JPH0873659A - 加硫性ゴム組成物および加硫ゴム成形体 - Google Patents
加硫性ゴム組成物および加硫ゴム成形体Info
- Publication number
- JPH0873659A JPH0873659A JP16232095A JP16232095A JPH0873659A JP H0873659 A JPH0873659 A JP H0873659A JP 16232095 A JP16232095 A JP 16232095A JP 16232095 A JP16232095 A JP 16232095A JP H0873659 A JPH0873659 A JP H0873659A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- ethylenically unsaturated
- rubber
- parts
- rubber composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
摩擦係数が1.9以下であり、耐熱温度が300℃以上
である加硫ゴム成形体。 [A]エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和
ゴム、[B]エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩、
[C]有機過酸化物、[D](i) エチレン性不飽和含フ
ッ素化合物類、および/または、(ii)エチレン性不飽和
オルガノシロキサン類、からなることを特徴とする加硫
性ゴム組成物。 【効果】この加硫ゴム成形体は、ゴム材料が本来有する
シール性、変形追従性を保持しつつ、強度、耐熱性、耐
加水分解性、非粘着性、低摩擦性に優れる。また前記の
組成物を加硫成形すると、上記のような加硫ゴム成形体
が得られる。
Description
加硫ゴム成形体に関し、さらに詳しくは、ゴム材料が本
来有するシール性、変形追従性を保持しつつ、強度、耐
熱性、耐加水分解性、非粘着性、低摩擦性に優れた加硫
ゴム成形体が得られるような加硫性ゴム組成物および加
硫ゴム成形体に関する。
鉛または塩基性メタクリル酸亜鉛を混合し、有機過酸化
物で架橋することは古くから知られており、例えば、以
下のような技術が知られている。 (1) 米国特許第1091818号には、エチレン・プ
ロピレン系ゴムにジメタアクリル酸金属塩と有機過酸化
物とを混合して有機過酸化物で架橋することにより、強
度に優れた加硫ゴムが得られることが記載されている。 (2) 英国特許第159477号には、ポリブタジエン
ゴムに塩基性メタクリル酸亜鉛を混合してラジカル発生
剤で加硫したゴムをコア材とするゴルフボールが記載さ
れている。 (3) 特開昭59-149938号公報には、天然ゴム並
びに共役ジエン系ゴムに、表面積約3.7〜約5.4m
2/g以上のジメタクリル酸亜鉛と、カーボンブラック
またはクレーと有機過酸化物加硫剤とを配合してこの有
機過酸化物加硫剤で架橋してなる架橋ゴム組成物は、優
れた強度特性を有する旨記載されている。
された加硫ゴムの引張強度は、いずれも300kg/c
m2未満に過ぎない。これに対して、 (4) 特開平1-306440号公報等には、『(a)重合
体類中の共役ジエン単位の含有量が30重量%以下であ
るエチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和共重
合ゴム100重量部:(b)メタクリル酸と亜鉛のモル比
が1/0.5〜1/3であるメタクリル酸の亜鉛塩で2
0μ以上の粗粒子を5%以下とした化合物10〜100
重量部:および(c)有機過酸化物0.2〜10重量部を
配合してなることを特徴とする加硫性ゴム組成物』が記
載され、このゴム組成物は、加硫後には500kgf/
cm2以上の引張強度を有することが記載されている。
を配合してなるゴム材料は、強度に優れるが、低摩擦
性、非粘着性に劣り、金型離型性が非常に悪いという問
題点がある。しかもこのようなゴム材料は、摩擦係数が
大きいため、シール部材などに使用すると優れた密着
性、変形等に対する追従性を示すが、このようなゴム材
料が用いられた機器の消費電力を増大させ、また、いわ
ゆる“鳴き現象”やスティック-スリップ(付着滑り)
を誘発し、激しく摩耗して、機器装置の性能を低下さ
せ、耐久性を損なわせるなどの問題点がある。
する手法として、ゴム材料にPE、PTFE、PCM、
ポリエステル等の樹脂粉末を混入する方法(固体潤滑剤
添加法)、ゴム材料にPEG、シリコーンオイル、フッ
素化オイル等のオイルを混入する方法(ブリード法)、
あるいは、ゴム成形体の表面を樹脂にて被覆する方法
(表面被覆法)などが知られている。
的強度が低下したり、ゴム弾性を低下させ、相手材への
追従性が劣るようになる傾向があり、さらに、圧縮永久
歪も大きくなる傾向がある。
械的強度が小さく、しかもオイルのブリード(滲出)速
度が大きく、成形体の寿命にバラツキがあったり、成形
体から滲出したオイルが相手材を汚染したりするという
問題点がある。
を構成しているゴム成形体と表面被覆層との密着性が低
下する虞があるため、シール部材として実際に機器に組
み込んで動的状態で使用するには不向きであり、また樹
脂被覆成形体表面のゴム弾性が低下して相手材への追随
性が劣るようになる傾向がある。
ては、シリコーンを配合してなる自己潤滑型熱可塑性あ
るいは熱硬化性ウレタン材料が知られている。しかしな
がら自己潤滑型熱可塑性あるいは熱硬化性ウレタン材料
には、耐熱性、耐加水分解性に劣るという問題点があ
る。
非粘着性を有し、かつ、300kgf/cm2以上もの
強度を有し、耐熱性および耐加水分解性に優れた加硫ゴ
ムが得られるような加硫性ゴム組成物は未だ見出されて
いない。
問題点を解決しようとするものであって、ゴム材料が本
来有するシール性、変形追従性を保持しつつ、強度、耐
熱性、耐加水分解性、非粘着性、低摩擦性に優れた加硫
ゴム成形体が得られるような加硫性ゴム組成物を提供す
ることを目的としている。
ール性、変形追従性を保持しつつ、強度、耐熱性、耐加
水分解性、非粘着性、低摩擦性に優れた加硫ゴム成形体
を提供することを目的としている。
度が300kgf/cm2以上であり、摩擦係数が1.
9以下であり、耐熱温度が300℃以上であることを特
徴としている。この加硫性ゴム成形体は、ゴム材料が本
来有するシール性、変形追従性を保持しつつ、強度、耐
熱性、耐加水分解性、非粘着性、低摩擦性に優れてい
る。
ゴム、 [B]エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩、 [C]有機過酸化物、 [D](i) エチレン性不飽和含フッ素化合物類、および
/または(ii)エチレン性不飽和オルガノシロキサン類、
からなることを特徴としている。
分[A]100重量部に対して、成分[B]は10〜1
00重量部の量で、成分[C]は0.2〜15重量部の
量で、および成分[D]は2〜40重量部の量で含まれ
ていることが好ましい。
ゴム補強剤[E]および/または架橋助剤[F]が含ま
れていてもよい。このような加硫ゴム組成物では、上記
成分[A]100重量部に対して、ゴム補強剤[E]は
100重量部以下、好ましくは0〜70重量部の量で、
また架橋助剤[F]は30重量部以下、好ましくは0〜
15重量部の量で含まれていることが望ましい。
体鎖中の2重結合を有する共役ジエン単位の含有量は、
30重量%以下であることが好ましい。また、成分
[D]は、エチレン性不飽和含フッ素化合物類(i)であ
ることが好ましい。
体は、ゴム材料が本来有するシール性、変形追従性を保
持しつつ、強度、耐熱性、耐加水分解性、非粘着性、低
摩擦性に優れている。
成物および加硫ゴム成形体について具体的に説明する。
が300kgf/cm2以上、好ましくは310kgf
/cm2以上、さらに好ましくは400kgf/cm2以
上であり、摩擦係数が1.9以下、好ましくは1.3以
下、さらに好ましくは1.0以下であり、耐熱温度が3
00℃以上、好ましくは320℃以上である。
有するシール性、変形追従性を保持しつつ、強度、耐熱
性、耐加水分解性、非粘着性、低摩擦性に優れている。
このような本発明に係る加硫ゴム成形体は、例えば、下
記のような加硫ゴム組成物の加硫を行うことにより得ら
れる。
ゴム、 [B]エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩、 [C]有機過酸化物 [D](i) エチレン性不飽和含フッ素化合物類、および
/または、(ii)エチレン性不飽和オルガノシロキサン
類、からなっている。エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和ゴム
[A] エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和ゴム
[A](成分[A]ともいう)としては、エチレン性不飽和
ニトリルと共役ジエンとの共重合体(イ)、あるいは、エ
チレン性不飽和ニトリルと、共役ジエンと、これらと共
重合可能な他の単量体とからなる多元共重合体(ロ)、あ
るいは、これらの共重合体(イ)または多元共重合体(ロ)の
部分水素化物(ハ)が挙げられる。
的には、例えば、アクリロニトリル、メタアクリロニト
リル等が挙げられ、共役ジエンとしては、具体的には、
例えば、1,3-ブタジエン、イソプレン(2-メチル−
1,3−ブタジエン)、1,3-ペンタジエン等が挙げ
られ、これら2種の単量体(エチレン不飽和ニトリルお
よび共役ジエン)と共重合可能な単量体としては、具体
的には、例えば、ビニル芳香族化合物、(メタ)アクリ
ル酸、アルキル(メタ)アクリレート、アルコキシアル
キル(メタ)アクリレート、シアノアルキル(メタ)ア
クリレート等が挙げられる。
性不飽和ニトリルの含有量は、10〜60重量%、好ま
しくは15〜55重量%であることが望ましい。このよ
うな共重合成分からなるエチレン性不飽和ニトリル−共
役ジエン系高飽和ゴム[A]としては、具体的には、例
えば、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NB
R)、アクリロニトリル−イソプレン共重合ゴム、アク
リロニトリル−ブタジエン−イソプレン共重合ゴム、ア
クリロニトリル−ブタジエン−アクリレート共重合ゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジエン−アクリレート−メ
タクリル酸共重合ゴム等が挙げられ、特にアクリロニト
リル含量が10〜60重量%程度のアクリロニトリル−
ブタジエン共重合ゴムが好ましく用いられる。これらの
エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和ゴム
は、1種または2種以上組合せて用いることができる。
体鎖中の2重結合を有する共役ジエン単位の含有量は3
0重量%以下であることが望ましい。この成分[A]を
構成している重合体鎖中の2重結合を有する共役ジエン
単位の含有量が30重量%を超える場合には、当該部分
を水素化するなどして不飽和部分の量を30重量%以
下、好ましくは20〜0重量%にすることが好ましい。
このような量で共役ジエン単位が含まれた高飽和ゴムを
用いると、後述するような優れた特性の加硫ゴム成形体
を得ることができる。エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩[B] エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩[B](成分[B])
は、下記のようなエチレン性不飽和カルボン酸と金属と
の塩であって、エチレン性不飽和カルボン酸としては、
(メタ)アクリル酸、クロトン酸、3−ブテン酸等の不
飽和モノカルボン酸:マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸等の不飽和ジカルボン酸:マレイン酸モノメチル、マ
レイン酸モノエチル、イタコン酸モノエチルなどの不飽
和ジカルボン酸のモノエステル:前記以外の不飽和多価
カルボン酸および少なくとも1価のフリーのカルボキシ
ル基を残存・保有する不飽和多価カルボン酸のエステル
等が挙げられる。
成し得るものであれば、特に制限されないが、具体的に
は、例えば、Be、Mg、Ca、Sr、Ba、Ti、C
r、Mo、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ag、Z
n、Cd、Hg、Al、Sn、Pb、Sb等が挙げら
れ、これらの内では、Zn、Mg、Ca、Alが好まし
く用いられる。
金属塩[B]としては、メタクリル酸の亜鉛塩、メタク
リル酸のMg塩、メタクリル酸のCa塩、メタクリル酸
のAl塩、アクリル酸の亜鉛塩、アクリル酸のMg塩が
挙げられ、メタクリル酸の亜鉛塩、アクリル酸の亜鉛塩
が好ましく用いられる。このようなエチレン性不飽和カ
ルボン酸の金属塩は、1種または2種以上組み合わせて
用いることができる。
とのモル比[エチレン性不飽和カルボン酸/金属]は、
1/0.5〜1/3の範囲であることが望ましい。ま
た、エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩[B]の粒子
径は、特に限定されないが、20μm以下であることが
好ましく、このような粒子径のエチレン性不飽和カルボ
ン酸の金属塩[B]を使用すると、優れた特性の加硫性
ゴム組成物が得られる。このような粒子径のエチレン性
不飽和カルボン酸の金属塩[B]は、特開平1-306
440号公報に記載の方法により得られる。
金属塩[B]は、上記成分[A]100重量部に対して
10〜100重量部の量で、好ましくは20〜80重量
部の量で加硫性ゴム組成物中に含まれている。
は、エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩として加硫性
ゴム組成物中に含まれているが、また、加硫性ゴム組成
物中でエチレン性不飽和カルボン酸と金属(あるいは金
属酸化物、金属水酸化物、金属炭酸塩など)とからエチ
レン性不飽和カルボン酸金属塩を形成してもよい。この
ような金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩等には、20μ
m以上の粗粒子が含まれないことが好ましい。有機過酸化物[C] 有機過酸化物[C](成分[C])としては、一般的なゴ
ムの過酸化物架橋に使用される有機過酸化物が用いられ
る。
体的には、ジクミルパーオキサイド、ジ-t-ブチルパー
オキサイド、t-ブチルクミルパーオキサイド、ベンゾ
イルパーオキサイド、2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-
ブチルパーオキシ)ヘキシン-3、2,5-ジメチル-
2,5-ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,5-
ジメチル-2,5-ジ(t-ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、α,α’-ビス(t-ブチルパーオキシ-m-イソプロ
ピル)ベンゼン、t-ブチルパーオキシイソプロピルカー
ボネート等を挙げることができる。これらの内では、
α,α’-ビス(t-ブチルパーオキシ-m-イソプロピ
ル)ベンゼン、ジクミルパーオキサイドが好ましく用い
られる。
以上組み合わされて用いることができる。本発明におい
ては、上記[A]成分100重量部に対して、有機過酸
化物[C]は、0.2〜15重量部、好ましくは1〜1
0重量部の量で用いられる。エチレン性不飽和含フッ素化合物類およびエチレン性不
飽和オルガノシロキサン類[D] 成分[D]としては、(i) エチレン性不飽和含フッ素化
合物類と、(ii)エチレン性不飽和オルガノシロキサン類
のうちの(i)または(ii)のいずれか一方、あるいは(i)と
(ii)の両方が用いられる。
よびエチレン性不飽和オルガノシロキサン類[D]は、
低摩擦・非粘着性を加硫物に付与する部位と加硫物製造
時に化学反応性を示す部位とを有するモノマーあるいは
マクロモノマー(マクロモノマーとは、通常、その分子
量が数百〜数万程度であり、重合性官能基を有し、モノ
マーとみなし得る化合物をいう。)であって、このよう
な成分[D]が含まれた加硫性ゴム組成物からは、強
度、低摩擦性および非粘着性に優れた加硫ゴム成形体を
製造することができる。
は、低摩擦・非粘着性を加硫物に付与せしめる(ポリ)
フルオロアルキル、(ポリ)フルオロアルキレン、(ポ
リ)フルオロエーテル等から選ばれる少なくとも一種類
を分子骨格中に保有している。
i)は、低摩擦・非粘着性を加硫物に付与せしめるジメチ
ルシロキサン、メチルフェニルシロキサン、トリメチル
フルオロプロピルシロキサン等のオルガノシロキサンの
単独重合体または共重合体から誘導される。この単独重
合体または共重合体から誘導される部位には、長鎖アル
キル基、フロロアルキル基、アルキレンオキシド基等が
付加して変性されていてもよい。また、上記オルガノシ
ロキサンの単独重合体または共重合体から誘導される部
位に、アルキレンオキシド、シルフェニレン、シルエチ
レン、スチレン等の重合性モノマーを共重合させ、ある
いはポリカボネート、ナイロン、ポリウレタン等のポリ
マーを結合させて、上記オルガノシロキサンの単独重合
体または共重合体から誘導される部位は変性されていて
もよい。
(i)およびエチレン性不飽和オルガノシロキサン類(ii)
には、化学反応性を示すビニル基、ビニリデン基、メタ
クリロキシプロピル基等のエチレン結合(C=C)を有
する基が存在している。このエチレン結合を有する基
は、エチレン性不飽和含フッ素化合物類(i)およびエチ
レン性不飽和オルガノシロキサン類(ii)の片末端あるい
は両末端に存在していてもよく、また側鎖(ブランチ)
に存在していてもよい。また、エチレン性不飽和含フッ
素化合物類(i)およびエチレン性不飽和オルガノシロキ
サン類(ii)中に存在するエチレン結合の個数は、1個以
上であれば特に限定されない。
しては、具体的には、例えば、下記表1〜2に示すもの
が挙げられ、表1〜2の中では化合物番号(ロ)、(ハ
)、(ホ )が好ましく用いられる。これらの含フッ素
化合物類は、1種または2種以上組合せて用いることが
できる。なお、以下の表中Meはメチル基を示し、Ph
はフェニル基を示す。
i)としては、具体的には、例えば、下記表3〜6に示す
ものが挙げられ、表3〜6の中では、化合物番号
(2)、(3)、(1)が好ましく用いられる。これら
のオルガノシロキサン類は、1種または2種以上組み合
わせて用いることができる。
0重量部に対して2〜40重量部の量で、好ましくは5
〜25重量部の量で用いられる。この成分[D]が2重
量部未満では、低摩擦、非粘着性に優れた加硫ゴム成形
体を製造し得るような加硫性ゴム組成物が得られないこ
とがあり、また、40重量部を超えると加硫性ゴム組成
物の練り加工性が低下し、得られる加硫ゴム成形体の機
械的強度が低下することがある。また、この成分[D]
の分子量は、通常、300〜50000好ましくは50
0〜20000であることが望ましい。
加工する際に、有機過酸化物[C]により、該組成物中
のエチレン性不飽和カルボン酸の金属塩[B]および成
分[D](エチレン性不飽和含フッ素化合物類(i)およ
び/またはエチレン性不飽和オルガノシロキサン類(i
i))が共重合されるか、あるいは、エチレン性不飽和ニ
トリルー共役ジエン系高飽和ゴム[A]に、その[B]
および[D]成分が単独もしくは共重合して結合される
ことにより、低摩擦、非粘着性に優れた加硫ゴム成形体
が得られる。
[D]がゴムマトリックス中に強固に化学結合により固
定されているため、この加硫ゴム成形体がパッキン等の
シール部材あるいは摺動材として使用され、摺動時の剪
断力もしくは圧縮などの応力、または熱などの外界から
の刺激を受けても成分[D]はゴムマトリックスから脱
離しにくく、また、ゴムマトリックス内での移動は制限
される。このため、本発明に係る加硫性ゴム組成物を加
硫すると、成分[D]が添加されていない従来のゴム材
料が元来もっている優れた耐熱性、耐加水分解性、機械
的強度、耐摩耗性を有し、しかも低摩擦性、非粘着性に
も優れた加硫ゴム成形体が得られるのであろうと思われ
る。
[A]、[B]、[C]および[D]を、好ましくは成
分[A]100重量部に対して、成分[B]:10〜1
00重量部、成分[C]:0.2〜15重量部、成分
[D]:2〜40重量部の量で配合し、通常のゴム混合
機(例:ロール、バンバリー、ニーダー等)により混練
することにより製造される。また、このように成分
[D]が含まれた加硫性ゴム組成物からなる加硫ゴム成
形体は非粘着性となり、成型加工時の金型離型性に優れ
ている。
は、通常、その引張強度が300kgf/cm2以上、
好ましくは310kgf/cm2以上、さらに好ましく
は400kgf/cm2以上であり、摩擦係数が通常
1.9以下、好ましくは1.3以下、さらに好ましくは
1.0以下であり、耐熱温度が通常300℃以上、好ま
しくは320℃以上である。この引張強度、摩擦係数、
耐熱温度の測定法については、後述する。
記成分[A]〜[D]の他に、ゴム補強剤[E]および
/または架橋助剤[F]が含まれていてもよい。ゴム補
強剤[E]としては、カーボンブラック、無機系補強剤
(例:シリカ、炭酸マグネシウム、けい酸マグネシウ
ム、ハードクレー等)、有機系補強剤(例:ハイスチレ
ン樹脂、環化ゴム、クマロン・インデン樹脂、フェノー
ル・ホルムアルデヒド樹脂、変性メラミン樹脂等のアミ
ノ樹脂、ビニルトルエン共重合樹脂、リグニン等)が挙
げられ、これらの内では、カーボンブラックが好ましく
用いられる。このようなゴム補強剤は、1種または2種
以上組み合わせて用いることができる。このようなゴム
補強剤[E]は、成分[A]100重量部に対して、通
常100重量部以下の量で、さらに好ましくは0〜70
重量部の量で用いられる。
結合(C=C)を2個以上有するものが用いられ、具体
的には、例えば、トリアリルイソシアヌレート、トリア
リルシアヌレート、トリメチロールプロパントリメタク
リレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、
エチレングリコールジメタクリレート、ジアリルフタレ
ート、1,3-ブチレンジメタクリレート、1,6-ヘキ
サンジオールジメタクリレート、ポリエチレングリコー
ルジメタクリレート、1,4-ブタンジオールジアクリ
レート、1,6-ヘキサンジオールジアクリレート等が
挙げられ、トリアリルイソシアヌレートが好ましく用い
られる。このような架橋助剤は、1種または2種以上組
み合わせて用いることができる。このような架橋助剤
[F]は、成分[A]100重量部に対して、通常30
重量部以下の量で、さらに好ましくは0〜15重量部の
量で用いられる。
記成分[A]〜[D]の他に、ポリエチレングリコール
モノメタクリレート等の他のモノマーが含まれていても
よい。 また、本発明の加硫性ゴム組成物には、必要に
応じて、ゴム工業で通常使用される種々の薬剤例えば、
可塑剤、安定剤、加工助剤、固体潤滑剤(例:PTFE
オリゴマー)の他、顔料、充填剤等が含まれていてもよ
い。
アルミニウム、タルク、けい藻土、マイカ、アルミナホ
ワイト、硫酸アルミニウム、硫酸バリウム、リトポン、
硫酸カルシウム、二硫化モリブリデン、グラファイト等
の無機系充填剤;再生ゴム、ゴム粉末、エボナイト粉
末、熱硬化性樹脂中空球、サラン中空球、セラミック、
木粉、コルク粉末、ポリビニルアルコール繊維、セルロ
ースパウダー、紙、布等の有機系充填剤;が挙げられ
る。
料が本来有するシール性、変形追従性を保持しつつ、し
かも強度、耐熱性、耐加水分解性、非粘着性、低摩擦性
に優れている。
ゴム材料が本来有するシール性、変形追従性を保持しつ
つ、強度、耐熱性、耐加水分解性、非粘着性、低摩擦性
に優れた加硫ゴム成形体を製造できる。
らに具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に
よりなんら制限されるものではない。なお、表中、各成
分単位の配合量は、「重量部」表示である。
な組成の加硫性ゴム組成物を調製した。この加硫性ゴム
組成物を、表7〜9に示す条件下に加硫して、引張強
度、伸び、硬さ等の加硫物性、粘着性、摩擦係数、耐熱
性(耐熱強度)、耐加水分解性を測定した。
した原料物性、測定条件等を以下に示す。 (1)Zetpol 2020:日本ゼオン(株)製,
水素化NBR(水素化率90%,アクリロニトリル含有
量37%)。 (2)Zn(MAA)2:浅田化学(株)製,メタクリ
ル酸亜鉛。 (3)Perkadox14/40:日本油脂(株)製
の有機過酸化物系加硫剤[α,α’-ビス(t-ブチルパ
ーオキシ-m-イソプロピル)ベンゼン,純度40%]。 (4)フロラードFx13:住友スリーエム(株)製,
パーフロロアルキルアクリレート[2-(Nエチルパー
フロロオクタスルホアミド)エチルアクリレート]。 (5)サイラプレーン FM-7711:シリコーン系
マクロマー(サイラプレーンシリーズ,チッソ(株)
製。) (6)PTFEオリゴマー:固体潤滑剤,セントラル硝
子(株)製,(TFO−I)。 (7)エーテル系ウレタン:PTMG-TDI系。 (8)エステル系ウレタン:PCL-MDI系。 (9)シリコーンオイル:ジメチルポリシロキサンの低
分子量タイプのもの。 (10)シースト116:東海電極製造(株)製,カー
ボンブラック(high abrasion furnace black)。 (11)シーストSO:東海電極製造(株)製,カーボ
ンブラック(fast extruding furnace black)。 (12)タイク:日本化成(株)製,トリアリルイソシ
アヌレート。 (13)加硫物性:JIS K 6301に準拠して測
定。 (14)粘着力:レオロジー社製のタックテスターによ
り、相手材としてSUS41を荷重1.0kgf/cm
2、速度300mm/分で2秒間圧締した時の粘着力を
測定した。 (15)摩擦係数:スラスト式摩擦試験機を用いて、図
1に概念的に示すような方法で被測定物(加硫ゴム成形
体)の摩擦係数を測定した。すなわち、被測定物(各加
硫ゴム成形体)1の上部に付番3で示すリング状の金属
SS41をセットし、この加硫ゴム成形体1の下方から
上方のリング状金属3に向かって荷重2kgf/cm2
を加えた状態で、速度0.1m/秒の条件のもとにこの
加硫ゴム成形体1上の金属リング3を回転させることに
より、被測定物の摩擦係数を測定した。
下に示す。 [摩擦係数測定条件] 機種:スラスト式摩擦摩耗試験機 TT100C型(三
井造船(株)製) ゴムシート試料サイズ:縦横共に40mm×厚さ2mm 金属リングサイズ:φ25.6×φ20×8L(接触面
積:2.0×10-4m2、摺動半径:11.457m
m) 金属リング材質:SS41 Rmax2μm程度 面圧:0.196MPa 速度:0.1m/s 摺動距離:5km(時間:13.889hr) 雰囲気:温度23℃±2、相対湿度50%±10 金属リング前処理:摺動面を試験前にカーボンランダム
(GC1200KIRAIT KENMAZAI)を用
いて、定盤上の新聞紙上で仕上げる。 [摩擦係数の算出法]単位時間に得られる摩擦係数の値
は、摺動時間とともに経時変化するため、摩擦係数の平
均値として求める。
2に示すようなデータが得られる。この図2中、横軸は
摺動時間(hr)を示し、縦軸は摩擦係数(μ)を示
す。この図2に示すように、得られたデータ(図2)
は、摺動時間に伴う摩擦係数変動面積(図2中、符号A
で示す黒い帯状部分)となって現れる。
は、得られたデータ(図2)の帯状部分(A)の1/2
幅(帯の上下の面積が同一)になるような位置に、摺動
時間軸(横軸)に平行な線(B)を引き、このときの摩
擦係数を摩擦係数平均値として読み取る。このように、
本発明では、摩擦係数の値は、摩擦係数の平均値で示
す。 (16)耐熱温度(耐熱性):レオロジー社製の「レオ
スペクトラーDVE−V14」を用いて温度依存性で周
波数11Hz、変位振幅4μm、昇温速度10℃/分の
条件下に動的粘弾性を測定した。ゴム状領域を維持し得
る最高温度領域を耐熱性(耐熱温度)の指標として用い
た。本発明の実施例において耐熱性を決定するための指
標として用いた動的粘弾性の測定データを図3に示す。
図3中、ゴム状領域を維持し得る最高温度領域は符号
「A」で示されている。 (17)耐加水分解性:耐熱水試験を80℃×5000
時間行った後に、引張強度を測定した。充分な強度を有
していたものを白丸(○)で示し、強度が不十分であっ
たものを(×)で示した。
表示である。
試験機(松原式摩擦摩耗試験機の原理説明図である。
試験データの例である。
するための指標として用いた動的粘弾性の測定データを
示すグラフである。
Claims (7)
- 【請求項1】引張強度が300kgf/cm2以上であ
り、摩擦係数が1.9以下であり、耐熱温度が300℃
以上であることを特徴とする加硫ゴム成形体。 - 【請求項2】[A]エチレン性不飽和ニトリル−共役ジ
エン系高飽和ゴム、 [B]エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩、 [C]有機過酸化物、 [D](i) エチレン性不飽和含フッ素化合物類、および
/または、(ii)エチレン性不飽和オルガノシロキサン
類、からなることを特徴とする加硫性ゴム組成物。 - 【請求項3】ゴム補強剤[E]および/または架橋助剤
[F]がさらに含まれていることを特徴とする請求項2
に記載の加硫性ゴム組成物。 - 【請求項4】上記成分[A]100重量部に対して、成
分[B]:10〜100重量部、成分[C]:0.2〜
15重量部、成分[D]:2〜40重量部からなること
を特徴とする請求項2に記載の加硫性ゴム組成物。 - 【請求項5】上記成分[A]100重量部に対して、ゴ
ム補強剤[E]:100重量部以下、架橋助剤[F]:
30重量部以下からなることを特徴とする請求項3に記
載の加硫性ゴム組成物。 - 【請求項6】上記成分[A]を構成している重合体鎖中
の2重結合を有する共役ジエン単位の含有量が30重量
%以下であることを特徴とする請求項2〜5の何れかに
記載の加硫性ゴム組成物。 - 【請求項7】請求項2〜6の何れかに記載の加硫性ゴム
組成物を加硫してなる加硫ゴム成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16232095A JP3594365B2 (ja) | 1994-06-28 | 1995-06-28 | 加硫性ゴム組成物および加硫ゴム成形体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-146539 | 1994-06-28 | ||
JP14653994 | 1994-06-28 | ||
JP16232095A JP3594365B2 (ja) | 1994-06-28 | 1995-06-28 | 加硫性ゴム組成物および加硫ゴム成形体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0873659A true JPH0873659A (ja) | 1996-03-19 |
JP3594365B2 JP3594365B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=26477350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16232095A Expired - Fee Related JP3594365B2 (ja) | 1994-06-28 | 1995-06-28 | 加硫性ゴム組成物および加硫ゴム成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3594365B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009517515A (ja) * | 2005-12-01 | 2009-04-30 | ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト | 高強度エラストマーに架橋可能なイオン及び/又は有機金属官能化シリコーンポリマー |
JP2013518955A (ja) * | 2010-02-03 | 2013-05-23 | シル ウント ザイラッハー “シュトルクトル” ゲーエムベーハー | ポリオルガノシロキサンの使用方法、ゴムを加硫する方法、加硫ゴム、ゴム用加硫化剤、マスターバッチ及び混合物 |
CN116622136A (zh) * | 2023-07-06 | 2023-08-22 | 华美节能科技集团有限公司 | 一种电池包用柔性发泡材料及制备方法 |
-
1995
- 1995-06-28 JP JP16232095A patent/JP3594365B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009517515A (ja) * | 2005-12-01 | 2009-04-30 | ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト | 高強度エラストマーに架橋可能なイオン及び/又は有機金属官能化シリコーンポリマー |
JP4892003B2 (ja) * | 2005-12-01 | 2012-03-07 | ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト | 高強度エラストマーに架橋可能なイオン及び/又は有機金属官能化シリコーンポリマー |
JP2013518955A (ja) * | 2010-02-03 | 2013-05-23 | シル ウント ザイラッハー “シュトルクトル” ゲーエムベーハー | ポリオルガノシロキサンの使用方法、ゴムを加硫する方法、加硫ゴム、ゴム用加硫化剤、マスターバッチ及び混合物 |
CN116622136A (zh) * | 2023-07-06 | 2023-08-22 | 华美节能科技集团有限公司 | 一种电池包用柔性发泡材料及制备方法 |
CN116622136B (zh) * | 2023-07-06 | 2023-10-20 | 华美节能科技集团有限公司 | 一种电池包用柔性发泡材料及制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3594365B2 (ja) | 2004-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4530970A (en) | Fluoroelastomer composition and lining material made thereof | |
US4251432A (en) | Method of providing curable fluoroelastomer gums having coupling agent coated particulate carbonaceous fillers | |
JP2939489B2 (ja) | ゴムロールおよびゴムロール用ゴム組成物 | |
US7741392B2 (en) | Rubber compositions having improved physical and low temperature properties | |
US4918144A (en) | Vulcanizable rubber composition | |
JP4502483B2 (ja) | 水素化ニトリルゴム組成物 | |
EP0248271A1 (en) | Cured rubber compositions of high modulus | |
JP5792643B2 (ja) | シール材用ゴム組成物およびシール材 | |
WO2005103143A1 (ja) | アクリル系エラストマー組成物 | |
JP3594365B2 (ja) | 加硫性ゴム組成物および加硫ゴム成形体 | |
JP5219327B2 (ja) | 磁気シール用ニトリルポリマー組成物 | |
US5916937A (en) | Heat cured fluorosilicone rubber compositions having improved compression set | |
JPWO2018181493A1 (ja) | ゴム積層体 | |
JP4487610B2 (ja) | ゴム組成物およびこれを加硫してなる加硫物 | |
JPH0967473A (ja) | ゴム組成物および該組成物からなるゴム成形体 | |
WO1997023560A1 (fr) | Composition de caoutchouc solidifiable assurant l'etancheite contre l'eau chaude | |
JPH0598076A (ja) | ゴム組成物 | |
JPH09183867A (ja) | ワイパーブレードゴム | |
JPH09249723A (ja) | 加硫性ゴム組成物および加硫ゴム成形体 | |
JP4553094B2 (ja) | ゴム組成物、加硫性ゴム組成物および加硫物 | |
US5506287A (en) | Acrylic rubber composition | |
KR0143415B1 (ko) | 고무롤 | |
CA2436586A1 (en) | Hnbr compounds having an improved flowability | |
JPH09208751A (ja) | ゴム組成物 | |
JPH08193197A (ja) | Vリング |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040317 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040609 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040726 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040825 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20040831 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070910 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 5 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 6 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 7 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110910 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120910 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |