JPH087283B2 - 光フアイバのスクリ−ニング張力の測定方法及び装置 - Google Patents

光フアイバのスクリ−ニング張力の測定方法及び装置

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JPH087283B2
JPH087283B2 JP61199112A JP19911286A JPH087283B2 JP H087283 B2 JPH087283 B2 JP H087283B2 JP 61199112 A JP61199112 A JP 61199112A JP 19911286 A JP19911286 A JP 19911286A JP H087283 B2 JPH087283 B2 JP H087283B2
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JP
Japan
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optical fiber
tension
measuring
screening
load roller
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JP61199112A
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JPS6356608A (ja
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克之 常石
祐司 亀尾
史貴 内野
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は走行する光ファイバに張力を加え強度保証を
行う光ファイバのスクリーニングにおいて、光ファイバ
に加えた張力を測定するための方法および装置に関する
ものである。
<従来の技術> 光ファイバは通常数百kg/mm2(破断伸び数%)の強度
を有しているが、長手方向では70kg/mm2(破断伸び1
%)以下の低強度部分が或る割合で存在する。そこで、
この低強度部分を取除くため光ファイバの全長にわたっ
て一定の張力を加え、低強度部分を破断させることによ
り当該部分を取り除き、強度保証を行うスクリーニング
が行われている。ここで、光ファイバの全長にわたって
加える張力は、光ファイバの強度を保証するための重要
な項目であるため、光ファイバの全長にわたって測定さ
れている。
第2図に従来のスクリーニング張力の測定装置を示
す。ここで、光ファイバ1は繰出ボビン2によって制御
される供給装置3から低張力で繰出され、第1キャップ
スタン4を経て、荷重用ローラ5に巻き掛けられてい
る。荷重用ローラ5には、自重W或いは図示しないバネ
によるバネ力等が付加されており、このため荷重用ロー
ラ5に自重Wが付加する場合、光ファイバ1にはW/2の
張力が作用することとなる。この後、光ファイバ1は第
2キャプスタン6により引き取られ、巻取装置7によっ
て制御される巻取ボビン8に巻取られている。スクリー
ニング張力は、荷重用ローラ5と第1又は第2キャプス
タン4,6の間に設置された張力測定器9によって測定さ
れる。
<発明が解決しようとする問題点> 従来の張力測定装置9は、第3図(a)に示すように
3個のローラに光ファイバ1を巻き掛け、そのうちの一
つのローラ10に加わった圧力を測定し、張力に変換する
ものや、同図(b)に示すように上記と同様の作用を有
るするローラ11を使用するものが一般的に用いられてい
る。
しかし、上述した従来の張力測定方法では、光ファイ
バ1に加わる張力は荷重用ローラ5の自重WによるW/2
だけでなく、測定用ローラ10,11にて曲げられた際の曲
げ張力 が加算されていた。ここで、Rは測定用ローラ10,11の
半径、rは光ファイバの半径、σは光ファイバのヤング
率である。このため、強度保証に必要な張力以上の張力
が余分に光ファイバに加わってしまうこととなり、光フ
ァイバの破断回数が増し、生産性を損ねるという問題が
あった。
本発明は上記従来技術の問題点を解消することのでき
る光ファイバのスクリーニング張力の測定方法及び装置
を提供することを目的とするものである。
<問題点を解決するための手段> 斯かる目的を達成する本発明の光ファイバのスクリー
ニング張力の測定方法に係る構成は光ファイバを荷重用
ローラに巻き掛けて走行させることにより、該光ファイ
バに張力を加えて強度保証を行うスクリーニングでの前
記光ファイバに加わる張力を測定する方法において、前
記光ファイバから前記荷重用ローラに加えられた力を圧
力検出器にて測定し、前記光ファイバの張力に換算する
ことを特徴とする。
また、上記目的を達成する本発明の光ファイバのスク
リーニング張力の測定装置に係る構成は光ファイバを荷
重用ローラに巻き掛けて走行させることにより、該光フ
ァイバに張力を加えて強度保証を行うスクリーニングで
の前記光ファイバに加わる張力を測定する装置におい
て、前記光ファイバから前記荷重用ローラに加えられた
力を測定する圧力検出器を設けたことを特徴とする。
<作用> 光ファイバに張力を加える荷重用ローラには、その反
力として光ファイバに加わる張力の2倍の大きさの力が
作用するから、荷重用ローラに加えられる力を測定すれ
ば、曲げ張力を含まない光ファイバに加わる張力のみが
求められる。
<実 施 例> 以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明
する。
尚、第1図に本発明の一実施例を示すが、その他の構
成については、第2図と同様なので、第2図をもって説
明に代えることとする。
第1図に示すように、本発明では、光ファイバ1に加
わる力を測定するために光ファイバ1に曲げを与える必
要がないものである。即ち、スライド軸16に上下動自在
に支持されたスライダ12には荷重Wが作用すると共にこ
のスライダ12にスライド軸13が取り付けられている。こ
のスライド軸13にはスライダ14が上下動自在に支持さ
れ、このスライダ14には荷重用ローラ5が取り付けられ
ている。従って、光ファイバ1の張力により荷重用ロー
ラ5はスライド軸13の範囲で上下に移動することとな
る。また、スライダ12の位置は位置検出器15により検出
され、スライダ12がスライダ軸16の任意の位置に常に存
在するよう第2キャップスタン6での光ファイバ1の引
取り速度が制御されている。更に、スライダ12には、ス
ライダ14と接触して荷重用ローラ5に加わる力を測定す
る圧力検出器17が取り付けられている。
従って、上記構成を有する本実施例においては、スラ
イダ12が荷重Wにより降下しようとすると、位置検出器
15により検出されて、第2キャプスタン6の引取速度が
増すこととなる。このため、荷重ローラ5がスライド軸
13の最上限まで移動し、スライダ12が設定位置まで戻さ
れることとなる。このとき圧力検出器17では、光ファイ
バ1によって引き上げられる荷重ローラ5の力を検出し
ており、この値はスライダ12に加えられる荷重Wに等し
く、また、この時光ファイバ1に加わる張力はW/2と等
しい。
<比 較 例> 直径125μmの光ファイバにプラスチック樹脂を被覆
して直径400μmとしたものを、第1図に示す装置を用
いて総長200kmにわたって70kg/mm2の張力でスクリーニ
ングを実施した。張力は、第3図(a)に示す測定器を
用いて全長にわたり測定した。スクリーニングの結果、
光ファイバは計10回破断した。その破断面より破断強度
を逆算すると、10回中6回が設定張力より大きい張力で
破断していた。
次に、第1図に示す本実施例の張力測定装置で張力を
測定しながら70kg/mm2の張力で同様にスクリーニングを
実施した。その結果、光ファイバは計3回破断したが、
いずれも設定張力以下の張力で破断していた。
<発明の効果> 以上、実施例に基づいて具体的に説明したように、本
発明によれば、張力測定のために光ファイバに曲げを与
えることがないため、光ファイバに所望の張力を加える
ことが可能であると共に信頼のある張力測定が可能であ
る。このため、本発明は生産性向上、品質特性向上に大
きく寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第2図中I−I線矢視図に相当する本発明の
一実施例の構成図、第2図は従来のスクリーニングを実
施する装置の構成図、第3図(a),(b)はいずれも
スクリーニング張力装定器の説明図である。 図面中、 1は光ファイバ、 5は荷重用ローラ、 6は第2キャプスタン、 12,14はスライダ、 13,16はスライド軸、 15は位置検出器、 17は圧力検出器である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバを荷重用ローラに巻き掛けて走
    行させることにより、該光ファイバに張力を加えて強度
    保証を行うスクリーニングでの前記光ファイバに加わる
    張力を測定する方法において、前記光ファイバから前記
    荷重用ローラに加えられた力を圧力検出器にて測定し、
    前記光ファイバの張力に換算することを特徴とする光フ
    ァイバのスクリーニング張力の測定方法。
  2. 【請求項2】光ファイバを荷重用ローラに巻き掛けて走
    行させることにより、該光ファイバに張力を加えて強度
    保証を行うスクリーニングでの前記光ファイバに加わる
    張力を測定する装置において、前記光ファイバから前記
    荷重用ローラに加えられた力を測定する圧力検出器を設
    けたことを特徴とする光ファイバのスクリーニング張力
    の測定装置。
JP61199112A 1986-08-27 1986-08-27 光フアイバのスクリ−ニング張力の測定方法及び装置 Expired - Lifetime JPH087283B2 (ja)

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JPS6356608A JPS6356608A (ja) 1988-03-11
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CN110160677B (zh) * 2019-05-21 2021-09-07 中国科学院上海光学精密机械研究所 非接触式光纤表面张力加载测量装置和测量方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61170708A (ja) * 1985-01-25 1986-08-01 Chubu Electric Power Co Inc 光フアイバケ−ブル引取り装置

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