JPH0871859A - 円筒形ワークの搬送装置 - Google Patents

円筒形ワークの搬送装置

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JPH0871859A
JPH0871859A JP20899394A JP20899394A JPH0871859A JP H0871859 A JPH0871859 A JP H0871859A JP 20899394 A JP20899394 A JP 20899394A JP 20899394 A JP20899394 A JP 20899394A JP H0871859 A JPH0871859 A JP H0871859A
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JP
Japan
Prior art keywords
hanger
ring
cylindrical work
suspension
workpiece
Prior art date
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Pending
Application number
JP20899394A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoya Kaneko
直哉 金子
Takashi Nishimura
隆志 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒形ワークの搬送の自動化が図れるととも
に、ハンドリングや制御内容が簡易になり、しかも、円
筒形ワークの芯合わせを容易に、かつ確実に行なうこと
ができるようにする。 【構成】 水平面内の互いに直交する二方向(X軸およ
びY軸方向)に移動可能な搬送台24,37に対して吊
持用ブラケット51を昇降駆動機構57を介して垂直方
向(Z軸方向)に昇降可能に構成し、この吊持用ブラケ
ット51に、円筒形ワークWの内周面を引っ掛けて吊持
するL字形のハンガー62を枢着し、このハンガー62
が円筒形ワークWを吊持した際に該ワークWの外周面を
押し付けてハンガー62とで挟持するワーク押付機構7
4を吊持用ブラケット51に設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビルや各種構造
物の金属製柱と梁との継手などとして用いられるリング
の軸方向の端部をガス切断用トーチによって開先切断処
理する場合などに使用される円筒形ワークの搬送装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のワーク、たとえば柱と梁との継
手用のリングは、鋳造後に軸心方向の両端部に対してガ
ス切断加工などによる開先処理がなされるが、この場
合、上記リングを、たとえば供給部から開先処理側の所
定位置まで搬送して位置決めする必要がある。
【0003】従来では、作業者が供給部でリングにワイ
ヤを引っ掛けたうえ、ホイストクレーンなどを使用して
吊り上げて所定位置まで搬送させたり、あるいは、多関
節ロボットを使用し、このロボットのハンドに上記リン
グを把持させて所定位置まで搬送させる手段が採用され
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したような構成の
従来の円筒形ワークの搬送装置のうち、前者のホイスト
クレーンを用いるものでは、作業者が上記リングにワイ
ヤ掛けするのに手間がかかるだけでなく、リングを搬送
する際のハンドリングもスムーずに行ないにくい。ま
た、所定位置まで搬送されたリングを作業者が所定個所
に芯合わせして取り付ける時にも、リングが大重量物で
ある場合、かなりの労力を要し、作業に多くの時間が費
やされ、かつ、所定の位置決めも正確に行い難い欠点が
あった。
【0005】また、多関節ロボットを使用するものは、
リングが大重量物である場合、ロボットハンドもこれに
応じて大型化するのは避けられないうえ、リングを供給
部から所定位置まで搬送して位置決めさせるまでのハン
ドリングの制御内容がかなり煩雑となる。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、円筒形ワークの搬送の省人化を図れるとともに該ワ
ークに対するハンドリングも簡易に行なえるうえ、所定
個所に対する芯合わせなども容易、かつ正確に行なえる
円筒形ワークの搬送装置を提供すること目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る円筒形ワークの搬送装置は、水平面内
の互いに直交する二方向に沿って移動可能に構成された
搬送台と、この搬送台に搭載されてサーボ制御される昇
降駆動機構と、この昇降駆動機構により垂直方向に昇降
移動可能な吊持用ブラケットに揺動可能に枢着されて、
所定位置に搬入された円筒形ワークの内周面に先端部を
引っ掛けて吊持するL字形のハンガーと、上記吊持用ブ
ラケットに装備されて、上記ハンガーにより円筒形ワー
クが吊持された際に該円筒形ワークの外周面をハンガー
に対して押し付けて挟持させるワーク押付機構とを備え
たものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、水平面内の直交する二方向に
移動可能な搬送台に搭載された昇降駆動機構の下端側の
吊持用ブラケットに、L字形ハンガーを設け、供給され
た円筒形ワークの内周面を上記ハンガーに引っ掛けると
ともに、上記ブラケットに設けたワーク押付機構で円筒
形ワークの外周面を押し付けて挟持させるので、円筒形
ワークを供給側から所定位置まで人的介在を要すること
なく、自動搬送でき、さらに、ハンガーを水平方向およ
び垂直方向に移動制御させるだけであるので、円筒形ワ
ークに対するハンドリングも簡易に行なえるうえ、動作
の制御内容も簡単になり、また、上記昇降駆動機構によ
りハンガーの高さ位置を変えるだけで、円筒形ワークの
正確な芯合わせなどが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は本発明の一実施例による円筒形ワークの
搬送装置の適用例として、柱と梁との継手用リングの開
先処理工程の概要を示す平面図である。
【0010】図1において、1は円筒形ワークとしての
継手用リングW(図2)の供給領域、2は該供給領域1
からのリングWの軸方向の一方の端部(表側)を開先処
理する領域、3は開先処理後のリングWを冷却する領
域、4は冷却後のリングWの軸方向の他方の端部(裏
側)を開先処理させるために上記リングWを反転させる
領域、5は冷却後のリングWに対する搬出領域である。
上記各領域1〜5間においてリングWを搬送するため
に、図2に示すような円筒形ワークの搬送装置10が設
けられている。
【0011】図2において、11は支柱12や梁13な
どで構成された装置架台であり、この架台11下に、リ
ング供給用台車14、リング開先処理のためのチャック
台車15、リング反転装置16、リング冷却槽17、リ
ング搬出用台車18などが配置されている。
【0012】上記搬送装置10の具体的構成を図3〜図
5を参照して説明する。上記架台11上には、水平面内
におけるX軸方向(左右方向)に沿ったレール21上を
転動するローラ22を有し、ガイドレール23に案内さ
れる第1の搬送台24が同方向へ移動可能に支承されて
おり、この第1の搬送台24の下面には、Y軸方向(前
後方向)に沿った駆動軸25が軸受部材26,26を介
して支持されている。27は上記搬送台24に搭載され
たモータであり、その回転力が、原動スプロケット2
8、ローラチェーン29及び従動スプロケット30(図
6)を介して上記駆動軸25に伝達されている。31,
31は上記架台11の前後において上記X軸方向に沿っ
て固定されたラックであり、これらラック31,31に
は、上記駆動軸25の両端に固定されたピニオン32,
32が噛合されており、上記モータ27などと共に第1
の搬送台24の移動機構33を構成している。つまり、
上記モータ27を作動させることにより、上記第1の搬
送台24を上記X軸方向に沿って移動させることができ
る。
【0013】上記第1の搬送台24上には、図6に示す
ように、Y軸方向(前後方向)に沿ったレール34上を
転動する車輪35を有し、ガイドレール36でガイドさ
れる第2の搬送台37が配置されており、この第2の搬
送台37の右端には上記Y軸方向に沿ったラック38が
設けられている。39は上記第1の搬送台24に設けら
れたモータであり、このモータ39の回転力が鎖伝動機
構40を介して伝達されるピニオン41を上記ラック3
8に噛合させてあり、上記モータ39などと共に第2の
搬送台37の移動機構42を構成している。つまり、上
記モータ39を作動させることにより、上記第2の搬送
台37をY軸方向に移動させることができる。43は上
記第2の搬送台37の移動量を検出するエンコーダであ
る。
【0014】51,51は上記第2の搬送台37に対し
て、リニアシャフト52,52を介してZ軸方向(垂直
方向)に昇降可能に支持された吊持用ブラケット、5
3,53は上記第2の搬送台37に固定されてリニアシ
ャフト52,52をガイドするリニアケースである。上
記両吊持用ブラケット51,51の各上部には、それぞ
れラック54,54が立設されており、これらラック5
4,54には、上記第2の搬送台37に搭載されたサー
ボモータ55,55で回転駆動されるピニオン56,5
6に噛合されており、これらラック54,サーボモータ
55およびピニオン56などにより、上記吊持用ブラケ
ット51の昇降駆動機構57が構成されている。つま
り、上記各吊持用ブラケット51はサーボモータ55の
作動により、Z軸方向に沿って昇降変位される。58,
59および60は、上記吊持用ブラケット51の原点位
置、上限位置および下限位置を検出するリミットスイッ
チである。
【0015】上記吊持用ブラケット51の下部51Aに
は、図7に示すように、X軸に沿った枢軸61を介して
L字形のハンガー62が前後に揺動変位可能に支持され
ている。このハンガー62は、その先端部62aによ
り、上記継手用リングWの内周面を引っ掛けて吊持する
ものである。また、上記吊持用ブラケット51の前部に
は、上記ハンガー62が上記リングWを吊持した際に該
ハンガー62の基端部62bの揺動変位を検出するリミ
ットスイッチ63が取り付けられている。
【0016】71は上記吊持用ブラケット51に下向き
に取り付けられたシリンダ装置であり、そのピストンロ
ッド71aの先端には、上記ハンガー62がリングWを
吊持した際に該リングWの外周面を押し付けてハンガー
62とで挟持する押付部材72が固定されている。7
3,73は上記押付部材72の昇降をガイドする1対の
ガイドロッドであり、上記シリンダ装置71や押付部材
72などと共にワーク押付機構74を構成している。
【0017】つぎに、上記構成の円筒形ワークの搬送装
置の動作について説明する。供給台車14に図2のよう
に支持された継手用リングWが所定位置まで搬入される
と、ハンガー62を、第1の搬送台24を移動させるこ
とにより、X軸方向の位置決めを行ない、第2の搬送台
37を移動させることにより、Y軸方向の位置決めを行
なう。
【0018】ついで、昇降駆動機構57におけるサーボ
モータ55を作動させ、吊持用ブラケット51を介して
ハンガー62を下降変位させ、ハンガー62の先端部6
2aを上記リングWの後方側に位置させる。そして、上
記第2の搬送台37をY軸方向に前進させて上記ハンガ
ー62の先端部62aを上記リングW内に入り込ませ
る。この状態で、上記サーボモータ55を作動させて、
吊持用ブラケット51を介してハンガー62を上昇させ
れば、ハンガー62の先端部62aが上記リングWの内
周面を引っ掛ける。これと同時に、上記ハンガー62が
枢軸61を中心にして揺動変位し、その基端部62bが
リミットスイッチ63に当たり、リミットスイッチ63
からの検知信号により、シリンダ装置71が作動する。
このシリンダ装置71の作動により、ピストンロッド7
1aが伸張するので、押付部材72により上記リングW
の外周面が押圧され、該リングWは上記ハンガー62と
押付部材72で挟持される。したがって、上記第1の搬
送台24を移動させれば、上記リングWは安定した吊持
状態で、X軸方向に沿って自動的に搬送される。
【0019】上記リングWを上記吊持状態で開先処理の
ためのチャック台車15上にまで搬送した後、上記昇降
駆動機構57により、ハンガー62を下降させ、リング
Wがチャック台車15の所定部位に対向する位置で上記
第2の搬送台37をY軸方向に沿って変位させれば、上
記リングWがチャック台車15側に位置決めされる。そ
して、シリンダ装置71により押付部材72の押付を解
除させれば、リングWを自動的にチャック台車15側に
受け渡すことができる。
【0020】すなわち、供給部からのリングWをハンガ
ー62と押付部材72とで挟持して吊持搬送させるの
で、リングWが重量物であるにもかかわらず、所定位置
まで安定したハンドリングで搬送させることができるう
え、ハンガー62を昇降駆動機構57を介して高さ調整
すれば、上記リングWの径の違いなどに関係なく、所定
個所に対して容易、かつ正確に芯合わせして受け渡すこ
とができる。
【0021】特に、上記ハンガー62に吊持させたリン
グWをX軸およびY軸方向の水平移動制御と、Z軸方向
の昇降移動制御とにより、リングWの移動の方向性が決
められるので、多関節ロボットを利用する場合に比し
て、制御内容が簡易になる。
【0022】なお、上記の実施例では、円筒形ワークと
して、ビル用などの柱と梁との継手用リングを例に説明
したが、このリングに限らず、種々の円筒形ワークに適
用できるものである。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、水平移
動用の搬送台に搭載された昇降駆動機構により昇降駆動
されるL字形のハンガーを円筒形ワークの内周面に引っ
掛けて吊持させると共に、該円筒形ワークの外周面に押
付部材を押し付けるようにしたので、円筒形ワークが重
量物であっても所定位置まで自動的、かつ安定したハン
ドリング動作で搬送させることができると共に、上記昇
降駆動機構によりハンガーの高さ位置を調整することに
より、円筒形ワークの芯合わせを容易、かつ正確に行な
うことができ、さらに、上記ハンガーを水平方向および
垂直方向に制御するだけであるので、制御内容も簡易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による円筒形ワークの搬送装
置の適用例として、柱と梁との継手用リングの開先処理
工程の概要を示す平面図である。
【図2】同上実施例における円筒形ワークの搬送装置の
架台全体を示す正面図である。
【図3】円筒形ワークの搬送装置を示す正面図である。
【図4】円筒形ワークの搬送装置を示す平面図である。
【図5】円筒形ワークの搬送装置を示す側面図である。
【図6】円筒形ワークの搬送装置における搬送台を示す
側面図である。
【図7】円筒形ワークの搬送装置におけるハンガーの部
分を示す側面図である。
【符号の説明】
24,37 搬送台 51 吊持用ブラケット 57 昇降駆動機構 62 ハンガー 62a ハンガーの先端部 74 ワーク押付機構 W 円筒形ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平面内の互いに直交する二方向に沿っ
    て移動可能に構成された搬送台と、この搬送台に搭載さ
    れてサーボ制御される昇降駆動機構と、この昇降駆動機
    構により垂直方向に昇降移動可能な吊持用ブラケットに
    揺動可能に枢着されて、所定位置に搬入された円筒形ワ
    ークの内周面に先端部を引っ掛けて吊持するL字形のハ
    ンガーと、上記吊持用ブラケットに装備されて、上記ハ
    ンガーにより円筒形ワークが吊持された際に該円筒形ワ
    ークの外周面をハンガーに対して押し付けて挟持させる
    ワーク押付機構とを備えたことを特徴とする円筒形ワー
    クの搬送装置。
JP20899394A 1994-09-02 1994-09-02 円筒形ワークの搬送装置 Pending JPH0871859A (ja)

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