JPH0870627A - コーティング種子の製造方法 - Google Patents
コーティング種子の製造方法Info
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- JPH0870627A JPH0870627A JP21254094A JP21254094A JPH0870627A JP H0870627 A JPH0870627 A JP H0870627A JP 21254094 A JP21254094 A JP 21254094A JP 21254094 A JP21254094 A JP 21254094A JP H0870627 A JPH0870627 A JP H0870627A
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- Japan
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- coated
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Abstract
(57)【要約】
【構成】コーティング種子の製造方法において、第1工
程として、無機粉体を含有する水分散液を種子表面に付
着させることによって被覆造粒し、第2工程として、無
機粉体と、水もしくはバインダー水溶液を同時に吹き付
けながら被覆造粒することを特徴とするコーティング種
子の製造方法 【効果】本発明により、湿潤な状態にあると膨潤しやす
い種子を対象にした場合にも、被覆造粒中に種子が膨潤
することで、被覆造粒後の乾燥工程時に被覆層に亀裂が
入ったりもしくは種子から剥離してしまうことなく、し
かも発芽性能を損なわないコーティング種子を被覆造粒
できるようになった。
程として、無機粉体を含有する水分散液を種子表面に付
着させることによって被覆造粒し、第2工程として、無
機粉体と、水もしくはバインダー水溶液を同時に吹き付
けながら被覆造粒することを特徴とするコーティング種
子の製造方法 【効果】本発明により、湿潤な状態にあると膨潤しやす
い種子を対象にした場合にも、被覆造粒中に種子が膨潤
することで、被覆造粒後の乾燥工程時に被覆層に亀裂が
入ったりもしくは種子から剥離してしまうことなく、し
かも発芽性能を損なわないコーティング種子を被覆造粒
できるようになった。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーティング種子の製
造方法に関するものである。
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】種子を利用する分野において播種作業を
省力化し、少ない労働力で大規模な作業をするために多
様な形状をした種子を一定の形状や特定の重量に被覆造
粒する技術、すなわち種子コーティングがますます重要
となってきている。とりわけ、農業生産においては効率
的でかつ、計画的な栽培を行うための高性能な種子が要
求されている。最近では、例えば、発芽改良技術や被覆
造粒技術によってコーティング種子の発芽性能を低下さ
せない方法が種々検討させている。
省力化し、少ない労働力で大規模な作業をするために多
様な形状をした種子を一定の形状や特定の重量に被覆造
粒する技術、すなわち種子コーティングがますます重要
となってきている。とりわけ、農業生産においては効率
的でかつ、計画的な栽培を行うための高性能な種子が要
求されている。最近では、例えば、発芽改良技術や被覆
造粒技術によってコーティング種子の発芽性能を低下さ
せない方法が種々検討させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら知られている機械播種に適した方法、例えば非晶質シ
リカ、タルク、カオリナイト、珪藻土、炭酸カルシウム
等の無機物の単材もしくはそれらの混合物を、水もしく
はデンプン、ゼラチン、PVA等のバインダーと共に種
子に被覆する方法等では、湿潤な状態にあると膨潤しや
すい種子を対象にした場合、被覆造粒中に種子が膨潤す
ることで、被覆造粒後の乾燥工程時に被覆層に亀裂が入
ったりもしくは種子から剥離してしまうことで製品化が
困難なことがあった。
ら知られている機械播種に適した方法、例えば非晶質シ
リカ、タルク、カオリナイト、珪藻土、炭酸カルシウム
等の無機物の単材もしくはそれらの混合物を、水もしく
はデンプン、ゼラチン、PVA等のバインダーと共に種
子に被覆する方法等では、湿潤な状態にあると膨潤しや
すい種子を対象にした場合、被覆造粒中に種子が膨潤す
ることで、被覆造粒後の乾燥工程時に被覆層に亀裂が入
ったりもしくは種子から剥離してしまうことで製品化が
困難なことがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような状況下で、本
発明者らは鋭意検討を行った結果、被覆造粒工程を2段
階にし、そして第1工程では無機粉体と水もしくはバイ
ンダー水溶液の両者を同時にしかも一緒に供給しながら
被覆造粒する、つぎに第2工程では無機粉体と水もしく
はバインダー水溶液の両者を同時ではあるが別々に供給
しながら被覆造粒することによって、吸水による種子の
膨潤速度または度合いに耐えられ、かつ発芽性能を損な
わないコーティング種子を被覆造粒できる方法を見い出
し、本発明を完成した。すなわち、本発明は、コーティ
ング種子の製造方法において、第1工程として、無機粉
体を含有する水分散液を種子表面に付着させることによ
って被覆造粒し、第2工程として、無機粉体と、水もし
くはバインダー水溶液を同時に吹き付けながら被覆造粒
することを特徴とするコーティング種子の製造方法を提
供するものである。
発明者らは鋭意検討を行った結果、被覆造粒工程を2段
階にし、そして第1工程では無機粉体と水もしくはバイ
ンダー水溶液の両者を同時にしかも一緒に供給しながら
被覆造粒する、つぎに第2工程では無機粉体と水もしく
はバインダー水溶液の両者を同時ではあるが別々に供給
しながら被覆造粒することによって、吸水による種子の
膨潤速度または度合いに耐えられ、かつ発芽性能を損な
わないコーティング種子を被覆造粒できる方法を見い出
し、本発明を完成した。すなわち、本発明は、コーティ
ング種子の製造方法において、第1工程として、無機粉
体を含有する水分散液を種子表面に付着させることによ
って被覆造粒し、第2工程として、無機粉体と、水もし
くはバインダー水溶液を同時に吹き付けながら被覆造粒
することを特徴とするコーティング種子の製造方法を提
供するものである。
【0005】以下、さらに詳細に本発明を説明する。ま
ず、第1工程(無機粉体を含有する水分散液を種子表面
に付着させることによって被覆造粒する工程)について
説明する。用いられる無機粉体としては、種子コーティ
ングに通常に用いられる粉体であれば特に限定されるも
のではないが、例えば非晶質シリカ、タルク、カオリナ
イト、珪藻土、炭酸カルシウム、ベントナイト、アタパ
ルジャイト、セピオライト、クロライト等をあげること
ができる。これら粉体の平均粒径は、約0.1μm〜約
80μm程度が適している。無機粉体を含有する水分散
液とは、上記のような無機粉体を分散させた、水もしく
はバインダー水溶液を意味する。ここでバインダー水溶
液とは、デンプン、ゼラチン、PVP、CMC等の通常
のバインダーを溶解した水のことである。このような無
機粉体を含有する水分散液の粘度は約500cps程度
以下であることが望ましい。これを越えると被覆造粒さ
れた種子同士の団粒が著しく生じやすくなり、さらには
スプレーガン等のコーティング周辺設備で該水分散液の
送流が困難になり加工できなく恐れがある。そして第1
工程で行われる被覆造粒は、対象となる種子の種類、品
種あるいは利用目的等によって異なるが、例えば、種子
重量に対して約0.5倍量〜3.0倍量のコーティング
種子重量になるように無機粉体を種子に被覆造粒する程
度が適している。その際、例えば流動装置や回転パン等
の通常の種子コーティングに使用される装置を用いるこ
とがよい。
ず、第1工程(無機粉体を含有する水分散液を種子表面
に付着させることによって被覆造粒する工程)について
説明する。用いられる無機粉体としては、種子コーティ
ングに通常に用いられる粉体であれば特に限定されるも
のではないが、例えば非晶質シリカ、タルク、カオリナ
イト、珪藻土、炭酸カルシウム、ベントナイト、アタパ
ルジャイト、セピオライト、クロライト等をあげること
ができる。これら粉体の平均粒径は、約0.1μm〜約
80μm程度が適している。無機粉体を含有する水分散
液とは、上記のような無機粉体を分散させた、水もしく
はバインダー水溶液を意味する。ここでバインダー水溶
液とは、デンプン、ゼラチン、PVP、CMC等の通常
のバインダーを溶解した水のことである。このような無
機粉体を含有する水分散液の粘度は約500cps程度
以下であることが望ましい。これを越えると被覆造粒さ
れた種子同士の団粒が著しく生じやすくなり、さらには
スプレーガン等のコーティング周辺設備で該水分散液の
送流が困難になり加工できなく恐れがある。そして第1
工程で行われる被覆造粒は、対象となる種子の種類、品
種あるいは利用目的等によって異なるが、例えば、種子
重量に対して約0.5倍量〜3.0倍量のコーティング
種子重量になるように無機粉体を種子に被覆造粒する程
度が適している。その際、例えば流動装置や回転パン等
の通常の種子コーティングに使用される装置を用いるこ
とがよい。
【0006】つぎに、第2工程(無機粉体と、水もしく
はバインダー水溶液を同時に吹き付けながら被覆造粒す
る工程)について説明する。用いられる無機粉体として
は、種子コーティングに通常に用いられる粉体であれば
特に限定されるものではないが、例えば非晶質シリカ、
タルク、カオリナイト珪藻土、炭酸カルシウム、ベント
ナイト、パリゴルスカイト、セピオライト、クロライト
等をあげることができる。これら粉体の平均粒径は、約
0.1μm〜約80μm程度が適している。また、用い
られるバインダー水溶液とは、デンプン、ゼラチン、P
VP、CMC等の通常のバインダーを溶解した水のこと
である。このようなバインダー水溶液の粘度は約50c
ps程度以下であることが望ましい。これを越えると被
覆造粒された種子同士の団粒が生じやすくなる。そして
第2工程で行われる被覆造粒は、対象となる種子の種
類、品種あるいは利用目的等によって異なるが、例え
ば、種子重量に対して約5倍量以上のコーティング種子
重量になるように無機粉体を種子に被覆造粒する程度が
適している。その際、例えば流動装置や回転パン等の通
常の種子コーティングに使用される装置を用いることが
よい。
はバインダー水溶液を同時に吹き付けながら被覆造粒す
る工程)について説明する。用いられる無機粉体として
は、種子コーティングに通常に用いられる粉体であれば
特に限定されるものではないが、例えば非晶質シリカ、
タルク、カオリナイト珪藻土、炭酸カルシウム、ベント
ナイト、パリゴルスカイト、セピオライト、クロライト
等をあげることができる。これら粉体の平均粒径は、約
0.1μm〜約80μm程度が適している。また、用い
られるバインダー水溶液とは、デンプン、ゼラチン、P
VP、CMC等の通常のバインダーを溶解した水のこと
である。このようなバインダー水溶液の粘度は約50c
ps程度以下であることが望ましい。これを越えると被
覆造粒された種子同士の団粒が生じやすくなる。そして
第2工程で行われる被覆造粒は、対象となる種子の種
類、品種あるいは利用目的等によって異なるが、例え
ば、種子重量に対して約5倍量以上のコーティング種子
重量になるように無機粉体を種子に被覆造粒する程度が
適している。その際、例えば流動装置や回転パン等の通
常の種子コーティングに使用される装置を用いることが
よい。
【0007】また、本発明において被覆造粒するに際し
て、予め殺菌剤、殺虫剤等の農薬、発芽促進剤等の植物
成長調節剤、撥水剤等を適当量種子に付着させておく
か、あるいはコーティング材料中に適当量混入すること
で、病害虫の予防、発芽の促進、高含水土壌での発芽率
の向上等も可能となる。以下、本発明を実施例によって
さらに詳しく説明するが、本発明は以下の実施例のみに
限定されるものではない。
て、予め殺菌剤、殺虫剤等の農薬、発芽促進剤等の植物
成長調節剤、撥水剤等を適当量種子に付着させておく
か、あるいはコーティング材料中に適当量混入すること
で、病害虫の予防、発芽の促進、高含水土壌での発芽率
の向上等も可能となる。以下、本発明を実施例によって
さらに詳しく説明するが、本発明は以下の実施例のみに
限定されるものではない。
【0008】
実施例1 無機粉体としてパリゴルスカイト(粒径20μm)の2
0%(w/v)水分散液をスプレーガンから吹き付けな
がらレタス種子表面に付着させることによって被覆倍率
(裸種子重量に対するコーティング種子重量の割合)2
倍まで被覆造粒した後、つぎに無機粉体としてベントナ
イトを用いて、これに撥水剤であるステアリン酸カルシ
ウムを混合した粉体(ベントナイト:ステアリン酸カル
シウム/4:1)と、水(供給量:1.5L/分)を同
時に吹き付けながら30分間被覆造粒した。このように
して得られた被覆造粒種子を乾燥させることによってコ
ーティング種子(粒径2.83〜3.62mmφ、最終
含水率4.5湿重量%)を製造した。製造されたコーテ
ィング種子の発芽性能を調査するために、被覆造粒前の
裸種子と同時に育苗培土(太平園芸培土)をつめたプラ
グトレーに播種し、上面から充分に灌水して育苗ハウス
内で観察したところ裸種子と同等の発芽率が得られた。
0%(w/v)水分散液をスプレーガンから吹き付けな
がらレタス種子表面に付着させることによって被覆倍率
(裸種子重量に対するコーティング種子重量の割合)2
倍まで被覆造粒した後、つぎに無機粉体としてベントナ
イトを用いて、これに撥水剤であるステアリン酸カルシ
ウムを混合した粉体(ベントナイト:ステアリン酸カル
シウム/4:1)と、水(供給量:1.5L/分)を同
時に吹き付けながら30分間被覆造粒した。このように
して得られた被覆造粒種子を乾燥させることによってコ
ーティング種子(粒径2.83〜3.62mmφ、最終
含水率4.5湿重量%)を製造した。製造されたコーテ
ィング種子の発芽性能を調査するために、被覆造粒前の
裸種子と同時に育苗培土(太平園芸培土)をつめたプラ
グトレーに播種し、上面から充分に灌水して育苗ハウス
内で観察したところ裸種子と同等の発芽率が得られた。
【0009】実施例2 無機粉体として珪藻土(粒径15μm)の30%(w/
v)水分散液をスプレーガンから吹き付けながらデント
コーン種子表面に付着させることによって被覆倍率(裸
種子重量に対するコーティング種子重量の割合)1.5
倍まで被覆造粒した後、つぎに無機粉体としてベントナ
イト及びパリゴルスカイトの混合物と、水(供給量:
1.5L/分)を同時に吹き付けながら30分間被覆造
粒した。このようにして得られた被覆造粒種子を乾燥さ
せることによってコーティング種子(粒径9.0〜1
2.0mmφ、最終含水率4.5湿重量%)を製造し
た。製造されたコーティング種子の発芽性能を調査する
ために、被覆造粒前の裸種子と同時に育苗培土(太平園
芸培土)をつめたプラグトレーに播種し、上面から充分
に灌水して育苗ハウス内で観察したところ裸種子と同等
の発芽率が得られた。
v)水分散液をスプレーガンから吹き付けながらデント
コーン種子表面に付着させることによって被覆倍率(裸
種子重量に対するコーティング種子重量の割合)1.5
倍まで被覆造粒した後、つぎに無機粉体としてベントナ
イト及びパリゴルスカイトの混合物と、水(供給量:
1.5L/分)を同時に吹き付けながら30分間被覆造
粒した。このようにして得られた被覆造粒種子を乾燥さ
せることによってコーティング種子(粒径9.0〜1
2.0mmφ、最終含水率4.5湿重量%)を製造し
た。製造されたコーティング種子の発芽性能を調査する
ために、被覆造粒前の裸種子と同時に育苗培土(太平園
芸培土)をつめたプラグトレーに播種し、上面から充分
に灌水して育苗ハウス内で観察したところ裸種子と同等
の発芽率が得られた。
【0010】実施例3 無機粉体として炭酸カルシウム(粒径7μm)の60%
(w/v)水分散液をスプレーガンから吹き付けながら
ローズグラス種子表面に付着させることによって被覆倍
率(裸種子重量に対するコーティング種子重量の割合)
3倍まで被覆造粒した後、つぎに無機粉体としてベント
ナイトと、CMC2%(w/v)水溶液(供給量:1.
5L/分)を同時に吹き付けながら30分間被覆造粒し
た。このようにして得られた被覆造粒種子を乾燥させる
ことによってコーティング種子(粒径0.85〜2.5
0mmφ、最終含水率4.5湿重量%)を製造した。製
造されたコーティング種子の発芽性能を調査するため
に、被覆造粒前の裸種子と同時に育苗培土(太平園芸培
土)をつめたプラグトレーに播種し、上面から充分に灌
水して育苗ハウス内で観察したところ裸種子と同等の発
芽率が得られた。
(w/v)水分散液をスプレーガンから吹き付けながら
ローズグラス種子表面に付着させることによって被覆倍
率(裸種子重量に対するコーティング種子重量の割合)
3倍まで被覆造粒した後、つぎに無機粉体としてベント
ナイトと、CMC2%(w/v)水溶液(供給量:1.
5L/分)を同時に吹き付けながら30分間被覆造粒し
た。このようにして得られた被覆造粒種子を乾燥させる
ことによってコーティング種子(粒径0.85〜2.5
0mmφ、最終含水率4.5湿重量%)を製造した。製
造されたコーティング種子の発芽性能を調査するため
に、被覆造粒前の裸種子と同時に育苗培土(太平園芸培
土)をつめたプラグトレーに播種し、上面から充分に灌
水して育苗ハウス内で観察したところ裸種子と同等の発
芽率が得られた。
【0011】比較例1 無機粉体としてベントナイトと、水(供給量:1.5L
/分)をデントコーン種子に同時に吹き付けながら30
分間被覆造粒した。このようにして得られた被覆造粒種
子を乾燥させたところ、20%のコーティング種子の被
覆層が剥離した。
/分)をデントコーン種子に同時に吹き付けながら30
分間被覆造粒した。このようにして得られた被覆造粒種
子を乾燥させたところ、20%のコーティング種子の被
覆層が剥離した。
【0012】比較例2 無機粉体としてパリゴルスカイトと、水(供給量:1.
5L/分)をダイコン種子に同時に吹き付けながら30
分間被覆造粒した。このようにして得られた被覆造粒種
子を乾燥させたところ、40%のコーティング種子の被
覆層が剥離した。
5L/分)をダイコン種子に同時に吹き付けながら30
分間被覆造粒した。このようにして得られた被覆造粒種
子を乾燥させたところ、40%のコーティング種子の被
覆層が剥離した。
【0013】比較例3 無機粉体として炭酸カルシウムと、CMC2%(w/
v)水溶液(供給量:1.5L/分)をカンラン種子に
に同時に吹き付けながら30分間被覆造粒した。このよ
うにして得られた被覆造粒種子を乾燥させたところ、4
0%のコーティング種子の被覆層が剥離した。
v)水溶液(供給量:1.5L/分)をカンラン種子に
に同時に吹き付けながら30分間被覆造粒した。このよ
うにして得られた被覆造粒種子を乾燥させたところ、4
0%のコーティング種子の被覆層が剥離した。
【0014】
【発明の効果】本発明により、湿潤な状態にあると膨潤
しやすい種子を対象にした場合にも、被覆造粒中に種子
が膨潤することで、被覆造粒後の乾燥工程時に被覆層に
亀裂が入ったりもしくは種子から剥離してしまうことな
く、しかも発芽性能を損なわないコーティング種子を被
覆造粒できるようになった。
しやすい種子を対象にした場合にも、被覆造粒中に種子
が膨潤することで、被覆造粒後の乾燥工程時に被覆層に
亀裂が入ったりもしくは種子から剥離してしまうことな
く、しかも発芽性能を損なわないコーティング種子を被
覆造粒できるようになった。
Claims (2)
- 【請求項1】コーティング種子の製造方法において、第
1工程として、無機粉体を含有する水分散液を種子表面
に付着させることによって被覆造粒し、第2工程とし
て、無機粉体と、水もしくはバインダー水溶液を同時に
吹き付けながら被覆造粒することを特徴とするコーティ
ング種子の製造方法。 - 【請求項2】第1工程において種子重量に対して0.5
〜3.0倍量のコーティング種子重量になるように無機
粉体を被覆造粒し、第2工程において種子重量に対して
5倍量以上のコーティング種子重量になるように無機粉
体を被覆造粒することを特徴とする請求項1記載のコー
ティング種子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21254094A JPH0870627A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | コーティング種子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21254094A JPH0870627A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | コーティング種子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0870627A true JPH0870627A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16624373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21254094A Pending JPH0870627A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | コーティング種子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0870627A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001190106A (ja) * | 2000-01-13 | 2001-07-17 | Sumika Agrotech Co Ltd | 種子のコート材およびコート種子 |
JP2010098949A (ja) * | 2008-10-21 | 2010-05-06 | Japan Carlit Co Ltd:The | 造粒コーティング種子及びその製造方法 |
JP2011155840A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Sumika Agrotech Co Ltd | コート種子の保存方法 |
JP2013000058A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Japan Carlit Co Ltd:The | コーティング種子及びその製造方法 |
JP2013009622A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Japan Carlit Co Ltd:The | コーティング種子及びその製造方法 |
WO2016013507A1 (ja) * | 2014-07-25 | 2016-01-28 | 住友化学株式会社 | コーティングイネ種子及びその製造方法 |
WO2016013506A1 (ja) * | 2014-07-25 | 2016-01-28 | 住友化学株式会社 | コーティングイネ種子及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP21254094A patent/JPH0870627A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001190106A (ja) * | 2000-01-13 | 2001-07-17 | Sumika Agrotech Co Ltd | 種子のコート材およびコート種子 |
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WO2016013507A1 (ja) * | 2014-07-25 | 2016-01-28 | 住友化学株式会社 | コーティングイネ種子及びその製造方法 |
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JPWO2016013507A1 (ja) * | 2014-07-25 | 2017-04-27 | 住友化学株式会社 | コーティングイネ種子及びその製造方法 |
JPWO2016013506A1 (ja) * | 2014-07-25 | 2017-04-27 | 住友化学株式会社 | コーティングイネ種子及びその製造方法 |
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