JPH0872004A - 角材加工装置 - Google Patents

角材加工装置

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JPH0872004A
JPH0872004A JP23418094A JP23418094A JPH0872004A JP H0872004 A JPH0872004 A JP H0872004A JP 23418094 A JP23418094 A JP 23418094A JP 23418094 A JP23418094 A JP 23418094A JP H0872004 A JPH0872004 A JP H0872004A
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JP
Japan
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square
wood
timber
lumber
drive
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Application number
JP23418094A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Shibahara
邦彦 芝原
Teruzo Shutoku
照三 酒徳
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KIKUKAWA IRON WORKS
KIKUKAWA TEKKOSHO KK
Original Assignee
KIKUKAWA IRON WORKS
KIKUKAWA TEKKOSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 角材のすり直し加工及び鉋掛け作業を効率良
く且つ迅速に自動的に行い加工コストを低減することの
出来る角材加工装置を提供する。 【構成】 角材Wを載せる角材受取装置11と、上下方
向に移動可能とした角材受けと該角材を横方向に押す押
し具とを備えた角材投入装置12と、木押さえ爪を備え
た木押さえ装置13と、木押さえ装置を前後に移動させ
る駆動装置15と、反転板と該反転板の駆動装置とを備
えた木返し装置14と、前記木押さえ装置と木返し装置
及び木押さえ装置の駆動装置をそれぞれ設置し往復走行
させる複数の走行台車5及び6と、上下移動可能に設置
された鋸盤9及び鉋盤9と、前記角材受取装置と角材投
入装置と木押さえ装置と木押さえ装置と木返し装置と走
行台車と鋸盤及び鉋盤の各駆動部を制御する中央演算処
理装置と、より成る角材加工装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、角材をすり直し加工
する場合の角材加工装置、特に乾燥させた角材を所定の
規格の角柱に仕上げ加工し、更に鉋挽き加工まで行うこ
との出来る角材加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原木から矩形に一次加工された角材は暫
く乾燥放置させた後その間生じた歪みを修正するためす
り直し加工する。その場合、ストックヤ−ドに貯木して
おいた被加工材をフォ−クリフト等でチェ−ンライブデ
ッキ上のテ−ブルリフタに一定量を積載して加工部に送
り、給材装置に設けたクレ−ン等で送材車(送材装置)
にセットして鋸盤にて片面づつ加工する。
【0003】従来、角材をすり直し加工する場合の作業
手順としては、角材の送材車へのセット、センサ
(通常3か所)による曲がりの検出、取代の決定、
走行による切断、元の位置への送材車の復帰、木返
し、センサによる曲がりの検出、取代の決定、走
行による切断、等を繰り返し(但し、2面を切断した後
の残りの2面は曲がりの検出は不要)所定の角材に仕上
げ加工している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、角材のすり直し
加工においては作業者の不足、高齢化等により作業の多
くは自動化され小人数による半無人運転が多くなってい
るが、上記するように1本の角材の仕上げ加工には多く
の作業工程を要する。また、すり直し加工された角材は
実際に使用する際更に鉋掛け作業を必要とする。従って
建築用の角材は相当のコストが掛かることになる。この
発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、角材の
すり直し加工及び鉋掛け作業を効率良く且つ迅速に自動
的に行い加工コストを低減することの出来る角材加工装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、角材加工装置が、角材供給
装置より運ばれて来た角材を載せる角材受けと該角材を
駆動装置により横方向に押す押し具とを備えた角材受取
装置と、角材を載せ上下方向に移動可能とした角材受け
と該角材を駆動装置により横方向に押す押し具と前記角
材受け及び押し具を上下駆動する駆動装置とを備えた角
材投入装置と、角材を当接させる立板と角材を載せる底
板とより成るヘッドブロックと駆動装置により駆動され
角材を固定、解除する木押さえ爪とを備えた木押さえ装
置と、該木押さえ装置を前後に移動させる駆動装置と、
前記木押さえ装置の角材を押す反転板と該反転板の駆動
装置とを備えた木返し装置と、前記木押さえ装置と木返
し装置及び木押さえ装置の駆動装置をそれぞれ設置し駆
動装置により往復走行させる複数の走行台車と、前記複
数の走行台車の走行途中に且つ上下移動可能に設置され
た角材加工用の鋸盤と、前記角材受取装置と角材投入装
置と木押さえ装置と木返し装置と走行台車と鋸盤の各駆
動部及び木押さえ装置の駆動部とを制御する中央演算処
理装置と、より成ることを特徴とする。更に前記鋸盤
に替えて鉋盤を設置することを特徴とする。或いは鋸
盤の他に鉋盤を同時に設置することを特徴とする。
【0006】
【作用】上記手段において、鋸盤と鉋晩とを設置した場
合の作用について添付図(図1乃至図7)とその符号を
用いて説明する。 ブロックに積まれた角材Wは角材供給装置3に設けら
れた木掴みア−ム3aにより一本づつピックアップされ
角材受取装置11の角材受け11aに載せられ、押し具
11bにより横方向へ押して角材投入装置12の角材受
け12aへ移し替える。2号台車へ角材Wを移す場合は
角材Wを載せた該角材受け12aを下方へ移動させる。 角材投入装置12の角材受け12aに移し替えられた
角材Wは該角材受け12aの高さを木押さえ装置13の
ヘッドブロック底板13bと同一にして押し具12bに
より木押さえ装置13へ投入しヘッドブロック立板13
aに押し付ける。 角材投入装置12に別個に設けられた角材Wの曲がり
検出装置により曲がり具合を測定し駆動装置(シリン
ダ)15を作動させて必要な取代を決定する。 木押さえ装置13のヘッドブロック立板13aに設け
た木押さえ爪13cで角材Wを固定し、1号走行台車5
を走行させて別個に設置した鋸盤8及び鉋盤9で角材W
を加工する。この場合、上部に設置した該1号走行台車
で角材Wを加工する際にはこれらの鋸盤8及び鉋盤9は
上方に移動させておく。 1号台車5に載せた角材Wが加工されて元の位置に帰
って来たら木押さえ装置13の木押さえ爪13cを解除
する。この時角材投入装置12の角材受け12aは木押
さえ装置13のヘッドブロック底板13bより少し下の
位置にして置く。 一面を加工された角材Wは木返し装置14の反転板1
4aを駆動して木返しを行い角材投入装置12の押し具
12bを作動させて木押さえ装置13のヘッドブロック
13立板13aに角材Wを押し付け、木押さえ装置13
の木押さえ爪13cで固定して再度取代を設定する。 こうして1号走行台車が角材加工のため出発したら角
材投入装置12の角材受け12aは2号走行台車6の方
へ移動させ該2号走行台車6で加工され帰って来た角材
Wについて上記及びと同じ動作を行う。 角材Wは四面のうち二面をすり直し加工すれば残りの
二面については規格寸法に合わせるため木押さえ後規格
寸法とするため木押さえ装置13の駆動装置15を作動
させれば良く曲がりの検出はしなくても良い。 このように複数の走行台車に角材Wをセットするように
し、角材受取装置11及び角材投入装置12は角材Wを
上下の走行台車に移動させて移し替えるようにし、鋸盤
や鉋盤も走行台車に合わせて上下に移動させて加工する
ように構成すれば著しくすり直し加工の効率を上げるこ
とが出来る。
【0007】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。図1はこの発明の角材加工装置1
を配置した角材加工部全体の平面図、図2は図1のP矢
視正面図である。加工用の角材Wは一定量をブロック
A、ブロックBとしてまとめてチェ−ンコンベア2上に
積載して角材供給装置3まで搬送する。角材供給装置3
に運ばれた角材はブロックごとテ−ブルリフタ4に載置
され角材給装置3に設けられた木掴みア−ム3aに一本
づつピックアップされるが、該テ−ブルリフタ4は徐々
に上にせり上がるようになっている。前記木掴みア−ム
3aで把持された角材Wはクレ−ン3bにより角材加工
装置1へ供給される。尚、加工済の角材Wはストックヤ
−ド100にストックされる。
【0008】角材加工装置1は、角材受取装置11と角
材投入装置12と木押さえ装置13と木返し装置14と
前記木押さえ装置13及び木返し装置14を設置した二
つの走行台車5及び6と丸鋸装置8と鉋装置9と、で構
成されている。以下の説明において、図2の上側の走行
台車を1号走行台車5とし、下側の走行台車を2号走行
台車6とする。尚、前記1号走行台車5及び2号走行台
車6は台座フレ−ム7に個別に駆動装置(チェ−ン駆動
装置或いはベルト駆動装置、ピニオンラック装置等)に
より往復走行出来るように設置され、前記丸鋸装置8及
び鉋装置9は一つの台座フレ−ム10に駆動装置(ピニ
オンとラック或いはチェ−ン駆動装置等)により上下移
動可能に設置されている。
【0009】前記角材受取装置11は、前記クレ−ン3
bにより運ばれて来た角材Wを受け取り、更に受け取っ
た角材Wを角材投入装置12に載せる装置である。該角
材受取装置11は角材Wを載せる角材受け11aと角材
Wを横方向に押す押し具11bを備えたシリンダ11c
とより構成される。この角材受取装置11では角材受け
11aの他に該角材受け11aより角材を移し若干上下
移動する角材受け(図示せず)を設けて角材投入装置1
2へ角材Wを渡すようにしても良い。尚、角材受取装置
11はシリンダを利用する他コンベア等の駆動装置によ
り角材Wを水平移動させるようにしても良い。
【0010】前記角材投入装置12は前記角材受取装置
11から受け取った角材Wを木押さえ装置13に投入す
る装置である。この角材投入装置12は、角材Wを載せ
る角材受け12aと、角材押し具(図示しないシリンダ
で駆動する)12b及び角材Wを載せた角材受け12a
を上下駆動するシリンダ等の駆動装置(図示せず)等で
構成されている。角材受け12aに載せられた角材Wは
押し具12bにより木押さえ装置13へ投入される。
尚、この角材投入装置には角材Wの曲がりを検出するリ
ミットスイッチが設けられるが、詳細については後述す
る。
【0011】前記木押さえ装置13は前記角材投入装置
12により投入された角材Wを把持固定する装置であ
る。該木押さえ装置13は角材Wを当接させるための垂
直な壁面を有するヘッドブロック立板13aと角材Wを
載せるヘッドブロック底板13bと駆動装置(図示せ
ず)により駆動され角材Wを固定、解除する木押さえ爪
13cと取代を決めるため角材Wを固定した状態の木押
さえ装置13全体を前後に移動させる駆動装置(シリン
ダ)15とで構成される。
【0012】前記木返し装置14は一面を加工した角材
Wを90度反転させる装置である。該木返し装置14
は、木押さえ装置13の角材Wを載せるヘッドブロック
底板13bより下面に設置され該角材Wの下面を上方向
に押す反転板14aと該反転板14aの駆動装置(後
述)とで構成されている。
【0013】次に、前記木返し装置14による木返し動
作について説明する。図3乃至図5は1号走行台車5に
おける木返し動作を示す図である。先ず、図3に示すよ
うに、角材Wは取代を決められ1号走行台車5を走行さ
せ鋸盤8及び鉋装置9(図1参照)でそのA面を加工さ
れ元の位置に戻って来ると、木押さえ装置13の木押さ
え爪13cを開放して固定状態を解除する。前記角材投
入装置12の角材受け12aの上面の位置を木押さえ装
置13のヘッドブロック底板13bより少し下の位置に
もって来る。木返し装置14の反転板14aを駆動装置
14bにより上方に上げ角材Wの底を突き上げ該角材W
のB面が切削面となるように返す。
【0014】図4に示すように、角材WのB面が切削面
になったら前記角材投入装置12の角材受け12aの上
面の位置を木押さえ装置13のヘッドブロック底板13
bの上面と同じ位置となるように該角材投入装置12を
少し上に移動させる。そして角材Wはシリンダ等の駆動
装置(図示せず)によって駆動される押し具12bによ
り木押さえ装置13へ投入して、木押さえ装置13の木
押さえ爪13cを作動させて角材Wを固定して曲がりを
検出し、取代を駆動装置(シリンダ)15により設定す
る。
【0015】更に、図5に示すように、1号走行台車5
では角材Wの取代が設定されB面の切削準備が完了し鋸
盤8及び鉋装置9(図1参照)の設置されるいる加工部
へ走行して良い状態となると、角材投入装置12の角材
受け12aは駆動装置(図示せず)により下側の2号走
行台車6の方へ移動させ、この2号走行台車6の木押さ
え装置13に固定された角材Wの反転に備える。
【0016】この発明の角材加工装置は以上のような構
成から成り中央演算処理装置(CPU)で制御するが、
その動作について図1乃至図7を参照して説明する。 (1)ブロックに積まれた角材Wは角材供給装置3に設
けられた木掴みア−ム3aにより一本づつピックアップ
され角材受取装置11の角材受け11aに載せられ、押
し具11bにより横方向へ押して角材投入装置12の角
材受け12aへ移し替える。2号台車へ角材Wを移す場
合は角材Wを載せた該角材受け12aを下方へ移動させ
る。 (2)角材投入装置12の角材受け12aに移し替えら
れた角材Wは該角材受け12aの高さを木押さえ装置1
3のヘッドブロック底板13bと同一にして押し具12
bにより木押さえ装置13へ投入しヘッドブロック立板
13aに押し付ける。 (3)角材投入装置12に別個に設けられた角材Wの曲
がり検出装置(後述)により曲がり具合を測定し駆動装
置(シリンダ)15を作動させて必要な取代を決定す
る。 (4)木押さえ装置13のヘッドブロック立板13aに
設けた木押さえ爪13cで角材Wを固定し、1号走行台
車5を走行させて別個に設置した鋸盤8及び鉋盤9で角
材Wを加工する。この場合、上部に設置した該1号走行
台車で角材Wを加工する際にはこれらの鋸盤8及び鉋盤
9は上方に移動させておく。 (5)1号台車5に載せた角材Wが加工されて元の位置
に帰って来たら木押さえ装置13の木押さえ爪13cを
解除する。この時角材投入装置12の角材受け12aは
木押さえ装置13のヘッドブロック底板13bより少し
下の位置にして置く。 (6)一面を加工された角材Wは木返し装置14の反転
板14aを駆動して木返しを行い角材投入装置12の押
し具12bを作動させて木押さえ装置13のヘッドブロ
ック13立板13aに角材Wを押し付け、木押さえ装置
13の木押さえ爪13cで固定して再度取代を設定す
る。図6はこの状態の角材Wを反転させる様子を示す。 (7)こうして1号走行台車が角材加工のため出発した
ら角材投入装置12の角材受け12aは2号走行台車6
の方へ移動させ該2号走行台車6で加工され帰って来た
角材Wについて上記(5)及び(6)と同じ動作を行
う。図7は1号走行台車5が加工のため鋸盤8及び鉋盤
9の方向へ出発し2号走行台車6が帰ってきた状態を示
す。 (8)角材Wは四面のうち二面をすり直し加工すれば残
りの二面については規格寸法に合わせるため木押さえ後
規格寸法とするため木押さえ装置13の駆動装置15を
作動させれば良く曲がりの検出はしなくても良い。この
ように上下二つの走行台車5及び6に角材Wをセットす
るようにし、角材受取装置11及び角材投入装置12は
角材Wを上下の走行台車5及び6に移動させて移し替え
るようにし、鋸盤8や鉋盤9も走行台車に合わせて上下
に移動させて加工するように構成すれば著しくすり直し
加工の効率を上げることが出来る。
【0017】次に、以上のような構成からなるこの発明
の角材加工装置1の構成部分であって前記角材受取装置
11と、前記角材投入装置12と、木押さえ装置13及
び木返し装置14について更に詳細な具体的実施例につ
いて説明する。尚、以下の具体的実施例において上記し
た構成要素と同一の構成要素は同一の符号を使用する。
【0018】図8は前記角材受取装置11の具体的構成
例を示す側面図、図9は図8のQ矢視図である。この角
材受取装置11では台座フレ−ム111の上部に角材W
を載せる角材受け11aが設けられ、該角材受け11a
の横の該台座フレ−ム111にはシリンダ11cを取り
付けた取付板11dが固定されている。更に該取付板1
1dにはLMガイド11eを介して押し具11bが取り
付けられ、該押し具11bは前記シリンダ11cにより
角材Wを押すようになっている。また、台座フレ−ム1
11下部側面には縦方向にレ−ル11fと該レ−ル11
f上を上下方向に移動するガイド11gが設けらる。該
ガイド11gはナックルジョイント11hによりシリン
ダ11iに連結され上下に移動するようになっている。
【0019】前記ガイド11gの上部には取付板11j
が固定され、該取付板11jにはLMガイド11kを介
して角材Wを載せ上下に移動する角材受け11mが取り
付けられる(該角材受け11mが移動する下限は1号走
行台車5付近までであって、2号走行台車6へ角材Wを
移すのは次の角材投入装置12の角材受け12aであ
る)。更に該角材受け11mは前記取付板11jに取り
付けられたシリンダ11nのロッド11pとの間を固定
板11qで連結され横方向に駆動される。以上のような
構成によりこの角材受取装置11は角材投入装置12に
角材Wを移すようになっている。即ち、この実施例では
角材投入装置12に角材Wを投入するのは図2乃至図7
に示す角材受け11aではなく上下に移動する角材受け
11mということになるが、技術的にはいずれであって
も良い。
【0020】図10及び図11は前記角材投入装置12
の具体的構成例を示す図であって、図10は角材投入装
置12の正面図、図11の下部は図10のA−A矢視図
であり、図11の上部は図10のB−B矢視図である。
この図11は分かりやすくするため上下に分けて示した
ものである。この角材投入装置12は、台座フレ−ム1
21に固定した取付板12cに設置したシリンダ12d
と、該シリンダ12dのロッド12eに固定され上下移
動するラック12fと、該ラック12fと噛合するピニ
オン12gと、該ラック12fに固定したブロック12
hに更に取り付けた取付板12iの上に設けられた角材
受け12aと、該取付板12iにLMガイド12jを介
して取り付けた取付板12kに取り付けた押し具12b
と、該押し具12bにより作動するリミットスイッチ1
2mと、モ−タ12nによって前記取付板12kを駆動
する駆動機構(ウォ−ムギヤボックス12pとピニオン
12q及びラック12r)等で構成される。尚、前記ラ
ック12rは前記取付板12kに取り付けられ、該ラッ
ク12rと噛合するピニオン12qはモ−タ12nによ
って駆動されるウォ−ムギヤボックス12pを介して駆
動されるカウンタ−シャフト12sに嵌着されている。
【0021】前記ラック12eは台座フレ−ム121に
縦方向に設けられたレ−ル12t上を上下移動するガイ
ド(図示せず)に取り付けられ、前記角材受け12aは
シリンダ12vによりガイド12w上を横方向に移動出
来るよう取り付けられ、前記押し具12bはシリンダ1
2xにより駆動されるようにしてある。12yは角材W
が木返しの際必要以上に反転しないようにするためのス
トッパピンである。こうしてこの角材投入装置12は前
記角材受取装置11より角材受け12aで受け取った角
材Wをシリンダ12vで駆動して角材固定装置13側に
投入し、更にシリンダ12xを利用して押し具12bで
すべてのリミットスイッチ12mが作動するまで角材固
定装置13側に押し付ける。
【0022】図12は角材Wが前記走行台車5(或いは
6)上に設置された木押さえ装置13に移され固定され
る前の曲がりを検出し取代を決定する際の様子を示す図
である。上記する木押さえ装置13や角材投入装置12
は3か所設置され、該角材投入装置12の押し具12b
で木押さえ装置13側に押し付けるがこの場合、角材W
は両側の木押さえ装置13の壁に押し付けて接触させ且
つ中央の木押さえ装置13の側壁とは僅かの隙間tが出
来るようにしてある。そして3つのリミットスイッチ1
2mで測定した3点の内の中央の一番低い位置を基準と
して駆動装置15により木押さえ装置13を駆動調整し
て削り面のラインLを決定する。尚、角材Wの曲がりが
逆に中央のリミットスイッチ12m側に曲がっている場
合は3点の内の中央の一番高い位置を基準として削り面
のラインLを決定する。
【0023】図13は前記木押さえ装置13の具体的構
成例を示す図である。1号走行台車5(2号走行台車6
も同様)には立板13aと該立板13aに対して直角な
底板13bとよりなるヘッドブロックが設けられてい
る。該ヘッドブロックの内部にはボ−ルスプライン13
dが縦方向に設けられ両端部はヘッドブロックとこの1
号走行台車5(2号走行台車6も同様)に別個に設けた
固定板13eとに固定されている。該ボ−ルスプライン
13dには内部にボ−ルを収納したボックス13fが嵌
めてあり、該ボックス13fは木押さえ爪13cを取り
付けたア−ム13gとシリンダ13hのロッド13iに
固定されている。そして該シリンダ13hを作動させる
とボックス13fが上下して角材Wを固定したり、開放
したりすることが出来る。
【0024】また、図14は前記木返し装置14の具体
的構成例を示す図である。前記ヘッドブロック内の前記
シリンダ13hの反対側には別のボ−ルスプライン14
cが設置されその下側にボ−ルを収納したボックス14
dが嵌められ、該ボックス14dは反転板14aを取り
付けたア−ム14eとシリンダ14fのロッド14gに
固定されている。そして該シリンダ14fを動作させボ
ックス14dを上方に移動させると角材Wを反転させる
ことが出来るが、角材Wを反転させない時は該反転板1
4aはヘッドブロック底板13bよりも下側に位置する
ようにしてある。
【0025】尚、台座フレ−ム10に上下移動可能に設
置した前記鋸盤8及び鉋盤9(図1参照)は単独に鋸盤
8のみ或いは鉋盤9のみを設置しても良い。或いは鋸盤
8及び鉋盤9の両方を設置して必要に応じていずれか一
方のみを回転駆動及び上下駆動するようにしても良い。
或いはまた、走行台車5及び6は台座フレ−ム7に二台
配置したが、更に三台以上走行可能に配置しても良く、
その場合には前記角材投入装置12の角材受け12aや
鋸盤8や鉋盤9も数段に分けて上下移動し且つ停止する
ようにしても良い。
【0026】
【発明の効果】この発明の角材加工装置は以上詳述した
ような構成としたので、従来よりもはるかに高能率且つ
高速で角材のすり直し加工を行うことが出来る。更に、
この角材加工装置では規格寸法へすり直し加工を行うだ
けでなく鉋盤による仕上げ加工も同時に行うことが出来
る。従って角材の加工コストを大きく低減することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の角材加工装置を配置した角材加工部
全体の平面図である。
【図2】図1のP矢視正面図である。
【図3】一面を加工され戻って来た角材を木返しする状
態を示す図である。
【図4】木返しされた角材を木押さえ装置に投入する状
態を示す図である。
【図5】上の段での木返しが完了し下の段に設置された
角材を木返しするため角材の反転に備える状態を示す図
である。
【図6】上の段に設置した角材が帰って来て木返しする
状態を湿す図である。
【図7】上の段に設置した角材が出発し、下の段に設置
した角材が帰って来て木返しする準備に入った状態を示
す図である。
【図8】角材受取装置の具体的構成例を示す側面図であ
る。
【図9】図8のQ矢視図である。
【図10】角材投入装置の正面図である。
【図11】図11の下部は図10のA−A矢視図であ
り、図11の上部は図10のB−B矢視図である。
【図12】角材が走行台車上に設置された木押さえ装置
に移され固定される前の曲がりを検出し取代を決定する
際の様子を示す図である。
【図13】木押さえ装置の具体的構成例を示す図であ
る。
【図14】木返し装置の具体的構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 角材加工装置 3 角材供給
装置 5、6 走行台車 8 鋸盤 9 鉋盤 11 角材受取
装置 12 角材投入装置 12a 角材受け 12b 角材押し
具 13 木押さえ装置 13a ヘッドブロック立板 13b ヘッドブ
ロック底板 13c 木押さえ爪 14 木返し装置 14a 反転板 15 木返し装置駆動装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角材供給装置より運ばれて来た角材を載
    せる角材受けと該角材を駆動装置により横方向に押す押
    し具とを備えた角材受取装置と、 角材を載せ上下方向に移動可能とした角材受けと該角材
    を駆動装置により横方向に押す押し具と前記角材受け及
    び押し具を上下駆動する駆動装置とを備えた角材投入装
    置と、 角材を当接させる立板と角材を載せる底板とより成るヘ
    ッドブロックと駆動装置により駆動され角材を固定、解
    除する木押さえ爪とを備えた木押さえ装置と、該木押さ
    え装置を前後に移動させる駆動装置と、 前記木押さえ装置の角材を押す反転板と該反転板の駆動
    装置とを備えた木返し装置と、 前記木押さえ装置と木返し装置及び木押さえ装置の駆動
    装置をそれぞれ設置し駆動装置により往復走行させる複
    数の走行台車と、 前記複数の走行台車の走行途中に且つ上下移動可能に設
    置された角材加工用の鋸盤と、 前記角材受取装置と角材投入装置と木押さえ装置と木返
    し装置と走行台車と鋸盤の各駆動部及び木押さえ装置の
    駆動部とを制御する中央演算処理装置と、 より成る角材加工装置。
  2. 【請求項2】 角材供給装置より運ばれて来た角材を載
    せる角材受けと該角材を駆動装置により横方向に押す押
    し具とを備えた角材受取装置と、 角材を載せ上下方向に移動可能とした角材受けと該角材
    を駆動装置により横方向に押す押し具と前記角材受け及
    び押し具を上下駆動する駆動装置とを備えた角材投入装
    置と、 角材を当接させる立板と角材を載せる底板とより成るヘ
    ッドブロックと駆動装置により駆動され角材を固定、解
    除する木押さえ爪とを備えた木押さえ装置と、該木押さ
    え装置を前後に移動させる駆動装置と、 前記木押さえ装置の角材を押す反転板と該反転板の駆動
    装置とを備えた木返し装置と、 前記木押さえ装置と木返し装置及び木押さえ装置の駆動
    装置をそれぞれ設置し駆動装置により往復走行させる複
    数の走行台車と、 前記複数の走行台車の走行途中に且つ上下移動可能に設
    置された角材加工用の鉋盤と、 前記角材受取装置と角材投入装置と木押さえ装置と木返
    し装置と走行台車と鉋盤の各駆動部及び木押さえ装置の
    駆動部とを制御する中央演算処理装置と、 より成る角材加工装置。
  3. 【請求項3】 角材供給装置より運ばれて来た角材を載
    せる角材受けと該角材を駆動装置により横方向に押す押
    し具とを備えた角材受取装置と、 角材を載せ上下方向に移動可能とした角材受けと該角材
    を駆動装置により横方向に押す押し具と前記角材受け及
    び押し具を上下駆動する駆動装置とを備えた角材投入装
    置と、 角材を当接させる立板と角材を載せる底板とより成るヘ
    ッドブロックと駆動装置により駆動され角材を固定、解
    除する木押さえ爪とを備えた木押さえ装置と、該木押さ
    え装置を前後に移動させる駆動装置と、 前記木押さえ装置の角材を押す反転板と該反転板の駆動
    装置とを備えた木返し装置と、 前記木押さえ装置と木返し装置及び木押さえ装置の駆動
    装置をそれぞれ設置し駆動装置により往復走行させる複
    数の走行台車と、 前記複数の走行台車の走行途中に且つ上下移動可能に設
    置された角材加工用の鋸盤及び鉋盤と、 前記角材受取装置と角材投入装置と木押さえ装置と木返
    し装置と走行台車と鋸盤及び鉋盤の各駆動部及び木押さ
    え装置の駆動部とを制御する中央演算処理装置と、 より成る角材加工装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106827110A (zh) * 2017-01-22 2017-06-13 浙江农林大学 大片竹束帘连续热压的重组竹原料单元组坯铺装机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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