JPH087588Y2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH087588Y2
JPH087588Y2 JP12597890U JP12597890U JPH087588Y2 JP H087588 Y2 JPH087588 Y2 JP H087588Y2 JP 12597890 U JP12597890 U JP 12597890U JP 12597890 U JP12597890 U JP 12597890U JP H087588 Y2 JPH087588 Y2 JP H087588Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
shutter
cassette
tape cassette
erasure prevention
erroneous erasure
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP12597890U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0481280U (ja
Inventor
重泰 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0481280U publication Critical patent/JPH0481280U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はテープカセットの背面に設けられる誤消去防
止爪の改良に関する。
(従来の技術) 第11図は従来の小型テープカセットの斜視図であり、
このテープカセット100の背面101には、誤消去防止爪10
2が形成されていて、テープ利用者は録画後に、誤消去
防止爪102を折曲げ、取除くことで、ここに誤消去防止
孔103をつくる。この後はカセットデッキ(図示せず)
側の検知爪がこの誤消去防止孔103を検知して、再録画
できぬようにしている。
(考案が解決しようとする課題) 従って、再録画を望む場合には、誤消去防止孔103を
糊付きテープ等で塞ぐ必要がある。
テープ等の貼付けと剥離を繰返すことは、手近に糊付
きテープ等が無い場合もあり、また作業が面倒である。
更に、テープの糊が残留して外観を損ねるなどの不都合
がある。また、誤消去防止爪102を折曲げて取除くと、
この開口からごみなどが侵入し、内部の磁気テープなど
を汚す恐れもある。
よって、誤消去防止爪の改良が求められている。
(課題を解決するための手段) 上記要求に応えるべく本考案は、下ハーフのテープカ
セット背面側に設けた誤消去防止孔に、スライド自在で
開閉自在のシャッタを取付け、前記シャッタに複数の被
係止部を設け、前記複数の被係止部に対応する複数の係
止部を前記下ハーフに一体的に形成してなり、前記シャ
ッタの開放限/閉止限位置で前記被係止部がそれぞれの
係止部に噛合するように構成したテープカセットにおい
て、前記シャッタに、前記誤消去防止孔と前記上ハーフ
とにより形成される隙間を塞ぐマスク部材を、前記誤消
去防止孔を覆うシャッタ本体の前記隙間側に、前記シャ
ッタのスライド方向に舌状に延出形成する。
(作用) 録画する時には、シャッタを閉じ、その閉止限位置で
シャッタの被係止部をカセット下ハーフの係止部に噛み
合せる。
又、録画を望まぬ時には、シャッタを開け、その開放
限位置でシャッタの被係止部をカセット下ハーフの係止
部に噛み合せる。
このようにシャッタは開放限若しくは閉止限位置に確
実にセットされるので、振動や傾きによって移動するこ
とはない。
更に、シャッタが開放限若しくは閉止限位置にセット
された状態で、シャッタの一部であるマスク部材が上ハ
ーフと下ハーフとの間の隙間を塞ぐので、外部からのご
み等の侵入は防止できる。
(実施例) 本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に説明す
る。
第1図は本考案に係るテープカセットの斜視図であ
り、テープカセット1は、カセット下ハーフ2に磁気テ
ープや一対のテープリール(いずれも図示せず)を収納
し、カセット上ハーフ3を被せ、下ハーフ/上ハーフ2,
3をビス止めし、カセット上ハーフ3の前面にガードパ
ネル4を揺動可能に枢着してなした筐体であり、このテ
ープカセット1の背面1aに、誤消去防止孔5(凹部)を
設け、ここにシャッタ10を取付けたことに特徴がある。
なお、カセット上ハーフ3には貫通孔3a,3bがあけられ
ていて、これらの孔3a,3bに、カセット下ハーフ2から
起立したフック部材6,6の爪6a,6aが噛合している。この
噛合により上/下ハーフ2,3の位置合せが十分に正確に
なされる。
第2図はカセット下ハーフの要部斜視図であり、前記
誤消去防止孔5は、カセット下ハーフ2の背面2aに一定
寸法の凹部を形成したものであり、ここに誤消去防止装
置側の検知爪(図示せず)が入り込むと、録画モードに
ならず、前の記録は消される恐れはない。
凹状の誤消去防止孔5の左に前記フック部材6が起立
し、誤消去防止孔5の下面5aには案内溝5bが設けられ、
且つ誤消去防止孔5の上辺右部には突起部7が上方へ立
設されている。
第3図は第2図のIII矢視図であり、前記突起部7の
背面には図示する如く、立向き突条がシャッタ10の為の
係止部7a(「第1係止部7a」という)として形成され、
また、フック部材6の背面にも立向き突条がシャッタの
為の係止部6b(「第2係止部6b」という)として形成さ
れている。
第4図はシャッタの正面図、第5図は同平面図、第6
図は同左側面図及び第7図は第4図のVII-VII線断面図
である。
シャッタ10はプラスチック射出成形品であり、誤消去
防止孔5を覆うシャッタ本体10aの上部にS字状の鉤部
材11(第5図)が延出し、この鉤部材11が形成する第1
隙間C1は前記突起部7に嵌め合う寸法とされ、その途中
に第1被係止部12としての凹部が形成され、また、第2
隙間C2は前記フック部材6に嵌め合う寸法とされ、その
途中に第2被係止部13としての凹部が形成されている。
そして、上記鉤部材11から角柱状の第1マスク部材14
と第2マスク部材15とがシャッタ10のスライド方向に夫
々延設されている。これら第1・第2マスク部材14,15
はカセット下ハーフ2とカセット上ハーフ3との合せ部
分で且つ誤消去防止孔5付近に生ずる隙間(第12図
(a),(b)参照、上ハーフ3と誤消去防止孔5とに
より形成される隙間)を塞ぐべく準備されたものであ
る。即ち、第1・第2マスク部材14,15は、シャッタ本
体10aの隙間側に、シャッタ10のスライド方向に延出形
成される。
鉤部材11は、第7図に示す通りシャッタ本体10aから
張出した張出壁10bにより補強されているので折損の恐
れは少ない。
また、シャッタ本体10aの下面には第6図に示す通り
の突条10cが形成されている。
以上の構成からなるシャッタの取付手順とその作用を
次に説明する。
第8図はシャッタ組付図であり、カセット下ハーフの
誤消去防止孔5に矢印Aの如くシャッタ10を差込む。
次に、第9図(テープカセットの部分断面図)に示す
通り、カセット下ハーフ2にカセット上ハーフ3を被せ
る。カセット上ハーフ3の貫通孔3aにカセット下ハーフ
2からのフック部材の爪6aが噛合する。
シャッタ10は外面10dが略テープカセットの背面と面
一であり、図面上の上下左右方向の大きな動きは規制さ
れていて、図面表裏方向にのみ移動可能である。なお、
図中、16は指の爪を掛ける爪掛け溝である。
第10図(a),(b)は作用図であり、シャッタ10を
矢印B方向に強く移動すると、シャッタ10の第1被係止
部(凹部)12は突起部の第1係止部(凸部)7aに嵌合し
静止する。即ち、第10図(a)はシャッタ10が閉止状態
にあり、この時にはフック部材6、突起部7、カセット
下ハーフ2およびカセット上ハーフ3で囲われた隙間S
は、第2マスク部材15で良好に塞さがれる。第13図
(a)に、第1・第2マスク部材14,15を設けていない
シャッタ本体10aによるシャッタ閉止状態を示すが、こ
の図に示す隙間S1が第2マスク部材15により塞がれる。
そして、この状態で、検知爪17が矢印C向きに突出し
てくると、この検知爪17はシャッタ10に当るので、録音
可能となる。
次に、第10図(b)に示す通り、シャッタ10を矢印D
方向に強く移動すると、シャッタ10の第2被係止部(凹
部)13はフック部材6の第2係止部(凸部)6bに嵌合し
て静止する。この状態では検知爪17が深く進入するの
で、録音不可能となる。そして、シャッタ10が開放状態
にあっては、前記隙間Sは第1マスク部材14で良好に塞
がれている。第13図(b)に、第1・第2マスク部材1
4,15を設けていないシャッタ本体10aによるシャッタ開
放状態を示すが、この図に示す隙間S2が第1マスク部材
14により塞がれる。
このようにシャッタ10はその開放限/閉止限位置にお
いて被係止部12,13とカセット下ハーフ側の係止部6b,7a
が強く噛合することで、その位置を保ち、振動や揺動に
耐える。
更に、誤消去防止孔5に付随するカセット上・下ハー
フ2,3間の隙間Sは、第1・第2マスク部材14,15で良好
に塞がれているので、隙間Sからごみなどがテープカセ
ット1内に侵入する恐れはない。
尚、ごみ侵入を防止する効果は多少落ちるが、第1・
第2マスク部材14,15の内、どちらか一方のみを設けて
もよい。また、係止部6b,7aを凹部とし、被係止部12,13
を凸部としてもよい。
(考案の効果) 以上に述べた通り本考案は開閉自在なシャッタを誤消
去防止孔に付設したので、録画可能若しくは録画禁止状
態を任意にセットでき、その為に糊付きテープなど格別
な備品を要しない。
そして、本考案のシャッタはその開放限及び閉止限位
置で夫々ロックされるので、振動等でシャッタが移動す
る如き不都合はない。
更に、本考案のシャッタはマスク部材を備えているの
で、シャッタが開閉動作中、開放限及び閉止限位置にあ
っても、誤消去防止孔近傍の隙間をマスク部材で良好に
塞ぎ、ごみ等の侵入を防いで、磁気テープの保護を図
る。
もって、本考案はテープカセットの取扱性を大いに高
めるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るテープカセットの斜視図、第2図
はカセット下ハーフの要部斜視図、第3図は第2図のII
I矢視図、第4図はシャッタの正面図、第5図は同平面
図、第6図は同左側面図、第7図は第4図のVII-VII線
断面図、第8図はシャッタ組付図、第9図はテープカセ
ットの部分断面図、第10図(a),(b)は作用図、第
11図は従来の小型テープカセットの斜視図、第12図
(a),(b)は隙間を示す図、第13図(a),(b)
は第1・第2マスク部材14,15を設けていない場合のシ
ャッタ開閉状態を示す図である。 1……テープカセット、1a……背面、2……カセット下
ハーフ(下ハーフ)、3……カセット上ハーフ(上ハー
フ)、5……誤消去防止孔、6b……第2係止部、7a……
第1係止部、10……シャッタ、12……第1被係止部、13
……第2被係止部、14,15……マスク部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上ハーフと下ハーフとよりなるテープカセ
    ットであり、 前記下ハーフのテープカセット背面側に設けた誤消去防
    止孔に、スライド自在で開閉自在のシャッタを取付け、
    前記シャッタに複数の被係止部を設け、前記複数の被係
    止部に対応する複数の係止部を前記下ハーフに一体的に
    形成してなり、 前記シャッタの開放限/閉止限位置で前記被係止部がそ
    れぞれの係止部に噛合するように構成したテープカセッ
    トであって、 前記シャッタには、前記誤消去防止孔と前記上ハーフと
    により形成される隙間を塞ぐマスク部材が、前記誤消去
    防止孔を覆うシャッタ本体の前記隙間側に、前記シャッ
    タのスライド方向に舌状に延出形成されていることを特
    徴とするテープカセット。
JP12597890U 1990-11-27 1990-11-27 テープカセット Expired - Lifetime JPH087588Y2 (ja)

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JPH0481280U JPH0481280U (ja) 1992-07-15
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