像信
号L,Rに変換されて倍速変換ユニット95に入力され
る。
れ内蔵されたCCDに対する信号処理を行う立体視用プ
ロセッサ94の構成は図2の立体視用プロセッサ4にお
いて、プロセス回路33a,33bにおけるγ補正回路
38a,38bの設定値を通常の設定値(つまりγ=
0.45)に設定するもの(それぞれプロセス回路33
a′,33b′と記す)と同様の構成である。各CCD
は共通のドライバ32で駆動され、各CCDの出力信号
はプロセス回路33a′,33b′により左右の映像信
号L,Rに変換されて倍速変換ユニット95に入力され
る。
【0089】図17に示すように倍速変換ユニット95
では、立体視用プロセッサ94から出力される左右の映
像信号L,Rは倍速変換部123に入力され、倍速の映
像信号に変換して加算器124に出力する。また、この
倍速変換部123における輝度信号は輪郭強調回路12
5に入力され、この輪郭強調回路125によって輪郭を
強調する輪郭強調信号を生成し、この輪郭強調信号は乗
算器126に入力される。
では、立体視用プロセッサ94から出力される左右の映
像信号L,Rは倍速変換部123に入力され、倍速の映
像信号に変換して加算器124に出力する。また、この
倍速変換部123における輝度信号は輪郭強調回路12
5に入力され、この輪郭強調回路125によって輪郭を
強調する輪郭強調信号を生成し、この輪郭強調信号は乗
算器126に入力される。
【0090】この乗算器126には上記V/F変換器1
21からの出力信号も入力され、このV/F変換器12
1の出力信号と輪郭強調信号とを乗算した輪郭強調信号
を生成し、V/F変換器121の出力信号で輪郭強調量
が変化(制御)された輪郭強調信号が加算器124に入
力される。
21からの出力信号も入力され、このV/F変換器12
1の出力信号と輪郭強調信号とを乗算した輪郭強調信号
を生成し、V/F変換器121の出力信号で輪郭強調量
が変化(制御)された輪郭強調信号が加算器124に入
力される。
【0091】そして、この加算器124に入力される倍
速変換部123からの倍速の映像信号は視差角に応じて
輪郭強調量が制御されたものとなり、アンプ127で増
幅された後、倍速TVモニタ96に出力される。倍速変
換部123に接続されたタイミング信号生成部128は
タイミング信号を生成し、赤外線発光部98に出力す
る。
速変換部123からの倍速の映像信号は視差角に応じて
輪郭強調量が制御されたものとなり、アンプ127で増
幅された後、倍速TVモニタ96に出力される。倍速変
換部123に接続されたタイミング信号生成部128は
タイミング信号を生成し、赤外線発光部98に出力す
る。
【0092】この実施例によれば立体視する場合の視差
角を変更して立体視することが可能であると共に、可変
設定した視差角に応じて輪郭強調量を自動的に設定でき
る。従って、予め、視差角に応じて適切な輪郭強調量と
なるような関係に設定すれば、それ以降は常時視差角に
応じて適切な輪郭強調量に自動的に設定して観察するこ
とができる。
角を変更して立体視することが可能であると共に、可変
設定した視差角に応じて輪郭強調量を自動的に設定でき
る。従って、予め、視差角に応じて適切な輪郭強調量と
なるような関係に設定すれば、それ以降は常時視差角に
応じて適切な輪郭強調量に自動的に設定して観察するこ
とができる。
【0093】なお、回転角検出器114の出力で輪郭強
調回路125の輪郭強調量を制御する構成にしても良
い。また、他の実施例、例えば第1実施例の機能を合わ
せ持つ構成にしても良い。
調回路125の輪郭強調量を制御する構成にしても良
い。また、他の実施例、例えば第1実施例の機能を合わ
せ持つ構成にしても良い。
【0094】上記第7実施例では倍速変換ユニット95
において、視差角に応じて輪郭強調量を可変制御した
が、倍速変換ユニット95でこのような処理を行うので
なく立体視用プロセッサ94側で同様の処理を行うよう
な変形例の構成にすることができる。この場合には各プ
ロセス回路33a′,33b′において図17に示すよ
うに、加算器124、輪郭強調回路125、乗算器12
6、アンプ127をそれぞれ設けるようにすれば良い。
次に本発明の第8実施例を説明する。この実施例は立体
観察する場合、一般に術者(観察者)の関心領域が表示
面の中央に設定されることに注目し、中央部ほど輪郭強
調量を(周辺側よりも)大きくするようにしたものであ
る。
において、視差角に応じて輪郭強調量を可変制御した
が、倍速変換ユニット95でこのような処理を行うので
なく立体視用プロセッサ94側で同様の処理を行うよう
な変形例の構成にすることができる。この場合には各プ
ロセス回路33a′,33b′において図17に示すよ
うに、加算器124、輪郭強調回路125、乗算器12
6、アンプ127をそれぞれ設けるようにすれば良い。
次に本発明の第8実施例を説明する。この実施例は立体
観察する場合、一般に術者(観察者)の関心領域が表示
面の中央に設定されることに注目し、中央部ほど輪郭強
調量を(周辺側よりも)大きくするようにしたものであ
る。
【0095】この第8実施例は例えば第1実施例におけ
る立体視用プロセッサ4の各プロセス回路33a,33
bを図18に示す構成のプロセス回路131にした装置
である。
る立体視用プロセッサ4の各プロセス回路33a,33
bを図18に示す構成のプロセス回路131にした装置
である。
【0096】CCD出力信号は信号処理回路132に入
力され、標準的な映像信号に変換され、加算器133に
入力される。また、信号処理回路132の輝度信号は輪
郭強調回路134に入力され、この輪郭強調回路134
によって輪郭を強調する輪郭強調信号を生成し、この輪
郭強調信号は乗算器135に入力される。
力され、標準的な映像信号に変換され、加算器133に
入力される。また、信号処理回路132の輝度信号は輪
郭強調回路134に入力され、この輪郭強調回路134
によって輪郭を強調する輪郭強調信号を生成し、この輪
郭強調信号は乗算器135に入力される。
【0097】一方、水平同期信号及び垂直同期信号は、
水平パラボラ回路136及び垂直パラボラ回路137に
それぞれ入力され、水平方向及び垂直方向にそれぞれパ
ラボラを有する水平及び垂直パラボラ信号を生成する。
図19は例えば水平パラボラ信号を示し、水平方向にお
いて中央部で最も信号レベルが大きく、その両側ではパ
ラボラ状にレベルが小さくなる波形である。垂直パラボ
ラ信号は垂直方向に同様にパラボラ状になる信号であ
る。
水平パラボラ回路136及び垂直パラボラ回路137に
それぞれ入力され、水平方向及び垂直方向にそれぞれパ
ラボラを有する水平及び垂直パラボラ信号を生成する。
図19は例えば水平パラボラ信号を示し、水平方向にお
いて中央部で最も信号レベルが大きく、その両側ではパ
ラボラ状にレベルが小さくなる波形である。垂直パラボ
ラ信号は垂直方向に同様にパラボラ状になる信号であ
る。
【0098】水平及び垂直パラボラ信号は加算器138
で加算された後、乗算器135に入力される。そしてこ
の乗算器135によりバラボラ信号で輪郭強調量が変化
(制御)された輪郭強調信号が加算器133に入力され
る。そして、この加算器133に入力される映像信号は
パラボラ波形に応じて輪郭強調量が制御されたものとな
り、アンプ139で増幅された後、倍速変換ユニット側
に出力される。
で加算された後、乗算器135に入力される。そしてこ
の乗算器135によりバラボラ信号で輪郭強調量が変化
(制御)された輪郭強調信号が加算器133に入力され
る。そして、この加算器133に入力される映像信号は
パラボラ波形に応じて輪郭強調量が制御されたものとな
り、アンプ139で増幅された後、倍速変換ユニット側
に出力される。
【0099】この構成によれば、一般的に関心領域に設
定される中央領域の画像の輪郭強調量が高く設定され、
周辺側では低く設定されるので、患部などの注目する部
分をを中央に設定することにより、輪郭強調により患部
等の輪郭がはっきりした立体画像が得られ、診断或いは
処理が容易になる。つまり、患部等の輪郭がはっきりし
た立体画像であり、大変見やすい立体画像を提供可能と
なる。
定される中央領域の画像の輪郭強調量が高く設定され、
周辺側では低く設定されるので、患部などの注目する部
分をを中央に設定することにより、輪郭強調により患部
等の輪郭がはっきりした立体画像が得られ、診断或いは
処理が容易になる。つまり、患部等の輪郭がはっきりし
た立体画像であり、大変見やすい立体画像を提供可能と
なる。
【0100】なお、光学式の立体使用内視鏡にTVカメ
ラを装着したものの代わりに立体電子内視鏡を使用して
も良い。また、上述した各実施例などを部分的に組み合
わせて異なる実施例等を構成することもでき、それらも
本発明に属する。
ラを装着したものの代わりに立体電子内視鏡を使用して
も良い。また、上述した各実施例などを部分的に組み合
わせて異なる実施例等を構成することもでき、それらも
本発明に属する。
【0101】[付記] (1)前記セットアップ変更手段はさらに前記表示手段
に表示される画像における明るい画像部分の輝度輝度を
抑圧する請求項1記載の立体内視鏡撮像装置。 (2)被写体を左右に視差のある撮像手段を用いて得ら
れた複数の画像を表示手段に表示し、立体観察する立体
内視鏡撮像装置に於いて、表示された左右の画像の表示
領域により、処理内容を変更する手段を設けた立体内視
鏡撮像装置。表示領域に応じて処理内容を変更すること
により、注目する部分を観察の際に目立つような処理を
行う表示領域に設定し、関心のない部分が目立たないと
かゴーストが発生しないようにできる。
に表示される画像における明るい画像部分の輝度輝度を
抑圧する請求項1記載の立体内視鏡撮像装置。 (2)被写体を左右に視差のある撮像手段を用いて得ら
れた複数の画像を表示手段に表示し、立体観察する立体
内視鏡撮像装置に於いて、表示された左右の画像の表示
領域により、処理内容を変更する手段を設けた立体内視
鏡撮像装置。表示領域に応じて処理内容を変更すること
により、注目する部分を観察の際に目立つような処理を
行う表示領域に設定し、関心のない部分が目立たないと
かゴーストが発生しないようにできる。
【0102】(3)被写体を左右に視差のある撮像手段
を用いて得られた複数の画像を表示手段に表示し、立体
観察する立体内視鏡撮像装置に於いて、前記視差角に対
応して画像信号の輪郭強調レベルを変化させる輪郭強調
レベル変化手段を設けた立体内視鏡撮像装置。視差角に
応じて自動的に輪郭強調量を可変設定できる。
を用いて得られた複数の画像を表示手段に表示し、立体
観察する立体内視鏡撮像装置に於いて、前記視差角に対
応して画像信号の輪郭強調レベルを変化させる輪郭強調
レベル変化手段を設けた立体内視鏡撮像装置。視差角に
応じて自動的に輪郭強調量を可変設定できる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
写体を左右方向に視差を有する撮像手段を用いて撮像し
た画像を表示手段に表示し、液晶シャッタを介して立体
観察する立体内視鏡撮像装置に於いて、表示手段に表示
される画像における暗い部分の輝度を増大して液晶シャ
ッタを介して立体観察する画像に対する視認性を向上す
るための画像輝度レベルのセットアップ変更手段を設け
ているので、ゴーストが目立つのを軽減して、患部等を
識別できる立体観察に適した画像が得られる。
写体を左右方向に視差を有する撮像手段を用いて撮像し
た画像を表示手段に表示し、液晶シャッタを介して立体
観察する立体内視鏡撮像装置に於いて、表示手段に表示
される画像における暗い部分の輝度を増大して液晶シャ
ッタを介して立体観察する画像に対する視認性を向上す
るための画像輝度レベルのセットアップ変更手段を設け
ているので、ゴーストが目立つのを軽減して、患部等を
識別できる立体観察に適した画像が得られる。
【図1】本発明の第1実施例の立体内視鏡撮像装置の全
体構成図。
体構成図。
【図2】立体視用プロセッサの構成を示すブロック図。
【図3】γ補正回路で設定される画像の入出力特性を示
す特性図。
す特性図。
【図4】本発明の第2実施例におけるγ補正回路で設定
される画像の入出力特性を示す特性図。
される画像の入出力特性を示す特性図。
【図5】本発明の第3実施例の立体内視鏡撮像装置の全
体構成図。
体構成図。
【図6】立体視用プロセッサの構成を示すブロック図。
【図7】γ補正回路で設定される画像の入出力特性を示
す特性図。
す特性図。
【図8】本発明の第4実施例の立体内視鏡撮像装置の全
体構成図。
体構成図。
【図9】第4実施例の変形例における倍速変換ユニット
の構成を示すブロック図。
の構成を示すブロック図。
【図10】本発明の第5実施例における主要部の構成
図。
図。
【図11】本発明の第6実施例における立体視用プロセ
ッサの構成を示すブロック図。
ッサの構成を示すブロック図。
【図12】疲労軽減回路を経て表示される画像の説明
図。
図。
【図13】第6実施例の変形例における疲労軽減回路に
よる入出力特性を示す図。
よる入出力特性を示す図。
【図14】本発明の第7実施例の立体内視鏡撮像装置の
全体構成図。
全体構成図。
【図15】視野方向の変更手段を示す平面図。
【図16】角度検出器の構成図。
【図17】倍速変換ユニットの構成を示すブロック図。
【図18】本発明の第8実施例におけるプロセス回路の
構成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
【図19】水平パラボラ信号の波形を示す図。
【図20】従来例の立体内視鏡撮像装置の全体構成図。
1…立体内視鏡撮像装置 2…ヘッド装着立体内視鏡 3…光源装置 4…立体視用プロセッサ 5…倍速変換ユニット 6…倍速TVモニタ 7…液晶シャッタメガネ 8…赤外線発光部 11…立体内視鏡 12…TVカメラヘッド 16…挿入部 25a,25b…対物レンズ 31a,31b…CCD 32…ドライバ 33a,33b…プロセス回路 38a,38b…γ補正回路 40…切換スイッチ 55…セットアップ変更回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望田 明彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大野 渉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 舩橋 一郎 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 安久井 伸章 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 上原 政夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小柳 秀樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 被写体を左右方向に視差を有する撮像手
段を用いて撮像した画像を表示手段に表示し、液晶シャ
ッタを介して立体観察する立体内視鏡撮像装置に於い
て、 表示手段に表示される画像における暗い部分の輝度を増
大して液晶シャッタを介して立体観察する画像に対する
視認性を向上するための画像輝度レベルのセットアップ
変更手段を設けたことを特徴とする立体内視鏡撮像装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6212873A JPH0876027A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 立体内視鏡撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6212873A JPH0876027A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 立体内視鏡撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0876027A true JPH0876027A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16629688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6212873A Withdrawn JPH0876027A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 立体内視鏡撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0876027A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-09-06 JP JP6212873A patent/JPH0876027A/ja not_active Withdrawn
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |