JPH086863A - メモリ試験方法並びに試験装置 - Google Patents

メモリ試験方法並びに試験装置

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JPH086863A
JPH086863A JP6138938A JP13893894A JPH086863A JP H086863 A JPH086863 A JP H086863A JP 6138938 A JP6138938 A JP 6138938A JP 13893894 A JP13893894 A JP 13893894A JP H086863 A JPH086863 A JP H086863A
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JP
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data
address
potential level
signal potential
bits
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JP6138938A
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English (en)
Inventor
Masahiro Ougiwari
正浩 扇割
Yusuke Mizukami
雄介 水上
Kiyoji Fujimoto
喜代治 藤本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小さいデータ量でメモリIC等のデータ信号
およびアドレス信号の故障検出および故障箇所の特定を
可能とし、試験時間や試験コストを減少させることを目
的とする。 【構成】 予めアドレスバスの全てのビットが同信号電
位レベルであるアドレスに任意のデータを書き込んでお
き、アドレスバスの1ビットのみの信号電位レベルを変
化したアドレスに前記任意のデータと異なるデータを書
き込んだ後、アドレスバスの全てのビットが同信号電位
レベルであるアドレスからデータを読み出し、この読み
出したデータとアドレスバスの全てのビットが同信号電
位レベルであるアドレスに書き込んだデータを比較す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器に用いられるメ
モリIC等の試験装置および試験方法に関するものであ
り、特にアドレスバスの故障検出を可能とした試験装置
および試験方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、メモリIC等の試験方法として
は、任意のアドレスに試験用のデータを書き込み、その
後そのアドレスからデータを読み出して、書き込みデー
タと読みだしデータを比較する方法が一般的であった。
また、全てのメモリ領域に対しデータを書き込み、その
後読み出し、書き込みデータと読みだしデータを比較す
るという方法が用いられてきた。
【0003】従来の試験方法として以下に具体例として
特開平4−304530号公報に記載の技術を挙げて説
明する。図16は従来技術の装置構成を示す図である。
同図において21はCPU、22はこのCPU21に直
接接続されたROM、23はバッファ24,25を介し
てCPU21に接続された周辺回路であるRAM23、
28はアドレスバス、27,29はデータバスである。
この例では図17、18に示すアルゴリズムの診断プロ
グラムをROM22に搭載し、実行する。図16のRA
M23のアドレスはA0〜A15の16ビットとする。
【0004】図17,図18を用いて動作を説明する。
RAM23に最終アドレスをセットして(ステップ20
1)、チェック用データ(0AAh)を書き込み(ステ
ップ202)、以後アドレスをデクリメントとしながら
RAM23の開始アドレスまで、3個のチェック用デー
タ(AAh,55h,3Ch)を55h→3Ch→AA
h→と順番に繰り返し書き込む(ステップ203〜21
0)。このようにしてRAM23の全領域に対し書き込
みを行った後、今度は上記とは逆方向にRAM23のア
ドレスをインクリメントしながら先の書き込みデータを
読みだし、この各データが先に書き込んだデータどおり
であることを確認する(ステップ211〜222)。そ
してこの確認の結果、書き込みデータと読みだしデータ
が全て一致した場合は、正常に終了し(ステップ22
3)、RAM23は正常であると判定される。
【0005】図19はRAM23内のデータの書き込み
状態の例を示す。前記ステップ201〜210の手順に
よって正常な場合には図19(a)のように書き込まれ
る。
【0006】しかし、例えばアドレス線A14がグラン
ドとショートしていた場合、アドレス0000h〜3F
FFh、8000h〜BFFFhでは正常なアドレスに
書き込めるが、A14が強制的にLとなるため、アドレ
ス4000h〜7FFFhへの書き込みデータはアドレ
ス0000h〜3FFFhに、アドレスC000h〜F
FFFhへの書き込みデータはアドレス8000h〜B
FFFhに書き込まれる。しかしアドレスが2進数であ
るのに対し、書き込みデータは3種類であるため、アド
レス0000hに書かれるべきデータとアドレス400
0hに書かれるべきデータは同一ではない。ここでは最
終アドレスよりデータの書き込みを開始しているので先
に書かれたはずのデータ(図19(a))は先ず図19
(b)のように8000h〜BFFFhに書き込まれ、
この書き込みデータはさらにアドレス8000h〜BF
FFhに本来書き込まれるデータによって上書きされ、
最終的に図19(c)に示すデータ配置になる。従っ
て、比較を行ったとき、アドレス4000hのデータは
アドレス0000hより読み出され、そのデータは3C
hではなくAAhである。このときCPUから見たデー
タの配置は図19(d)となる。
【0007】これにより異常と判断され、図18のステ
ップ224〜231のフローに従い処理される。アドレ
ス4000hで異常を発生したため、このアドレスをレ
ジスタに入れ(ステップ225)、このレジスタを左シ
フトして(ステップ226)、キャリイの有無を調べ
(ステップ227)、キャリイがなければ(分岐N
O)、カウンタCをデクリメントし(ステップ22
7)、カウンタCの値が負かどうか調べ(ステップ22
9)、再びステップ226に戻り、以上のシフト操作を
繰り返す。この場合2回目のシフトでキャリイが発生す
るので、このときのカウンタCの内容は14となる。こ
のようにしてアドレスビットA14の故障を検出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】電子機器などに用いら
れるメモリICは、通常半導体素子に信号入出力のため
のリード線等が接続された後でパッケージに封止され、
さらにプリント基板などの配線板に実装される。一般に
メモリ素子自体の機能については前工程での試験が行わ
れているので、パッケージ状態またはプリント基板実装
後の試験においてはメモリ素子そのものに対する試験の
ように全てのメモリアドレスに対して試験を行う必要は
必ずしもない。しかし、上述した従来の試験方法では全
てのアドレスに試験用のデータを書き込んで読み出すと
いう方法を取るので、試験データ量が大きく大容量のメ
モリを組み込んだ機器に対しては試験が困難であった。
さらにアドレス信号の故障は従来行われているような、
あるアドレスにデータを書き込んでそれを読み出すとい
う方法では、たとえ当該アドレスに故障があり正しいア
ドレスに書き込みが出来なくても、読みだし時にも同じ
誤ったアドレスからのデータを読むので、正常動作と区
別することが出来ない。アドレス信号の故障を検出する
ためには上述した従来技術の方法などがあるが、データ
量が大きくなり、試験時間や試験コストが大きいという
問題点があった。
【0009】この発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたもので、小さいデータ量でメモリIC
等のデータ信号およびアドレス信号の故障検出および故
障箇所の特定を可能とし、試験時間や試験コストを減少
させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1のメモリ試験方
法は、予めアドレスバスの全てのビットが同信号電位レ
ベルであるアドレスに任意のデータを書き込んでおき、
アドレスバスの1ビットのみの信号電位レベルを変化し
たアドレスに前記任意のデータと異なるデータを書き込
んだ後、アドレスバスの全てのビットが同信号電位レベ
ルであるアドレスからデータを読み出し、この読み出し
たデータとアドレスバスの全てのビットが同信号電位レ
ベルであるアドレスに書き込んだデータを比較すること
を特徴とするものである。
【0011】請求項2のメモリ試験方法は、予めアドレ
スバスの全てのビットが同信号電位レベルであるアドレ
スに任意のデータを書き込んでおき、アドレスバスの1
ビットのみの信号電位レベルを変化したアドレスに前記
任意のデータに対し各ビットの信号電位レベルを反転し
たデータを書き込んだ後、アドレスバスの全てのビット
が同信号電位レベルであるアドレスからデータを読み出
し、この読み出したデータとアドレスバスの全てのビッ
トが同信号電位レベルであるアドレスに書き込んだデー
タを比較することを特徴とするものである。
【0012】請求項3のメモリ試験方法は、予めアドレ
スバスの全てのビットが同信号電位レベルであるアドレ
スに全てのデータビットが同信号電位レベルであるアド
レスバスの同信号電位レベルとは異なる信号電位レベル
であるデータを書き込んでおき、アドレスバスの1ビッ
トのみの信号電位レベルを変化したアドレスに前記デー
タと全てのデータビットが異なるデータを書き込んだ
後、アドレスバスの全てのビットが同信号電位レベルで
あるアドレスからデータを読み出し、この読み出したデ
ータとアドレスバスの全てのビットが同信号電位レベル
であるアドレスに書き込んだデータを比較することを特
徴とするものである。
【0013】請求項4のメモリ試験方法は、請求項1記
載のメモリ試験方法において、アドレスバスの1ビット
のみの信号電位レベルを変化したアドレスに、信号電位
レベルを変化させたアドレスビットを変える毎に異なっ
たデータを書き込み、アドレス固有とすることを特徴と
する。
【0014】請求項5のメモリ試験方法は、請求項1〜
4のいずれかに記載のメモリ試験方法において、データ
バスの1ビットのみを他の全てのデータビットと異なる
信号電位レベルとするデータを任意のアドレスに書き込
み、その後読み出して、書き込んだデータと読み出した
データを比較することを特徴とする。
【0015】請求項6のメモリ試験装置は、アドレスバ
スの全てのビットが同信号電位レベルであるアドレスを
記憶する比較用アドレス記憶手段と、アドレスバスの全
てのビットが同信号電位レベルであるアドレスに書き込
む任意のデータを記憶する比較用データ記憶手段と、ア
ドレスバスの1ビットのみの信号電位レベルを変化した
アドレスを記憶する検査用アドレス記憶手段と、アドレ
スバスの1ビットのみの信号電位レベルを変化したアド
レスに前記任意のデータと異なるデータを記憶する検査
用データ記憶手段と、前記比較用データ記憶手段に記憶
された書き込みデータと被試験対象から読み出したデー
タを比較する比較手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】請求項7のメモリ試験装置は、アドレスバ
スの全てのビットが同信号電位レベルであるアドレスを
記憶する比較用アドレス記憶手段と、アドレスバスの全
てのビットが同信号電位レベルであるアドレスに書き込
む任意のデータを記憶する比較用データ記憶手段と、ア
ドレスバスの1ビットのみの信号電位レベルを変化した
アドレスを記憶する検査用アドレス記憶手段と、アドレ
スバスの1ビットのみの信号電位レベルを変化したアド
レスに前記任意のデータに対し各ビットの信号電位レベ
ルを反転したデータを記憶する検査用データ記憶手段
と、前記比較用データ記憶手段に記憶された書き込みデ
ータと被試験対象から読み出したデータを比較する比較
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】請求項8のメモリ試験装置は、アドレスバ
スの全てのビットが同信号電位レベルであるアドレスを
記憶する比較用アドレス記憶手段と、アドレスバスの全
てのビットが同信号電位レベルであるアドレスに書き込
む全てのデータビットが同信号電位レベルであるアドレ
スバスの同信号電位レベルとは異なる信号電位レベルで
あるデータを記憶する比較用データ記憶手段と、アドレ
スバスの1ビットのみの信号電位レベルを変化したアド
レスを記憶する検査用アドレス記憶手段と、アドレスバ
スの1ビットのみの信号電位レベルを変化したアドレス
に前記データと全てのデータビットが異なるデータを記
憶する検査用データ記憶手段と、前記比較用データ記憶
手段に記憶された書き込みデータと被試験対象から読み
出したデータを比較する比較手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0018】請求項9のメモリ試験装置は、請求項6記
載のメモリ試験装置において、比較用データ記憶手段
は、アドレスバスの1ビットのみの信号電位レベルを変
化したアドレスに、信号電位レベルを変化させたアドレ
スビットを変える毎に書き込まれるアドレス固有のデー
タを記憶することを特徴とする。
【0019】請求項10のメモリ試験装置は、請求項6
〜9のいずれかに記載のメモリ試験装置において、デー
タバスの1ビットのみを他の全てのデータビットと異な
る信号電位レベルとするデータを任意のアドレスに書き
込む手段と、その後読み出して、書き込んだデータと読
み出したデータを比較する手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0020】
【作用】請求項1のメモリ試験方法及び請求項6のメモ
リ試験装置は、あらかじめアドレスバスの全てのビット
が同信号電位レベルであるアドレスに任意のデータを書
き込んでおき、アドレスバスの全てのビットが同信号電
位レベルであるアドレスに対してアドレスバスの1ビッ
トのみの信号電位レベルを変化したアドレスに、アドレ
スバスの全てのビットが同信号電位レベルであるアドレ
スに書き込んだデータと異なるデータを書き込んだ後、
全てのアドレスビットが同信号電位レベルであるアドレ
スからデータを読みだし、アドレスバスの全てのビット
が同信号電位レベルであるアドレスに書き込んだデータ
と読みだしデータを比較し、不一致があったときに当該
アドレスビットの故障を検出する。
【0021】請求項2のメモリ試験方法及び請求項7の
メモリ試験装置は、あらかじめアドレスバスの全てのビ
ットが同信号電位レベルであるアドレスに書き込むデー
タと、アドレスバスの全てのビットが同信号電位レベル
であるアドレスに対してアドレスバスの1ビットのみの
信号電位レベルを変化したアドレスに書き込むデータ
を、各ビットの信号電位レベルを反転した値に設定する
ことで、アドレスバスの故障が原因で試験で異常が起こ
ったときに、データの全ビットが異常となることから故
障原因を特定する。
【0022】請求項3のメモリ試験方法及び請求項8の
メモリ試験装置は、あらかじめアドレスバスの全てのビ
ットが同信号電位レベルであるアドレスに書き込むデー
タ信号の全てのビットを、全てのビットが同信号電位レ
ベルであるアドレスの信号電位レベルとは異なるレベル
とし、アドレスバスの全てのビットが同信号電位レベル
であるアドレスに対してアドレスバスの1ビットのみの
信号電位レベルを変化したアドレスに、アドレスバスの
全てのビットが同信号電位レベルであるアドレスに書き
込んだデータと全てのデータビットが異なるデータを書
き込むことにより、当該アドレスとデータバス信号との
間のショート故障をも検出する。
【0023】請求項4のメモリの試験方法及び請求項9
のメモリ試験装置は、アドレスバスの全てのビットが同
信号電位レベルであるアドレスに対してアドレスバスの
1ビットのみの信号電位レベルを変化したアドレスに書
き込むデータを、アドレスを変える毎に変更してアドレ
ス固有とし、アドレスビットの故障を検出したときにそ
の時のデータのみを参照することで故障アドレスビット
を特定する。
【0024】請求項5のメモリ試験方法及び請求項10
のメモリ試験装置は、データバスの1ビットのみを他の
全てのデータビットと異なる信号電位レベルにして、こ
のデータを任意のアドレスに書き込み、その後読みだし
て、書き込んだデータと読み出したデータを比較し、異
なっていたときは当該データビットの故障を検出して試
験する方法を組み合わせ、データバスおよびアドレスバ
スの故障を検出する。
【0025】
【実施例】
実施例1.以下図1にもとづいて本発明の実施例1を説
明する。図1は本発明の一実施例1の回路構成図であ
る。同図における回路構成は、試験対象のメモリRAM
2の実装されたプリント配線板1と試験装置3と端末装
置20からなり、試験装置3は信号をRAM2に出力す
る信号出力部4、RAM2から出力されたデータを受信
する信号入力部5、アドレス及び制御信号をRAM2に
与える制御部6、RAM2に書き込んだデータと読み出
したデータを比較する信号比較部7、試験データを格納
する試験データ記憶部8、異常情報を端末装置に出力す
る出力部9からなり、さらに試験データ記憶部8は、制
御信号を制御部6に送る試験データ送出部10、RAM
2に読み出し動作をさせる制御信号記憶部11、比較用
アドレスが入力部19から入力される比較用アドレス記
憶部12、検査用アドレスTAがアドレス1ビット反転
処理部14により設定される検査用アドレス記憶部1
3、アドレスシフト処理部15、比較用データが入力部
19から入力される比較用データ記憶部16、検査用デ
ータTDがデータ反転処理部18などにより設定される
検査用データ記憶部17からなる。
【0026】RAM2のアドレスバスはADR0〜AD
R15の16ビット、データバスはDAT0〜DAT7
の8ビットとする。以下では、アドレスバスの全てのビ
ットが同信号電位レベルであるアドレスを比較用アドレ
ス、RAM2の比較用アドレスに書き込むデータを比較
用データ、アドレスバスの1ビットのみの信号電位レベ
ルを変化したアドレスを検査用アドレス、RAM2の検
査用アドレスに書き込むデータを検査用データと呼ぶ。
【0027】この実施例1では図2に示すフローチャー
トを実現する試験データを試験実行順に試験データ記憶
部8に格納しておき、ここから順に試験データを制御部
6に送ることにより、試験が実行される。図2のフロー
チャートに従い実施例1の動作を説明する。まず比較用
アドレス記憶部12に比較用アドレスを、比較用データ
記憶部16に比較用データを各々入力部19から入力す
ると、アドレス1ビット反転処理部14により、検査用
アドレスTAが検査用アドレス記憶部13に設定され、
データ反転処理部18などにより、検査用データTDが
検査用データ記憶部17に設定される(ステップ10
1)。つぎに比較用アドレス記憶部12に記憶されてい
るアドレス信号および、比較用データ記憶部16に記憶
されているデータ信号および、RAM2に書き込み動作
をおこなわせる制御信号記憶部11に記憶されている制
御信号を試験データ送出部10より制御部6に送り、信
号出力部4から上記アドレス、データ、制御信号をRA
M2に与え、全てのビットがHレベルまたはLレベルで
あるアドレスに検査用データTDとは異なる比較用のデ
ータを書き込む(ステップ102)。ステップ102と
同じようにして、RAM2の検査用アドレスTAに検査
用データTDを書き込み(ステップ103)、比較用ア
ドレス記憶部14に記憶されている全てのビットがHレ
ベルまたはLレベルであるアドレスとRAM2に読み出
し動作をさせる制御信号記憶部11に記憶されている制
御信号を試験データ送出部10から制御部6に送り、ア
ドレスおよび制御信号をRAM2に与え、RAM2から
出力されたデータを信号入力部5にて受信し(ステップ
104)、比較用データ記憶部16に記憶されている、
ステップ102でRAM2に書き込んだ比較用データと
RAM2から読みだしたデータを信号比較部7により比
較する(ステップ105)。ここで2つの信号値が等し
い場合にはRAM2の機能は正常とし(ステップ105
で分岐=)、信号値が異なる場合は(ステップ105で
分岐≠)、異常情報を出力部9より出力する(ステップ
106)。検査用アドレス記憶部13に記憶されている
検査用アドレスTAが終了アドレスとなるまで(ステッ
プ107)、検査用アドレス記憶部12に記憶されてい
る検査用アドレスをアドレスシフト処理部15などによ
り変更し、必要なら検査用データ記憶部17に記憶され
る検査用データも変更して(ステップ108)、ステッ
プ107にて検査アドレスが終了アドレスとなるまで同
様に試験を行う。
【0028】図3は実施例1についてのより詳細なフロ
ーチャートである。以下同図に従い説明する。先ず始め
に比較用アドレスを0000h、比較用データをAAh
=1010 1010b、検査用アドレスTAを000
1h=0000 00000000 0001b、検査
用データを55h=0101 0101bにセットし
(ステップ109)、RAM2の比較用アドレス000
0hに比較用データAAhを書き込み(ステップ11
0)、次に検査用アドレスTAに検査用データ55hを
書き込んだのち(ステップ111)、検査用アドレスT
Aからデータを読みだし(ステップ112)、読みだし
データが検査用データ55hであることを確認し(ステ
ップ113)、比較用アドレス0000hからデータを
読み出し(ステップ115)、このデータが先にステッ
プ110で書き込んだ比較用データAAhと等しいかど
うかを確認する(ステップ116)。検査用アドレスT
Aが終了アドレス8000h=1000 0000 0
000 0000bでなければ(ステップ118で分岐
NO)、検査アドレスTAを左に1ビットシフトし(ス
テップ111)、ふたたびステップ110を実行する。
ステップ118で検査用アドレスTAが8000hと等
しくなったところで試験は終了する。全ての検査用アド
レスTAにおいてステップ113、116で比較するデ
ータが等しければ、RAM2は正常であると判定され
る。ステップ112、113は本発明のアドレスバス故
障検出に必ずしも必要でないが、データバス故障の検出
率を上げるために挿入してある。また検査用データと比
較用データはレベルを反転した関係としているが、これ
はあとで記述するように、故障検出時にアドレスバス故
障とデータバス故障のどちらが原因であるかの特定を容
易にするためのものである。
【0029】上記の動作をおこなったときのRAM2の
信号動作例を図4および図5に示す。図4,図5共通し
て、アドレス入力は試験装置3の信号出力部4が出力す
るアドレス信号であり、実際に指定されるアドレス入力
は信号出力部4からプリント配線板やICリード線など
を伝播して実際にメモリデバイスに与えられるアドレス
信号であり、書き込みデータは信号出力部4からRAM
2に対して書き込まれるデータであり、読みだしデータ
はRAM2が読みだし動作時に出力するデータ信号であ
り、ここでは検査用アドレスが0004hである場合を
例にとって説明する。RAM2が正常であるときには、
すべての検査用アドレスTAについて図4のようにRA
M2の検査用アドレスTAおよび比較用アドレス000
0hにデータが書き込まれ、読み出される。図4のステ
ップ112および115の読みだしデータが実施例1の
試験での期待値となる。RAM2に故障があったときの
動作について、図5を用いて説明する。図5はRAM2
のアドレスバスの1ビットADR2がグランドとショー
トしてる故障がある場合の動作を記述している。ステッ
プ111において、信号出力部4はRAM2対しアドレ
ス0004hを与えるが、ADR2がグランドとショー
トしているために、実際にメモリデバイスRAM2に与
えられるアドレスは0000hとなる。そのため図5に
記述されているようにステップ111の書き込み時に検
査用アドレスTAではなく、比較用アドレスと同じアド
レス0000hにデータが書き込まれる。そこでステッ
プ115でアドレス0000hのデータを読み出して、
このデータと図4で期待される比較用データとをステッ
プ116で比較し、2つのデータが全てのビットについ
て異なっていることにより、このRAM2のアドレス故
障が検出できる。
【0030】RAM2の故障原因には当該アドレスのメ
モリ故障のほかに、データバス故障、アドレスバス故障
の可能性がある。しかしながら、一般にプリント配線板
実装時等においては、メモリIC出荷時の試験でメモリ
不良はスクリーニングされているはずであるのでメモリ
故障の可能性は他の2つに比べ非常に小さい。したがっ
て、図5および上記したように全てのデータビットがス
テップ116のデータ比較で不一致であるという現象が
起こったときは、全てのデータビットが不良である場合
と当該アドレスビットが不良である場合の2通りの原因
が考えられることになる。ここで、全てのデータビット
が不良である場合は他の検査用アドレス全てについてス
テップ116で図5と同じように異常になるはずであ
る。したがって、全てのデータビットが不良である場合
に複数の検査用アドレスについて試験をおこない、結果
を比較することにより、アドレスバスの故障かデータバ
スの故障かを特定することができる。
【0031】ここではメモリICのアドレスバスの故障
をグランドとのショートと仮定したが、これが電源との
ショートである場合はこれまでの試験の信号のLとHの
レベルを全て反転させて試験を行うことで同様にして検
出される。また、信号のオープンや信号間のショートに
関しても多くの場合この例と同じ信号電位レベルのHま
たはL固定の現象に帰着できるので、そのような故障に
ついてもこの実施例1の方法で検出することができる。
【0032】このように本実施例のような構成とするこ
とで、アドレスバスのそれぞれのビットに対して図5に
示すように0固定故障と1固定故障を考慮しても8ステ
ップのテストベクタ量で試験が出来るので、少ないテス
トデータ量でメモリICのアドレスバスの故障を検出
し、またアドレスバス故障かデータバス故障かの故障原
因を容易に特定できる効果を有する。
【0033】実施例2.実施例2のフローを図6に従い
説明する。先ず始めに検査用アドレスTAを0001h
=0000 0000 0000 0001bにセット
し(ステップ120)、RAM2のアドレス0000h
にデータFFh=1111 1111bを書き込み(ス
テップ121)、次にアドレスTAにデータ00h=0
0000000bを書き込んだのち(ステップ12
2)、アドレスTAからデータを読みだし(ステップ1
23)、読みだしデータが00hであることを確認し
(ステップ124)、アドレス0000hからデータを
読み出し(ステップ126)、このデータが先にステッ
プ120で書き込んだデータFFhと等しいかどうかを
確認する(ステップ127)。アドレスTAが8000
h=1000 00000000 0000bでなけれ
ば(ステップ129で分岐NO)、TAを左に1ビット
シフトし(ステップ130)、ふたたびステップ120
を実行する。ステップ129でアドレスTAが8000
hと等しくなったところで試験は終了する。実施例1と
異なっている点は、ステップ121、122で書き込む
データであり、ステップ122でデータ00hを書き込
むことによりアドレス信号とデータ信号のショートによ
る故障も検出できる。
【0034】上記の動作をおこなったときのRAM2の
信号動作例を図7および図8に示す。図の表記方法は図
4、図5と同様である。ここでも検査用アドレスが00
04hである場合を例にとって説明する。RAM2が正
常であるときには、すべての検査用アドレスTAについ
て図7のようにRAM2の検査用アドレスTAおよび比
較用アドレス0000hにデータが書き込まれ、読み出
される。図7のステップ123及び126の読みだしデ
ータが実施例2の試験での期待値となる。RAM2に故
障があったときの動作について、図8を用いて説明す
る。図8はRAM2のアドレスバスの1ビットADR2
がグランドとショートしてる故障がある場合の動作を記
述している。ステップ122において、信号出力部4は
RAM2対しアドレス0004hを与えるが、ADR2
がグランドとショートしているために、実際にメモリデ
バイスRAM2に与えられるアドレスは0000hとな
る。そのため図8に記述されているようにステップ12
2の書き込み時に検査用アドレスTAではなく、比較用
アドレスと同じアドレス0000hにデータが書き込ま
れる。そこでステップ123でアドレス0000hのデ
ータを読み出して、このデータと図7で期待される比較
用データとをステップ124で比較し、2つのデータが
全てのビットについて異なっていることにより、このR
AM2のアドレス故障が検出できる。また本実施例では
図7のステップ122で電位を変化させたアドレス1ビ
ット以外は、アドレス入力も書き込みデータも全て0で
あり、先の1ビットと異なっているので、このアドレス
ビットと他のアドレス信号間、データ信号間のショート
故障を確実に検出することができる。
【0035】このように本実施例のような構成とするこ
とで、アドレスバスのそれぞれのビットに対して図8に
示すように0固定故障と1固定故障を考慮しても8ステ
ップのテストベクタ量で試験が出来るので、少ないテス
トデータ量でメモリICのアドレスバスの故障を検出
し、またアドレスバス故障かデータバス故障かの故障原
因を容易に特定できる。さらに図7のステップ122で
のデータ書き込み時に電位を変化させたアドレス1ビッ
ト以外は、アドレス入力も書き込みデータも全て先のア
ドレス1ビットと異なる信号電位とすることにより、ア
ドレスビット間のショート故障のみでなく、アドレスビ
ットとデータビットとの間のショート故障をも検出でき
る効果を有する。
【0036】実施例3.実施例3のフローを図7を用い
て説明する。先ず始めに検査用アドレスTAを0001
h=0000 0000 0000 0001bにセッ
トし(ステップ131)、検査用データTDを00h、
反転検査用データTD1をFFhにセットし(ステップ
132)、RAM2のアドレス0000hにデータTD
1を書き込み(ステップ133)、次にアドレスTAに
データTDを書き込んだのち(ステップ134)、アド
レスTAからデータを読みだし(ステップ135)、読
みだしデータがTDであることを確認し(ステップ13
6)、アドレス0000hからデータを読み出し(ステ
ップ138)、このデータが先にステップ133で書き
込んだデータTD1と等しいかどうかを確認する(ステ
ップ139)。アドレスTAが8000h=1000
0000 0000 0000bでなければ(ステップ
141で分岐NO)、TAを左に1ビットシフトし(ス
テップ142)、データTDを1インクリメント、デー
タTD1をデクリメントし(ステップ143)、ふたた
びステップ133を実行する。ステップ141でアドレ
スTAが8000hと等しくなったところで試験は終了
する。実施例1と異なっている点はステップ134で書
き込むデータをアドレスTAごとに変えていることであ
り、そのためにステップ132,143が追加されてい
る。これによって故障検出したときステップ140で出
力されるフェイル情報がデータ信号のみでも、故障アド
レスを特定することが出来る。
【0037】上記の動作をおこなったときのRAM2の
信号動作例を図10および図11に示す。図の表記方法
は図4,図5と同様である。ここでも検査用アドレスが
0004hである場合を例にとって説明する。RAM2
が正常であるときには、すべての検査用アドレスTAに
ついて図10のようにRAM2の検査用アドレスTAお
よび比較用アドレス0000hにデータが書き込まれ、
読み出される。図10のステップ135及び138の読
みだしデータが実施例3の試験での期待値となる。RA
M2に故障があったときの動作について、図11を用い
て説明する。図11はRAM2のアドレスバスの1ビッ
トADR2がグランドとショートしてる故障がある場合
の動作を記述している。ステップ134において、信号
出力部4はRAM2対しアドレス0004hを与える
が、ADR2がグランドとショートしているために、実
際にメモリデバイスRAM2に与えられるアドレスは0
000hとなる。そのため図11に記述されているよう
にステップ134の書き込み時に検査用アドレスTAで
はなく、比較用アドレスと同じアドレス0000hにデ
ータが書き込まれる。そこでステップ138でアドレス
0000hのデータを読み出して、このデータと図10
で期待される比較用データとをステップ139で比較
し、2つのデータが異なっていることにより、このRA
M2のアドレス故障が検出できる。また本実施例では図
11のステップ134で書き込むデータの値を、信号電
位を変化させたアドレスのビットのビット番号に1を足
した値としてアドレスを変化させる毎に変えるようにし
たことにより、RAM2の故障時にはステップ135及
びステップ138で読み出すデータの値を読むことによ
り(本例では値は3)、フェイルとなったアドレスビッ
トが即座に分かる。
【0038】このように本実施例のような構成とするこ
とで、アドレスバスのそれぞれのビットに対して図11
に示すように0固定故障と1固定故障を考慮しても8ス
テップのテストベクタ量で試験が出来るので、少ないテ
ストデータ量でメモリICのアドレスバスの故障を検出
し、またアドレスバス故障かデータバス故障かの故障原
因を容易に特定できる。さらに信号電位を変化させたア
ドレスのビット番号とそのアドレスに書き込むデータを
対応づけることにより、故障検出時のデータの値を読む
ことによって即座に故障アドレスが判定できる効果を有
する。
【0039】実施例4.実施例4のフローを図12、1
3を用いて説明する。図8のの処理はそれぞれ図1
3のに接続されている。本実施例は実施例2のフロ
ーチャート(図6)にステップ144〜150を追加し
たものである。一つの検査用アドレスTAについてステ
ップ121〜129の処理を行った後、検査用データT
Dを01h=0000 0001bにセットし(ステッ
プ144)、アドレスTAにデータTDを書き込み(ス
テップ145)、アドレスTAからデータを読み出し
(ステップ146)、読み出したデータが、TDと等し
いかどうか確認する(ステップ147)。つぎにデータ
TDが80h=1000 0000bでなければ(ステ
ップ149で分岐NO)、データTDを1ビット左にシ
フトし(ステップ150)、再びステップ145を実行
する。ステップ149でデータTDが80hになったと
き処理は実施例2と同じステップ130に渡される。こ
のステップ144〜150の処理を追加することによ
り、データバスの故障がアドレスバスの故障検出を狙っ
たステップ127と独立した、ステップ147で検出す
ることが出来るので故障検出時の原因がアドレス故障か
データ故障であるかの判断が容易にできる。
【0040】上記の動作をおこなったときのRAM2の
信号動作例を図14および図15に示す。図の表記方法
は図4,図5と同様である。ここでも検査用アドレスが
0004hである場合を例にとって説明する。図中のス
テップ121から126までは実施例2と同様の動作で
あり、これに関しては図7及び図8を用いて説明した。
本実施例では実施例2の動作を行った後でデータ01h
を書き込み(ステップ145)、読み出す(ステップ1
46)。このデータを一つずつ左シフトし、それぞれに
つき書き込み読み出しを行う。図14のステップ146
での読みだしデータがステップ147での比較の期待値
となる。RAM2に故障があったときの動作について、
図15を用いて説明する。アドレスバスに故障が有る場
合は第2の実施例と同様であるのでここではRAM2の
データバスの1ビットDAT4にグランドとのショート
故障がある場合の動作を記述している。ステップ145
−5において、信号出力部4はRAM2対しデータ10
hを与えるが、DAT4がグランドとショートしている
ために、実際にメモリデバイスRAM2に与えられるデ
ータは00hとなる。そのため図15に記述されている
ようにステップ146−5でデータを読み出して、この
データと図14で期待される比較用データとをステップ
147で比較し、2つのデータが異なっていることによ
り、このRAM2のデータ故障が検出できる。
【0041】このように本実施例のような構成とするこ
とで、アドレスバスのそれぞれのビットに対して図15
に示すように少ないテストデータ量でメモリICのアド
レスバスの故障を検出し、またアドレスバス故障かデー
タバス故障かの故障原因を容易に特定できる。さらにデ
ータ故障検出用の試験を追加することによってデータ故
障検出時にも容易に故障データビットの判別が可能であ
る効果を有する。
【0042】以上の実施例において試験装置3のドライ
バ4、レシーバ5とRAM2の接続手段はインサーキッ
ト・テストプローブを用いてもよいし、可能であればバ
ウンダリ・スキャン(IEEE 1149.1標準)を
用いて入出力を行ってもよい。またRAM2は1つのメ
モリICであるとしたが、アドレスバスなどを共有する
複数のメモリIC等としても、ほとんど同様の方法で試
験をおこなうことが可能である。さらに実施例ではRA
M2はプリント配線板1上に実装されているものとした
が必ずしもその必要はなく、メモリIC単体のパッケー
ジ封止後の試験や、マルチチップモジュール(MCM)
などのモジュールの試験にも適用できる。
【0043】
【発明の効果】請求項1のメモリの試験方法は、予めア
ドレスバスの全てのビットが同信号電位レベルであるア
ドレスに任意のデータを書き込んでおき、アドレスバス
の1ビットのみの信号電位レベルを変化したアドレスに
前記任意のデータと異なるデータを書き込んだ後、アド
レスバスの全てのビットが同信号電位レベルであるアド
レスからデータを読み出し、この読み出したデータとア
ドレスバスの全てのビットが同信号電位レベルであるア
ドレスに書き込んだデータを比較する構成にしたので、
小さい試験データ量でアドレスバスの信号電位レベルを
変化した1ビットの故障を検出できる。
【0044】請求項2のメモリの試験方法は、予めアド
レスバスの全てのビットが同信号電位レベルであるアド
レスに任意のデータを書き込んでおき、アドレスバスの
1ビットのみの信号電位レベルを変化したアドレスに前
記任意のデータに対し各ビットの信号電位レベルを反転
したデータを書き込んだ後、アドレスバスの全てのビッ
トが同信号電位レベルであるアドレスからデータを読み
出し、この読み出したデータとアドレスバスの全てのビ
ットが同信号電位レベルであるアドレスに書き込んだデ
ータを比較する構成にしたので、試験で異常が起こった
ときにアドレスバスの故障が原因ならばデータの全ビッ
トが異常となり容易に故障原因を判定することができ
る。
【0045】請求項3のメモリの試験方法は、予めアド
レスバスの全てのビットが同信号電位レベルであるアド
レスに全てのデータビットが同信号電位レベルであるア
ドレスバスの同信号電位レベルとは異なる信号電位レベ
ルであるデータを書き込んでおき、アドレスバスの1ビ
ットのみの信号電位レベルを変化したアドレスに前記デ
ータと全てのデータビットが異なるデータを書き込んだ
後、アドレスバスの全てのビットが同信号電位レベルで
あるアドレスからデータを読み出し、この読み出したデ
ータとアドレスバスの全てのビットが同信号電位レベル
であるアドレスに書き込んだデータを比較する構成にし
たので、当該アドレスとデータバス信号との間のショー
ト故障をも検出できる。
【0046】請求項4のメモリの試験方法は、請求項1
記載のメモリの試験方法において、アドレスバスの1ビ
ットのみの信号電位レベルを変化したアドレスに、信号
電位レベルを変化させたアドレスビットを変える毎に異
なったデータを書き込み、アドレス固有とする構成にし
たので、アドレスビットの故障を検出したときにその時
のデータのみを参照することで容易に故障アドレスビッ
トを特定できる。
【0047】請求項5のメモリの試験方法は、請求項1
〜4のいずれかに記載のメモリの試験方法において、デ
ータバスの1ビットのみを他の全てのデータビットと異
なる信号電位レベルとするデータを任意のアドレスに書
き込み、その後読み出して、書き込んだデータと読み出
したデータを比較する構成にしたので、データバスおよ
びアドレスバスの故障を検出できる。
【0048】請求項6のメモリの試験装置は、アドレス
バスの全てのビットが同信号電位レベルであるアドレス
を記憶する比較用アドレス記憶手段と、アドレスバスの
全てのビットが同信号電位レベルであるアドレスに書き
込む任意のデータを記憶する比較用データ記憶手段と、
アドレスバスの1ビットのみの信号電位レベルを変化し
たアドレスを記憶する検査用アドレス記憶手段と、アド
レスバスの1ビットのみの信号電位レベルを変化したア
ドレスに前記任意のデータと異なるデータを記憶する検
査用データ記憶手段と、前記比較用データ記憶手段に記
憶された書き込みデータと被試験対象から読み出したデ
ータを比較する比較手段と、を備えた構成にしたので、
小さい試験データ量でアドレスバスの信号電位レベルを
変化した1ビットの故障を検出できる。
【0049】請求項7のメモリの試験装置は、アドレス
バスの全てのビットが同信号電位レベルであるアドレス
を記憶する比較用アドレス記憶手段と、アドレスバスの
全てのビットが同信号電位レベルであるアドレスに書き
込む任意のデータを記憶する比較用データ記憶手段と、
アドレスバスの1ビットのみの信号電位レベルを変化し
たアドレスを記憶する検査用アドレス記憶手段と、アド
レスバスの1ビットのみの信号電位レベルを変化したア
ドレスに前記任意のデータに対し各ビットの信号電位レ
ベルを反転したデータを記憶する検査用データ記憶手段
と、前記比較用データ記憶手段に記憶された書き込みデ
ータと被試験対象から読み出したデータを比較する比較
手段と、を備えた構成にしたので、試験で異常が起こっ
たときにアドレスバスの故障が原因ならばデータの全ビ
ットが異常となり容易に故障原因を判定することができ
る。
【0050】請求項8のメモリの試験装置は、アドレス
バスの全てのビットが同信号電位レベルであるアドレス
を記憶する比較用アドレス記憶手段と、アドレスバスの
全てのビットが同信号電位レベルであるアドレスに書き
込む全てのデータビットが同信号電位レベルであるアド
レスバスの同信号電位レベルとは異なる信号電位レベル
であるデータを記憶する比較用データ記憶手段と、アド
レスバスの1ビットのみの信号電位レベルを変化したア
ドレスを記憶する検査用アドレス記憶手段と、アドレス
バスの1ビットのみの信号電位レベルを変化したアドレ
スに前記データと全てのデータビットが異なるデータを
記憶する検査用データ記憶手段と、前記比較用データ記
憶手段に記憶された書き込みデータと被試験対象から読
み出したデータを比較する比較手段と、を備えた構成に
したので、当該アドレスとデータバス信号との間のショ
ート故障をも検出できる。
【0051】請求項9のメモリの試験装置は、請求項6
記載のメモリの試験装置において、比較用データ記憶手
段は、アドレスバスの1ビットのみの信号電位レベルを
変化したアドレスに、信号電位レベルを変化させたアド
レスビットを変える毎に書き込まれるアドレス固有のデ
ータを記憶する構成にしたので、アドレスビットの故障
を検出したときにその時のデータのみを参照することで
容易に故障アドレスビットを特定できる。
【0052】請求項10のメモリの試験装置は、請求項
6〜9のいずれかに記載のメモリの試験装置において、
データバスの1ビットのみを他の全てのデータビットと
異なる信号電位レベルとするデータを任意のアドレスに
書き込む手段と、その後読み出して、書き込んだデータ
と読み出したデータを比較する手段と、を備えた構成に
したので、データバスおよびアドレスバスの故障を検出
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1の回路構成を示す図であ
る。
【図2】 この発明の実施例1のフローチャート図であ
る。
【図3】 この発明の実施例1の動作を説明するフロー
チャート図である。
【図4】 この発明の実施例1におけるRAM正常時の
アドレス、データ信号の動作例を示す図である。
【図5】 この発明の実施例1におけるRAMアドレス
故障時のアドレス、データ信号の動作例を示す図であ
る。
【図6】 この発明の実施例2の動作を説明するフロー
チャート図である。
【図7】 この発明の実施例2におけるRAM正常時の
アドレス、データ信号の動作例を示す図である。
【図8】 この発明の実施例2におけるRAMアドレス
故障時のアドレス、データ信号の動作例を示す図であ
る。
【図9】 この発明の実施例3の動作を説明するフロー
チャート図である。
【図10】 この発明の実施例3におけるRAM正常時
のアドレス、データ信号の動作例を示す図である。
【図11】 この発明の実施例3におけるRAMアドレ
ス故障時のアドレス、データ信号の動作例を示す図であ
る。
【図12】 この発明の実施例4の動作を説明するフロ
ーチャート図である。
【図13】 この発明の実施例4の動作のフローチャー
ト図である。
【図14】 この発明の実施例4におけるRAM正常時
のアドレス、データ信号の動作例を示す図である。
【図15】 この発明の実施例4におけるRAMアドレ
ス故障時のアドレス、データ信号の動作例を示す図であ
る。
【図16】 従来のメモリ試験装置の回路構成を示す図
である。
【図17】 従来のメモリ試験装置の動作のフローチャ
ート図である。
【図18】 従来のメモリ試験装置の動作のフローチャ
ート図である。
【図19】 従来のメモリ試験装置におけるRAMの内
容を示す図である。
【符号の説明】
1 プリント配線板,2 RAM,3 試験装置,4
信号出力部,5 信号入力部,7 信号比較部,8 試
験データ記憶部,9 出力部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めアドレスバスの全てのビットが同信
    号電位レベルであるアドレスに任意のデータを書き込ん
    でおき、アドレスバスの1ビットのみの信号電位レベル
    を変化したアドレスに前記任意のデータと異なるデータ
    を書き込んだ後、アドレスバスの全てのビットが同信号
    電位レベルであるアドレスからデータを読み出し、この
    読み出したデータとアドレスバスの全てのビットが同信
    号電位レベルであるアドレスに書き込んだデータを比較
    することを特徴とするメモリ試験方法。
  2. 【請求項2】 予めアドレスバスの全てのビットが同信
    号電位レベルであるアドレスに任意のデータを書き込ん
    でおき、アドレスバスの1ビットのみの信号電位レベル
    を変化したアドレスに前記任意のデータに対し各ビット
    の信号電位レベルを反転したデータを書き込んだ後、ア
    ドレスバスの全てのビットが同信号電位レベルであるア
    ドレスからデータを読み出し、この読み出したデータと
    アドレスバスの全てのビットが同信号電位レベルである
    アドレスに書き込んだデータを比較することを特徴とす
    るメモリ試験方法。
  3. 【請求項3】 予めアドレスバスの全てのビットが同信
    号電位レベルであるアドレスに全てのデータビットが同
    信号電位レベルであるアドレスバスの同信号電位レベル
    とは異なる信号電位レベルであるデータを書き込んでお
    き、アドレスバスの1ビットのみの信号電位レベルを変
    化したアドレスに前記データと全てのデータビットが異
    なるデータを書き込んだ後、アドレスバスの全てのビッ
    トが同信号電位レベルであるアドレスからデータを読み
    出し、この読み出したデータとアドレスバスの全てのビ
    ットが同信号電位レベルであるアドレスに書き込んだデ
    ータを比較することを特徴とするメモリ試験方法。
  4. 【請求項4】 アドレスバスの1ビットのみの信号電位
    レベルを変化したアドレスに、信号電位レベルを変化さ
    せたアドレスビットを変える毎に異なったデータを書き
    込み、アドレス固有とすることを特徴とする請求項1記
    載のメモリ試験方法。
  5. 【請求項5】 データバスの1ビットのみを他の全ての
    データビットと異なる信号電位レベルとするデータを任
    意のアドレスに書き込み、その後読み出して、書き込ん
    だデータと読み出したデータを比較することを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載のメモリ試験方法。
  6. 【請求項6】 アドレスバスの全てのビットが同信号電
    位レベルであるアドレスを記憶する比較用アドレス記憶
    手段と、アドレスバスの全てのビットが同信号電位レベ
    ルであるアドレスに書き込む任意のデータを記憶する比
    較用データ記憶手段と、アドレスバスの1ビットのみの
    信号電位レベルを変化したアドレスを記憶する検査用ア
    ドレス記憶手段と、アドレスバスの1ビットのみの信号
    電位レベルを変化したアドレスに前記任意のデータと異
    なるデータを記憶する検査用データ記憶手段と、前記比
    較用データ記憶手段に記憶された書き込みデータと被試
    験対象から読み出したデータを比較する比較手段と、を
    備えたことを特徴とするメモリ試験装置。
  7. 【請求項7】 アドレスバスの全てのビットが同信号電
    位レベルであるアドレスを記憶する比較用アドレス記憶
    手段と、アドレスバスの全てのビットが同信号電位レベ
    ルであるアドレスに書き込む任意のデータを記憶する比
    較用データ記憶手段と、アドレスバスの1ビットのみの
    信号電位レベルを変化したアドレスを記憶する検査用ア
    ドレス記憶手段と、アドレスバスの1ビットのみの信号
    電位レベルを変化したアドレスに前記任意のデータに対
    し各ビットの信号電位レベルを反転したデータを記憶す
    る検査用データ記憶手段と、前記比較用データ記憶手段
    に記憶された書き込みデータと被試験対象から読み出し
    たデータを比較する比較手段と、を備えたことを特徴と
    するメモリ試験装置。
  8. 【請求項8】 アドレスバスの全てのビットが同信号電
    位レベルであるアドレスを記憶する比較用アドレス記憶
    手段と、アドレスバスの全てのビットが同信号電位レベ
    ルであるアドレスに書き込む全てのデータビットが同信
    号電位レベルであるアドレスバスの同信号電位レベルと
    は異なる信号電位レベルであるデータを記憶する比較用
    データ記憶手段と、アドレスバスの1ビットのみの信号
    電位レベルを変化したアドレスを記憶する検査用アドレ
    ス記憶手段と、アドレスバスの1ビットのみの信号電位
    レベルを変化したアドレスに前記データと全てのデータ
    ビットが異なるデータを記憶する検査用データ記憶手段
    と、前記比較用データ記憶手段に記憶された書き込みデ
    ータと被試験対象から読み出したデータを比較する比較
    手段と、を備えたことを特徴とするメモリ試験装置。
  9. 【請求項9】 比較用データ記憶手段は、アドレスバス
    の1ビットのみの信号電位レベルを変化したアドレス
    に、信号電位レベルを変化させたアドレスビットを変え
    る毎に書き込まれるアドレス固有のデータを記憶するこ
    とを特徴とする請求項6記載のメモリ試験装置。
  10. 【請求項10】 データバスの1ビットのみを他の全て
    のデータビットと異なる信号電位レベルとするデータを
    任意のアドレスに書き込む手段と、その後読み出して、
    書き込んだデータと読み出したデータを比較する手段
    と、を備えたことを特徴とする請求項6〜9のいずれか
    に記載のメモリ試験装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002288048A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Nippon Signal Co Ltd:The ワンチップマイクロコントローラ及びそのシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002288048A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Nippon Signal Co Ltd:The ワンチップマイクロコントローラ及びそのシステム
JP4748871B2 (ja) * 2001-03-28 2011-08-17 日本信号株式会社 ワンチップマイクロコントローラシステム

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