JPH08706B2 - ガラスレンズの成形方法 - Google Patents

ガラスレンズの成形方法

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JPH08706B2
JPH08706B2 JP61134177A JP13417786A JPH08706B2 JP H08706 B2 JPH08706 B2 JP H08706B2 JP 61134177 A JP61134177 A JP 61134177A JP 13417786 A JP13417786 A JP 13417786A JP H08706 B2 JPH08706 B2 JP H08706B2
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lens
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gob
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裕昭 上田
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ミノルタ株式会社
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は大きな中心厚を有する無研摩ガラスレンズの
成形方法に関する。
従来技術 無研摩ガラスの製造方法は、ノズル先端から溶融ガラ
スを滴下し、落下ガラス滴を下金型で受けて、プレス成
型する液滴法が、レンズの表面に傷、砂目、シャーマー
クなどの欠陥のないレンズを得る優れた方法として、本
発明者らにより開発され既に出願済みである(特願昭59
−267058号)。
液滴法を第6図に示す。液滴法は、まずルツボ(1)
中で溶融したガラス(2)をノズル(4)の先端である
一定の大きさの液体状の滴にする。ルツボ(1)からノ
ズル(4)の先端まではヒーター(5a)〜(5d)によ
り、溶融したガラスが冷えて固体状にならないように、
加熱されている。次に所定の大きさと温度に制御された
ガラス滴(6)をノズル(4)の先端から自然落下させ
た状態(以下、そのようなガラス液滴をガラスゴブとい
う)で、そのガラスゴブの落下地点に設置した適当な金
型に捕集し、上型でプレスする。
従来は、ガラスゴブ(7)を1滴だけ金型上に捕集す
るのみで、それをプレス成形しガラスレンズを得てい
た。
それ故、得られるレンズはレンズの直径(以下、外径
(R)という)に比べレンズの中心厚(以下、心厚
(t)という)が小さいもの、通常t/Rが約0.5より小さ
いものしか得られなかった。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、液滴法の応用の幅を広げるとともに、中心
厚の大きな((t/R)≧0.5)無研摩ガラスレンズの成形
方法を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 すなわち、本発明は液滴法でガラスレンズを形成する
に際して、ガラスレンズを2滴以上のガラス滴より形成
することを特徴とするガラスレンズの成形方法に関す
る。
液滴法で2滴以上のガラス滴を積層する方法を第1−
a図〜第1−d図、第2−a図〜第2−e図および第3
−a図〜第3−d図の3例を示し説明する。以下、第1
−a図〜第1−d図に示した工程を踏む方法を「方法
1」と、第2−a図〜第2−e図に示した工程を踏む方
法を「方法2」と、第3−a図〜第3−d図に示した工
程を踏む方法を「方法3」という。
方法1における各工程を説明する。
第1−a図は、液滴法でノズル(4)の先端から滴下
した第1のガラスゴブ(28)が所定の形状を有する下金
型l(29)上に滴下する様子を表わす。
第1−b図は、下金型l(29)上に滴下した第1のガ
ラスゴブ(28)を所定の上金型l(30)でプレスした状
態を表わす。
第1−c図は、第1−b図でプレス成形した第1のガ
ラスゴブ(28)上に液滴法でノズル(4)の先端から滴
下した第2のガラス滴(31)が滴下する様子を表わす。
第1−d図は、第1のガラスゴブ(28)上に滴下した
第2のガラスゴブ(31)を所定の上金型m(32)でプレ
スした状態を表わす。
方法1の工程をさらに繰り返すと第2のガラスゴブ
(31)の上に第3、第4のガラスゴブ(図示せず)の滴
下を繰り返すことにより所望の厚さを有する中心厚の大
きなガラスレンズを作製することができる。
方法1に従うと、t/R=0.5〜3の程度を有するガラス
レンズを作製することができる。
方法2における各工程を説明する。
第2−a図は、液滴法でノズル(4)の先端から滴下
した第1のガラスゴブ(28)が所定の形状を有する下金
型m(33)上に滴下する様子を表わす。
第2−b図は、下金型m(33)上に滴下した第1のガ
ラスゴブ(28)を所定の上金型n(34)でプレスした状
態を表わす。
第2−c図は、第1のガラスゴブ(28)を上金型m
(33)でプレス(第2−b図)後、プレス成形された第
1のガラスゴブ(28)を上金型n(34)に付着させて、
ガラス液滴の滴下位置から移動させた状態を表わす。
第2−d図は、第2−a図とは別に液滴法でノズル
(4)の先端から滴下した第2のガラスゴブ(31)が所
定の形状を有する下金型n(35)に滴下する様子を表わ
す。
第2−e図は、下金型n(35)上に滴下した第2のガ
ラスゴブ(31)を、上金型n(34)上に付着した第1の
ガラスゴブ(28)でプレスする様子を表わす。
方法2に従うと、t/R=0.5〜3の程度を有するガラス
レンズをより効率的に作製することができる。
方法3は、第1のガラスゴブ(28)が下金型l(29)
に滴下後(第3−a図および第3−b図)ひき続いて第
2のガラスゴブ(31)を滴下し(第3−c図)、上金型
m(32)でプレス(第3−d図)するもので第1ガラス
ゴブのプレス工程を踏まない以外は方法1と同様の方法
である。方法1と比べて工程を簡略化することができ
る。一方、方法1と比べてt/Rの大きいレンズを得にく
い等の欠点を有する。
まず、方法1をさらに具体的に説明する。方法1を実
施するための上下金型の構成例を第4−a図に示す。
下金型(15)は熱盤(13a)を通じてヒーター(14)
により加熱可能で、温度制御は熱電対(27)による検出
温度に応答して、ヒーター(14)の加熱加減を調整する
ことにより行なえる。
下金型(15)は金型移動シリンダー(19)により左右
に移動可能である。
上金型(18)は下金型(15)と同様に熱盤(13b)を
通じてヒーター(14)により加熱制御可能であり、プレ
スシリンダー(20)により上下動できる。
方法1は、第4−a図に示した例では下金型(15)を
金型移動シリンダー(19)により、ガラスゴブの滴下位
置(第4−a図中点線で図示した位置)に設置すること
により開始する(第1−a図に対応)。
下金型(15)上に滴下する第1のガラスゴブは、表面
の温度がガラスの軟化温度より低く、内部の温度が軟化
温度より高い状態で捕集する。
ガラスゴブの温度は、落下距離、雰囲気温度、ガラス
滴の大きさ、温度、ガラスの熱伝導率、強制的な冷却手
段を設けるか否か等によって異なるし、さらに、下金型
(15)上に捕集後のガラスゴブの冷却速度が、金型の構
成材料、金型の設定温度等により異なるので、本発明の
実施に当たっては、それらの条件を考慮することが重要
である。
ガラスゴブは第6図に示すごとく、ルツボ(1)中で
溶融したガラス(2)をノズル(4)の先端から自然落
下させることにより製造する。
ルツボおよびノズルは、通常の光学ガラスの溶融と同
様、ガラスの着色を防ぐために白金製のものを用いるの
が好ましいが、これに限定されるものではない。
ルツボは撹拌機(3)および加熱用ヒーター(5a)を
備えている。
ルツボ(1)およびノズル(4)の温度は加熱ヒータ
ー(5a,5b,5c,5d)を調節することにより所望の温度に
保持される。ルツボ(1)およびノズル(4)の温度は
ガラスの性質、得ようとするゴブの大きさ等に応じて設
定すればよく、通常500〜1400℃の範囲内である。特
に、ノズル(4)の下方部と上方部の温度は下方部を高
く、上方部を低く設定すると、ガラス滴(6)の滴下を
容易にする。好ましくは下方部を50〜200℃程度、上方
部より高くする。
上記の温度は、ガラスの表面張力、即ち、ガラス滴の
大きさに影響するため、重量精度の高いガラスゴブを得
るためには、この温度を精密に管理する必要がある。ノ
ズル温度、必要ならばルツボ中のガラス温度を精密に管
理するために、これらの温度を自動的に制御する手段を
講ずるのが好ましい。その手段としてノズル先端でガラ
ス滴が形成され、落下するまでの時間とノズル先端での
ガラス滴の温度とによって制御するのがよい。具体的に
は、例えば発光器(8)によってノズル先端を通過する
光線(9)を放射し、その光を感知する受光器(10)を
ノズル先端に関し、発光器の対面に配置し、ガラス滴の
形成から落下までの時間を測定し、その測定値に対応す
る信号を制御部(12)に送り、その時間の変化量に応じ
てノズルおよび必要ならばルツボに設けられた加熱ヒー
ター(5a,5b,5c,5d)の通電量を制御する方法等を採れ
ばよい。
ノズル先端径はガラス滴の重量を左右する一因子であ
る。即ち、ガラス滴の重量は概ね、 mg=2πrγ (m:重量、r:ノズル先端径、γ:表面張力)で表わされ
る。一般にノズル先端径は0.5〜15mm、好ましくは0.5〜
10mmである。ノズル先端径が大き過ぎると表面張力より
も流出するガラスが勝って、層流になるのでガラス滴を
得ることができない。
ノズル先端から出たガラスは表面張力により雫状にな
って順次落下する。室温自然落下の場合は、一般に50cm
以上、好ましくは200cm以上の落下距離をとる。
落下距離の調節は、第4−a図中に示した、下金型
(15)の支持台(21)を上下に移動すること(その具体
的構成は第4−a図中には示していない)により行なえ
ばよい。その際前述のノズル温度調節に使用したのと同
じ制御手段を用い、受光器および放射温度計からの信号
に基づき制御部を作動させて、支持台を上下し、落下距
離を調節してもよい。また、ガラス滴を強制冷却しても
よく、その場合はノズル下方から、送風して落下距離を
短かくする方法等を採用してもよい。
落下距離が短かく、ガラス滴表面の温度がガラスの軟
化温度より低くならない場合は受器に接した際ゴブ表面
にひけ、またはキズが生じ易い。
得られたガラスゴブは必らずしも真球状になる必要は
なく、所要のレンズを得るに十分な厚みの楕円球であっ
てよい。
また、本発明においては、第6図のように、ガラス滴
の温度を測定する放射温度計(11)を設けて、その測定
値に関する信号を制御部(12)に送り、ガラス滴の形成
から落下までの時間の変化量およびガラス滴の温度に応
じて、ヒーター(5a,5b,5c,5d)の通電量を制御しても
よい。
捕集する下金型(15)は凸型であっても凹型であって
もよい。下金型(15)は、使用するガラスの軟化温度よ
り10〜150℃、好ましくは30〜100℃低い温度に加熱した
状態にしておくことが好ましい。そうすることにより面
精度の高いレンズが成形できるとともに、金型とガラス
との融着を防ぐ効果がある。
下金型(15)は、十分研摩し鏡面加工をした金型を使
用すれば、レンズ作製後、改めて鏡面加工する必要がな
い。
次に、第1のガラスゴブを捕集後、下金型(15)を金
型移動シリンダー(19)により上金型(18)の下に右動
して、プレスシリンダー(20)を作動させ、上金型(1
8)を下動し、第1のガラスゴブ(16a)が成形可能な内
にプレスし、(第1−b図に対応)、第1レンズ(16
c)を得る。
方法1で重要なことは第1のガラスゴブをプレス成形
後、上金型(18)を上動した際、ガラスゴブが上金型
(18)に付着しない条件および手段を採用することであ
る。
上金型は凸型、凹型あるいは平面型いづれをも使用す
ることができ、所望するガラスレンズの種類により適宜
選択すればよい。しかし、上金型への付着を防ぐという
観点からは第1のガラスゴブ成型の際は、凹型あるいは
平面型を使用することが好ましく、(凹型)を使用する
ことが最も好ましい。第1ガラスゴブ(16a)をプレス
した際、ガラスゴブの上金型(18)へ接触する面積が、
下金型(15)に接触する面積より小さくなり、プレス後
ガラスゴブ(16a)が上金型(18)に付着する可能性が
小さくなるためである。しかし、ガラスゴブの金型への
付着は金型温度により大きく依存するので、上記金型の
形状の選択はそのことをも考慮して行なうことがより望
ましい。
上金型(18)の温度は、下金型(15)の設定温度より
10〜100℃、好ましくは20〜50℃低く設定する。10℃の
温度差より小さいと、ガラスゴブが上金型(18)に付着
する可能性が多くなり、100℃より大きいと、プレスし
た際、ガラスゴブの表面にヒケが生じやすくなるからで
ある。
上金型(18)の表面は、十分研摩し鏡面加工を施すこ
とが望ましいが、第1ガラスゴブのプレスに際しては、
表面の鏡面性はそれ程問題としなくてよい。第1のガラ
スゴブ(16a)の上には、同種のガラスよりなる第2、
第3のガラスゴブが接合され、その接合面は光学的特性
を損なわないからである。
第1のガラスゴブは、その中心厚が所望の厚さになる
様にプレスされる。上金型(18)は、ガラスゴブが破壊
されず、飛び散らない速度で、下動する。
第1のガラスゴブを上金型(18)で成形後、プレスシ
リンダーによりガラス滴の滴下位置に右動し第2のガラ
スゴブ(17a)を第1のガラスレンズ(16c)の上に滴下
させる(第4−b図;第1−c図に対応)。
第2のガラスゴブ(17a)は第1のガラスゴブ(16a)
と同様のものを滴下すればよい。
第2のガラスゴブ(17a)を滴下後金型移動シリンダ
ー(19)により上金型(18)の下に右動して第2のガラ
スゴブ(17a)をプレスシリンダー(20)でプレスす
る。
第2のガラスゴブ(17a)をプレスする際に重要なこ
とは、上金型(18)をプレスシリンダー(20)により下
動して停止する位置が、第1のガラスゴブ(16a)をプ
レスして停止した位置よりも所望の中心厚分加算される
に十分な上方であることである。以上のことは、プレス
シリンダーの下動距離を短かくするか、下金型(15)を
載置している支持台(21)を下に移動するか、上金型
(18)を保持しているプレスシリンダー(20)を上に移
動する等の方法により実施可能であるが、これらの例示
に限定されないことはもちろんである。
第2のガラスゴブ(17a)をプレスする上金型(18)
は、第1のガラスゴブをプレスしたのと同様の材料で構
成されているものでも異なったものでもよく、凹型、凸
型、非球面型等所望の形状のものを適宜選択すればよ
い。
第2のガラスゴブ(17a)をプレスする上金型(18)
は、ガラスゴブの軟化温度より10〜150℃、好ましくは3
0〜100℃低い温度に加熱した状態にしておくことが好ま
しい。そうすることにより面精度の高いレンズが成形で
きるとともに、金型とガラスとの融着を防ぐ効果があ
る。
第2のガラスゴブ(17a)をプレスする上金型(18)
は、十分研摩し鏡面加工したものを使用すれば、レンズ
作成後改めて鏡面加工する必要がない。
次に方法2を第5−a図および第5−b図を用いて具
体的に説明する。
方法2は、方法1における第1のガラスゴブ(16a)
をプレスする工程(第1−b図に対応)までは同様に実
施する(第5−a図;第2−a図〜第2−b図に対
応)。
方法2で重要なことは第1のガラスゴブ(16a)をプ
レス成形後、上金型(18)を上動した際、ガラスゴブ
(16a)が上金型(18)に付着(第2−c図に対応)さ
れるような条件および手段を採用することである。
かかる観点からは上金型(18)の温度をガラスの軟化
点より10〜150℃、好ましくは30〜100℃低く設定し、下
金型(15)は上金型(18)より10〜100℃、好ましくは2
0〜50℃低く設定する。
また、金型に付した小孔を通じて成形後のガラスゴブ
を吸引する手段(図示せず)を採ることもできる。小孔
はガラスゴブのできるだけ外周に近い所に位置するよう
に設け、最終ガラスレンズの品質、光学的特性に影響を
与えないようにする。
第1のガラスゴブを上金型(18)に付着させた後再び
下金型(15)を金型移動シリンダー(19)によりガラス
ゴブの滴下位置に左動し、第2ガラスゴブ(17b)を捕
集する(第5−b図;第2−d図に対応)。捕集後、金
型移動シリンダーにより下金型(15)を第1のガラスゴ
ブ(16a)をプレス形成して得た第1レンズ(16b)の下
に右動する。プレスシリンダー(20)を作動させ、第1
のレンズ(16b)で第2のガラスゴブ(17b)をプレスす
る(第5−b図;第2−f図に対応)。
方法3は、方法1における第1のガラスゴブをプレス
する工程を省略する以外は方法1と同じ条件で同様に実
施すればよい。
本発明に従うと、CDピックアップ用単玉非球面レンズ
に適用可能なt/Rの大きなガラスレンズを無研摩で容易
に得ることができる。
本発明は、さらに方法1、方法2を繰り返すことによ
り、さらに中心厚の大きなレンズを得ることも可能であ
り、ハニカムコリメータ用レンズの作製も可能である。
実施例1 (方法1の実施) ガラス滴の滴下 底部に長さ1000mm先端径5mmの白金ノズルを有する内
容積2の白金ルツボに重フリントガラス(SF11)1.8
を入れ、これを撹拌下、1000℃(熱電対(22))に加
熱溶融した。滴下ガラス(6)が900℃±2℃で滴下間
隔が5秒±0.1秒になるよう制御装置(12)でヒーター
(5b)〜(5d)を制御してガラスを落下させた。
第4図に示すように下金型(15)上に第1のガラスゴ
ブ(16a)を滴下し、シリンダー(19)、(20)を作動
させてガラスゴブ(16a)をプレス成形し、第1レンズ
(16c)を得る。
続いてシリンダー(19)、(20)を作動させて熱盤
(13a)を滴下位置へもどし、下金型(15)上にある成
形第1レンズ(16c)の上に再び第2のガラスゴブ(17
a)を滴下する。次にシリンダー(19)、(20)を作動
させて(16c)、(17a)を重ねてプレス成形しレンズを
得た。この時金型(18)、(15)は熱電対(26)、(2
7)により各々380℃、400℃となるよう制御した。
このようにして得られたレンズは、心厚/外径が1.0
であった。
実施例2 (方法2の実施) 第5図に示すように下金型(15)上に第1のガラスゴ
ブ(16a)を滴下し、シリンダー(19)、(20)を作動
させて第1のガラスゴブ(16a)をプレス成形し、第1
レンズ(16b)を得る。
続いて図5に示すようにシリンダー(19)、(20)を
作動させて熱盤(13a)を滴下位置へもどし、下金型(1
5)上に再び第2のガラスゴブ(17b)を滴下する。次に
シリンダー(19)、(20)を作動させて第2のガラスゴ
ブ(17b)を成形すると同時に第1レンズ(16b)と融着
させレンズを得た。
この時、金型(18)、(15)は熱電対(26)、(27)
により各々400℃、380℃となるよう制御した。
このようにして得られたレンズは、心厚/外径が1.0
であった。
実施例3 (方法2の実施) 2種類の下型をインデクステーブルに取付けて順次回
転させながら実施例2と同様の順序で成形を行った。
(第2−a図〜第2−f図参照)。即ち、一方の下金型
m(33)にガラスを滴下し、テーブルを回転して上金型
n(34)で成形を行う。この時、滴下位置(ノズル直
下)には他の下金型n(35)がある。この下金型n(3
5)へガラスを滴下して、テーブルを回転し、レンズが
吸着した上金型n(34)で成形を行う。
下金型m(33)で成形される面は第2のガラスゴブと
融着する面であり、ガラスが同一であるからこの面精度
は完成レンズの性能に無関係である。
このようにして得られたレンズは、心厚/外径が1.0
であった。
実施例4 (方法3の実施) 下金型(15)上にガラスゴブを連続して2コ滴下しシ
リンダー(19)、(20)を作動させて滴下ブランクス
(17)をプレス成形しレンズを得た。
このようにして得られたレンズは、心厚/外径が1.0
であった。
発明の効果 本発明に従うと中心厚の大きなガラスレンズ(t/R>
0.5)が無研摩で容易に作製可能である。
【図面の簡単な説明】
第1−a図〜第1−d図は方法1の順序を示す図、 第2−a図〜第2−e図は方法2の順序を示す図、 第3−a図〜第3−d図は方法3の順序を示す図、 第4−a図、第4−b図および第5−a図、第5−b図
は本発明を実施するための金型の構成例を示す図、 第6図は液滴法の概略構成を示す図である。 1……白金ルツボ、2……ガラス、 3……撹拌機、4……白金ノズル、 5a〜5d……ヒーター、6……ガラス滴(滴下前)、 7……ガラスゴブ、8……発光器、 9……光線、10……受光器、 11……放射温度計、12……制御装置、 13a〜13b……熱盤、14……ヒーター、 15……下金型、16a……第1のガラスゴブ、 16b……第1レンズ、16c……第1レンズ、 17a……第2のガラスゴブ、 17b……第2のガラスゴブ、 18……金型、19……金型移動シリンダー、 20……プレスシリンダー、 21……支持台、22〜27……熱電対、 28……第1のガラスゴブ、 29……下金型l、30……上金型l、 31……第2のガラスゴブ、 32……上金型m、33……下金型m、 34……上金型n、35……下金型n。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルツボ中で溶融したガラスをノズルの先端
    からガラス滴として滴下し、滴下されたガラス滴をプレ
    ス成形することによりガラスレンズを得るガラスレンズ
    の成形方法において、 複数の同種のガラス滴を滴下するとともに、 最初に滴下されたガラス滴によりガラスレンズの一方の
    面を形成し、最後に滴下されたガラス滴によりガラスレ
    ンズの他方の面を形成することを特徴とするガラスレン
    ズの形成方法。
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