JPH0874032A - 硬質炭素膜被覆部材及びその製造方法 - Google Patents

硬質炭素膜被覆部材及びその製造方法

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JPH0874032A
JPH0874032A JP21731994A JP21731994A JPH0874032A JP H0874032 A JPH0874032 A JP H0874032A JP 21731994 A JP21731994 A JP 21731994A JP 21731994 A JP21731994 A JP 21731994A JP H0874032 A JPH0874032 A JP H0874032A
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JP
Japan
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substrate
hard carbon
carbon film
film
mixed layer
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JP21731994A
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English (en)
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Osamu Imai
今井  修
Kiyoshi Ogata
潔 緒方
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】硬質炭素膜で被覆された、金属又はセラミック
よりなる部材であって、硬質炭素膜が部材基体上に極め
て密着性良好に被覆された硬質炭素膜被覆部材及びその
製造方法を提供する。 【構成】硬質炭素膜で被覆された、金属又はセラミック
よりなる部材であって、部材基体S表面部分に基体S及
び炭素からなる混合層S1が形成され、その外側に硬質
炭素膜S2が形成されたことを特徴とする硬質炭素膜被
覆部材及びその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学素子成形用等の
型、切削工具或いは各種の摺動部品といった耐摩耗性、
潤滑性、適度の摺動性、離型性等の1又は2以上が要求
される部材であって、その基体上に、これらの性能を向
上させるために硬質炭素膜が被覆されたもの、及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】耐摩耗性、潤滑性、他の部材との摺動
性、離型性等が要求される部材の材質には、このような
性質に優れた金属やセラミック等が採用される。また、
前記の諸性質を向上させるために、金属又はセラミック
よりなる部材基体を硬質炭素(C)膜で被覆することが
提案されている。
【0003】例えば、光学レンズを製造する際、一般に
光学ガラスを成形用型内で加熱プレスして表面が球面状
或いは略球面状のレンズに成形するが、加熱プレスする
場合はプレス後にガラスが成形用型から離れ難い。従っ
て該成形用型表面はガラスとの離型性が良いと同時に、
該成形用型上に表面層が形成されている場合は、該表面
層と成形用型基体との密着性が良いことが必要である。
この表面層の密着性は該成形用型の寿命を決定する重要
な因子の一つである。
【0004】前記の成形用型として離型性の良い硬質炭
素膜で被覆された金属又はセラミックよりなる型を用い
る場合、該硬質炭素膜は高硬度であり膜形成時に過大な
内部応力を発生するため該膜は該成形用型基体への密着
性が劣る。そこで前記成形用型基体と前記硬質炭素膜と
の間に、該基体に大きな接合強度を有し、かつ該硬質炭
素膜にも比較的密着性良好なシリコン(Si)又はチタ
ン(Ti)等の金属を含有する中間膜を形成することが
試みられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
光学素子成形用型基体上に被覆される硬質炭素膜のよう
に、離型性の向上を一つの目的として被覆される場合、
前記のシリコン、チタン等の金属を含有する中間膜を形
成する方法では、該硬質炭素膜の基体に対する十分な密
着性が得られない。
【0006】そこで本発明は、硬質炭素膜で被覆され
た、金属又はセラミックよりなる部材であって、該硬質
炭素膜が部材基体上に極めて密着性良好に被覆された硬
質炭素膜被覆部材及びその製造方法を提供することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記課題を解
決すべく研究を重ね、前記硬質炭素膜が金属又はセラミ
ックと、炭素との混合層上には密着性良好に形成される
ことを見出した。前記知見に基づき本発明は、硬質炭素
膜で被覆された、金属又はセラミックよりなる部材であ
って、該部材基体の表面部分に該基体材料及び炭素から
なる混合層が形成され、その外側に硬質炭素膜が形成さ
れたことを特徴とする硬質炭素膜被覆部材、及びその製
造方法であって、金属又はセラミックよりなる部材基体
上へ、炭素を蒸着すると同時又は交互に不活性ガスイオ
ンを該基体上に照射して、該基体の表面部分に該基体材
料及び炭素からなる混合層を形成し、さらに、該混合層
の外側に硬質炭素膜を形成することを特徴とする硬質炭
素膜被覆部材の製造方法を提供するものである。
【0008】ここで硬質炭素膜被覆部材とは硬質炭素膜
で被覆された光学素子(光学レンズ等)成形用型、各種
機械部品等である。前記膜厚は0.2〜1μm程度であ
ることが望ましく、1μmより大きいと膜自身の内部効
力により剥離が生じ易く、0.2μmより小さいと十分
な硬度が得られない。
【0009】前記硬質炭素膜被覆部材の製造に当たって
の前記炭素の部材基体への蒸着は、代表的にはグラファ
イト等の炭素元素含有物質を電子ビーム、レーザ、高周
波等により加熱して蒸着させる真空蒸着法や、グラファ
イト等の炭素元素含有物質をイオンビーム等によりスパ
ッタするスパッタ蒸着法により行われる。スパッタ蒸着
法により炭素元素含有物質を蒸着させる場合は、0.5
〜5.0keVの加速エネルギでイオン照射して該炭素
元素含有物質をスパッタすることが考えられる。
【0010】前記基体の製造に当たり、不活性ガスイオ
ン照射において用いるイオン源の方式は特に限定はな
く、例えば高周波型、カウフマン型、バケット型等のも
のが考えられる。前記イオン照射における不活性ガスイ
オンとしては、ヘリウム(He)イオン、ネオン(N
e)イオン、アルゴン(Ar)イオン、クリプトン(K
r)イオン、キセノン(Xe)イオン等を挙げることが
でき、また、これらのイオンを生成させるための原料ガ
スとしては、それぞれヘリウムガス、ネオンガス、アル
ゴンガス、クリプトンガス、キセノンガス等が用いられ
る。
【0011】前記不活性ガスイオン照射においてイオン
加速エネルギは2.0〜30.0keV程度とするのが
望ましく、2.0keVより小さいと、イオン照射によ
り蒸着炭素が基体内に注入されず、30.0keVより
大きいと、基体に与えるダメージが大きくなるので好ま
しくなく、何れにしても混合層を介しての硬質炭素膜と
基体との十分な密着力が得られない。
【0012】前記部材の製造方法において、混合層形成
時の基体材料/炭素組成比の制御は炭素蒸着量、イオン
種及び照射イオンの加速エネルギ等を適宜組み合わせる
ことにより行う。なお、基体に対する不活性ガスイオン
入射角度は、目的とする炭素混合層が得られる限り特に
限定されない。
【0013】前記混合層形成後の基体上への硬質炭素膜
の形成方法としては、抵抗等により適当な温度に加熱さ
れた該基体の混合層表面で炭素元素を含む原料ガスを熱
分解し、該分解生成物により該混合層上に膜形成する熱
CVD法、高周波電力印加により該原料ガスをプラズマ
化し、該プラズマの下で基体混合層上に膜形成するプラ
ズマCVD法、マイクロ波放電により該原料ガスをプラ
ズマ化し、該プラズマの下で該混合層上に膜形成するマ
イクロ波プラズマCVD法等が考えられる。
【0014】前記硬質炭素膜を形成させるために熱分解
又はプラズマ化される原料ガスとしては、メタン(CH
4 )、アセチレン(C2 2 )、ベンゼン(C6 6
等の炭化水素化合物を用いることができる。
【0015】
【作用】本発明による硬質炭素膜被覆部材は金属又はセ
ラミックよりなる部材基体の表面部分が炭素混合層とさ
れている。該炭素混合層と、その外側に形成された硬質
炭素膜とは膜構成成分として共に炭素を含むため、該両
者間の不整合が緩和されて、該硬質炭素膜に発生する内
部応力が抑制され、該硬質炭素膜は該混合層に密着性良
く被覆される。
【0016】また、本発明方法によると、まず金属又は
セラミックよりなる部材基体に炭素が蒸着されると同時
又は交互に不活性ガスイオンが照射される。これにより
炭素原子と不活性ガスイオンとが衝突して、炭素原子が
反跳して基体内に打ち込まれ、また基体構成原子が弾き
出され、該基体表面部分に炭素が混在する層が形成され
る。さらにその上に硬質炭素膜が形成される。
【0017】これにより形成される本発明の部材による
と、硬質炭素膜と金属又はセラミックよりなる部材基体
との密着性が極めて良い。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の1実施例の硬質炭素膜で被覆され
た金属製の光学素子成形用型S10の一部の拡大断面を
示し、図2は図1に示す型S10の製造に用いる成膜装
置の概略構成を示したものである。
【0019】図2に示す装置は真空容器1を備え、その
中に被成膜型基体Sを設置する基体ホルダを兼ねる電極
2が設けられている。電極2は通常接地電極とされてい
る。またこの上に設置される基体Sを成膜温度に加熱す
るヒータ2aを付設してある。なお、輻射熱で基体Sを
加熱するときはヒータ2aはホルダ2から分離される。
【0020】高周波電極3は、電極2との間に導入され
る成膜用ガスに高周波電力を印加してプラズマ化させる
ための電力印加電極で、図示の例ではマッチングボック
ス31を介して高周波電源32を接続してある。真空容
器1には、さらに排気装置4を配管接続してあるととも
に、成膜用原料ガスのガス供給部5を配管接続してあ
る。ガス供給部5には、1又は2以上のマスフローコン
トローラ511、512・・・・及び開閉弁521、5
22・・・・を介して接続された成膜用原料ガスのガス
源531、532・・・・が含まれる。
【0021】基体ホルダを兼ねる電極2に対向して電子
ビーム蒸発源6及びイオン源7が設置されている。イオ
ン源7は、そのイオンビーム照射孔をゲート弁71によ
り開閉できるようになっている。また、電極2付近には
膜厚モニタ8、ここでは水晶振動子式膜厚モニタ及びイ
オン電流測定器9、ここではファラデーカップが配置さ
れている。
【0022】この成膜装置によると、成膜対象型基体S
が真空容器1内の電極2上に設置され、該容器1内が排
気装置4の運転にて所定の真空度とされ、基体Sに対し
て蒸発源6から炭素含有物質6aが蒸着されると同時に
イオン源7から不活性ガスイオン7aが照射される。不
活性ガスイオンの照射エネルギは2.0〜30.0ke
V程度とするのが望ましい。炭素の蒸着量は膜厚モニタ
8によりモニタし、イオン照射量はイオン電流測定器9
によりモニタする。かくして、基体S表面に基体材料と
炭素との混合層が形成される。
【0023】次にイオン源7のゲート弁71が閉じら
れ、真空容器1内にガス供給部5から炭素元素を含有す
る成膜用ガスが導入される。また、高周波電極3にマッ
チングボックス31を介して電源32から高周波電力が
印加され、それによって導入されたガスがプラズマ化さ
れ、このプラズマの下で基体S表面部分の炭素混合層の
上に硬質炭素膜が形成される。
【0024】以上述べた成膜操作により、図1に示すよ
うに、型基体Sの表面部分に炭素が混在する層S1を有
し、その外側が硬質炭素膜S2で被覆された光学素子成
形用型S10が形成される。層S1の基体材料/炭素組
成比は、炭素蒸着量、イオン種及び照射イオンの加速エ
ネルギの条件を適宜組み合わせることで行う。
【0025】これにより得られる、表面部分に炭素混合
層S1を有し、その外側に硬質炭素膜S2が形成された
型S10は、層S1及び膜S2の両者に構成成分として
炭素が含まれることから、該両者間の密着性は良好なも
のとなり、ひいては膜S2と基体Sとの密着性が良好と
なる。なお、ここでは炭素含有物質の蒸着と不活性ガス
イオン照射及びプラズマによる成膜を同じ真空容器1内
で行っているが、それぞれ別の真空容器内で行ってもよ
い。
【0026】次に図2に示す成膜装置による本発明部材
の製造方法の具体例と、それによって得られる硬質炭素
膜で被覆された光学レンズ成形用型(金属)について説
明する。超硬基材からなり、中央部にレンズ成形用キャ
ビティ面を形成した基体Sを、基体ホルダを兼ねる電極
2上に設置した。
【0027】次いで容器1内を2×10-6Torr以下
の真空度とし、次いでグラファイト6aを電子ビーム蒸
発源6を用いて蒸気化し、基体S上に500Å厚さ相当
に蒸着させた。それと同時にイオン源7にArガスを容
器1内が2×10-5Torrになるまで導入し、イオン
化させ、該Arイオン7aを基体Sに向けて、該基体S
中心に立てた法線に対し0°の角度で、20keVの加
速エネルギで照射した。かくして基体S上に炭素混合層
S1を形成した。
【0028】次いで、イオン源7のゲート弁71を閉
じ、容器1内にガス供給部7よりメタン(CH4 )ガス
を導入するとともに容器1内を2×10-3Torrに調
整し、次いで高周波電源32により周波数13.56M
Hz、電力500Wの高周波電力を印加し、生じたプラ
ズマの下で表面に炭素混合層S1を有する基体Sの該層
S1上に硬質炭素膜S2を形成した。該膜S2の膜厚は
0.2〜1μmの範囲とした。
【0029】また比較例として前記のグラファイトの蒸
着及びArイオン照射を行わず、その他の条件は前記実
施例と同様にして基体S上に直接硬質炭素膜S2を形成
した。次に、実施例、比較例による各成形用型及び未処
理の型基体について表面硬度を測定した。また、実施例
及び比較例による成形用型について硬質炭素膜と型基体
との密着性をスクラッチ試験法により硬質炭素膜が剥離
する臨界荷重を測定することで評価した。
【0030】前記成膜及び表面硬度測定、密着性評価を
各例につき5回繰り返した結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】実施例による型の硬質炭素膜S2表面の硬
度は、軟質な炭素混合層S1を有するにもかかわらず、
炭素混合層を有しない比較例による型の硬質炭素膜表面
の硬度と同等であった。また、硬質炭素膜の型基体への
密着性は、実施例による型では比較例による型の2〜4
倍優れていた。
【0033】以上の結果から、金属基体Sの表面部分に
炭素混合層S1を形成しておくことにより、硬質炭素膜
S2表面の硬度を低下させることなく基体Sへの密着性
良好な硬質炭素膜S2を形成できることが分かる。以上
の実施例説明は光学素子成形用型とその製造方法に係る
ものであるが、本発明は光学素子成形用型以外の成形用
型、各種機械部品等にも適用できる。
【0034】
【発明の効果】本発明によると、硬質炭素膜で被覆され
た、金属又はセラミックよりなる部材であって、該硬質
炭素膜が部材基体上に極めて密着性良好に被覆された硬
質炭素膜被覆部材及びその製造方法を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例部材である光学素子成形用型
の一部の拡大断面図である。
【図2】図1に示す成形用型の製造に用いる成膜装置の
1例の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 真空容器 2 基体ホルダ兼接地電極 2a ヒータ 3 高周波電極 31 マッチングボックス 32 高周波電源 4 排気装置 5 成膜用ガス供給部 6 蒸発源 6a 蒸着物質 7 イオン源 7a 不活性ガスイオン 71 ゲート弁 8 膜厚モニタ 9 イオン電流測定器 S10 光学素子成形用型 S 型基体 S1 炭素混合層 S2 硬質炭素膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質炭素膜で被覆された、金属又はセラ
    ミックよりなる部材であって、該部材基体の表面部分に
    該基体材料及び炭素からなる混合層が形成され、その外
    側に硬質炭素膜が形成されたことを特徴とする硬質炭素
    膜被覆部材。
  2. 【請求項2】 金属又はセラミックよりなる部材基体上
    へ、炭素を蒸着すると同時又は交互に不活性ガスイオン
    を該基体上に照射して、該基体の表面部分に該基体材料
    及び炭素からなる混合層を形成し、さらに、該混合層の
    外側に硬質炭素膜を形成することを特徴とする硬質炭素
    膜被覆部材の製造方法。
JP21731994A 1994-09-12 1994-09-12 硬質炭素膜被覆部材及びその製造方法 Pending JPH0874032A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6136386A (en) * 1996-06-27 2000-10-24 Nissin Electric Co., Ltd. Method of coating polymer or glass objects with carbon films
US6893720B1 (en) 1997-06-27 2005-05-17 Nissin Electric Co., Ltd. Object coated with carbon film and method of manufacturing the same
US7887919B2 (en) 2006-04-27 2011-02-15 Kobe Steel, Ltd. Amorphous-carbon-based hard multilayer film and hard surface member having the film on surface

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6136386A (en) * 1996-06-27 2000-10-24 Nissin Electric Co., Ltd. Method of coating polymer or glass objects with carbon films
US6893720B1 (en) 1997-06-27 2005-05-17 Nissin Electric Co., Ltd. Object coated with carbon film and method of manufacturing the same
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