JPH073297A - 缶体洗浄剤組成物 - Google Patents

缶体洗浄剤組成物

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JPH073297A
JPH073297A JP14334693A JP14334693A JPH073297A JP H073297 A JPH073297 A JP H073297A JP 14334693 A JP14334693 A JP 14334693A JP 14334693 A JP14334693 A JP 14334693A JP H073297 A JPH073297 A JP H073297A
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JP
Japan
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surfactant
weight
cleaning
dyeing machine
terpene
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Pending
Application number
JP14334693A
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English (en)
Inventor
Masayuki Maeno
雅之 前野
Toshio Konishi
敏夫 小西
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NIKKA CHEM CO Ltd
Nikka Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
NIKKA CHEM CO Ltd
Nikka Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 繊維染色機械装置の汚染に対し、強力な洗浄
性を有する缶体洗浄剤を提供する。 【構成】 それぞれ特定した量の、下記の成分a)と、
成分b)およびc)の少なくとも1つと、および残部の
水とを含む繊維染色機械用缶体洗浄剤組成物。 a)テルペン炭化水素および/またはテルペンアルコー
ル 1.0〜40重量% b)ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤および/
または両性界面活性剤5.0〜50重量% c)金属イオン封鎖剤 1.0〜20重量%

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、缶体洗浄剤組成物に関
する。特に、本発明は、繊維染色機械装置の缶体洗浄に
好適な洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維材料の染色の際には、染浴中に未固
着染料および使用薬剤あるいはそれらの分解生成物が残
留し、あるいは繊維に付着した油分、糊剤、オリゴマ
ー、その他の汚れ成分が脱落してきて、繊維染色機械装
置の内壁に付着し、該表面を汚染する。また、近年の工
業用水の水質悪化により、それらの汚染はより脱落しに
くくなっている。ところが、これらの汚染物を完全に除
去しないと染色作業時の不上がり率が増大し、作業効率
も低下する。従って、従来より、これらの問題に対応
し、各種の薬剤や洗浄剤などを使用して該汚染物を洗浄
除去する方法が採られてきた。
【0003】例えば、繊維染色機械装置の洗浄法として
は、過酸化水素洗浄法、アルカリ洗浄法などが行われて
いるが、いずれの方法も充分な効果を示さず、次のよう
な欠点を有する。すなわち、過酸化水素洗浄法において
は、洗浄時の圧力が異常に上昇する危険性があり、また
広く一般に行われているアルカリ洗浄法においては、ハ
イドロサルファイトナトリウム塩および苛性アルカリを
主として用い、これにノニオン界面活性剤、4級アンモ
ニウム塩型界面活性剤および/または両性界面活性剤を
併用して洗浄する方法が行われているが、多量の薬剤を
使用するにもかかわらず、それにみあった充分な洗浄効
果が得られていない。また、パークレン等の塩素系溶
剤、フロン系溶剤、芳香族系溶剤等を用いた溶剤洗浄法
も一部行われているが、比較的高い洗浄性は得られるも
のの、毒性、臭気、引火性などに起因する作業環境の悪
化やオゾン層破壊、水質汚染などの地球環境への悪影響
が懸念される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】繊維染色機械装置の汚
染は、未固着染料および使用薬剤あるいはそれらの分解
生成物、および繊維に付着した油分、糊剤、オリゴマ
ー、その他の汚染物の複合物が繰り返し熱処理されるこ
とにより、内壁に強固に付着することにより生じるもの
で、通常の硬質表面の汚染と比較すると洗浄が非常に困
難な複合汚染になっている場合が多い。また、最近は、
合理化の目的のためや人手不足に起因して、缶体洗浄の
回数や処理時間が減らされる傾向にあり、ますます汚染
物が溜まりやすい状況にある。この問題を解決するた
め、缶体洗浄剤には従来のものよりさらに強力な洗浄性
(親和性、乳化性、溶解性、分散性等)が要求される。
【0005】本発明者らは、前記の諸問題を解決するた
め、鋭意研究の結果、本発明に到達したものであり、従
って、本発明は、繊維染色機械装置の汚染に対し、強力
な洗浄性を有する缶体洗浄剤を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、それぞれ特定した量の、下記の成分a)
と、成分b)およびc)の少なくとも1つと、および残
部の水とを含む繊維染色機械用缶体洗浄剤組成物を提供
する。 a)テルペン炭化水素および/またはテルペンアルコー
ル 1.0〜40重量% b)ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤および/
または両性界面活性剤5.0〜50重量% c)金属イオン封鎖剤 1.0〜20重量%
【0007】すなわち、本発明によれば、テルペン炭化
水素および/またはテルペンアルコールを従来使用され
ているノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤および
/または両性界面活性剤および/または金属イオン封鎖
剤と配合して用いることにより、洗浄性を大幅に向上さ
せることができ、染色作業時の不上がり率の低減および
作業効率の向上を達成し得るということが見出されたの
である。
【0008】本発明の組成物に有用な成分a)のテルペ
ン炭化水素としては、α−リモネン、ピネン、ミルセ
ン、テルピネン、カンフェン、トリシクレン、ターピノ
ーレン等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。また、テルペンアルコールとしては、リナロー
ル、ミルセノール、メントール、ゲラニオール、ターピ
ネオール、ボルネオールなどを挙げることができるが、
これらに限定されるものではない。
【0009】本発明の組成物において、テルペン炭化水
素および/またはテルペンアルコールの配合量は1.0
〜40重量%、好ましくは5〜30重量%である。テル
ペン炭化水素および/またはテルペンアルコールの配合
量が1.0重量%より少ない場合には十分な洗浄効果が
得られず、40重量%より多く配合しても洗浄性はそれ
以上向上せず、経済的にも好ましくない。
【0010】成分b)のノニオン界面活性剤の例として
は、アルキルポリオキシアルキレンエーテル、アルキル
アリールポリオキシアルキレンエーテル、アルキルアミ
ンポリオキシアルキレンエーテル、アルキルアリールア
ミンポリオキシアルキレンエーテル、脂肪酸エタノール
アミド等が挙げられるが、これらの化合物に限定される
ものではない。
【0011】カチオン界面活性剤の例としては、アルキ
ルアミン4級化物、アルキルアミンポリオキシアルキレ
ンエーテル4級化物、アルキルアリールアミン4級化
物、アルキルアリールアミンポリオキシアルキレンエー
テル4級化物などが挙げられるが、これらの化合物に限
定されるものではない。なお、4級化に際しては、ハロ
ゲン化アルキル、ハロゲン化アリール、アルキル硫酸等
の通常の4級化剤を用いることができる。
【0012】両性界面活性剤としては、ベタイン型、グ
リシン型、アラニン型またはスルホベタイン型の各種化
合物が挙げられるが、これらの化合物に限定されるもの
ではない。ノニオン界面活性剤またはカチオン界面活性
剤は、それぞれ単独で使用しても良好な結果が得られる
けれども、洗浄性、製品安定性、使いやすさなどの点よ
り、両者を組み合わせて用いるのが好ましい。ノニオン
界面活性剤および/またはカチオン界面活性剤および/
または両性界面活性剤の配合量は、5.0〜50重量
%、好ましくは10〜40重量%である。界面活性剤の
配合量が5.0重量%より少ない場合、十分な洗浄性が
得られず、製品形態も不良となる。また、界面活性剤が
50重量%を越える場合には、洗浄性はそれ以上向上せ
ず、逆に濯ぎ性が悪く、作業性の低下につながる。
【0013】成分c)の金属イオン封鎖剤としては、ト
リポリリン酸ソーダ等のポリ燐酸塩、エチレンジアミン
テトラアセテート塩、ニトリロトリアセテート塩、ジエ
チレントリアミンペンタアセテート塩などのアミノ酢酸
塩、蓚酸塩、クエン酸塩、グルコン酸塩、オキシカルボ
ン酸塩、アミノ−トリメチレンホスホン酸塩、エチレン
ジアミン−テトラメチレンホスホン酸塩、ジエチレント
リアミン−ペンタメチレンホスホン酸塩、アクリル酸系
重合体、マレイン酸系重合体などが挙げることができ
る。金属イオン封鎖剤の配合量は1.0〜20重量%、
好ましくは3.0〜15重量%である。1.0重量%よ
り少ないと十分な効果が得られず、20重量%を越える
と、製品の安定性上、好ましくない。
【0014】本発明に係る缶体洗浄剤組成物を使用して
繊維染色機械装置、例えばウインス、ジッガー、液流染
色機など、の洗浄を行う場合、一般には本発明の洗浄剤
を0.5〜10g/l、苛性ソーダ(フレーク)を1〜
5g/lおよびハイドロサルファイトナトリウム塩また
は二酸化チオ尿素を1〜5g/lを溶解した水溶液にて
80〜135℃の温度で20〜60分間洗浄する。この
際、捨て布を併用するとさらに効果的である。なお、本
発明の組成物は、ハイドロサルファイトナトリウム塩ま
たは二酸化チオ尿素を併用しなくても従来の洗浄剤に比
べ、優れた洗浄効果を示す。
【0015】
【作用】本発明に係る缶体洗浄剤組成物において、テル
ペン炭化水素および/またはテルペンアルコールは、繊
維染色機械装置の内壁に付着する複合汚染の諸成分(染
料、薬剤、油分、糊剤、オリゴマー、金属、その他)に
強力な親和性を示し、強固に付着した汚染物を解きほぐ
す。その後、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性
剤、両性界面活性剤および/または金属イオン封鎖剤に
よる相乗効果により汚染物の分散可溶化が進み、強力な
洗浄効果が得られるのであると思われる。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明す
る。実施例1 染色工場の染色機内に蓄積した汚染物を採取し、以下の
如く濾過試験および缶壁汚染性試験を行う。
【0017】a)濾過試験 ミニカラー染色機に洗浄液200mlを入れ、これに採
取した汚染物0.5g/lを加え、120℃で30分間
処理し、80℃に降温後、速やかにNo.5A濾紙にて
吸引濾過し、濾紙上に残留する汚染物量を下記の基準に
より肉眼で判定する。
【0018】b)缶壁汚染性試験 上記濾過試験を行った後のミニカラー染色機ポットの内
壁を、アセトンで十分濡らした綿布を用いて、一定面積
部分を2回ふきとり、その汚染程度を下記の基準により
肉眼で判定する。 ◎ 濾紙あるいは缶壁にほとんど残留物がない ○ 濾紙あるいは缶壁にやや残留物あり △ 濾紙あるいは缶壁にかなり残留物あり × 濾紙あるいは缶壁に非常に多くの残留物あり 得られた結果を下記の表Iに示す。また、試験に用いた
洗浄剤組成物の組成を表IIに示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】表II中のb)成分1、2、3および4は、
下記のものである。
【0023】
【化1】
【0024】また、表II中のNTAは、ニトロトリアセ
テートナトリウム塩である。さらに、表I中の市販品
1、2および3は、下記のものである。 市販品 1 多環系フェノールポリエチレングリコー
ルエーテル 2 ベタイン型両性界面活性剤 3 アルキルフェノールポリエチレングリコールエーテ
【0025】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、繊維
染色機械装置の汚染に対して強力な洗浄性を有する缶体
洗浄剤組成物が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ特定した量の、下記の成分a)
    と、成分b)およびc)の少なくとも1つと、および残
    部の水とを含む繊維染色機械用缶体洗浄剤組成物。 a)テルペン炭化水素および/またはテルペンアルコー
    ル 1.0〜40重量% b)ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤および/
    または両性界面活性剤5.0〜50重量% c)金属イオン封鎖剤 1.0〜20重量%
JP14334693A 1993-06-15 1993-06-15 缶体洗浄剤組成物 Pending JPH073297A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997009033A1 (en) * 1995-09-01 1997-03-13 Kimberly-Clark Limited Hand cleanser
WO2004046291A1 (en) * 2002-11-21 2004-06-03 Liquid Science Laboratories Ltd Solvent
JP2019104834A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 明成化学工業株式会社 超臨界流体処理装置の洗浄剤

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