JPH08667U - 釣り用リールのワンウエイクラッチ機構 - Google Patents

釣り用リールのワンウエイクラッチ機構

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JPH08667U
JPH08667U JP1168995U JP1168995U JPH08667U JP H08667 U JPH08667 U JP H08667U JP 1168995 U JP1168995 U JP 1168995U JP 1168995 U JP1168995 U JP 1168995U JP H08667 U JPH08667 U JP H08667U
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inner race
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section
race
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昇 阪口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワンウエイクラッチにおける回転軸との一体
回転可能な構成を容易に製作できるようにする点にあ
る。 【解決手段】 ハンドル軸2に対して遊転状態で外嵌す
るワンウエイクラッチのインナレース9Bの内周面を円
形断面に形成し、ハンドル軸2に対して一体回転可能に
構成した押圧板5Aに、インナーレース9Bを一体係合
可能に構成してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ハンドルで駆動される回転軸に外嵌されるインナーレースと、転動 体と、アウターレースとを有し、前記回転軸の一方向への回転を許容し他方への 回転を阻止する釣り用リールのワンウエイクラッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のワンウエイクラッチ機構は、インナーレースとアウターレースで転動 体をはさみ込む形態の転がり型である為に、インナーレース及びアウターレース 共に表面硬度の高い耐摩耗性のある材質、表面処理を施したものが要求される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、インナーレースの内周面に、回転軸と一体回転させる為に小判型 形状等の非円形断面を形成する必要があるが、インナーレースとしては軸芯方向 に一定の長さを有するものであり、前記したように表面硬度の高いものであるか ら、製作する上で容易でない面があった。 本考案の目的は、製作上容易に行える釣り用リールのワンウエイクラッチ機構 を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1にかかる考案による特徴構成は、前記回転軸に非円形断面部を形成し てその非円形断面部に嵌合する非円形断面孔を有する回転部材を設けるとともに 、前記インナーレースの内周面と外周面とを円形断面に形成し、前記回転部材と 前記インナーレースとに、前記回転部材と前記インナーレースとを一体回転可能 に係合する係合部を形成している点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0005】 〔作用〕 つまり、難製作性であるインナーレースに対しては回転軸と一体回転する加工 を施す必要がなく遊転するだけの円形断面とする構成とすればよく、インナーレ ースに施す替わりに回転部材にその回転軸と一体回転する機構としての非円形断 面部を設ければよい。 また、インナーレースの外周面も円形断面であるので、製作精度が確保し易い 面がある。
【0006】 〔効果〕 したがって、難製作性であるインナーレースに対しては、難しい加工法を採る 必要がなく回転部材を含めた全体の製作加工を容易に行えるようになった。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1に示すように、リールボディ1の一側方にハンドル軸2を突設し、このハ ンドル軸2の外端に糸巻取用手動ハンドル3を装着する。このハンドル軸2のリ ールボディ側にドラグ調節操作具4と更にリールボディ1内にドラグ装置5を配 置してハンドル軸2に取付ける。このハンドル軸2と平行にスプール軸6を配置 してスプール7を外嵌すると共に、スプール軸6とドラグ装置5との間にクラッ チを配して両軸受リールを構成する。
【0008】 リールボディ1の側面ボス部1Aにワンウェイクラッチ9を配してハンドル軸 2を回転自在に支持する。このワンウェイクラッチ9を、アウタレース9Aとハ ンドル軸2に外嵌されるインナレース9Bと、アウタレース9Aとインナレース 9Bとの間に位置する転動体9Cとで構成する。
【0009】 ワンウェイクラッチ解除手段Aについて説明する。図1及び図2に示すように 、前記側面ボス部1Aに膨出部1aを形成し、この膨出部1a内に、アウタレー ス9Aの外周面に達する規制ロッド11と、この規制ロッド11とピン10a係 合して規制ロッド11をスライド駆動する回転体10と、この回転体10を二位 置に付勢するトグルバネ12とを収納してある。前記側面ボス部1Aの外方に回 転体10を駆動する手動切換レバー13を設けてある。
【0010】 一方、アウタレース9Aの外周面に周方向等間隔に係合溝9aを形成し、この 係合溝9aに対して規制ロッド11の先端を差し込み係合させてアウタレース9 Aを固定状態にすると共に、規制ロッド11の先端を引出して係合解除しアウタ レース9Aを遊転状態にできる。つまり、前記アウタレース9Aの固定状態でワ ンウェイクラッチ9にワンウェイクラッチ機能を発揮させ、ハンドル軸2の糸繰 出し方向への回転を阻止する。一方、前記アウタレース9Aの遊転状態でワンウ ェイクラッチ機能を解除し、ハンドル軸2を糸巻取り及び糸繰出し方向何れの方 向へも回転させる状態にできる。
【0011】 次に、ドラグ装置5とインナレース9Bとの関係について説明する。図1及び 図3に示すように、ドラグ調節操作具4をハンドル軸(回転軸に相当)2に対し て螺進可能に装着し、このドラグ調節操作具4とドラグ装置5との間に前記イン ナレース9Bを位置させてある。このインナレース9Bとドラグ装置5との間に ドラグ力を現出する板バネ15を設け、ドラグ調節操作具4を操作してドラグ装 置5に向けて螺進させると、その移動力によって、インナレース9Bを移動させ 、そのインナレース9Bでドラグ装置5を押圧し、ドラグ力を強くする。ドラグ 調節操作具4を後退させるとドラグ力を弱くすることができる。このように、イ ンナレース9Bをドラグ調節力を伝達する押圧体として兼用構成して、部品の削 減化を図ることができる。
【0012】 図3に示すように、ハンドル軸2の外周面に非円形断面を形成するとともに、 ドラグ装置5の押圧板(回転部材の一例)5Aにハンドル軸2の非円形断面に外 嵌して一体回転する非円形断面の嵌合孔5aを設け、この嵌合孔5aの外周縁に おける180 °対角位置に、インナーレース9Bの側面と係合する為の係合部とし ての係合溝5b, 5bを形成する。一方、この押圧板5aに押圧作用するインナ レース9Bの一側端縁に二つの突起9b, 9bを設け、この二つの突起9b, 9 bを係合溝5b, 5bに係合して、押圧板5Aとインナレース9Bを一体化し、 インナレース9Bをハンドル軸2と一体回転可能に構成する。 〔別実施例〕 図4に示すインナレース9Bと押圧板5Aとの係合構造を図3に示すものと 略同様の構成とし、図3に示すものと異なる構成として、ハンドル軸2の周方向 2箇所に立設したピン2aを押圧板5Aの係合凹部5cに係入させることによっ て、押圧板5Aをハンドル軸2と一体で回転すべく構成する。 適用リールとしてはスピニングリールでもよい。 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記す が、該記入により本考案は添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体横断面図
【図2】ワンウェイクラッチ解除手段を示す断面図
【図3】インナーレースと回転部材との係合前状態を示
す斜視図
【図4】図3に対応した別実施例を示す斜視図
【符号の説明】
3 ハンドル 9A アウターレース 9B インナーレース 9C 転動体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル(3)で駆動される回転軸に外
    嵌されるインナーレース(9B)と、転動体(9C)
    と、アウターレース(9A)とを有し、前記回転軸の一
    方向への回転を許容し他方への回転を阻止する釣り用リ
    ールのワンウエイクラッチ機構であって、 前記回転軸に非円形断面部を形成してその非円形断面部
    に嵌合する非円形断面孔を有する回転部材を設けるとと
    もに、前記インナーレース(9B)の内周面と外周面と
    を円形断面に形成し、前記回転部材と前記インナーレー
    ス(9B)とに、前記回転部材と前記インナーレース
    (9B)とを一体回転可能に係合する係合部を形成して
    いる釣り用リールのワンウエイクラッチ機構。
JP1995011689U 1995-11-06 1995-11-06 釣り用リールのワンウエイクラッチ機構 Expired - Lifetime JP2524449Y2 (ja)

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JPH08667U true JPH08667U (ja) 1996-04-23
JP2524449Y2 JP2524449Y2 (ja) 1997-01-29

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62168825U (ja) * 1986-04-16 1987-10-26
JP2012143202A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Shimano Inc 両軸受リール
JP2020137465A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 株式会社スタジオコンポジット 両軸リールのドラグ機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62168825U (ja) * 1986-04-16 1987-10-26
JP2012143202A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Shimano Inc 両軸受リール
JP2020137465A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 株式会社スタジオコンポジット 両軸リールのドラグ機構

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Publication number Publication date
JP2524449Y2 (ja) 1997-01-29

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