JPH0867831A - 道路面、床面又は壁面コーティング組成物 - Google Patents
道路面、床面又は壁面コーティング組成物Info
- Publication number
- JPH0867831A JPH0867831A JP20322494A JP20322494A JPH0867831A JP H0867831 A JPH0867831 A JP H0867831A JP 20322494 A JP20322494 A JP 20322494A JP 20322494 A JP20322494 A JP 20322494A JP H0867831 A JPH0867831 A JP H0867831A
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- Japan
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- acid ester
- acrylic acid
- composition
- methacrylic acid
- wax
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 （Ａ）アクリル酸エステル及び／又はメタク
リル酸エステル、（Ｂ）（Ａ）に可溶なエポキシ化合
物、（Ｃ）パラフィン及び／又はワックス、とからなる
樹脂相と骨材を主成分とする充填材とからなる道路面、
床面又は壁面コーティング組成物。 【効果】 １回の塗工で厚塗りが可能で、硬化時間が短
く、施工性に優れ、耐久性も良好である。パラフィンや
ワックスが含まれているから重合に支障がなく、耐水性
が向上する。エポキシ化合物があるから道路面、床面、
壁面への接着性が良くなる。
リル酸エステル、（Ｂ）（Ａ）に可溶なエポキシ化合
物、（Ｃ）パラフィン及び／又はワックス、とからなる
樹脂相と骨材を主成分とする充填材とからなる道路面、
床面又は壁面コーティング組成物。 【効果】 １回の塗工で厚塗りが可能で、硬化時間が短
く、施工性に優れ、耐久性も良好である。パラフィンや
ワックスが含まれているから重合に支障がなく、耐水性
が向上する。エポキシ化合物があるから道路面、床面、
壁面への接着性が良くなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、道路面、床面又は壁面
コーティング組成物に関する。
コーティング組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、コンクリート、アスファルト等の
道路面または床面をコーティングするコーティング組成
物としては、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂と
石油樹脂、ロジン等の粘着付与樹脂からなるホットメル
トタイプや、不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂等の熱
硬化性樹脂からなる硬化タイプとがある。
道路面または床面をコーティングするコーティング組成
物としては、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂と
石油樹脂、ロジン等の粘着付与樹脂からなるホットメル
トタイプや、不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂等の熱
硬化性樹脂からなる硬化タイプとがある。
【０００３】しかし、ホットメルトタイプのコーティン
グ組成物は冬期から春期にかけてクラックを発生し易
く、そのクラックから小片が剥離したり、寒冷地におい
ては、チェーンを付けた車によって簡単に剥離するとい
う欠点を有している。又、塗工時に２００℃〜２５０℃
に加熱するために施工し難いという問題がある。又、硬
化タイプのコーティング組成物は、１回の塗工で厚塗り
が困難であり、耐久性に劣るという問題がある。
グ組成物は冬期から春期にかけてクラックを発生し易
く、そのクラックから小片が剥離したり、寒冷地におい
ては、チェーンを付けた車によって簡単に剥離するとい
う欠点を有している。又、塗工時に２００℃〜２５０℃
に加熱するために施工し難いという問題がある。又、硬
化タイプのコーティング組成物は、１回の塗工で厚塗り
が困難であり、耐久性に劣るという問題がある。
【０００４】かかる問題を解決するものとして、特公昭
６１−１７８６９号公報、特公昭６２−４７９０５号公
報に記載あるように、アクリル酸エステルやメタクリル
酸エステルを主成分とする道路面又は床面コーティング
組成物が知られている。
６１−１７８６９号公報、特公昭６２−４７９０５号公
報に記載あるように、アクリル酸エステルやメタクリル
酸エステルを主成分とする道路面又は床面コーティング
組成物が知られている。
【０００５】例えば、特公昭６１−１７８６９号公報に
は、（Ａ）少なくとも一種のアクリル酸エステル及び／
又はメタクリル酸エステル、（Ｂ）塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体及び／又は塩化ビニル−マレイン酸共重合
体と（Ａ）に可溶な重合体または共重合体、（Ｃ）１分
子中に少なくとも２個の重合性二重結合を有する化合
物、（Ｄ）パラフィン及び／又はワックスとからなる樹
脂相と、骨材とからなる組成物について記載されてい
る。又、特公昭６２−４７９０５号公報には、アクリル
酸の低級アルキルエステルと、エチレン−アクリル酸エ
ステル共重合体と、ロジン等の粘着付与樹脂とからなる
組成物について記載されている。
は、（Ａ）少なくとも一種のアクリル酸エステル及び／
又はメタクリル酸エステル、（Ｂ）塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体及び／又は塩化ビニル−マレイン酸共重合
体と（Ａ）に可溶な重合体または共重合体、（Ｃ）１分
子中に少なくとも２個の重合性二重結合を有する化合
物、（Ｄ）パラフィン及び／又はワックスとからなる樹
脂相と、骨材とからなる組成物について記載されてい
る。又、特公昭６２−４７９０５号公報には、アクリル
酸の低級アルキルエステルと、エチレン−アクリル酸エ
ステル共重合体と、ロジン等の粘着付与樹脂とからなる
組成物について記載されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記アクリル
酸エステルやメタクリル酸エステルを主成分とする道路
面、床面コーティング組成物は、１回の塗工で厚塗りが
可能で、硬化時間が短く、施工性に優れ、耐久性も良好
で好ましいものであるが、道路面、床面、壁面等の基材
との接着性に劣り、剥離し易いという問題がある。そこ
で、従来は、基材への接着性を向上させる目的で組成物
の中にシランカップリング剤を加えたり、基材にプライ
マーを塗工した後にアクリル酸エステルやメタクリル酸
エステルを主成分とするコーティング組成物を塗工して
いる。
酸エステルやメタクリル酸エステルを主成分とする道路
面、床面コーティング組成物は、１回の塗工で厚塗りが
可能で、硬化時間が短く、施工性に優れ、耐久性も良好
で好ましいものであるが、道路面、床面、壁面等の基材
との接着性に劣り、剥離し易いという問題がある。そこ
で、従来は、基材への接着性を向上させる目的で組成物
の中にシランカップリング剤を加えたり、基材にプライ
マーを塗工した後にアクリル酸エステルやメタクリル酸
エステルを主成分とするコーティング組成物を塗工して
いる。
【０００７】しかし、シランカップリング剤を加えた組
成物は不安定で長期の貯蔵安定性に劣るという問題があ
る。又、プライマーを塗工する方法はプライマーの塗工
という工程が増えるから施工性に劣るという難点があ
る。そこで、本発明の目的は、プライマーを塗工しなく
ても道路面、床面、壁面等の基材に対する接着性のよ
い、貯蔵安定性のよい道路面、床面又は壁面コーティン
グ組成物を提供することである。
成物は不安定で長期の貯蔵安定性に劣るという問題があ
る。又、プライマーを塗工する方法はプライマーの塗工
という工程が増えるから施工性に劣るという難点があ
る。そこで、本発明の目的は、プライマーを塗工しなく
ても道路面、床面、壁面等の基材に対する接着性のよ
い、貯蔵安定性のよい道路面、床面又は壁面コーティン
グ組成物を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであって、（Ａ）少なくとも１
種のアクリル酸エステル及び／又はメタクリル酸エステ
ル、（Ｂ）（Ａ）に可溶なエポキシ化合物、（Ｃ）パラ
フィン及び／又はワックスとからなる樹脂相と骨材を主
成分とする充填材とからなるものである。
するためになされたものであって、（Ａ）少なくとも１
種のアクリル酸エステル及び／又はメタクリル酸エステ
ル、（Ｂ）（Ａ）に可溶なエポキシ化合物、（Ｃ）パラ
フィン及び／又はワックスとからなる樹脂相と骨材を主
成分とする充填材とからなるものである。
【０００９】本発明に使用するアクリル酸エステルと
は、アクリル酸の各種エステルが使用できる。好ましい
アクリル酸エステルとしては、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル
等がある。本発明に使用するメタクリル酸エステルと
は、メタクリル酸の各種エステルが使用できる。好まし
いメタクリル酸エステルとしては、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸
２−エチルヘキシル等がある。又、上記アクリル酸エス
テル、メタクリル酸エステルはモノマー、オリゴマー、
ポリマー等が使用できる。
は、アクリル酸の各種エステルが使用できる。好ましい
アクリル酸エステルとしては、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル
等がある。本発明に使用するメタクリル酸エステルと
は、メタクリル酸の各種エステルが使用できる。好まし
いメタクリル酸エステルとしては、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸
２−エチルヘキシル等がある。又、上記アクリル酸エス
テル、メタクリル酸エステルはモノマー、オリゴマー、
ポリマー等が使用できる。
【００１０】本発明に使用する上記アクリル酸エステル
やメタクリル酸エステルに可溶なエポキシ化合物として
は、各種のエポキシ化合物があるが、特に、アクリル酸
やメタクリル酸とエポキシ基を有するアルコールとの化
合物であるアクリル酸エステルやメタクリル酸エステル
のエポキシ化合物が好適である。
やメタクリル酸エステルに可溶なエポキシ化合物として
は、各種のエポキシ化合物があるが、特に、アクリル酸
やメタクリル酸とエポキシ基を有するアルコールとの化
合物であるアクリル酸エステルやメタクリル酸エステル
のエポキシ化合物が好適である。
【００１１】好適なアクリル酸エステルのエポキシ化合
物としては、アクリル酸２−ヒドロキシ−３−フェノキ
シプロピル、エポライト７０Ｐ−アクリル酸付加物（共
栄社油脂化学工業株式会社販売）、エポライト２００Ｐ
−アクリル酸付加物（同）、エポライト１６００−アク
リル酸付加物（同）、エポライト８０ＭＦ−アクリル酸
付加物（同）、エポライト３００２−アクリル酸付加物
（同）、ビスフェノールＡ−ジエポキシ−アクリル酸付
加物、エポライト２００Ｅ−アクリル酸付加物（同）エ
ポライト４００Ｅ−アクリル酸付加物（同）等がある。
物としては、アクリル酸２−ヒドロキシ−３−フェノキ
シプロピル、エポライト７０Ｐ−アクリル酸付加物（共
栄社油脂化学工業株式会社販売）、エポライト２００Ｐ
−アクリル酸付加物（同）、エポライト１６００−アク
リル酸付加物（同）、エポライト８０ＭＦ−アクリル酸
付加物（同）、エポライト３００２−アクリル酸付加物
（同）、ビスフェノールＡ−ジエポキシ−アクリル酸付
加物、エポライト２００Ｅ−アクリル酸付加物（同）エ
ポライト４００Ｅ−アクリル酸付加物（同）等がある。
【００１２】又、好適なメタクリル酸エステルのエポキ
シ化合物としては、エポライト４０Ｅ−メタクリル酸付
加物（同）、エポライト３００２−メタクリル酸付加物
（同）、ビスフェノールＡ−ジエポキシ−メタクリル酸
付加物等がある。
シ化合物としては、エポライト４０Ｅ−メタクリル酸付
加物（同）、エポライト３００２−メタクリル酸付加物
（同）、ビスフェノールＡ−ジエポキシ−メタクリル酸
付加物等がある。
【００１３】又、エポキシ化合物はモノマー、オリゴマ
ー、ポリマー等が使用できる。なお、アクリル酸エステ
ルやメタクリル酸エステル以外のエポキシ化合物も溶解
すれば使用できる。
ー、ポリマー等が使用できる。なお、アクリル酸エステ
ルやメタクリル酸エステル以外のエポキシ化合物も溶解
すれば使用できる。
【００１４】本発明に使用するパラフィン及び／又はワ
ックスは塗膜表面に滲み出て樹脂分が重合している間の
空気を遮断したり、耐水性を向上させるものである。好
適なパラフィンとしては低重合度のポリエチレンや高級
炭化水素化合物がある。又、好適なワックスとしては木
蝋や蜜蝋等の高級脂肪酸エステル、高分子系ワックスが
ある。
ックスは塗膜表面に滲み出て樹脂分が重合している間の
空気を遮断したり、耐水性を向上させるものである。好
適なパラフィンとしては低重合度のポリエチレンや高級
炭化水素化合物がある。又、好適なワックスとしては木
蝋や蜜蝋等の高級脂肪酸エステル、高分子系ワックスが
ある。
【００１５】本発明に使用する（Ａ）アクリル酸エステ
ル及び／又はメタクリル酸エステル、（Ｂ）（Ａ）に可
溶なエポキシ化合物、（Ｃ）パラフィン及び／又はワッ
クスからなる樹脂分の比率は適宜でよいが、好ましい比
率は（Ａ）アクリル酸エステル及び／又はメタクリル酸
エステル３０〜９９．５重量％、（Ｂ）（Ａ）に可溶な
エポキシ化合物０．５〜７０重量％、前記（Ａ）と
（Ｂ）の合計１００重量％に対して（Ｃ）パラフィン及
び／又はワックス０．１〜５重量％である。
ル及び／又はメタクリル酸エステル、（Ｂ）（Ａ）に可
溶なエポキシ化合物、（Ｃ）パラフィン及び／又はワッ
クスからなる樹脂分の比率は適宜でよいが、好ましい比
率は（Ａ）アクリル酸エステル及び／又はメタクリル酸
エステル３０〜９９．５重量％、（Ｂ）（Ａ）に可溶な
エポキシ化合物０．５〜７０重量％、前記（Ａ）と
（Ｂ）の合計１００重量％に対して（Ｃ）パラフィン及
び／又はワックス０．１〜５重量％である。
【００１６】本発明に使用する骨材としては、種々な無
機化合物が使用できる。例えば、炭酸カルシウム、酸化
チタン、珪石粉末、ゼオライト、陶土、ガラス粉末、ア
ルミナ等の粉末、ガラスビーズがある。本発明において
は、上記化合物の他に種々な物を添加してもよい。例え
ば、着色剤、硬化速度調整剤、硬化剤、ブルーイング剤
等がある。又、本発明において骨材やその他の添加材等
の充填材の量は適宜でよいが、好ましい量は上記樹脂分
１００重量部に対して充填材が１〜１５００重量部、更
に好ましくは５０〜５００重量部である。
機化合物が使用できる。例えば、炭酸カルシウム、酸化
チタン、珪石粉末、ゼオライト、陶土、ガラス粉末、ア
ルミナ等の粉末、ガラスビーズがある。本発明において
は、上記化合物の他に種々な物を添加してもよい。例え
ば、着色剤、硬化速度調整剤、硬化剤、ブルーイング剤
等がある。又、本発明において骨材やその他の添加材等
の充填材の量は適宜でよいが、好ましい量は上記樹脂分
１００重量部に対して充填材が１〜１５００重量部、更
に好ましくは５０〜５００重量部である。
【００１７】更に、本発明においては、アクリル酸エス
テル及び／又はメタクリル酸エステルの粘度を調整する
ために、アクリル酸エステル及び／又はメタクリル酸エ
ステルに可溶なポリマーを添加してもよい。このポリマ
ーとしてはアクリル酸エステルやメタクリル酸エステル
のポリマーが好適である。
テル及び／又はメタクリル酸エステルの粘度を調整する
ために、アクリル酸エステル及び／又はメタクリル酸エ
ステルに可溶なポリマーを添加してもよい。このポリマ
ーとしてはアクリル酸エステルやメタクリル酸エステル
のポリマーが好適である。
【００１８】
【作用】本発明はアクリル酸エステル及び／又はメタク
リル酸エステルを主成分とする道路面、床面又は壁面コ
ーティング組成物であるから、このコーティング組成物
に重合触媒を加えて塗工することで、１回の塗工で厚塗
りが可能で、硬化時間が短く、施工性に優れ、耐久性も
良好である。又、この組成物の中には重合触媒が含まれ
ていない（重合触媒は使用時に添加する）から、長期間
保存できる。
リル酸エステルを主成分とする道路面、床面又は壁面コ
ーティング組成物であるから、このコーティング組成物
に重合触媒を加えて塗工することで、１回の塗工で厚塗
りが可能で、硬化時間が短く、施工性に優れ、耐久性も
良好である。又、この組成物の中には重合触媒が含まれ
ていない（重合触媒は使用時に添加する）から、長期間
保存できる。
【００１９】又、この組成物の中にパラフィン及び／又
はワックスが含まれているから、塗工すると、このパラ
フィンやワックスが表面に滲み出て空気を遮断して、空
気中の酸素がこのアクリル酸エステル及び／又はメタク
リル酸エステルの中に溶解することを阻止する。従っ
て、アクリル酸エステル及び／又はメタクリル酸エステ
ルが支障なく重合する。又、このパラフィンやワックス
が含まれているから耐水性が向上する。
はワックスが含まれているから、塗工すると、このパラ
フィンやワックスが表面に滲み出て空気を遮断して、空
気中の酸素がこのアクリル酸エステル及び／又はメタク
リル酸エステルの中に溶解することを阻止する。従っ
て、アクリル酸エステル及び／又はメタクリル酸エステ
ルが支障なく重合する。又、このパラフィンやワックス
が含まれているから耐水性が向上する。
【００２０】又、本発明においては、樹脂分の中にアク
リル酸エステルやメタクリル酸エステルに可溶なエポキ
シ化合物が含まれているから、このエポキシ化合物がア
クリル酸エステルやメタクリル酸エステルの中に均一に
溶解した状態でアクリル酸エステルやメタクリル酸エス
テルが重合する。従って、この重合した樹脂の中にエポ
キシ化合物が均一に含まれ、道路面、床面又は壁面への
接着性が良くなる。
リル酸エステルやメタクリル酸エステルに可溶なエポキ
シ化合物が含まれているから、このエポキシ化合物がア
クリル酸エステルやメタクリル酸エステルの中に均一に
溶解した状態でアクリル酸エステルやメタクリル酸エス
テルが重合する。従って、この重合した樹脂の中にエポ
キシ化合物が均一に含まれ、道路面、床面又は壁面への
接着性が良くなる。
【００２１】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。 （実施例１〜４、比較例１）表１に示す化合物の中の硬
化剤としてのベンゾイルパーオキサイド（ＢＰＯ）を除
いた化合物を加え攪拌して均一な組成物を製造する。こ
の状態で保存すると、長期間保存できる。
化剤としてのベンゾイルパーオキサイド（ＢＰＯ）を除
いた化合物を加え攪拌して均一な組成物を製造する。こ
の状態で保存すると、長期間保存できる。
【００２２】この組成物に表１に示す量のベンゾイルパ
ーオキサイドを添加し、コンクリート面、アスファルト
面、金属面、木材面、ガラス面、ガラス繊維強化ポリエ
ステル樹脂（ＦＲＰ）面に素早く塗工したところ１５〜
２０分で硬化した。この塗工面の接着性の良否を判定す
るために、次の評価方法に従って評価したところ、表１
に示す結果が得られた。
ーオキサイドを添加し、コンクリート面、アスファルト
面、金属面、木材面、ガラス面、ガラス繊維強化ポリエ
ステル樹脂（ＦＲＰ）面に素早く塗工したところ１５〜
２０分で硬化した。この塗工面の接着性の良否を判定す
るために、次の評価方法に従って評価したところ、表１
に示す結果が得られた。
【００２３】
【表１】
【００２４】評価方法：基材（コンクリート板、アスフ
ァルト板、金属板、木板、ガラス板、ＦＲＰ板）の上に
ステンレス製の四角筒（縦２．９ｍｍ×横２．９ｍｍ高
さ３ｃｍ）を載せ、この中心に棒を立て、この四角筒の
中に表１に示すコーティング組成物を高さ３ｃｍになる
まで入れる。１週間放置後、引張試験機を用いて、基材
と棒を引っ張り速度２ｍｍ／ｍｉｎで引っ張って、基材
とコーティング組成物との接着強度を評価した。接着強
度１０ｋｇ／ｃｍ2 以上を良好な接着性を示すものと判
定し、接着強度１０ｋｇ／ｃｍ2 未満を剥離するものと
判定した。
ァルト板、金属板、木板、ガラス板、ＦＲＰ板）の上に
ステンレス製の四角筒（縦２．９ｍｍ×横２．９ｍｍ高
さ３ｃｍ）を載せ、この中心に棒を立て、この四角筒の
中に表１に示すコーティング組成物を高さ３ｃｍになる
まで入れる。１週間放置後、引張試験機を用いて、基材
と棒を引っ張り速度２ｍｍ／ｍｉｎで引っ張って、基材
とコーティング組成物との接着強度を評価した。接着強
度１０ｋｇ／ｃｍ2 以上を良好な接着性を示すものと判
定し、接着強度１０ｋｇ／ｃｍ2 未満を剥離するものと
判定した。
【００２５】この表１から判るように、エポキシ化合物
を添加していない比較例１は剥離したが、エポキシ化合
物を添加した実施例１〜４は良好な接着性を示した。
を添加していない比較例１は剥離したが、エポキシ化合
物を添加した実施例１〜４は良好な接着性を示した。
【００２６】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明はアクリル
酸エステル及び／又はメタクリル酸エステルを主成分と
する道路面、床面又は壁面コーティング組成物であるか
ら、このコーティング組成物に重合触媒を加えて塗工す
ることで、１回の塗工で厚塗りが可能で、硬化時間が短
く、施工性に優れ、耐久性も良好である。又、この組成
物の中には重合触媒が含まれていないから、長期間保存
できる。
酸エステル及び／又はメタクリル酸エステルを主成分と
する道路面、床面又は壁面コーティング組成物であるか
ら、このコーティング組成物に重合触媒を加えて塗工す
ることで、１回の塗工で厚塗りが可能で、硬化時間が短
く、施工性に優れ、耐久性も良好である。又、この組成
物の中には重合触媒が含まれていないから、長期間保存
できる。
【００２７】又、この組成物の中にパラフィン及び／又
はワックスが含まれているから、アクリル酸エステル及
び／又はメタクリル酸エステルが支障なく重合すること
ができるし、又、重合組成物の耐水性が向上する。又、
本発明において、樹脂分の中にアクリル酸エステルやメ
タクリル酸エステルに可溶なエポキシ化合物が含まれて
いるから、道路面、床面又は壁面への接着性が良くな
る。
はワックスが含まれているから、アクリル酸エステル及
び／又はメタクリル酸エステルが支障なく重合すること
ができるし、又、重合組成物の耐水性が向上する。又、
本発明において、樹脂分の中にアクリル酸エステルやメ
タクリル酸エステルに可溶なエポキシ化合物が含まれて
いるから、道路面、床面又は壁面への接着性が良くな
る。
Claims (1)
- 【請求項１】 （Ａ）少なくとも１種のアクリル酸エス
テル及び／又はメタクリル酸エステル、（Ｂ）（Ａ）に
可溶なエポキシ化合物、（Ｃ）パラフィン及び／又はワ
ックスとからなる樹脂相と骨材を主成分とする充填材と
からなることを特徴とする道路面、床面又は壁面コーテ
ィング組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20322494A JPH0867831A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 道路面、床面又は壁面コーティング組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20322494A JPH0867831A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 道路面、床面又は壁面コーティング組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0867831A true JPH0867831A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16470515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20322494A Pending JPH0867831A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 道路面、床面又は壁面コーティング組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0867831A (ja) |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP20322494A patent/JPH0867831A/ja active Pending
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