JPH0868406A - グロメットによる結合構造 - Google Patents

グロメットによる結合構造

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JPH0868406A
JPH0868406A JP20230194A JP20230194A JPH0868406A JP H0868406 A JPH0868406 A JP H0868406A JP 20230194 A JP20230194 A JP 20230194A JP 20230194 A JP20230194 A JP 20230194A JP H0868406 A JPH0868406 A JP H0868406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grommet
inner piece
mounting hole
connection
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP20230194A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Wakasugi
直樹 若杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
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  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組付作業性を向上すると共に、安全且つ確実
に被結合部材を結合するグロメットによる結合構造を提
供する。 【構成】 一方の被結合部材の取付穴に装着したグロメ
ット本体20にインナピース30を挿着し、インナピー
ス30内部に他方の被結合部材を挿入することにより、
2つの被結合部材を結合させる。取付穴の至近位置に設
定されるようにグロメット本体20の両側に開設された
ガイド孔23と、インナピース30の上部にて相互に拡
開可能に設けられ、ガイド孔23に挿通して少なくとも
その一部が突出し得るようにした掛止部31と、掛止部
31を広狭変化させ得るように各掛止部31の端部にて
延設された操作レバー32と、インナピース30の基部
に設けられた他方の被結合部材を保持するための保持部
33と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、二つの部材、好適に
は自動車用シートとこれを組み付ける車両ボディとを結
合するために使用されるグロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車等の車両において、例えば図4に
示したようにシート100をボディ200(フロアパネ
ル部)に組み付ける場合、そのボディ200に装着され
たグロメット1が使用されている。この場合、シート1
00の下部適所にU字状突起101を付設し、この突起
101をグロメット1に差し込むことによりシート10
0及びボディ200を結合するというものである。な
お、U字状突起101は図5に示したように、直径4〜
5mm程度の鋼製ワイヤ材によって形成され、シート1
00のクッションフレーム102に固設される。
【0003】図6及び図7は、この従来のグロメット1
の詳細構成例を示している。図において、グロメット1
は、ボディ200の取付穴201(図7)に装着される
グロメット本体2と、このグロメット本体2に挿着され
るインナピース3とにより構成される。グロメット本体
2は、鍔部4及び爪部5を有し、これらがボディ200
と係合することにより固定される。また、インナピース
3は、グロメット本体2の孔6と係合する突部7を有し
ている。
【0004】シート100をボディ200に組み付ける
際、図7に示すように、グロメット本体2に挿着された
インナピース3の内部に、U字状突起101を挿入す
る。U字状突起101の先端部は、インナピース3まで
差し込まれて、図示のように保持され、このようにグロ
メット1を介してシート100(U字状突起101)と
ボディ200とを結合することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
グロメット1では、グロメット本体2をボディ200の
取付穴201に装着する際、その爪部5に取付穴201
を乗り越えさせて行うようにしているため、グロメット
本体2を取付穴201に押入するために必要な荷重が大
きくなり、このため組付作業に手間がかからざるを得な
かった。
【0006】また、グロメット本体2のボディ200へ
の装着時、特に爪部5が取付穴201との接触によって
削られてしまい、ボディ200からのシート100の着
脱を繰り返す程、そのような爪部5の削りが酷くなる。
このため、爪部5及び取付穴201間の係合もしくは嵌
合代を確保し難くなり、極端な場合にはグロメット1が
ボディ200から外れる危険があった。更に、グロメッ
ト本体2の剛性が高いため、ボディ200から取り外す
際に爪部5が取付穴201に引っ掛かって、無理に取り
外そうとするとボディ200を変形させることになる。
【0007】本発明は上記の点に鑑み、組付作業性を向
上すると共に、安全且つ確実に被結合部材を結合するグ
ロメットによる結合構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のグロメットに
よる結合構造は、一方の被結合部材の取付穴に装着した
グロメット本体にインナピースを挿着し、このインナピ
ース内部に他方の被結合部材を挿入することにより、2
つの被結合部材を結合させるようになっているが、特
に、前記取付穴の至近位置に設定されるように、グロメ
ット本体の両側に開設したガイド孔と、前記インナピー
スの上部にて相互に拡開可能に設けられ、前記ガイド孔
に挿通して少なくともその一部がグロメット本体の両側
から突出し得るようにした掛止部と、前記掛止部を広狭
変化させ得るように、各掛止部の端部にて延設した操作
レバーと、前記インナピースの基部に設けた前記他方の
被結合部材を保持するための保持部と、を備えたもので
ある。
【0009】
【作用】本発明によれば、グロメットを一方の被結合部
材の取付穴に装着する際、インナピースの掛止部は、相
互に広狭変化し得るように拡開可能となっているため、
その取付穴を簡単に乗り越し又は通過する。その後、グ
ロメット本体のガイド孔に挿通してその両側から突出す
る。そして掛止部が被結合部材の取付穴に引っ掛かり、
これにより仮固定が行われる。次に、グロメット本体に
挿着されているインナピースの内部に他方の被結合部材
を挿入すると、インナピースの掛止部が拡げられる結
果、その掛止部と一方の被結合部材との間に十分な係合
代が確保される。他方の被結合部材は、インナピースの
基部にて保持部によって保持され、これにより2つの被
結合部材を確実に結合させることができる。
【0010】また、例えばグロメットを一方の被結合部
材から取り外す際、インナピースの操作レバーによって
掛止部の間隔を狭めることにより、一方の被結合部材の
取付穴と干渉することなく簡単に抜き取ることができ
る。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図3に基づき、従来例と実質的
に同一部材には同一符号を用いて本発明のグロメットに
よる結合構造の好適な実施例を説明する。図1は、本発
明に係るグロメット10の構成例を示している。このグ
ロメット10は、グロメット本体20及びインナピース
30により構成されるが、本実施例においてもグロメッ
ト本体20をボディ200の取付穴201に装着し、ま
たグロメット本体20に挿着されたインナピース30内
部にU字状突起101を挿入するものとする(図2、な
お図4をも参照のこと)。
【0012】グロメット本体20は概略箱型に形成され
ており、ボディ200の取付穴201とほぼ整合する。
また、ほぼラッパ状に形成された口部21のまわりに
は、鍔部22が設けられ、この鍔部22は取付穴201
の周囲に当接するようになっている。鍔部22の至近位
置、即ちグロメット本体20がボディ200に装着され
た際、取付穴201の至近位置に設定されるようにガイ
ド孔23が開設されている。このガイド孔23はグロメ
ット本体20の両側に設けられるが、この例では合計4
つのガイド孔23が形成される。
【0013】インナピース30は、その上部にて相互に
拡開可能(図1、矢印A)に設けられた掛止部31を有
している。各掛止部31は、インナピース30に対して
弾性変形可能に一体形成されており、グロメット本体2
0のガイド孔23に対応配置されるようにしたものであ
る。インナピース30がグロメット本体20に挿着され
たとき、掛止部31は、グロメット本体20のガイド孔
23に挿通して少なくともその一部がグロメット本体2
0の両側から突出し得るようになっている(図2参
照)。
【0014】またインナピース30は、掛止部31を広
狭変化させ得るように各掛止部31の端部にて延設され
た操作レバー32と、その基部に設けられたU字状突起
101を保持するための保持部33と、を備えている。
この例では、一対の操作レバー32が設けられるが、図
2に示されるように各操作レバー32は好ましくは、グ
ロメット本体20の口部21から僅かに突出するように
形成され、かかる操作レバー32の操作により掛止部3
1を広狭変化させることができる。
【0015】次に、上記のように構成された本発明のグ
ロメット10による結合構造の作用を説明する。本発明
に係るグロメット10を使用してシート100をボディ
200に組み付ける場合、先ず図2及び図3(A)に示
されるように、インナピース30を挿着したグロメット
本体20をボディ200の取付穴201に装着する。グ
ロメット本体20を取付穴201に装着する際、各掛止
部31は、図3の矢印Bにより示されるように相互に接
近するように一旦、内側に撓み変形し、取付穴201を
簡単に乗り越し又は通過することができる。そして、グ
ロメット本体20の鍔部22が取付穴201の周囲に当
接すると共に、各掛止部31がグロメット本体20のガ
イド孔23に挿通してその両側から突出する。このとき
各掛止部31の端部が取付穴201の周縁部に引っ掛か
るため、これによりグロメット本体20はボディ200
に仮固定される。
【0016】次に、図3(B)に示すように、インナピ
ース30の内部にU字状突起101を挿入する。U字状
突起101を挿入することによってインナピース30の
掛止部31は、矢印Cにより示すように相互に拡開され
る。このように拡げられた掛止部31のガイド孔23か
らの突出量は大きくなり、その結果、掛止部31とボデ
ィ200との間に十分な係合代が確保される。またU字
状突起101の先端部は、インナピース30の保持部3
3によって保持され、これによりグロメット10を介し
てシート100(U字状突起101)とボディ200と
を確実に結合することができる。
【0017】一方、上記のようにボディ200に装着さ
れているグロメット10を取り外す場合、図3(C)に
示すようにU字状突起101が、インナピース30から
引き抜かれる。そして、インナピース30の操作レバー
32の端部を摘んで、矢印Dのようにくっつけると、掛
止部31相互の間隔が狭められる。従って、この状態で
操作レバー32を摘み上げることにより、特に各掛止部
31が取付穴201と干渉することなくグロメット10
を円滑に抜き取ることができる。
【0018】以上、本発明を実施例について説明した
が、本発明は上記の例のみに限定されるものでなく、例
えば掛止部31を合計4つ設ける場合の他、インナピー
ス30の両側で一対だけ設けるようにしてもよい。この
場合には、グロメット本体20においてガイド孔23が
2つ設けられ、このような構成によれば構造の簡素化を
図ることができる。また、シート100(U字状突起1
01)とボディ200を結合する例を説明したが、これ
らの部材に限らず、結合されるべき2つの部材を適宜選
択ことができ、その場合も上記実施例と同様な作用効果
を得ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、グ
ロメットを装着する際、特に掛止部を適度に撓み変形さ
せるようにしたことにより、従来のものに比べて格段に
小さい挿入もしくは差し込み荷重で装着することがで
き、これにより組付作業性を大幅に改善することができ
る。しかも掛止部等に無理な負荷等がかからないため、
削りの発生等の心配がなく、またその掛止部により十分
な係合代を確保することができ、従って、この種の結合
構造において安全且つ確実に被結合部材を結合すること
ができる。更に、グロメットを取り外す場合にも、安全
且つ容易に取り外すことができ、グロメットの着脱を繰
り返しても何ら差し支えない等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグロメットによる結合構造の一実施例
における分解斜視図である。
【図2】本発明のグロメットによる結合構造の一実施例
における全体斜視図である。
【図3】本発明のグロメットによる結合構造における作
用を順次説明する要部断面図である。
【図4】従来のグロメットに係るシート及びボディの組
付時における使用例を示す斜視図である。
【図5】従来のグロメットに係るシートにおけるU字状
突起の構成例を示す部分斜視図である。
【図6】従来のグロメットの構成例を示す分解斜視図で
ある。
【図7】従来のグロメットによる結合構造例を示す要部
断面図である。
【符号の説明】
10 グロメット 20 グロメット本体 21 口部 22 鍔部 23 ガイド孔 30 インナピース 31 掛止部 32 操作レバー 33 保持部 100 シート 101 U字状突起 200 ボディ 201 取付穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の被結合部材の取付穴に装着したグ
    ロメット本体にインナピースを挿着し、このインナピー
    ス内部に他方の被結合部材を挿入することにより、2つ
    の被結合部材を結合させるようにしたグロメットによる
    結合構造において、 前記取付穴の至近位置に設定されるように、グロメット
    本体の両側に開設されたガイド孔と、 前記インナピースの上部にて相互に拡開可能に設けら
    れ、前記ガイド孔に挿通して少なくともその一部がグロ
    メット本体の両側から突出し得るようにした掛止部と、 前記掛止部の相互間隔を広狭変化させ得るように、各掛
    止部の端部にて延設された操作レバーと、 前記インナピースの基部に設けられた前記他方の被結合
    部材を保持するための保持部と、を備えたことを特徴と
    するグロメットによる結合構造。
JP20230194A 1994-08-26 1994-08-26 グロメットによる結合構造 Pending JPH0868406A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007285478A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Nifco Inc 物品取付具
JP2010091111A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Newfrey Llc ファスナ及びファスナ組立体
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