JPH0869058A - 媒体輸送ブリツジのための方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 媒体の浪費を防ぐ。 【構成】 ブリッジの第１ステージは、第１ステージが
取外し可能でありかつ希望ならば巻取りカセットと置換
し得るように独立駆動される第１のローラー対を備え
る。設置されたときの第１ステージ又は巻取りカセット
のどちらの駆動にもイメージセッター内の摩擦駆動装置
を適用することができる。第１ステージが外されたと
き、ブリッジの自動調整装置が旋回可能に取り付けられ
たブリッジの平衡をとる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、第１の速度で運転して
いる第１の機械から第２の速度で運転している第２の機
械へのウェブ状媒体に輸送に関し、更に各機械が空転時
間を最小にしながらその固有速度での運転を許す装置を
提供する。一例は、ウェブ状媒体の自動写真撮影とこれ
に続いての現像である。これら連続した処理は通常は異
なった運転速度で行われ、写真媒体の照射による撮影装
置における画像の露光、及びこれに続く処理装置におけ
る画像の化学的現像を含む。

【０００２】

【従来技術及びその課題】電子式プリプレスシステムに
おいては、オフセット印刷手段により印刷すべき画像は
原写真より走査され、ワークステーションにおいて電子
的にディジタル化され、アセンブルされそして編集さ
れ、次いで網目スクリーン及び画像ラスター処理のため
にレーザー画像処理機又はＲＩＰに送られる。次いで、
印刷すべきＲＩＰ画像又はラスター画像は、写真記録又
はフィルム記録のためにＲＩＰからイメージセッターに
送られる。かかる電子式プリプレスシステムは米国特許
第４００４０７９号に説明され、マイルズ・インクより
商品名COLORSCAPEの下で入手可能である。

【０００３】イメージセッターは、記録用支持面のある
未露光写真媒体の供給、及びＲＩＰ画像データにより記
録される画像を形成するための画像露光システムを備え
る。画像露光システムは、放射源としてレーザービー
ム、陰極線管（ＣＲＴ）、発光ダイオード又は同等品を
使用することができる。媒体は、ウェブとして供給ロー
ルから記録用支持面に通過し、この点において感光媒体
はレーザービームに露光され、媒体内に潜像を形成す
る。ウェブ上に多数の像を連続的に記録できる。露光さ
れたウェブは、遮光環境内で媒体を蓄積する巻取りカセ
ット上に進む。次いで、巻取りカセットが外され、イメ
ージセッターから媒体処理機に送られ、ここで化学処理
が行われる。処理機の輸送システムは、通常は運転中は
一定速度で媒体を送る。

【０００４】このシステムは、ウェブをイメージセッタ
ーの速度で巻取りカセット上に巻き取り、巻取りカセッ
トを物理的に外して処理機に輸送し、そしてウェブを処
理機の速度で巻取りカセットから取り出すことが必要で
ある。更に、処理機で現像が行われた後で、像を分離す
るために、媒体をシートに切断しなければならない。こ
れは、操作を低速化しかつ休止時間を増加させる２段階
の手操作を必要とする。

【０００５】従って、英国特許出願第２１００８８２号
と同様な、イメージセッターから処理機へのブリッジを
直接提供する媒体取扱いシステムが開発された。これで
は、画像はウェブ媒体上に記録され、イメージセッター
に進められここで切断され、次いでブリッジ内に供給さ
れる。遮光式ブリッジはウェブ媒体の切断された単シー
トをイメージセッターの速度で受け取り、次いで処理機
がこのシートをブリッジから処理機の運転速度で取り上
げる。これが、巻取りカセットの輸送及び画像の手動切
断の問題を克服する。しかし、イメージセッターは処理
機より高速で運転されることが普通であるため、第１の
シート全体が処理されブリッジが空になるまでの間は、
イメージセッターは空転のままである。この方法は自動
化できるが、これは、なおイメージセッターの運転の中
断を必要とする。

【０００６】上述のブリッジの別の欠点は媒体の浪費で
ある。媒体上の像の形成後、媒体は進められ切断され、
そしてブリッジに送られる。この手順中、撮影開始以前
に像の端部が撮影点から切断点に進められる。ウェブか
ら切断された媒体の進行の結果として、カッターの後方
から撮影点に至る媒体の未露光領域が生ずる。この進行
及び切断のサイクルが多く生ずるため、媒体（２４）の
多くの未露光領域が存在し、高価な媒体の過度の廃棄が
生ずる。

【０００７】従って、露光媒体をイメージセッター内の
撮影区域から外部処理機に内部的に輸送すること、及び
撮影の間の媒体の廃棄を無くすために次の撮影中に媒体
を一時的に蓄積することが本発明の目的である。

【０００８】イメージセッターと一体の媒体輸送ブリッ
ジを有することが本発明の目的である。ブリッジは、内
部ドラム記録機内で媒体をイメージセッターの正面か
ら、ドラムを越え、そしてイメージセッターの後部に、
上述のように直接処理機に、又は２次的に貯蔵装置内の
いずれかに輸送するように設計される。

【０００９】一体の媒体輸送ブリッジを有するシステム
であって、ブリッジの一部分を容易に外して巻取りカセ
ットと置き換えることにより、希望するならばブリッジ
の代わりに巻取りカセットを使用する選択肢を有するシ
ステムを使用者に提供することが本発明の特別の目的で
ある。

【００１０】本発明の別の目的は、ブリッジの第１段の
取外しの際の媒体輸送ブリッジの重量変化を平衡するこ
とである。

【００１１】

【課題を解決するための手段】旋回可能に取り付けられ
た輸送ブリッジを有する媒体取扱いシステムは、第１の
媒体取扱いステーションにおいて媒体を受け入れるため
のブリッジ内の第１ステージ輸送機構、及び媒体を第１
ステージ輸送機構から第２の媒体取扱いステーションに
送るためのブリッジ内の第２ステージ輸送機構を備え
る。第２ステージ輸送機構は旋回中心軸回りで旋回可能
に取り付けられ、第１ステージ輸送機構は第２ステージ
輸送機構に着脱可能に取り付けられる。旋回可能に取り
付けられた輸送ブリッジの旋回中心軸回りの平衡をとる
ために平衡システムが設けられる。平衡システムは予定
された大きさ及び方向の平衡力を発生する。平衡力の調
整機構が第１ステージ輸送機構の第２ステージ輸送機構
からの取外しの際にこれに応答し、旋回可能に取り付け
られた輸送ブリッジの旋回中心軸回の平衡力の変化を補
償するように平衡力の大きさと方向とを調整する。

【００１２】第２ステージ輸送に着脱可能に連結された
第１ステージ輸送を有する媒体輸送ブリッジの平衡方法
は、第２ステージ輸送を旋回中心軸回りで旋回可能に取
り付け、第１の媒体取扱いステーションにおいて第１ス
テージ輸送内に媒体を受け入れ、第１ステージ輸送から
第２ステージ輸送を通って第２の媒体取扱いステーショ
ンに媒体を送り、予定された大きさ及び方向の平衡力に
より旋回中心軸回りの媒体輸送ブリッジの平衡をとり、
第２ステージ輸送から第１ステージ輸送を取り外し、こ
のため旋回中心軸回りの媒体輸送ブリッジの平衡が変化
し、そして第１ステージ輸送の取外しに応答して旋回中
心軸回りの平衡力の大きさと方向とを変えるように平衡
力を自動的に調整する諸段階を包含する。

【００１３】

【実施例】本発明の特徴及び目的は、付属図面について
得られる以下の説明において明らかになるであろう。

【００１４】図１を参照すれば、番号（１０）により一
般に示される内部ブリッジは、番号（１４）で一般に示
された内部ドラム記録機撮影装置のフレーム（１２）の
内部に取り付けられて示される。ブリッジ（１０）は遮
光性カバー（１６）の下に完全に囲まれる。ブリッジ
（１０）は、媒体（２４）を、撮影装置（１４）の前面
（２６）の内部ドラム記録面（２２）から、ドラム（２
２）を越え撮影装置（１４）の後ろ側（２８）から出
て、処理ステーション又は副貯蔵空間（図示せず）に輸
送する媒体輸送経路（２０）を持つ。撮影装置（１４）
を通る媒体輸送経路（２０）の設計がブリッジシステム
に通常必要とされる床面積を減少させる。内部ブリッジ
（１０）のある撮影装置（１４）に必要な土台又は床面
積は、撮影装置（１４）のみに対するものと同じであ
る。

【００１５】図１及び２を参照すれば、ブリッジ構造
（１０）は、２個の側部鋳物（３０）、及びブリッジ構
造（１０）に捩り剛性を与えるために側部鋳物（３０）
の間に固定され溶接された３個のクロス管（図示せず）
を有する支持フレームを備える。玉軸受（３４）により
回転可能に支持されたローラー（３２）が媒体経路（２
０）に沿って設けられる。玉軸受（３４）は側部鋳物
（３０）に取り付けられ、側部鋳物（３０）の環状の溝
（３８）内に設けられたリング（３６）により軸方向を
固定される。軸受（３４）に関するローラー軸（４２）
の軸方向の遊びを取るために、ローラー（３２）と玉軸
受（３４）との間においてローラー軸（４２）上にばね
（４０）が設けられる。ローラー（３２）は、媒体経路
（２０）に沿って対（Ｉ−Ｖ）で設けられる。媒体経路
（２０）の上方のこれらローラー（３２）は被動の空転
ローラー（４４）であり、下側のものは駆動ローラー
（４６）である。下方の駆動ローラー（４６）の各は、
ローラー端部軸（５０）上に取り付けられた駆動プーリ
ー（４８）を持つ。各駆動プーリー（４８）は、第１組
のローラー（Ｉ）の第１の駆動ローラー（５４）の延長
部により一方向クラッチ（５２）を受け入れる。一方向
クラッチ（５２）は、駆動ローラー端部軸（５０）とプ
ーリー（４８）との間に一方向だけの回転しか許さな
い。また、一方向クラッチ（５２）は、処理機又は副貯
蔵空間（図示せず）によりローラー（Ｉ−Ｖ）の輸送速
度より早い速度で媒体のシートをブリッジ（１０）から
引き出し得るように、駆動ローラー（４６）がプーリー
（４８）の駆動速度より早く回転し又はオーバーランす
ることも許す。

【００１６】図３を参照すれば、各空転ローラー（４
４）には端部軸（５０）が取り付けられ、この軸は側部
鋳物（３０）内の接線スロット（５４）を通って伸び
る。スロット（５４）はローラー（３２）の各対の共通
軸線（Ｃ−Ｃ）に沿った長手方向軸線を有し、従ってロ
ーラー（３２）の各対の空転ローラー（４４）と駆動ロ
ーラー（４６）との間の距離を調整することができる。
接線スロット（５４）の頂部にばね装置（５８）が設け
られ、空転ローラー（４４）を駆動ローラー（４６）に
対して自動的に調整する。駆動ローラー（４６）と空転
ローラー（４４）との間のニップ圧力は種々の媒体厚さ
に応じて調整される。好ましい実施例においては、スロ
ット（５４）の頂部にばね負荷式のプランジャー（６
２）が置かれ、ローラーのハブ部分と接触して両ローラ
ーを互いに押し合う力を与える。ばね装置（５８）は初
めの２対のローラー（Ｉ、ＩＩ）、（図１）だけに使用
される。後の３対のローラー（ＩＩＩ−Ｖ）は、運転状
態においては共通軸線がほぼ垂直であり、従って上方の
空転ローラー（４４）の重量が、異なった媒体厚さに対
する媒体（２４）の円滑な輸送を可能とするに必要なニ
ップ圧力を与えるに十分である。

【００１７】図４を参照すれば、上方プラテン（６４）
と下方プラテン（６６）とは互いに平行であり、かつ図
１のように組み立てられたとき、媒体輸送経路（２０）
の面の周囲に対称的に置かれる。プラテン（６４、６
６）は到来する媒体（２４）を実質的に直線路内で案内
し、輸送中、媒体（２４）を平らに保つ。カバー（６
８）がプラテン（６４、６６）の上方と下方に取り付け
られ側部鋳物（３０）に固定され、感光媒体に光の当た
ることを防止する。下方プラテン（６６）はブリッジ
（１０）の支持フレームに固定され、上方プラテン（６
４）はカバー（６８）が開かれたときに媒体経路（２
０）が露出するように一般に頂部カバー（６８）の内側
に固定される。上方及び下方のプラテン（６４、６６）
に沿って、各対が媒体輸送経路（２０）と接するニップ
を持った５対のローラー（Ｉ−Ｖ）が間隔を空けて置か
れる。

【００１８】図５を参照すれば、最後の４対の駆動ロー
ラー（４６）、（ＩＩ−Ｖ）は一般に（７０）で示され
た駆動システムにより一緒に連結される。このシステム
は、最後の４個の端部軸（５０）上の駆動ローラー（４
８）を連結している同期ベルト駆動装置（７２）として
示される。輸送ブリッジ（１０）及びベルトとプーリー
駆動装置（７２）のこの部分は、ブリッジ（１０）の第
２ステージと呼ばれ一般に（７３）で示される。駆動装
置（７０）は、駆動ローラー（４６）を一致して実質的
に等しい速度で駆動する適宜形式のシステムとなし得る
ことが認められるであろう。ベルト（７２）とプーリー
（４８）とを駆動するために、第２ステージ（７３）用
の駆動モーター（図示せず）が通常の方法でブリッジ
（１０）に取り付けられる。

【００１９】ローラーの最初の対（Ｉ）が一般に（７
５）で示されたブリッジの第１ステージとして作動しか
つ独立駆動されるように、ローラーの最初の対（Ｉ）は
独立しかつブリッジ構造（１０）から離れたモーター
（７４）により駆動される。第１ステージの駆動モータ
ー（７４）はイメージセッター（１４）の内側に取り付
けられ、かつモーター軸に取り付けられた摩擦ギヤ（７
６）により第１ステージのローラーの対（Ｉ）と組み合
わせられる。この摩擦ギヤは、第１ステージのローラー
（Ｉ）の駆動ローラー（４６）の端部軸（８０）に取り
付けられた摩擦ギヤ（７８）と接触しこれを駆動する。

【００２０】総ての駆動ローラー（４６）の端部軸（５
０）にはテーパー部分（図示せず）が設けられ、この部
分は、テーパー掛合により、摩擦車（７８）又は標準の
プーリー（４８）のどちらかとクラッチ組立体（５２）
とを受け入れることができる。従って、ローラー（３
２）はブリッジ（１０）内のそれらの位置に関して一般
的であり、ローラー（３２）を一様に保ち費用を減少さ
せる。

【００２１】前述の媒体「輸送」モードに代わって媒体
［蓄積」モードを提供するために、ブリッジ（１０）
は、通常、媒体（２４）がブリッジ（１０）に入ってく
る取上げ領域内に巻取りカセットを差し込み得るように
設計される。図６〜図７においては、ブリッジ（１０）
の第１ステージ（７５）が取外し可能なユニットであっ
て、このユニットは、第１ステージと第２ステージとの
界面（８８）の２個のつまみねじ（８６）（図示せず）
を外し、前面カバー（６８）に設けられたハンドル（図
示せず）により第１ステージ（７５）を引き、そして第
１ステージ（７５）をブリッジ（１０）外に回すことに
より外される。第１ステージ（７５）の取外しを容易に
するために、第１ステージ（７５）の下方部分に、点Ａ
の回りを旋回し得る媒体案内（９０）がある。図６ｂに
おいて、媒体案内（９０）の各側の底部に取り付けらた
２個の開口案内ブロック（９４）（図７ｃ）とこれに対
応した媒体（２４）の通るプラットフォーム開口（９
６）との組合いのため、媒体案内（９０）は、第１ステ
ージ（７５）が外方に回されたとき、取付けプラットフ
ォーム（９２）と同一面に留まる。次いで、図７ｃに示
されるように、開口案内ブロック（９４）をプラットフ
ォーム開口（９６）から外して、第１ステージ（７５）
が完全に外される。第２ステージ（７３）から外された
ときは、つまみねじ（８６）は第１ステージ（７５）に
取り付けられたままである。第１ステージ（７５）は、
次に使用者が「オンライン」運転状態に戻そうとするま
で貯蔵される。

【００２２】図７ｄを参照すれば、撮影装置の貯蔵モー
ドの使用が示され、同様に開口案内ブロック（９４）を
有する巻取りカセット（９７）は、案内ブロック（９
４）がプラットフォーム開口（９６）に組み合うように
プラットフォーム（９２）上に差し込まれる。巻取りカ
セット（９７）は、差し込まれたとき、第１ステージ
（７５）を駆動するモーターと同じモーター（７４）
（図５）により駆動される。巻取りカセット（９７）が
プラットフォーム（９２）に差し込まれたときに摩擦ギ
ヤ（７６）（図５）と組み合うように、摩擦車（９９）
が巻取りカセット（９７）の外部に設けられる。摩擦車
（９９）はカセット内の媒体巻取りコア（図示せず）に
組み合わせられ、これにより動力が巻取りコア上への媒
体の巻取りを支援する。次いで、撮影装置のカバーが閉
じられ、撮影装置（１４）の内部を遮光する。

【００２３】撮影装置（１４）の外部カバー（１６）
（図１）は、装置（１４）がブリッジ（１０）を「オン
ライン」で使用しているか又は操作者にとって感覚的に
快い巻取りカセットのいずれであっても同じ状態であ
る。図６ｂを参照すれば、オンライン運転に戻るように
第１ステージ（７５）を再設定するためには、第１ステ
ージ（７５）をプラットフォーム（９２）上に置き、媒
体案内用マウスピース（９８）がドラムからの媒体経路
と揃って開口案内ブロック（９４）がプラットフォーム
開口（９６）と組み合うまで第１ステージを前方に滑ら
せる。次いで第１ステージ（７５）は、第１ステージと
第２ステージとが図６ａにおけるように（８８）で出会
うまで点Ａの回りを媒体案内（９０）に関して上方に旋
回させられ、更につまみねじ（８６）が締められる。

【００２４】図１に示されるように、ブリッジ（１０）
は撮影装置（１４）内に設置され、回転軸線（１１０）
回りで旋回可能であり、かつ装置の側板（図示せず）に
ボルト止めされた２個の支持アーム（１１２）により支
持される。ブリッジ（１０）の各側にそれぞれ１個ず
つ、回転軸用の２個の軸受（１１４）が支持アームに取
り付けられる。軸受は正確な回転を与えかつ軸方向の不
整に対する許容を提供する。

【００２５】ブリッジ（１０）の重量は、図１及び８に
示され一般に番号（１２０）で示された支援機構により
支持される。この支援機構は、支持アーム（１１２）に
取り付けられた２個の気体式の緩衝装置（１２２）を持
つ。緩衝装置（１２２）は、使用者が媒体供給区域（１
４２）に接近できるようにブリッジ（１０）を運転位置
から出して非作動位置内に持ち上げる際にこれを支援す
る。ばね装置及び回転カムは、ブリッジ（１０）が回転
軸線（１１０）の回りで旋回する際に支援機構（１２
０）により与えられる平衡力の大きさに影響を与え、最
大旋回位置におけるブリッジ（１０）の平衡を維持す
る。

【００２６】ブリッジ（１０）は、前面カバー（６８）
に設けられた２個のハンドル（図示せず）を使用して上
方に旋回させられる。第１ステージ（８６）の媒体案内
（９０）（図６ａ）はばねにより非作動位置に旋回する
ように強制され、同時にブリッジ（１０）は回転軸線
（１１０）回りに上方に旋回させられる。媒体案内（９
０）はばねで強制され、開口案内ブロック（９４）（図
７ｃ）がプラットフォーム開口（９６）から外れている
間、旋回点Ａの回りを反時計方向に旋回させられる。ブ
リッジのこの特徴が、ブリッジを閉じた際にブリッジと
プラットフォームとを通過する媒体（２４）の経路を揃
えさせる。媒体案内（９０）は、ブリッジ（１０）が閉
じている間の開口案内ブロック（９４）とプラットフォ
ーム開口（９６）との整列を容易にするように既に位置
決めされている。ブリッジ（１０）を閉じると、ブリッ
ジ（１０）の回転軸線（１１０）回りの時計方向回転が
媒体案内（９０）をプラットフォーム面（９２）に接触
させる。回転を続けると、媒体案内（９０）とプラット
フォーム（９２）との当たりのために負荷力に反対方向
の力が作用し、媒体案内（９０）は旋回点Ａに関して反
時計方向に回転し、相補的な開口案内ブロック（９４）
とプラットフォーム開口（９６）とを組み合うように揃
え、媒体経路を整列させる。例えば、巻取りカセットの
着脱を容易にするために、第１ステージが外されるとき
は、ブリッジは回転軸線（１１０）の回りで回転するこ
とができる。

【００２７】第１ステージ（７５）の取外しの際は、ブ
リッジ（１０）のその支持点及び回転軸線回りの平衡を
とることが必要である。図８を参照すれば、気体式の緩
衝装置（１２２）により作られる力のため、もしブリッ
ジの重量の減少が補償されないと、ブリッジの回転軸線
（１１０）回り時計方向の制御されない上向き回転が生
ずるであろう。ブリッジ支援機構（１２０）には、ブリ
ッジの回転軸線（１１０）に関する気体式緩衝装置（１
２２）で作られるモーメントのアームを変える調整機構
（１２４）が設けられる。位置Ａから位置Ｂへのモーメ
ントアームの減少は、気体式緩衝装置（１２２）により
与えられる回転軸線（１１０）回りの時計方向のトルク
を小さくし、第１ステージの除去にともなうブリッジ
（１０）の重量減少及びこれに対応した回転軸線（１１
０）回り反時計方向トルクの減少を補償するであろう。
気体式緩衝装置（１２２）の調整を達成するために、各
緩衝装置（１２２）は、頂部においてブリッジ（１０）
のそれぞれのシャトル機構（１２６）に取り付けられ
る。ブリッジ（１０）の各側に１個のシャトル機構（１
２６）がある。駆動軸（１２８）はブリッジ（１０）の
幅を横切り、それぞれ駆動軸（１２８）及びリードねじ
（１３０）に取り付けられた傘歯車（１３２）を経て各
シャトル機構（１２６）の直角向きのリードねじ（１３
０）を駆動する。駆動軸（１２８）が回転すると、各シ
ャトル機構のリードねじ（１３０）が回され、シャトル
をリードねじ（１３０）に沿ってＡとＢとの間で直線運
動させ、同時に取り付けられた気体式緩衝装置（１２
２）を点Ｚの回りで旋回させ、支援機構（１２０）のモ
ーメントアームを効果的に変更する。図７ｃにおけるよ
うに、第１ステージ（７５）が外されると、シャトル機
構（１２６）は気体式緩衝装置（１２２）の状態を自動
的に調整する。つまみねじ（８６）は直列で回路により
監視され、どちらかのつまみねじ（８６）が部分的に外
されたときに、駆動軸モーター（図示せず）の始動を指
令する信号が送られ、シャトル機構（１２６）を位置Ａ
から位置Ｂに駆動して、第１ステージ（７５）が完全に
外される直前に適切な状態になるようにブリッジの平衡
を調整する。第１ステージ（７５）の交換の際は、平衡
の変更を行う前に、回路状態を変えてシャトル機構駆動
モーターに信号を送りブリッジ状態が安定であることを
確かめるために、つまみねじ（８６）を完全に組み合わ
せねばならない。次いで、駆動軸の回転が逆にされ２個
のシャトル機構のリードねじが回され、シャトル及び取
り付けられた気体式緩衝装置を位置Ｂから位置Ａに移動
し、これにより第１ステージの完全に取り付けられたブ
リッジの平衡をとる。

【００２８】媒体（２４）が定位置に装填されると、図
１に示されるように、第１の像が画像記録機（１４）の
ドラム（２２）上の媒体（２４）の上に記録される。像
の記録中、媒体（２４）は静止し、媒体（２４）の先端
（１３４）はドラムローラーにより保持される。図１及
び９を参照すれば、像の完成後、ブリッジ（１０）の第
１ステージが空であるならば入力センサー（１３６）が
観察のためにポールされる。入力センサー（１３６）が
第１ステージ（７５）内に媒体のないことを信号したと
きは、ドラムローラー、第１ステージのローラー（Ｉ）
及び第２ステージのローラー（ＩＩ−Ｖ）が駆動され
る。まず、ドラム（２２）から媒体（２４）を進めてい
るドラムローラーよりもわずかに遅い速度で走行するよ
うに、第１及び第２ステージのローラー（Ｉ−Ｖ）を同
時に駆動する。入力センサー（１３６）が第１ステージ
のローラーの対（Ｉ）の直後において第１ステージ（７
５）内の媒体（２４）を検知すると、媒体案内（９０）
とローラーの対（Ｉ）との間に置かれたループセンサー
（１３８）がポールされる。ブリッジローラーはドラム
ローラーより遅い速度で駆動されるので、第１ステージ
（７５）内でループ（１４０）がが形成され、ループセ
ンサー（１３８）が第１及び第２ステージのローラーの
速度とドラムローラーの速度を同期させるように信号を
送る。ループセンサー（１３８）は継続的にポールさ
れ、ループ（１４０）が見えないためにループセンサー
信号が変化した場合には、ブリッジローラー（Ｉ−Ｖ）
は、再びループ（１４０）の形成を許すように遅くされ
る。ループ（１４０）の形成は、ドラム及びブリッジの
両独立輸送システムにより扱われているそれぞれのウェ
ブ媒体（２４）の部分を隔離し、これにより媒体経路に
沿った運動の変動又は撹乱をなくす。

【００２９】媒体（２４）は、第２ページがドラム（２
２）において位置決めされ、モーターが休止され、そし
て媒体がパンチにより保持されるまで進められる。次い
で、第２ページが撮影され、モーターは、第１の像を媒
体カッターをちょうど通過して進ませるように続いて再
始動される。モーターが休止させられ、第１の像が第２
の像から切断される。媒体を受け取る外部装置は入力セ
ンサーを有し、このセンサーは媒体受入れの準備状態に
あるか否かをみるために続けてポールされる。準備状態
にあるときは、第１及び第２ステージの駆動装置は始動
され、第１の像をブリッジから出す。第１ページの先端
が外部装置の入力センサーを通過すると、装置の輸送シ
ステムが始動する。もし装置が第２ステージ駆動システ
ム（７０）より高速で作動すると、一方向クラッチ（５
２）がブリッジ（１０）の第２ステージからの媒体（２
４）の引き出しを許す。入力センサー（１３６）はブリ
ッジ（１０）の第１ステージ（７５）が空であるときを
示し、イメージセッター（１４）が次のページを定位置
に装填し始め、同時に第２ステージは第１のページの外
部装置への輸送を続ける。この手順が繰り返される。手
順中、計数器が作動していて輸送の誤動作を監視する。
第１ステージ又は外部装置のどちらかの入力センサーが
ある時間枠内に媒体のないことを示さない場合には、失
敗が表示される。

【００３０】本発明は好ましい実施例の場合について説
明されたが、熟練技術者は、本発明の精神から離れるこ
となく、種々の変更、代置、省略及び変化をなし得るこ
とを認めるであろう。従って、本発明の範囲は相当事項
を含んだ本発明の範囲によってのみ限定されることが意
図される。

【００３１】本発明の実施態様は次の通りである。

【００３２】１．可変重量を有する要素（１０）用の調
整可能な平衡用システムであって： ａ．着脱可能な部分（７５）を有する旋回可能に取り付
けられた要素（１０）； ｂ．旋回可能に取り付けられた要素（１０）の旋回中心
軸（１１０）回りの平衡をとるための平衡用手段（１２
０）であって、所定の大きさ及び方向の平衡力を発生す
るための平衡用手段（１２０）； ｃ．前記着脱可能な部分（７５）の取外しに応答し、旋
回可能に取り付けられた要素（１０）の重量の変化を補
償するように前記平衡力の大きさと方向とを調整するた
めの調整手段（１２６）を備えたシステム。

【００３３】２．旋回可能に取り付けられた輸送ブリッ
ジ（１０）を有する媒体取扱いシステムであって： ａ．第１の媒体取扱いステーションにおいて媒体（２
４）を受け入れるためのブリッジ（１０）内の第１ステ
ージ輸送手段（７５）； ｂ．媒体（２４）を前記第１ステージ輸送手段（７５）
から第２の媒体取扱いステーションに送るためのブリッ
ジ（１０）内の第２ステージ輸送手段（７３）であっ
て、前記第２ステージ輸送手段（７３）は旋回中心軸
（１１０）回りで旋回可能に取り付けられ、前記第１ス
テージ輸送手段（７５）は前記第２ステージ輸送手段
（７３）に着脱可能に取り付けられる（８６）前記第２
ステージ輸送手段； ｃ．旋回可能に取り付けられた輸送ブリッジ（１０）の
旋回中心軸（１１０）回りの平衡をとるための平衡用手
段（１２０）であって、所定の大きさ及び方向の平衡力
を発生するための平衡用手段（１２０）； ｄ．前記第１ステージ輸送手段（７５）の前記第２ステ
ージ輸送手段（７３）からの取外しに応答し、旋回可能
に取り付けられた輸送ブリッジ（１０）の旋回中心軸
（１１０）回りの平衡の変化を補償するように前記平衡
力の大きさと方向とを調整するための調整手段（１２
６）を備えたシステム。

【００３４】３．旋回可能に取り付けられた輸送ブリッ
ジ（１０）を有する媒体取扱いシステムであって： ａ．第１の媒体取扱いステーションにおいて媒体（２
４）を受け入れかつ前記媒体（２４）を輸送するための
第１ステージ輸送手段（７５）； ｂ．前記媒体（２４）を前記第１ステージ輸送手段（７
５）から第２の媒体取扱いステーションに送るための第
２ステージ輸送手段（７３）であって、前記第２ステー
ジ輸送手段（７３）は旋回中心軸（１１０）回りで旋回
可能に取り付けられ、前記第１ステージ輸送手段（７
５）は前記第２ステージ輸送手段（７３）に取り付けら
れる前記第２ステージ輸送手段； ｃ．前記輸送ブリッジ（１０）を前記第１の媒体取扱い
ステーションと組み合わせかつ媒体（２４）を前記第１
の媒体取扱いステーションから輸送ブリッジ（１０）に
輸送し得る運転位置を定めるための、それぞれ前記第１
ステージ輸送手段（７５）上及び前記第１の媒体取扱い
ステーション上の第１及び第２の組合い用手段（８
８）；及び ｄ．輸送ブリッジ（１０）の運転位置への旋回及び運転
位置からの旋回の際に前記第１及び第２の組合い用手段
（８８）を整列させかつ前記第１及び第２の組合い用手
段（８８）の間の非接線方向の出会い角度を動的に補償
するための整列用手段（９４）を備えたシステム。

【００３５】４．輸送モードと貯蔵モードとを有する２
重モード媒体取扱いシステムであって： ａ．前記２重モード媒体取扱いシステムの輸送モード中
に、第１の媒体取扱いステーションにおいて媒体（２
４）を受け入れかつ輸送するための第１ステージ輸送手
段（７５）； ｂ．前記第１ステージ輸送手段（７５）に連結され、輸
送モード中に媒体（２４）を前記第１ステージ輸送手段
（７５）から第２の媒体取扱いステーションに送るため
の第２ステージ輸送手段（７３）；及び ｃ．貯蔵モード中に前記第１の媒体取扱いステーション
において媒体（２４）を受け入れかつ貯蔵するための貯
蔵手段（９７）を備え、前記貯蔵モード中は、前記第１
ステージ輸送手段（７５）を前記第２ステージ輸送手段
（７３）から外すことができかつ前記２重モード媒体取
扱いシステムから取り出し可能であり、更に前記第１ス
テージ輸送手段（７５）が前記２重モード媒体取扱いシ
ステムから取り出された際は前記貯蔵手段（９７）が前
記第１ステージ輸送手段（７５）の代わりに第１の媒体
取扱いステーションに取り付けられるシステム。

【００３６】５．前記２重モード媒体取扱いシステムが
前記輸送モードにあるときに前記第１ステージ輸送手段
（７５）を駆動するために前記第１ステージ輸送手段
（７５）と組み合わせられた遠隔駆動手段であって、第
１ステージ輸送手段（７５）が取り出された際は前記第
１ステージ輸送手段（７５）が前記遠隔駆動手段から切
り離されるように、前記２重モード媒体取扱いシステム
内に固定されている前記遠隔駆動手段を更に備えた実施
態様４による２重モード媒体取扱いシステム。

【００３７】６．前記貯蔵手段が動力支援巻取りカセッ
ト（９７）を備え、更に前記取扱いシステムが前記貯蔵
モードにあるときに前記遠隔駆動手段が前記動力支援巻
取りカセット（９７）と組み合ってこれを駆動する実施
態様５による２重モード媒体取扱いシステム。

【００３８】７．着脱可能な部分（７５）を有する要素
（１０）の平衡をとる方法であって： ａ．要素（１０）を旋回中心軸（１１０）回りで旋回可
能に取り付け； ｂ．予定された大きさ及び方向の平衡力により部材（１
０）を旋回中心軸（１１０）回りで平衡させ； ｃ．部材（１０）の着脱可能な部分（７５）を取り外
し、このため旋回中心軸（１１０）回りの部材（１０）
の平衡が変化し；更に ｄ．部材（１０）からの着脱可能な部分（７５）の取外
しに応答して旋回中心軸（１１０）回りの平衡力の大き
さと方向とを変えるように平衡力を自動的に調整する
（１２６）諸段階を含んだ方法。

【００３９】８．第２ステージ輸送（７３）に着脱可能
に連結された第１ステージ輸送（７５）を有する媒体輸
送ブリッジ（１０）の平衡をとる方法であって： ａ．第２ステージ輸送（７３）を旋回中心軸（１１０）
回りで旋回可能に取り付け； ｂ．第１の媒体取扱いステーションにおいて第１ステー
ジ輸送（７５）に媒体を受け入れ； ｃ．前記第１ステージ輸送（７５）から第２ステージ輸
送（７３）を経て第２の媒体取扱いステーションに媒体
（２４）を送り； ｄ．予定された大きさ及び方向の平衡力により媒体輸送
ブリッジ（１０）の旋回中心軸（１１０）回りの平衡を
とり； ｅ．第２ステージ輸送（７３）から第１ステージ輸送
（７５）を取り外し、このため旋回中心軸（１１０）回
りの媒体輸送ブリッジ（１０）の平衡が変化し；そして ｆ．第１ステージ輸送（７５）の取外しに応答して旋回
中心軸（１１０）回りの平衡力の大きさと方向とを変え
るように平衡力を自動的に調整する（１２６）諸段階を
含んだ方法。

【００４０】９．第２ステージ輸送（７３）に連結され
た第１ステージ輸送（７５）、及びそれぞれ前記第１ス
テージ輸送手段（７５）上と前記第１の媒体取扱いステ
ーション上の第１と第２の組合い用手段（８８）を有
し、旋回可能に取り付けられた輸送ブリッジ（１０）を
前記第１の媒体取扱いステーションと整列させる方法で
あって： ａ．第２ステージ輸送手段（７３）を旋回中心軸（１１
０）回りで旋回可能に取り付け； ｂ．第１及び第２の組合い用手段（８８）を組み合わ
せ、媒体（２４）を前記第１の媒体取扱いステーション
から輸送ブリッジ（１０）に輸送し得る運転位置を定
め； ｃ．前記第１の媒体取扱いステーションにおいて第１ス
テージ輸送に媒体（２４）を受け入れ、前記媒体（２
４）を第２ステージ輸送（７３）に輸送し； ｄ．前記媒体（２４）を前記第１ステージ輸送（７５）
から第２ステージ輸送（７３）を経て第２の媒体取扱い
ステーションに輸送し；そして ｅ．輸送ブリッジ（１０）を運転位置外に旋回させかつ
運転位置に出すように旋回させ、前記第１及び第２の組
合い用手段（８８）間の非接線方向の出会い角度を動的
に補償するために第１と第２の組合い用手段（８８）を
整列させる諸段階を含んだ方法。

【００４１】１０．第２ステージ輸送（７３）に着脱可
能に連結された第１ステージ輸送（７５）、及び貯蔵容
器（９７）を有する２重モード媒体取扱いシステムにお
ける輸送モード及び貯蔵モードを提供する方法であっ
て： ａ．前記媒体取扱いシステムの輸送モード中に第１の媒
体取扱いステーションにおいて第１ステージ輸送（７
５）に媒体（２４）を受け入れ； ｂ．輸送モード中に前記媒体（２４）を前記第１ステー
ジ輸送（７５）から第２ステージ輸送（７３）を経て第
２の媒体取扱いステーションに輸送し； ｃ．第１ステージ輸送（７５）を第２ステージ輸送（７
３）から外し２重モード媒体取扱いシステムから第１ス
テージ輸送（７５）を外し；そして ｄ．第１ステージ輸送（７５）を外した際に第１の媒体
取扱いステーションに貯蔵容器（９７）を取り付けかつ
貯蔵モード中に貯蔵容器（９７）に媒体（２４）を受け
入れかつ貯蔵する諸段階を含んだ方法。

【００４２】１１．ａ．輸送モードにあるとき、第１ス
テージ輸送手段（７５）を遠隔駆動モーターの手段によ
り駆動し；そして ｂ．２重モード媒体取扱いシステムから第１ステージ輸
送（７５）を外した際に第１ステージ輸送（７５）を遠
隔駆動から切り離す諸段階を更に含んだ実施態様１０に
よる方法。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による内部媒体輸送ブリッジを使用した
内部ドラム記録機の側面図であり、ブリッジを観察する
ために内部ドラム記録機の側部パネルは外してある。

【図２】内部一方向クラッチ及び駆動プーリー組立体を
有する駆動ローラーの正面図である。

【図３】媒体輸送ブリッジに使用されるローラー対の取
付けの側方断面図である。

【図４】カバーパネルが外され媒体経路を示している図
１のブリッジの側面図である。

【図５】内部駆動システムと遠隔駆動モーターとを示す
図１のブリッジの拡大側面図である。

【図６】図１の媒体輸送ブリッジの第１ステージ輸送の
取外し及び巻取りカセットの取付けの連続図である。

【図７】図１の媒体輸送ブリッジの第１ステージ輸送の
取外し及び巻取りカセットの取付けの連続図である。

【図８】媒体輸送ブリッジ用の調整可能な平衡システム
の側面図である。

【図９】第１ステージ輸送及び媒体の緩みループの側面
図である。

【符号の説明】

１０ ブリッジ １２ フレーム １４ 撮影装置 １６ 遮光性カバー ２０ 媒体輸送経路 ２２ ドラム ３２ ローラー ４８ 駆動プーリー ５０ ローラーの端部軸

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク・イー・テラム アメリカ合衆国マサチユセツツ州02129チ ヤールズタウン・サリバンストリート23

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 可変重量を有する要素用の調整可能な平
   衡用システムであって： ａ．着脱可能な部分を有する旋回可能に取り付けられた
   要素； ｂ．旋回可能に取り付けられた要素の旋回中心軸回りの
   平衡をとるための平衡用手段であって、所定の大きさ及
   び方向の平衡力を発生するための平衡用手段； ｃ．前記着脱可能な部分の取外しに応答し、旋回可能に
   取り付けられた要素の重量の変化を補償するように前記
   平衡力の大きさと方向とを調整するための調整手段を備
   えたシステム。
2. 【請求項２】 旋回可能に取り付けられた輸送ブリッジ
   を有する媒体取扱いシステムであって： ａ．第１の媒体取扱いステーションにおいて媒体を受け
   入れるためのブリッジ内の第１ステージ輸送手段； ｂ．媒体を前記第１ステージ輸送手段から第２の媒体取
   扱いステーションに送るためのブリッジ内の第２ステー
   ジ輸送手段であって、前記第２ステージ輸送手段は旋回
   中心軸回りで旋回可能に取り付けられ、前記第１ステー
   ジ輸送手段は前記第２ステージ輸送手段に着脱可能に取
   り付けられる前記第２ステージ輸送手段； ｃ．旋回可能に取り付けられた輸送ブリッジの旋回中心
   軸回りの平衡をとるための平衡用手段であって、所定の
   大きさ及び方向の平衡力を発生するための平衡用手段； ｄ．前記第１ステージ輸送手段の前記第２ステージ輸送
   手段からの取外しに応答し、旋回可能に取り付けられた
   輸送ブリッジの旋回中心軸回りの平衡の変化を補償する
   ように前記平衡力の大きさと方向とを調整するための調
   整手段を備えたシステム。
3. 【請求項３】 旋回可能に取り付けられた輸送ブリッジ
   を有する媒体取扱いシステムであって： ａ．第１の媒体取扱いステーションにおいて媒体を受け
   入れかつ前記媒体を輸送するための第１ステージ輸送手
   段； ｂ．前記媒体を前記第１ステージ輸送手段から第２の媒
   体取扱いステーションに送るための第２ステージ輸送手
   段であって、前記第２ステージ輸送手段は旋回中心軸回
   りで旋回可能に取り付けられ、前記第１ステージ輸送手
   段は前記第２ステージ輸送手段に取り付けられる前記第
   ２ステージ輸送手段； ｃ．前記輸送ブリッジを前記第１の媒体取扱いステーシ
   ョンと組み合わせかつ媒体を前記第１の媒体取扱いステ
   ーションから輸送ブリッジに輸送し得る運転位置を定め
   るための、それぞれ前記第１ステージ輸送手段上及び前
   記第１の媒体取扱いステーション上の第１及び第２の組
   合い用手段；及び ｄ．輸送ブリッジの運転位置への旋回及び運転位置から
   の旋回の際に前記第１及び第２の組合い用手段を整列さ
   せかつ前記第１及び第２の組合い用手段の間の非接線方
   向の出会い角度を動的に補償するための整列用手段を備
   えたシステム。
4. 【請求項４】 輸送モードと貯蔵モードとを有する２重
   モード媒体取扱いシステムであって： ａ．前記２重モード媒体取扱いシステムの輸送モード中
   に、第１の媒体取扱いステーションにおいて媒体を受け
   入れかつ輸送するための第１ステージ輸送手段； ｂ．前記第１ステージ輸送手段に連結され、輸送モード
   中に媒体を前記第１ステージ輸送手段から第２の媒体取
   扱いステーションに送るための第２ステージ輸送手段；
   及び ｃ．貯蔵モード中に前記第１の媒体取扱いステーション
   において媒体を受け入れかつ貯蔵するための貯蔵手段を
   備え、 前記貯蔵モード中は、前記第１ステージ輸送手段を前記
   第２ステージ輸送手段から外すことができかつ前記２重
   モード媒体取扱いシステムから取り出し可能であり、更
   に前記第１ステージ輸送手段が前記２重モード媒体取扱
   いシステムから取り出された際は前記貯蔵手段が前記第
   １ステージ輸送手段の代わりに第１の媒体取扱いステー
   ションに取り付けられるシステム。
5. 【請求項５】 着脱可能な部分を有する要素の平衡をと
   る方法であって： ａ．要素を旋回中心軸回りで旋回可能に取り付け； ｂ．予定された大きさ及び方向の平衡力により部材を旋
   回中心軸回りで平衡させ； ｃ．部材の着脱可能な部分を取り外し、このため旋回中
   心軸回りの部材の平衡が変化し；更に ｄ．部材からの着脱可能な部分の取外しに応答して旋回
   中心軸回りの平衡力の大きさと方向とを変えるように平
   衡力を自動的に調整する諸段階を含んだ方法。
6. 【請求項６】 第２ステージ輸送に着脱可能に連結され
   た第１ステージ輸送を有する媒体輸送ブリッジの平衡を
   とる方法であって： ａ．第２ステージ輸送を旋回中心軸回りで旋回可能に取
   り付け； ｂ．第１の媒体取扱いステーションにおいて第１ステー
   ジ輸送に媒体を受け入れ； ｃ．前記第１ステージ輸送から第２ステージ輸送を経て
   第２の媒体取扱いステーションに媒体を送り； ｄ．予定された大きさ及び方向の平衡力により媒体輸送
   ブリッジの旋回中心軸回りの平衡をとり； ｅ．第２ステージ輸送から第１ステージ輸送を取り外
   し、このため旋回中心軸回りの媒体輸送ブリッジの平衡
   が変化し；そして ｆ．第１ステージ輸送の取外しに応答して旋回中心軸回
   りの平衡力の大きさと方向とを変えるように平衡力を自
   動的に調整する諸段階を含んだ方法。
7. 【請求項７】 第２ステージ輸送に連結された第１ステ
   ージ輸送、及びそれぞれ前記第１ステージ輸送手段上と
   前記第１の媒体取扱いステーション上の第１と第２の組
   合い用手段を有し、旋回可能に取り付けられた輸送ブリ
   ッジを前記第１の媒体取扱いステーションと整列させる
   方法であって： ａ．第２ステージ輸送手段を旋回中心軸回りで旋回可能
   に取り付け； ｂ．第１及び第２の組合い用手段を組み合わせ、媒体を
   前記第１の媒体取扱いステーションから輸送ブリッジに
   輸送し得る運転位置を定め； ｃ．前記第１の媒体取扱いステーションにおいて第１ス
   テージ輸送に媒体を受け入れ、前記媒体を第２ステージ
   輸送に輸送し； ｄ．前記媒体を前記第１ステージ輸送から第２ステージ
   輸送を経て第２の媒体取扱いステーションに輸送し；そ
   して ｅ．輸送ブリッジを運転位置外に旋回させかつ運転位置
   に出すように旋回させ、前記第１及び第２の組合い用手
   段間の非接線方向の出会い角度を動的に補償するために
   第１と第２の組合い用手段を整列させる諸段階を含んだ
   方法。
8. 【請求項８】 第２ステージ輸送に着脱可能に連結され
   た第１ステージ輸送、及び貯蔵容器を有する２重モード
   媒体取扱いシステムにおける輸送モード及び貯蔵モード
   を提供する方法であって： ａ．前記媒体取扱いシステムの輸送モード中に第１の媒
   体取扱いステーションにおいて第１ステージ輸送に媒体
   を受け入れ； ｂ．輸送モード中に前記媒体を前記第１ステージ輸送か
   ら第２ステージ輸送を経て第２の媒体取扱いステーショ
   ンに輸送し； ｃ．第１ステージ輸送を第２ステージ輸送から外し２重
   モード媒体取扱いシステムから第１ステージ輸送を外
   し；そして ｄ．第１ステージ輸送を外した際に第１の媒体取扱いス
   テーションに貯蔵容器を取り付けかつ貯蔵モード中に貯
   蔵容器に媒体を受け入れかつ貯蔵する諸段階を含んだ方
   法。