JPH0871441A - 物質の懸濁液の乾燥 - Google Patents

物質の懸濁液の乾燥

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JPH0871441A
JPH0871441A JP7109592A JP10959295A JPH0871441A JP H0871441 A JPH0871441 A JP H0871441A JP 7109592 A JP7109592 A JP 7109592A JP 10959295 A JP10959295 A JP 10959295A JP H0871441 A JPH0871441 A JP H0871441A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】微細に分割された粒子状固体物質の懸濁液を乾
燥し、実質的に乾燥し凝集していない状態の固体物質を
生成するための装置、および方法を提供する。 【構成】粒子状の粉砕媒体12を有する粉砕チャンバー
1、粒子状固体物質の懸濁液を粉砕チャンバー1に導入
するための手段21、および、粉砕チャンバー1内で回
転する攪拌羽根8、9を備える。粉砕チャンバー1は貫
通孔を有する基板3を備え、粉砕チャンバー1および粉
砕媒体12を通る上方への流れを与える加熱されたガス
が貫通孔を通って導入される。粒子状固体物質が乾燥さ
れる場合には、物質の微細粒子が粉砕チャンバー1を通
るガスの上方への流れによって上方に運搬され、次い
で、実質的に乾燥した生成物を比較的微細な留分と比較
的粗大な留分とに分別する分別手段25によって分別さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粒子状固体物質の懸濁
液を乾燥するための方法、および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの種類の装置が、湿潤粒子状物質の
加熱乾燥に用いられている。しかし、これらの装置のほ
とんどは、乾燥工程において粒子が凝集する傾向にあ
り、乾燥生成物の粒子サイズ分布が湿潤状態で供給され
る物質の粒子サイズ分布よりも劣る傾向にあるという欠
点を有している。この問題は、例えば、粒子状物質が、
2μmより小さい球相当直径(equivalent spherical d
iameter)を有する粒子を約60重量%以上含有する場
合のような、そして、粒子状物質が水性媒体中で非常に
高濃度(例えば、懸濁液中の固形分量が約50重量%を
超える)である場合のような、粒子状物質が微細に分割
されている場合に特に顕著である。このため、微細に分
割された多くの粒子状物質が、高濃度の水性懸濁液の形
態で市販され、乾燥粉末状で提供することは商業的に魅
力的ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多くの最終用途に対し
て、特に、粒子状物質が非水性または非極性媒体中に分
散される場合(例えば、ゴム、プラスチックまたは非水
性塗料組成物といった有機高分子組成物中の充填材また
は増量剤として用いられる場合)には、乾燥粉末状の微
細に分割された粒子状物質は、商業的および技術的に有
利である。
【0004】水性懸濁液の形態で粒子状物質を運搬する
ことは、粒子状物質に関連して多量の水が必要であり、
そのため粒子状物質の運搬コストが上昇するという点で
明らかに不利である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の実施態様
によれば、微細に分割された粒子状固体物質の懸濁液を
乾燥するための装置が提供される。この装置は、粒子状
の粉砕媒体を有する粉砕チャンバー、該粒子状固体物質
の懸濁液を該粉砕チャンバーに導入するための手段、お
よび、該粉砕チャンバー内で回転する攪拌羽根を備え
る。該粉砕チャンバーには貫通孔を有する基板が設けら
れ、該粉砕チャンバーおよび該粉砕媒体を通る上方への
流れを与える加熱されたガスが、該貫通孔を通って導入
される。
【0006】有利なことには、上記粉砕チャンバーの上
記貫通孔を有する基板を通って導入される上記ガスは、
ファンにより圧縮される。そして、このガスは、熱交換
器の一方の側を通る通路を介して間接的に加熱される。
あるいは、このガスは、電気加熱要素と接触して直接的
に加熱されるか、または、その内部でガス状、液状また
は固体燃料が燃焼する燃焼チャンバーを通る通路を介し
て加熱される。
【0007】上記粉砕チャンバーの上記貫通孔を有する
基板は、好ましくは、該粉砕チャンバーの壁部付近の領
域を通って上記ガスを優先的に通過させる非貫通孔領域
を中央に有する。中央部に開口部を有する水平なバッフ
ル板はまた、好ましくは、上記粉砕チャンバー内で、上
記貫通孔を有する基板の上方で該粉砕チャンバーの横幅
の1/2以下の高さに配置される。粉砕チャンバー内の
粒子状の粉砕媒体からなる床が、所望でない程度で該粉
砕チャンバーの壁部付近にまで延びないようにするため
に、このバッフル板が設けられる。
【0008】実質的に乾燥し、凝集していない生成物
を、比較的微細な留分および比較的粗大な留分に分別す
るための分別手段が、好ましくは、上記粉砕チャンバー
の下流に設けられる。この分別手段は、適切な導管によ
り粉砕チャンバーに接続して粉砕チャンバーとは分離し
得るか、あるいは、粉砕チャンバー上部に配置され粉砕
チャンバーの一部を形成し得る。便利なことには、この
分別手段は、長手方向に延びる外周ブレードまたはベー
ンを有し、ガス中の粒子懸濁液の流れ中で長軸を回転軸
として回転する円柱状または円錐台状ケージであり得
る。懸濁液中の比較的微細な粒子は、回転ケージのブレ
ードとベーンとの間を通過するが、比較的粗大な粒子
は、放射状にケージの外側方向にブレードまたはベーン
により方向転換される。
【0009】有利なことには、上記粉砕チャンバーと上
記分別手段との間のガスおよび粒子の混合物に、または
分別手段自身に追加のガスを注入するための手段が設け
られる。この配置によって、上記分別手段を通過するガ
ス流量と独立して、上記粉砕チャンバーを通過するガス
流量を調整することが可能となる。その結果、最高の精
度および効率で分別手段を操作し得るような粉砕チャン
バー内の条件が調整され得、最適な生成物が得られる。
有利なことには、第2のファンが分別手段の下流に設け
られ、分別手段を介してガスおよび懸濁粒子を所望の速
度で吸引する負圧を発生させる。
【0010】好ましくは、使用されるのであれば、懸濁
ガスから固体粒子を分離する手段もまた、粉砕チャンバ
ーの下流に、そして分別手段の下流に設けられる。これ
らの手段は、例えば、1つ以上のサイクロンおよび/ま
たはバグフィルターアセンブリであり得る。
【0011】本発明の第二の実施態様によれば、懸濁液
中の微細に分割された粒子状固体物質を乾燥するための
方法が提供される。この方法は、粒子状の粉砕媒体から
なる床と、該粉砕媒体を攪拌するために回転する攪拌羽
根とを有する粉砕チャンバーに懸濁液を導入する工程
と、該粉砕チャンバーに設けられた貫通孔を有する基板
を通って、該粒子状の粉砕媒体からなる床を通過するよ
うに、加熱されたガスを導入する工程とを包含し、固体
物質でなる実質的に乾燥された粒子が、該ガスによって
噴流運搬され、そして、該粉砕チャンバーから運び出さ
れる。
【0012】粉砕媒体は、好ましくは、0.5〜12.
5mmの範囲の直径を有する粒子を包含する。より好ま
しくは、粉砕媒体は、1.0〜5.0mmの範囲の直径
を有する粒子を包含する。粉砕媒体は、硬質ミネラル、
セラミックまたは金属物質でなるボール、ビーズあるい
はペレットを包含する。あるいは、適当なサイズの天然
の砂の粒子が非常に有効であることがわかっている。
【0013】本発明の方法は、粒子状固体物質が2μm
より小さい球相当直径を有する粒子を少なくとも60重
量%含有するような粒子サイズ分布を有する場合に特に
有利である。好ましくは、固体物質の懸濁液は濃厚な水
性懸濁液であり、そして、方法は、懸濁液が少なくとも
50重量%の固形分量を含有する場合に特に有利であ
る。
【0014】懸濁液は液体であり得、そして比較的低粘
度であり得る。このような場合には、一般に、分散剤が
使用される。分散剤は、例えば、水溶性濃リン酸エステ
ル、ポリケイ酸の水溶性塩、または高分子電解質(例え
ば、数平均分子量が20,000以下のポリアクリル酸、ポリ
メタクリル酸の水溶性塩)であり得る。使用される分散
剤の量は、一般に、乾燥した粒子状固体物質の重量を基
準にして0.1〜2.0重量%の範囲である。懸濁液
は、約4℃〜約100℃の範囲の温度で導入され得る。
懸濁液を25℃〜100℃の範囲の温度まで予熱するこ
とが好ましい。あるいは、懸濁液は、粒子状固体物質の
比較的希薄な懸濁液を高圧ろ過して形成されるようなケ
ーキ状であり得る。このケーキは非粘着性である。懸濁
液が液状タイプの場合には、懸濁液は、適切な入口ノズ
ルが装備された導管を介して粉砕チャンバーに導入され
得る。懸濁液がケーキ状の場合には、適切なダクトを介
して粉砕チャンバーに導入され得る。ダクト端部は、ガ
スが粉砕チャンバーからダクトへ入らないように、回転
バルブによって閉鎖されている。
【0015】粉砕チャンバーから噴流運搬される粒子を
含有するガスを、好ましくは、乾燥した分別手段を通過
させることにより、所望の最大の粒子サイズよりも大き
な直径を有するあらゆる粒子が取り除かれる。一般に、
実質的に乾燥した生成物には、10μmより大きい球相
当直径を有する粒子が存在しないことが要求され、乾燥
した生成物には、好ましくは、5μmより大きい球相当
直径を有する粒子が存在しないことが要求される。
【0016】粉砕チャンバーの貫通孔を有する基板を通
過するガスは、好ましくは、粉砕チャンバーから排出さ
れるガスおよび懸濁粒子の温度が少なくとも70℃であ
るような温度を有している。分別されるべき粒子を運搬
するガスが完全に乾燥している場合には、分別手段は有
効に分別できないこともまたわかっている。一般に、最
も有効に分別するためには、分別手段に流入するガスが
少なくとも15%の相対湿度を有していることが要求さ
れるが、ガスの相対湿度は方法の後期の段階で凝集をお
こすほど高すぎてはいけない。一般に、ガスの相対湿度
は約55%以下でなければならない。粒子状物質は、好
ましくは1重量%以下の水含有量まで、より好ましくは
0.2重量%以下の水含有量まで乾燥される。
【0017】粉砕チャンバー内で乾燥される微細な粒子
状物質は、同時に、表面処理剤でコートされ得る。便利
なことには、この表面処理剤は、粉砕チャンバー側の端
部に回転バルブを備えるダクトを介して、粒子状固体の
形態で粉砕チャンバーに導入され得る。表面処理剤は、
例えば、炭化水素鎖に12〜24個の炭素原子を有する
脂肪酸であり得る。あるいは、疎水性を有する少なくと
も1つの基、および処理されるべき粒子状固体物質の表
面と親和性を有する少なくとも1つの基で置換されてい
る置換シランのような液状表面処理剤が使用され得る。
適切な置換シランのほとんどは、以下の一般式で表され
るタイプである:
【0018】
【化1】
【0019】ここで、R1はアミノアルキルまたはメル
カプトアルキル基、R2はヒドロキシ、ヒドロキシアル
キルまたはアルコキシ基、および、R3、R4は、それぞ
れ独立して、水素原子、あるいは、ヒドロキシ、アルキ
ル、ヒドロキシアルキルまたはアルコキシ基であり得
る。これらは同一であっても異なっていてもよい。
【0020】本発明をより詳細に理解するために、そし
て、本発明がいかに実施され効果が得られるかを示すた
めに、本発明に係る装置の概略図である添付の図面を参
照して説明する。
【0021】粉砕チャンバー1は、ケーシング2、外周
に環状の貫通孔領域4および中央に非貫通領域5を有す
る基板3、およびトッププレート6によって構成され
る。基板上方のトッププレート6の高さは、該粉砕チャ
ンバー1の直径の1/2より若干小さく、かつ、トップ
プレートは中央開口部7を有している。4つの円柱状の
棒からなり垂直シャフト9に固定されている攪拌羽根8
が、基板から垂直方向にわずかに離れた上部の水平面内
で回転する。該攪拌羽根8は、ギアボックス11を介し
て電動モータ10により駆動される。粉砕チャンバーに
は、簡便な1mm〜5mmの範囲の直径を有するケイ砂
粒子でなる粉砕媒体12が仕込まれる。
【0022】加圧下で加熱された空気が、ファン14に
よって、基板3の直下に位置するプレナムチャンバー1
3に導入される。加熱ガスが入口16を通って収容され
出口17を通って排出される熱交換器15を介して、圧
縮空気がプレナムチャンバー13に吹き込まれる。プレ
ナムチャンバーに導入される加熱空気の体積は、余分の
空気をベント18に収容することにより調整され得、ベ
ントに収容される空気の体積はバルブ19によって制御
される。
【0023】粉砕チャンバーのトッププレート6の中央
開口部7は、円錐台状のフード20で覆われている。乾
燥されるべき粒子状物質の水性懸濁液が、フードの側部
を貫通する導管21を通って粉砕チャンバーに導入され
る。固体物質を粉砕チャンバーに仕込むための入口ダク
ト22がフードの頂部を貫通し、該ダクトには外部から
粉砕チャンバー内部を封止する回転バルブ装置23が備
えられている。固体表面処理剤がダクト22を通って粉
砕チャンバーに導入され得る。あるいは、乾燥されるべ
き粒子状物質の懸濁液が実質的に非粘着性ケーキの形態
である場合には、ケーキがダクト22を介して導入され
得る。
【0024】噴流運搬される実質的に乾燥した微細粒子
を含有する空気は、空気分別器25に通じるダクト24
を通って粉砕チャンバーから排出される。この空気分別
器は、外周部が棒または羽根からなる回転ケージ26を
有する。空気により噴流運搬される粒子のうち、十分に
微細な粒子は回転ケージの棒の間を通過し、ダクト27
を通って分別器から排出される。一方、空気流中に存在
する所望でない粗大な粒子はいずれも、回転ケージの棒
によって分別器の外側方向に方向転換され、分別器の壁
にたたきつけられ、シュート28を通って排出される
か、あるいは粉砕チャンバーへ再循環される。一般に、
分別器に導入される粒子の約5重量%以下が、粗大留分
として排出される。
【0025】噴流運搬される微細粒子を含有する空気流
は、ダクト27を通ってサイクロン30に入る。サイク
ロンは微細粒子を空気から分別し、微細粒子はサイクロ
ン底部の回転バルブ装置31を通って生成物として排出
される。噴流運搬される微細粒子がほぼ完全に取り除か
れた空気は、ダクト32を通過しバグフィルターアセン
ブリ33に入り、微細に分割された物質の残りが、ここ
で空気から分別される。高圧空気のパルスが、導管34
を介してバグフィルター内のフィルターストッキング内
部(図示せず)と連通する複数の入口35に供給され
る。この圧縮空気は、蓄積された固体物質をフィルター
ストッキングの外部表面に噴射する。この噴射された固
体物質は、バグフィルターアセンブリの底部に落下し、
回転バルブ36を通って排出される。実質的に清浄な空
気が出口37から排出される。
【0026】空気分別器25から排出される微細粒子の
粒子サイズ分布は、ケージ26の回転速度、ならびに空
気および噴流運搬される粒子の分別器を通過する体積流
量を調整することによって制御され得る。後者の目的の
ために、分別器に導入される空気流に追加の空気が入口
38を通って導入される。追加の空気流量は、バルブ3
9によって制御される。あるいは、追加の空気は、空気
分別器25のケーシングに設けられた入口29を通って
導入される。これらのうちの1つの場所での空気の取り
入れは、バグフィルターアセンブリの出口37に接続さ
れるファン(図示せず)によりバグフィルター内を減圧
することによって補助される。
【0027】
【実施例】本発明を以下の実施例に基づいて説明する。
【0028】(実施例1)2μmより小さい球相当直径
を有する粒子を90重量%含有するような粒子サイズ分
布となるように微粉化された天然大理石を78重量%含
有する懸濁液を、図1に示すようなタイプの乾燥装置の
入口導管21を介して導入した。この懸濁液は、乾燥大
理石の重量を基準にして0.7重量%のポリアクリル酸
ナトリウム分散剤もまた含有した。
【0029】最終生成物は0.1重量%の水を含有する
ことがわかった。この生成物を、国際標準規格番号 I.
S.O. 2470に準拠して、波長457nmおよび570n
mの光についてそれぞれ反射率を試験した。最終生成物
においては、53μmより大きい球相当直径、10μm
より大きい球相当直径、2μmより小さい球相当直径、
および1μmより小さい球相当直径を有する粒子の重量
%についても調べた。分散体中に存在するすべての凝集
を破壊した後の生成物中の最大粒子の粒子サイズもま
た、ヘグマンゲージ(Hegman gauge)によって決定し
た。比較のため、供給物質試料もまた同様の試験に供し
た。
【0030】得られた結果を以下の表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】本発明の乾燥方法が、供給物質と比較した
乾燥生成物の明るさにも粒子サイズ特性にも悪影響を与
えないことを、これらの結果は示している。乾燥工程中
に凝集が起こらなかったことは明らかである。さらに、
乾燥生成物の明るさおよび粒子サイズ特性の認識可能な
変化が、10週間の貯蔵後にも起こらないことがわか
る。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、微細に分割された粒子
状固体物質の懸濁液を乾燥し、実質的に乾燥し凝集して
いない状態の固体物質を生成するための装置および方法
が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の概略図である。
【符号の説明】
1 粉砕チャンバー 3 基板 4 貫通孔領域 8 攪拌羽根 9 垂直シャフト 12 粉砕媒体 21 導管 25 分別器 30 サイクロン

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細に分割された粒子状固体物質の懸濁
    液を乾燥するための装置であって、 粒子状の粉砕媒体を有する粉砕チャンバー、該粒子状固
    体物質の懸濁液を該粉砕チャンバーに導入するための手
    段、および、該粉砕チャンバー内で回転する攪拌羽根を
    備え、 該粉砕チャンバーには、貫通孔を有する基板が設けら
    れ、該粉砕チャンバーおよび該粉砕媒体を通る上方への
    流れを与える加熱されたガスが、該貫通孔を通って導入
    される、装置。
  2. 【請求項2】 前記粉砕チャンバーの前記貫通孔を有す
    る基板が、該粉砕チャンバーの壁部付近の領域を通って
    前記ガスを優先的に通過させる非貫通孔領域を中央に有
    する、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 中央部に開口部を有する水平なバッフル
    板が、前記粉砕チャンバー内で、前記貫通孔を有する基
    板の上方で該粉砕チャンバーの横幅の1/2以下の高さ
    に配置されている、請求項1または2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記粉砕チャンバーの前記貫通孔を有す
    る基板を通って導入される前記ガスが、ファンにより圧
    縮される、請求項1から3のいずれかに記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記粉砕チャンバーの前記貫通孔を有す
    る基板を通って導入される前記ガスが、熱交換器の一方
    の側を通る通路を介して間接的に加熱される、請求項1
    から4のいずれかに記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記粉砕チャンバーの前記貫通孔を有す
    る基板を通って導入される前記ガスが、電気加熱要素と
    接触して直接的に加熱されるか、あるいは、その内部で
    ガス状、液状または固体燃料が燃焼する燃焼チャンバー
    を通る通路を介して加熱される、請求項1から4のいず
    れかに記載の装置。
  7. 【請求項7】 実質的に乾燥した生成物を異なる粒子サ
    イズ範囲からなる留分に分別するための分別手段が、前
    記粉砕チャンバーの下流に設けられる、請求項1から6
    のいずれかに記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記分別手段を通過するガス流量と独立
    して、前記粉砕チャンバーを通過するガス流量を調整す
    る手段が設けられている、請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記分別手段を介してガスおよび懸濁粒
    子を吸引する負圧を発生させる吸引ファンが、該分別手
    段の下流に設けられている、請求項7または8に記載の
    装置。
  10. 【請求項10】 前記粉砕チャンバーの下流にろ過手段
    が設けられている、請求項1から9のいずれかに記載の
    装置。
  11. 【請求項11】 懸濁液中の微細に分割された粒子状固
    体物質を乾燥するための方法であって、 粒子状の粉砕媒体からなる床と、該粉砕媒体を攪拌する
    ために回転する攪拌羽根とを有する粉砕チャンバーに懸
    濁液を導入する工程と、該粉砕チャンバーに設けられた
    貫通孔を有する基板を通って、該粒子状の粉砕媒体から
    なる床を通過するように、加熱されたガスを導入する工
    程とを包含し、 固体物質でなる実質的に乾燥された粒子が、該ガスによ
    って噴流運搬され、そして、該粉砕チャンバーから運び
    出される、方法。
  12. 【請求項12】 前記粒子状固体物質に分散剤が添加さ
    れる、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記懸濁液が、25℃以上100℃以
    下の温度まで予熱される、請求項11または12に記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 前記粉砕チャンバー内で、前記粒子状
    固体物質に表面処理剤が添加される、請求項11から1
    3のいずれかに記載の方法。
JP10959295A 1994-05-06 1995-05-08 物質の懸濁液の乾燥 Expired - Fee Related JP3192917B2 (ja)

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JPH0871441A true JPH0871441A (ja) 1996-03-19
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