JPH0867466A - 自動車用エレベータの制御装置 - Google Patents

自動車用エレベータの制御装置

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JPH0867466A
JPH0867466A JP20359194A JP20359194A JPH0867466A JP H0867466 A JPH0867466 A JP H0867466A JP 20359194 A JP20359194 A JP 20359194A JP 20359194 A JP20359194 A JP 20359194A JP H0867466 A JPH0867466 A JP H0867466A
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car
wheel
door
elevator
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JP20359194A
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Masaaki Nishizawa
正明 西沢
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、電動ストッパの破損防止および車
両の適正誘導を図ることにある。 【構成】 カゴのカゴ床に所定の距離を隔てて上下移動
可能に設けられ、カゴドアの開・閉に連動して下降また
は上昇する車両行き過ぎ規制用の電動ストッパ2a,2
bと、前記カゴドア開状態のエレベータカゴに乗込み中
の車両の車輪が前記電動ストッパ上の位置で停止したと
き、前記車両の車輪を検知する車輪検知手段4a,4b
と、この車輪検知手段からの車輪検知信号が所定時間継
続して出力されているとき、引き続きドア開指令を出力
するとともに、エレベータカゴ内に車両の移動指示を表
示する運転制御手段12とを設けた自動車用エレベータ
の制御装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動ストッパ付き車両用
エレベータの制御装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用エレベータにおいては、エ
レベータのカゴドアの保護等の観点から、エレベータカ
ゴのカゴ床に車両の行き過ぎを防止するための電動スト
ッパが設けられている。
【0003】具体的には、図9に示すように昇降可能に
吊下されたエレベータカゴ51の両対向壁面側に正面用
カゴドア52および背面用カゴドア53が開閉可能に設
けられ、またカゴ床54には車両55の行き過ぎを規制
する正面用車止め装置56および背面用車止め装置57
が上下移動可能に設けられ、さらにこれら両車止め装置
56,57の間の適宜な個所に足踏み式のアップ用ボタ
ン58およびダウン用ボタン59が設置され、乗客60
がボタン58,59の足踏み操作により、正面用車止め
装置56および背面用車止め装置57を上昇させたり、
下降させたりしている。図中,61は例えば1階のホー
ル、62はホールドアである。
【0004】従って、このような車両用エレベータ装置
は、乗客60がエレベータカゴ51に車両55を乗せた
後、カゴ床54のアップ用ボタン58を足踏み操作して
カゴ床面から正面用車止め装置56、背面用車止め装置
57を上昇させることにより、車両55の行き過ぎを防
止し、一方、乗客60がエレベータカゴ51から車両5
5を降ろすとき、ダウン用ボタン59を足踏み操作して
正面用車止め装置56または背面用車止め装置57を下
降させて、エレベータカゴ51から車両55を降ろす構
成となっている。
【0005】しかし、このような車両用エレベータは、
乗客60がアップ用ボタン58またはダウン用ボタン5
9を足踏み操作して車止め装置56,57を上昇させた
り、下降させたりしているので、車両55の搬入・搬出
に時間がかかり、また自動車のごとき車両55の場合に
は、搬入および搬出の都度、乗客60が自動車から降り
て足踏み操作を行うので、車両55の搬入・搬出作業が
煩わしいばかりか、自動車の停止位置やエレベータカゴ
51内の空きスペースが狭いときに足踏み操作を行うの
が難しい。
【0006】そこで、本発明者においては、例えば図1
0に示すようにエレベータカゴ51のカゴ床54に所定
の距離を隔てて正面用電動ストッパ63および背面用電
動ストッパ64を取り付け、カゴドア52,53の開閉
に連動して正面用電動ストッパ63および背面用電動ス
トッパ64を自動的に下降/上昇させることが有効であ
ると考えるに至った。
【0007】この考えについて図10を用いて具体的に
説明する。今、1階(1F)から例えば地下1階(B
1)に車両55を運ぶ場合、正面1階ホールにてエレベ
ータのダウンボタンを押したとき(同図a参照)、エレ
ベータは、正面ホール呼びに応答し、1階に到着してホ
ールドア62および正面用カゴドア52が開く(同図b
参照)。ここで、正面用カゴドア52が開くと同時に正
面用電動ストッパ63が下がるので、正面1階ホールか
らエレベータカゴ51に車両55を乗せることができ
る。その後、背面地下1階のカゴ呼びを登録すると、正
面用カゴドア52が閉じ、このカゴドア52の閉状態に
連動して正面用電動ストッパ63が上昇する(同図c参
照)。
【0008】エレベータは、地下1階のカゴ呼びに応答
して地下1階に到着すると、背面用カゴドア53が開状
態となる。この背面用カゴドア53の開状態に連動して
背面用電動ストッパ64が下降するので(同図d参
照)、ここで、エレベータカゴ51から車両55を降ろ
すことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、以上のような
車両用エレベータは、車両の搬入・搬出時間が短縮可能
であり、乗客が自動車から降りずに自動的に電動ストッ
パ63,64を上下移動させることができる。
【0010】しかしながら、以上のような車両用エレベ
ータでは次のようなことが予想される。例えば車両55
の車輪が電動ストッパ63または64上に乗った状態で
カゴ呼びを登録すると、カゴドア52または53が閉
じ、このドア閉状態に連動して電動ストッパ63または
64が上昇するので、電動ストッパ63,64の昇降駆
動用モータを破損させる恐れがあること。また、リモー
トコントローラを用いてカゴ呼び登録やドア開閉操作を
行う場合、車両のエレベータカゴ入庫時や車両の乗込み
途中にカゴ呼びの登録を行うと、車両55が両電動スト
ッパ63,64の位置に停止していない場合でもカゴド
アの閉によって電動ストッパ63または64が上昇し、
車両55を持ち上げてしまうことが考えられる。
【0011】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、電動ストッパの破損を未然に防止する車両用エレベ
ータの制御装置を提供することを目的とする。また、本
発明の他の目的は、電動ストッパの破損防止および車両
の適正誘導を図る車両用エレベータの制御装置を提供す
ることにある。
【0012】さらに、本発明の他の目的は、車両停止の
安全性を確保する車両用エレベータの制御装置を提供す
ることにある。さらに、本発明の別の目的は、車両の適
正誘導および車両停止の安全性を確保する車両用エレベ
ータの制御装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、エレベータカゴのカゴ
床に所定の距離を隔てて上下移動可能に設けられ、カゴ
ドアの開・閉に連動して下降または上昇する車両行き過
ぎ規制用電動ストッパと、前記カゴドア開状態のエレベ
ータカゴに乗込み中の車両の車輪が前記電動ストッパ上
の位置で停止したとき、前記車両の車輪を検知する車輪
検知手段とを設けた自動車用エレベータの制御装置であ
る。
【0014】請求項2に対応する発明は、エレベータカ
ゴのカゴ床に所定の距離を隔てて上下移動可能に設けら
れ、カゴドアの開・閉に連動して下降または上昇する車
両行き過ぎ規制用の電動ストッパと、前記カゴドア開状
態のエレベータカゴに乗込み中の車両の車輪が前記電動
ストッパ上の位置で停止したとき、前記車両の車輪を検
知する車輪検知手段と、この車輪検知手段からの車輪検
知信号が所定時間継続して出力されているとき、引き続
きドア開指令を出力するとともに、エレベータカゴ内に
車両の移動指示を表示する運転制御手段とを設けた自動
車用エレベータの制御装置である。
【0015】次に、請求項3に対応する発明は、エレベ
ータカゴのカゴ床に所定の距離を隔てて上下移動可能に
設けられ、カゴドアの開・閉に連動して下降または上昇
する車両行き過ぎ規制用の電動ストッパと、前記カゴド
ア開状態のエレベータカゴに乗込み中の車両の車輪が対
面側の前記電動ストッパに当たる位置にきたとき、前記
車両の車輪を検知する車輪検知手段と、この車輪検知手
段から車輪検知信号を受けたとき、車両が安全位置に到
着したことを確認する安全確認手段と、この安全確認手
段から安全確認信号を受けたとき、前記エレベータカゴ
内に車両の安全停止を表示し、かつ、ドア閉指令を出力
する運転制御手段とを設けた自動車用エレベータの制御
装置である。
【0016】さらに、請求項4に対応する発明は、エレ
ベータカゴのカゴ床に所定の距離を隔てて上下移動可能
に設けられ、カゴドアの開・閉に連動して下降または上
昇する車両行き過ぎ規制用の電動ストッパと、各電動ス
トッパの両側にそれぞれ設けられ、前記カゴドア開状態
のエレベータカゴに乗込み中の車両の車輪が前記電動ス
トッパ上の位置で停止したとき、前記車両の車輪を検知
する車輪検知手段と、前記電動ストッパの内側に位置す
る車輪検知手段から車輪非検知信号を受けたとき、車両
が安全位置に到着したことを確認する安全確認手段と、
前記車輪検知手段から車輪検知信号が所定時間継続して
出力されているとき、引き続きドア開指令を出力し、か
つ、前記安全確認手段から安全確認信号を受けたとき前
記エレベータカゴ内に車両の安全停止を表示し、かつ、
ドア閉指令を出力する運転制御手段とを設けた自動車用
エレベータの制御装置である。
【0017】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は、以上のよ
うな手段を講じたことにより、カゴドア開に連動して開
ドア側に近い方の電動ストッパが下降すると、車両が乗
り込んで適当な位置に停止するが、このとき車両の車輪
が電動ストッパ上の位置で停止した場合には車輪検知手
段から車輪検知信号を出力するので、この車輪検知信号
に基づいて、引き続き、カゴドアを開くようにドア開制
御を行えば、電動ストッパの上昇を止めることができ、
当該電動ストッパの破損を未然に防止できる。
【0018】次に、請求項2に対応する発明は、カゴド
ア開に連動して開ドア側に近い方の電動ストッパが下降
すると、車両が乗り込んで適当な位置に停止するが、こ
のとき車両の車輪が当該電動ストッパ上の位置で停止し
た場合には車輪検知手段から車輪検知信号を出力する。
ここで、運転制御手段は、車輪検知手段から車輪検知信
号を所定時間継続して受けているとき、引き続きドア開
指令を出力し、さらに車両の移動指示を表示するので、
電動ストッパの破損を未然に防止でき、また移動指示に
基づいて車両を移動することにより、車両を安全な方向
に適切に誘導することができる。
【0019】さらに、請求項3に対応する発明は、車両
行き過ぎ規制用の電動ストッパの間隔が車両の長さとほ
ぼ同じ場合、カゴドア開状態のエレベータカゴに乗込ん
できた車両の車輪が対面側の電動ストッパに当たる位置
まできたとき、車輪検知手段から車輪検知信号を出力
し、安全確認手段に送出する。ここで、安全確認手段
は、車輪検知手段から車輪検知信号を受けたとき、車両
が適切な安全位置に到達したと判断し、完全確認信号を
運転制御手段に送出する。この運転制御手段では、安全
確認信号を受けると車両がエレベータカゴ内の安全位置
に停止したことを表示するとともに、ドア閉指令を出力
するので、車両を適切、かつ、安全な位置に停止させる
ことができる。
【0020】さらに、請求項4に対応する発明は、車両
行き過ぎ規制用の電動ストッパの間隔が車両の長さより
十分に長い場合、カゴドア開状態のエレベータカゴに乗
込んできた車両の車輪が電動ストッパ上の位置で停止す
ると、各電動ストッパの両側に設けた車輪検知手段のう
ち何れかの車輪検知手段から車輪検知信号を出力し、ま
た車両が適正、かつ、安全な位置に停止した場合には両
電動ストッパの内側に位置する2つの車輪検知手段から
車輪非検知信号が出力する。
【0021】ここで、安全確認手段は車輪非検知信号を
受けると車両が安全位置に到達したと判断し、完全確認
信号を運転制御手段に送出する。この運転制御手段で
は、前記何れかの車輪検知手段から車輪検知信号を受け
たとき、車両の移動指示を表示し、一方、安全確認手段
から安全確認信号を受けたとき車両がエレベータカゴ内
の安全な位置に停止したことを表示し、かつ、ドア閉指
令を出力するので、電動ストッパ上に停止している車両
を適正に誘導でき、また車両が安全位置に到達したとき
安全停止位置であることを表示するので、車両停止の安
全性を確保することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明装置の実施例について図面を参
照して説明する。 (第1の実施例)図1および図2は本発明装置の第1の
実施例を説明する構成図である。
【0023】図1はエレベータカゴ1内の必要な構成体
の配置例を示す図であって、1はエレベータカゴ、2
a,2bは所要とする距離を隔てて上下移動可能に取り
付けられた正面用電動ストッパおよび背面用電動ストッ
パである。
【0024】これら電動ストッパ2a,2bを駆動する
手段は、例えば正面用カゴドア3aおよび背面用カゴド
ア3bの開閉状態を検出するドア開閉検出手段と、この
ドア開閉検出手段からのドア開閉信号に応じて正・逆回
転動作を行う正面用昇降駆動モータおよび背面用昇降駆
動モータと、これらモータの回転運動を直線運動に変換
して対応する電動ストッパ2a,2bを昇降する機構を
備えている。従って、電動ストッパ2a,2bは、正面
用カゴドア3a,背面用カゴドア3bの開閉に連動して
下降または上昇する構成となっている。
【0025】4a,4bは車両の車輪を検知する車輪検
知センサであって、これらセンサ4a,4bは例えば各
電動ストッパ2a,2bの内側方向に所定の距離を隔
て、かつ、両カゴドア3a,3bの正対方向とは直交す
る方向のエレベータカゴ壁面のカゴ床5から所定の高さ
位置に光電管等が取り付けられ、車両の車輪を検知する
ものである。ここで、車輪検知センサ4a,4bの詳細
な取付け位置は、図2に示すように例えば車両の車輪6
が正面用電動ストッパ2aの正面用カゴドア方向角部に
引っかかる程度の位置に停止したときでも確実に検知
し、かつ、図示点線のごとく電動ストッパ2aの上昇時
でも検知不能とならない位置でなければならない。その
ためには、電動ストッパ2a,2bに比較的近い位置で
あって当該ストッパ2a,2bよりも高い位置に取付け
る必要がある。なお、同様の理由により電動ストッパ2
a,2bの外側,つまりカゴドア方向に設けてもよい。
【0026】図中7は車誘導灯であって、これは車両の
車輪6が電動ストッパ2a,2b上にあるとき、前進移
動または後退移動の指示を受けて前進移動または後退移
動を色表示し、乗客に対して車両の誘導を行わせる役割
をもっている。なお、この車誘導灯7は、カゴドア3
a,3bと同一面の真上に取付けられているが、エレベ
ータカゴ1の天井の面に取付けてもよい。
【0027】図3は車輪検知センサ4a,4bの出力を
用いてカゴドアを制御する構成を示す図である。同図に
おいて11はセンサ信号入力部、12は車輪検知センサ
4a,4bから車輪検知信号を受けているときにドア開
信号を出力する自動車用エレベータの運転を司る運転制
御部、13は運転制御部12から受けるドア開閉指示に
従ってドアを開閉する駆動モータを制御するドア指示回
路部である。
【0028】次に、以上のように構成された第1の実施
例の動作を説明する。今、正面ホール呼びを行ってエレ
ベータカゴ1を正面ホールに呼び寄せると、エレベータ
は当該正面ホールに到着して正面用カゴドア3aが開
き、そのドア開に連動して正面用電動ストッパ2aが下
降する。
【0029】ここで、車両がエレベータカゴ1に乗込ん
で例えば正面用電動ストッパ2a上の位置に後輪6が乗
かった状態で停止すると、車輪検知センサ4aから車輪
検知信号が出力し、センサ信号入力部11を経て運転制
御部12に送られる。この運転制御部12では、センサ
信号入力部11から車輪検知信号を受けると、車両の車
輪6が車輪検知センサ4aを通過するに十分な時間を経
過しても車輪検知信号を受けているとき、ドア指示回路
部13にドア開指令を送出する。ここで、ドア指示回路
部13では、ドア開指令を受けると正面用カゴドア3a
を開く方向にドア開閉用駆動モータを制御する。
【0030】また、運転制御部12は、ドア指示回路部
13にドア開指令を送出するとともに、車誘導灯7に対
して車両の前進移動せよとの指示を色表示例えば赤色で
表示する。
【0031】従って、乗客は車誘導灯7に従って車両を
前進させ、車両の後輪6が正面用電動ストッパ2aから
外れると、車輪検知センサ4aがオフ状態となる。運転
制御部12では、車輪検知センサ4aからのオフ信号を
受けると、ある所定時間例えば車両を停止させるに要す
る時間の経過後にドア閉指令を出力し、正面用カゴドア
3aを閉じ、このドア閉に連動して正面用電動ストッパ
2aを上昇させる。
【0032】なお、運転制御部12は、車輪検知センサ
4aから車輪検知信号を受けている間、ある階の呼びを
登録し、或いは規定のドア開時間をオーバした場合で
も、ドア開信号を出力し、電動ストッパ2aを上げない
ように指示する。
【0033】従って、第1の実施例の構成によれば、正
面用カゴドア3aまたは背面用カゴドア3bの開に連動
して正面用電動ストッパ2aまたは背面用電動ストッパ
2bが下降し、それに伴ってエレベータカゴに乗り込ん
できた車両の車輪6が正面用電動ストッパ2aまたは背
面用電動ストッパ2b上の位置で停止したとき、車輪検
知センサ4a,4bが車輪検知信号を出力し、センサ信
号入力部11を介して運転制御部12に送出するので、
この運転制御部12では、その車輪検知信号が車輪通過
に相当する時間を経過しても継続しているとき、ドア開
信号を出力して正面用カゴドア3aまたは背面用カゴド
ア3bを開状態に継続制御するので、乗客は車両の車輪
が電動ストッパ上にあることを把握でき、しかもドア開
の継続により電動ストッパ2a,2bの破損を未然に防
止できる。
【0034】また、車輪検知信号が継続しているとき、
運転制御部12では、ドア開継続のドア開指令を出力す
る一方、例えば誘導側,つまり前進方向である背面用カ
ゴドア3bの車誘導灯7に対して前進移動を促す色表示
を行うので、乗客はその車誘導灯7の前進移動指示に従
って車両を前進させれば、同様に電動ストッパ2a,2
bの破損を防止でき、車両を速やかに適正な位置に誘導
することができる。 (第2の実施例)この第2の実施例は、図4に示すよう
に電動ストッパ2a,2bの間隔が車両の長さとほぼ同
じ場合、エレベータカゴに乗り込む車両の車輪6を対面
側の電動ストッパに当てる位置か、或いは当たった位置
で停止させれば、適正、かつ、安全な位置に停止させる
ことができ、カゴ荷重の均等化およびエレベータカゴの
荷重安定化につながる。また、リモートコントローラで
カゴ呼びを登録したり、ドア開閉操作を行う場合、同様
に車両の車輪6を対面側の電動ストッパ2aに当てて安
全位置の確認をとれば、適正にリモコン操作を行うこと
ができる。
【0035】従って、本実施例装置は、以上のような車
両の停止を前提として実現したものであり、以下、その
構成について図5を参照して説明する。先ず、正面用車
輪検知センサ4aおよび背面用車輪検知センサ4bは、
車両の安全位置停止を前提として車輪6を検知すること
から、電動ストッパ2a,2bの内側方向に所定の距離
を隔て、かつ、両カゴドア3a,3bの正対方向とは直
交する方向のエレベータカゴ壁面に取り付けられる。
【0036】一方、制御系の構成にあっては、センサ4
a,4bの車輪検知信号を取り込んで出力するセンサ信
号入力部11aと、車両の乗込み方向を判断し、その乗
込み中の車両の車輪6が対面側の電動ストッパ例えば2
bに当たる位置または当った位置にきたとき、少なくと
も対面側に位置する背面用車輪検知センサ4bからの車
輪検知信号を受けて安全位置に到達したことを確認し、
安全確認信号を出力する安全確認部21と、何れかの車
輪検知センサ4a,4bから車輪検知信号を受けている
ときドア開指令を出力する一方、車誘導灯7として前進
または後退移動指示灯を色表示し、かつ、安全確認部2
1から安全確認信号を受けたとき車誘導灯7を安全灯に
切り替えて安全位置に停止した旨の表示を行い、所要と
する時間の経過後にドア閉信号を出力する運転制御部1
2aと、ドア開閉信号に従ってカゴドア3a,3bを制
御するドア指示回路部13とによって構成されている。
【0037】次に、以上のような実施例装置の動作につ
いて図5および図6を参照して説明する。今、エレベー
タがカゴ呼びに応答して呼び階に到着すると、例えば正
面用カゴドア3aが開き、これに連動して正面用電動ス
トッパ2aが下降する。ここで、車両がエレベータカゴ
に乗込むと、正面用車輪検知センサ4aが車両の車輪を
検知し、車輪検知信号を運転制御部12aおよび安全確
認部21に送出する。
【0038】運転制御部12aは、車輪検知信号を受け
ると車誘導灯7の前進移動指示灯を色表示し、前進移動
を指示する。一方、安全確認部21においては、初期化
処理として自身のカウンタを「0」にセットする(ST
1)。しかる後、センサ信号入力部11aから車両検知
信号を受けとると、当該車輪検知信号が正面用車輪検知
センサ4aからの車輪検知信号であるか、或いは背面用
車輪検知センサ4bからの車輪検知信号であるか、つま
り正面乗込みか背面乗込みかを判断する(ST2,ST
3)。
【0039】ここで、正面乗込みと判断すると、対面側
である背面用車輪検知センサ4bからの車輪検知信号の
有無を判断し(ST4)、車輪検知信号有りと判断する
と、前記カウンタを「1」にセットし(ST5)、車両
が安全位置に到達したことを確認し、安全確認信号を運
転制御部12aに送出する。
【0040】背面乗込みの場合も同様の要領で判断し、
安全確認信号を運転制御部12aに送出する。一方、ス
テップST3,ST4,ST6において対面側の車輪検
知センサから車輪検知信号を受けていない場合には運転
制御部12aにドア閉じをしないように指示するか、直
接ドア指示回路部13にドア閉じをしないように指示す
る(ST8)。
【0041】ここで、運転制御部12aは、安全確認部
21から安全確認信号を受けると、車両が安全位置に停
止した指示の安全灯に切り替えて色表示する。しかる
後、安全確認部21は、車両が停止するに必要な時間の
間、運転制御部12aにドア閉じをしないように指示す
るか、直接ドア指示回路部13にドア閉じをしないよう
に指示し、安全確認終了か否かを判断する(ST9)。
所要時間を経過したとき、安全確認終了と判断すると、
ドア開指令を解除する(ST10)。ここで初めて、運
転制御部12aは、ドア閉指令を出力し、カゴドアを閉
じる。
【0042】従って、以上のような実施例の構成によれ
ば、乗込み途中にリモートコントローラでカゴ呼びを登
録した場合でも、車両が所定位置に停止したことを確認
した後、安全灯を表示するので、車両を安全位置に確実
に停止でき、よってカゴの荷重が均等となり、エレベー
タの安全走行に貢献する。 (第3の実施例)この第3の実施例は、図7に示すよう
に電動ストッパ2a,2bの間隔が車両の長さより十分
に長い場合、電動ストッパ2a,2b内側の2つの車輪
検知センサから車輪検知信号を受けていないとき、安全
停止位置と判断し、当該位置に車両を停止することにあ
る。
【0043】この実施例装置は、図7および図8に示す
ように正面用電動ストッパ2aおよび背面用電動ストッ
パ2bの両側にそれぞれ所要とする距離を隔て、かつ、
両カゴドア3a,3bの正対方向とは直交する方向のエ
レベータカゴ壁面に車輪検知センサ4aa,4ab,4
ba,4bbが取り付けられる。
【0044】そして、これら車輪検知センサ4aa,4
ab,4ba,4bbの出力はセンサ信号入力部11b
に送られる。このセンサ信号入力部11bは、車輪検知
センサ4aa,4ab,4ba,4bbの車輪検知有無
信号を運転制御部12bおよびに安全確認部21aに送
出する。
【0045】前記運転制御部12bは、何れの車輪検知
センサ4aa,4ab,4ba,4bbから車輪検知信
号を受けているとき、車両の車輪が電動ストッパ上の位
置にあると判断し、ドア開指令を出力するとともに、車
誘導灯7により前進移動または後退移動指示を表示す
る。
【0046】一方、安全確認部21aは、車両が何れの
側から乗込んだ場合でも,つまり正面側から乗込んだと
き、少なくとも2つの車輪検知センサ例えば4ab,4
aaの車輪検知信号をカウントした後、車輪検知センサ
4aa,4baから車輪非検知信号を受けたとき、車両
が安全位置に停止したことを判断し、安全確認信号を運
転制御部12bに送出する。ここで、運転制御部12b
は、安全確認信号を受けると前進移動または後退移動指
示に代えて安全灯を切り替え表示する。
【0047】従って、この実施例の構成によれば、第2
の実施例と同様に車両を安全位置に誘導できるだけでな
く、カゴ荷重の均等化を図ってエレベータを安全に走行
させることができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような種々の効果を奏する。請求項1の発明は、車両
の車輪が電動ストッパ上にあるとき、車輪検知信号を出
力して電動ストッパが上昇しないようにするので、電動
ストッパの破損を未然に防止することができる。
【0049】請求項2の発明は、車両の車輪が電動スト
ッパ上にあるとき、車輪検知信号を出力して電動ストッ
パが上昇しないようし、かつ、車両移動指示を表示する
ので、電動ストッパの破損防止および車両の適正誘導を
図ることができる。
【0050】次に、請求項3の発明は、電動ストッパの
間隔が車両の長さとほぼ同じ場合、車両の乗込み側に対
面する電動ストッパに近い車輪検知センサの車輪検知信
号を受けたとき、車両が安全位置に停止していると判断
し、安全停止指示を表示するので、車両停止の安全性を
確保できる。
【0051】さらに、請求項4の発明は、電動ストッパ
の間隔が車両の長さより十分長い場合、電動ストッパの
両側に位置する車輪検知センサからの車輪検知信号に基
づいて車両移動指示を表示し、また電動ストッパの内側
に位置する車輪検知センサからの車輪非検知信号に基づ
いて車両が安全位置に停止していると判断し、安全停止
指示を表示するので、車両を適正に誘導でき、また車両
停止の安全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の第1の実施例を説明するエレベー
タカゴ内構成体の配置例を示す図。
【図2】車輪検知センサの取り付け位置を説明する図。
【図3】本発明装置の第1の実施例を示す構成図。
【図4】本発明装置の第2の実施例を説明するエレベー
タカゴ内構成体の配置例を示す図。
【図5】本発明装置の第2の実施例を示す構成図。
【図6】第2の実施例の動作を説明するフローチャー
ト。
【図7】本発明装置の第3の実施例を説明するエレベー
タカゴ内構成体の配置例を示す図。
【図8】本発明装置の第3の実施例を示す構成図。
【図9】従来の車両用エレベータの内部構成を説明する
図。
【図10】ドア開閉と電動ストッパの動きとを説明する
図。
【符号の説明】
1…エレベータカゴ、2a,2b…電動ストッパ、3
a,3b…カゴドア、4a,4b…車輪検知センサ、6
…車輪、7…車誘導灯、12,12a,12b…運転制
御部、13…ドア指示回路部、21,21a…安全確認
部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータカゴのカゴ床に所定の距離を
    隔てて上下移動可能に設けられ、カゴドアの開・閉に連
    動して下降または上昇する車両行き過ぎ規制用電動スト
    ッパと、 前記カゴドア開状態のエレベータカゴに乗込み中の車両
    の車輪が前記電動ストッパ上の位置で停止したとき、前
    記車両の車輪を検知する車輪検知手段と、 を備え、この車輪検知手段によって車両の車輪を検知し
    ているとき前記電動ストッパを上昇させないことを特徴
    とする自動車用エレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】 エレベータカゴのカゴ床に所定の距離を
    隔てて上下移動可能に設けられ、カゴドアの開・閉に連
    動して下降または上昇する車両行き過ぎ規制用の電動ス
    トッパと、 前記カゴドア開状態のエレベータカゴに乗込み中の車両
    の車輪が前記電動ストッパ上の位置で停止したとき、前
    記車両の車輪を検知する車輪検知手段と、 この車輪検知手段からの車輪検知信号が所定時間継続し
    て出力されているとき、引き続きドア開指令を出力する
    とともに、エレベータカゴ内に車両の移動指示を表示す
    る運転制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動車用エレベータの制御装
    置。
  3. 【請求項3】 エレベータカゴのカゴ床に所定の距離を
    隔てて上下移動可能に設けられ、カゴドアの開・閉に連
    動して下降または上昇する車両行き過ぎ規制用の電動ス
    トッパと、 前記カゴドア開状態のエレベータカゴに乗込み中の車両
    の車輪が対面側の前記電動ストッパに当たる位置にきた
    とき、前記車両の車輪を検知する車輪検知手段と、 この車輪検知手段から車輪検知信号を受けたとき、車両
    が安全位置に到着したことを確認する安全確認手段と、 この安全確認手段から安全確認信号を受けたとき、前記
    エレベータカゴ内に車両の安全停止を表示し、かつ、ド
    ア閉指令を出力する運転制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動車用エレベータの制御装
    置。
  4. 【請求項4】 エレベータカゴのカゴ床に所定の距離を
    隔てて上下移動可能に設けられ、カゴドアの開・閉に連
    動して下降または上昇する車両行き過ぎ規制用の電動ス
    トッパと、 各電動ストッパの両側にそれぞれ設けられ、前記カゴド
    ア開状態のエレベータカゴに乗込み中の車両の車輪が前
    記電動ストッパ上の位置で停止したとき、前記車両の車
    輪を検知する車輪検知手段と、 前記電動ストッパの内側に位置する車輪検知手段から車
    輪非検知信号を受けたとき、車両が安全位置に到着した
    ことを確認する安全確認手段と、 前記車輪検知手段から車輪検知信号が所定時間継続して
    出力されているとき、引き続きドア開指令を出力し、か
    つ、前記安全確認手段から安全確認信号を受けたとき前
    記エレベータカゴ内に車両の安全停止を表示し、かつ、
    ドア閉指令を出力する運転制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動車用エレベータの制御装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990065332A (ko) * 1998-01-12 1999-08-05 이해규 기계식 고속 주차시스템의 자동차 고정장치
JP2021155973A (ja) * 2020-03-26 2021-10-07 新明和工業株式会社 物体検知センサの検査装置及び検査プログラム
CN113979254A (zh) * 2021-09-18 2022-01-28 东南电梯股份有限公司 一种电梯用车辆定位显示装置

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