JPH0867251A - カートの面構造 - Google Patents

カートの面構造

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Publication number
JPH0867251A
JPH0867251A JP22883794A JP22883794A JPH0867251A JP H0867251 A JPH0867251 A JP H0867251A JP 22883794 A JP22883794 A JP 22883794A JP 22883794 A JP22883794 A JP 22883794A JP H0867251 A JPH0867251 A JP H0867251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
cart
edge portions
aluminum
surface structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP22883794A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Kojima
裕 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aircraft Industry Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1に、部品製作コストや部品組立工数が低
減され、製造コスト面に優れ、第2に、寸法精度が向上
し、各部品製作上の寸法精度の誤差や、部品間の結合,
固定作業上の寸法精度の誤差の問題が解消され、カート
の例えば幅方向の寸法が常に一定となる等、品質面に優
れ、第3に、部品間の結合,固定用のリベット等が長期
間使用により劣化するという問題も解消され、ぐらつき
・揺れ等の不具合が発生せず強度面にも優れた、カート
の面構造を提案する。 【構成】 この面構造は、箱状をなしドアとキャスター
を備え内部に物品が収納されて各種サービスに供され
る、カートの面構造に関する。そして、天板11や床板
12等の面板と、この面板の両端にそれぞれ配され、フ
レーム枠としてこの面板と直交する両側板4が組み付け
られる両エッジ部分13,14とが、アルミ製の押出し
型材として、一体化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カートの面構造に関す
る。すなわち、箱状をなしドアとキャスターを備え、内
部に物品が収納されて各種サービスに供されるカートに
おける、面構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2の(1)図の正面説明図や(2)図
の側面説明図に示したように、この種のカート1は、各
面板たる天板2,床板3,両側板4,背面板5等とドア
6とを備えた箱状をなし、キャスター7が付設されてい
る。そしてこのカート1において、その面構造は、例え
ば図2の(3)図や図3に示したように構成されてい
た。すなわち、例えば天板2や床板3等の面板と、この
面板の両端に配され両側板4等の他の面板が組み付けら
れるエッジ部分8,9とは、それぞれ別部品として準備
されていた。そして、天板2や床板3等の面板と両エッ
ジ部分8,9とは、それぞれ、列設される複数個のリベ
ット10等で結合,固定されていた。このように、従来
のカート1のトップ部分,フロア部分,その他の部分の
面構造は、それぞれ、複数の部品にて形成されると共
に、相互間がリベット10等を用いて結合,固定されて
いた。なお、図3中Aはスペーサーである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。第1
に、例えば天板2とその両エッジ部分8や、床板3とそ
の両エッジ部分9等は、それぞれ別部品として準備され
ていたので、その分だけ部品製作コストがかさむ、とい
う指摘があった。更に、例えば天板2にその両エッジ部
分8をリベット10等にて結合,固定する作業や、床板
3にその両エッジ部分9をリベット10等にて結合,固
定する作業、等の作業を要し、その分だけ部品組立工数
がかかる、という指摘もあった。このように、従来のこ
の種カート1の面構造に関しては、製造コスト面に問題
が指摘されていた。
【0004】第2に、例えば天板2とその両エッジ部分
8や、床板3とその両エッジ部分9等は、それぞれ別部
品として製作,準備され、又、これら相互間がそれぞれ
リベット10等にて結合,固定されていたので、寸法面
に不安が指摘されていた。つまり、各部品製作上の寸法
精度や結合,固定作業上の寸法精度が厳密に要求され、
少しでも誤差を生じると、カート1の例えば幅方向の寸
法が狂ってしまう、という問題があった。このように、
従来のこの種カート1の面構造に関しては、品質面に不
安が指摘されていた。
【0005】第3に、このように天板2や床板3等の面
板に、両エッジ部分8,9をリベット10等にて結合,
固定していたので、長期間使用すると、結合,固定用の
リベット10等が劣化しやすい、という指摘もあった。
このように、従来のこの種カート1の面構造にあって
は、長期間使用するとリベット10等が劣化し、もっ
て、全体的にぐらつき・揺れ等の不具合が発生しやすい
等、強度面に問題が指摘されていた。
【0006】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、面板
とその両エッジ部分とを押出し型材として一体化したこ
とにより、第1に、部品製作コストや部品組立工数が低
減され、第2に、寸法精度が向上し、第3に、使用によ
る劣化に伴う不具合も防止される、カートの面構造を提
案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、この
面構造は、箱状をなしドアとキャスターを備え内部に物
品が収納されて各種サービスに供される、カートの面構
造に関する。そして、プレート状の面板と、該面板の両
端に配され、フレーム枠として該面板と直交する他の面
板が組み付けられる両エッジ部分とが、アルミ製の押出
し型材として一体化されてなる。
【0008】
【作用】本発明は、このような手段よりなるので、次の
ように作用する。このカートの面構造にあっては、天板
や床板等の面板とその両エッジ部分とが、アルミ製の押
出し型材として一体化されている。そこで第1に、面板
とその両エッジ部分は、1部品の押出し型材として準備
されるので、部品製作コストが低減されると共に、それ
ぞれの部品間をリベット等にて結合,固定する作業も不
要であり、部品組立工数が削減される。第2に、同様の
理由により、面板とその両エッジ部分は1部品なので寸
法精度が向上し、カートの例えば幅方向の寸法が常に一
定となる。第3に、更に同様の理由により、面板とその
両エッジ部分間に結合,固定箇所は存在せず、結合,固
定用のリベット等が長期間使用により劣化して、不具合
を生じやすい、ということもない。
【0009】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。図1の(1)図は、本発明の第
1実施例の正断面説明図、図1の(2)図は本発明の第
2実施例の正断面説明図である。
【0010】まず、図2の(1)図や(2)図により、
カート1について述べる。このカート1は、箱状をなし
ドア6とキャスター7を備え、内部に物品が収納されて
各種サービスに供される。すなわちカート1は、例えば
航空機の機内や新幹線等の車輌の客室内等において、搭
乗員が乗客に食事や飲物その他のサービスを実施する際
に使用される。そして、長方形の天板11,床板12,
両側板4,背面板5等の面板と、ドア6とを備えた箱状
をなし、床板12の四隅下にキャスター7が付設され、
押すことにより移動される。なお、このような例によら
ず、背面板5の代わりにドア6が設けられ、前後両開き
としたタイプのカート1も、使用されている。又、内部
にはガイドレール,棚,トレイ等が配され、食品や飲物
等が収納される。
【0011】以下図1により説明すると、このカート1
の面構造では、天板11や床板12等のプレート状の面
板と、この面板の両端に配され、フレーム枠としてこの
面板と直交する両側板4等の他の面板が組み付けられる
両エッジ部分13,14とが、それぞれ、アルミ製の押
出し型材として一体化されてなる。
【0012】このような面構造について、更に詳述す
る。まず図1の(1)図の第1実施例では、面板たる床
板12と、この床板12の左右両端に沿って配される左
右の両エッジ部分14とが、アルミ製の押出し型材とし
て一体成形されている。フレーム枠たる両エッジ部分1
4には、下部に横長の断面略ロ字状の台部15が形成さ
れると共に、上部に断面略凹字状の保持部16が形成さ
れ、保持部16内の空間に左右の両側板4の下端部が嵌
挿されて、接着やリベット等により組み付け固定され
る。第1実施例のフロア部分の面構造は、このように構
成されている。次に、図1の(2)図の第2実施例で
は、面板たる天板11と、この天板11の左右両端に沿
って配される左右の両エッジ部分13とが、アルミ製の
押出し型材として一体成形されている。フレーム枠たる
両エッジ部分13には、上部に縦長の断面略ロ字状の突
部17が形成されると共に、下部に下向きの断面略凹字
状の保持部18が形成され、保持部18内に左右の両側
板4の上端部が嵌挿されて、接着やリベット等により組
み付け固定される。第2実施例のトップ部分の面構造
は、このように構成されている。
【0013】なお、このような床板12とその両エッジ
部分14や、天板11とその両エッジ部分13は、押出
し成形機を用い押出し型材として成形されるが、その素
材としては、アルミニウム,ジュラルミン,その他のア
ルミニウム合金が使用される。なお、これらの実施例の
両側板4はサンドイッチパネル製よりなり、その芯材と
しては、断熱性に優れたハニカムコアや発泡プラスチッ
クが用いられ、その内外の表面板としては、強化プラス
チック板等が用いられている。
【0014】本発明は、以上のように構成されている。
そこで以下のようになる。すなわち、まず図1の(1)
図に示した第1実施例のフロア部分の面構造では、床板
12とその両エッジ部分14とが、アルミ製の押出し型
材として一体化されており、又、図1の(2)図に示し
た第2実施例のトップ部分の面構造では、天板11とそ
の両エッジ部分13とが、アルミ製の押出し型材として
一体化されている。このように、このカート1の面構造
にあっては、天板11や床板12等の面板と、その両端
の両エッジ部分13,14とが、それぞれ、アルミ製の
押出し型材として一体化されている。そこで、次の第
1,第2,第3のようになる。
【0015】第1に、天板11や床板12等の面板とそ
の両エッジ部分13,14とは、前述したこの種従来例
のように別部品として準備されるのではなく、それぞ
れ、1部品の押出し型材として準備される。従ってその
分、部品製作コストが低減されると共に、それぞれの部
品間をリベット10(図3参照)等にて結合,固定する
作業も不要であり、部品組立工数も削減される。
【0016】第2に、上述した第1と同様の理由によ
り、天板11や床板12等の面板とその両エッジ部分1
3,14とは、それぞれ、1部品なので寸法精度が向上
する。つまり、前述したこの種従来例のように、別部品
として製作する際の寸法精度の誤差や、部品間の結合,
固定作業上の寸法精度の誤差等の問題も解消され、カー
ト1の例えば幅方向の寸法が常に一定となる等、寸法精
度が向上する。
【0017】第3に、上述した第1と同様の理由によ
り、天板11や床板12等の面板とその両エッジ部分1
3,14との間には、前述したこの種従来例のように、
それぞれ結合,固定箇所は存在しない。もって、結合,
固定用のリベット10(図3参照)等が長期間使用によ
り劣化して、不具合を生じやすい、というようなことも
ない。
【0018】なお、上述した第1実施例や第2実施例
は、カート1のフロア部分の面構造やトップ部分の面構
造に関し、床板12とその両エッジ部分14や、天板1
1とその両エッジ部分13が一体化されていたが、本発
明は更に、床板12や天板11以外の面板にも適用可能
であり、例えば、カート1の背面構造や側面構造にも適
用される。すなわち、カート1の背面板5とその両エッ
ジ部分や、両側板4とその両エッジ部分を、アルミ製の
押出し型材として一体化することも可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るカートの面構造は、以上説
明したように、面板とその両エッジ部分とを押出し型材
として一体化したことにより、次の効果を発揮する。
【0020】第1に、部品製作コストや部品組立工数が
低減される。すなわち、面板とその両エッジ部分が1部
品化されるので、その分だけ、部品製作コストが低減さ
れると共に、その間の部品組立工数が削減される等、前
述したこの種従来例に比し、製造コスト面に優れてい
る。
【0021】第2に、寸法精度が向上する。すなわち、
面板とその両エッジ部分が1部品化されるので、前述し
たこの種従来例のように、各部品製作上の寸法精度や部
品間の結合,固定作業上の寸法精度等の誤差の問題は解
消され、カートの例えば幅方向の寸法が常に一定となる
等、品質面に優れている。
【0022】第3に、使用による劣化に伴う不具合も防
止される。すなわち、面板とその両エッジ部分が1部品
化されるので、前述したこの種従来例のように、部品間
の結合,固定用のリベット等が長期間使用により劣化す
るという問題も解消され、もって長期間使用しても、全
体的にぐらつき・揺れ等の不具合が発生することがな
く、強度面にも優れている。このように、この種従来例
に存した問題点が一掃される等、本発明の発揮する効果
は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカートの面構造を示し、(1)図
は、第1実施例の正断面説明図、(2)図は、第2実施
例の正断面説明図である。
【図2】カートを示し、(1)図は正面説明図、(2)
図は側面説明図、(3)図はこの種従来例の正断面説明
図である。
【図3】この種従来例の正断面説明図である。
【符号の説明】
1 カート 2 天板(従来例のもの) 3 床板(従来例のもの) 4 側板(面板) 5 背面板(面板) 6 ドア 7 キャスター 8 エッジ部分(従来例のもの) 9 エッジ部分(従来例のもの) 10 リベット 11 天板(面板)(本発明のもの) 12 床板(面板)(本発明のもの) 13 エッジ部分(本発明のもの) 14 エッジ部分(本発明のもの) 15 台部 16 保持部 17 突部 18 保持部 A スペーサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状をなしドアとキャスターを備え、内
    部に物品が収納されて各種サービスに供されるカートに
    おける、面構造であって、 プレート状の面板と、該面板の両端に配され、フレーム
    枠として該面板と直交する他の面板が組み付けられる両
    エッジ部分とが、アルミ製の押出し型材として一体化さ
    れていること、を特徴とするカートの面構造。
JP22883794A 1994-08-30 1994-08-30 カートの面構造 Pending JPH0867251A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22883794A JPH0867251A (ja) 1994-08-30 1994-08-30 カートの面構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP22883794A JPH0867251A (ja) 1994-08-30 1994-08-30 カートの面構造

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Publication Number Publication Date
JPH0867251A true JPH0867251A (ja) 1996-03-12

Family

ID=16882642

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22883794A Pending JPH0867251A (ja) 1994-08-30 1994-08-30 カートの面構造

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JP (1) JPH0867251A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1019366C2 (nl) * 2001-11-14 2003-05-15 Driessen Aircraft Holding B V Servicewagen voor in een vliegtuig of een trein.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1019366C2 (nl) * 2001-11-14 2003-05-15 Driessen Aircraft Holding B V Servicewagen voor in een vliegtuig of een trein.

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