JPH0873692A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性樹脂組成物

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Publication number
JPH0873692A
JPH0873692A JP24205594A JP24205594A JPH0873692A JP H0873692 A JPH0873692 A JP H0873692A JP 24205594 A JP24205594 A JP 24205594A JP 24205594 A JP24205594 A JP 24205594A JP H0873692 A JPH0873692 A JP H0873692A
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JP
Japan
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weight
resin
parts
flame
retardant
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Withdrawn
Application number
JP24205594A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Koyama
央 小山
Kenji Mogami
健二 最上
Masahiro Asada
正博 浅田
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)粘度平均分子量が16000〜290
00のポリカーボネート樹脂、(B)ポリアルキレンテ
レフタレート樹脂、(C)ゴム質重合体と、芳香族ビニ
ル単量体、シアン化ビニル単量体、アクリル酸、アクリ
ル酸エステル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル及
びマレイミド系単量体からなる群から選ばれる少なくと
も1種を含む共重合体、(D)有機リン系難燃剤、及び
(E)フッ素系樹脂からなり、(B)に対する(A)の
重量比が75/25〜90/10である樹脂100重量
部に対し、(C)を1〜10重量部、(D)を2〜10
重量部、(E)を0.05〜2重量部配合してなる。 【効果】 高度な難燃性を有し、かつ耐衝撃性、耐熱
性、耐薬品性、成形体をバランスよく備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高度な難燃性を有し、
かつ耐衝撃性、耐熱性、耐薬品性、成形性の物性バラン
スが極めて良好な成形品を与える難燃性樹脂組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】成形品の中でもOA分野に使用される電
気・電子部品においては、用途によって難燃性でかつ優
れた耐衝撃性や耐熱性などの物性を兼ね備えた樹脂組成
物が要求され、例えば、耐衝撃性では40Kg・cm/cm以
上のノッチ付きのアイゾット衝撃強度、耐熱性では10
0℃以上のHDT(熱変形温度)、加えて優れた耐薬品
性、成形性などを満足するものが求められている。上記
のような樹脂組成物としては、ポリカーボネート系樹脂
やABS樹脂などが広く使用されている。近年、特に電
気・電子部品の用途においては、火災に対する安全性を
確保するため、使用する樹脂に対し、UL−94(米国
アンダーライターズラボラトリー規格)V−0に適合す
るような高度な難燃性が要求される例が多く、このため
種々の難燃剤が開発検討されている。
【0003】このような高度な難燃性を樹脂組成物に付
与する場合、一般的に、難燃剤としてハロゲン系化合物
が用いられ、必要に応じ三酸化アンチモンなどの難燃助
剤が併用されている。しかしながら、難燃剤としてハロ
ゲン系化合物を使用した場合、難燃化の効果は大きいも
のの、樹脂加工時にハロゲン系化合物の分解によって生
成した遊離ハロゲンガスやハロゲン化合物がコンパウン
ド用押出機のシリンダーや金型表面などを腐食させた
り、また電気・電子部品においては金属部品を腐食さ
せ、接点不良や導通不良などのトラブルの原因となった
りする。さらに、ハロゲン系化合物の中には、分解生成
するガスのなかに極めて少量ながら、毒性のあるものが
含まれている。このため、ハロゲン系化合物を全く含有
しない難燃性樹脂組成物の開発が望まれている。
【0004】このような難燃剤の1つとしては、水酸化
マグネシウムなどの無機系化合物がある。しかしなが
ら、これらの無機系難燃剤は、その難燃化効果が著しく
低いため、高度な難燃性を得るためには多量の添加が必
要であり、その際に樹脂本来の物性が損なわれるという
問題がある。
【0005】一方、ハロゲンを含まない難燃剤としてリ
ン系化合物の使用が種々検討されている。例えば、米国
特許5,122,556号公報には、ポリカーボネート
樹脂、ABS樹脂及び特定の縮合リン酸エステルからな
る難燃性樹脂組成物が記載されている。しかしながら、
該公報に記載の樹脂組成物において、UL−94 V−
0という高度な難燃性とノッチ付きアイゾット衝撃強度
40Kg・cm/cm以上の高度な耐衝撃性を達成しようとす
ると、HDT(熱変形温度)が100℃以下に低下して
しまい、高度な耐熱性をも満足する難燃性樹脂組成物を
得ることはできない。
【0006】一方、特開平5−179123号公報に
は、ポリカーボネート樹脂とポリカーボネート樹脂以外
の樹脂からなる樹脂にリン系化合物、ホウ素化合物、ポ
リオルガノシロキサン、フッ素樹脂を配合した難燃性樹
脂組成物が記載されており、更に該公報の実施例にポリ
カーボネート樹脂以外の樹脂の1例としてポリエチレン
テレフタレート樹脂を使用した樹脂組成物が記載されて
いる。しかしながら、該公報で使用されているホウ素化
合物は樹脂組成物の耐衝撃性を低下させたり、またポリ
オルガノシロキサンは射出成形時における金型汚染の原
因となったりするなどの問題点を有する。また、樹脂組
成物の難燃化にフッ素系樹脂を使用することは既に公知
である。
【0007】特開平6−192553号公報には、ポリ
カーボネート樹脂及びABS樹脂などのグラフト共重合
体にオリゴマー性リン化合物、ポリアルキレンテレフタ
レート樹脂及びフッ素系樹脂を添加した耐炎性成形用混
和物が開示されている。しかしながら、該公報の実施例
でも明らかなように、耐熱性に関してはビカット軟化温
度が97〜105℃と記載されており、この値はHDT
(熱変形温度、ASTM D−648規格、1/4イン
チ厚み、18.6kg/cm2荷重) においては75〜85℃
程度に相当し、必ずしも高度な耐熱性を満足するもので
はない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解消し、ポリカーボネート樹脂とポリエチレンテレフ
タレート樹脂などのポリアルキレンテレフタレート樹脂
からなる樹脂組成物の有する高度な耐衝撃性、耐熱性、
耐薬品性および成形性などの物性バランスを維持しつ
つ、ノンハロゲンでかつ高度な難燃性を有する難燃性樹
脂組成物を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するべく鋭意検討を重ねた結果、驚くべきこと
に、特定の分子量のポリカーボネート樹脂、共重合体、
有機リン系難燃剤、フッ素系樹脂を特定量配合すること
によって、上記目的を満足する難燃剤樹脂組成物が得ら
れることを見いだし、本発明に到達した。即ち、本発明
は、下記の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び
(E)からなり、(B)に対する(A)の重量比が75
/25〜90/10である樹脂100重量部に対し、
(C)を1〜10重量部、(D)を2〜10重量部、
(E)を0.05〜2重量部配合してなることを特徴と
する難燃性樹脂組成物を内容とするものである。 (A)粘度平均分子量が16000〜29000のポリ
カーボネート樹脂、(B)ポリアルキレンテレフタレー
ト樹脂、(C)ゴム質重合体と、芳香族ビニル単量体、
シアン化ビニル単量体、アクリル酸、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸、メタアリル酸エステル及びマレイミ
ド系単量体から選ばれる少なくとも1種を構成成分とし
て含む共重合体、(D)有機リン系難燃剤、(E)フッ
素系樹脂。
【0010】本発明で使用するポリカーボネート樹脂
(A)とは、具体的に1種以上のビスフェノール化合物
と、ホスゲンまたはジフェニルカーボネートのような炭
酸エステルを反応させて得られるものである。ビスフェ
ノール化合物の具体例としては、ハイドロキノン、4,
4’−ジヒドロキシフェニル、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)ブタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ス
ルホン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテルな
どが挙げられ、これらは単独又は2種以上組み合わせて
用いられる。特に本発明にとって好ましいビスフェノー
ル化合物は、広く市販されている2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパンである。ポリカーボネート
樹脂の粘度平均分子量は、16000〜29000であ
ることが必要で、特に19000〜25000であるこ
とが好ましい。粘度平均分子量が16000未満である
と得られた成形品の耐衝撃性が低下し、また29000
を超えると樹脂加工時の成形性が低下する。
【0011】本発明で使用するポリアルキレンテレフタ
レート樹脂(B)とは、テレフタル酸またはエステル形
成能を有するその誘導体と炭素数2〜10のグリコール
またはエステル形成能を有するその誘導体を反応させて
得られるものである。上記グリコールの具体例として
は、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,
4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5
−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなどが
挙げられ、これらは単独又は2種以上組み合わせて用い
られる。更に、ポリアルキレンテレフタレート樹脂の具
体例としては、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ
ブチレンテレフタレート樹脂、ポリヘキサメチレンテレ
フタレート樹脂、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフ
タレート樹脂などが挙げられ、これらは単独又は2種以
上組み合わせて用いられる。これらの中でも、得られる
成形品の耐熱性、耐薬品性の低下が少ないなどの理由か
ら、特にポリエチレンテレフタレート樹脂が好ましい。
ポリアルキレンテレフタレート樹脂の固有粘度は、フェ
ノール対テトラクロロエタンが重量比で1対1である混
合溶媒中、25℃測定したとき0.4〜1.2dl/g
であることが好ましく、特に0.6〜1.0dl/gで
あることが好ましい。固有粘度が0.4dl/g未満で
は得られた成形品の耐衝撃性が低下し、1.2dl/g
を超えると樹脂加工時の成形性が低下する傾向があるの
で好ましくない。これらのポリアルキレンテレフタレー
ト樹脂(B)の製造方法に関しては特に制限はなく、溶
融重合、固相重合などの通常公知の方法が用いられる。
【0012】上記ポリアルキレンテレフタレート樹脂
(B)に対するポリカーボネート樹脂(A)の重量比は
75/25〜90/10であることが好ましく、特に8
0/20〜90/10であることが好ましい。(B)に
対する(A)の重量比が75/25未満であると得られ
た成形品の難燃性、耐衝撃性、耐熱性が低下し、90/
10を超えると得られた成形品の耐薬品性、樹脂加工時
の成形性が低下する。
【0013】本発明で使用する共重合体(C)における
ゴム質重合体としては、具体的にポリブタジエン、ポリ
イソプレン、スチレン−ブタジエンのランダムおよびブ
ロック共重合体、該ブロック共重合体の水素添加物、ア
クリロニトリル−ブタジエン共重合体、イソプレン−ブ
タジエン共重合体ゴム、エチレン−プロピレンのランダ
ム及びブロック共重合体、エチレン−ブテンのランダム
及びブロック共重合体、エチレンとα−オレフィン共重
合体、エチレン−メタクリル酸エステル、エチレン−ア
クリル酸ブチルなどのエチレンと不飽和カルボン酸エス
テルとの共重合体、アクリル酸エステル−ブタジエン共
重合体、例えばアクリル酸ブチル−ブタジエン共重合体
などのアクリル系弾性重合体、エチレン−酢酸ビニルな
どのエチレンと脂肪酸ビニルとの共重合体、エチレン−
プロピレン−エチリデンノルボルネン共重合体、エチレ
ン−プロピレン−ヘキサジエン共重合体などのエチレン
とプロピレンと非共役ジエンとの共重合体、ブチレン−
イソプレン共重合体などが挙げられ、これらは単独又は
2種以上組み合わせて用いられる。特に本発明にとって
好ましいゴム質重合体は、ポリブタジエン、ブタジエン
−スチレン共重合体、ブタジエン−アクリル酸共重合
体、ブタジエン−アクリル酸メチル共重合体、ブタジエ
ン−メタクリル酸共重合体、ブタジエン−メタアクリル
酸メチル共重合体又はそれらの2種以上の混合物であ
る。
【0014】共重合体(C)における芳香族ビニル単量
体としては、具体的にスチレン、α−メチルスチレン、
α−エチルスチレンなどが挙げられ、これらは単独又は
2種以上組み合わせて用いられる。特に本発明にとって
好ましい芳香族ビニル単量体は、スチレン、α−メチル
スチレン又はそれらの混合物である。
【0015】共重合体(C)におけるシアン化ビニル単
量体としては、具体的にアクリロニトリル、メタクリロ
ニトリルなどが挙げられ、これらは単独又は2種以上組
み合わせて用いられる。
【0016】共重合体(C)におけるアクリル酸エステ
ルとしては、具体的にアクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸ブチルなどが挙げられ、これらは単独
又は2種以上組み合わせて用いられる。特に本発明にと
って好ましいアクリル酸エステルはアクリル酸メチルで
ある。
【0017】共重合体(C)におけるメタクリル酸エス
テルとしては、具体的にメタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸ブチルなどが挙げられ、これ
らは単独又は2種以上組み合わせて用いられる。特に本
発明にとって好ましいメタアクリル酸エステルはメタク
リル酸メチルである。
【0018】共重合体(C)における,マレイミド系単
量体としては、具体的にマレイミド、N−メチルマレイ
ミド、N−エチルマレイミド、N−プロピルマレイミ
ド、N−イソプロピルマレイミド、N−シクロヘキシル
マレイミド、N−フェニルマレイミドなどが挙げられ、
これらは単独又は2種以上組み合わせて用いられる。特
に本発明にとって好ましいマレイミド単量体はマレイミ
ド、N−フェニルマレイミド、N−ヘキシルマレイミド
又はそれらの2種以上の混合物である。
【0019】共重合体(C)におけるゴム質重合体およ
び各単量体の組成比は特に制限はなく、用途に応じて適
宜各成分が配合される。このような共重合体(C)とし
ては、ゴム質重合体の存在下にその他の成分がグラフト
共重合したグラフト共重合体などが好ましく、特に、A
ES樹脂(アクリロニトリル−エチレン−プロピレン−
スチレン共重合体)、MBS樹脂(メタクリル酸メチル
−ブタジエン−スチレン共重合体)、MB樹脂(メタク
リル酸メチル−ブタジエン共重合体)が好ましい。共重
合体(C)の製造方法に関しては特に制限がなく、塊状
重合、溶液重合、塊状懸濁重合、懸濁重合、乳化重合な
どの通常公知の方法が用いられる。また、別々に共重合
した樹脂をブレンドすることによって共重合体(C)を
得ることも可能である。
【0020】本発明で使用する共重合体(C)の添加量
は、ポリカーボネート樹脂(A)とポリアルキレンテレ
フタレート樹脂(B)からなる樹脂100重量部に対し
1〜10重量部であり、特に3〜7重量部であることが
好ましい。共重合体(C)の添加量が1重量部未満であ
ると得られた成形品の耐衝撃性が低下し、10重量部を
超えると得られた成形品の耐熱性、難燃性が低下する。
【0021】本発明で使用する有機リン系難燃剤(D)
としては、具体的にホスフェート、ホスホネート、ホス
フィネート、ホスフィンオキシド、ホスファイト、ホス
ホナイト、ホスフィナイト、ホスフィンなどが挙げら
れ、さらに具体的にトリメチルホスフェート、トリエチ
ルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリ(2−
エチルヘキシル)ホスフェート、トリブトキシエチルホ
スフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジル
ホスフェート、トリキシレニルホスフェート、トリス
(イソプロピルフェニル)ホスフェート、トリス(フェ
ニルフェニル)ホスフェートトリナフチルホスフェー
ト、クレジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフ
ェニルホスフェート、ジフェニル(2−エチルヘキシ
ル)ホスフェート、ジ(イソプロピルフェニル)フェニ
ルホスフェート、フェニルフェニルジクレジルホスフェ
ート、ジブチルホスフェート、モノブチルホスフェー
ト、ジ−2−エチルヘキシルホスフェート、モノイソデ
シルホスフェート、2−アクリロイルオキシエチルアシ
ッドホスフェート、2−メタクリロイルオキシエチルア
シッドホスフェート、ジフェニル−2−アクリロイルオ
キシエチルホスフェート、ジフェニル−2−メタクリロ
イルオキシエチルホスフェート、トリフェニルホスファ
イト、トリスノニルフェニルホスファイト、トリストリ
デシルホスファイト、ジブチルハイドロジエンホスファ
イト、トリフェニルホスフィンオキシド、トリクレジル
ホスフィンオキシド、メタンホスホン酸ジフェニル、フ
ェニルホスホン酸ジエチルなどの化合物が挙げられ、こ
れらは単独又は2種以上組み合わせて用いられる。
【0022】特に下記一般式
【0023】
【化2】
【0024】(式中、R1 、R2 は1価の芳香族基また
は脂肪族基、R3 は2価の芳香族基、nは0〜15)で
表される縮合リン酸エステルが、射出成形時の金型汚染
性が低い点で好ましい。これら縮合リン酸エステルの具
体例としては、下記に示すレゾルシノールビス(ジフェ
ニル)ホスフェート(I)、レゾルシノールビス(ジ−
2,6−キシリル)ホスフェート(II) 、ビスフェノー
ルAビス(ジクレジル)ホスフェート(III)、ハイドロ
キノンビス(ジ−2,6−キシリル)ホスフェート(I
V) およびこれらの縮合物などが挙げられ、これらは単
独又は2種以上組み合わせて用いられる。
【0025】
【化3】
【0026】
【化4】
【0027】
【化5】
【0028】
【化6】
【0029】上記有機リン系難燃剤(D)の添加量は、
ポリカーボネート樹脂(A)とポリアルキレンテレフタ
レート樹脂(B)からなる樹脂100重量部に対し2〜
10重量部であり、特に3〜6重量部であることが好ま
しい。有機リン系難燃剤の添加量が2重量部未満である
と得られた成形品の難燃性、樹脂加工時の成形性が低下
し、10重量部を超えると得られた成形品の耐衝撃性、
耐熱性、耐薬品性が低下する。
【0030】本発明で使用するフッ素系樹脂(E)と
は、樹脂中にフッ素原子を有する樹脂である。具体的に
はポリモノフルオロエチレン、ポリジフルオロエチレ
ン、ポリトリフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエ
チレン、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロ
ピレン共重合体などを挙げることができ、これらは単独
又は2種以上組み合わせて用いられる。また、得られた
成形品の難燃性などの物性を損なわない程度で必要に応
じ、上記フッ素モノマーと共重合可能なモノマーとを併
用し重合して得られた共重合体を用いてもよい。フッ素
系樹脂の分子量は、耐衝撃性と燃焼時の耐ドリッピング
性の点から100万〜2000万であることが好まし
く、特に200万〜1000万であることが好ましい。
これらフッ素系樹脂の製造方法に関しては、乳化重合、
懸濁重合、塊状重合、溶液重合などの通常公知の方法に
より得ることができるが、燃焼時の耐ドリッピング性の
観点から乳化重合で製造されたフッ素系樹脂が好まし
い。
【0031】上記フッ素系樹脂(E)の添加量は、ポリ
カーボネート樹脂(A)とポリアルキレンテレフタレー
ト樹脂(B)からなる樹脂100重量部に対し0.05
〜2重量部であり、特に0.2〜1重量部が好ましい。
フッ素系樹脂の添加量が0.05重量未満であると得ら
れた成形品の難燃性が低下し、2重量部を超えると得ら
れた成形品の耐衝撃性や樹脂加工時の成形性が低下す
る。
【0032】本発明の難燃性組成物には、必要に応じて
さらに他の難燃剤、難燃助剤、強化剤、熱安定剤、酸化
防止剤、紫外線吸収剤、離型剤、着色剤、結晶核剤、帯
電防止剤、充填材、潤滑剤、可塑剤、他のポリマーなど
の各種無機系ないし有機系化合物の1種又は2種以上を
本発明の目的を損なわない程度で配合することができ
る。本発明の難燃性樹脂組成物は種々の方法で製造する
ことができ、その方法には、特に限定はないが、ポリカ
ーボネート樹脂(A)及びポリアルキレンテレフタレー
ト樹脂(B)のペレットやパウダーなどに残りの成分
(C)、(D)、(E)、及び必要に応じ各種添加剤を
添加し、2軸押出機で溶融混練する方法などにより製造
できる。また、配合剤が液体である場合は、液体供給ポ
ンプなどを用い2軸押出機に途中添加して製造すること
ができる。本発明の難燃性組成物は各種の成形法により
種々の形態、例えば各種成形品、シート、ボトル、パイ
プなどに成形することができる。しかも高度な難燃性を
有し、かつ耐衝撃性、耐熱性、耐薬品性、成形性との物
性バランスが極めて良好なため、家電、OA機器部品な
どの射出成形品などに好適に使用される。
【0033】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0034】実施例1 粘度平均分子量が22000で充分に乾燥したビスフェ
ノールAのポリカーボネート樹脂(以下PCという)8
2.5重量部と固有粘度(フェノール対テトラクロロエ
タンが重量比で1対1である混合溶媒中、25℃で測
定;以下同じ)が0.65dl/gで充分に乾燥したポ
リエチレンテレフタレート樹脂(以下PETという)1
7.5重量部に、MB樹脂(メタクリル酸メチル30重
量%とブタジエン70重量%の共重合体)5重量部、レ
ゾルシノールビス(ジフェニル)ホスフェート(旭電化
製アデカスタブPFR)4.5重量部、乳化重合によっ
て得たポリテトラフルオロエチレン(分子量500万)
0.8重量部、安定剤〔ビス(2,6−ジ−t−ブチル
−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−ホ
スファイト〕0.5重量部、酸化防止剤(テトラキス・
メチレン−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシハ
イドロシンナメート・メタン)0.2重量部をベント式
40mmφ押出機でシリンダー温度250〜270℃に
て溶融混練し、ペレット化した。得られた樹脂組成物に
ついて、下記の方法で難燃性、耐衝撃性、耐熱性、成形
性、耐薬品性、金型汚染性を測定又は評価した。結果を
表1に示す。
【0035】難燃性:ペレットを120℃にて5時間乾
燥後、射出成形機(型締め圧35トン)を用い、シリン
ダー温度260℃、金型温度70℃にて試験片を作成
し、得られた試験片について、UL−94V規格にした
がって厚さ1/16インチの難燃性を測定した。
【0036】耐衝撃性:ペレットを120℃にて5時間
乾燥後、射出成形機(型締め圧75トン)を用い、シリ
ンダー温度260℃、金型温度70℃にて試験片を作成
し、得られた試験片について、ASTM D−256に
したがって厚さ1/8インチ ノッチ付きのアイゾッド
衝撃強度を測定した。
【0037】耐熱性:ペレットを120℃にて5時間乾
燥後、射出成形機(型締め圧75トン)を用い、シリン
ダー温度260℃、金型温度70℃にて試験片を作成
し、得られた試験片について、ASTM D−648に
したがって厚さ1/4インチHDT(熱変形温度、荷重
18.6kg/cm2) を測定した。
【0038】成形性:ペレットを120℃にて5時間乾
燥後、射出成形機(型締め圧150トン)及びゲート4
mm×4mm、幅10mm、厚さ3mmのうず巻き状の
金型を用い、射出圧力100kg/cm2、シリンダー温度2
70℃、金型温度70℃にて成形を行い、その流動長を
測定した。
【0039】耐薬品性:ペレットを120℃にて5時間
乾燥後、射出成形機(型締め圧75トン)を用い、シリ
ンダー温度260℃、金型温度70℃にて試験片を作成
し、得られた試験片について、0.5%曲げ歪みを加え
てサラダ油を塗布し、24時間後のクラック発生の有無
を調べ、下記基準で評価した。 ○:クラック発生無し。 ×:クラック発生有り。
【0040】金型汚染性:ペレットを120℃にて5時
間乾燥後、射出成形機(型締め圧150トン)及び15
0mm×150mm、厚さ3mmの金型を用い、射出圧
力100kg/cm2、シリンダー温度260℃、金型温度7
0℃にて成形を行い、50ショット成形後の金型表面の
汚染の程度を目視により下記基準で評価した。 ○:付着物が認められない。 △:付着物がわずかに認められる。 ×:付着物が認められる。
【0041】実施例2 実施例1において、レゾルシノールビス(ジフェニル)
ホスフェートの使用量を4.5重量部から6.0重量部
に変更した以外は実施例1と同様にして実施した。結果
を表1に示す。
【0042】実施例3 実施例1において、粘度平均分子量が22000のPC
に代えて粘度平均分子量が25000のPCを使用した
以外は実施例1と同様にして実施した。結果を表1に示
す。
【0043】実施例4 実施例1において、PCの使用量を82.5重量部から
88.0重量部に、PETの使用量を17.5重量部か
ら12.0重量部にそれぞれ変更した以外は実施例1と
同様にして実施した。結果を表1に示す。
【0044】実施例5 実施例4において、粘度平均分子量が22000のPC
に代えて粘度平均分子量が25000のPCを使用した
以外は実施例4と同様にして実施した。結果を表1に示
す。
【0045】実施例6 実施例1において、レゾルシノールビス(ジフェニル)
ホスフェートに代えてビスフェノールAビス(ジクレジ
ル)ホスフェート(アクゾカシマ製ホスフレックス58
0)5.3重量部を使用した以外は実施例1と同様にし
て実施した。結果を表1に示す。
【0046】実施例7 実施例1において、レゾルシノールビス(ジフェニル)
ホスフェートに代えてゾルシノールビス(ジ−2,6−
キシリル)ホスフェート5.8重量部を使用した以外は
実施例1と同様にして実施した。結果を表1に示す。
【0047】実施例8 実施例1において、レゾルシノールビス(ジフェニル)
ホスフェートに代えてハイドロキノンビス(ジ−2,6
−キシリル)ホスフェート5.3重量部を使用した以外
は実施例1と同様にして実施した。結果を表1に示す。
【0048】実施例9 実施例1において、MB樹脂に代えてMBS樹脂(メタ
クリル酸メチル8重量%とブタジエン70重量%とスチ
レン22重量%の共重合体)を使用し、レゾルシノール
ビス(ジフェニル)ホスフェートに代えてクレジルジフ
ェニルホスフェート5.2重量部を使用した以外は実施
例1と同様にして実施した。結果を表1に示す。
【0049】実施例10 実施例1において、MB樹脂の使用量を5.0重量部か
ら3.0重量部に、ポリテトラフルオロエチレンの使用
量を0.8重量部から0.5重量部にそれぞれ変更した
以外は実施例1と同様にして実施した。結果を表1に示
す。
【0050】比較例1 実施例1において、粘度平均分子量が22000のPC
に代えて粘度平均分子量が15000のPCを使用する
以外実施例1と同様にして実施した。結果を表2に示
す。
【0051】比較例2 実施例1において、粘度平均分子量が22000のPC
に代えて粘度平均分子量が30000のPCを使用する
以外実施例1と同様にして実施した。結果を表2に示
す。
【0052】比較例3 実施例1において、PCの使用量を82.5重量部から
70.0重量部に、PETの使用量を17.5重量部か
ら30.0重量部にそれぞれ変更した以外は実施例1と
同様にして実施した。結果を表2に示す。
【0053】比較例4 実施例1において、PETを使用せずに、PCの使用量
を82.5重量部から100重量部に変更した以外は実
施例1と同様にして実施した。結果を表2に示す。
【0054】比較例5 実施例1において、MB樹脂を使用しない以外は実施例
1と同様にして実施した。結果を表2に示す。
【0055】比較例6 実施例1において、MB樹脂の使用量を5.0重量部か
ら15.0重量部に変更した以外は実施例1と同様にし
て実施した。結果を表2に示す。
【0056】比較例7 実施例1において、レゾルシノールビス(ジフェニル)
ホスフェートの使用量を4.5重量部から1.0重量部
に変更した以外は実施例1と同様にして実施した。結果
を表2に示す。
【0057】比較例8 実施例1において、レゾルシノールビス(ジフェニル)
ホスフェートの使用量を4.5重量部から15.0重量
部に変更した以外は実施例1と同様にして実施した。結
果を表2に示す。
【0058】比較例9 実施例1において、ポリテトラフルオロエチレンを使用
しない以外は実施例1と同様にして実施した。結果を表
2に示す。
【0059】比較例10 実施例1において、ポリテトラフルオロエチレンの使用
量を0.8重量部から3.0重量部に変更した以外は実
施例1と同様にして実施した。結果を表2に示す。
【0060】比較例11 実施例3において、MB樹脂を使用せずに、PCの使用
量を82.5重量部から50.0重量部に、PETの使
用量を17.5重量部から50.0重量部に、ポリテト
ラフルオロエチレンの使用量を0.8重量部から0.2
重量部に変更し、レゾルシノールビス(ジフェニル)ホ
スフェートの代わりにクレジルジフェニルホスフェート
10重量部を用い、さらにホウ酸亜鉛を10重量部使用
する以外は実施例3と同様にして実施した。結果を表2
に示す。
【0061】比較例12 比較例11において、ポリテトラフルオロエチレンを使
用せずに、ホウ酸亜鉛の使用量を10重量部から5重量
部に変更し、さらにポリジメチルシロキサン(東芝シリ
コーン社製TSF451−1000)1.0重量部を使
用する以外は比較例11と同様にして実施した。結果を
表2に示す。
【0062】比較例13 実施例3において、MB樹脂の代わりににABS樹脂
(メタアクリル酸メチル8重量%とブタジエン70重量
%とアクリロニトリル22重量%の共重合体6.0重量
部を使用し、PCの使用量を82.5重量部から94重
量部に、PETの使用量を17.5重量部から6.0重
量部に、レゾルシノールビス(ジフェニル)ホスフェー
トの使用量を4.5重量部から15.0重量部に、ポリ
テトラフルオロエチレンの使用量を0.8重量部から
4.0重量部にそれぞれ変更した以外は実施例3と同様
にして実施した。結果を表2に示す。
【0063】比較例14 比較例13において、PET樹脂及びポリテトラフルオ
ロエチレンを使用せずに、レゾルシノールビス(ジフェ
ニル)ホスフェートの代わりにハイドロキノンビス(ジ
−2,6−キシリル)ホスフェート18.0重量部を使
用し、PCの使用量を94.0重量部から100重量部
に変更した以外は比較例13と同様にして実施した。結
果を表2に示す。
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】
【発明の効果】本発明の難燃性組成物は、高度な難燃性
を有し、かつ耐衝撃性、耐熱性、耐薬品性、成形性との
物性バランスが極めて良好であるため、家電、OA機器
部品などの射出成形品などに有用である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の成分(A)、(B)、(C)、
    (D)及び(E)からなり、(B)に対する(A)の重
    量比が75/25〜90/10である樹脂100重量部
    に対し、(C)を1〜10重量部、(D)を2〜10重
    量部、(E)を0.05〜2重量部配合してなることを
    特徴とする難燃性樹脂組成物。 (A)粘度平均分子量が16000〜29000のポリ
    カーボネート樹脂、 (B)ポリアルキレンテレフタレート樹脂、 (C)ゴム質重合体と、芳香族ビニル単量体、シアン化
    ビニル単量体、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタ
    クリル酸、メタクリル酸エステル及びマレイミド系単量
    体からなる群から選ばれる少なくとも1種を構成成分と
    して含む共重合体、 (D)有機リン系難燃剤、 (E)フッ素系樹脂。
  2. 【請求項2】 ポリアルキレンテレフタレート樹脂
    (B)がポリエチレンテレフタレート樹脂である請求項
    1記載の難燃性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 有機リン系難燃剤(D)が下記一般式で
    表される縮合リン酸エステルである請求項1記載の難燃
    性樹脂組成物。 【化1】 (式中、R1 、R2 は1価の芳香族基又は脂肪族基、R
    3 は2価の芳香族基、nは0〜15)
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