JPH0872355A - プリント方法及びプリンタシステム - Google Patents

プリント方法及びプリンタシステム

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JPH0872355A
JPH0872355A JP6215583A JP21558394A JPH0872355A JP H0872355 A JPH0872355 A JP H0872355A JP 6215583 A JP6215583 A JP 6215583A JP 21558394 A JP21558394 A JP 21558394A JP H0872355 A JPH0872355 A JP H0872355A
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JP
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JP6215583A
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English (en)
Inventor
Yasunori Kobori
康功 小堀
Koji Kawakami
浩司 川上
Satoshi Narita
成田  敏
Koji Horikawa
康治 堀川
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】プリント手段の基本サイズより大きい擬似サイ
ズプリントの実現を可能にし、複数のプリントをつなぎ
合わせる時にプリント結果の切断の必要が無く、更には
つなぎ目の画像欠除無くつなぎ目を合わせられる。 【構成】パソコン等からのディジタル画像及びプリンタ
操作コマンドを送受するインターフェース手段1、メモ
リ手段2、データ処理手段3、中間調制御手段4、プリ
ント手段5、メモリ制御手段6、システムコントローラ
7、パソコンやワークステーション等の上位の画像手段
8から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイメージ画像を熱転写ハ
ードコピーする印画装置において、一つのプリンタにお
いて大きさの異なる紙サイズへのプリントや、これに伴
うプリントサイズの最適印画が可能な熱転写方式のイメ
ージプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より白黒を含めたカラー自然画像の
熱転写方式プリンタとしては、感熱方式・顔料熱転写方
式や昇華染料熱転写方式などが知られている。これらの
装置においては、一般に一つの装置においてはあらかじ
め設定された紙サイズにしかプリントできなかった。ま
た一部のプリンタでは、ロール状の印画紙を用いて紙の
長手方向に画像を連続してプリントするいわゆるパノラ
マプリントが可能なプリントも知られている。
【0003】しかしながら、例えばA4判プリンタでプ
リント可能な紙サイズとしては、一般にA5/A4サイ
ズ、レターサイズ、リーガルサイズ及びこれらのイメー
ジを長手方向に連続プリントしたパノラマプリントサイ
ズしか考慮されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、例えばA4サイズのプリントを拡大してA4判2枚
のプリントを作成し、これを張り合わせてA3サイズ
(以降、このように張り合わせてできたプリントを擬似
A3サイズと呼ぶ)プリントに見せることに関しては、
そのつなぎ目の画像処理や紙サイズとの関係に関しては
全く考慮されていなかった。同様に、パノラマプリント
機能を活かして、A4サイズを長手方向につないだパノ
ラマプリント(例えば210x594mmのサイズ。以
降このような特殊サイズプリントをパノラマA3サイズ
と呼ぶ)2枚を張り合わせて、擬似A2サイズプリント
に見せることに関しては考慮されていなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】例えばA4サイズプリン
トを2枚張り合わせて擬似A3サイズプリントに見せる
場合、A4サイズ紙の少なくとも一つの長辺において余
白無くプリントする。同様に、パノラマA3サイズ2枚
を張り合わせて擬似A2サイズプリントを作成する場合
にも、印画紙の少なくとも一つの長辺において余白無く
プリントする。
【0006】一方、擬似A3サイズプリントを作成する
場合、パソコン等の上位の信号源から送られたA4サイ
ズ相当の画像源は、信号処理部において√2倍(面積2
倍)に拡大されてA3サイズ画像とされ、さらに2ブロ
ックに分割されてそれぞれプリントされる。またプリン
ト方向との関係で、画像の縦横方向も90度回転され
る。同様にA3サイズ画像をA4サイズ2枚でプリント
して擬似A3サイズプリントを得る場合にも、A4サイ
ズ紙の少なくとも一つの長辺において余白無くプリント
する。さらにA4サイズの画像源から擬似A2サイズプ
リントを作成する場合、A4サイズ相当の画像源は2倍
(面積4倍)に拡大され、擬似A3サイズの作成とは異
なる方向に2分割されて、それぞれパノラマA3サイズ
にプリントし、擬似A2サイズに張り合わされる。同様
にA3サイズの画像源から擬似A2サイズプリントを作
成する場合、画像源は信号処理部において√2倍に拡大
され、長手方向に2分割されて2枚のパノラマA3サイ
ズプリントを作成し、これより擬似A2サイズプリント
を得る。
【0007】以上のように元の画像源を2分割する場合
には、プリント後に張り合わせることを考慮して、分割
する画像源はオーバーラップして2分割する。
【0008】
【作用】このA4サイズプリントあるいはパノラマA3
サイズプリントの余白の無い長辺と他の長辺を、プリン
ト画像を見ながら位置合わせをして張り合わせる。この
場合、張り合わせ前のプリントには張り合わせ面に余白
が無いので、印画紙を切ることなく簡単に位置合わせ及
び張り合わせ作業ができる。
【0009】また、元の画像を拡大2分割する場合に
は、分割面において両方の画像が少し重なる様に2分割
してプリントすることにより、重ね合わせによる画像の
消滅を防止できる。
【0010】
【実施例】実施例を説明するにあたり、本発明でまず説
明する擬似大型プリントを得る基本的な組合せとして、
以下の4通りを説明する。
【0011】(1)A4サイズ画像より、擬似A3サイ
ズプリントを得る場合 (2)A4サイズ画像より、擬似A2サイズプリントを
得る場合 (3)A3サイズ画像より、擬似A3サイズプリントを
得る場合 (4)A3サイズ画像より、擬似A2サイズプリントを
得る場合 まず図2を用いて、本発明の特徴を説明する。図2はA
4サイズの画像源より擬似A3サイズプリントを作成す
る場合の、概念を示した図である。図中、(a)はオリ
ジナル画像(A4サイズの画像)100、(b)は√2
倍(面積2倍)に拡大された拡大画像101、(c)は
2分割された分割画像102L・102R、(d)は2
分割プリントされたA4プリントサンプル103L・1
03R、(e)は張り合わされてできた擬似A3サイズ
プリント200である。
【0012】まずA4横長サイズの画像源(a)を演算
処理により√2倍に拡大すると、図2(b)のA3横長
サイズになる。この画像を2分割してA4サイズでプリ
ントする場合には、図の様に縦方向に分割すべきであ
る。一般にプリント画像の周囲には余白が存在すること
が多い。そこで2分割時には切取り画像領域を少し分割
線側にずらして、同図(c)のように両画像を少し(例
えば数mm〜十数mm)オーバーラップさせて分割す
る。このようにして2枚のA4サイズプリントを得るこ
とにより、同図(d)のプリントサンプル103Lの右
端あるいは103Rの左端においては、余白が無くかつ
少しオーバーラップされたプリント画像が得られる。従
ってどちらか一方の余白無しの端を上にして2枚のプリ
ントを重ねれば、プリントサンプルを切ることもなく容
易に擬似A3サイズプリントが得られる。
【0013】なおここで、使用するプリンタは印画紙巾
よりわずかに広くプリント可能であるように設計されて
いる。また印画紙の位置精度が多少悪くても、つまりプ
リント画像の位置が印画紙に対して多少左右にずれて
も、(例えば図2(d)の103L・103Rの印画内
容が多少左右にずれても)両者が同方向にずれるので必
ず103Lの右端あるいは103Rの左端は余白のない
プリントになる。また、2枚のプリントをつなぐことに
より長手方向の紙長さは少し短くなるが、これを防ぐに
はあらかじめ少し巾広の印画紙(例えば擬似A3サイズ
を望む時はレターサイズ紙あるいはB4サイズ紙)を用
いる。
【0014】同様にして、A3サイズの画像源より擬似
A3サイズプリントを作成する場合には、図2において
拡大された画像(b)より同図(e)の擬似A3サイズ
プリントを得る場合と同じである。
【0015】次に図3を用いて、A4サイズの画像源よ
り擬似A2サイズプリントを得る場合の本発明について
説明する。同図において各図の記号(a)〜(e)の図
は図2と同様である。まず元のA4サイズ画像(a)は
2倍(面積4倍)に拡大されて同図(b)のA2サイズ
となる。ここで横長の画像は上下に2分割されるが、図
2と同様に分割線では多少オーバーラップされている。
この(c)の画像はパノラマプリント機能により、同図
(d)の2枚のパノラマA3サイズプリントとなる。従
ってこれらを張り合わせることにより、(e)の擬似A
2サイズプリントを得る。ここでA4サイズプリントの
4枚構成によっても擬似A2サイズプリントを得ること
ができるが、張り合わせ回数が3回と増えて面倒であ
る。
【0016】同様にして、A3サイズ画像源より擬似A
2サイズプリントを得る場合には、√2倍拡大すること
により図3(b)のA2サイズ画像となる。従って以下
は上記と同じようにして同図(e)の擬似A2サイズプ
リントを得る。
【0017】なお以上においては、元の画像(a)を拡
大して(b)を得た後、2分割してプリントする方法で
説明したが、実際には2分割してプリンタにデータを転
送した後に拡大する方法が多い。これはパソコンからプ
リンタへのデータ転送量や、プリント側のメモリ容量を
考慮してのことである。もちろんこの場合、プリンタに
は拡大プリント機能が必要である。
【0018】以下、本発明の一実施例の構成図を図1に
示す。同図において、1はパソコン等からのディジタル
画像及びプリンタ操作コマンドを送受するインターフェ
ース手段、2はメモリ手段、3はデータ処理手段、4は
中間調制御手段、5はプリント手段、6はメモリ制御手
段、7はシステムコントローラ(以降、シスコンと略称
する)、8はパソコンやワークステーション等の上位の
画像処理手段である。ここで中間調制御手段4及びプリ
ント手段5はA4判サイズ相当の印画紙により、同等の
プリント出力を得るものであり、以降、A4判プリント
手段として説明を進めていく。
【0019】まず標準のプリント動作を説明する。標準
プリント動作とは、A4判サイズの入力画像を(拡大し
ないで)そのままのA4判でプリントするもである。ま
ず画像処理手段8からのデータ転送及びコマンド指令
(例えばメモリ書き込み指令やプリント指令)等によ
り、シスコン7はメモリ制御手段6に対してライト
(W)指令を出力する。同時にインターフェース手段1
を介して画像処理手段8よりディジタル画像が送られ、
あらかじめ決められたアドレスに従ってメモリ手段2に
書き込まれる。その後、画像処理手段8からの標準プリ
ント指令により、メモリ手段2の記憶内容はプリント手
順に従って順次読み出され、データ処理手段3を介して
中間調制御部4に送られる。ここでデータ処理手段3で
は、輪郭強調や色補正等の一般的な画質補正処理は行わ
れるが、標準プリント動作では拡大に関与するデータ処
理は施されない。
【0020】ここで標準プリント時のメモリ読み出し方
法及びプリント方法について説明する。これらの方法は
プリント手段5のプリント方式によりわずかに違いはあ
るが、基本的な動作は類似している。まず熱転写方式や
昇華転写方式あるいはレーザービーム方式では、面順次
プリントのページプリンタ(あるいはラインプリンタ)
構成であり、インクジェット方式では点順次方式のシリ
アルプリンタ構成である。まずページプリンタの場合で
は、一般に1色のインクに対してライン単位でプリント
が行われ、1色1ページ分のプリントが完了する。例え
ば、プリント手段5内に設置されているラインヘッド
(図示せず)の画素数に従ったデータ数単位で、メモリ
手段2より順次ライン速度に同期して画像データ読み出
され、次段のデータ処理手段3にて必要な処理が施され
た後、中間調制御手段4にて画像データよりプリントに
必要な階調レベルに変換される。この階調レベルデータ
はプリント階調レベルに応じて次段のプリント手段5に
送られて印字される。これにより、例えば黒インク(あ
るいは単色インク)に対するページプリントが完了す
る。
【0021】通常の3色インク(あるいは4色インク)
を使用する場合では、この操作を繰り返し、各色毎に順
次プリントしてカラープリントを完了する。例えば、ま
ずイエローインクを全面にプリントした後、次にマゼン
ダインクのプリント動作に入る。その後シアンインクを
プリントすることにより(さらに黒インクをプリントす
ることもある)カラー画像のプリントを得る。一方、イ
ンクジェット方式の場合ではシリアルヘッドによる点順
次プリントが一般的であり、各画素単位で単色や3色あ
るいは4色プリントが行われる。この操作を順次ライン
方向に進め、1ラインの(カラー)プリントが完了する
と、次のラインに対して同様のプリント操作を繰り返
す。
【0022】次にパノラマプリントの方法について説明
する。この場合、各プリント方式においてA4サイズ以
上に長い印画紙にプリントできることが条件となる。説
明を理解し易くするために、メモリ手段2には、図2
(c)の片側に示すような横長に連続したA4サイズ2
枚分(横長A3サイズ)のデータが書き込まれているも
のとする。上述したようなインクを使用する熱転写方式
や昇華転写方式のプリンタでは、インクの長さにより一
枚のプリントサイズに必然的に限界があり、一般的には
1組のインクでA4サイズよりわずかに長い印字ができ
る程度である。したがって、図3(d)に示す擬似A3
サイズプリントを得るには、2回のプリント動作に分け
て、かつ画像を連続させてプリントする必要がある。
【0023】そこで図4を用いて昇華転写方式プリンタ
における、パノラマプリントの動作を説明する。同図に
おいて、50は感熱ヘッド、51はA4サイズより十分
長目の印画紙であり、ここではロール紙で示してある。
ここでは動作を見易くするために、インク紙を表示して
いない。次に動作を説明する。図1においてメモリ制御
手段6では、メモリ手段2に書き込まれている横長A3
サイズの画像を左右2分割して、2枚のA4サイズとす
る。まず左側のA4サイズ画像のみを標準プリント方式
により、図4(a)のようにプリントする。1枚目のプ
リントが完了すると図4(b)の位置で、つまり1枚目
のプリントの最終プリントラインの位置で感熱ヘッド5
0は停止する。この状態で、次のプリントに備えて、イ
ンク紙を必要な位置まで搬送する。(この操作をインク
紙の頭出しと呼ぶ)その後メモリ手段2内の右側反面の
画像データを読み出すと共に、図4(b)の感熱ヘッド
50の位置よりプリントを開始する。これによりA4サ
イズ画像が2枚連続した、パノラマA3サイズプリント
が得られる。以上においてはメモリ手段2にA4サイズ
2枚分の画像をメモリしているとして説明したが、これ
に限るものではない。つまり画像処理手段8よりA4サ
イズ1枚分の画像をメモリ手段2に転送した後プリント
し、その後2枚目の画像を画像処理手段8より転送して
パノラマプリントすることにより、全く同等の擬似A2
サイズプリントを得ることができる。
【0024】次に拡大の方法について説明する。まず画
像処理手段8において、A4あるいはA3サイズ画像を
A3あるいはA2サイズ画像に拡大する場合には、説明
を要するまでもなく通常の画像処理ソフトにより希望サ
イズに拡大した後、この拡大画像を複数に分割して上記
の方法で必要によりパノラマプリントを用いて擬似サイ
ズプリントを得ることができる。そこで次にプリンタ側
(インターフェース手段1以降)で拡大する方法に関し
て説明する。この場合の利点は前述のように、転送デー
タ量の低減に伴う転送時間の短縮と、プリンタ内部のメ
モリ手段2のメモリ容量の低減にある。メモリ容量を増
加することなく、A4サイズ相当のメモリ容量のままで
拡大する方式について説明する。まず図2に示したA4
サイズ画像より擬似A3サイズを得る場合には、メモリ
手段2はA4サイズ分の容量を有している。従ってこの
場合には、メモリ制御手段6でメモリ内容を左右に2分
割した後、プリント動作に同期してデータ処理手段3に
て√2倍拡大する。ここで√2倍拡大の方法としては、
高速演算機能を有するデータ処理手段3では通常の拡大
方式でよく、また処理速度の遅いデータ処理手段3では
近似的に1.5倍に拡大する方式でもよい。
【0025】次に図3に示したA4サイズ画像より擬似
A2サイズを得る場合には、これも上記と同様にメモリ
手段2はA4サイズ分の容量を有している。従ってこの
場合にもA4画像を全て一旦メモリ手段2に記憶した
後、メモリ内容を上下に2分割する。その後プリント動
作に同期してデータ処理手段3にてデータを2倍拡大つ
つパノラマプリントする。2倍拡大の方法としては1画
素を2ドットづつプリントする置換補間や、平均値補間
等でもよい。紙送り方向(副走査方向)には同一ライン
データを2度づつプリントさせればよい。
【0026】次にA3サイズ画像より擬似A3サイズを
得る場合には、メモリ手段2の容量が不足する。この場
合には図2(c)の画像の片側づつを転送してプリント
する。つまり2回のプリント動作でA4サイズ2枚のプ
リントを得る。この場合には拡大操作は不要である。
【0027】最後にA3サイズ画像より擬似A2サイズ
を得る場合には、同様にして2回のパノラマプリント動
作を行う。この場合には元のA3サイズ画像を上下2分
割することにより、A4サイズ相当の2枚の画像を得
る。まず上側(あるいは下側)半分の画像データをプリ
ンタに転送し、プリンタにて√2倍拡大しながらパノラ
マプリントする。プリント完了後、残りの下側(あるい
は上側)半分の画像データをプリンタに転送し、パノラ
マプリントする。
【0028】次にさらに大きな擬似サイズプリントを得
る方法に関して説明する。例えばA4サイズの画像から
擬似A0サイズプリントを作成する場合を、図5を用い
て説明する。この場合、元の画像100を4倍(面積は
16倍)に拡大する。さらに拡大された同図(b)のA
0サイズの画像121を同図(c)のように横方向に4
つに分割して、各々の分割画像(122−1〜4)は互
いにオーバーラップするように分割される。ここでプリ
ンタにおいては、A4サイズが横方向に4枚連続した横
長A2サイズのパノラマプリントを4個作ることにな
る。この場合、いづれのパノラマプリントも隣合うどう
しでは、互いに画像は少しオーバーラップしている。従
って張り合わせて作成する擬似A0サイズプリントで
は、つなぎ目において画像の欠落や余白の無いプリント
が得られる。
【0029】以上においてはプリント手段5の基本プリ
ントサイズをA4判サイズ相当として説明してきたが、
これに限るものではなく、A5サイズ以下でもA3サイ
ズ以上でもよいことは周知のことである。また以上にお
いては昇華転写方式のプリント装置として説明してきた
が、これに限るものではない。つまり、熱転写方式やレ
ーザービーム方式あるいは感熱方式やインクジェット方
式においても、ほぼ同様に擬似サイズプリントを得るこ
とができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、例えばA4サイズ相当
のメモリのみを有したA4判サイズ相当のプリンタシス
テムを用いて、複数の分割プリントをつなぎ合わせるこ
とにより擬似A3サイズから擬似A0サイズ以上の大き
さのプリントを得ることができ、さらにプリント可能巾
を印画紙巾よりも少し巾広くプリント可能のように構成
することにより、分割プリントの長辺側の両端あるいは
少なくとも片端においては余白の無いプリントが得られ
る。従ってつなぎ合わせる時に余分な余白部分の切離し
が不要であり、容易につなぎ合わせて擬似サイズプリン
トを得ることができる。また元の画像を分割してプリン
トする時に、分割面において少し画像をオーバーラップ
させて分割することにより、プリントにおけ画像の欠落
も発生しない。また拡大機能を有するプリンタ手段を用
いることにより、このプリンタ手段への1回のデータ転
送により、このプリンタ手段に記憶された画像を分割拡
大プリントしてより大きい擬似サイズのぷりんとを得る
ことができる。
【0031】さらにはロール紙を用いるプリンタシステ
ムにおいては、2画面以上を長手方向に連続接続プリン
トする所謂パノラマプリントのできるプリンタを用いる
ことにより、基本サイズ以上の例えばA2やA0サイズ
等の大きな擬似サイズのプリントも容易に得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図
【図2】擬似A3サイズプリントの作成手順を示す図
【図3】擬似A2サイズプリントの作成手順を示す図
【図4】パノラマプリントの動作手順を示す図
【図5】擬似A0サイズプリントの作成手順を示す図
【符号の説明】
1…インターフェース手段、 2…メモリ手段、 3…データ処理手段、 4…中間調制御手段、 5…プリント手段、 6…メモリ制御手段、 7…システムコントローラ、 8…画像処理手段、 50…感熱ヘッド、 51…印画紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成田 敏 茨城県勝田市稲田1410番地株式会社日立製 作所AV機器事業部内 (72)発明者 堀川 康治 茨城県勝田市稲田1410番地株式会社日立製 作所AV機器事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリ手段に記憶された画像データを複数
    分割してハードコピーし、得られた複数のプリント群よ
    り1枚の元の記憶画像をつなぎ合わせ復元するプリント
    方法において、該記憶データを少なくとも2分割して読
    み出すメモリ制御工程と、分割読み出しされた一塊のデ
    ータをプリントするプリント工程と、このプリント工程
    を分割数だけ複数回行う工程と、プリントされた複数の
    プリント結果をつなぎ合わせて1枚のもとの記憶画像を
    再現する工程よりなるプリント方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の方法において、上記記憶
    データを分割する工程はその分割線において境界面の画
    像が少なくともオーバーラップされて分割されているこ
    とを特徴とするプリント方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の方法において、該プリン
    トされる分割画像のプリントサイズは少なくともどちら
    か一辺において印画紙サイズよりも大きいことを特徴と
    するプリント方法。
  4. 【請求項4】元の画像データを複数に分割してハードコ
    ピーし、得られた複数のプリントより1枚の元の記憶画
    像と同等画像をつなぎ合わせて復元するプリンタシステ
    ムにおいて、画像データを記憶するメモリ手段と、該メ
    モリ手段の記憶データを少なくとも2分割して読み出す
    メモリ制御手段と、分割読み出しされた一塊のデータを
    プリントするプリント手段とを有し、該メモリ制御手段
    による記憶データの分割において分割線での両側の画像
    が重なるように画像分割することを特徴とするプリンタ
    システム。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の構成において、上記プリ
    ント手段はデータ拡大手段を有することを特徴とするプ
    リンタシステム。
JP6215583A 1994-09-09 1994-09-09 プリント方法及びプリンタシステム Pending JPH0872355A (ja)

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