JPH0871366A - 排ガスの処理方法及び装置 - Google Patents
排ガスの処理方法及び装置Info
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- JPH0871366A JPH0871366A JP7182119A JP18211995A JPH0871366A JP H0871366 A JPH0871366 A JP H0871366A JP 7182119 A JP7182119 A JP 7182119A JP 18211995 A JP18211995 A JP 18211995A JP H0871366 A JPH0871366 A JP H0871366A
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Abstract
められた方法及び装置を提供する。 【構成】 排ガスを吸収液と接触させて浄化する方法に
おいて、(i)第1隔板2と第2隔板3とによって内部
が第1室5と第2室6と第3室7とに区画された密閉槽
1における第2室に排ガスを供給する、(ii)第2室に
供給された排ガスをガス分散管9を通して第1室に収容
されている吸収液中に吹込む、(iii)第1室の上部空
間に存在する排ガスを排ガス上昇管10を通して第3室
に導入する、(iv)第3室に導入された排ガスを吸収液
と接触させる、(v)第2隔板の上面に存在する吸収液
を吸収液流下管11を通して第1室の吸収液中に導入さ
せる、(vi)第1室に収容されている吸収液の一部を第
3室に循環させること、(vii)第3室で吸収液粒子と
接触した後の浄化排ガスを第3室から排出させる。
Description
る汚染物質を高除去率でかつ経済的に除去し得る排ガス
の処理方法及び装置に関するものである。
又は3つの室に区画された密閉容器と、その水平隔板に
配設された多数の透孔に垂設された多数のガス分散管を
備えた多管式排ガス処理装置は知られている(特公平3
−70532号、特開平3−72913号、特開平3−
262510号等)。
脱硫装置として広く利用されており、その脱硫率も90
〜95%と比較的高いものであるが、近年においては、
地球環境保全の点等から、さらに高い脱硫率で排ガスを
処理することが要望されている。このような要望に対し
ては、ガス分散管の先端を吸収液中に沈める深度を増加
させたり、吸収液のpHを高めて吸収液の性能を高める
こと等により対応されているが、しかし、前者の方法で
は排ガスの圧力損失が増大するために動力費用が増大
し、一方、後者の方法では、排ガス処理の副生物として
得られる石こう中への未反応吸収剤の混入量が増大する
という問題があった。
理において、汚染物質除去率の高められた方法及び装置
を提供することをその課題とする。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、排ガスを吸収液と接
触させて浄化する方法において、(i)第1隔板とその
上方に位置する第2隔板とによってその内部が第1室と
第1室の上方に隣接する第2室と第2室の上方に隣接す
る第3室とに区画された密閉槽におけるその第2室に排
ガスを供給すること、(ii)第2室に供給された排ガス
を第1隔板に形成された透孔に垂設されたガス分散管を
通して第1室に収容されている吸収液中に吹込むこと、
(iii)第1室の上部空間に存在する排ガスを排ガス上
昇管を通して第3室に導入すること、(iv)第3室に導
入された排ガスを吸収液と接触させること、(v)第3
室の床面を形成する第2隔板の上面に存在する吸収液を
その先端がガス分散管のガス噴出孔より下方に位置する
吸収液流下管を通して第1室の吸収液中に導入させるこ
と、(vi)第1室に収容されている吸収液の一部を前記
第3室に循環させること、(vii)第3室で吸収液粒子
と接触した後の浄化排ガスを第3室から排出させるこ
と、を特徴とする排ガスの処理方法が提供される。
方に位置する第2隔板とによってその内部が第1室と第
1室の上方に隣接する第2室と第2室の上方に隣接する
第3室とに区画された密閉槽と、第2室の周壁に形成さ
れた排ガス入口と、第3室の天板又は側壁に配設された
浄化排ガス出口と、第1隔板に形成された透孔と、その
透孔に垂設されたガス分散管と、第1室と第3室とを連
絡する排ガス上昇管と、第3室の上部に配設された吸収
液分散手段と、第2隔板に形成された透孔と、その透孔
に垂設され、その先端が前記ガス分散管のガス噴出孔よ
り下方に位置する吸収液流下管と、第1室に収容されて
いる吸収液を第3室の吸収液分散手段に循環させる配管
を備えたことを特徴とする排ガス処理装置が提供され
る。さらに、本発明によれば、排ガスを吸収液と接触さ
せて浄化する方法において、(i)隔板によってその内
部が第1室と第1室の上方に隣接する第2室とに区画さ
れた密閉槽におけるその第2室に排ガスを供給するこ
と、(ii)第2室に供給された排ガスを隔板に形成され
た透孔に垂設されたガス分散管を通して第1室に収容さ
れている吸収液中に吹込むこと、(iii)第1室の上部
空間に存在する排ガスを、第2室を貫通する排ガス上昇
筒内に導入し、上昇させること、(iv)排ガス上昇筒内
に導入した排ガスを該筒内において吸収液と接触させた
後筒外へ排出させること、(v)第1室に収容されてい
る吸収液の一部を前記排ガス上昇筒内の排ガスとの接触
のために排ガス上昇筒に循環させること、を特徴とする
排ガスの処理方法が提供される。さらにまた、本発明に
よれば、隔板によってその内部が第1室の上方に隣接す
る第2室とに区画された密閉槽と、第2室の周壁に形成
された排ガス入口と、隔板に形成された透孔と、その透
孔に垂設されたガス分散管と、第2室を貫通し、その下
端が第1室内に開口する排ガス上昇筒と、排ガス上昇筒
内に配設された吸収液分散手段と、第1室に収容されて
いる吸収液を排ガス上昇筒内に配設されている吸収液分
散手段に循環させる配管を備えたことを特徴とする排ガ
ス処理装置が提供される。
図1は、本発明の排ガス処理装置の模式図を示す。この
図において、1は密閉槽、2は第1隔板、3は第2隔
板、4は天板、5は第1室、6は第2室、7は第3室、
8は排ガス導入ダクト、9はガス分散管、10は排ガス
上昇管、11は吸収液流下管、12は排ガス導出ダク
ト、13はミストエリミネータ、14は吸収液抜出し
管、15は吸収剤混入管、16はポンプ、17は吸収液
導管、18は吸収液分散手段、19は吸収剤導入管、2
0は酸素含有ガス供給管、21は酸素含有ガス噴出ノズ
ル、22は排液管、23は吸収液の静止液面、24は撹
拌機、Aはフロス層(気液混合層)、Lは吸収液を各示
す。
ら構成され、その槽の内部は、第1隔板2及びその上方
に位置する第2隔板3によって第1室5と第1室の上方
に隣接する第2室6と第2室の上方に隣接する第3室7
とに区画されている。第3室の上部空間は天板4によっ
て密閉されている。第1隔板2には多数の透孔が配設さ
れ、これらの各透孔にはガス分散管9が垂設されてい
る。第1隔板2は水平又はやや傾斜したものであること
ができる。第2隔板3は水平又はやや傾斜したものであ
ることができ、その傾斜角は特に制約されない。第1室
5の内部には、吸収液Lが収容されている。また、第1
室には、撹拌機24と、吸収液L中に酸素を供給する必
要がある場合に用いられる酸素含有ガス噴出ノズル21
が配設されている。図1において、撹拌機24としては
水平方向に回転するものが示されているが、この撹拌機
は垂直方向に回転するものを配設することができる。こ
の場合、回転軸は側壁を介して配設される。第2室6の
周壁には排ガス入口が配設され、この入口には排ガス導
入ダクト8が連結されている。第2室の空間には特別の
装置は配設されていないが、必要に応じ、吸収液をスプ
レーするためのスプレーノズルを配設することもでき
る。第3室7の上部には、吸収液分散手段としてのスプ
レーノズル18が配設されている。図1において、スプ
レーノズル18は1段に配列されているが、必要に応
じ、2段以上の複数段に配列することもできる。吸収液
分散手段は、酢ぷれーノズルの他、パイプに細孔を多数
穿設したもの等であってもよい。第3室7の上方に配設
された天板4には、浄化排ガス出口が配設され、この出
口には浄化排ガス導出ダクト12が連結されている。浄
化排ガス出口の配設位置は天板に限られるものではな
く、側壁であってもよい。第1室5と第3室7との間に
は、第1室の吸収液を第3室のスプレーノズル18に循
環させるための循環ラインが配設されている。この循環
ラインは、吸収液抜出し管14、循環ポンプ16及び吸
収液導管17からなる。この循環ラインには、必要に応
じ、吸収剤をその循環吸収液に混入させるための吸収剤
混入管15が連結されている。
間を連絡する透孔が多数配設され、各透孔にはその先端
が吸収液中に延びるガス分散管9が垂設されている。ま
た、第1隔板2及び第2隔板3には、排ガス上昇管10
を配設するための開口が配設され、これらの開口には、
第1室5の上部空間に存在する排ガスを第3室7に導入
させるための排ガス上昇管10が連結されている。この
場合、排ガス上昇管10の開口端は第2隔板の上面より
上方に突出し、第2隔板上の吸収液がこの排ガス上昇管
内を流下しないようになっている。また、第2隔板3に
は、複数の透孔が配設され、この透孔には、その先端が
第1室5に収容されている吸収液中に延びる吸収液流下
管11が垂設されている。この場合、吸収液流下管11
の先端は、ガス分散管9のガス噴出孔よりも下方に位置
する。
理を行うには、排ガスを排ガス導入ダクト8から第2室
6内に導入し、ここからガス分散管9を介して第1室5
内の吸収液L中に吹込む。吸収液中に吹込まれた排ガス
は気泡となって上昇し、その分散管のガス噴出孔より上
方には気泡と吸収液との混合相からなるフロス層Aが形
成される。排ガスが吸収液中を気泡として上昇する間に
排ガス中に含まれている汚染物質は吸収液と反応し、排
ガス中から除去される。このようにして浄化された排ガ
スは、フロス層Aから上部空間に放散され、ここから排
ガス上昇管10を通って第3室7に導入される。この第
3室内には、吸収液抜出し管14、ポンプ16、吸収液
導管17を通って循環される吸収液がスプレーノズル1
8からスプレーされている。第3室に導入された排ガス
はこの吸収液粒子(平均粒子径:200〜4000μ
m)と接触し、排ガス中に残存する汚染物質がその吸収
液粒子と反応し、排ガス中から除去される。第3室内に
おける吸収液粒子との接触により浄化された浄化排ガス
は第3室の上方に配設された天板4の開口部に連結され
た浄化排ガス導出ダクト12を通って槽外へ抜出され、
ミストセパレーター13に導入され、ここでそのガス中
に含まれていた吸収液粒子が除去された後、大気へ放出
される。
された吸収液の一部は第2隔板3の上面に落下滞留し、
ここから吸収液流下管11を通って吸収液中へ返還され
る。吸収液流下管11の先端は、ガス分散管9のガス噴
出孔より下方に位置させる。吸収液流下管11の先端が
ガス分散管9のガス噴出孔より上方に位置するときに
は、ガス噴出孔より吸収液中に噴出された排ガスの気泡
の一部がこの吸収液流下管11内を上昇するようになる
ので好ましくない。この吸収液流下管の先端位置は、ガ
ス分散管9のガス噴出孔の位置よりも、30cm以上、
好ましくは50〜150cm下方に設定するのがよい。
ガス噴出孔を有するものや、下端がノズル構造に形成さ
れたもの等の各種のものを用いることができる。図4に
下端部の周壁面にガス噴出孔を有するガス分散管の斜視
図を示す。図4において、9はガス分散管を示し、35
はその下端部周壁面に形成されたガス噴出孔を示す。
ル18に循環させる場合、第1室から抜出した吸収液
は、これをそのままスプレーノズル18に循環させるこ
とができる他、その吸収液に新しい吸収剤を添加して吸
収液の性能を向上させた後、スプレーノズルに循環させ
ることができる。吸収剤導入管14から導入される新し
い吸収剤は、吸収剤導入管19から第1室5の吸収液に
導入されるものと同一でも、異っていてもよい。また、
吸収液が吸収剤や副生物(石こう等)を含むスラリー
で、その固形分濃度が高いときには、濾過や遠心分離等
によりその固形分をあらかじめ除去した後、スプレーノ
ズルに循環することもできる。スプレーノズル18から
スプレーさせる吸収液の量は、標準状態に換算された排
ガス量1m3/hr当り、通常、0.1〜10kg/h
r、好ましくは0.2〜2kg/hrで、出口排ガス中
の汚染物質が所望濃度になるように設定される。このよ
うな吸収液量をスプレーさせることにより、排ガス中に
残存する極く少量の汚染物質を効果的に除去することが
できる。
室7の場合と同様にして、スプレーノズルを配設し、第
1室5内の吸収液をこのスプレーノズルに循環し、この
スプレーノズルから吸収液を粒子状でスプレーさせるこ
とができる。このようにして第2室内に配設されたスプ
レーノズルからのスプレーにより形成された吸収液粒子
は、第2室6内に導入された排ガスと接触し、排ガス中
の汚染物質及び固体状微粒子(粉塵)を捕捉し、排ガス
中から除去させる。また、この吸収液粒子は排ガスを冷
却させるとともに増湿させる効果も示す。このスプレー
ノズルから第2室にスプレーさせる吸収液の量は、標準
状態に換算された排ガス供給量1m3/hr当り、通
常、0.2〜5kg/hr、好ましくは0.5〜2kg
/hrである。
板3とスプレーノズル18との間に、充填層を配設する
ことができる。この場合の装置の模式図を図2に示す。
図2において、30は充填層を示す。図2に示した符号
において、図1に示したものと同じ符号は同じ意味を示
す。第3室7内に充填層30を配設するときには、排ガ
ス上昇管10を通って第1室5から第3室7に上昇して
きた排ガスは、スプレーノズル18からスプレーされた
吸収液が流下する充填層30を通過し、その間に吸収液
と接触し、次いでスプレーノズルからスプレーされてい
る吸収液粒子と接触した後、浄化排ガス導出ダクト12
から排出される。排ガスが充填層を通過する際には、排
ガスは充填層内の充填材表面を流下する吸収液と効率よ
く接触することから、充填層を配設しない場合に比べ
て、より高い汚染物除去率が得られる。充填層30に用
いる充填材としては、従来公知の各種のもの、例えば、
ラシッヒリング、テラレット、ポールリング、サドル、
レッシングリング、木格子等を挙げることができる。充
填層30の厚さは特に制約されず、適宜決められるが、
通常は0.5〜5mである。充填層は、多孔板上に充填
して形成されることができるし、内面に金網を積層した
多孔板上に充填して形成させることもできる。
プレーノズル18が示されているが、この場合の吸収液
分散手段はスプレーノズルに限られるものではなく、液
を充填層30へ供給し得るものであればどのようなもの
でもよい。吸収液分散手段としては、スプレーノズルの
他、パイプの周壁に複数の穴を穿設したもの等であるこ
とができる。
式図を示す。この図において、図1及び図2に示したの
と同じ符号は同一の意味を示す。図3に示した装置は2
室構造のもので、その中央部には、第2室6を貫通し、
その下端が第1室5内に開口する排ガス上昇筒31が立
設されている。この排ガス上昇筒の横断面形状は四角形
や八角形等の方形状や円形状等であることができる。排
ガス上昇筒31の配設数は1個又は複数個であることが
でき、装置規模によって適宜選定する。排ガス排出口は
排ガス上昇筒の上端に配設された密閉板に配設してもよ
いし、排ガス上昇筒の側壁に配設してもよい。図3の場
合、排ガス排出口は側壁に配設されている。排ガス上昇
筒31の上部内部には充填層30が配設され、その上方
には吸収液分散手段としてのスプレーノズル18が配設
されている。充填層30は、必要に応じ、省略すること
ができる。図3における32は隆起部を示し、この隆起
部は排ガスの流れを排ガス上昇筒31の開口方向へ案内
させるとともに、この隆起部の配設により、第1室内へ
の吸収液の必要以上の充填が回避される。もちろん、こ
の隆起部の配設は省略することができる。
理を行うには、排ガスを排ガス導入ダクト8から第2室
6内に導入し、ここからガス分散管9を介して第1室5
内の吸収液L中に吹込む。吸収液中に吹込まれた排ガス
は気泡となって上昇し、その分散管のガス噴出孔より上
方には気泡と吸収液との混合相からなるフロス層Aが形
成される。排ガスが吸収液中を気泡として上昇する間に
排ガス中に含まれている汚染物質は吸収液と反応し、排
ガス中から除去される。このようにして浄化された排ガ
スは、フロス層Aから上部空間に放散され、排ガス上昇
筒31開口内に集められ、ここからその筒内を上昇す
る。排ガス上昇筒内には、吸収液抜出管14、ポンプ1
6、吸収液導管17を通って循環される吸収液がスプレ
ーノズル18からスプレーされ、充填層30内を流下し
ている。排ガス上昇筒31内を上昇する排ガスは、この
充填層30内において流下する吸収液と接触した後、浄
化排ガスダクト12を通って排出される。吸収剤は、吸
収剤導入管15から吸収液抜出管14に導入される。ま
た、この吸収剤は、吸収液導管17に導入することもで
きる。
5の横断面積S2との比S1/S2は、0.1〜0.9、
好ましくは0.3〜0.7の範囲に規定するのがよい。
S1/S2が前記範囲より大きくなると、ガス分散管9の
必要本数を配設するための隔板2の表面を広くする必要
が生じ、装置全体が大きくなる上、少量の吸収液を排ガ
ス上昇筒31内に分散させるときに、その吸収液を安定
的に均一に分散させるのが困難になる。一方、前記範囲
より小さくなると、排ガス上昇管31内を上昇するガス
上昇線速度が高速になりすぎて、排ガスの圧力損失が大
きくなったり、第1室5の上部空間での排ガスの偏流が
大きくなる等の問題が生じるので好ましくない。排ガス
上昇筒31の高さは特に制約されないが、隔板2からス
プレーノズル18までの距離は2m以上、好ましくは4
〜7mの範囲に規定するのがよい。また、排ガス上昇筒
31を上昇する排ガスの上昇線速度は、1.0m/秒以
上、好ましくは1.5〜3m/秒の範囲に規定するのが
よい。排ガスの上昇線速度が前期範囲より小さいと、充
分な気液接触効率が確保できない等の不都合を生じるの
で好ましくない。排ガスの上昇線速度を前記範囲に規定
することにより、排ガス上昇筒31内における排ガスか
らの汚染物質の除去を少ない吸収液の使用量で効率よく
除去することができる。さらに、スプレーノズル18か
ら酢プレーさせる吸収液の量は、標準状態に換算された
排ガス量1m3/hr当り、通常、0.1〜10kg/
hr、好ましくは0.2〜2kg/hrである。このよ
うな吸収液量をスプレーさせることにより、排ガス中に
残存する極く少量の汚染物質を効果的に除去することが
できる。
かも排ガス上昇筒の数も少なく、通常は1個で十分であ
ることから、構造簡単で装置コストが低いという利点が
得られる。その上、排ガス上昇筒を上昇する排ガス流速
は、その排ガス上昇筒の横断面積により自由に制御する
ことができ、その断面積を小さくすることにより速くす
ることができるので、排ガス上昇筒内での排ガスと吸収
液との接触を緊密に行うことができ、排ガス上昇筒内で
の排ガス中からの汚染物の除去率を高くすることができ
る。さらに、図3に示す装置の場合には、装置の高さが
低くなるので、水平方向に回転する撹拌機を採用した場
合には、撹拌機のシャフト長さが短かくなり、取り付け
が容易となる上、図1に示す3室構造の装置に見られる
第3室の底板(第2隔板3)上への石膏堆積がなくなる
等の利点も得られる。
応じて適当に選定され、従来公知の各種のものが用いら
れる。このようなものとしては、例えば、排ガス中の汚
染物質がSO2、SO3、NO、N2O3、NO2、N
2O4、N2O5、CO2、HCl、HF等の酸性物質であ
る場合には、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化
合物等のアルカリ性物質を含む溶液やスラリーが用いら
れ、特に水酸化カルシウムスラリーや、炭酸カルシウム
スラリーが用いられる。また、吸収液として炭酸カルシ
ウムスラリーや水酸化カルシウムスラリーを用いる場
合、これらのカルシウム化合物は亜硫酸ガスと反応して
亜硫酸カルシウムを形成するが、この場合、吸収液中に
空気や酸素を導入することにより、硫酸カルシウム(石
コウ)を得ることができる。また、排ガス中の汚染物質
がアンモニア等のアルカリ性物質である場合には、酸性
水溶液を吸収液として用いればよい。
する。 実施例1 図1に示した構造の装置を用いて、SO2:780vo
lppm、O2:5vol%を含む排煙を処理した。こ
の場合の装置条件を示すと次の通りである。 (1)密閉槽1の直径:3.2m (2)第1室5の高さ:4m (3)第2室6の高さ:2m (4)第3室7の高さ:4m (5)ガス分散管9の直径:4インチ及び本数:110
本 (6)吸収液流下管11の直径:4インチ及び本数:4
本 (7)排ガス上昇管10の直径:410mm及び本数:
6本 (8)第1室5における吸収液の静止液面23の高さ:
2m また、ガス分散管9としては、図4に示す構造のものを
用い、その下端部周壁面に設けたガス噴出孔35の位置
は、吸収液面下200mmの位置に設定し、吸収液流下
管11の先端の位置は、ガス分散管9の噴出孔35の位
置よりも500mm下方に設定した。
らかじめ、石こう濃度:15重量%の水スラリー液を高
さ2mになるように収容させた。次に、この装置の排ガ
ス導入ダクト8から排煙を40,000Nm3/hの供
給量で第2室6内に供給した。この場合、吸収液の静止
液面下1800mmの位置に配設した酸素含有ガス噴出
ノズル21から空気を370Nm3/hの流速で噴出さ
せるとともに、撹拌機24を回転させて吸収液の撹拌を
行った。また、第1室5内から石こう濃度:約10重量
%、炭酸カルシウム濃度:約0.1重量%の吸収液を6
0m3/hの流速でポンプ16により抜出し、これに炭
酸カルシウムを50kg/hで添加混合し、第3室7内
に配設したスプレーノズル18からスプレーさせた。さ
らに、第1室5内の吸収液に対しては、排液管22を通
して石こう濃度の高い吸収液を約1,200kg/hの
速度で抜出し、石こうを分離した液に炭酸カルシウムを
86kg/hで添加混合して吸収剤導入管19から供給
した。前記のようにして排煙を脱硫処理した結果、98
%の高脱硫率を得ることができた。次に、比較のため
に、スプレーノズル18からの吸収液のスプレーを停止
したところ、同じ脱硫率を得るためには、ガス分散管の
ガス噴出孔35の位置を液面下300mmの深さにする
必要があることがわかった。以上の結果から、本発明の
場合には、高められた脱硫率で排煙を処理することがで
きることがわかる。また、本発明では、従来の場合と同
一脱硫率で排煙を処理する場合には、排ガス供給圧を1
00mm(水柱)削減することが可能となり、循環ポン
プ16の動力の増加を考慮しても、大幅な動力費の節約
が可能になることが明らかとなった。
lppm、O2:5vol%を含む排煙を処理した。こ
の場合の装置条件を示すと次の通りである。 (1)密閉槽1の直径:3.2m (2)第1室5の高さ:4m (3)第2室6の高さ:2m (4)第3室7の高さ:4m (5)ガス分散管9の直径:4インチ及び本数:110
本 (6)吸収液流下管11の直径:4インチ及び本数:4
本 (7)排ガス上昇管10の直径:410mm及び本数:
6本 (8)第3室7における充填層30層厚:2m (9)第1室5における吸収液の静止液面23の高さ:
2m なお、前記充填層30を構成する充填材としては、テラ
レットを用いた。また、ガス分散管9としては、図4に
示す構造のものを用い、その下端部周壁面に設けたガス
噴出孔35の位置は、吸収液面下200mmの位置に設
定し、吸収液流下管11の先端の位置は、ガス分散管9
の噴出孔35の位置よりも500mm下方に設定した。
らかじめ、石こう濃度:15重量%の水スラリー液を高
さ2mになるように収容させた。次に、この装置の排ガ
ス導入ダクト8から排煙を40,000Nm3/hの供
給量で第2室6内に供給した。この場合、吸収液の静止
液面下1800mmの位置に配設した酸素含有ガス噴出
ノズル21から空気を370Nm3/hの流速で噴出さ
せるとともに、撹拌機24を回転させて吸収液を撹拌し
た。また、第1室5内から石こう濃度:約10重量%、
炭酸カルシウム濃度:約0.1重量%の吸収液をポンプ
16により抜出し、シックナーで石こうを分離した後、
40m3/hの流速で吸収液をシックナーから抜出し、
これに炭酸カルシウムを40kg/hで添加混合し、第
3室7内に配設したスプレーノズル18からスプレーさ
せた。さらに、上記したシックナーの下部より石こう濃
度の高い吸収液を約1,200kg/hの速度で抜出
し、石こうを分離した液に炭酸カルシウムを10kg/
hの速度で添加混合して第1室5内の吸収液に対して吸
収剤導入管19から供給した。前記のようにして排煙を
脱硫処理した結果、99.5%の高脱硫率を得ることが
できた。また、このときの充填層30での圧力損失は約
30mm(水柱)であった。次に、比較のために、第3
室7内から充填層30を除去し、スプレーノズル18か
らの吸収液のスプレーを停止し、ガス分散管9のガス噴
出孔35の位置を液面下400mmまで深くして脱硫処
理を行ったが、約99%の脱硫率しか得られなかった。
以上の結果から、従来法ではほとんど達成困難な高脱硫
率を、本発明の場合には、わずかな動力費の増加により
容易に達成することができることがわかる。
lppm、O2:5vol%を含む排煙を処理した。こ
の場合の装置条件を示すと次の通りである。 (1)密閉槽1の直径:3.5m (2)第1室5の高さ:4m (3)排ガス上昇筒31:直径:2.2m、高さ:2.
5m (4)排ガス上昇筒内の充填層30層厚:3m (5)第1室5における吸収液の静止液面23の高さ:
2m (6)隔板2から充填層31までの距離:1.5m (7)隔板2からスプレーノズル18までの距離:5m なお、前記充填層30を構成する充填材としては、テラ
レットを用いた。また、ガス分散管9としては、図4に
示す構造のものを用い、その下端部周壁面に設けたガス
噴出孔35の位置は、吸収液面下200mmの位置に設
定した。
らかじめ、石こう濃度:15重量%の水スラリー液を高
さ2mになるように収容させた。次に、この装置の排ガ
ス導入ダクト8から排煙を40,000Nm3/hの供
給量で第2室6内に供給した。この場合、吸収液の静止
液面下1800mmの位置に配設した酸素含有ガス噴出
ノズル21から空気を370Nm3/hの流速で噴出さ
せるとともに、撹拌機24を回転させて吸収液を撹拌し
た。また、第1室5内から石こう濃度:約10重量%、
炭酸カルシウム濃度:約0.1重量%の吸収液をポンプ
16により抜出し、シックナーで石こうを分離した後、
40m3/hの流速で吸収液をシックナーから抜出し、
これに炭酸カルシウムを40kg/hで添加混合し、排
ガス上昇筒31内に配設したスプレーノズル18からス
プレーさせた。さらに、上記したシックナーの下部より
石こう濃度の高い吸収液を約1,200kg/hの速度
で抜出し、石こうを分離した液に炭酸カルシウムを10
kg/hの速度で添加混合して第1室5内の吸収液に対
して吸収剤導入管19から供給した。前記のようにして
排煙を脱硫処理した結果、99.8%の高脱硫率を得る
ことができた。また、このときの充填層30での圧力損
失は約30mm(水柱)であった。次に、比較のため
に、排ガス上昇筒31内から充填層30を除去し、スプ
レーノズル18からの吸収液のスプレーを停止し、ガス
分散管9のガス噴出孔35の位置を液面下400mmま
で深くして脱硫処理を行ったが、約99%の脱硫率しか
得られなかった。以上の結果から、従来法ではほとんど
達成困難な高脱硫率を、本発明の場合には、わずかな動
力費の増加により容易に達成することができることがわ
かる。
高脱硫率を格別の処理コストの増加を必要とせず、容易
に得ることができ、その産業的意義は多大である。
図を示す。
式図を示す。
ての模式図を示す。
Claims (8)
- 【請求項1】 排ガスを吸収液と接触させて浄化する方
法において、 (i)第1隔板とその上方に位置する第2隔板とによっ
てその内部が第1室と第1室の上方に隣接する第2室と
第2室の上方に隣接する第3室とに区画された密閉槽に
おけるその第2室に排ガスを供給すること、 (ii)第2室に供給された排ガスを第1隔板に形成され
た透孔に垂設されたガス分散管を通して第1室に収容さ
れている吸収液中に吹込むこと、 (iii)第1室の上部空間に存在する排ガスを排ガス上
昇管を通して第3室に導入すること、 (iv)第3室に導入された排ガスを吸収液と接触させる
こと、 (v)第3室の床面を形成する第2隔板の上面に存在す
る吸収液をその先端がガス分散管のガス噴出孔より下方
に位置する吸収液流下管を通して第1の吸収液中に導入
させること、 (vi)第1室に収容されている吸収液の一部を前記第3
室に循環させること、 (vii)第3室で吸収液接触した後の浄化排ガスを第3
室から排出させること、を特徴とする排ガスの処理方
法。 - 【請求項2】 第3室の空間部に充填層を存在させ、吸
収液をこの充填層内を流下させるとともに、第1室から
の排ガスをこの充填層を通して上昇させて吸収液と接触
させることを特徴とする請求項1の方法。 - 【請求項3】 第1隔板とその上方に位置する第2隔板
とによってその内部が第1室と第1室の上方に隣接する
第2室と第2室の上方に隣接する第3室とに区画された
密閉槽と、第2室の周壁に形成された排ガス入口と、第
3室の天板又は側壁に配設された浄化排ガス出口と、第
1隔板に形成された透孔と、その透孔に垂設されたガス
分散管と、第1室と第3室とを連絡する排ガス上昇管
と、第3室の上部に配設された吸収液分散手段と、第2
隔板に形成された透孔と、その透孔に垂設され、その先
端が前記ガス分散管のガス噴出孔より下方に位置する吸
収液流下管と、第1室に収容されている吸収液を第3室
の吸収液分散手段に循環させる配管を備えたことを特徴
とする排ガス処理装置。 - 【請求項4】 第3室の空間部に充填層を配設したこと
を特徴とする請求項3の装置。 - 【請求項5】 排ガスを吸収液と接触させて浄化する方
法において、 (i)隔板によってその内部が第1室と第1室の上方に
隣接する第2室とに区画された密閉槽におけるその第2
室に排ガスを供給すること、 (ii)第2室に供給された排ガスを隔板に形成された透
孔に垂設されたガス分散管を通して第1室に収容されて
いる吸収液中に吹込むこと、 (iii)第1室の上部空間に存在する排ガスを、第2室
を貫通する排ガス上昇筒内に導入し、上昇させること、 (iv)排ガス上昇筒内に導入した排ガスを該筒内におい
て吸収液と接触させた後筒外へ排出させること、 (v)第1室に収容されている吸収液の一部を前記排ガ
ス上昇筒内の排ガスとの接触のために排ガス上昇筒に循
環させること、 を特徴とする排ガスの処理方法。 - 【請求項6】 排ガス上昇筒に充填層を存在させ、吸収
液をこの充填層内を流下させるとともに、第1室からの
排ガスをこの充填層を通して上昇させて吸収液と接触さ
せることを特徴とする請求項5の方法。 - 【請求項7】 隔板によってその内部が第1室の上方に
隣接する第2室とに区画された密閉槽と、第2室の周壁
に形成された排ガス入口と、隔板に形成された透孔と、
その透孔に垂設されたガス分散管と、第2室を貫通し、
その下端が第1室内に開口する排ガス上昇筒と、排ガス
上昇筒内に配設された吸収液分散手段と、第1室に収容
されている吸収液を排ガス上昇筒内に配設されている吸
収液分散手段に循環させる配管を備えたことを特徴とす
る排ガス処理装置。 - 【請求項8】 排ガス上昇筒内に充填層を配設したこと
を特徴とする請求項7の装置。
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Applications Claiming Priority (3)
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JP16740694 | 1994-06-27 | ||
JP6-167406 | 1994-06-27 | ||
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JP (1) | JP3667823B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-06-26 JP JP18211995A patent/JP3667823B2/ja not_active Expired - Lifetime
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