JPH086668Y2 - 把持アーム付き運搬車の把持アーム開閉機構 - Google Patents
把持アーム付き運搬車の把持アーム開閉機構Info
- Publication number
- JPH086668Y2 JPH086668Y2 JP6592090U JP6592090U JPH086668Y2 JP H086668 Y2 JPH086668 Y2 JP H086668Y2 JP 6592090 U JP6592090 U JP 6592090U JP 6592090 U JP6592090 U JP 6592090U JP H086668 Y2 JPH086668 Y2 JP H086668Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gripping arm
- arm
- opening
- closing mechanism
- grip arm
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は,積載物を把持,開放する把持アーム付き
運搬車の把持アーム開閉機構に関するものである。
運搬車の把持アーム開閉機構に関するものである。
長尺の積載物を立てた姿勢で運搬する運搬車では,前
車軸の回りを回動する回動フレームに開閉してこの積載
物を把持,解放する把持アームを設けているものがあ
る。
車軸の回りを回動する回動フレームに開閉してこの積載
物を把持,解放する把持アームを設けているものがあ
る。
このような運搬車では,回動フレームの回動に伴って
回動アームも回動し,本体部との相対位置に変化を来
す。したがって,把持アームの開閉機構も回動フレーム
側に独立して設けざるを得ず,操縦者が位置する本体部
後部からの遠隔操作ができない。このため,開閉機構を
回動フレームと本体部とが相対位置を変えても作動でき
るワイヤ等で構成することも考えられるが,たるみや引
っ掛かりによって作動不良を来すことがある。
回動アームも回動し,本体部との相対位置に変化を来
す。したがって,把持アームの開閉機構も回動フレーム
側に独立して設けざるを得ず,操縦者が位置する本体部
後部からの遠隔操作ができない。このため,開閉機構を
回動フレームと本体部とが相対位置を変えても作動でき
るワイヤ等で構成することも考えられるが,たるみや引
っ掛かりによって作動不良を来すことがある。
この考案は,このような課題を解決するものであっ
て,要は,回動フレームと本体部とが相対位置を変えて
も作動する開閉機構を本体部側に固定して設けたもので
る。
て,要は,回動フレームと本体部とが相対位置を変えて
も作動する開閉機構を本体部側に固定して設けたもので
る。
以上の課題を解決するため,この考案は,前車軸を中
心に回動する回動フレームに設けられた積載物を把持,
開放する把持アームを開閉させる把持アーム付き運搬車
の把持アーム開閉機構であって,前記把持アームに作用
する押盤を前記前車軸にスライド可能に嵌装し,この押
盤のスライドによって前記把持アームを開閉させてなる
把持アーム付き運搬車の把持アーム開閉機構を提供した
ものである。
心に回動する回動フレームに設けられた積載物を把持,
開放する把持アームを開閉させる把持アーム付き運搬車
の把持アーム開閉機構であって,前記把持アームに作用
する押盤を前記前車軸にスライド可能に嵌装し,この押
盤のスライドによって前記把持アームを開閉させてなる
把持アーム付き運搬車の把持アーム開閉機構を提供した
ものである。
以上の手段をとることにより,回動フレームの回動に
基づく把持アームは前車軸を中心とする円運動を描くこ
とになるから,これに作用する押盤が同じく前車軸に嵌
装されていることにより,その作用点は押盤上の位相角
度を変えるのみで作動を阻害する相対位置変化を来たさ
ない。
基づく把持アームは前車軸を中心とする円運動を描くこ
とになるから,これに作用する押盤が同じく前車軸に嵌
装されていることにより,その作用点は押盤上の位相角
度を変えるのみで作動を阻害する相対位置変化を来たさ
ない。
以下,この考案の実施例を図面を参照して説明する。
第4図は把持アーム付き運搬車の側面図,第5図は正
面図であるが,この運搬車は前下がりに傾斜する本体フ
レーム1を装設した車台2を前輪3と後輪4とで支持
し,エンジン5の動力を後輪4に伝えて自走する本体部
6と,開閉して積載物7を把持,開放する把持アーム8
を有する回動フレーム9とからなる。回動フレーム9は
前車軸10に遊嵌されるボス11から二本のアーム軸12が起
立するものであり,このアーム軸12と車台2との間には
油圧シリンダ13が介設される。したがっって,油圧シリ
ンダ13を伸縮させれば,アーム軸12は前車軸10を中心と
して起立,倒伏することになる。
面図であるが,この運搬車は前下がりに傾斜する本体フ
レーム1を装設した車台2を前輪3と後輪4とで支持
し,エンジン5の動力を後輪4に伝えて自走する本体部
6と,開閉して積載物7を把持,開放する把持アーム8
を有する回動フレーム9とからなる。回動フレーム9は
前車軸10に遊嵌されるボス11から二本のアーム軸12が起
立するものであり,このアーム軸12と車台2との間には
油圧シリンダ13が介設される。したがっって,油圧シリ
ンダ13を伸縮させれば,アーム軸12は前車軸10を中心と
して起立,倒伏することになる。
第1図,第2図は把持アーム8の開閉機構を示す一部
断面平面図,第3図は第1図のIII−III断面図である
が,把持アーム8はこのアーム軸12に遊嵌されている
他,これの後部に副アーム14が連接されている。したが
って,副アーム14を左右方向に移動させれば,把持アー
ム8はアーム軸12の回りを回動して開閉することになる
のであるが,これを押盤15のスライド運動によって行
う。すなわち,前車軸10の中央部に二つの押盤15をスラ
イド自在に嵌装するとともに,各押盤15の外方に各々の
副アーム14を当接させておくのである。そして,この押
盤15を前車軸10上に設けられたカム16を回転させて外方
に押しやると,副アーム14も外方に動き,把持アーム8
は閉じて積載物7を把持する。なお,このとき,押盤15
による副アーム14への押圧は押盤15に内装された皿バネ
17で緩衝できるようにしておくとともに,二つの副アー
ム14同士をスプリング18で引っ張っておき,副アーム14
は常に押盤15に当接するようにしておく。また,副アー
ム14と押盤15および押盤15とカム16の当接点にはそれぞ
れカムフォロアー19.20を設け,このカムフォロアー19,
20による転がり接触にしておく。さらに,このとき,押
盤15に当接する副アーム14に設けられたカムフォロアー
19の作用線は前車軸10の中心を通るように設定してお
く。その他,把持アーム8は上下二組設け,各把持アー
ム8はアーム軸12に嵌装されるスリーブ21で連結し,一
方の(この例では副アーム14っが設けられる下方の)把
持アーム8を開閉させれば,他方の把持アーム8もこれ
に連動して開閉するようにしておく。
断面平面図,第3図は第1図のIII−III断面図である
が,把持アーム8はこのアーム軸12に遊嵌されている
他,これの後部に副アーム14が連接されている。したが
って,副アーム14を左右方向に移動させれば,把持アー
ム8はアーム軸12の回りを回動して開閉することになる
のであるが,これを押盤15のスライド運動によって行
う。すなわち,前車軸10の中央部に二つの押盤15をスラ
イド自在に嵌装するとともに,各押盤15の外方に各々の
副アーム14を当接させておくのである。そして,この押
盤15を前車軸10上に設けられたカム16を回転させて外方
に押しやると,副アーム14も外方に動き,把持アーム8
は閉じて積載物7を把持する。なお,このとき,押盤15
による副アーム14への押圧は押盤15に内装された皿バネ
17で緩衝できるようにしておくとともに,二つの副アー
ム14同士をスプリング18で引っ張っておき,副アーム14
は常に押盤15に当接するようにしておく。また,副アー
ム14と押盤15および押盤15とカム16の当接点にはそれぞ
れカムフォロアー19.20を設け,このカムフォロアー19,
20による転がり接触にしておく。さらに,このとき,押
盤15に当接する副アーム14に設けられたカムフォロアー
19の作用線は前車軸10の中心を通るように設定してお
く。その他,把持アーム8は上下二組設け,各把持アー
ム8はアーム軸12に嵌装されるスリーブ21で連結し,一
方の(この例では副アーム14っが設けられる下方の)把
持アーム8を開閉させれば,他方の把持アーム8もこれ
に連動して開閉するようにしておく。
以上により,油圧シリンダ13を伸縮させれば,回動フ
レーム9は起立姿勢,傾斜姿勢に変更するとともに,カ
ム16を回転させて(この操作は操作具22等によって遠隔
操作ができるようになっている)押盤15をスライドさせ
れば,把持アーム8は積載物7を把持,解放する。すな
わち,積載物7は積み込むときには,油圧シリンダ13を
伸長させて回動フレーム9を起立姿勢にしてその底面に
設けられた積載板23の上に積載物7を載せる。次いでカ
ム16を操作して把持アーム8を閉じて積載物7を把持
し,油圧シリンダ13を縮短させ,回動フレーム9を傾斜
姿勢にして積載物7を本体フレーム1上に積み込む。こ
の状態で所定の場所まで運搬し,前と逆の動作をして積
載物7を積み降ろして運搬作業を終える。なお,積載物
7を載せた回動フレーム9を起立姿勢にすると,その重
心Gは急に前方に移って危険であるから,このとき,本
体部6の後部に設けられたスタンド24と油圧シリンダ13
とを連結索25等で結び,回動フレーム9が起立するとス
タンド24が自動的に立つようにして安全を図る。
レーム9は起立姿勢,傾斜姿勢に変更するとともに,カ
ム16を回転させて(この操作は操作具22等によって遠隔
操作ができるようになっている)押盤15をスライドさせ
れば,把持アーム8は積載物7を把持,解放する。すな
わち,積載物7は積み込むときには,油圧シリンダ13を
伸長させて回動フレーム9を起立姿勢にしてその底面に
設けられた積載板23の上に積載物7を載せる。次いでカ
ム16を操作して把持アーム8を閉じて積載物7を把持
し,油圧シリンダ13を縮短させ,回動フレーム9を傾斜
姿勢にして積載物7を本体フレーム1上に積み込む。こ
の状態で所定の場所まで運搬し,前と逆の動作をして積
載物7を積み降ろして運搬作業を終える。なお,積載物
7を載せた回動フレーム9を起立姿勢にすると,その重
心Gは急に前方に移って危険であるから,このとき,本
体部6の後部に設けられたスタンド24と油圧シリンダ13
とを連結索25等で結び,回動フレーム9が起立するとス
タンド24が自動的に立つようにして安全を図る。
以上,この考案は前記したものであるから,次のよう
な効果が期待できる。
な効果が期待できる。
i)把持アームの姿勢が変わっても,副アームは押盤上
を転動してその位相角度を変えるのみで対処できるか
ら,押盤およびカム等は本体部側に固定して設けられ
る。したがって,作動が確実で遠隔操作ができる。この
点,開閉機構を回動フレーム側に設け,ワイヤ等で操作
するものでは,角度変化に伴ってワイヤ等にたるみや引
っ掛かりが生じ,作動が円滑に行い難い。
を転動してその位相角度を変えるのみで対処できるか
ら,押盤およびカム等は本体部側に固定して設けられ
る。したがって,作動が確実で遠隔操作ができる。この
点,開閉機構を回動フレーム側に設け,ワイヤ等で操作
するものでは,角度変化に伴ってワイヤ等にたるみや引
っ掛かりが生じ,作動が円滑に行い難い。
ii)副アームがどのような姿勢になったときでも,押盤
との作用点は前車軸の中心から同心円上の位置にあるか
ら,同じ作用力で安定した動作をする。また,このと
き,副アームにカムフォロアーを設け,これを押盤に当
接しておけば,その位相変化も円滑に行われる。また,
このときの作用線を前車軸の中心線に設定しておけば,
転動がよりスムーズに行われる。
との作用点は前車軸の中心から同心円上の位置にあるか
ら,同じ作用力で安定した動作をする。また,このと
き,副アームにカムフォロアーを設け,これを押盤に当
接しておけば,その位相変化も円滑に行われる。また,
このときの作用線を前車軸の中心線に設定しておけば,
転動がよりスムーズに行われる。
第1図,第2図は把持アームの開閉機構を示す一部断面
平面図,第3図は第1図のIII−III断面図,第4図は運
搬車の側面図,第5図は正面図である。 (符号) 7……積載物 8……把持アーム 9……回動フレーム 10……前車軸 15……押盤
平面図,第3図は第1図のIII−III断面図,第4図は運
搬車の側面図,第5図は正面図である。 (符号) 7……積載物 8……把持アーム 9……回動フレーム 10……前車軸 15……押盤
Claims (1)
- 【請求項1】前車軸(10)を中心に回動する回動フレー
ム(9)に設けられた積載物(7)を把持,解放する把
持アーム(8)を開閉させる把持アーム付き運搬車の把
持アーム開閉機構であって,前記把持アーム(8)に作
用する押盤(15)を前記前車軸(10)にスライド可能に
嵌装し,この押盤(15)のスライドによって前記把持ア
ーム(8)を開閉させてなる把持アーム付き運搬車の把
持アーム開閉機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6592090U JPH086668Y2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 把持アーム付き運搬車の把持アーム開閉機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6592090U JPH086668Y2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 把持アーム付き運搬車の把持アーム開閉機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0423574U JPH0423574U (ja) | 1992-02-26 |
JPH086668Y2 true JPH086668Y2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=31598188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6592090U Expired - Lifetime JPH086668Y2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 把持アーム付き運搬車の把持アーム開閉機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086668Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0769218A (ja) * | 1993-08-31 | 1995-03-14 | Hideo Miura | 長尺物運搬台車 |
JP6281458B2 (ja) * | 2014-09-19 | 2018-02-21 | トヨタ紡織株式会社 | 運搬車 |
JP6169219B1 (ja) * | 2016-05-17 | 2017-07-26 | 三菱電機株式会社 | ブッシング更新装置、及びブッシング更新システム |
CN110667674B (zh) * | 2019-10-21 | 2022-04-19 | 濉溪初新工业设计有限公司 | 一种桶形容器搬运装置 |
-
1990
- 1990-06-20 JP JP6592090U patent/JPH086668Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0423574U (ja) | 1992-02-26 |
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