JPH08685U - 袋の蓋体に対するスナップ部材取付け装置 - Google Patents
袋の蓋体に対するスナップ部材取付け装置Info
- Publication number
- JPH08685U JPH08685U JP1083795U JP1083795U JPH08685U JP H08685 U JPH08685 U JP H08685U JP 1083795 U JP1083795 U JP 1083795U JP 1083795 U JP1083795 U JP 1083795U JP H08685 U JPH08685 U JP H08685U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 袋本体における袋口の一辺から突出した舌片
を二つ折りして蓋体を形成すると共に、当該蓋体に2個
のスナップ部材を取り付けるにあたり、舌片の二つ折り
から2個のスナップ部材の取付けまでを能率良く行え、
しかも、2個のスナップ部材の間隔に狂いのない状態に
取り付けることができるようにした装置を提供する。 【解決手段】 舌片2を載置する段差4a付きの受け台4
と、アーム6の水平支軸5周りでの揺動により昇降し、
舌片の付け根側を受け台に押し付けて、段差よりも先端
側を受け台から浮上させる3個の第1押え具8Aと、浮
上した舌片先端側を第1押え具の上に折り返す3個の第
2押え具8Bと、第1,第2押え具間において舌片の折
り返しによる二重部分に2個のスナップ部材b,bをカ
シメ止めする2組のスナップ取付け機構21,21とを備え
ていることを特徴とする。
を二つ折りして蓋体を形成すると共に、当該蓋体に2個
のスナップ部材を取り付けるにあたり、舌片の二つ折り
から2個のスナップ部材の取付けまでを能率良く行え、
しかも、2個のスナップ部材の間隔に狂いのない状態に
取り付けることができるようにした装置を提供する。 【解決手段】 舌片2を載置する段差4a付きの受け台4
と、アーム6の水平支軸5周りでの揺動により昇降し、
舌片の付け根側を受け台に押し付けて、段差よりも先端
側を受け台から浮上させる3個の第1押え具8Aと、浮
上した舌片先端側を第1押え具の上に折り返す3個の第
2押え具8Bと、第1,第2押え具間において舌片の折
り返しによる二重部分に2個のスナップ部材b,bをカ
シメ止めする2組のスナップ取付け機構21,21とを備え
ていることを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、例えば、包装用のビニール袋やビニロン袋のような袋の蓋体に対す るスナップ部材取付け装置に関するものである。
【0002】
一般に、包装用のビニール袋やビニロン袋は、図8に示すように、袋1が袋本 体1aと袋本体1aに連設された蓋体1bとによって形成され、袋本体1aに取 り付けた2個の雄又は雌のスナップ部材a…と、蓋体1bに取り付けた2個の雌 又は雄のスナップ部材b…とを嵌合することによって袋口を閉じるように構成さ れている。
【0003】 前記スナップ部材a,bは、袋本体や蓋体のようなシート部材の片面に配置さ れる雄又は雌の嵌合部材と、シート部材の反対側の面から嵌合部材の孔に突起部 を打ち込み、その先端を打撃して押し潰すことにより、前記嵌合部材をシート部 材にカシメ止めするリベット状部材とから構成されている。
【0004】 ところで、包装用のビニール袋やビニロン袋のように、薄いシートによって作 製された袋においては、リベット状部材の突起部が貫通するシート部分が破けた り、貫通孔が不測に拡大することがないように、袋本体1a側は勿論、蓋体1b 側においても材料シートを二つ折りした状態でスナップ部材を取り付ける必要が ある。
【0005】 従来、蓋体1bに対するスナップ部材bの取付けは、先ず、袋本体における袋 口の一辺から突出した舌片を手作業によって二つ折りし、この二つ折りした部分 をスナップ取付け機構における相対向する打込み具(嵌合部材を保持する打込み 具とリベット状部材を保持する打込み具)間に差し入れ、先行して袋本体側に取 り付けられている雄又は雌のスナップ部材aの位置を目安にして、一方の雄又は 雌のスナップ部材aに嵌合する1個のスナップ部材bの取付けを行い、次いで、 舌片の二つ折りした部分を雄又は雌のスナップ部材a,a同士の間隔だけ横移動 させて、前記打込み具により、他方の雄又は雌のスナップ部材aに嵌合する1個 のスナップ部材bの取付けを行っていた。
【0006】 上記の従来例では、舌片を手作業によって二つ折りし、更に、この二つ折りし た部分をスナップ取付け機構の打込み具間に差し込み、横移動させるといった人 為操作が必要なため、作業能率が低くて袋の製造コストが高く付き、しかも、蓋 体に対する2個のスナップ取付け位置に狂いが生じやすく、往々にして、蓋体1 bに取り付けられた2個のスナップ部材b,bの間隔が、袋本体1a側に取り付 けられている2個のスナップ部材a,aの間隔と一致せず、そのため、両者のス ナップ部材a,bを嵌合させて袋口を閉じたとき、スナップ部材間に皺がよるこ とがあった。
【0007】
上記の現状に鑑み、本考案は、袋の蓋体に2個のスナップ部材を取り付けるに あたり、舌片の二つ折りから2個のスナップ部材の取付けまでを能率良く行え、 しかも、2個のスナップ部材の間隔に狂いのない状態に取り付けることができる ようにした装置を提供せんとするものである。
【0008】
上記の課題を解決するために、本考案が講じた技術的手段は、次の通りである 。即ち、本考案による袋の蓋体に対するスナップ部材取付け装置は、袋本体にお ける袋口の一辺から突出した舌片を二つ折りして蓋体を形成すると共に、この蓋 体に、袋本体側に取り付けられた2個の雄又は雌のスナップ部材に嵌合する2個 の雌又は雄のスナップ部材を取り付けるための装置であって、前記舌片を載置す るための段差が形成された受け台と、該受け台に対して昇降自在で且つ下降によ り前記舌片の付け根側を受け台に押し付けて、舌片の前記段差よりも先端側を受 け台から浮上させる3個の第1押え具と、前記受け台に沿って段差と直交する方 向に往復移動自在で且つ第1押え具が舌片の付け根側を受け台に押さえ付けた状 態で往動することにより浮上した舌片先端側を第1押え具の上に折り返す3個の 第2押え具と、第1,第2押え具間の位置において、舌片の折り返しによる二重 部分に前記スナップ部材をカシメ止めする2組のスナップ取付け機構とを備えて 成るものである。
【0009】 尚、受け台に袋の舌片を載置する工程は、人為操作によって行ってもよく、袋 の搬送手段を付加して自動的に行うようにしてもよい。
【0010】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1は、本考案に係る包装用袋の一例を示す。この包装用袋1は、ビニールや ビニロン等のシートによって形成された袋本体1aにおける袋口の一辺から突出 した舌片2を二つ折りして蓋体1bを形成すると共に、この蓋体1bに袋本体1 a側に取り付けられた2個の雄又は雌のスナップ部材a,aに嵌合する2個の雌 又は雄のスナップ部材b,bを取り付け、且つ、当該雌又は雄のスナップ部材b ,bの取付け位置の中間位置と、スナップ部材b,bと蓋体1bの側縁との中間 位置において蓋体蓋体1bの二つ折り舌片2を点溶着W…したものである。
【0011】 図2〜図7は、上記の包装用袋の製造に使用するスナップ部材取付け装置を示 す。この装置の詳細な構成は、次の通りである。 即ち、架台3上に、前記舌片2を載置するための受け台4が設けられており、 受け台4には、図5や図6に示すように、数ミリメートル程度の段差4aが形成さ れている。また、架台3の上部には、水平支軸5周りで揺動する一対のアーム6 が設けられており、アーム6の先端間に架設した角軸7には、図3、図4に示す ように、3個の第1押え具8A…が取り付けられている。これらの第1押え具8 A…は、前記アーム6が水平支軸5周りに揺動することにより前記受け台4に対 して昇降動作するように構成されている。
【0012】 そして、下降により前記舌片2の付け根側を受け台4に押し付けて、舌片2の 前記段差4aよりも先端側2aを受け台4から浮上させるように構成されている。ま た、架台3には、一対のロッド9を受け台4に沿って前記段差4aと直交する方向 へスライド自在に支持する筒状ガイド10が設けられている。
【0013】 前記ロッド9の先端間に架設した角軸11には、前記第1押え具8A…の上方に 位置する3個の第2押え具8B…が取り付けられており、ロッド9のスライドに より、第2押え具8B…が受け台4に沿って段差4aと直交する方向に往復移動す るように構成されている。そして、第1押え具8A…が舌片2の付け根側を受け 台4に押さえ付けた状態で第2押え具8B…が往動することにより、段差4aを越 えて浮上した舌片先端側2aを第1押え具8A…の上に折り返すように構成されて いる。
【0014】 12はモータMにより軸13周りに回転駆動される円板であり、その両面にはカム 溝14a,14bが刻設されている。15は支軸16周りに揺動するアームであり、その 先端には、前記カム溝14aに嵌入するカムフォロワー17aが装着されている。ま た、アーム15の先端と前記アーム6の中間部とはターンバックル付きリンク18a により枢支連結されている。19は支軸20周りに往復揺動するアームであり、その 一端には前記カム溝14bに嵌入するカムフォロワー17bが装着されている。アー ム19の他端と前記ロッド9とは、ターンバックル付きリンク18bにより枢支連結 されている。
【0015】 また、架台3には、第1,第2押え具8A,8B間の位置において、舌片2の 折り返しによる二重部分に前記スナップ部材b…をカシメ止めする2組のスナッ プ取付け機構21,21が設けられている。これらのスナップ取付け機構21,21は既 知構造のものであって、図7に示すように、雌又は雄の嵌合部材b’を保持する 打込み具22と該嵌合部材b’をカシメ止めするリベット状部材b”を保持する打 込み具23と、打込み具22を打込み具23に対して昇降移動させるための手段と、打 込み具22に対して嵌合部材b’を供給するホッパー24と、打込み具23に対してリ ベット状部材b”を供給するホッパー25とを備えている。26,26はスナップ取付 け機構21,21の駆動モータである。
【0016】 図4〜図6に示すように、第1押え具8A…及び第2押え具8B…には、その 先端部に開口部27A…,27B…を形成して、第2押え具8B…が舌片2先端側を 第1押え具8A…の上に折り返した状態において、これらの開口部27A…,27B …が互いに重なり合うように構成してある。また、前記受け台4とその上方に位 置する第2押え具8B…の基部には、重なり合った開口部27A…,27B…を通し て蓋体1bの二つ折り舌片2を点溶着するための上下に対をなす加熱押圧具28A ,28Bを設けて点溶着機構28を構成してある。
【0017】 次に、上記の構成による作用を説明する。 袋1の舌片2を受け台4に載置した状態で、前記モータMを稼働すると、円板 12が回転するので、カム溝14aとカムフォロワー17aの作用により、アーム15が 支軸16周りに揺動し、ターンバックル付きリンク18aを介してアーム6が水平支 軸5周りに揺動する。 これにより、第1押え具8A…が下降して舌片2の付け根側を受け台4に押し 付けるので、舌片2の前記段差4aよりも先端側2aが受け台4から浮上する。
【0018】 この状態で、カム溝14bとカムフォロワー17bの作用により、アーム19が支軸 20周りに揺動し、ロッド9を受け台4に沿ってスライドさせるので、第2押え具 8B…が往動し、図5の(A),(B)に示すように、段差4aを越えて浮上した 舌片先端側2aを突き動かして第1押え具8A…の上に折り返す。
【0019】 この状態で、駆動モータ26,26の出力により、図7に示すように、各々の打込 み具22が所定のタイミングで打込み具23側へと下降し、嵌合部材b’とリベット 状部材b”が、舌片2の二つ折りにより形成された蓋体1bの所定位置にカシメ 止めされる。このように、2組のスナップ取付け機構21,21によって2個のスナ ップ部材b,bのカシメ止めを行うので、左右のスナップ部材b,bの間隔に狂 いが生じることがない。従って、2組のスナップ取付け機構21,21の間隔を袋本 体側に取り付けられている2個のスナップ部材a,aの間隔に合わせておきさえ すれば、蓋体1bに取り付けられる2個のスナップ部材b,bの間隔が、袋本体 側に取り付けられている2個のスナップ部材a,aの間隔と必ず一致することに なる。
【0020】 この実施例では、上記の動作と並行して、舌片2の点溶着W…が行われる。即 ち、図5の(B)に示すように、舌片2が二つ折りされた状態で、第2押え具8 B…の基部に装備されている上方の加熱押圧具28Aが下降し、図6の(B),( C)に示すように、相対向した開口部27A…,27B…を通して上下の加熱押圧具 28A,28Bが二つ折りされた舌片2を挟持し、点溶着W…を行うのである。
【0021】 スナップ部材bの取付け及び点溶着W…が終了したら、所定のタイミングで打 込み具22及び加熱押圧具28Aが元位置に復帰すると共に、第2押え具8B…と第 1押え具8A…がこの順に元位置に復帰することになる。
【0022】
本考案は、上述した構成よりなるため、袋の蓋体に2個のスナップ部材を取り 付けるにあたり、袋の舌片を受け台の所定位置に載置した状態で、前記第1,第 2押え具および2組のスナップ取付け機構を動作させることにより、舌片の二つ 折りから2個のスナップ部材の取付けまでを自動的に能率良く行うことができ、 しかも、2個のスナップ部材の間隔に狂いのない状態に取り付けることができる という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスナップ部材取付け装置によって
製造された包装用袋の斜視図である。
製造された包装用袋の斜視図である。
【図2】本考案に係るスナップ部材取付け装置の正面図
である。
である。
【図3】スナップ部材取付け装置の要部の側面図であ
る。
る。
【図4】スナップ部材取付け装置の要部の斜視図であ
る。
る。
【図5】舌片の二つ折り作用を説明するための要部の縦
断側面図である。
断側面図である。
【図6】舌片の点溶着作用を説明するための要部の縦断
側面図である。
側面図である。
【図7】スナップ取付け作用を説明するための要部の縦
断側面図である。
断側面図である。
【図8】従来例を説明する包装用袋の斜視図である。
a,b…スナップ部材、1a…袋本体、1b…蓋体、2
…舌片、2a…先端側、4…受け台、4a…段差、8A…第
1押え具、8B…第2押え具、21…スナップ取付け機
構。
…舌片、2a…先端側、4…受け台、4a…段差、8A…第
1押え具、8B…第2押え具、21…スナップ取付け機
構。
Claims (1)
- 【請求項1】 袋本体における袋口の一辺から突出した
舌片を二つ折りして蓋体を形成すると共に、この蓋体
に、袋本体側に取り付けられた2個の雄又は雌のスナッ
プ部材に嵌合する2個の雌又は雄のスナップ部材を取り
付けるための装置であって、前記舌片を載置するための
段差が形成された受け台と、水平支軸周りで揺動する一
対のアームの先端間に架設した軸に取り付けられ、前記
アームが前記水平支軸周りに揺動することにより前記受
け台に対して昇降自在で且つ下降により前記舌片の付け
根側を受け台に押し付けて、舌片の前記段差よりも先端
側を受け台から浮上させる3個の第1押え具と、前記受
け台に沿って段差と直交する方向に往復移動自在で且つ
第1押え具が舌片の付け根側を受け台に押さえ付けた状
態で往動することにより浮上した舌片先端側を第1押え
具の上に折り返す3個の第2押え具と、第1,第2押え
具間の位置において、舌片の折り返しによる二重部分に
前記スナップ部材をカシメ止めする2組のスナップ取付
け機構とを備えて成るスナップ部材取付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1083795U JPH08685U (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 袋の蓋体に対するスナップ部材取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1083795U JPH08685U (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 袋の蓋体に対するスナップ部材取付け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08685U true JPH08685U (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=11761473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1083795U Pending JPH08685U (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 袋の蓋体に対するスナップ部材取付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08685U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50104716U (ja) * | 1974-02-01 | 1975-08-28 | ||
CN114505670A (zh) * | 2022-02-28 | 2022-05-17 | 杭州富利登塑胶制品有限公司 | 杯盖连接件自动输送安装装置 |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP1083795U patent/JPH08685U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50104716U (ja) * | 1974-02-01 | 1975-08-28 | ||
CN114505670A (zh) * | 2022-02-28 | 2022-05-17 | 杭州富利登塑胶制品有限公司 | 杯盖连接件自动输送安装装置 |
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