JPH0866716A - 引抜き装置と組み合わされ少なくとも２本以上の線材又は丸棒の伸びを同じにする装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲げ及び成形機のような建築作業機械に、鉄
又は鉄合金の線材又は丸棒を２本以上供給し、２本以上
の線材又は丸棒の伸びを同じにする装置である。 【解決手段】 伸びを同じにする装置は、体面する対ロ
ール１２がそれぞれ上部ロール１２ａと下部ロール１２
ｂであり、対ロール１２は通過する線材と協動するそれ
ぞれの内側１７ａと外側１７ｂとの各ロール間のパス１
７を規定し、対ロール１２の少なくとも一方１２ａが対
ロール１２の軸を含む面上をそれ自体と平行に実質的に
動くことが可能であり、各ロール１２ａ、１２ｂのそれ
ぞれ個々のシャフト１５ａ、１５ｂがそれぞれ上部支持
材１３ａと下部支持材１３ｂとからなる支持部１３には
め込まれ、それによってもう一方のロール１２ｂは対ロ
ール１２の軸を含む面上を制御された揺動状態で動くこ
とが可能であり且つ底部位置決めネジ手段２３と戻しス
プリング手段２２を含む調整手段３３により制御され
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は少なくとも２本の線
材又は丸棒の伸びを同じにする装置に関し、主請求項に
記載されるように、この装置は引抜き装置と組み合わさ
れる。本発明にしたがう伸びを同一にする装置は、同時
に少なくとも２本の線材又は丸棒を処理する機械、例え
ば、曲げ装置及び成形装置又は矯正加工装置の全ての機
械に適用される。

【０００２】

【従来の技術】これらの機械で処理される線材又は丸棒
は、熱間圧延又は冷間圧延又は引抜きにより製造され、
コンクリートの鉄筋に使用される建築作業用の丸棒と呼
ばれる種類のものである。この技術の分野では、スター
ラップ機とも呼ばれる曲げ機械及び成形機械を含み、こ
れらの機械には鉄丸棒が供給され、建築作業用のスター
ラップ（あばら鉄筋）を製造する。

【０００３】これらの機械には、コイル束状にされてい
た鉄丸棒が一般に供給されが、コイルから解かれて曲げ
加工される前に矯正加工がなされる。これらのコイル束
は、熱間圧延工程の終了時に一般に形成される。スター
ラップ機は、スターラップ機の先工程に対面して互い違
いの複数のロールからなる矯正加工装置を一般に有し、
張力及び捩じれを取り除くためスターラップ機で線材又
は丸棒を引っ張る、また、対面して駆動される少なくと
も一対のロールからなる引抜き装置を有し、そしてその
各対のロールの軸は引き抜かれる線材又は丸棒の送り面
と直角な面に有る。

【０００４】線材の供給は、線材に一対の引抜きロール
により加わる圧力により与えられ、この圧力は、引抜き
力を十分保証しロール上で線材に起こり得る滑りを防止
できるほどの値である。この圧力は、それにほぼ比例し
た伸びが生じる程度に、線材及び丸棒に塑性変形を起こ
させる圧力である。

【０００５】さらにこの線材の伸びは、線材に適用され
る矯正加工工程で生じるストレッチング（張り出し成
形）によっても引き起こされる。線材全体に渡るこの伸
びは、約３から６％の値にさえ達しうる。この機械が一
本の線材のみを処理している場合、長さを測定する手段
が前述の矯正加工装置及び引抜き装置の後工程に配置さ
れているかぎり、その長さは真の長さであるので、この
伸びは問題とならない。

【０００６】その生産高が増加するので、これらのスタ
ーラップ機は、時には少なくとも二本の線材又は丸棒を
同時に処理することが現在一般的に可能となった。この
場合、矯正加工装置及び引抜き装置は、標準的には複数
のパスを含む多数の対ロール、又は同一の軸上で作動す
る別の複数のロールを含んでなる。この場合に、矯正加
工中及び引抜き加工中に生じる塑性変形から発生する伸
びは、今までのところ解決できていない欠点を有する。

【０００７】事実、矯正加工ロールによって、なかでも
引抜きロールによって作用する圧力に原因する線材の伸
びは、二本の線材の間では相違し、すなわち予めセット
した設計明細書に従わない異なる測定値を示し、且つ異
なる寸法をしたスターラップの形成がもたらすことが明
確になった。この伸びの相違は、機械を操作する人が正
確で連続的な状態で制御することができなく且つ予測す
ることができなく、実際には、次に示すような状態で互
いに組み合わされた種々の因子に原因する。すなわち、
製造される線材の直径の相違、すなわち、線材の製造工
程に応じた許容誤差の相違が、製造される二本の線材の
直径の相違がたとえミリメートルよりもさらに少ないく
ても、大きく相違した伸びを生じる。

【０００８】二つの線材の張力の相違は、すなわち、矯
正加工工程中に除去され又は固定されるこれらの張力
は、相違する伸びをもたらす。矯正加工ロールのなかで
も引抜きロールの通過摩擦の相違が、二本の線材に異な
る変形をもたらし、したがって、二本の線材に伸びの相
違を生じる。ロールの支持部、及びロール保持スライド
の滑り用案内部において、両者の機械的な遊びが、製造
される線材に異なる圧力効果をもたらす。

【０００９】さらに正確を期するため、ロールが片持ち
梁のように固定された場合、装置全体の剛性的な柔軟性
が、ロールを嵌め込んだ駆動軸が間隔をおいて広がろう
とする効果を有するので、支持部に最も近い線材は、別
の線材より大きな比率で引抜かれるので、したがってさ
らに引き延ばされる。これらのロールが矯正加工ロール
であろうと引抜きロールであろうと、前述のすべての現
象は、用いられるすべての加圧ロールで起こる。

【００１０】しかしながら、対の引抜きロールが揺動し
ない対面ロールからなり、線材に働く圧力はさらに大き
く且つその効果が直接である以上、これらの変形は引抜
きロールほうが大きくなる。米国特許第Ａ３，３９２，
８９６号は、内側引抜きリングと協動する浮動リングを
開示する。

【００１１】剛性アームシステムが、互いに加圧し合う
二つの加圧ロールを保持する。このシステムは、電線を
被覆するために適用できる直角加圧で概念的に満足でき
るが、本発明に記載されるような引抜き工程に相当の圧
力を必要とする鉄線に対しては適切でない。ドイツ特許
Ａ−１，９４６，８１４号は、片持ち梁のように支持さ
れたロールを有する圧延機スタンドに付いて述べ、この
スタンドでは一度に一つの部材を処理することを目的と
している。

【００１２】片持ち梁のように支持されたロールを有す
る圧延機の課題は、本発明願書の形式の引抜き装置の課
題とは発想に相違がある。本出願人が設計、試験、且つ
実施を行った本発明は、この技術状態の欠点が克服され
て、さらに長所が得られる。本発明は独立請求項に特徴
を述べ、一方で従属請求項に主な実施例の着想の改良を
示す。

【００１３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、線材
又は丸棒の少なくとも二本の伸びを同じにする装置を提
供することであり、本装置は、建築作業用の鉄又は鉄合
金でなる線材又は丸棒を少なくと２本、同時に加工する
機械において使用される引抜き装置と組み合わされる。

【００１４】本発明に従う伸びを同じにする装置は、そ
れらの機械で同時に加工される線材又は丸棒の伸びを常
に等しくすることを確実にする。

【００１５】

【課題を解決するための手段】それらの機械は、矯正
機、またはスターラップ機のような曲げ機または成形機
でよいが、しかし２本の線材又は丸棒が同時に処理でき
るような他の同様な機械でもよい。本発明に従う伸びを
同じにする装置は、堅固で、調整が簡単容易であり、簡
単な機械的改良でもって既存の機械にも容易に応用でき
る。

【００１６】本発明に従う伸びを同じにする装置は、設
備すなわち現有の矯正機及び引抜き機自体により、異な
る位置で種々の線材または丸棒に加わる異なる変形の全
体に渡る補正を可能とする。

【００１７】

【発明の実施の形態】本発明に従う伸びを同じにする装
置は、片持ち梁のように嵌め込まれた一対のロールを有
し、第一のロールは、この二つのロールの軸を結ぶ面上
でそれ自体に実質的に平行に移動できるシャフトに嵌め
込まれ、第二のロールは、前述の面上で揺動可能な支持
部により支持されたシャフトに嵌め込まれる。

【００１８】本発明にしたがう補正機（伸びを同じにす
る装置）において、第一のロールのシャフトに対して第
二のロールのシャフトの位置は、それらのシャフトを平
行になるように望み通り調整することが可能であり、同
時に処理される線材又は丸棒に生じる伸びの相違にした
がって、近づけたり離したりすることができる。本発明
に従う調整手段は、第二のロールのシャフトの揺動支持
部と協動することを含み、且つ同時に処理される線材の
伸びの相違にしたがって、望み通りにシャフトを傾斜さ
せることが可能である。これは、これらのロールの外側
表面で規定される圧延送りパスを通過する線材に付加さ
れる異なる圧力を可能にする。

【００１９】この圧力値の調整は、送り込まれる線材の
直径の相違と、線材の張力の相違と、装置と支持部に伴
う装置の機械的な遊びと、圧延送りパスの摩擦の相違と
によって異なるところの伸びを修正する。したがって、
上記因子が二本の線材の変形量に相違を生じさせるにか
かわらず、本発明の伸び同じにする装置でもって、処理
される線材を同一伸びに確実にすることが可能である。

【００２０】本発明の第一の実施例にしたがい、伸びを
同じにする装置は引抜き装置としても使用され、駆動す
る必要がある二つのロールを少なくとも一組有する。本
発明の第二の実施例にしたがい、伸びを同じにする装置
は独立した引抜き装置に組み込まれ、さらにその装置の
前工程或いは後工程にうまく装入することができる。こ
の場合、伸びを同じにする装置のロールは、遊びロール
（非駆動ロール）或いは駆動ロールとすることが可能で
ある。

【００２１】添付された図面は実施例を制限したもので
なく、本発明の好ましい実施例を次ぎに示す。

【００２２】

【実施例及び発明の効果】添付された図の参照番号１０
は、本発明に従う線材又は丸棒の少なくとも二本の伸び
を同じにするための一般的な装置を示す。本発明にした
がう伸び同じにするための装置１０は、スターラップ装
置のような曲げ装置及び成形装置に便利に応用できるだ
けでなく、金属線材又は金属丸棒の少なくとも二本を同
時に送れる。

【００２３】本発明に従う伸びを同じにする装置１０
は、一対のロール１２すなわち上部ロール１２ａと下部
ロールをそれぞれ含んでなり、それらの軸は平行であっ
て互いに重なりあい、引抜かれる線材又は丸棒と圧延パ
スが協動して規定するように適当に離れた間隔を有す
る。この場合の伸びを同じにする装置１０は、上部支持
材１３ａにはめ込まれる上部ロール１２ａを有し、ロー
ル１２の軸を貫通して通る平面に垂直に調整することが
可能であり、すなわち、ロール自体を実質的に平行に動
かすことが可能であるが、一方下部ロール１２ｂは下部
支持材１３ｂにはめ込まれ、その面上を揺動することが
できる。

【００２４】この場合に上部支持材１３ａの高さは、通
過していく線材又は丸棒の公称直径にしたがって、上部
に配置された調整手動ホイール１４を動かすことにより
調整が可能である。手動ホイール１４は、上部ネジ２４
の上で作用し、手動ホイールの下側端部で上部支持材１
３ａと協動して素子２５を動かす。

【００２５】さらに正確にするため、この場合素子２５
は、上部支持材１３ａにとめられる下部ネジ３２のため
の滑り案内部として作用する貫通口２６を有する。これ
らの貫通口２６は、貫通口の上部端部面に接触面２８を
有して、下部ネジ３２の頭部３２ａと協動しそして下部
ネジ３２の行程を限定する。この場合スラストスプリン
グ２７は、素子２５の下部面と上部支持材１３ａの上部
面の間に配置されて、線材又は丸棒の大きさの少しの変
化の吸収と補正を可能にし、この変化は、例えば、建設
作業用を意図するリブを付けた棒の外側リブの存在によ
り生じる。

【００２６】本発明にしたがい、より大きな剛性を特徴
とする伸びを同じにする装置１０の改良により、上部ネ
ジ２４は上部支持材１３ａに直接とめられ、この方法に
よって、素子２５、下部ネジ３２とスラストスプリング
２７が取り除かれる。手動ハンドル１４を時計方向又は
半時計方向に回転させることにより、上部支持棒１３ａ
は、側部案内物２１に沿って縦方向に動かされ、したが
ってロール１２ａ〜１２ｂの間で規定される圧延送りパ
ス１７の高さが変えられる。

【００２７】この場合に単なる実施例として示された上
部ロール１２ａは、下部ロール１２ｂの嵌め合い配置に
３つの円周溝１９と一致するように配置された３つの円
周リッジ部１８を有する。各円周リッジ１８と各円周溝
１９の組立物が、一本の線材又は丸棒の圧延パス１７を
形成する。また総計で２、３の圧延パス１７が、ロール
１２上の異なる形状でもって実施できるが、この状況は
本発明の目的に対しては重要でない。

【００２８】圧延パス１７は、この場合の総計で３パス
あり、それぞれが内側パス１７ａと外側パス１７ｂとで
なる２つの横側のパスは、より大きな直径の単線材を処
理するのに使用される中央パスより小さい直径を有する
ので、２つの横側パス１７ａと１７ｂは同時に二本の線
材を処理するのに使用される。ロール１２の各々は、そ
れぞれシャフト１５ａと１５ｂと協動し、それぞれの主
支持部２９ａと２９ｂにはめ合わせられる。

【００２９】この場合、本発明にしたがう伸びを同じに
する装置１０は、引抜き装置としても作用し、各シャフ
ト１５ａ、１５ｂは、ここでは部分的にのみ示された嵌
め合い油圧モーター１６ａ、１６ｂにそれぞれ組み合わ
せられる。本発明の別の伸びを同じにする装置は、遊び
ロール或いは駆動ロールであるロール１２ａとロール１
２ｂが、他の引抜き装置の前工程或いは後工程に組み込
まれる。

【００３０】次に記載において、モーター１６に最も近
いパスは、内側パス１７ａであり、一方モーター１６か
ら最も遠いパスは外側パス１７ａである。本発明に従う
伸びを同じにする装置１０において、下部支持材１３ｂ
は、シャフト１５の２つの軸を含む平面上で揺動可能に
取り付けられるので、処理される二本の線材が持つ傾向
のある異なる伸びを同じにすることが可能であり、すな
わちこの異なる伸びは、引抜きロールにより働く圧力の
相違、及び線材其自体の寸法に関するその他の因子、例
えば、案内物及び軸受け部の機械的な遊びのような機械
操作する人により連続的且つ正確な方法で制御できない
変数及びさらに他の因子による。

【００３１】本発明に従う伸びを同じにする装置１０に
おいて、それぞれのロール１２ａと１２ｂは、それらの
関連するシャフト１５ａと１５ｂに片持ち梁のように取
り付けられる。供給される線材及び丸棒にこれらのロー
ルによって働く圧力は、外側に曲がって離れて間隔を保
つこれらのシャフト１５を弾力的に変形する傾向を有す
る。

【００３２】本発明に従う伸びを同じにする装置１０に
おいて、内側パス１７ａを通って走行する線材にロール
１２により働く異なる圧力、したがってその結果生じる
異なる変形、変形に比較される線材の異なる伸び、及び
外側パス１７ｂを通って走行する線材の伸びは、下部支
持材１３ｂの揺動（ｒｏｃｋｉｎｇ）により補正され
る。

【００３３】この場合、下部支持材１３ｂは、その外側
側部壁に２つの共軸の揺動旋回軸１１を有し、シャフト
１５の２つの軸を含む平面と実質的に平行であり且つ揺
動軸３０を規定する。望ましく達成される揺動形式に関
しては、２つの揺動旋回軸１１を接続する揺動軸３０
は、下部駆動シャフト１５ｂの軸３１ｂの付近またはそ
の上下を通ることができる。

【００３４】再び望ましく達成される揺動形式に関して
は、下部駆動シャフト１５ｂに沿う揺動軸３０は、ほぼ
前進位置或いはほぼ後退位置に位置することができる。
揺動旋回軸１１は、伸びを同じにする装置１０の側部格
納案内部２１の調整位置にある格納回転シート２０に収
められる。この装置の前側方向に配置され、底部調整コ
ントラストネジ２３に含まれ且つ最大揺動行程の端部を
規定する調整手段３３により、下部支持材１３ｂの揺動
行程は調整される。

【００３５】底部調整コントラストネジ２３は、これら
二本の線材の一定伸びを達成するように内側パス１７ａ
と外側パス１７ｂとそれぞれ協動する二本の線材又は丸
棒のロールの圧力を調整するように作動する。底部調整
コントラストネジ２３は、上部ロール１２ａの軸３１ａ
に対して下部ロール１２ｂの軸３１ｂの角度を正確に定
める目盛り付きスケールと連動する基準ノッチをその円
周に都合良く有する。

【００３６】別の態様に従えば、底部調整コントラスト
ネジ２３は、通過する線材の異なる伸びを読み取って検
出する読み取り検出手段により制御する検出器と協動す
る。この場合、また調整手段３３は、揺動旋回軸１１に
対して底部調整コントラストネジ２３の反対側に配置さ
れる戻しスプリング２２を含む。この戻しスプリング２
２は、任意であるが、底部調整コントラストネジ２３と
接触する下部支持材１３ｂを剛性的に締めつける働きを
有し、すなわち、圧延パス１７内に線材がない場合に、
下部支持軸１３ｂの自由な揺動から生じる損傷と騒音を
可能な限り防止する。

【００３７】調整手段３３に関する揺動軸３０は、この
場合戻りスプリング２２と底部調整コントラストネジ２
３との間の中心線に配置される。別の対応によれば、揺
動軸３０は、戻りスプリング２２と底部調整コントラス
トネジ２３との間の望みの中間位置に位置することが可
能であり、この位置は、ロール１２上で得ることが望ま
れる作用に関係して決められる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明にしたがう伸びを同じにする装
置の縦方向断面を示し、引抜き装置としても作動する。

【図２】図２は、図１の線分Ａ−Ａに沿った伸びを同じ
にする装置の縦方向断面を示す。

【符号の説明】

１０…伸びを同じにする装置 １１…揺動旋回軸 １２…対面する一対のロール １２ａ…上部ロール １２ｂ…下部ロール １３ａ…上部支持材 １３ｂ…下部支持材 １４…調整手動ホイール １５ａ…上部シャフト １５ｂ…下部シャフト １６ａ…油圧モーター １６ｂ…油圧モーター １７…圧延送りパス １７ａ…内側パス １７ｂ…外側パス １８…円周リッジ １９…円周リッジ ２０…回転シート ２１…案内物 ２２…戻りスプリング ２３…底部調整コントラストネジ ２４…上部ネジ ２５…素子 ２６…貫通穴 ２７…スラストスプリング ２８…接触面 ２９ａ…主支持部 ２９ｂ…主支持部 ３０…揺動軸 ３１ａ…軸 ３１ｂ…軸 ３２…下部ネジ ３２ａ…頭部 ３３…調整手段

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 曲げ機及び成形機のような建築作業用の
   機械に、鉄又はその合金の金属線材又は丸棒を２本以上
   供給して、２本以上の線材又は丸棒の伸びを同じにする
   装置であって、 体面する対ロール（１２）が、それぞれ上部ロール（１
   ２ａ）と下部ロール（１２ｂ）であり、 前記対ロール（１２）は、通過する前記線材と協動する
   それぞれの内側（１７ａ）と外側（１７ｂ）との各ロー
   ル間のパス（１７）を規定し、 前記対ロール（１２）の少なくとも一方（１２ａ）が、
   前記対ロール１２の軸を含む面上をそれ自体と平行に実
   質的に動くことが可能であり、 前記各ロール（１２ａ、１２ｂ）のそれぞれ個々のシャ
   フト（１５ａ、１５ｂ）が、それぞれ上部支持材（１３
   ａ）と下部支持材（１３ｂ）とからなる支持部（１３）
   にはめ込まれ、且つそれによって、前記もう一方のロー
   ル（１２ｂ）は、前記対ロール（１２）の軸を含む面上
   を制御された揺動状態で動くことが可能であり且つ底部
   位置決めネジ手段（２３）と戻しスプリング手段（２
   ２）を含む調整手段（３３）により制御される２本以上
   の線材又は丸棒の伸びを同じにする装置。
2. 【請求項２】 前記対ロール（１２）の軸（３１ａ、３
   １ｂ）を含む面上を動ける前記上部ロール（１２ａ）
   が、トラストスプリング（２７）が挿入されている手動
   ホイールと組み合わせられる請求項１記載の伸びを同じ
   にする装置。
3. 【請求項３】 前記下部ロール（１２ｂ）の前記シャフ
   ト（１５ｂ）の前記下部支持材（１３ｂ）は、軸（３
   ０）に取り付けられ且つ互いに向かい合う揺動旋回軸
   （１１）を有し、前記軸（３０）は前記対ロール（１
   ２）の軸を含む面に実質的に垂直であり、且つ前記下部
   ロール（１２ｂ）の軸の下側に位置決めされている請求
   項１又は２に記載の伸びを同じにする装置。
4. 【請求項４】 前記調整手段（３３）が調整ネジ（２
   ３）を有する請求項１から３のいずれか１項に記載の伸
   びを同じにする装置。
5. 【請求項５】 前記調整手段（３３）が戻りスプリング
   （２２）を有し、前記戻りスプリング（２２）が前記下
   部ロール（１２ｂ）から距離を置かれている請求項１か
   ら４のいずれか１項に記載の伸びを同じにする装置。
6. 【請求項６】 前記対ロール（１２）の少なくとも一つ
   は、遊びロールである請求項１から５のいずれか１項に
   記載の伸びを同じにする装置。
7. 【請求項７】 前記対ロール（１２）の少なくとも一つ
   は、動力で動かされる請求項１から６のいずれか１項に
   記載の伸びを同じにする装置。