JP2587228Y2 - 縫製装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、布材の縁を折返して縫
着し、ワイヤ等を挿入する袋状の帯部を形成する縫製装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】車両用リヤシートのカバーの一形式とし
て図６及び図７に示すように、布材Ｗの縁を折返して縫
着し、ワイヤを挿通する袋状の帯部Ｂを形成したものが
用いられている。従来、このような帯部Ｂは作業者が布
材Ｗの縁を折返すとともに、折返した縁を両手で押さえ
ながらミシンへ送り込んで縫製している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】従来の縫製行程におい
ては、上述したように、縁を折返したり、折返した縁を
押さえてミシンに送り込むなどの手作業を必要とするの
で、縫製品の品質が一定せず、また作業者に習熟が要求
されるので、生産性を高めることが容易でない。

【０００４】本考案はかかる問題点に鑑み、この種の布
材の縫製行程における手作業をなくし、品質の安定と生
産性の向上を図ることのできる縫製装置を提供すること
を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本考案に係る縫製装置
は、布材の縁を折返して縫着して袋状の帯部を形成する
縫製装置であって、ミシン本体を設置したミシンテーブ
ル、同テーブルの一側に前記ミシン本体の布送り方向に
沿って移動可能に取付けたスライダー、前記ミシンテー
ブルに載置されるとともに同テーブル上面に沿って回動
可能に前記スライダーに組付けられ、かつ前記ミシンテ
ーブルの上面に設けた所要形状を有するガイド溝に摺動
可能に嵌合するガイドピン及び前記ミシン本体の布送り
歯が進入可能なスリットを有する布材セットプレート、
第１アクチュエータと第２アクチュエータを介して布材
セットプレートに取付けられ、第１アクチュエータによ
り前記布送り方向に直交する方向へ進退し、前記第２ア
クチュエータにより前記布材セットプレートに対して昇
降する布材押さえプレート、第３アクチュエータと第４
アクチュエータを介して前記布材セットプレートに取付
けられ、第３アクチュエータにより前記布材セットプレ
ートに対して昇降し、前記第４アクチュエータにより前
記布送り方向に直交する方向へ進退する布材折返しプレ
ート、及び前記ミシン本体と前記第１ないし第４アクチ
ュエータの作動を所定の順序で制御する制御手段を備え
たことを特徴とする。

【０００６】

【考案の作用・効果】かかる構成によれば、制御手段に
よりミシン本体と第１ないし第４アクチュエータの作動
の順序を制御することにより、第１ステップにおいて、
前記布材セットプレート上に載置した布材を前記布材押
さえプレートの下降動作により前記布材セットプレート
に固定し、第２ステップにおいて、前記布材押さえプレ
ートにて固定した布材の縁を前記布材折返しプレートの
前進動作により折返し、第３ステップにおいて、布材の
折返した縁から前記布材押さえプレートを後退動作によ
り退避させ、第４ステップにおいて、布材の折返した縁
を前記布材折返しプレートの下降動作により前記布材セ
ットプレートに固定し、第５ステップにおいて、ミシン
本体を作動させることができる。

【０００７】しかして、かかる一連のステップに従え
ば、布材セットプレートに載置した布材の縁が自動的に
折返されるとともに、ミシン本体の作動に伴って布材セ
ットプレートがミシンの布送り歯によりミシン針の動作
に同期して布材とともに布送り方向へ移動して折返した
布材の縁が縫着されるので、布材の縁の縫製行程におけ
る主要部が自動化できる。また、布材セットプレートは
ミシンテーブル上面に設けたガイド溝に沿って移動し、
このときガイド溝の形状に応じて同テーブル上面で回動
するので、ガイド溝を所要形状に形成することにより、
湾曲形状を有する布材の縁を縫着できる。

【０００８】このように、本考案に係る縫製装置によれ
ば、布材の縁を折返して縫着する行程を自動化できるの
で、生産性が大幅に向上し、かつ縫製品の品質が安定す
る。

【０００９】

【実施例】以下に本考案を図面に基づき説明するに、図
１には本考案の一実施例に係る縫製装置が示されてい
る。当該縫製装置１０は、ミシン本体１１を設置したミ
シンテーブル１２、同テーブル１２の前端面に取付けた
スライダー１３、ミシンテーブル１２に載置した布材セ
ットプレート１４、ミシンテーブル１２に設置した布材
取り出し機構４０、ミシンテーブル１２に立設したアー
ム１５に取付けた一対の起動スイッチＳ１と停止スイッ
チＳ２、及びミシンテーブル１２の下方に設置した制御
ボックス１６を備えている。

【００１０】ミシンテーブル１２の前端面にはレール１
７が固定され、スライダ１３の内側にはこのレール１２
に嵌合する嵌合凹部１８が一体に設けられている。スラ
イダ１３はこれら嵌合凹部１８とレール１７を介してミ
シンテーブル１２の前端面にミシン本体１１の布送り方
向に沿って移動可能に組付けられている。

【００１１】布材セットプレート１４は前側の一隅部が
ヒンジピン１９により回動可能にスライダ１３に組付け
られている。また、図２及び図３に示すように、布材セ
ットプレート１４の裏側にはガイドピン２０が立設され
ている。一方、ミシンテーブル１２の上面にはこのガイ
ドピン２０が摺動可能に嵌合するガイド溝１２ａが形成
されている。ガイド溝１２ａは布材Ｗの縁の湾曲形状に
応じた所要形状を有し、ミシン本体１１の布送り方向に
沿って延びているので、布材セットプレート１４をガイ
ド溝１２ａに沿って布送り方向へ移動させることがで
き、かつ同方向へ移動するとき、ガイド溝１２ａの湾曲
形状に応じてヒンジピン１９を支点に回動するので、布
送り方向と直交する方向へ変位する。このため、布材セ
ットプレート１４に布材を載置して固定し、同プレート
１４をミシン本体１１の布送り方向へミシン針１１ａの
動作に同期して移動させれば、布材Ｗの湾曲した縁に沿
って縫い目を形成することができる。

【００１２】また、ミシンテーブル１２の前端面にはエ
アーシリンダ２１，２２がそれぞれブラケット２３，２
４で固定されている。エアーシリンダ２１のピストンロ
ッドの先端部にはスライダ１３の後端に係合する係合片
２５が固着され、エアーシリンダ２２のピストンロッド
にはスライダ１３の前端に係合する係合片２６が固着さ
れている。エアーシリンダ２１のピストンロッドをスト
ローク端まで後退させることにより、スライダが前進
し、布材セットプレート１４が図１に示す縫製準備位置
から縫製開始位置へ移動する。また、エアーシリンダ２
２のピストンロッドをストローク端まで後退させること
により、布材セットプレート１４が縫製終了位置から縫
製準備位置へ復帰する。

【００１３】布材セットプレート１４には布材位置決め
用の突条１４ａが固定され、突条１４ａの中間部には切
欠部１４ｂが形成されている。また、布材セットプレー
ト１４には図３に示すように、ミシン本体１１のミシン
針１１ａと布送り歯１１ｂが進入するスリット１４ｃが
形成されている。突条１４ａは所要形状を有するととも
に、スリット１４ｃに対し所定の位置に配置されている
ので、布材Ｗを布材セットプレート１４に載置して一方
の縁を突条１４ａに当接させると、縫着すべき他方の縁
をスリット１４ｃ上に位置させることができる。また、
スリット１４ｃは所要幅を有するので、布材セットプレ
ート１４が布送り方向へ移動し、それに伴いヒンジピン
１９を支点にして回動し、そのためスリット１４ｃが布
送り方向に直交する方向へ変位しても、ミシン本体１１
のミシン針１１ａ及び布送り歯１１ｂのスリット１４ｃ
への進入が妨げられることはない。

【００１４】布材セットプレート１４の上面には布材Ｗ
を布材セットプレート１４に押さえ付けて固定するため
の布材押さえプレート２７と、布材Ｗの縫着すべき縁を
折返すための布材折返しプレート２８が取付けられてい
る。布材押さえプレート２７は逆Ｌ字形の断面形状を有
し、布送り方向に沿って延びている。布材押さえプレー
ト２７の上端部にはフレーム２９が固着され、フレーム
２９の両端に一対のエアーシリンダ３０のシリンダチュ
ーブが垂設されている。各エアーシリンダ３０のピスト
ンロッドの先端は布材セットプレート１４に固定した一
対の箱形エアーシリンダ３１のピストンロッドの先端に
連結されている。布材押さえプレート２７はこのように
エアーシリンダ３０とエアーシリンダ３１を介して布材
セットプレート１４に取付けられているので、エアーシ
リンダ３０により布材セットプレート１４に対して昇降
して同プレート１４上に載置した布材Ｗを押さえ付ける
ことができ、かつエアーシリンダ３１により布送り方向
に直交する方向へ進退する。各エアーシリンダ３０，３
１においては、エアーシリンダ３１が本発明の第１アク
チュエータに該当し、かつ、エアーシリンダ３０が本発
明の第２アクチュエータに該当する。

【００１５】布材折返しプレート２８は布材Ｗの縁の湾
曲形状に応じて形成した湾曲形状の端部を有し、同端部
が布材押さえプレート２７の端部に対向するように配置
されている。また、布材折返しプレート２８の上面には
ブラケット３２が固着され、同ブラケット３２に一対の
エアーシリンダ３３のピストンロッドが連結されてい
る。このエアーシリンダ３３のシリンダーチューブはブ
ラケット３４で取付用プレート３５に固定されている。
一方、取付プレート３５にはエアーシリンダ３６のシリ
ンダーチューブが立設され、同シリンダ３６のピストン
ロッドが取付プレート３５を貫通して布材セットプレー
ト１４に連結されている。このように、布材折返しプレ
ート２８はエアーシリンダ３３とエアーシリンダ３６を
介して布材セットプレート１４に取付けられているの
で、エアーシリンダ３３により布材押さえプレート２７
に対して進退して、同プレート２７により固定した布材
Ｗの端部を折返すことができる。また、エアーシリンダ
３６により布材セットプレート１４に対して昇降して、
折返した端部を同プレート１４に押さえ付けることがで
きる。各エアーシリンダ３３，３６においては、エアー
シリンダ３６が本発明の第３アクチュエータに該当し、
かつ、エアーシリンダ３３が本発明の第４アクチュエー
タに該当する。

【００１６】布材取り出し機構４０はミシンテーブル１
２上面にヒンジピン４１を支点にして回動可能に組付け
た舌状プレート４２、ミシンテーブル１２にヒンジピン
４３で回動可能に取付けたブラケット４４に固定され、
ピストンロッドを舌状プレート４２の内側端部に連結し
たエアーシリンダ４５、及びミシンテーブル１２上面に
固定され、布材セットプレート１４の角隅部に立設した
突片３７が当接して作動し、同プレート１４が縫製終了
位置に到来したことを検出するリミットスイッチ４６を
備えている。舌状プレート４２は縫製終了位置にある布
材セットプレート１４に対し、エアーシリンダ４５によ
りミシンテーブル１２の内側方向へ回動させたとき、先
端が突条１４ａの切欠部１４ｂに進入して同プレート１
４に載置した布材Ｗの下側に潜り込むように配設されて
いる。

【００１７】舌状プレート４２の中間部にはブラケット
４７，４８が立設され、ブラケット４７にはヒンジピン
４９によりレバー５０が上下方向へ回動可能に組付けら
れている。また、ブラケット４８にはエアーシリンダ５
１のシリンダチューブが固定され、同シリンダ５１のピ
ストンロッドがレバー５０の一端に対向し、レバー５０
の他端にはロッド５２の一端が固着されている。このロ
ッド５２の他端には布材押さえ金具５３が固定されてい
る。布材押さえ金具５３は舌状プレート４２の先端に貼
着したマグネット片５４に対向するように配設されてい
るので、エアーシリンダ５１のピストンロッドがストロ
ーク端まで後退すると、自重とマグネット５４の磁力に
よりレバー５０が回動して舌状プレート４２に吸着され
る。従って、布材セットプレート１４に載置した布材Ｗ
の下側に舌状プレート４２を潜り込ませて、エアーシリ
ンダ５１のピストンロッドを後退させることにより、布
材Ｗを舌状プレート４２と布材押さえ金具５３により挟
持することができる。一方、エアーシリンダ５１のピス
トンロッドをストローク端まで前進させると、レバー５
０の一端が押し下げられ、他端が上方へ回動するので、
布材押さえ金具５３は舌状プレート４２から離れ、同金
具５３と同プレート４２間には所定の間隙が保たれる。

【００１８】また、舌状プレート４２に立設したブラケ
ット５５に発光手段と受光手段を内蔵した光センサ５６
が取付けられ、舌状プレート４２の先端側に貼着した反
射板５７に対向している。この光センサ５６は布材Ｗを
検出するためのものであり、布材Ｗにより反射板５７が
覆われていない状態においては、発光手段から射出され
た光が反射板５７で反射して受光手段に入射するが、舌
状プレート４２が布材Ｗの下に潜り込むと、布材Ｗによ
り反射板５７が覆われるので、反射光が受光手段に入射
しなくなる。これにより、舌状プレート４２上に布材Ｗ
が有るか否かを検知できる。

【００１９】制御ボックス１６は図示したリミットスイ
ッチ４６、光センサ５６、起動スイッチＳ１、停止スイ
ッチＳ２の他に、布材押さえプレート２７、布材折返し
プレート２８、及び布材セットプレート１４の位置を検
出すべく所定箇所に配設した図示しないリミットスイッ
チを入力手段とし、ミシンモータと、各エアーシリンダ
２１，２２，３０，３１，３３，３６，４５，５１の作
動及び作動方向を切り換え制御する図示しない電磁弁を
出力手段とするシーケンス制御回路を内蔵している。

【００２０】以下に当該シーケンス制御回路によるミシ
ン本体１１、布材セットプレート１４、布材押さえプレ
ート２７、布材折返しプレート２８及び布材取り出し機
構４０の作動順序の一例を図４のＡ〜Ｄ及び図５のＡ〜
Ｃを参照して説明する。図１に示すように、縫製準備位
置にある布材セットプレート１４に布材Ｗを載置し、布
材Ｗの外側端部を突条１４ａに当てて位置決めする。こ
れにより、布材Ｗの縫着すべき縁が布材セットプレート
１４のスリット１４ｃ上に位置する。そこで、起動スイ
ッチＳ１を操作すると、エアーシリンダ２１のピストン
ロッドが後退してスライダ１３がレール１７に沿って前
進し、布材セットプレート１４が縫製開始位置まで移動
する。続いて、第１ステップ（図４のＡ）において、エ
アーシリンダ３０のピストンロッドが後退して布材押さ
えプレート２７が下降し、布材Ｗが同プレート２７によ
り布材セットプレート１４に押さえ付けられる。つぎ
に、第２ステップ（図４のＢ）において、エアーシリン
ダ３３のピストンロッドが前進し、布材折返しプレート
２８により布材Ｗの縁が折返され、第３ステップ（図４
のＣ）において、エアーシリンダ３１のピストンロッド
が前進して、布材Ｗの折返した縁から布材押さえプレー
ト２７が後退する。続いて、第４ステップ（図４のＤ）
においエアーシリンダ３６のピストンロッドが後退して
布材折返しプレート２８が下降し、同プレート２８によ
り布材Ｗの折返した縁が布材セットプレート１４に押し
付けられる。この後、第５ステップにおいて、ミシンモ
ータが起動して、布材セットプレート１４がミシン１１
の布送り歯１１ｂによりミシン針１１ａの動作に同期し
て布材Ｗとともに布送り方向へ移動し、折返した布材Ｗ
の縁が順に縫着される。その際、布材セットプレート１
４はミシンテーブル１２上面に設けたガイド溝１２ａに
沿って移動し、このときガイド溝１２ａの形状に応じて
同テーブル１２上で回動するので、湾曲形状を有する布
材Ｗの縁に沿って縫い目が形成される。

【００２１】布材セットプレート１４が布送り歯１１ｂ
により前進して縫製終了位置まで移動し、リミットスイ
ッチ４６が作動すると、ミシンモータが停止するととも
に、エアーシリンダ３６のピストンロッドが前進して布
材折返しプレート２８が上昇し、縫着した布材Ｗの縁が
解放される。ついで、第６ステップ（図５のＡ）におい
て、エアーシリンダ４５のピストンロッドが前進して舌
状プレート４２がミシンテーブル１２の内側方向へ回動
し、同プレート１２の先端が布材セットプレート１４の
突条１４ａの中間部に形成した切欠部１４ｂに進入し
て、布材Ｗの下に潜り込む。これに伴い、反射板５７が
布材Ｗで覆われるので、光センサ５６へ反射光が入射し
なくなり、同センサ５６から布材検出信号が出力され
る。この信号に基づいてエアーシリンダ５１が作動し、
ピストンロッドが後退するので、布材押さえ金具５３が
マグネット５４に吸引され、同金具５３と舌状プレート
４２により布材Ｗが挟持される。続いて、エアーシリン
ダ４５のピストンロッドが後退して舌状プレート４２が
回動し、布材Ｗが布材セットプレート１４から突条１４
ａを乗り越えて取り出される。そして、布材Ｗが取り出
されると、エアーシリンダ２２のピストンロッドが後退
して布材セットプレート１４が縫製準備位置へ復帰す
る。かかる一連のステップにより、自動的に布材Ｗの縁
が折返され、かつ縫着されるので、生産性が大幅に向上
し、かつ縫製品の品質が安定する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の一実施例に係る縫製装置を示す斜視
図である。

【図２】 図１の２ー２線から切断した断面図である。

【図３】 同縫製装置を構成する布材セットプレートを
示す斜視図である。

【図４】 同縫製装置を構成する布材押さえプレートと
布材折返しプレートの作動説明図である。

【図５】 同縫製装置を構成する布材取出し機構の作動
説明図である。

【図６】 車両用リヤシートのカバーを示す斜視図であ
る。

【図７】 図６の７ー７線から切断した断面図である。

【符号の説明】

１０…縫製装置、１１…ミシン本体、１２…ミシンテー
ブル、１２ａ…ガイド溝、１３…スライダ、１４…布材
セットプレート、１４ａ…突条、１４ｂ…切欠部、１４
ｃ…スリット、１５…アーム、１６…制御ボックス、１
７…レール、１８…嵌合凹部、１９，４１，４３…ヒン
ジピン、２０…ガイドピン、２１，２２，３０，３１，
３３，３６，４５，５１…エアーシリンダ、２３，２
４，３２，３４，４７，４８，５５…ブラケット、２
５，２６…係合片、２７…布材押さえプレート、２８…
布材折返しプレート、２９…フレーム、３５…取付プレ
ート、３７…突片、４０…布材取出し機構、４２…舌状
プレート、４６…リミットスイッチ、５６…光センサ、
５７…反射板、Ｗ…布材、Ｂ…帯部。

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 布材の縁を折返して縫着して袋状の帯部
   を形成する縫製装置であって、ミシン本体を設置したミ
   シンテーブル、同テーブルの一側に前記ミシン本体の布
   送り方向に沿って移動可能に取付けたスライダー、前記
   ミシンテーブルに載置されるとともに同テーブル上面に
   沿って回動可能に前記スライダーに組付けられ、かつ前
   記ミシンテーブルの上面に設けた所要形状を有するガイ
   ド溝に摺動可能に嵌合するガイドピン及び前記ミシン本
   体の布送り歯が進入可能なスリットを有する布材セット
   プレート、第１アクチュエータと第２アクチュエータを
   介して布材セットプレートに取付けられ、第１アクチュ
   エータにより前記布送り方向に直交する方向へ進退し、
   前記第２アクチュエータにより前記布材セットプレート
   に対して昇降する布材押さえプレート、第３アクチュエ
   ータと第４アクチュエータを介して前記布材セットプレ
   ートに取付けられ、第３アクチュエータにより前記布材
   セットプレートに対して昇降し、前記第４アクチュエー
   タにより前記布送り方向に直交する方向へ進退する布材
   折返しプレート、及び前記ミシン本体と前記第１ないし
   第４アクチュエータの作動を所定の順序で制御する制御
   手段を備えたことを特徴とする縫製装置。