JPH087379B2 - 写真焼付装置 - Google Patents

写真焼付装置

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JPH087379B2
JPH087379B2 JP62191684A JP19168487A JPH087379B2 JP H087379 B2 JPH087379 B2 JP H087379B2 JP 62191684 A JP62191684 A JP 62191684A JP 19168487 A JP19168487 A JP 19168487A JP H087379 B2 JPH087379 B2 JP H087379B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、CRTを光源としてカラー原画をカラー感光
材料に焼き付ける写真焼付装置に関し、さらに詳しくは
写真焼付を行う前にカラー原画をモニタして彩度または
階調の修正を行い、この修正された三色のビデオ信号に
応じてCRTの発光を制御する写真焼付装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
焼付光源としてCRTを使用し、このCRTのフライングス
ポット光の輝度を調節して、複写画像の階調(特にコン
トラスト)を調節するようにした装置が知られている。
例えば、特公昭45-5336号公報には、原画と感光材料と
の間にハーフミラーを配置し、写真焼付中に原画を透過
したフライングスポット光の一部を取り出して受光器に
入れ、この受光器の出力信号を増幅してからCRTにフィ
ードバックさせてフライングフポット光の輝度を調節す
る装置が記載されている。また、この装置では、フィー
ドバック回路に周期的にON・OFFするスイッチング回路
を設け、そのON時間を調節することによりCRTの残光の
影響を除去するように工夫されている。
更に、特開昭58-66929号公報には、赤色,緑色,青色
の3種類のCRTを使用し、各CRTの発光量を決定するため
のプレスキャンと、ボケマスクを作成するためのメモリ
スキャンと、感光材料を露光させるための露光スキャン
とを行う装置が記載されている。前記プレスキャンで
は、CRTを標準輝度で発光させ、カラー原画を透過した
フライングスポット光を赤色,緑色,青色用受光器で測
光する。各受光器から出力されたビデオ信号から、画像
特徴量例えば最大濃度,最小濃度,平均濃度が色毎に抽
出され、得られた最大濃度と最小濃度から濃度差を色毎
に算出する。この濃度差と基準値とを比較して、両者が
一致するような制御信号を色毎に発生させる。メモリス
キャンでは、制御信号でCRTの発光輝度を制御してカラ
ー原画を走査し、このカラー原画を透過したフライング
スポット光を受光部で測光し、得られた各色のビデオ信
号をメモリに記憶させて、カラー原画のボケたマスクを
作成する。プリントスキャンでは、カラー原画に感光材
料を密着させ、メモリから読み出したビデオ信号に応じ
て各CRTのフライングスポット光の輝度を制御し、また
平均濃度から露光量を制御して、カラー原画にボケマス
クを重畳した画像を感光材料に記録する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述した写真焼付装置は、いずれも階調補正を行って
コントラストを調節するものであるが、この階調補正の
結果を予想することが難しいため、1回で好ましいプリ
ント写真を得ることができなかった。更に、この階調補
正はネガの透過率に対してリニヤな補正であるため、人
間の視覚に好ましい補正(濃度に対してリニアな補正)
や、露光量がオーバーやアンダーなものに対する補正の
ように、非線型的な補正が必要なものに対して適切な補
正を行うことができなかった。また、彩度補正は行うこ
とができなかった。
本発明は、彩度補正や階調補正を行うことができると
ともに、この補正による結果を写真焼付の前に確認する
ことができるようにした写真焼付装置を提供することを
目的とするものである。
〔問題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、フライングスポ
ット光をカラー原画に照射するCRTと、このカラー原画
を透過したフライングスポット光を取り出すためのミラ
ーと、このミラーで取り出したフライングスポット光を
受光する手段と、この受光手段から順次に出力された三
色のビデオ信号をデジタル変換するA/D変換器と、この
デジタル変換した1フレーム分の三色のビデオ信号を記
憶するフレームメモリと、このフレームメモリから読み
出したビデオ信号を彩度補正する手段と、彩度補正の出
力信号に対して非線型の階調補正を行う手段と、この階
調補正したビデオ信号を表示するカラーモニタと、カラ
ーモニタの観察結果により決定された彩度及び階調の修
正量を入力する手段と、この入力手段により入力された
修正量に応じて彩度及び階調の補正量を修正する手段
と、写真焼付時に彩度及び階調補正された三色のビデオ
信号に応じてCRTのフライングスポット光の輝度を制御
して、カラーモニタに表示した画像に対応する結果が得
られるようなプリント用発光パターンを表示するCRT発
光制御手段とを設けたものである。
〔作用〕
カラーネガを検定する場合は、CRTから照射されて原
画を透過したフライングスポット光が受光部で光電変換
された後、デジタル変換される。フレームメモリは順次
に入力される三色のビデオ信号を1フレーム分記憶す
る。彩度補正手段は、フレームメモリから読み出したビ
デオ信号をマトリックス演算して彩度補正し、階調補正
手段は彩度補正したビデオ信号に対して階調補正を行っ
てからカラーモニタに送る。このカラーモニタを見なが
ら、彩度及び階調補正量を修正すると、この修正された
画像がカラーモニタに表示される。写真焼付時に、彩度
及び階調補正手段で補正された三色のビデオ信号に応じ
てCRTの発光を制御し、階調及び彩度が補正されたカラ
ー原画をカラー感光材料に焼き付ける。
〔実施例〕
第1図は本発明の写真焼付装置の概略を示したもので
ある。白黒のCRT1に対向して感光材料、例えばカラーペ
ーパー2が配置されている。カラーペーパー2はロール
状に巻かれており、一対の引出しローラ3で引き出され
て、マスク4の背後に形成された露光位置にセットされ
る。この露光位置において、所定コマ数だけ露光される
と、カラーペーパー2はカッター5で短尺状に切り離さ
れ、送りローラ6で現像処理部7へ送られる。この現像
処理部7では、カラーペーパー2を各処理槽に通して写
真処理し、最後にカッター8で1コマずつに切断してか
らトレイ9に排出する。
前記CRT1から放出されたスポット状の白色光は、フイ
ルムデッキ10を通り、焼付位置にセットされた原画例え
ばカラーネガフイルム11に達する。このときカラーネガ
フイルム11は、ソレノイド(図示せず)によって作動さ
れるマスク12で上から押さえ付けられている。なお、反
転カラーペーパーと専用現像液を使用すれば、リバーサ
ルフイルムのポジ像を焼き付けることもできる。
CRT1とカラーペーパー2との間には、焼付レンズ13が
配置されており、この焼付レンズ13の上方には、露光用
の赤色フイルタ15,緑色フイルタ16,青色フイルタ17の各
色フイルタが配置されている。フイルタ駆動部18は、カ
ラーネガ像を焼き付けるときに、各色フイルタ15〜17を
焼付光路19に順次挿入して、加色法面順次露光を行う。
シャッタ20は、シャッタ制御部21でその開閉が制御さ
れるものであり、カラーネガ像を焼き付ける場合に、各
色に対して1回、全部で3回開閉する。なお、前記赤
色,緑色,青色の各色フイルタ15〜17の他にシアン,マ
ゼンタ,イエローのカットフイルタを設ければ、カラー
ネガ像を焼き付ける場合には、減色法プリントを行うこ
とができるため、シャッタ20を1回だけ開閉すればよ
い。
CRT1と焼付レンズ13との間にはミラー23が軸23aで回
転自在に設けられており、カラーネガ像の読取り時には
焼付光路19に45度の角度で挿入され、CRT1からの光を取
り出して後述する検定光路24に導く。また、写真焼付時
には、焼付光路19から退避されて鎖線で示したような位
置にセットされる。なお、このミラー23の代わりにハー
フミラーを用いてもよく、この場合は焼付光路19に常時
挿入される。
ミラー23で反射された光は、検定光路24に配置した結
像用のレンズ29及び集光用のレンズ30に入射する。この
検定光路24には、測光用の赤色,緑色,青色の各色フイ
ルタ25〜27が配置されている。フイルタ駆動部28は、カ
ラーネガ像を読み取るときに、三原色フイルタ25〜27を
光路24に順次挿入する。レンズ29,レンズ30はミラー23
により取り出されたカラーネガ像を導いて、受光部例え
ば光電子増倍管(ホトマル)31に結像させる。
光電子増倍管31は、CRT1でフライングスポット方式で
照明されたカラーネガ像の透過光を光電変換してゆく
が、この出力信号は微小であるため、増幅器32で増幅し
てから、A/D変換器33に送ってデジタル化する。デジタ
ルフイルタ34は、蛍光体の残光特性を打ち消し、理想的
なインパルス応答特性に変換する非巡回型の構成をして
おり、CRT1が照射するフライングスポット光の残光時間
が長いことにより混入したひずみを、デジタル的に除去
するような機能を持つ。
フレームメモリ部36は赤色,緑色,青色のビデオ信号
をそれぞれ記憶する3つのフレームメモリ36a,36b,36c
で構成されており、模式的に表したスイッチ37で切り換
えられてフレームメモリ36aないし36cにビデオ信号を書
き込む。CRTコントローラ38は、写真焼付時にCRT1を駆
動するドライバ39に同期信号を送るとともに、CRT1のラ
スタ走査点の位置に対応するアドレス信号を作成し、こ
れをフレームメモリ部36に送出する。フレームメモリ36
aないし36cはこのアドレスに従って、送られてくるデー
タの書込みを行う。このフレームメモリ部36に書き込ま
れた三色のビデオ信号は、書込み終了後に対数変換用の
ルックアップテーブルメモリ(以下LUTという)、つま
り対数変換LUT41に送られる。
色毎に設けられた対数変換LUT41は、対数変換のテー
ブルデータを記憶したLUTからなり、カラーネガ像の透
過光に比例した信号に対数変換を施して、濃度に比例す
るような信号に変換して彩度補正部42に出力する。な
お、この対数変換LUT41のレベルをシフトさせれば、リ
ニヤな階調補正を行うことができる。
彩度補正部42は、マトリックス係数に入力データを掛
けたものをテーブルデータとして記憶した各色に対して
3個のルックアップテーブルメモリと、このルックアッ
プテーブルメモリの出力を赤色,緑色,青色の色毎に加
算する加算器とからなり、マトリックス演算を行うこと
により、プリントされるカラーペーパー2の分光感度
と、露光用の三色の各色フイルタ15〜17の分光透過率と
の違いを補正する。また、彩度補正部42のテーブルデー
タの修正は、CPU44で行われる。すなわち、ROM45には、
3行3列のマトリックス係数が複数のチャンネルとして
用意されており、キーボード43の彩度補正キー43aを操
作することによって、マトリックス係数が選択され、こ
の係数に入力信号を乗算して9個のテーブルデータを作
成し、これを各ルックアップテーブルメモリに書き込む
ことにより彩度補正量が修正される。
彩度補正された三色のビデオ信号は、モニタ系とCRT
発光制御系とへ送られる。このモニタ系は、後述する色
毎に設けられた第1γ補正LUT46と、表示用LUT40と、ネ
ガ・ポジ反転回路47、D/A変換器48と、例えばカラーCRT
からなるカラーモニタ49とから構成される。カラーモニ
タ49は、プリント写真をシミュレートしたカラーポジ像
を表示する。前記CRT発光制御系は、1色分毎に処理を
行う第2γ補正LUT55,CRT発光制御用LUT51,測光用パタ
ーン発生回路52,D/A変換器53,ドライバ39,CRTコントロ
ーラ38,及びCRT1等から構成される。
前記第1γ補正LUT46及び第2γ補正LUT55は、入力信
号を増幅して階調特性を補正するために設けられたもの
で、キーボード43のγ補正キー43bを操作して修正量を
入力すると、CPU44はROM45に記憶されている基準テーブ
ルデータをシフトし、これを第1γ補正LUT46及び第2
γ補正LUT55に書き込む。つまり、ROM45には、第1γ補
正LUT46用に第2図、第2γ補正LUT55用に第3図で示さ
れるような各階調直線を与えるテーブルデータが記憶さ
れており、CPU44が第1及び第2γ補正LUT46,55に対し
て、書き込むテーブルデータを連動して切り換えるよう
にしている。標準的なγ補正を行なう場合には、第1γ
補正LUT46及び第2γ補正LUT55に第2図の(a)及び第
3図の(a)のテーブルデータをそれぞれ書き込み、コ
ントラスト硬調化なら一点鎖線で示した(b)同士の組
合せ、コントラスト軟調化なら点線で示した(c)同士
の組合せでテーブルデータを書き換える。
モニタ系に送られてきたビデオ信号は、前記第1γ補
正LUT46を介して表示用LUT40で信号変換される。この表
示用LUT40は、カラーペーパー2のS字型階調特性をカ
ラーCRTに表現するために設けられたものであり、これ
により、カラーモニタ49上にプリント仕上りに近い画像
を表示することができる。このように、γ補正LUT46は
線型的な階調補正を行うが、表示用LUT40は非線型的な
階調補正を行う。したがって、両者の特性を予めカスケ
ードしたLUTを1つ設けるようにしてもよく、このよう
なLUTは彩度補正されたビデオ信号を非線型的に階調補
正することになる。
CRT発光制御系に送られてきたビデオ信号は、模式的
に表したスイッチ54で切り換えられ、1色のビデオ信号
が第2γ補正LUT55に送られる。CRT発光制御用LUT51
は、第5図に示したような特性曲線のテーブルデータを
書き込んだLUTで構成され、彩度補正,γ補正されたビ
デオ信号を入力して、第5図に示したような信号を出力
する。なお、第2γ補正LUT55及びCRT発光制御用LUT51
は、両者の特性を予めカスケードした1つのLUTで代用
することもできる。
模式的に表したスイッチ56は、CPU44で制御され、カ
ラーネガフイルム11のネガ像を測光してゆくときには接
点aに、そしてCRT発光制御用LUT51から送られてくるプ
リント用のパターンをCRT1に表示するときには接点bに
接続する。そして、測光用パターンもプリント用パター
ンもD/A変換器53,ドライバ39を経てCRT1に表示される。
測光用パターン発生器52は、メモリから構成されてお
り、ネガ像の測光時にはCRTコントローラ38でアドレス
が指定され、各メモリに記憶されている発光データが読
み出され、D/A変換器53でアナログ信号に変換されてか
らドライバ39に送られる。前記メモリには、CRT1とレン
ズ29のシェーディングを補正するための発光データが書
き込まれている。
キーボード43は、電源キー43c,プリント開始キー43d,
彩度補正キー43a,γ補正キー43b等を備えており、必要
な命令をCPU44に入力する。CPU44はプログラムに従っ
て、フレームメモリ36,彩度補正部42,第1γ補正LUT46,
第2γ補正LUT55,CRTコントローラ38,スイッチ37,54及
び56等をシーケンス制御する。
次に、上記構成の写真焼付装置の作用について、第6
図のタイムチャートを参照にして説明する。最初に、プ
リントすべきカラーネガフイルム11をフイルムデッキ10
にセットし、マスク12で押さえ付ける。電源キー43cをO
Nにすると、ネガ検定モードが開始され、ミラー23が焼
付光路19に45度の角度に挿入される。また、CPU44は、
標準的な色補正を行うテーブルデータを彩度補正部42に
書込み、そして標準的な階調補正を行うテーブルデー
タ、つまり、第2図の(a)及び第3図の(a)の特性
を示すテーブルデータをそれぞれ第1γ補正LUT46及び
第2γ補正LUT55に書き込む。
この後にスイッチ56を接点aに切り換えて測光用パタ
ーン発生器52から信号を読み出し、D/A変換器53を介し
てドライバ39に送ると、CRT1が測光用のパターンで一定
時間発光する。このCRT1の発光後に測光用の赤色フイル
タ25が検定光路24に挿入されるとともに、スイッチ37が
接点aに接続されて、カラーネガ像の読取りが開始され
る。
CRT1が発光したフライングスポット光は、カラーネガ
像を走査してから、ミラー23によって検定光路24に導か
れ、レンズ29及び30により光電子増倍管31に入射する。
この際にフライングスポット光は赤色フイルタ25を透過
するから、光電子増倍管31には赤色光のみが入光する。
光電子増倍管31は、入射した光を光電変換して時系列信
号として出力する。この時系列信号は増幅器32で増幅さ
れた後、A/D変換器33でデジタル化される。デジタルフ
イルタ34は、A/D変換器33からのデジタル信号をフイル
タリングし、フライングスポット光の残光特性から発生
するひずみを除去する。このデジタルフイルタ34からの
赤色のビデオ信号は、セレクタ37で選択されてフレーム
メモリ36aに送られる。CRTコントローラ38は、CRT1が発
光するラスタ走査点の位置に対応するアドレス信号をフ
レームメモリ部36のフレームメモリ36aに送るから、フ
レームメモリ36aは、このアドレス信号にしたがって、
1フレームの赤色のビデオ信号の書き込みを行う。
次に、測光用の赤色フイルタ25に代わって、緑色フイ
ルタ26が検定光路24に挿入され、ミラー23で導かれたCR
T1からのフライングスポット光が、検定光路24に挿入さ
れた緑色フイルタ26を透過して光電子増倍管31に入射す
る。この光電子増倍管31は、緑色画像に対応した時系列
信号を出力し、増幅器32,A/D変換器33,デジタルフイル
タ34を経て、セレクタ37で選択されたフレームメモリ36
bに書き込まれる。ひき続いて青色フイルタ27の挿入,
退避が行われ、カラーネガ像の読取りが行われる。
なお、受光部を3個用意し、それぞれの前面に三色の
各色フイルタ25〜27を配置して、3色を同時測光しても
よい。
フレームメモリ部36に書き込まれた三色のビデオ信号
は対数変換LUT41に送られ、それぞれ対数変換されて三
色の濃度信号として彩度補正部42に送られる。彩度補正
部42は、マトリックス演算を行い標準的な彩度補正を施
す。彩度補正されたビデオ信号は、モニタ系とCRT発光
制御系とにそれぞれ平行に送られる。第1γ補正LUT46
に入力されたビデオ信号は、第2図(a)が示すような
階調補正を施された後、表示用LUT40で第4図の特性曲
線が示すような階調補正が施される。このように信号変
換されたビデオ信号は、ネガ・ポジ反転回路47,D/A変換
器48を経て、プリントされる写真像をカラーモニタ49に
カラーポジ像として表示する。
カラーモニタ49を観察して、彩度及び階調補正が適正
であるかどうかを判定する。もし彩度が適当でないと認
められる場合には、彩度補正キー43aを操作して、所望
の係数データを持ったチャンネルを選択する。このチャ
ンネルが選択されると、新しい係数データを用いて9個
のテーブルデータを作成し、これを彩度補正部42のLUT
に書き込む。この更新されたテーブルデータでビデオ画
像が彩度補正されてカラーモニタ49に表示される。
階調が適当でないと認められる場合には、γ補正キー
43bを操作する。コントラスト硬調化を指令すると、第
2図(b)が示すような特性を、つまり第2図(a)を
シフトした特性もつテーブルデータが第1γ補正LUT46
に書き込まれるとともに、第3図(b)が示すような特
性をもつテーブルデータが第2γ補正LUT55に書き込ま
れる。同様に、コントラスト軟調化なら、第2図(c)
及び第3図(c)で示した特性をもつテーブルデータ
が、それぞれ第1及び第2γ補正LUT46,55に書き込まれ
る。なお、このγ補正は色毎に行われるため、カラーバ
ランスの補正も行うことができる。この第1γ補正LUT4
6は、新たなテーブルデータで階調補正を行うから、カ
ラーモニタ49には修正されたカラー画像が表示される。
仕上りがまだ良好でないと認められた場合には、カラー
モニタ49を観察しながら前述したように彩度補正量及び
階調補正量を修正する動作を繰り返す。
カラーモニタ49を観察して、仕上りプリントが良好で
あると認められる場合には、キーボード43のプリント開
始キー43dを操作して写真焼付を開始する。この写真焼
付モードを開始すると、スイッチ56が接点bに接続され
るとともに、スイッチ54が最初に例えば接点aに切り換
えられる。ミラー23を焼付光路から退避させると、フレ
ームメモリ部36に記憶されたビデオ信号を読み出し、彩
度補正部42,第1γ補正LUT46,第2γ補正LUT55で、それ
ぞれ修正したテーブルデータにより信号の処理を行う。
スイッチ54で取り出した赤色のビデオ信号を第2γ補
正LUT55を介してCRT発光制御用LUT51に入力すると、CRT
発光制御用LUT51は、第5図で示したようなテーブルデ
ータに従って赤色のビデオ信号を処理し、この信号はD/
A変換器53を介してドライバ39に送られCRT1を発光させ
る。CRT1は、彩度及び階調補正された信号に応じて発光
し、マスクを形成する。
このCRT1の発光の直後に露光用の赤色フイルタ15が焼
付光路19に挿入されると、CPU44の指令によって、赤色
露光量に応じた時間だけシャッタ20が開くために、赤色
画像がカラーペーパー2に焼き付けられる。このとき、
CRT1の発光パターンが、ある部分で測光パターンのとき
よりも暗く発光したとすると、その部分では平常の状態
でプリントしたときよりも赤色濃度が低い状態でプリン
トされることになる。
赤色画像の露光後に、シャッタ20が閉じられ、その間
に赤色フイルタ15が退避し、代わって緑色フイルタ16が
挿入される。そして、スイッチ54が接点bに切り換えら
れ、緑色画像のプリント用のパターンがCRT1に表示さ
れ、この直後にシャッタ20が開くために、緑色画像がカ
ラーペーパー2に焼き付けられる。同様にして青色画像
がカラーペーパー2に露光される。この三色面順次露光
方式により、カラーネガフイルム11に写っているカラー
ネガ像が彩度補正,階調補正が施された状態でカラーペ
ーパー2に焼き付けられ、写真焼付モードが終了する。
この写真焼付モードの終了後に、彩度補正部42と第1及
び第2γ補正LUT46,55に標準のデータが書き込まれる。
以下、同様にしてネガ検定モードと写真焼付モードを
繰り返してゆく。カラーペーパー2に所定コマ数が焼き
付けられると、カッター5が作動して、露光済み部分を
短尺状に切り離す。この短尺状のカラーペーパー2は、
送りローラ7で現像処理部6に送られ、ここで各処理槽
を通過して写真処理された後、カッター8で1コマずつ
切断されてからトレイ9に排出される。
なお、CRT螢光面とカラーネガフイルム11との距離が
大きく、焼付レンズ13およびレンズ29のF値が小さい
と、カラーペーパー上ではネガ像はピントが合うが、CR
T1の発光パターンはボケて結像する。その結果、全体の
軟調化のときにはシャープネス強調、硬調化のときには
シャープネス減少になる。したがって、シャープネスコ
ントロールも同時に行え、その特性をCRT1,カラーネガ
フイルム11間の距離、焼付レンズ13およびレンズ29のF
値によって選択できる。
〔発明の効果〕
本発明は、写真焼付を行う前にカラー原画をモニタ表
示し、このモニタを観察しながら彩度または階調補正の
修正を行い、この修正された三色のビデオ信号に応じ
て、CRTのスポット光の輝度を制御してカラー原画をカ
ラー感光材料に焼き付けるようにしている。このよう
に、階調補正だけでなく彩度補正もモニタを見ながら最
適に補正量を決めて行うことができるため、階調及び彩
度が適正なカラー写真を焼き付けることができ、プリン
トロスがなくなり、作業性も向上する。
また、写真焼付時に彩度及び階調補正された三色のビ
デオ信号に応じてCRTのフライングスポット光の輝度を
制御して、カラーモニタに表示した画像に対応する結果
が得られるようなプリント用発光パターンを表示したか
ら、通常の面露光による複写と同じ画質を得たいときに
は例えば第3図(a)の特性でCRTを均一に発光させれ
ばよく、また、よりハイコントラストな画質を得たいと
きには例えば第3図(b)の特性でCRTを発光させ、よ
りローコントラストな画質を得たいときには例えば第3
図(c)の特性でCRTを発光させるというような用い方
ができるようになる。したがって、階調補正において
は、自然な感じの補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の写真焼付装置の一例を示す概略図であ
る。 第2図は第1γ補正LUTのテーブルデータの一例を示す
特性曲線である。 第3図は第2γ補正LUTのテーブルデータの一例を示す
特性曲線である。 第4図は表示用LUTのテーブルデータの一例を示す特性
曲線である。 第5図はCRT発光制御用LUTのテーブルデータの一例を示
す特性曲線である。 第6図はカラー原画の画像読取り、及び原画の焼付状態
を示すタイムチャートである。 1……CRT 11……カラーネガフイルム 23……ミラー 31……光電子増倍管 36……フレームメモリ部 40……表示用LUT 42……彩度補正部 46……第1γ補正LUT 49……モニタ 51……CRT発光制御用LUT 55……第2γ補正LUT。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CRTから放射されたフライングスポット光
    をカラー原画に照射して感光材料に焼き付ける写真焼付
    装置において、 前記カラー原画を透過したフライングスポット光を取り
    出すためのミラーと、このミラーで取り出したフライン
    グスポット光を受光する手段と、この受光手段から順次
    に出力された三色のビデオ信号をデジタル変換するA/D
    変換器と、このデジタル変換した1フレーム分の三色の
    ビデオ信号を記憶するフレームメモリと、このフレーム
    メモリから読み出したビデオ信号をマトリックス演算し
    て彩度補正する手段と、彩度補正したビデオ信号に対し
    て階調補正する手段と、この階調補正したビデオ信号を
    表示するカラーモニタと、カラーモニタの観察結果によ
    り決定された彩度及び階調の修正量を入力する手段と、
    この入力手段により入力された修正量に応じて彩度及び
    階調の補正量を修正する手段と、写真焼付時に彩度及び
    階調補正された三色のビデオ信号に応じてCRTのフライ
    ングスポット光の輝度を制御して、カラーモニタに表示
    した画像に対応する結果が得られるようなプリント用発
    光パターンを表示するCRT発光制御手段とを設けたこと
    を特徴とする写真焼付装置。
  2. 【請求項2】前記受光手段は1個であり、この受光手段
    の前に配置された三色フイルタを順次光路に挿入して、
    三色面順次撮像することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の写真焼付装置。
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