JPH0868969A - 振れ補正装置 - Google Patents
振れ補正装置Info
- Publication number
- JPH0868969A JPH0868969A JP20658994A JP20658994A JPH0868969A JP H0868969 A JPH0868969 A JP H0868969A JP 20658994 A JP20658994 A JP 20658994A JP 20658994 A JP20658994 A JP 20658994A JP H0868969 A JPH0868969 A JP H0868969A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driving force
- shake correction
- lens frame
- driving
- optical system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 振れ補正光学系を所要の状態で作動させて像
振れ補正を確実に行なえ、しかも構造容易で、小型カメ
ラへの搭載も可能となる振れ補正装置を得る。 【構成】 主光学系の光軸に対して略直交する面内で可
動自在なレンズ枠11,12に保持された振れ補正光学
系3を備える。レンズ枠11を第1の方向に駆動する第
1の駆動力発生手段13と、レンズ枠12を第2の方向
に駆動する第2の駆動力発生手段14を備える。これら
第1、第2の駆動力発生手段の少なくとも一方は、リニ
ア型の超音波アクチュエータ20,20により構成さ
れ、その直線駆動力がそのまま振れ補正光学系の駆動に
使用される。
振れ補正を確実に行なえ、しかも構造容易で、小型カメ
ラへの搭載も可能となる振れ補正装置を得る。 【構成】 主光学系の光軸に対して略直交する面内で可
動自在なレンズ枠11,12に保持された振れ補正光学
系3を備える。レンズ枠11を第1の方向に駆動する第
1の駆動力発生手段13と、レンズ枠12を第2の方向
に駆動する第2の駆動力発生手段14を備える。これら
第1、第2の駆動力発生手段の少なくとも一方は、リニ
ア型の超音波アクチュエータ20,20により構成さ
れ、その直線駆動力がそのまま振れ補正光学系の駆動に
使用される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラにおける手振れ
等による像振れを補正するために用いて好適な振れ補正
装置に関する。
等による像振れを補正するために用いて好適な振れ補正
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のカメラは、自動露出機構、オート
フォーカス機構等を始めとする各部において電子化が著
しく、高度に自動化されている。しかし、この種のカメ
ラにおいて自動化の試みとして不十分なところとして、
手持ち撮影時等において生じ易い手振れ等による像振れ
に対しての対策がある。
フォーカス機構等を始めとする各部において電子化が著
しく、高度に自動化されている。しかし、この種のカメ
ラにおいて自動化の試みとして不十分なところとして、
手持ち撮影時等において生じ易い手振れ等による像振れ
に対しての対策がある。
【0003】このため、この種のカメラにおいて、カメ
ラ振れ、特にカメラが振動したり、傾いたりすることに
より生じる像振れを補正しようとして、カメラの振れ状
況を振れ検出手段によって検出し、その検出結果に応じ
て撮影光学系(主光学系)またはその一部の光学系を、
振れ補正光学系とし、これを光軸に略直交する方向にシ
フト移動させるといった構成をもつ振れ補正装置が従来
から知られている。
ラ振れ、特にカメラが振動したり、傾いたりすることに
より生じる像振れを補正しようとして、カメラの振れ状
況を振れ検出手段によって検出し、その検出結果に応じ
て撮影光学系(主光学系)またはその一部の光学系を、
振れ補正光学系とし、これを光軸に略直交する方向にシ
フト移動させるといった構成をもつ振れ補正装置が従来
から知られている。
【0004】すなわち、このような振れ補正機能をもつ
カメラでは、撮影光学系の少なくても一部を構成する振
れ補正光学系を移動可能に支持し、この振れ補正光学系
を主光学系の光軸に対し、略直交する面内において振れ
を吸収する方向に移動されることにより、振れによる結
像位置のずれを補正し、像振れを解消しようとするもの
であった。
カメラでは、撮影光学系の少なくても一部を構成する振
れ補正光学系を移動可能に支持し、この振れ補正光学系
を主光学系の光軸に対し、略直交する面内において振れ
を吸収する方向に移動されることにより、振れによる結
像位置のずれを補正し、像振れを解消しようとするもの
であった。
【0005】そして、このような振れ補正装置におい
て、振れ補正光学系をシフト移動させるための駆動機構
として、たとえば特開平3−110530号公報、特開
平6−160777号公報等に開示されるような振れ補
正機構部が、従来既に提案されていた。
て、振れ補正光学系をシフト移動させるための駆動機構
として、たとえば特開平3−110530号公報、特開
平6−160777号公報等に開示されるような振れ補
正機構部が、従来既に提案されていた。
【0006】このような従来例では、振れ補正光学系の
レンズ枠を、光軸に略直交する平面内で移動可能に保持
するとともに、レンズ枠に対しx軸側、y軸側という第
1および第2の駆動手段(モータ、ギヤ列、レバーまた
は、ねじ軸、スチールボールおよびV溝部による)から
の駆動力を押圧力および引張力として伝達する移動量発
生手段や伝達手段(ロッド部材や駆動軸による)を介し
て作用させることによって、振れ補正光学系をx軸方
向、y軸方向に直接駆動して移動させ、これにより振れ
補正光学系の所望の方向への動きを得る構造であった。
レンズ枠を、光軸に略直交する平面内で移動可能に保持
するとともに、レンズ枠に対しx軸側、y軸側という第
1および第2の駆動手段(モータ、ギヤ列、レバーまた
は、ねじ軸、スチールボールおよびV溝部による)から
の駆動力を押圧力および引張力として伝達する移動量発
生手段や伝達手段(ロッド部材や駆動軸による)を介し
て作用させることによって、振れ補正光学系をx軸方
向、y軸方向に直接駆動して移動させ、これにより振れ
補正光学系の所望の方向への動きを得る構造であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来の振れ補正装置では、振れ補正光学系を光軸と
略直交する方向に移動させることによって像振れを補正
している。そして、このためには、上述した振れ補正光
学系を、高速かつ高精度に駆動しなければならない。
うな従来の振れ補正装置では、振れ補正光学系を光軸と
略直交する方向に移動させることによって像振れを補正
している。そして、このためには、上述した振れ補正光
学系を、高速かつ高精度に駆動しなければならない。
【0008】しかし、上述した従来例では、モータ等か
らの回転運動を、ねじ軸とナット状部材等とによる変換
手段によって直線運動に変換していたため、機構的に複
雑になっていた。そして、このような従来例では、上述
した駆動力伝達系においての機械的損失、制御応答性の
悪さ、作動音が大きい、構造上大きくなる等の欠点が挙
げられるものであり、これらの問題点を一掃できるよう
な何らかの対策を講じることが望まれる。
らの回転運動を、ねじ軸とナット状部材等とによる変換
手段によって直線運動に変換していたため、機構的に複
雑になっていた。そして、このような従来例では、上述
した駆動力伝達系においての機械的損失、制御応答性の
悪さ、作動音が大きい、構造上大きくなる等の欠点が挙
げられるものであり、これらの問題点を一掃できるよう
な何らかの対策を講じることが望まれる。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、振れ補正光学系を、カメラの振れ状況に合
わせて所望の方向に移動させ、像振れを確実に補正する
ことが可能で、しかも構造容易で、小型カメラへの搭載
も可能となる振れ補正装置を得ることを目的としてい
る。
ものであり、振れ補正光学系を、カメラの振れ状況に合
わせて所望の方向に移動させ、像振れを確実に補正する
ことが可能で、しかも構造容易で、小型カメラへの搭載
も可能となる振れ補正装置を得ることを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る振れ補正装置は、主光学系の光軸に
対して略直交する面内で可動自在なレンズ枠に保持され
た振れ補正光学系と、レンズ枠を第1の方向に駆動する
ための第1の駆動力発生手段と、レンズ枠を第1の方向
とは異なる第2の方向に駆動するための第2の駆動力発
生手段とを備え、これら第1、第2の駆動力発生手段の
少なくとも一方を、リニア型等の超音波アクチュエータ
によって構成し、直線駆動力をそのまま振れ補正光学系
の駆動に使用するように構成しているものである。
ために本発明に係る振れ補正装置は、主光学系の光軸に
対して略直交する面内で可動自在なレンズ枠に保持され
た振れ補正光学系と、レンズ枠を第1の方向に駆動する
ための第1の駆動力発生手段と、レンズ枠を第1の方向
とは異なる第2の方向に駆動するための第2の駆動力発
生手段とを備え、これら第1、第2の駆動力発生手段の
少なくとも一方を、リニア型等の超音波アクチュエータ
によって構成し、直線駆動力をそのまま振れ補正光学系
の駆動に使用するように構成しているものである。
【0011】また、本発明に係る振れ補正装置は、第1
の駆動力発生手段の駆動力によりレンズ枠と一体的に駆
動される第1の伝達部材と、第2の駆動力発生手段の駆
動力によりレンズ枠と一体的に駆動される第2の伝達部
材とを備え、第1の伝達部材を、レンズ枠を第2の方向
に対し移動可能にガイドした状態でレンズ枠と結合し、
第2の伝達部材を、レンズ枠を第1の方向に対し移動可
能にガイドした状態でレンズ枠と結合し、これら第1、
第2の伝達部材を、互いに独立して移動可能にレンズ枠
に係合させているものである。
の駆動力発生手段の駆動力によりレンズ枠と一体的に駆
動される第1の伝達部材と、第2の駆動力発生手段の駆
動力によりレンズ枠と一体的に駆動される第2の伝達部
材とを備え、第1の伝達部材を、レンズ枠を第2の方向
に対し移動可能にガイドした状態でレンズ枠と結合し、
第2の伝達部材を、レンズ枠を第1の方向に対し移動可
能にガイドした状態でレンズ枠と結合し、これら第1、
第2の伝達部材を、互いに独立して移動可能にレンズ枠
に係合させているものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、第1および第2の駆動手段と
して、従来のモータ、ギヤ列、レバーまたは、ねじ軸、
スチールボールおよびV溝部によるものを、リニア型等
の超音波アクチュエータに代えることにより、構造上簡
素化され、効率よく、高速かつ高精度に作動させること
が可能で、しかも静音化が図れ、像振れを解消した良好
な写真が得られることができる。
して、従来のモータ、ギヤ列、レバーまたは、ねじ軸、
スチールボールおよびV溝部によるものを、リニア型等
の超音波アクチュエータに代えることにより、構造上簡
素化され、効率よく、高速かつ高精度に作動させること
が可能で、しかも静音化が図れ、像振れを解消した良好
な写真が得られることができる。
【0013】
【実施例】図1ないし図4は本発明に係る振れ補正装置
の一実施例を示している。ここで、この振れ補正装置
は、たとえば一眼レフカメラを始めとする各種カメラの
レンズ鏡筒内において振れ補正光学系とこれを駆動制御
する駆動部とから構成される。なお、これらの図におい
て、図1〜図3は本発明を特徴づける振れ補正装置10
およびその周辺部分のみを図示し、それ以外の構成、つ
まりレンズ鏡筒やこれを有するカメラ全体の構成等は従
来から周知の通りであり、その具体的な図示および説明
等は省略する。
の一実施例を示している。ここで、この振れ補正装置
は、たとえば一眼レフカメラを始めとする各種カメラの
レンズ鏡筒内において振れ補正光学系とこれを駆動制御
する駆動部とから構成される。なお、これらの図におい
て、図1〜図3は本発明を特徴づける振れ補正装置10
およびその周辺部分のみを図示し、それ以外の構成、つ
まりレンズ鏡筒やこれを有するカメラ全体の構成等は従
来から周知の通りであり、その具体的な図示および説明
等は省略する。
【0014】ここで、図中符号1は主光学系2等を有す
るカメラのレンズ鏡筒であり、図2、図3等から明らか
なように、このレンズ鏡筒1内で主光学系2(2a,2
b,2c)の背面側に振れ補正光学系3(3a,3b,
3c)が配置されている。そして、この振れ補正光学系
3は主光学系2と共に撮影光学系を構成する。なお、図
中Iは撮影光学系の光軸で、また5は主光学系2のレン
ズ枠である。
るカメラのレンズ鏡筒であり、図2、図3等から明らか
なように、このレンズ鏡筒1内で主光学系2(2a,2
b,2c)の背面側に振れ補正光学系3(3a,3b,
3c)が配置されている。そして、この振れ補正光学系
3は主光学系2と共に撮影光学系を構成する。なお、図
中Iは撮影光学系の光軸で、また5は主光学系2のレン
ズ枠である。
【0015】前記振れ補正装置10を構成する振れ補正
光学系3は、x方向移動枠11に固定されている。x方
向移動枠11はy方向移動枠12の内側に収まるような
構成となっている。また、y方向移動枠12はレンズ鏡
筒1によるレンズ室内側に収まるような構造となってい
る。
光学系3は、x方向移動枠11に固定されている。x方
向移動枠11はy方向移動枠12の内側に収まるような
構成となっている。また、y方向移動枠12はレンズ鏡
筒1によるレンズ室内側に収まるような構造となってい
る。
【0016】そして、振れ補正光学系3を保持するレン
ズ枠であるx方向移動枠11は、x方向駆動手段13に
よりy方向移動枠12内で主光学系2の光軸Iに対して
略直交する面内で可動自在に構成されている。また、こ
のy方向移動枠12は、y方向駆動手段14によりレン
ズ鏡筒1内で主光学系2の光軸Iに対して略直交する面
内で可動自在に構成されている。
ズ枠であるx方向移動枠11は、x方向駆動手段13に
よりy方向移動枠12内で主光学系2の光軸Iに対して
略直交する面内で可動自在に構成されている。また、こ
のy方向移動枠12は、y方向駆動手段14によりレン
ズ鏡筒1内で主光学系2の光軸Iに対して略直交する面
内で可動自在に構成されている。
【0017】前記x方向駆動手段13は、x方向の駆動
力発生手段であるリニア型の超音波アクチュエータ20
をy方向移動枠12の内面部12aの内側に有し、x方
向移動枠11をy方向移動枠12内でy軸方向下向きに
押付けた状態でx軸方向に加圧移動させるように構成さ
れている。
力発生手段であるリニア型の超音波アクチュエータ20
をy方向移動枠12の内面部12aの内側に有し、x方
向移動枠11をy方向移動枠12内でy軸方向下向きに
押付けた状態でx軸方向に加圧移動させるように構成さ
れている。
【0018】ここで、このx方向移動枠11は、y方向
移動枠12の内面部12bにコロ軸15a,15aに軸
支されたコロ15,15を介して接しており、x軸方向
の移動において摩擦等の抵抗が減らされた状態で、移動
可能に構成されている。なお、y方向移動枠12の下内
面部12bには溝部12dが設けられるとともに、その
中に位置するように制限ピン16がx方向移動枠11の
下面部に設けられており、x方向の移動を制限するよう
になっている。
移動枠12の内面部12bにコロ軸15a,15aに軸
支されたコロ15,15を介して接しており、x軸方向
の移動において摩擦等の抵抗が減らされた状態で、移動
可能に構成されている。なお、y方向移動枠12の下内
面部12bには溝部12dが設けられるとともに、その
中に位置するように制限ピン16がx方向移動枠11の
下面部に設けられており、x方向の移動を制限するよう
になっている。
【0019】前記x方向駆動力発生手段であるリニア型
の超音波アクチュエータ20は、摺動部材21と弾性体
22と電気機械変換素子23a,23bとによって構成
されている。前記弾性体22は、2つの駆動力取出部2
2a,22bを凸形状に形成している。これらの駆動力
取出部22a,22bのx方向移動枠11の上面部11
aと向かい合った面には、前記摺動部材21がそれぞれ
接着されている。
の超音波アクチュエータ20は、摺動部材21と弾性体
22と電気機械変換素子23a,23bとによって構成
されている。前記弾性体22は、2つの駆動力取出部2
2a,22bを凸形状に形成している。これらの駆動力
取出部22a,22bのx方向移動枠11の上面部11
aと向かい合った面には、前記摺動部材21がそれぞれ
接着されている。
【0020】また、弾性体22の上面には、この弾性体
22に進行波を与える電気機械変換素子23a,23b
が進行波の方向を中心に左右対称に接着されている。さ
らに、弾性体22には取り付け穴22c,22dが2つ
設けられており、これらの穴22c,22dの位置は進
行波の方向に対し弾性体22の中心に位置するように設
けられている。それは、弾性体22が振動する際、振動
の節となるからである。
22に進行波を与える電気機械変換素子23a,23b
が進行波の方向を中心に左右対称に接着されている。さ
らに、弾性体22には取り付け穴22c,22dが2つ
設けられており、これらの穴22c,22dの位置は進
行波の方向に対し弾性体22の中心に位置するように設
けられている。それは、弾性体22が振動する際、振動
の節となるからである。
【0021】取り付け穴22c,22dと加圧用圧縮ば
ね24をリニア型の超音波アクチュエータ支持ピン25
に通し、支持ピン25をy方向移動枠12に取り付けら
れることにより、弾性体22は支持される。そして、弾
性体22は圧縮ばね24によりy軸方向下向きに押し付
けられる。そのため、弾性体22の駆動力取出部22
a,22bは摺動部材21を挾むようにx方向移動枠1
1の上面部11aを加圧する。
ね24をリニア型の超音波アクチュエータ支持ピン25
に通し、支持ピン25をy方向移動枠12に取り付けら
れることにより、弾性体22は支持される。そして、弾
性体22は圧縮ばね24によりy軸方向下向きに押し付
けられる。そのため、弾性体22の駆動力取出部22
a,22bは摺動部材21を挾むようにx方向移動枠1
1の上面部11aを加圧する。
【0022】このように、x方向移動枠11はy軸方向
下向きに押し付けられるが、前述したようにこのx方向
移動枠11はコロ15を有し、y方向移動枠12の内面
部12bにコロ15が接しているため、x軸方向の移動
において摩擦等の抵抗が減らされ、移動自在となってい
る。
下向きに押し付けられるが、前述したようにこのx方向
移動枠11はコロ15を有し、y方向移動枠12の内面
部12bにコロ15が接しているため、x軸方向の移動
において摩擦等の抵抗が減らされ、移動自在となってい
る。
【0023】一方、前記y方向駆動手段14は、y方向
の駆動力発生手段として前述したx方向側と同等の構成
であるリニア型の超音波アクチュエータ20をレンズ鏡
筒1の内面部1aの内側に有し、y方向移動枠12の右
側面部12cをレンズ鏡筒1内でx軸方向左向きに押付
けた状態でy軸方向に加圧移動させるように構成されて
いる。
の駆動力発生手段として前述したx方向側と同等の構成
であるリニア型の超音波アクチュエータ20をレンズ鏡
筒1の内面部1aの内側に有し、y方向移動枠12の右
側面部12cをレンズ鏡筒1内でx軸方向左向きに押付
けた状態でy軸方向に加圧移動させるように構成されて
いる。
【0024】ここで、このy方向移動枠12は、レンズ
鏡筒1の内面部1bにコロ軸17a,17aに軸支され
たコロ17,17を介して接しており、y軸方向の移動
において摩擦等の抵抗が減らされた状態で、移動可能に
構成されている。なお、レンズ鏡筒1の左内面部1bに
は溝部1dが設けられるとともに、その中に位置するよ
うに制限ピン18がy方向移動枠12の左側面部に設け
られており、y方向の移動を制限するようになってい
る。
鏡筒1の内面部1bにコロ軸17a,17aに軸支され
たコロ17,17を介して接しており、y軸方向の移動
において摩擦等の抵抗が減らされた状態で、移動可能に
構成されている。なお、レンズ鏡筒1の左内面部1bに
は溝部1dが設けられるとともに、その中に位置するよ
うに制限ピン18がy方向移動枠12の左側面部に設け
られており、y方向の移動を制限するようになってい
る。
【0025】前記y方向駆動力発生手段であるリニア型
の超音波アクチュエータ20は、x方向側のものと同様
に、摺動部材21と弾性体22と電気機械変換素子23
a,23bとで構成されている。前記弾性体22は、2
つの駆動力取出部22a,22bを凸形状に形成してい
る。これらの駆動力取出部22a,22bのy方向移動
枠12の右側面部12cと向かい合った面には、前記摺
動部材21がそれぞれ接着されている。
の超音波アクチュエータ20は、x方向側のものと同様
に、摺動部材21と弾性体22と電気機械変換素子23
a,23bとで構成されている。前記弾性体22は、2
つの駆動力取出部22a,22bを凸形状に形成してい
る。これらの駆動力取出部22a,22bのy方向移動
枠12の右側面部12cと向かい合った面には、前記摺
動部材21がそれぞれ接着されている。
【0026】また、弾性体22の上面には弾性体22に
進行波を与える電気機械変換素子23a,23bが進行
波の方向を中心に左右対称に接着されている。さらに、
弾性体22には取り付け穴22c,22dが2つ設けら
れている。これらの穴22c,22dの位置は進行波の
方向に対し弾性体22の中心に位置するように設けられ
ている。それは、弾性体22が振動する際、振動の節と
なるからである。
進行波を与える電気機械変換素子23a,23bが進行
波の方向を中心に左右対称に接着されている。さらに、
弾性体22には取り付け穴22c,22dが2つ設けら
れている。これらの穴22c,22dの位置は進行波の
方向に対し弾性体22の中心に位置するように設けられ
ている。それは、弾性体22が振動する際、振動の節と
なるからである。
【0027】取り付け穴22c,22dと圧縮ばね24
をリニア型の超音波アクチュエータ支持ピン25に通
し、支持ピン25をレンズ室であるレンズ鏡筒1に取り
付けられることにより、弾性体22は支持される。そし
て、弾性体22は圧縮ばね24によりx軸方向左向きに
押し付けられる。そのため、弾性体22の駆動力取出部
22a,22bは摺動部材21を挾むようにy方向移動
枠12の右側面部12cを加圧する。
をリニア型の超音波アクチュエータ支持ピン25に通
し、支持ピン25をレンズ室であるレンズ鏡筒1に取り
付けられることにより、弾性体22は支持される。そし
て、弾性体22は圧縮ばね24によりx軸方向左向きに
押し付けられる。そのため、弾性体22の駆動力取出部
22a,22bは摺動部材21を挾むようにy方向移動
枠12の右側面部12cを加圧する。
【0028】このように、y方向移動枠12はx軸方向
左向きに押し付けられるが、前述した通り、y方向移動
枠12はコロ17を有し、レンズ鏡筒1の左内側面部1
bにコロ17が接しているため、y軸方向の移動におい
て摩擦等の抵抗が減らされ、摺動自在になっている。
左向きに押し付けられるが、前述した通り、y方向移動
枠12はコロ17を有し、レンズ鏡筒1の左内側面部1
bにコロ17が接しているため、y軸方向の移動におい
て摩擦等の抵抗が減らされ、摺動自在になっている。
【0029】ここで、上述したようなリニア型の超音波
アクチュエータ20における駆動力発生状態の説明を、
図4を用いて説明する。
アクチュエータ20における駆動力発生状態の説明を、
図4を用いて説明する。
【0030】すなわち、弾性体22の上面に2つの電気
機械変換素子23a,23bが左右対称に接着されてい
る。また、弾性体22に2つの取り付け穴22c,22
dがあり、駆動方向に対し中心に位置している。さら
に、弾性体22には2つの凸型の駆動部22a,22b
があり、その2つの駆動部22a,22bには摺動部材
21がそれぞれに接着されている。
機械変換素子23a,23bが左右対称に接着されてい
る。また、弾性体22に2つの取り付け穴22c,22
dがあり、駆動方向に対し中心に位置している。さら
に、弾性体22には2つの凸型の駆動部22a,22b
があり、その2つの駆動部22a,22bには摺動部材
21がそれぞれに接着されている。
【0031】摺動部材21を駆動部22a,22bの間
に挾むように直動タイプの被駆動部材である直動部材3
6(移動枠11,12が相当する)がある。そして、弾
性体22は、図4において上から下にばね等(図示せ
ず)により力が加えられ、弾性体22と直動部材36が
加圧されるようになっている。
に挾むように直動タイプの被駆動部材である直動部材3
6(移動枠11,12が相当する)がある。そして、弾
性体22は、図4において上から下にばね等(図示せ
ず)により力が加えられ、弾性体22と直動部材36が
加圧されるようになっている。
【0032】一方、このリニア型の超音波アクチュエー
タ20の駆動力発生のための駆動回路は、次のようにな
っている。すなわち、駆動信号を発生する発振部31
と、この発振部31からの駆動信号を1/4波長位相差
のある2つの信号に分ける移相部32と、この移相部3
2からの1つの信号を増幅する増幅部A33aと、前記
移相部32からのもう1つの1/4波長位相差のある信
号を増幅する増幅部B33bとを有し、増幅部A33a
からの駆動信号により励振される電気機械変換素子23
aと、増幅部B33bからの駆動信号により励振される
電気機械変換素子23bを備えている。
タ20の駆動力発生のための駆動回路は、次のようにな
っている。すなわち、駆動信号を発生する発振部31
と、この発振部31からの駆動信号を1/4波長位相差
のある2つの信号に分ける移相部32と、この移相部3
2からの1つの信号を増幅する増幅部A33aと、前記
移相部32からのもう1つの1/4波長位相差のある信
号を増幅する増幅部B33bとを有し、増幅部A33a
からの駆動信号により励振される電気機械変換素子23
aと、増幅部B33bからの駆動信号により励振される
電気機械変換素子23bを備えている。
【0033】また、これら2つの電気機械変換素子23
a,23bが接着されかつそれらの励振により駆動部2
2a,22bに楕円運動発生させる弾性体22と、直動
部材である直動部材36の移動量を検出する検出部35
と、この検出部35からの検出量に基づき前記発振部3
1を制御(駆動周波数を変える)する制御部34を備
え、これによって駆動回路が構成されている。
a,23bが接着されかつそれらの励振により駆動部2
2a,22bに楕円運動発生させる弾性体22と、直動
部材である直動部材36の移動量を検出する検出部35
と、この検出部35からの検出量に基づき前記発振部3
1を制御(駆動周波数を変える)する制御部34を備
え、これによって駆動回路が構成されている。
【0034】そして、発振器31からの駆動信号は、移
相部32のより2つの1/4波長位相差のある信号に分
けられ、その1つが増幅部A33aにより増幅される。
もう1つが増幅部33bにより増幅される。増幅部A3
3aからの駆動信号は電気機械変換素子23aに入力さ
れ、増幅部B33bからの駆動信号は電気機械変換素子
23bに入力され、弾性体22の駆動面22aと22b
に楕円運動が発生する。
相部32のより2つの1/4波長位相差のある信号に分
けられ、その1つが増幅部A33aにより増幅される。
もう1つが増幅部33bにより増幅される。増幅部A3
3aからの駆動信号は電気機械変換素子23aに入力さ
れ、増幅部B33bからの駆動信号は電気機械変換素子
23bに入力され、弾性体22の駆動面22aと22b
に楕円運動が発生する。
【0035】これにより、駆動面22aと22bに加圧
接触された直動部材36は駆動され、その駆動量(速
度、位置)は検出部35により検出される。そして、こ
の検出部35からの検出量により、制御部34は発振部
31の駆動周波数の制御を行ない、これにより直動部材
36の速度や位置の制御を簡単にしかも確実に行なうこ
とができる。
接触された直動部材36は駆動され、その駆動量(速
度、位置)は検出部35により検出される。そして、こ
の検出部35からの検出量により、制御部34は発振部
31の駆動周波数の制御を行ない、これにより直動部材
36の速度や位置の制御を簡単にしかも確実に行なうこ
とができる。
【0036】なお、このようなリニア型の超音波アクチ
ュエータ20の動作原理等は従来から周知であり、上述
した以上の詳細な説明はここでは省略する。
ュエータ20の動作原理等は従来から周知であり、上述
した以上の詳細な説明はここでは省略する。
【0037】次に、図1〜図3に示した本発明における
第1の実施例での具体的な動作について以下に説明す
る。
第1の実施例での具体的な動作について以下に説明す
る。
【0038】すなわち、y方向移動枠12とx方向移動
枠11は、図4における直動部材36に相当する。その
ため、本実施例において、駆動信号が、上述したように
x方向側の弾性体22に接着されている電気機械変換素
子23a,23bに入力されると、x方向側での弾性体
22の駆動部22a,22bに進行波が生じ、直動部材
であるx方向移動枠11はy方向移動枠12に対してx
方向に駆動される。そのことにより振れ補正光学系3が
x方向に駆動され、この駆動量を振れを防止するように
制御することにより、振れのx方向の成分が校正でき
る。
枠11は、図4における直動部材36に相当する。その
ため、本実施例において、駆動信号が、上述したように
x方向側の弾性体22に接着されている電気機械変換素
子23a,23bに入力されると、x方向側での弾性体
22の駆動部22a,22bに進行波が生じ、直動部材
であるx方向移動枠11はy方向移動枠12に対してx
方向に駆動される。そのことにより振れ補正光学系3が
x方向に駆動され、この駆動量を振れを防止するように
制御することにより、振れのx方向の成分が校正でき
る。
【0039】同様に、駆動信号が、上述したようにy方
向側での弾性体22に接着されている電気機械変換素子
23a,23bに入力されると、弾性体22の駆動部2
2a,22bに進行波が生じ、直動部材であるy方向移
動枠12はレンズ鏡筒1のレンズ室に対してy方向に駆
動される。そのことにより振れ補正光学系3とx方向移
動枠11がy方向に駆動され、この駆動量を振れを防止
するように制御することにより、振れのy方向の成分が
校正できる。
向側での弾性体22に接着されている電気機械変換素子
23a,23bに入力されると、弾性体22の駆動部2
2a,22bに進行波が生じ、直動部材であるy方向移
動枠12はレンズ鏡筒1のレンズ室に対してy方向に駆
動される。そのことにより振れ補正光学系3とx方向移
動枠11がy方向に駆動され、この駆動量を振れを防止
するように制御することにより、振れのy方向の成分が
校正できる。
【0040】そして、このような第1実施例から明らか
なように、本発明では、光軸Iに対して略直交する面内
で可動自在なレンズ枠11,12に保持された振れ補正
光学系3と、レンズ枠11を第1の方向に駆動するため
の第1の駆動力発生手段13と、レンズ枠12を第1の
方向とは異なる第2の方向に駆動するための第2の駆動
力発生手段14を備え、これら第1、第2の駆動力発生
手段13,14を、リニア型の超音波アクチュエータ2
0,20によって構成し、直線駆動力をそのまま振れ補
正光学系の駆動に使用するように構成したものである。
なように、本発明では、光軸Iに対して略直交する面内
で可動自在なレンズ枠11,12に保持された振れ補正
光学系3と、レンズ枠11を第1の方向に駆動するため
の第1の駆動力発生手段13と、レンズ枠12を第1の
方向とは異なる第2の方向に駆動するための第2の駆動
力発生手段14を備え、これら第1、第2の駆動力発生
手段13,14を、リニア型の超音波アクチュエータ2
0,20によって構成し、直線駆動力をそのまま振れ補
正光学系の駆動に使用するように構成したものである。
【0041】このような構成によれば、x、y方向への
駆動手段として、従来のようなモータ、ギヤ列、レバー
または、ねじ軸、スチールボールおよびV溝部によるも
のを、リニア型の超音波アクチュエータ20,20に代
えることで、構造上簡素化され、効率よく、高速かつ高
精度に作動させることが可能で、しかも静音化が図れ、
像振れを解消した良好な写真が得られることができる。
換言すれば、振れ補正光学系3を、撮影装置であるカメ
ラでの振れ状況に合わせて所望の方向に移動させ、像振
れを確実に補正することが可能で、しかも構造容易で、
小型カメラへの搭載も可能となる振れ補正装置10を得
ることが可能となる。
駆動手段として、従来のようなモータ、ギヤ列、レバー
または、ねじ軸、スチールボールおよびV溝部によるも
のを、リニア型の超音波アクチュエータ20,20に代
えることで、構造上簡素化され、効率よく、高速かつ高
精度に作動させることが可能で、しかも静音化が図れ、
像振れを解消した良好な写真が得られることができる。
換言すれば、振れ補正光学系3を、撮影装置であるカメ
ラでの振れ状況に合わせて所望の方向に移動させ、像振
れを確実に補正することが可能で、しかも構造容易で、
小型カメラへの搭載も可能となる振れ補正装置10を得
ることが可能となる。
【0042】図5〜図8は本発明に係る振れ補正装置の
第2の実施例を示すものであり、前述した図1〜図4と
同一または相当する部分には同一番号を付して詳細な説
明は省略する。
第2の実施例を示すものであり、前述した図1〜図4と
同一または相当する部分には同一番号を付して詳細な説
明は省略する。
【0043】この実施例では、前述した実施例におい
て、振れ補正光学系3をx方向移動枠11に保持し、こ
れをx方向駆動手段13によりy方向移動枠12内で光
軸Iに略直交する面内で可動自在とするとともに、この
y方向移動枠12をy方向駆動手段14によりレンズ鏡
筒1内で可動自在に構成していたのに対し、x、y方向
駆動力伝達部材41,42をレンズ鏡筒1内でx、y方
向に駆動手段13,14により移動可能に構成し、その
駆動力伝達部材41,42の内面に設けた、それぞれx
方向、y方向に長い楕円形状のガイド穴内で、振れ補正
光学系3を保持するレンズ枠40を、移動自在に構成し
たものである。
て、振れ補正光学系3をx方向移動枠11に保持し、こ
れをx方向駆動手段13によりy方向移動枠12内で光
軸Iに略直交する面内で可動自在とするとともに、この
y方向移動枠12をy方向駆動手段14によりレンズ鏡
筒1内で可動自在に構成していたのに対し、x、y方向
駆動力伝達部材41,42をレンズ鏡筒1内でx、y方
向に駆動手段13,14により移動可能に構成し、その
駆動力伝達部材41,42の内面に設けた、それぞれx
方向、y方向に長い楕円形状のガイド穴内で、振れ補正
光学系3を保持するレンズ枠40を、移動自在に構成し
たものである。
【0044】ここで、x方向駆動力伝達部材41はレン
ズ鏡筒1の内部に納められようになっており、レンズ鏡
筒1の右内側面1aには駆動力伝達部材42をy方向に
駆動可能なように、リニア型の超音波アクチュエータ2
0が設置されている。このリニア型の超音波アクチュエ
ータ20の構成は、加圧移動させる対象が駆動力伝達部
材42である以外は、前述した実施例と同等の構成であ
る。
ズ鏡筒1の内部に納められようになっており、レンズ鏡
筒1の右内側面1aには駆動力伝達部材42をy方向に
駆動可能なように、リニア型の超音波アクチュエータ2
0が設置されている。このリニア型の超音波アクチュエ
ータ20の構成は、加圧移動させる対象が駆動力伝達部
材42である以外は、前述した実施例と同等の構成であ
る。
【0045】振れ補正光学系3はレンズ枠40の固定さ
れている。駆動力伝達部材42は図5や図8から明らか
なように、x方向に長い小判形の開口部を有しており、
その開口部には一対の平行辺42bと42cを有し、こ
の一対の平行辺にレンズ枠40の一部40aが挾まれる
ようになっている。このため、駆動力伝達部材42はレ
ンズ枠40に対しy方向のみの駆動力を伝達し、x方向
にはレンズ枠40を拘束しない構造になっている。
れている。駆動力伝達部材42は図5や図8から明らか
なように、x方向に長い小判形の開口部を有しており、
その開口部には一対の平行辺42bと42cを有し、こ
の一対の平行辺にレンズ枠40の一部40aが挾まれる
ようになっている。このため、駆動力伝達部材42はレ
ンズ枠40に対しy方向のみの駆動力を伝達し、x方向
にはレンズ枠40を拘束しない構造になっている。
【0046】一方、駆動力伝達部材42と同様に、レン
ズ鏡筒1の上内側面1cには駆動力伝達部材41をx方
向に駆動可能なように、前述したと同様の構成によるリ
ニア型の超音波アクチュエータ20が設置され、駆動力
伝達部材42をx方向に加圧して移動可能に構成されて
いる。
ズ鏡筒1の上内側面1cには駆動力伝達部材41をx方
向に駆動可能なように、前述したと同様の構成によるリ
ニア型の超音波アクチュエータ20が設置され、駆動力
伝達部材42をx方向に加圧して移動可能に構成されて
いる。
【0047】この駆動力伝達部材41は、図5や図8か
ら明らかなようにy方向に長い小判形の開口部を有して
おり、その開口部には一対の平行辺41bと41cを有
し、この一対の平行辺にレンズ枠40の一部40bが挾
まれるようになっている。このため、駆動力伝達部材4
1はレンズ枠40に対しx方向のみの駆動力を伝達し、
y方向にはレンズ枠40を拘束していない構造になって
いる。
ら明らかなようにy方向に長い小判形の開口部を有して
おり、その開口部には一対の平行辺41bと41cを有
し、この一対の平行辺にレンズ枠40の一部40bが挾
まれるようになっている。このため、駆動力伝達部材4
1はレンズ枠40に対しx方向のみの駆動力を伝達し、
y方向にはレンズ枠40を拘束していない構造になって
いる。
【0048】また、レンズ枠40は光軸Iの方向には駆
動力伝達部材41と42に挾まれるように支持されてい
る。レンズ室となるレンズ鏡筒1の下内面部1bには溝
部1fが設けられており、その中に位置するように制限
ピン16が駆動力伝達部材41の下面部に設けられ、x
方向の移動の制限をしている。同様に、レンズ鏡筒1の
左内側面部1bには、溝部1eが設けられており、その
中に位置するように制限ピン18が駆動力伝達部材42
の左側面部に設けられ、y方向の移動の制限をしてい
る。
動力伝達部材41と42に挾まれるように支持されてい
る。レンズ室となるレンズ鏡筒1の下内面部1bには溝
部1fが設けられており、その中に位置するように制限
ピン16が駆動力伝達部材41の下面部に設けられ、x
方向の移動の制限をしている。同様に、レンズ鏡筒1の
左内側面部1bには、溝部1eが設けられており、その
中に位置するように制限ピン18が駆動力伝達部材42
の左側面部に設けられ、y方向の移動の制限をしてい
る。
【0049】この図5以下の第2の実施例において、駆
動力伝達部材41と42は、図4で示したリニア型超音
波アクチュエータによる相対運動部材または直動タイプ
の被駆動部材となる直動部材36に相当する。そのた
め、この第2の実施例において、駆動信号が、上記のご
とくx方向側の弾性体22に接着されている電気機械変
換素子23a,23bに入力されると、弾性体22の駆
動部22a,22bに進行波が生じ、直動部材である駆
動力伝達部材41はレンズ鏡筒1対してx方向に駆動さ
れる。そのことにより、振れ補正光学系3がx方向に駆
動され、この駆動量を振れを防止するように制御するこ
とにより、振れのx方向の成分が校正できる。
動力伝達部材41と42は、図4で示したリニア型超音
波アクチュエータによる相対運動部材または直動タイプ
の被駆動部材となる直動部材36に相当する。そのた
め、この第2の実施例において、駆動信号が、上記のご
とくx方向側の弾性体22に接着されている電気機械変
換素子23a,23bに入力されると、弾性体22の駆
動部22a,22bに進行波が生じ、直動部材である駆
動力伝達部材41はレンズ鏡筒1対してx方向に駆動さ
れる。そのことにより、振れ補正光学系3がx方向に駆
動され、この駆動量を振れを防止するように制御するこ
とにより、振れのx方向の成分が校正できる。
【0050】同様に、駆動信号が、上記のごとくy方向
側の弾性体22に接着されている電気機械変換素子23
a,23bに入力されると、弾性体22の駆動部22
a,22bに進行波が生じ、直動部材である駆動力伝達
部材42はレンズ鏡筒1に対してy方向に駆動される。
そのことにより、振れ補正光学系3がy方向に駆動さ
れ、この駆動量を振れを防止するように制御することに
より、振れのy方向の成分が校正できる。
側の弾性体22に接着されている電気機械変換素子23
a,23bに入力されると、弾性体22の駆動部22
a,22bに進行波が生じ、直動部材である駆動力伝達
部材42はレンズ鏡筒1に対してy方向に駆動される。
そのことにより、振れ補正光学系3がy方向に駆動さ
れ、この駆動量を振れを防止するように制御することに
より、振れのy方向の成分が校正できる。
【0051】すなわち、この実施例では、第1の駆動力
発生手段13の駆動力によりレンズ枠40と一体的に駆
動される第1の伝達部材41と、第2の駆動力発生手段
14の駆動力によりレンズ枠40と一体的に駆動される
第2の伝達部材42とを備え、第1の伝達部材41を、
レンズ枠40をx方向に対し移動可能にガイドした状態
でレンズ枠40と結合し、第2の伝達部材42を、レン
ズ枠40をy方向に対し移動可能にガイドした状態でレ
ンズ枠40と結合し、かつこれら第1、第2の伝達部材
41,42を、互いに独立して移動可能にレンズ枠40
に係合させるように構成したものである。
発生手段13の駆動力によりレンズ枠40と一体的に駆
動される第1の伝達部材41と、第2の駆動力発生手段
14の駆動力によりレンズ枠40と一体的に駆動される
第2の伝達部材42とを備え、第1の伝達部材41を、
レンズ枠40をx方向に対し移動可能にガイドした状態
でレンズ枠40と結合し、第2の伝達部材42を、レン
ズ枠40をy方向に対し移動可能にガイドした状態でレ
ンズ枠40と結合し、かつこれら第1、第2の伝達部材
41,42を、互いに独立して移動可能にレンズ枠40
に係合させるように構成したものである。
【0052】そして、このような構成によっても、前述
した実施例と同様に、第1および第2の駆動手段とし
て、従来のモータ、ギヤ列、レバーまたは、ねじ軸、ス
チールボールおよびV溝部によるものを、リニア型の超
音波アクチュエータ20,20に代え、駆動力伝達部材
41,42を介して、振れ補正光学系3のレンズ枠40
を可動させることにより、構造上簡素化され、効率よ
く、高速かつ高精度に作動させることが可能で、しかも
静音化が図れ、像振れを解消した良好な写真を得ること
ができるものである。
した実施例と同様に、第1および第2の駆動手段とし
て、従来のモータ、ギヤ列、レバーまたは、ねじ軸、ス
チールボールおよびV溝部によるものを、リニア型の超
音波アクチュエータ20,20に代え、駆動力伝達部材
41,42を介して、振れ補正光学系3のレンズ枠40
を可動させることにより、構造上簡素化され、効率よ
く、高速かつ高精度に作動させることが可能で、しかも
静音化が図れ、像振れを解消した良好な写真を得ること
ができるものである。
【0053】なお、本発明は上述した実施例構造には限
定されず、各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得る
ものであり、種々の変形例が考えられる。たとえば本発
明に係る振れ補正装置は、上述した実施例構造に限定さ
れず、適宜のカメラにおけるレンズ鏡筒部での振れ補正
光学系を駆動するための駆動部に採用して効果的なもの
である。
定されず、各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得る
ものであり、種々の変形例が考えられる。たとえば本発
明に係る振れ補正装置は、上述した実施例構造に限定さ
れず、適宜のカメラにおけるレンズ鏡筒部での振れ補正
光学系を駆動するための駆動部に採用して効果的なもの
である。
【0054】また、上述した実施例では、図4にリニア
型の超音波アクチュエータ20および駆動回路の例示を
行なったが、本発明はこのような構成のものに限定され
ず、適宜の構成を有するリニア型等の超音波アクチュエ
ータを採用することは自由である。要は、振れ補正光学
系を駆動して振れ補正を行なうに際して、レンズ枠を直
接的に駆動することが可能である構成であればよい。こ
こで、上述した実施例では、リニア型等の超音波アクチ
ュエータ20を、振れ補正光学系を光軸に略直交する面
内で移動させるにあたっての第1、第2の駆動力発生手
段として用いた場合を説明したが、本発明はこれに限ら
す、第1、第2の駆動力発生手段のうち、少なくとも一
方に、このリニア型あるいはこれと同等の駆動力を得ら
れる型式による超音波アクチュエータ20を用いてもよ
いことは言うまでもない。
型の超音波アクチュエータ20および駆動回路の例示を
行なったが、本発明はこのような構成のものに限定され
ず、適宜の構成を有するリニア型等の超音波アクチュエ
ータを採用することは自由である。要は、振れ補正光学
系を駆動して振れ補正を行なうに際して、レンズ枠を直
接的に駆動することが可能である構成であればよい。こ
こで、上述した実施例では、リニア型等の超音波アクチ
ュエータ20を、振れ補正光学系を光軸に略直交する面
内で移動させるにあたっての第1、第2の駆動力発生手
段として用いた場合を説明したが、本発明はこれに限ら
す、第1、第2の駆動力発生手段のうち、少なくとも一
方に、このリニア型あるいはこれと同等の駆動力を得ら
れる型式による超音波アクチュエータ20を用いてもよ
いことは言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る振れ補
正装置によれば、主光学系の光軸に対して略直交する面
内で可動自在なレンズ枠に保持された振れ補正光学系
と、レンズ枠を第1の方向に駆動するための第1の駆動
力発生手段と、レンズ枠を第1の方向とは異なる第2の
方向に駆動するための第2の駆動力発生手段とを備え、
これら第1、第2の駆動力発生手段の少なくとも一方
を、リニア型等の超音波アクチュエータによって構成
し、直線駆動力をそのまま振れ補正光学系の駆動に使用
するように構成したので、簡単な構成であるにもかかわ
らず、第1および第2の駆動手段として、従来のモー
タ、ギヤ列、レバーまたは、ねじ軸、スチールボールお
よびV溝部によるものを、リニア型等の超音波アクチュ
エータに代えることにより、構造上簡素化され、効率よ
く、高速かつ高精度に作動させることが可能で、しかも
静音化も図れ、像振れを解消した良好な写真を得ること
ができる。
正装置によれば、主光学系の光軸に対して略直交する面
内で可動自在なレンズ枠に保持された振れ補正光学系
と、レンズ枠を第1の方向に駆動するための第1の駆動
力発生手段と、レンズ枠を第1の方向とは異なる第2の
方向に駆動するための第2の駆動力発生手段とを備え、
これら第1、第2の駆動力発生手段の少なくとも一方
を、リニア型等の超音波アクチュエータによって構成
し、直線駆動力をそのまま振れ補正光学系の駆動に使用
するように構成したので、簡単な構成であるにもかかわ
らず、第1および第2の駆動手段として、従来のモー
タ、ギヤ列、レバーまたは、ねじ軸、スチールボールお
よびV溝部によるものを、リニア型等の超音波アクチュ
エータに代えることにより、構造上簡素化され、効率よ
く、高速かつ高精度に作動させることが可能で、しかも
静音化も図れ、像振れを解消した良好な写真を得ること
ができる。
【0056】特に、本発明によれば、表面進行波による
リニア型の超音波アクチュエータの原理を応用して、カ
メラ等の振れ補正装置の振れ補正光学系を支持した枠部
材を移動させ、像振れを補正するようにしており、構造
が簡単で、しかも小型カメラに搭載可能であり、確実に
作動する像振れ補正装置を得ることが可能である。
リニア型の超音波アクチュエータの原理を応用して、カ
メラ等の振れ補正装置の振れ補正光学系を支持した枠部
材を移動させ、像振れを補正するようにしており、構造
が簡単で、しかも小型カメラに搭載可能であり、確実に
作動する像振れ補正装置を得ることが可能である。
【0057】また、本発明によれば、第1の駆動力発生
手段の駆動力によりレンズ枠と一体的に駆動される第1
の伝達部材と、第2の駆動力発生手段の駆動力によりレ
ンズ枠と一体的に駆動される第2の伝達部材とを備え、
第1の伝達部材を、レンズ枠を第2の方向に対し移動可
能にガイドした状態でレンズ枠と結合し、第2の伝達部
材を、レンズ枠を第1の方向に対し移動可能にガイドし
た状態でレンズ枠と結合し、これら第1、第2の伝達部
材を、互いに独立して移動可能にレンズ枠に係合させて
いるので、簡単な構成であるにもかかわらず、前述した
と同様の作用効果を発揮させることができる。
手段の駆動力によりレンズ枠と一体的に駆動される第1
の伝達部材と、第2の駆動力発生手段の駆動力によりレ
ンズ枠と一体的に駆動される第2の伝達部材とを備え、
第1の伝達部材を、レンズ枠を第2の方向に対し移動可
能にガイドした状態でレンズ枠と結合し、第2の伝達部
材を、レンズ枠を第1の方向に対し移動可能にガイドし
た状態でレンズ枠と結合し、これら第1、第2の伝達部
材を、互いに独立して移動可能にレンズ枠に係合させて
いるので、簡単な構成であるにもかかわらず、前述した
と同様の作用効果を発揮させることができる。
【0058】さらに、本発明によれば、第1および第2
の駆動力発生手段として機能するリニア型の超音波アク
チュエータを、駆動信号により励振される電気機械変換
素子と、その励振によって駆動方向と同方向に振幅する
縦振動と駆動方向と垂直方向に振幅する曲げ振動が発生
し、これらの縦振動と曲げ振動とが合成された楕円振動
を駆動力取出部に生じさせる弾性体とからなり、その駆
動力取出部に加圧接触して、弾性体に対し移動する直動
部材としたり、第1の伝達部材と第2の伝達部材のそれ
ぞれを、直動部材としたりすることにより、前述した作
用効果をより一層発揮させることが可能な振れ補正装置
を得ることができる。
の駆動力発生手段として機能するリニア型の超音波アク
チュエータを、駆動信号により励振される電気機械変換
素子と、その励振によって駆動方向と同方向に振幅する
縦振動と駆動方向と垂直方向に振幅する曲げ振動が発生
し、これらの縦振動と曲げ振動とが合成された楕円振動
を駆動力取出部に生じさせる弾性体とからなり、その駆
動力取出部に加圧接触して、弾性体に対し移動する直動
部材としたり、第1の伝達部材と第2の伝達部材のそれ
ぞれを、直動部材としたりすることにより、前述した作
用効果をより一層発揮させることが可能な振れ補正装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る振れ補正装置の一実施例を示す
要部構成の概略正面図である。
要部構成の概略正面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 図1のIII −III 線断面図である。
【図4】 本発明で用いたリニア型の超音波アクチュエ
ータの構成と駆動回路を示す概略構成図である。
ータの構成と駆動回路を示す概略構成図である。
【図5】 本発明に係る振れ補正装置の別の実施例を示
す要部構成の概略正面図である。
す要部構成の概略正面図である。
【図6】 図5のVI −VI 線断面図である。
【図7】 図5のVII−VII線断面図である。
【図8】 図5での振れ補正装置のx,y方向への駆動
構造を説明するための概略分解斜視図である。
構造を説明するための概略分解斜視図である。
1…レンズ鏡筒、1d,1e,1f…溝部、2…主光学
系、3…振れ補正光学系、5…主光学系レンズ枠、10
…振れ補正装置、11…x方向移動枠(レンズ枠)、1
2…y方向移動枠(レンズ枠)、12d…溝部、13…
x方向駆動手段、14…y方向駆動手段、15…コロ、
15a…コロ軸、16…制限ピン、17…コロ、17a
…コロ軸、18…制限ピン、20,20…リニア型超音
波アクチュエータ(第1、第2の駆動力発生手段)、2
1…摺動部材、22…弾性体、22a,22b…駆動力
取出部、23a,23b…電気機械変換素子、24…加
圧用圧縮ばね、25…リニア型超音波アクチュエータ支
持ピン、31…発振部、32…移相部、33a…増幅部
A、33b…増幅部B、34…制御部、35…検出部、
36…直動部材、40…レンズ枠、41…x方向駆動力
伝達部材(第1の伝達部材)、42…y方向駆動力伝達
部材(第2の伝達部材)。
系、3…振れ補正光学系、5…主光学系レンズ枠、10
…振れ補正装置、11…x方向移動枠(レンズ枠)、1
2…y方向移動枠(レンズ枠)、12d…溝部、13…
x方向駆動手段、14…y方向駆動手段、15…コロ、
15a…コロ軸、16…制限ピン、17…コロ、17a
…コロ軸、18…制限ピン、20,20…リニア型超音
波アクチュエータ(第1、第2の駆動力発生手段)、2
1…摺動部材、22…弾性体、22a,22b…駆動力
取出部、23a,23b…電気機械変換素子、24…加
圧用圧縮ばね、25…リニア型超音波アクチュエータ支
持ピン、31…発振部、32…移相部、33a…増幅部
A、33b…増幅部B、34…制御部、35…検出部、
36…直動部材、40…レンズ枠、41…x方向駆動力
伝達部材(第1の伝達部材)、42…y方向駆動力伝達
部材(第2の伝達部材)。
Claims (4)
- 【請求項1】 主光学系の光軸に対して略直交する面内
で可動自在なレンズ枠に保持された振れ補正光学系と、 前記レンズ枠を第1の方向に駆動するための第1の駆動
力発生手段と、 前記レンズ枠を第1の方向とは異なる第2の方向に駆動
するための第2の駆動力発生手段とを備えている振れ補
正装置において、 前記第1および第2の駆動力発生手段の少なくとも一方
を、超音波アクチュエータによって構成したことを特徴
とする振れ補正装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の振れ補正装置において、 第1の駆動力発生手段の駆動力により、振れ補正光学系
を保持するレンズ枠と一体的に駆動される第1の伝達部
材と、 第2の駆動力発生手段の駆動力により、前記レンズ枠と
一体的に駆動される第2の伝達部材とを備え、 前記第1の伝達部材は、前記レンズ枠を第2の方向に対
し移動可能にガイドした状態で前記レンズ枠と結合さ
れ、 前記第2の伝達部材は、前記レンズ枠を第1の方向に対
し移動可能にガイドした状態で前記レンズ枠と結合さ
れ、 前記第1の伝達部材と第2の伝達部材とは、互いに独立
して移動可能に前記レンズ枠に係合していることを特徴
とする振れ補正装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の振れ補正
装置において、 第1、第2の駆動力発生手段として機能するリニア型の
超音波アクチュエータを備え、 このリニア型の超音波アクチュエータは、 駆動信号により励振される電気機械変換素子と、 この電気機械変換素子の励振によって、駆動方向と同方
向に振幅する縦振動と駆動方向と垂直方向に振幅する曲
げ振動が発生し、これらの縦振動と曲げ振動とが合成さ
れた楕円振動を駆動力取出部に生じさせる弾性体と、 この弾性体の駆動力取出部に加圧接触して、前記弾性体
に対し移動する直動部材とから構成されていることを特
徴とする振れ補正装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の振れ補正装置において、 第1および第2の駆動力発生手段として機能するリニア
型の超音波アクチュエータを備え、 このリニア型の超音波アクチュエータは、 駆動信号により励振される電気機械変換素子と、 この電気機械変換素子の励振によって、駆動方向と同方
向に振幅する縦振動と駆動方向と垂直方向に振幅する曲
げ振動が発生し、これらの縦振動と曲げ振動とが合成さ
れた楕円振動を駆動力取出部に生じさせる弾性体と、 この弾性体の駆動力取出部に加圧接触して、前記弾性体
に対し移動する直動部材とから構成され、 第1の伝達部材と第2の伝達部材のそれぞれが、前記直
動部材であることを特徴とする振れ補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20658994A JPH0868969A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 振れ補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20658994A JPH0868969A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 振れ補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0868969A true JPH0868969A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16525911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20658994A Pending JPH0868969A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 振れ補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0868969A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10319462A (ja) * | 1997-05-20 | 1998-12-04 | Asahi Optical Co Ltd | 像振れ補正機構 |
US6005723A (en) * | 1997-03-11 | 1999-12-21 | Minolta Co., Ltd. | Lens movable in a perpendicular direction to the optical axis |
JP2002072273A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-12 | Sigma Corp | ブレ補正装置 |
JP2008220031A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Olympus Imaging Corp | 駆動装置および撮像装置 |
JP2009011099A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Olympus Imaging Corp | 駆動装置及びぶれ補正装置 |
JP2009017614A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-22 | Olympus Imaging Corp | 駆動装置および撮像装置 |
JP2009065797A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Taiheiyo Cement Corp | 超音波モータ |
JP2010183728A (ja) * | 2009-02-05 | 2010-08-19 | Hoya Corp | 直線型アクチュエータ |
JP2010204476A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Sony Corp | 像ぶれ補正装置及び撮像装置 |
JP2010204477A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Sony Corp | 像ぶれ補正装置及び撮像装置 |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP20658994A patent/JPH0868969A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6005723A (en) * | 1997-03-11 | 1999-12-21 | Minolta Co., Ltd. | Lens movable in a perpendicular direction to the optical axis |
JPH10319462A (ja) * | 1997-05-20 | 1998-12-04 | Asahi Optical Co Ltd | 像振れ補正機構 |
JP2002072273A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-12 | Sigma Corp | ブレ補正装置 |
JP4545296B2 (ja) * | 2000-08-31 | 2010-09-15 | 株式会社シグマ | ブレ補正装置 |
JP2008220031A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Olympus Imaging Corp | 駆動装置および撮像装置 |
JP2009011099A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Olympus Imaging Corp | 駆動装置及びぶれ補正装置 |
JP2009017614A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-22 | Olympus Imaging Corp | 駆動装置および撮像装置 |
JP2009065797A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Taiheiyo Cement Corp | 超音波モータ |
JP2010183728A (ja) * | 2009-02-05 | 2010-08-19 | Hoya Corp | 直線型アクチュエータ |
JP2010204476A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Sony Corp | 像ぶれ補正装置及び撮像装置 |
JP2010204477A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Sony Corp | 像ぶれ補正装置及び撮像装置 |
JP4666239B2 (ja) * | 2009-03-04 | 2011-04-06 | ソニー株式会社 | 像ぶれ補正装置及び撮像装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6112028A (en) | Image-shake correcting device | |
JP5284605B2 (ja) | 駆動装置及びぶれ補正装置 | |
US5416558A (en) | Camera with shake preventing apparatus | |
US5768016A (en) | Electro-mechanical transducer lens drive mechanism for a vibration compensating lens system | |
JP4761159B2 (ja) | 撮像装置の調整方法 | |
JP5230994B2 (ja) | 駆動装置および撮像装置 | |
JP4981547B2 (ja) | 駆動装置および撮像装置 | |
JPH0868969A (ja) | 振れ補正装置 | |
JP2005352033A (ja) | レンズ駆動機構及び撮像装置 | |
US5842053A (en) | Image shake correction device for optical system and apparatus having image shake correction device optical system | |
JP4981341B2 (ja) | 光学部材駆動装置及び光学機器 | |
JP6021559B2 (ja) | 振動型駆動装置及び撮像装置 | |
JPH04359684A (ja) | 変位拡大機構 | |
JP2007025164A (ja) | 像振れ補正装置および光学機器 | |
JP2001066655A (ja) | 防振機能付き撮影装置 | |
JPH10309086A (ja) | 駆動装置 | |
JP7313909B2 (ja) | 振動波モータおよび電子機器。 | |
JPH1039350A (ja) | 光学装置の手ぶれ補正装置 | |
JP2009265416A (ja) | 駆動装置および撮像装置 | |
WO2013005442A1 (ja) | 駆動装置、光学装置および撮像装置 | |
JP6779601B2 (ja) | 像ぶれ補正装置、レンズ鏡筒及び撮像装置 | |
JP2006330077A (ja) | 光学機器 | |
JP6808344B2 (ja) | 振動波モータおよび振動波モータが搭載された電子機器、レンズ鏡筒、撮像装置 | |
JP7406888B2 (ja) | 振動型モータ及び駆動装置 | |
JP5966433B2 (ja) | 軸部材駆動機構および光学機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040427 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040623 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040720 |