JPH0873892A - 抄紙用フェルト洗浄剤 - Google Patents
抄紙用フェルト洗浄剤Info
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- JPH0873892A JPH0873892A JP6238415A JP23841594A JPH0873892A JP H0873892 A JPH0873892 A JP H0873892A JP 6238415 A JP6238415 A JP 6238415A JP 23841594 A JP23841594 A JP 23841594A JP H0873892 A JPH0873892 A JP H0873892A
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Abstract
性剤を含有することを特徴とする抄紙用フェルト洗浄
剤。 【効果】本発明の抄紙用フェルト洗浄剤によれば、フェ
ルトに付着した汚垢を効率よく除去し、抄紙用フェルト
の良好な搾水性を保持させることができる。
Description
に関する。さらに詳しくは、本発明は、紙パルプ製造工
程において使用される抄紙用フェルトを清浄にし、均一
な搾水性を保持するのに用いる抄紙用フェルト洗浄剤に
関する。
乾燥等の工程から成る。この内で脱水工程に着目する
と、最初1重量%程度のパルプスラリーは、ワイヤーパ
ートにおいて、ワイヤー、フォイル、サクションボック
ス等により、約20重量%程度まで脱水されるが、なお
多くの水分を有している。そこで、乾燥工程に入る前
に、加圧された2つのロール間をフェルトとともに通過
させることにより、フェルトを介して機械的に搾水する
のが脱水工程の第一の目的である。脱水工程で脱水され
る水分の量は、直ちに乾燥工程における所要熱量、すな
わち乾燥するのに必要な蒸気コストに影響を与えるため
極めて重要である。フェルトに汚れが付着すると、湿紙
の搾水性が悪くなり、その結果として、脱水工程での紙
切れ、乾燥工程での蒸気使用量の増大、ドロー調整の増
大等の種々の問題が生じる。したがって、フェルトを常
に清浄な状態に維持することが、抄紙効率を高める上で
重要である。従来より、フェルトの汚れを効率的に除去
し、フェルトの使用寿命を長期化するために、フェルト
洗浄剤として種々の界面活性剤が使用されている。抄紙
用フェルト洗浄剤に使用されている従来公知の洗浄剤と
しては、例えば、ラウリルアルコール、オレイルアルコ
ール、ノニフェノール、オクチルフェノール、炭素数1
2〜14の第2級アルコール等のアルコールにエチレン
オキシドを付加した化合物で、その付加モル数が5〜2
0モルの化合物がよく使用されている。しかし、これら
従来の洗浄剤では、近年の添加薬品の種類の増加、古紙
パルプ使用量の増加、回収水使用率の増加に伴う、ピッ
チ類、残カーボン類等の複合粘着性汚染物質の洗浄が困
難となってきている。また、石油系有機溶剤および酸に
よる洗浄も行われているが、機械の腐食、フェルトの損
傷、取扱い上の危険性、さらには環境に与える影響を考
えると好ましくはない。
事情のもとで、フェルトに付着している種々の汚れに対
して強力な洗浄力を発揮し、フェルトの使用寿命を延ば
すことのできる洗浄剤を提供することを目的としてなさ
れたものである。
題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、テルペン炭化
水素およびテルペンアルコール等のテルペン化合物、ま
たは該テルペン化合物と界面活性剤とを併用することに
より、抄紙用フェルトに付着している種々の汚れに対し
て強力な洗浄力を発揮することを見いだし、この知見に
基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
は、(1)テルペン化合物を含有することを特徴とする
抄紙用フェルト洗浄剤、(2)テルペン化合物および界
面活性剤を含有することを特徴とする抄紙用フェルト洗
浄剤、(3)テルペン化合物と界面活性剤との重量比が
1:99〜99:1の割合となるような量で含有する第
(2)項記載の抄紙用フェルト洗浄剤、および、(4)界
面活性剤が、下記の一般式[1]〜[4]で示される非
イオン界面活性剤の群から選ばれる少なくとも1種であ
る第(2)項または第(3)記載の抄紙用フェルト洗浄剤、 RO(AO)nH …[1]
香族炭化水素基を表し、AOは、オキシエチレン基、オ
キシプロピレン基、オキシブチレン基から選ばれる少な
くとも1種のオキシアルキレン基を表し、これらの単独
付加体、あるいは2種以上の場合にはブロック付加体、
ランダム付加体のいずれを構成していてもよく、l+m
は1〜200であり、nは1〜200である。ただし、
一般式[1]のRが水素原子であるときは、nは5〜2
00である。)、を提供するものである。
C5H8の倍数の組成を有する炭化水素並びにそれらから
誘導される構造を有する含酸素化合物および不飽和度を
異にする化合物であって、主として植物の枝葉、根茎、
木皮、果実、蕾、樹脂等より水蒸気蒸留、抽出等により
分離されるものである。テルペン化合物には、C5H8の
倍数の異なるモノテルペン、セスキテルペン、ジテルペ
ン、トリテルペン、テトラテルペン等が、また、構造的
には環状テルペンおよび鎖状テルペンがあり、さらに、
性質の異なるテルペン炭化水素、テルペンアルコール、
テルペンアルデヒド、テルペンケトン等がある。本発明
においては、テルペン化合物とはこれらの化合物を総称
するものであり、これらのテルペン化合物を特に制限な
く使用することができる。テルペン炭化水素としては、
例えば、リモネン、ピネン、ミルセン、テルピネン、カ
ンフェン、トリシクレン、テルピノレン等のモノテルペ
ン類、ビサボレン、ジンギベレン、カジネン、サンタレ
ン等のセスキテルペン類、カンホレン、ポドカルプレン
等のジテルペン類等を挙げることができる。テルペンア
ルコールとしては、例えば、リナロール、ミルテノー
ル、メントール、ゲラニオール、テルピネオール、ボル
ネオール等のモノテルペン類、ファルネソール、カジノ
ール、ランセオール、カロトール等のセスキテルペン
類、フィトール等のジテルペン類等を挙げることができ
る。テルペンアルデヒドとしては、例えば、シトラー
ル、シクロシトラール、フェランドラール等のモノテル
ペン類を挙げることができる。テルペンケトンとして
は、例えば、タゲトン、カロン、カルボタナセトン等の
モノテルペン類、シペロン等のセスキテルペン類等を挙
げることができる。本発明の抄紙用フェルト洗浄剤にお
いて、これらのテルペン化合物は1種を単独に使用する
ことができ、あるいは、2種以上を混合して使用するこ
とができる。これらテルペン化合物のうちでは、特に天
然柑橘類から抽出されるd−リモネンが、生分解性、供
給性および経済性の点で有利である。抄紙用フェルト洗
浄剤の形態としては、テルペン化合物単独、または、テ
ルペン化合物と非水性溶剤との配合物でも十分な洗浄効
果は認められるが、取り扱いの安全性、作業性の面で、
水系で使用可能なテルペン化合物と界面活性剤との配合
が望ましい。本発明に用いる界面活性剤としては、非イ
オン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活
性剤および両性界面活性剤を挙げることができ、これら
の界面活性剤を特に制限なく使用することができる。こ
れらの界面活性剤は、単独で使用することができ、ある
いは、2種以上を併用することも可能である。本発明に
用いる非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキ
レンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキル
アリルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアミ
ン、ポリオキシアルキレングリコール、ポリオキシアル
キレンアルキルアミド、ポリオキシアルキレンアルキル
エステル等が挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。本発明に用いる陰イオン界面活性剤としては、
アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルサルフェート、
アルキルスルホネート、アルキルホスホネート、アルキ
ルスルホサクシネート、カルボン酸、ロート油およびそ
れらの塩等が挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。
は、アルキルアミン塩型陽イオン界面活性剤、第4級ア
ルキルアンモニウム塩型陽イオン界面活性剤等が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。本発明に用
いる両性界面活性剤としては、アミノ酸型両性界面活性
剤、ベタイン型両性界面活性剤等があるが、これらに限
定されるものではない。本発明の抄紙用フェルト洗浄
剤、特に水系用の抄紙用フェルト洗浄剤において、テル
ペン化合物と界面活性剤の割合は、重量比で1:99〜
99:1であり、好ましくは1:99〜50:50であ
り、さらに好ましくは5:95〜40:60である。テ
ルペン化合物と界面活性剤の割合が、重量比で1:99
未満になると、テルペン化合物の有する洗浄力が十分発
揮されないので好ましくない。テルペン化合物と界面活
性剤の割合が、重量比で99:1を超えると、抄紙用フ
ェルト洗浄剤を水で希釈したとき、テルペン化合物の水
中への乳化または可溶化が不十分になるおそれがある。
本発明の抄紙用フェルト洗浄剤においては、界面活性剤
として、下記の一般式[1]、[2]、[3]および
[4]で示される非イオン界面活性剤を、特に好適に使
用することができる。 RO(AO)nH …[1]
素基、または炭素数6〜24の芳香族炭化水素基を表
し、AOは、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、
オキシブチレン基から選ばれる少なくとも1種のオキシ
アルキレン基を表し、これらの単独付加体、あるいは2
種以上の場合にはブロック付加体、ランダム付加体のい
ずれを構成していてもよく、l、m、nは付加モル数を
表し、l+mは1〜200であり、nは1〜200であ
る。ただし、一般式[1]でRが水素原子のときは、n
は5〜200である。Rで示される炭素数1〜24の脂
肪族炭化水素基としては、直鎖状、分枝状もしくは脂環
式、飽和もしくは不飽和の脂肪族炭化水素基等があり、
例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプ
ロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、アミル基、ネオペンチル基、ヘキ
シル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル
基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラ
デシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデ
シル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、
ヘンイコシル基、ドコシル基、トリコシル基、テトラコ
シル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロ
ペニル基、ブテニル基、オクタデセニル基、シクロヘキ
シル基等を挙げることができる。Rで示される炭素数6
〜24の芳香族炭化水素基は、芳香環のみよりなる基で
あっても、あるいは、芳香環に脂肪族炭化水素基が結合
している基であってもよく、このような芳香族炭化水素
基としては、例えば、フェニル基、トリル基、キシリル
基、クメニル基、メジチル基、ブチルフェニル基、オク
チルフェニル基、ノニルフェニル基、ナフチル基、ベン
ジル基、ジフェニルメチル基、シンナミル基、フェネチ
ル基、スチリル基等を挙げることができる。これらの非
イオン性界面活性剤は、1種を単独で使用することがで
き、あるいは2種以上を併用することができる。これら
の非イオン界面活性剤を使用することにより、本発明の
抄紙用フェルト洗浄剤を水で希釈したとき、テルペン化
合物が水中で乳化または可溶化して微細なミセルを形成
し、すぐれた洗浄力を発揮する。
は、製品の粘度調整および安定性向上を目的として、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレング
リコール、トリプロピレングリコール、ブチレングリコ
ール等のグリコール類を配合することができる。また、
本発明の効果を損なわない限り、水、溶剤、酸またはア
ルカリ等を配合することができる。本発明の抄紙用フェ
ルト洗浄剤においては、各種のビルダーを併用すること
により、洗浄力を高めることができる。このようなビル
ダーとしては、例えば、リン酸三ナトリウム、リン酸一
水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、ピロリン酸
ナトリウム、ピロリン酸二水素ナトリウム、トリポリリ
ン酸ナトリウム、トリメタリン酸ナトリウム、ヘキサメ
タリン酸ナトリウム等のリン酸ナトリウム類、ケイ酸ナ
トリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム等のアルカ
リ化合物、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、
ジエチレントリアミン五酢酸(または、それらのナトリ
ウム塩)等のアミノカルボン酸類、クエン酸ナトリウ
ム、マレイン酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、酢
酸ナトリウム、アジピン酸ナトリウム、オキシジ酢酸ナ
トリウム等のカルボン酸ナトリウム類、クエン酸グリセ
リンエステル、クエン酸グリコールエステル等のポリカ
ルボン酸エステル類、テトラハイドロフランテトラカル
ボン酸、シクロペンタンテトラカルボン酸、ベンゼンヘ
キサカルボン酸、ベンゼンテトラカルボン酸等の環状ポ
リカルボン酸類、ポリマレイン酸ナトリウム、ポリアク
リル酸ナトリウム、ポリスチレン−マレイン酸ナトリウ
ム、ポリビニルメチルエーテル−マレイン酸ナトリウム
等の高分子電解質類等を挙げることができる。これらの
ビルダーの中で、リン酸ナトリウム類、アルカリポリカ
ルボン酸類および高分子電解質類を特に好適に使用する
ことができる。これらのビルダーは、通常、界面活性剤
100重量部に対して、10〜250重量部配合して使
用される。本発明のフェルト洗浄剤は、通常、水で希釈
することにより、テルペン化合物および界面活性剤の合
計量の濃度が0.01〜1重量%である水溶液として使
用される。
剤にて乳化または可溶化したミセルが、抄紙用フェルト
の繊維表面、および内部の油性ピッチにすばやく吸着
し、油性ピッチとの良好な相溶性により繊維中の付着ピ
ッチを均一化する。さらに、配合された界面活性剤の乳
化作用により、均一化されたテルペン化合物−油性ピッ
チ混合物を繊維上から脱離し、水中に乳化あるいは可溶
化することにより、フェルトを常に清浄な状態に保つこ
とができる。
明するが、本発明はこれらの実施例によってなんら限定
されるものではない。実施例における洗浄方法および評
価方法を下記に示す。洗浄方法 実機で使用されていた使用済み汚染フェルト、または、
人工ピッチをスポットしたフェルトを、直径70mmのヌ
ッチェに合わせて切断した円形の試料を用意する。実施
例1〜7、9〜11および比較例1〜2においては、洗
浄剤濃度0.3重量%の水溶液を1500ml調製する。
吸引ビンに直径70mmのヌッチェを取り付け、そのヌッ
チェ上に試料をのせ、上方から14.3ml/分の速さで
洗浄剤の水溶液をシャワーする。(ただし、実施例8に
おいては、試料を洗浄剤原液に10秒間浸漬後、ヌッチ
ェ上に該試料をのせ吸引する。)その後、1000mlの
水を用いて同様に洗浄を行う。洗浄剤の水溶液および水
をシャワーする間は、常にアスピレーターにより吸引
し、吸引ビンの中を減圧に保つ。なお、人工ピッチは、
トール油15部、ロジングリセライド15部およびアセ
トン70部の混合物である。洗浄性評価方法 a.スポット除去性 試料:人工ピッチをスポットしたフェルト 上記の洗浄方法により洗浄したフェルトを、下記条件に
て染色し、スポット部とスポットしていない部分の染色
性の差(濃淡差)で級数にて評価する。 1:人工ピッチが完全に除去されている 2:人工ピッチがほぼ除去されている 3:人工ピッチが少し残っている 4:人工ピッチが多く残っている 5:人工ピッチが全く除去されていない なお、同一級中で良好なものは数字の右肩の+により、
劣るものは−により示す。 (染色条件)Kayanol Milling Bro
wn 4GW 1%o.w.f. 浴比=1:40 pH=5 50℃×1分 b.残留汚垢率 試料:実機で使用されていた使用済み汚染フェルト 上記の洗浄方法にて洗浄したフェルトを乾燥した後、抽
出溶媒としてエタノール/ベンゼン(容量比1/2)を
用い、ソックスレー抽出装置を使用して4時間抽出し、
下記計算式により残留汚垢率(重量%)を求める。 残留汚垢率=(抽出物重量/抽出前のフェルト重量)×
100透水性評価方法 試料として、実機で使用されていた使用済み汚染フェル
トに、人工ピッチを均一に含浸(対試料30重量%)
し、風乾したものを用い、上記の洗浄方法により洗浄し
た後、風乾した。次いで、フェルトを直径70mmの20
メッシュのステンレス鋼製金網と重ね、内径50mm、高
さ300mmの円筒状の金属枠の底部に固定し、水500
mlを円筒内に注ぎ込み、水が直径50mmの円形のフェル
ト面を通過するに要した時間を測定した。 実施例1〜8、比較例1〜2 実施例1〜8および比較例1に用いた抄紙用フェルト洗
浄剤の組成を第1表に示した。これらの洗浄剤を用い
て、スポット除去性、残留汚垢率および透水性の評価を
行った。また、比較例2として、洗浄剤を用いることな
く、水のみによる洗浄を行い、同様に、スポット除去
性、残留汚垢率および透水性を評価した。評価結果を第
2表に示す。
キシド7モル付加物 3)ステアリルアルコールエチレンオキシド12モルプ
ロピレンオキシド3モルブロック状付加物 4)ステアリルアミンエチレンオキシド20モル付加物 5)ラウリルサルフェートのナトリウム塩
性剤を含有する抄紙用フェルト洗浄剤を使用した場合
は、人工ピッチはほぼ除去され、残留汚垢率が低く、透
水性も良好である。これに対して、界面活性剤のみでテ
ルペン化合物を含有しない比較例1においては、人工ピ
ッチが多く残り、残留汚垢率は3%を超え、500mlの
水が透過する時間も実施例の2倍以上を要している。テ
ルペン化合物(d−リモネン)のみの実施例8は、実施
例1〜7と比較例1の中間位の性能である。単に水のみ
で洗浄した比較例2では、スポット除去性、残留汚垢
率、透水性のすべてがさらに劣っている。 実施例9〜11 実施例1、5および7の抄紙用フェルト洗浄剤のそれぞ
れの0.3重量%水溶液に、ビルダーとしてトリポリリ
ン酸ナトリウムを0.06重量%になるよう添加し、ス
ポット除去性、残留汚垢率および透水性の測定を行っ
た。評価結果を第3表に示す。
すべての性能がさらに向上していることが分かる。
剤を含有する抄紙用フェルト洗浄剤によれば、フェルト
に付着した汚垢を効率よく除去し、抄紙用フェルトの良
好な搾水性を保持させることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】テルペン化合物を含有することを特徴とす
る抄紙用フェルト洗浄剤。 - 【請求項2】テルペン化合物および界面活性剤を含有す
ることを特徴とする抄紙用フェルト洗浄剤。 - 【請求項3】テルペン化合物と界面活性剤との重量比が
1:99〜99:1の割合となるような量で含有する請
求項2記載の抄紙用フェルト洗浄剤。 - 【請求項4】界面活性剤が、下記の一般式[1]〜
[4]で示される非イオン界面活性剤の群から選ばれる
少なくとも1種である請求項2または3記載の抄紙用フ
ェルト洗浄剤。 RO(AO)nH …[1] 【化1】 【化2】 【化3】 (式中、Rは、水素原子、脂肪族炭化水素基、または芳
香族炭化水素基を表し、AOは、オキシエチレン基、オ
キシプロピレン基、オキシブチレン基から選ばれる少な
くとも1種のオキシアルキレン基を表し、これらの単独
付加体、あるいは2種以上の場合にはブロック付加体、
ランダム付加体のいずれを構成していてもよく、l+m
は1〜200であり、nは1〜200である。ただし、
一般式[1]のRが水素原子であるときは、nは5〜2
00である。)
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---|---|---|---|
JP6238415A JP2787418B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 抄紙用フェルト洗浄剤 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0873892A true JPH0873892A (ja) | 1996-03-19 |
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