JPH086645B2 - 回動絞り弁型気化器 - Google Patents
回動絞り弁型気化器Info
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- JPH086645B2 JPH086645B2 JP62302851A JP30285187A JPH086645B2 JP H086645 B2 JPH086645 B2 JP H086645B2 JP 62302851 A JP62302851 A JP 62302851A JP 30285187 A JP30285187 A JP 30285187A JP H086645 B2 JPH086645 B2 JP H086645B2
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- Japan
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- holder
- throttle valve
- intake passage
- fuel
- throttle
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- Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、機関へ供給する混合気の量及び濃度を制御
する気化器に関するもので、特に絞り弁が回転するいわ
ゆる回動絞り弁型気化器に関するものである。
する気化器に関するもので、特に絞り弁が回転するいわ
ゆる回動絞り弁型気化器に関するものである。
気化器の絞り弁は運転者によるアクセルワイヤー操作
によって制御されて機関へ供給される混合気の量及び濃
度を調整,制御するものであり、一般的に回転型のもの
と摺動型のものとに大別される。
によって制御されて機関へ供給される混合気の量及び濃
度を調整,制御するものであり、一般的に回転型のもの
と摺動型のものとに大別される。
本発明は回転型の絞り弁を用いた回動絞り弁型気化器
に関するもので、従来の技術として第1図に示される実
公昭60−19969号公報の如き構造が知られる。これによ
ると気化器本体1を貫通する吸気道2に直交して絞り弁
案内筒3が穿設されるとともに該絞り弁案内筒内には吸
気道2に対応する貫通孔4を穿設した円筒状の回動弁5
が回動自在に配置され、さらに回動弁の回動に応じて吸
気道内に突出して配置された燃料ノズル6の燃料制御孔
(図示せず)を制御弁棒7にて制御したものである。
に関するもので、従来の技術として第1図に示される実
公昭60−19969号公報の如き構造が知られる。これによ
ると気化器本体1を貫通する吸気道2に直交して絞り弁
案内筒3が穿設されるとともに該絞り弁案内筒内には吸
気道2に対応する貫通孔4を穿設した円筒状の回動弁5
が回動自在に配置され、さらに回動弁の回動に応じて吸
気道内に突出して配置された燃料ノズル6の燃料制御孔
(図示せず)を制御弁棒7にて制御したものである。
かかる従来の回動絞り弁気化器によると次の如き問題
点を有する。
点を有する。
1.第1図に示す如く、機関へ吸入される空気は回動絞り
弁5のエヤークリーナー側(図において左側)の絞り部
5A及び機関側(図において右側)の絞り部5B及び貫通孔
4と吸気道2によって形成される内室5C内を流れる。こ
れによると空気は回動絞り弁5の内室5C内で図において
下方より斜め上方に流れて吸気道2(機関側の吸気道)
内に流れる。
弁5のエヤークリーナー側(図において左側)の絞り部
5A及び機関側(図において右側)の絞り部5B及び貫通孔
4と吸気道2によって形成される内室5C内を流れる。こ
れによると空気は回動絞り弁5の内室5C内で図において
下方より斜め上方に流れて吸気道2(機関側の吸気道)
内に流れる。
従って、燃料ノズル3より内室5C内に吸出された燃料
は吸気道2の長手軸心線に対し斜め方向に流れるので回
動絞り弁5の内室5Cの壁面に付着し易くなり燃料の霧化
性が阻害され機関の燃料上好ましくない。
は吸気道2の長手軸心線に対し斜め方向に流れるので回
動絞り弁5の内室5Cの壁面に付着し易くなり燃料の霧化
性が阻害され機関の燃料上好ましくない。
また、空気の流れも、回動絞り弁5のエヤークリーナ
ー側の絞り部5Aによって絞られ、次いで回動絞り弁5の
内室5Cへ流入し、更に機関側の絞り部5Bによって絞ら
れ、且つ少なくとも回動絞り弁5の中間開度域迄は回動
絞り弁5のエヤークリーナー側の絞り部5Aの開口の延長
上を機関側の絞り部5Bが閉塞した状態にあるので機関へ
吸入される空気吸入効率の向上を望むことが困難で機関
の出力向上を期待できない。
ー側の絞り部5Aによって絞られ、次いで回動絞り弁5の
内室5Cへ流入し、更に機関側の絞り部5Bによって絞ら
れ、且つ少なくとも回動絞り弁5の中間開度域迄は回動
絞り弁5のエヤークリーナー側の絞り部5Aの開口の延長
上を機関側の絞り部5Bが閉塞した状態にあるので機関へ
吸入される空気吸入効率の向上を望むことが困難で機関
の出力向上を期待できない。
2.回動絞り弁5より機関側の吸気道2内に生起した吸気
道負圧は回動絞り弁5の機関側の絞り部5Bと吸気道5と
の間隙Aより回動絞り弁5の内室5C内へ導入されるが、
特に機関の低速運転時において、絞り部5Bの開度(間隙
A)の小なる場合において回動絞り弁5の内室5Cの室容
積が回動絞り弁5の開度に比べ大容積となるので、室内
5C内にて圧力低下が生じ燃料ノズル6に加わる吸気道負
圧を大なる状態で保持し得るものではなく、これによる
と燃料吸出特性を高めること、及び吸出される燃料の霧
化特性の向上を望めないもので機関の運転性上好ましく
ない。
道負圧は回動絞り弁5の機関側の絞り部5Bと吸気道5と
の間隙Aより回動絞り弁5の内室5C内へ導入されるが、
特に機関の低速運転時において、絞り部5Bの開度(間隙
A)の小なる場合において回動絞り弁5の内室5Cの室容
積が回動絞り弁5の開度に比べ大容積となるので、室内
5C内にて圧力低下が生じ燃料ノズル6に加わる吸気道負
圧を大なる状態で保持し得るものではなく、これによる
と燃料吸出特性を高めること、及び吸出される燃料の霧
化特性の向上を望めないもので機関の運転性上好ましく
ない。
本発明になる回動絞り弁型気化器は前記不具合点に鑑
みなされたもので、燃料の霧化特性が良好で吸入効率の
優れた前記気化器を提供することを目的とし、前記目的
達成のために、内部を吸気道が貫通し、吸気道に略直交
するとともに吸気道を横断して円筒状の絞り弁案内筒が
穿設された気化器本体と; 絞り弁案内筒の底部より吸気道内に立設され、内部を
貫通する燃料制御通路の一端が燃料流路に接続されると
ともに燃料制御通路より吸気道内に開口せる燃料制御孔
が穿設された燃料ノズルと; 燃料ノズルの外周に間隙をもった燃料ウエル孔にて囲
繞するとともに少なくとも吸気道内に開口する軸部と、
軸部より側方にそれぞれ延出して吸気道を開閉制御し得
る板状の絞り弁部と、軸部に穿設されて燃料ノズルの間
隙と吸気道を連絡する貫通孔と、軸部の上下両端にあっ
て絞り弁案内筒に回動自在に嵌合される軸受部と、軸受
部より上方で且つ気化器本体より突出した絞り弁レバー
部と、絞り弁レバー部より上方に連設された筒体の開口
凹部より軸受部側の下方に向けてホルダー嵌入孔とニー
ドル嵌入孔とが連接して穿設されるとともにホルダー嵌
入孔の開口凹部への開口部の側方に突設された制御突部
と、を有するスロットル体と; スロットル体のホルダー嵌入孔内に移動自在に配置さ
れるとともにスロットル体の制御突部に対応したカム部
と係止突部とを有するホルダーと; スロットル体のニードル嵌入孔内に移動自在に配置さ
れその一端部が燃料ノズルの燃料制御通路内に挿入さ
れ、他端部がホルダーに対応して配置されたニードル
と; 気化器本体の絞り弁案内筒の開口端部上に配置され、
スロットル体の筒体の上部近傍をおおう上部蓋体と、上
部蓋体より下方に立設されてホルダーの係止突部に対応
してホルダーの回転を抑止する係止段部を有するカバー
と; ホルダーに螺着されて、その一端がニードルに対接す
る調整スクリューと;より回動絞り弁型気化器を構成し
たものである。
みなされたもので、燃料の霧化特性が良好で吸入効率の
優れた前記気化器を提供することを目的とし、前記目的
達成のために、内部を吸気道が貫通し、吸気道に略直交
するとともに吸気道を横断して円筒状の絞り弁案内筒が
穿設された気化器本体と; 絞り弁案内筒の底部より吸気道内に立設され、内部を
貫通する燃料制御通路の一端が燃料流路に接続されると
ともに燃料制御通路より吸気道内に開口せる燃料制御孔
が穿設された燃料ノズルと; 燃料ノズルの外周に間隙をもった燃料ウエル孔にて囲
繞するとともに少なくとも吸気道内に開口する軸部と、
軸部より側方にそれぞれ延出して吸気道を開閉制御し得
る板状の絞り弁部と、軸部に穿設されて燃料ノズルの間
隙と吸気道を連絡する貫通孔と、軸部の上下両端にあっ
て絞り弁案内筒に回動自在に嵌合される軸受部と、軸受
部より上方で且つ気化器本体より突出した絞り弁レバー
部と、絞り弁レバー部より上方に連設された筒体の開口
凹部より軸受部側の下方に向けてホルダー嵌入孔とニー
ドル嵌入孔とが連接して穿設されるとともにホルダー嵌
入孔の開口凹部への開口部の側方に突設された制御突部
と、を有するスロットル体と; スロットル体のホルダー嵌入孔内に移動自在に配置さ
れるとともにスロットル体の制御突部に対応したカム部
と係止突部とを有するホルダーと; スロットル体のニードル嵌入孔内に移動自在に配置さ
れその一端部が燃料ノズルの燃料制御通路内に挿入さ
れ、他端部がホルダーに対応して配置されたニードル
と; 気化器本体の絞り弁案内筒の開口端部上に配置され、
スロットル体の筒体の上部近傍をおおう上部蓋体と、上
部蓋体より下方に立設されてホルダーの係止突部に対応
してホルダーの回転を抑止する係止段部を有するカバー
と; ホルダーに螺着されて、その一端がニードルに対接す
る調整スクリューと;より回動絞り弁型気化器を構成し
たものである。
かかる本発明の回動絞り弁型気化器によると機関へ供
給される空気は、スロットル体の板状の絞り弁部と吸気
道とによって形成される間隙と、スロットル体の軸部に
穿設された貫通孔とより供給されるものであり、一方燃
料は燃料ノズルに穿設せる燃料制御孔より制御弁棒にて
制御されスロットル体の貫通孔を介して供給される。こ
れによると燃料制御孔より吸出される燃料は空気と良好
に混合して機関へ供給することができる。
給される空気は、スロットル体の板状の絞り弁部と吸気
道とによって形成される間隙と、スロットル体の軸部に
穿設された貫通孔とより供給されるものであり、一方燃
料は燃料ノズルに穿設せる燃料制御孔より制御弁棒にて
制御されスロットル体の貫通孔を介して供給される。こ
れによると燃料制御孔より吸出される燃料は空気と良好
に混合して機関へ供給することができる。
以下、本発明になる回動絞り弁型気化器の一実施例を
第2図,第3図,第4図によって説明する。
第2図,第3図,第4図によって説明する。
10は内部を吸気道11が貫通した気化器本体であり、吸
気道11の中間部には円筒状の絞り弁案内筒12が穿設され
る。この絞り弁案内筒12の下側は吸気道11を横断して吸
気道11の底部より気化器本体10に没入し、他側は気化器
本体10の上側部10Aより開口される。
気道11の中間部には円筒状の絞り弁案内筒12が穿設され
る。この絞り弁案内筒12の下側は吸気道11を横断して吸
気道11の底部より気化器本体10に没入し、他側は気化器
本体10の上側部10Aより開口される。
尚、絞り弁案内筒12の気化器本体10の上側部10A開口
側は後述する絞り弁リターンスプリングを収納する為絞
り弁案内筒12の径より大径としてある。絞り弁案内筒12
の略中心底部の吸気道11内には燃料ノズル13が突起して
配置され、この燃料ノズル13は、その長手軸心に沿って
燃料制御通路13Aが貫通して穿設され、その下部は燃料
流路14に連絡される。また燃料制御通路13Aには燃料制
御孔13Bが穿設されるもので燃料制御通路13Aの長手軸心
に沿う長溝が好ましい。
側は後述する絞り弁リターンスプリングを収納する為絞
り弁案内筒12の径より大径としてある。絞り弁案内筒12
の略中心底部の吸気道11内には燃料ノズル13が突起して
配置され、この燃料ノズル13は、その長手軸心に沿って
燃料制御通路13Aが貫通して穿設され、その下部は燃料
流路14に連絡される。また燃料制御通路13Aには燃料制
御孔13Bが穿設されるもので燃料制御通路13Aの長手軸心
に沿う長溝が好ましい。
従って燃料流路14内を流れる燃料は燃料制御通路13A,
燃料制御孔13Bより燃料ノズル13外へ流出する。
燃料制御孔13Bより燃料ノズル13外へ流出する。
尚、本実施例ではこの燃料制御孔13Bを機関側に開口
したが、その開口位置は機関とのセッティングによって
適宜設定される。15は絞り弁案内筒12に回動自在に配置
されるスロットル体であり、以下の構成よりなる。
したが、その開口位置は機関とのセッティングによって
適宜設定される。15は絞り弁案内筒12に回動自在に配置
されるスロットル体であり、以下の構成よりなる。
すなわち、15Aは、燃料ノズル13の外周に間隙Sをも
って囲繞する燃料ウエル孔15Bを有するとともに少なく
とも吸気道11内に開口する軸部であり、この軸部15Aの
長手軸心線に沿う外周より吸気道11を開閉制御し得る板
状の絞り弁部15C,15Dが側方に延出する。
って囲繞する燃料ウエル孔15Bを有するとともに少なく
とも吸気道11内に開口する軸部であり、この軸部15Aの
長手軸心線に沿う外周より吸気道11を開閉制御し得る板
状の絞り弁部15C,15Dが側方に延出する。
また、吸気道11に開口しない軸部15Aの上下両端には
絞り弁案内筒12内に嵌合される円筒状の軸受部15E,15F
が設けられ、さらに吸気道11内に開口する軸部15Aには
燃料ウエル15B(燃料ノズル13の外周の間隙S)と吸気
道11とを連通する貫通孔15G,15Hが穿設される。
絞り弁案内筒12内に嵌合される円筒状の軸受部15E,15F
が設けられ、さらに吸気道11内に開口する軸部15Aには
燃料ウエル15B(燃料ノズル13の外周の間隙S)と吸気
道11とを連通する貫通孔15G,15Hが穿設される。
尚、この貫通孔15G,15Hは機関とのセッティング作業
でその孔数、孔径、孔位置が決定される。
でその孔数、孔径、孔位置が決定される。
また、上側の軸受部15Fより上方で且つ気化器本体10
の上側部10Aに間隙をもって絞り弁レバー部15Jが一体的
に設けられ、さらにこの絞り弁レバー部15Jより上方に
例えば円筒形状の筒体15Kが一体的に連設される。この
筒体15Kの上端には開口凹部15Lが穿設され、この開口凹
部15Lの底部よりスロットル体15の長手軸心方向で且つ
その略中心上を下方に向ってホルダー嵌入孔15Mとニー
ドル嵌入孔15Nが連設されるもので、下方に位置するニ
ードル嵌入孔15Nは、燃料ウエル15Bに貫通する。
の上側部10Aに間隙をもって絞り弁レバー部15Jが一体的
に設けられ、さらにこの絞り弁レバー部15Jより上方に
例えば円筒形状の筒体15Kが一体的に連設される。この
筒体15Kの上端には開口凹部15Lが穿設され、この開口凹
部15Lの底部よりスロットル体15の長手軸心方向で且つ
その略中心上を下方に向ってホルダー嵌入孔15Mとニー
ドル嵌入孔15Nが連設されるもので、下方に位置するニ
ードル嵌入孔15Nは、燃料ウエル15Bに貫通する。
さらにまたホルダー嵌入孔15Mの開口凹部15Lへの開口
部の側方、すなわち開口凹部15Lの底部には、該底部よ
り突起する制御突部15Pが設けられる。また、スロット
ル体15の筒体15Kの側方及び上方に間隙をもってカバー1
6が配置されるもので、具体的には筒体15Kの側方を囲繞
する環状部16Aと、筒体15Kの上部をおおう上部蓋体16B
とよりなり、このカバー16は気化器本体10に取着され
る。さらに上部蓋体16Bには、調整凹部16Cが設けられる
とともに、この調整凹部16Cには後述するリミッターキ
ャップの係止突部を一定範囲における回動を許容する為
の制御部16D,16Eが設けられ、また上部蓋体16Bの下部に
はスロットル体15の開口凹部15L内に突出する係止段部1
6Fが設けられる。
部の側方、すなわち開口凹部15Lの底部には、該底部よ
り突起する制御突部15Pが設けられる。また、スロット
ル体15の筒体15Kの側方及び上方に間隙をもってカバー1
6が配置されるもので、具体的には筒体15Kの側方を囲繞
する環状部16Aと、筒体15Kの上部をおおう上部蓋体16B
とよりなり、このカバー16は気化器本体10に取着され
る。さらに上部蓋体16Bには、調整凹部16Cが設けられる
とともに、この調整凹部16Cには後述するリミッターキ
ャップの係止突部を一定範囲における回動を許容する為
の制御部16D,16Eが設けられ、また上部蓋体16Bの下部に
はスロットル体15の開口凹部15L内に突出する係止段部1
6Fが設けられる。
そして、スロットル体15のニードル嵌入孔15N内には
ニードル17が移動自在に配置されるもので、このニード
ル17の下部は燃料ノズル13の燃料制御通路13A内に挿入
されて燃料制御孔13Bの燃料ウエル15Bに対する開口面積
を制御するもので、一方ニードル17の上部はホルダー嵌
入孔15M側に対向する。
ニードル17が移動自在に配置されるもので、このニード
ル17の下部は燃料ノズル13の燃料制御通路13A内に挿入
されて燃料制御孔13Bの燃料ウエル15Bに対する開口面積
を制御するもので、一方ニードル17の上部はホルダー嵌
入孔15M側に対向する。
また、スロットル体15のホルダー嵌入孔15M内にはホ
ルダー18が挿入されるもので、このホルダー18の長手軸
心で且つ中心の内部には孔18Aが上方より下方に向かっ
て穿設され、一方ホルダー18の開口凹部15Lへの開口部
にはホルダー18の側方よりカム部18Bが設けられるもの
で、このカム部18Bはスロットル体15の制御突部15Pに対
接する。
ルダー18が挿入されるもので、このホルダー18の長手軸
心で且つ中心の内部には孔18Aが上方より下方に向かっ
て穿設され、一方ホルダー18の開口凹部15Lへの開口部
にはホルダー18の側方よりカム部18Bが設けられるもの
で、このカム部18Bはスロットル体15の制御突部15Pに対
接する。
尚、カム部18Bはホルダ18の中心より半径状に設けら
れるものであって、制御突部15Pがスロットル体15の中
心を基準に回転すると、このカム部18Bのカムプロフィ
ルによってホルダー18はホルダー嵌入孔15M内を上下に
移動するものである。
れるものであって、制御突部15Pがスロットル体15の中
心を基準に回転すると、このカム部18Bのカムプロフィ
ルによってホルダー18はホルダー嵌入孔15M内を上下に
移動するものである。
また、18Cはホルダー18より突起して設けられた係止
突部であって、この係止突部18Cは上部蓋体16の係止段
部16Fに係止される。
突部であって、この係止突部18Cは上部蓋体16の係止段
部16Fに係止される。
そして、ホルダー18の孔18Aには調整スクリュー19が
螺着されるものであり、この調整スクリュー19の下端は
ホルダー18の下端より突出してニードル17に対接し、そ
の上端はホルダー18の上部より突出し、スロットル体15
の開口凹部15Lを通ってカバー16の調整凹部16Cに達す
る。
螺着されるものであり、この調整スクリュー19の下端は
ホルダー18の下端より突出してニードル17に対接し、そ
の上端はホルダー18の上部より突出し、スロットル体15
の開口凹部15Lを通ってカバー16の調整凹部16Cに達す
る。
従って、燃料ノズル13,ニードル17,スロットル体15,
ホルダー18、及び調整スクリュー19の長手軸心線は略同
一直線上に配置される。
ホルダー18、及び調整スクリュー19の長手軸心線は略同
一直線上に配置される。
さらにまた20はホルダースプリングであって、調整ス
クリュー19の外周に略同心的に配置されるもので、その
一端はカバー16に係止され、他端がホルダー18に係止さ
れ、このホルダースプリング20によって、ホルダー18の
カム部18Bはスロットル体15の制御突部15Pに弾性的に押
圧されるとともに、ホルダー18の係止突部18Cがカバー1
6の係止段部16Fに押圧される。21はニードルスプリング
であって、ニードル17の外周に略同心的に配置されるも
ので、このニードルスプピング21によってニードル17の
上端は調整スクリュー19の下端に弾性的に押圧される。
クリュー19の外周に略同心的に配置されるもので、その
一端はカバー16に係止され、他端がホルダー18に係止さ
れ、このホルダースプリング20によって、ホルダー18の
カム部18Bはスロットル体15の制御突部15Pに弾性的に押
圧されるとともに、ホルダー18の係止突部18Cがカバー1
6の係止段部16Fに押圧される。21はニードルスプリング
であって、ニードル17の外周に略同心的に配置されるも
ので、このニードルスプピング21によってニードル17の
上端は調整スクリュー19の下端に弾性的に押圧される。
また22は絞り弁リターンスプリングであって、スロッ
トル体15の軸受部15Fの外周に略同心的に配置されるも
ので、絞り弁リターンスプリング22の一端はスロットル
体15に係止され、他端は気化器本体10の上側部10Aをお
おうステープレート23に係止されるもので、これによっ
てスロットル体15は常に閉方向の力を付勢される。
トル体15の軸受部15Fの外周に略同心的に配置されるも
ので、絞り弁リターンスプリング22の一端はスロットル
体15に係止され、他端は気化器本体10の上側部10Aをお
おうステープレート23に係止されるもので、これによっ
てスロットル体15は常に閉方向の力を付勢される。
尚、24は絞り弁レバー15Jに対接されたストップスク
リューであって、これを螺動することによって絞り弁部
15C,15Dの開口面積を調整し得る。
リューであって、これを螺動することによって絞り弁部
15C,15Dの開口面積を調整し得る。
次にその作用について説明する。
まず、機関のアイドリング運転について説明する。ス
ロットル体15は機関のアイドリング運転を満足するに必
要な最小空気量に設定されているものであり、第4図に
示される。この空気量はスロットル体15の板状の絞り弁
部15C,15Dの外周と吸気道11との間隙及び貫通孔15Gの孔
面積によって決定されるものであり、ストップスクリュ
ー24を螺動することによって正確な空気量の調整を行な
えるものである。
ロットル体15は機関のアイドリング運転を満足するに必
要な最小空気量に設定されているものであり、第4図に
示される。この空気量はスロットル体15の板状の絞り弁
部15C,15Dの外周と吸気道11との間隙及び貫通孔15Gの孔
面積によって決定されるものであり、ストップスクリュ
ー24を螺動することによって正確な空気量の調整を行な
えるものである。
一方、燃料ノズル13の燃料制御孔13Bより燃料ウエル1
5B内に吸出される燃料量は、燃料制御孔13Bのニードル1
7による開口面積によって決定されるものであり、かか
るアイドリング運転時において、スロットル体15の制御
突部15Pはホルダー18のカム部18Bのもっとも高い位置に
当接していることによってホルダー18及び調整スクリュ
ー19はもっとも下がった位置にあり、従ってニードル17
ももっとも下方の位置にあるので、燃料制御孔13Bの開
口を小開口に保持し得るものである。
5B内に吸出される燃料量は、燃料制御孔13Bのニードル1
7による開口面積によって決定されるものであり、かか
るアイドリング運転時において、スロットル体15の制御
突部15Pはホルダー18のカム部18Bのもっとも高い位置に
当接していることによってホルダー18及び調整スクリュ
ー19はもっとも下がった位置にあり、従ってニードル17
ももっとも下方の位置にあるので、燃料制御孔13Bの開
口を小開口に保持し得るものである。
かかる最小の燃料制御孔13Bの開口の制御は調整スク
リュー19を螺動すればホルダー18のカム部と関係なくニ
ードル17を移動し得るものでこれによって正確なアイド
リング運転時における燃料の補正を可能としたものであ
る。
リュー19を螺動すればホルダー18のカム部と関係なくニ
ードル17を移動し得るものでこれによって正確なアイド
リング運転時における燃料の補正を可能としたものであ
る。
かかるアイドリング運転時において、吸気道11内に生
起する負圧はスロットル体15の機関側の貫通孔15Gより
燃料ウエル15B内に作用し、この負圧によって燃料制御
孔13Bより一度燃料ウエル15B内に吸出し、この燃料ウエ
ル15B内においてエヤークリーナー側の貫通孔15Hより流
入する空気と混合して混合気となり、この混合気が機関
側の貫通孔15Gより吸気道11内へ吸出されるものであ
る。
起する負圧はスロットル体15の機関側の貫通孔15Gより
燃料ウエル15B内に作用し、この負圧によって燃料制御
孔13Bより一度燃料ウエル15B内に吸出し、この燃料ウエ
ル15B内においてエヤークリーナー側の貫通孔15Hより流
入する空気と混合して混合気となり、この混合気が機関
側の貫通孔15Gより吸気道11内へ吸出されるものであ
る。
次いで、スロットル体15が徐々に開放されると、絞り
弁部15C,15Dが吸気道11を開放することによって空気量
は徐々に増加される。
弁部15C,15Dが吸気道11を開放することによって空気量
は徐々に増加される。
一方、スロットル体15の前記回動によると、ホルダー
18は係止突部18Cと係止段部16Fによってその回動が抑止
されていることによって、制御突部15Pに対するホルダ
ー18のカム部18Bは前記状態の高位置より低位置に移動
するもので、これによると、ホルダー18及び調整スクリ
ュー19はスロットル体15の回動に応じてホルダースプリ
ング20のバネ力に抗して徐々に上方へ移動する。これに
よると、ニードル17はニードルスプリング21のバネ力に
よって調整スクリュー19の移動に同期して上方へ移動
し、もって燃料制御孔13Bの開口面積を増加させ、空気
量の増加に見合った燃料量の増加を達成でき機関の増速
運転を可能とするものである。
18は係止突部18Cと係止段部16Fによってその回動が抑止
されていることによって、制御突部15Pに対するホルダ
ー18のカム部18Bは前記状態の高位置より低位置に移動
するもので、これによると、ホルダー18及び調整スクリ
ュー19はスロットル体15の回動に応じてホルダースプリ
ング20のバネ力に抗して徐々に上方へ移動する。これに
よると、ニードル17はニードルスプリング21のバネ力に
よって調整スクリュー19の移動に同期して上方へ移動
し、もって燃料制御孔13Bの開口面積を増加させ、空気
量の増加に見合った燃料量の増加を達成でき機関の増速
運転を可能とするものである。
そして、スロットル体15が全開となるや、ホルダー18
のカム部18Bの最低位置が制御突部15Pに当接するので、
燃料制御孔13Bは最もその開口を大とすることができ最
大空気量に見合った燃料の供給ができ、もって機関の全
開運転を達成し得るものである。
のカム部18Bの最低位置が制御突部15Pに当接するので、
燃料制御孔13Bは最もその開口を大とすることができ最
大空気量に見合った燃料の供給ができ、もって機関の全
開運転を達成し得るものである。
また、近年、気化器の軽量化の鑑点より合成樹脂材料
が良く使用されるものであり、スロットル体15及びホル
ダー18は軽量化のみならず複雑な形状に対するコストダ
ウンの点より合成樹脂材料による成形が望ましいもの
で、かかる際においては、特にスロットル体15の制御突
部15Pは例えば鋼球のごとき金属球が好ましい。これは
特に制御突部15Pとカム部18Bとの耐久時において合成樹
脂材料間の当接面の摩耗あるいはカジリが生じる場合が
あり、これによると、スロットル体15の作動フィーリン
グが悪化するのみならず、ニードル17に対するリフト特
性が変化して性能不良の要因となるからである。
が良く使用されるものであり、スロットル体15及びホル
ダー18は軽量化のみならず複雑な形状に対するコストダ
ウンの点より合成樹脂材料による成形が望ましいもの
で、かかる際においては、特にスロットル体15の制御突
部15Pは例えば鋼球のごとき金属球が好ましい。これは
特に制御突部15Pとカム部18Bとの耐久時において合成樹
脂材料間の当接面の摩耗あるいはカジリが生じる場合が
あり、これによると、スロットル体15の作動フィーリン
グが悪化するのみならず、ニードル17に対するリフト特
性が変化して性能不良の要因となるからである。
更には、スロットル体15とホルダー18の合成樹脂材料
はそれぞれ異材質が好ましく、特に摩擦係数は、ホルダ
ー18の摩擦係数がスロットル体15の摩擦係数に比べ小な
ることがホルダー18の動特性上好ましいものであること
が判明した。
はそれぞれ異材質が好ましく、特に摩擦係数は、ホルダ
ー18の摩擦係数がスロットル体15の摩擦係数に比べ小な
ることがホルダー18の動特性上好ましいものであること
が判明した。
また、スロットル体15の貫通孔15G,15Hもテストの結
果、次の如くとすることによって性能上の効果を上げる
ことができた。すなわち、スロットル体15の絞り弁部15
Cのアイドリング運転時の如く絞り弁部15Cの低開度状態
(第4図に示される)において、一側の貫通孔15Gは機
関側の吸気道11(図において右)に開口し、一方他側の
貫通孔15Hはエヤークリーナー側の吸気道11(図におい
て左)に開口させるものである。
果、次の如くとすることによって性能上の効果を上げる
ことができた。すなわち、スロットル体15の絞り弁部15
Cのアイドリング運転時の如く絞り弁部15Cの低開度状態
(第4図に示される)において、一側の貫通孔15Gは機
関側の吸気道11(図において右)に開口し、一方他側の
貫通孔15Hはエヤークリーナー側の吸気道11(図におい
て左)に開口させるものである。
これによると、機関のアイドリング運転時の如く低開
度運転時において他側の貫通孔15Hには機関の吸気道負
圧が直接作用しないので燃料ウエル15B内に空気を流入
することができ、燃料ウエル15B内において燃料制御孔1
3Bより吸出された燃料と良く混合して混合気を形成で
き、しかもスロットル体15の中,高開度運転時において
は両貫通孔15G,15Hともに流速の高い吸気道11内に開口
できるので両貫通孔15G,15Hより燃料ウエル15B内の燃料
を分担して吸気道11内へ供給できたもので性能の向上を
図ることができたものである。
度運転時において他側の貫通孔15Hには機関の吸気道負
圧が直接作用しないので燃料ウエル15B内に空気を流入
することができ、燃料ウエル15B内において燃料制御孔1
3Bより吸出された燃料と良く混合して混合気を形成で
き、しかもスロットル体15の中,高開度運転時において
は両貫通孔15G,15Hともに流速の高い吸気道11内に開口
できるので両貫通孔15G,15Hより燃料ウエル15B内の燃料
を分担して吸気道11内へ供給できたもので性能の向上を
図ることができたものである。
また、カバー16の調整凹部16Cの開口端部を第1閉塞
部材50にて閉塞するとともにスロットル体15の筒体15K
の形周とカバー16の環状部16Aの内周との環状間隙に弾
性材料よりなる第2閉塞部材51を配置することによる
と、特にニードル17の動作に影響を与えるホルダー18,
調整スクリュー19,ニードル17の作動部に対する水,ゴ
ミ等の侵入を完全に抑止でき、特に汎用機関の如き作業
環境の悪い場所に使用される気化器として好適である。
部材50にて閉塞するとともにスロットル体15の筒体15K
の形周とカバー16の環状部16Aの内周との環状間隙に弾
性材料よりなる第2閉塞部材51を配置することによる
と、特にニードル17の動作に影響を与えるホルダー18,
調整スクリュー19,ニードル17の作動部に対する水,ゴ
ミ等の侵入を完全に抑止でき、特に汎用機関の如き作業
環境の悪い場所に使用される気化器として好適である。
また、調整スクリュー19の上端をカバー16の調整凹部
16C内に配置し、この調整スクリュー19の上端に、その
外側方に係止突部52Aを設けたリミッターキャップ52に
嵌合し、このリミッターキャップ52の係止突部52Aを調
整凹部16Cに設けた制御部16D,16Eの間に配置すれば、リ
ミッターキャップ52の回動し得る範囲はリミッターキャ
ップ52の係止突部52Aが制御部16D又は16Eに当接する迄
の一定範囲に限定できるものであり、気化器の生産時に
おいて調整スクリュー19をセットした後にリミッターキ
ャップ52を調整スクリュー19に嵌合すれば、一般ユーザ
ーは仮に調整スクリュー19を回動させてもその回動範囲
は予め規定されているので機関性能を損ねる心配はな
い。
16C内に配置し、この調整スクリュー19の上端に、その
外側方に係止突部52Aを設けたリミッターキャップ52に
嵌合し、このリミッターキャップ52の係止突部52Aを調
整凹部16Cに設けた制御部16D,16Eの間に配置すれば、リ
ミッターキャップ52の回動し得る範囲はリミッターキャ
ップ52の係止突部52Aが制御部16D又は16Eに当接する迄
の一定範囲に限定できるものであり、気化器の生産時に
おいて調整スクリュー19をセットした後にリミッターキ
ャップ52を調整スクリュー19に嵌合すれば、一般ユーザ
ーは仮に調整スクリュー19を回動させてもその回動範囲
は予め規定されているので機関性能を損ねる心配はな
い。
また、スロットル体15の軸受部15E,15Fは絞り弁案内
筒12を基準嵌入孔とするもので、ホルダー18及び調整ス
クリュー19はスロットル体15のホルダー嵌入孔15Mを基
準とし、さらにカバー16の特に環状部16A及び係止段部1
6Fはスロットル体15またはホルダー18を基準とするもの
である。
筒12を基準嵌入孔とするもので、ホルダー18及び調整ス
クリュー19はスロットル体15のホルダー嵌入孔15Mを基
準とし、さらにカバー16の特に環状部16A及び係止段部1
6Fはスロットル体15またはホルダー18を基準とするもの
である。
すなわち、スロットル体15,ホルダー18,調整スクリュ
ー19,カバー16,の全ての基準の原点は気化器本体10の絞
り弁案内筒12にある。ここで特にステープレート23及び
カバー16を気化器本体10に取着するに際し、気化器本体
10の上側部10A上に位置決めボス54を突起して設け、こ
の位置決めボス54にステープレート23の位置決め孔23A
及びカバー16の位置決め孔16Gを嵌入した後にその上部
をネジ55にて螺着すればカバー16と調整スクリュー19及
びホルダー18,スロットル体15との関係さらにはステー
プレート23の支持孔23Bとスロットル体15の軸受部15Fと
の位置関係を精度よく出すことができるもので、特に作
動性を良好に維持できる。
ー19,カバー16,の全ての基準の原点は気化器本体10の絞
り弁案内筒12にある。ここで特にステープレート23及び
カバー16を気化器本体10に取着するに際し、気化器本体
10の上側部10A上に位置決めボス54を突起して設け、こ
の位置決めボス54にステープレート23の位置決め孔23A
及びカバー16の位置決め孔16Gを嵌入した後にその上部
をネジ55にて螺着すればカバー16と調整スクリュー19及
びホルダー18,スロットル体15との関係さらにはステー
プレート23の支持孔23Bとスロットル体15の軸受部15Fと
の位置関係を精度よく出すことができるもので、特に作
動性を良好に維持できる。
本発明になる回動絞り弁型気化器によると次の効果を
奏し得る。
奏し得る。
吸気道内に吸出される燃料はニードルにて制限される
燃料制御孔の開口面積によって決定され、吸気道内に発
生する吸気道負圧が貫通孔、燃料ウエルを介して制御さ
れた燃料制御孔に対して直接的に作用するので高い(減
圧されることのない)吸気道負圧を燃料制御孔に有効に
作用させることができ、さらには燃料制御孔より吸出さ
れた燃料は燃料ウエルにて流下するエヤークリーナー側
の貫通孔からの空気とよく混合し、さらに、燃料制御孔
は吸気道の比較的中心部に配置されるので燃料の霧化特
性を大きく向上でき機関の運転性を良好とする。
燃料制御孔の開口面積によって決定され、吸気道内に発
生する吸気道負圧が貫通孔、燃料ウエルを介して制御さ
れた燃料制御孔に対して直接的に作用するので高い(減
圧されることのない)吸気道負圧を燃料制御孔に有効に
作用させることができ、さらには燃料制御孔より吸出さ
れた燃料は燃料ウエルにて流下するエヤークリーナー側
の貫通孔からの空気とよく混合し、さらに、燃料制御孔
は吸気道の比較的中心部に配置されるので燃料の霧化特
性を大きく向上でき機関の運転性を良好とする。
スロットル体の板状の絞り弁部によって空気流は吸気
道の両側部を流下するもので、燃料制御孔より吸気道内
へ直接吸出される制限された燃料は前記空気流に包まれ
る形となるので吸気道の壁面固着流が発生しにくくな
り、混合気の霧化性能をあげることができる。
道の両側部を流下するもので、燃料制御孔より吸気道内
へ直接吸出される制限された燃料は前記空気流に包まれ
る形となるので吸気道の壁面固着流が発生しにくくな
り、混合気の霧化性能をあげることができる。
燃料制御孔は燃料ウエルを介して直接的に吸気道内に
開口されるので、絞り弁の後流に燃料制御孔を配置した
ものに比較して燃料制御孔にかかる圧力を高い状態に保
持できるので、気化器本体が傾斜しても傾斜に伴なう燃
料の重力ヘッドの影響を受けにくいもので機関の傾斜運
転に対するタフネス性を向上できたものである。
開口されるので、絞り弁の後流に燃料制御孔を配置した
ものに比較して燃料制御孔にかかる圧力を高い状態に保
持できるので、気化器本体が傾斜しても傾斜に伴なう燃
料の重力ヘッドの影響を受けにくいもので機関の傾斜運
転に対するタフネス性を向上できたものである。
スロットル体及びホルダーを合成樹脂材料とした場
合、スロットル体の制御突部を金属材料よりなる球とす
ると、スロットル体の回動操作性及びホルダーの動特性
を円滑に行ないうるものであり、さらにスロットル体を
形成する合成樹脂材料の摩擦係数よりホルダーを形成す
る合成樹脂材料の摩擦係数を小とすればスロットル体の
ホルダー嵌入孔に対するホルダーの動特性を円滑に行な
うことができスロットル体の回動に対するニードルの追
従性を向上できる。
合、スロットル体の制御突部を金属材料よりなる球とす
ると、スロットル体の回動操作性及びホルダーの動特性
を円滑に行ないうるものであり、さらにスロットル体を
形成する合成樹脂材料の摩擦係数よりホルダーを形成す
る合成樹脂材料の摩擦係数を小とすればスロットル体の
ホルダー嵌入孔に対するホルダーの動特性を円滑に行な
うことができスロットル体の回動に対するニードルの追
従性を向上できる。
スロットル体の軸部に燃料ウエルと吸気道を連絡する
2個の貫通孔を穿設し、スロットル体の低開度時におい
て、第1の貫通孔を機関側の吸気道内へ開口し、第2の
貫通孔をエヤークリーナー側の吸気道に開口すると、ア
イドリング運転時においてエヤークリーナー側の吸気道
に開口する第2の貫通孔より燃料ウエル内に空気が供給
され燃料ウエル内にて混合気が形成されるので霧化特性
の著しい向上を図ることができ、更にスロットル体の
中,高開度域においては両貫通孔より燃料が供給される
ので必要で充分なる燃料の供給が可能となったものであ
る。
2個の貫通孔を穿設し、スロットル体の低開度時におい
て、第1の貫通孔を機関側の吸気道内へ開口し、第2の
貫通孔をエヤークリーナー側の吸気道に開口すると、ア
イドリング運転時においてエヤークリーナー側の吸気道
に開口する第2の貫通孔より燃料ウエル内に空気が供給
され燃料ウエル内にて混合気が形成されるので霧化特性
の著しい向上を図ることができ、更にスロットル体の
中,高開度域においては両貫通孔より燃料が供給される
ので必要で充分なる燃料の供給が可能となったものであ
る。
スロットル体,燃料ノズル,ニードル,ホルダー,調
整スクリューの長手軸心線を略同一直線上に配置するこ
とによると、前記各部品の力の作用点が同一となるので
特にスロットル体に対する残余の部品の動特性を良好と
することができたものである。
整スクリューの長手軸心線を略同一直線上に配置するこ
とによると、前記各部品の力の作用点が同一となるので
特にスロットル体に対する残余の部品の動特性を良好と
することができたものである。
絞り弁リターンスプリング,ニードルスプリング,ホ
ルダースプリングをスロットル体,ニードル,ホルダ
ー、の外周に配置し、しかも各スプリングの中心点は略
同一直線上に配置できたのでニードル,ホルダーの倒れ
を極力防止でき且その動作を円滑に行なうことができた
ものである。
ルダースプリングをスロットル体,ニードル,ホルダ
ー、の外周に配置し、しかも各スプリングの中心点は略
同一直線上に配置できたのでニードル,ホルダーの倒れ
を極力防止でき且その動作を円滑に行なうことができた
ものである。
大気に開口する部位であるスロットル体の筒体と上部
蓋体の環状部との間隙あるいは調整凹部の開口部を閉塞
部材にて閉塞したので特に燃料制御を行なうニードル,
ホルダー,調整スクリュー,の摺動部への水及びゴミの
侵入が防止でき長期に渡って秀れた性能の保持を行なえ
るものである。
蓋体の環状部との間隙あるいは調整凹部の開口部を閉塞
部材にて閉塞したので特に燃料制御を行なうニードル,
ホルダー,調整スクリュー,の摺動部への水及びゴミの
侵入が防止でき長期に渡って秀れた性能の保持を行なえ
るものである。
調整スクリューにリミッターキャップを取り付け、上
部蓋体の調整凹部に制御部を設け、これによって調整ス
クリューの調整範囲を一定調整範囲に規制できたので汎
用機関の如く、比較的機械の取り扱いに不慣れな婦人等
における調整作業が容易となったものである。
部蓋体の調整凹部に制御部を設け、これによって調整ス
クリューの調整範囲を一定調整範囲に規制できたので汎
用機関の如く、比較的機械の取り扱いに不慣れな婦人等
における調整作業が容易となったものである。
カバー,ステープレートは気化器本体の位置決めボス
にてその取り付け位置が決定されるので、気化器本体の
絞り弁案内筒に対するスロットル体,上部蓋体の位置決
めを正確にでき、スロットル体の作動及びホルダー,調
整スクリューの作動性を良好にすることができたもので
ある。
にてその取り付け位置が決定されるので、気化器本体の
絞り弁案内筒に対するスロットル体,上部蓋体の位置決
めを正確にでき、スロットル体の作動及びホルダー,調
整スクリューの作動性を良好にすることができたもので
ある。
第1図は従来公知の回動絞り弁型気化器を示す横断面
図、第2図は本発明になる回動絞り弁型気化器の一実施
例を示す縦断面図、第3図は第2図の上部平面図、第4
図は第2図のIV−IVにおける横断面図である。 10……気化器本体、12……絞り弁案内筒 13……燃料ノズル、13B……燃料制御孔 15……スロットル体、15A……軸部 15P……制御突部、16……カバー 17……ニードル、18……ホルダー 19……調整スクリュー
図、第2図は本発明になる回動絞り弁型気化器の一実施
例を示す縦断面図、第3図は第2図の上部平面図、第4
図は第2図のIV−IVにおける横断面図である。 10……気化器本体、12……絞り弁案内筒 13……燃料ノズル、13B……燃料制御孔 15……スロットル体、15A……軸部 15P……制御突部、16……カバー 17……ニードル、18……ホルダー 19……調整スクリュー
Claims (9)
- 【請求項1】内部を吸気道11が貫通し、吸気道11に略直
交するとともに吸気道11を横断して円筒状の絞り弁案内
筒12が穿設された気化器本体10と; 絞り弁案内筒12の底部より吸気道11内に立設され、内部
を貫通する燃料制御通路13Aの一端が燃料流路14に接続
されるとともに燃料制御通路13Aより吸気道11内に開口
せる燃料制御孔13Bが穿設された燃料ノズル13と; 燃料ノズル13の外周に間隙Sをもった燃料ウエル孔15B
にて囲繞するとともに少なくとも吸気道11内に開口する
軸部15Aと、軸部15Aより側方にそれぞれ延出して吸気道
11を開閉制御し得る板状の絞り弁部15C,15Dと、軸部15A
に穿設されて燃料ノズル13の間隙Sと吸気道11を連絡す
る貫通孔15G,15Hと、軸部15Bの上下両端にあって絞り弁
案内筒12に回動自在に嵌合される軸受部15E,15Fと、軸
受部15Fより上方で且つ気化器本体10より突出した絞り
弁レバー部15Jと、絞り弁レバー部15Jより上方に連設さ
れた筒体15Kの開口凹部15Lより軸受部15E側の下方に向
けてホルダー嵌入孔15Mとニードル嵌入孔15Nとが連接し
て穿設されるとともにホルダー嵌入孔15Mの開口凹部15L
への開口部の側方に突設された制御突部15Pと、を有す
るスロットル体15と; スロットル体15のホルダー嵌入孔15M内に移動自在に配
置されるとともにスロットル体15の制御突部15Pに対応
したカム部18Bと係止突部18Cとを有するホルダー18と; スロットル体15のニードル嵌入孔15N内に移動自在に配
置されその一端部が燃料ノズル13の燃料制御通路13A内
に挿入され、他端部がホルダー18に対応して配置された
ニードル17と; 気化器本体10の絞り弁案内筒12の開口端部上に配置さ
れ、スロットル体15の筒体15Kの上部近傍をおおう上部
蓋体16Bと、上部蓋体16Bより下方に立設されてホルダー
18の係止突部18Cに対応してホルダー18の回転を抑止す
る係止段部16Fを有するカバー16と; ホルダー18に螺着されて、その一端がニードル17に対接
する調整スクリュー19と;よりなる回動絞り弁型気化
器。 - 【請求項2】前記スロットル体及びホルダーを合成樹脂
材料にて形成するとともにホルダー18を形成する合成樹
脂材料の摩擦係数をスロットル体15を形成する合成樹脂
材料の摩擦係数より小としてなる特許請求の範囲第1項
記載の回動絞り弁型気化器。 - 【請求項3】内部を吸気道11が貫通し、吸気道11に略直
交するとともに吸気道11を横断して円筒状の絞り弁案内
筒12が穿設された気化器本体10と; 絞り弁案内筒12の底部より吸気道11内に立設され、内部
を貫通する燃料制御通路13Aの一端が燃料流路14に接続
されるとともに燃料制御通路13Aより吸気道11内に開口
せる燃料制御孔13Bが穿設された燃料ノズル13と; 燃料ノズル13の外周に間隙Sをもった燃料ウエル孔15B
にて囲繞するとともに少なくとも吸気道11内に開口する
軸部15Aと、軸部15Aより側方にそれぞれ延出して吸気道
11を開閉制御し得る板状の絞り弁部15C,15Dと、軸部15A
に穿設されて燃料ノズル13の間隙Sと吸気道11を連絡す
る貫通孔15G,15Hと、軸部15Bの上下両端にあって絞り弁
案内筒12に回動自在に嵌合される軸受部15E,15Fと、軸
受部15Fより上方で且つ気化器本体10より突出した絞り
弁レバー部15Jと、絞り弁レバー部15Jより上方に連設さ
れた筒体15Kの開口凹部15Lより軸受部15E側の下方に向
けてホルダー嵌入孔15Mとニードル嵌入孔15Nとが連接し
て穿設されるとともにホルダー嵌入孔15Mの開口凹部15L
への開口部の側方に突設された制御突部15Pと、を有す
るスロットル体15と; スロットル体15のホルダー嵌入孔15M内に移動自在に配
置されるとともにスロットル体15の制御突部15Pに対応
したカム部18Bと係止突部18Cとを有するホルダー18と; スロットル体15のニードル嵌入孔15N内に移動自在に配
置されその一端部が燃料ノズル13の燃料制御通路13A内
に挿入され、他端部がホルダー18に対応して配置された
ニードル17と; 気化器本体10の絞り弁案内筒12の開口端部上に配置さ
れ、スロットル体15の筒体15Kの上部近傍をおおう上部
蓋体16Bと、上部蓋体16Bより下方に立設されてホルダー
18の係止突部18Cに対応してホルダー18の回転を抑止す
る係止段部16Fを有するカバー16と; ホルダー18に螺着されて、その一端がニードル17に対接
する調整スクリュー19と; スロットル体15、燃料ノズル13、ニードル17、ホルダー
18、調整スクリュー19、の長手軸心線を略同一直線上に
配置してなる回動絞り弁型気化器。 - 【請求項4】内部を吸気道11が貫通し、吸気道11に略直
交するとともに吸気道11を横断して円筒状の絞り弁案内
筒12が穿設された気化器本体10と; 絞り弁案内筒12の底部より吸気道11内に立設され、内部
を貫通する燃料制御通路13Aの一端が燃料流路14に接続
されるとともに燃料制御通路13Aより吸気道11内に開口
せる燃料制御孔13Bが穿設された燃料ノズル13と; 燃料ノズル13の外周に間隙Sをもった燃料ウエル孔15B
にて囲繞するとともに少なくとも吸気道11内に開口する
軸部15Aと、軸部15Aより側方にそれぞれ延出して吸気道
11を開閉制御し得る板状の絞り弁部15C,15Dと、軸部15A
に穿設されて燃料ノズル13の間隙Sと吸気道11を連絡す
る貫通孔15G,15Hと、軸部15Bの上下両端にあって絞り弁
案内筒12に回動自在に嵌合される軸受部15E,15Fと、軸
受部15Fより上方で且つ気化器本体10より突出した絞り
弁レバー部15Jと、絞り弁レバー部15Jより上方に連設さ
れた筒体15Kの開口凹部15Lより軸受部15E側の下方に向
けてホルダー嵌入孔15Mとニードル嵌入孔15Nとが連接し
て穿設されるとともにホルダー嵌入孔15Mの開口凹部15L
への開口部の側方に突設された制御突部15Pと、を有す
るスロットル体15と; スロットル体15のホルダー嵌入孔15M内に移動自在に配
置されるとともにスロットル体15の制御突部15Pに対応
したカム部18Bと係止突部18Cとを有するホルダー18と; スロットル体15のニードル嵌入孔15N内に移動自在に配
置されその一端部が燃料ノズル13の燃料制御通路13A内
に挿入され、他端部がホルダー18に対応して配置された
ニードル17と; 気化器本体10の絞り弁案内筒12の開口端部上に配置さ
れ、スロットル体15の筒体15Kの上部近傍をおおう上部
蓋体16Bと、上部蓋体16Bより下方に立設されてホルダー
18の係止突部18Cに対応してホルダー18の回転を抑止す
る係止段部16Fを有するカバー16と; ホルダー18に螺着されて、その一端がニードル17に対接
する調整スクリュー19と; スロットル体15の絞り弁部15C,15Dを閉方向に付勢する
絞り弁リターンスプリング22と; ニードル17の端部を調整スクリュー19の端部に押圧する
ニードルスプリング21と; ホルダー18のカム部18Bをスロットル体15の制御突部15P
に押圧するとともにホルダー18の係止突部18Cをカバー1
6の係止段部16Fに押圧するホルダースプリング20と;よ
りなる回動絞り弁型気化器。 - 【請求項5】前記絞り弁リターンスプリング,ニードル
スプリング,ホルダースプリングを略同一直線上に配置
してなる特許請求の範囲第4項記載の回動絞り弁型気化
器。 - 【請求項6】前記絞り弁リターンスプリングはスロット
ル体15の外周に同芯状に配置され、その一端は絞り弁案
内筒12の上部開口を閉塞するステープレート23又は気化
器本体10に係止され、他端をスロットル体15に係止して
なる特許請求の範囲第4項記載の回動絞り弁型気化器。 - 【請求項7】前記ホルダースプリングは、その一端をカ
バー16に係止され、他端をホルダー18に係止してなる特
許請求の範囲第4項記載の回動絞り弁型気化器。 - 【請求項8】内部を吸気道11が貫通し、吸気道11に略直
交するとともに吸気道11を横断して円筒状の絞り弁案内
筒12が穿設された気化器本体10と; 絞り弁案内筒12の底部より吸気道11内に立設され、内部
を貫通する燃料制御通路13Aの一端が燃料流路14に接続
されるとともに燃料制御通路13Aより吸気道11内に開口
せる燃料制御孔13Bが穿設された燃料ノズル13と; 燃料ノズル13の外周に間隙Sをもった燃料ウエル孔15B
にて囲繞するとともに少なくとも吸気道11内に開口する
軸部15Aと、軸部15Aより側方にそれぞれ延出して吸気道
11を開閉制御し得る板状の絞り弁部15C,15Dと、軸部15A
に穿設されて燃料ノズル13の間隙Sと吸気道11を連絡す
る貫通孔15G,15Hと、軸部15Bの上下両端にあって絞り弁
案内筒12に回動自在に嵌合される軸受部15E,15Fと、軸
受部15Fより上方で且つ気化器本体10より突出した絞り
弁レバー部15Jと、絞り弁レバー部15Jより上方に連設さ
れた筒体15Kの開口凹部15Lより軸受部15E側の下方に向
けてホルダー嵌入孔15Mとニードル嵌入孔15Nとが連接し
て穿設されるとともにホルダー嵌入孔15Mの開口凹部15L
への開口部の側方に突設された制御突部15Pと、を有す
るスロットル体15と; スロットル体15のホルダー嵌入孔15M内に移動自在に配
置されるとともにスロットル体15の制御突部15Pに対応
したカム部18Bと係止突部18Cとを有するホルダー18と; スロットル体15のニードル嵌入孔15N内に移動自在に配
置されその一端部が燃料ノズル13の燃料制御通路13A内
に挿入され、他端部がホルダー18に対応して配置された
ニードル17と; 気化器本体10の絞り弁案内筒12の開口端部上に配置さ
れ、スロットル体15の筒体15Kの上部近傍をおおう上部
蓋体16Bと、上部蓋体16Bより下方に立設されてホルダー
18の係止突部18Cに対応してホルダー18の回転を抑止す
る係止段部16Fを有するカバー16と; ホルダー18に螺着されて、その一端がニードル17に対接
する調整スクリュー19と; カバー16の調整凹部16Cをおおう第1の閉塞部材50と; スロットル体15の筒体15Kの外周と上部蓋体16Bの環状部
16Aとの環状間隙に配置された第2閉塞部材52と;より
なる回動絞り弁型気化器。 - 【請求項9】内部を吸気道11が貫通し、吸気道11に略直
交するとともに吸気道11を横断して円筒状の絞り弁案内
筒12が穿設された気化器本体10と; 絞り弁案内筒12の底部より吸気道11内に立設され、内部
を貫通する燃料制御通路13Aの一端が燃料流路14に接続
されるとともに燃料制御通路13Aより吸気道11内に開口
せる燃料制御孔13Bが穿設された燃料ノズル13と; 燃料ノズル13の外周に間隙Sをもった燃料ウエル孔15B
にて囲繞するとともに少なくとも吸気道11内に開口する
軸部15Aと、軸部15Aより側方にそれぞれ延出して吸気道
11を開閉制御し得る板状の絞り弁部15C,15Dと、軸部15A
に穿設されて燃料ノズル13の間隙Sと吸気道11を連絡す
る貫通孔15G,15Hと、軸部15Bの上下両端にあって絞り弁
案内筒12に回動自在に嵌合される軸受部15E,15Fと、軸
受部15Fより上方で且つ気化器本体10より突出した絞り
弁レバー部15Jと、絞り弁レバー部15Jより上方に連設さ
れた筒体15Kの開口凹部15Lより軸受部15E側の下方に向
けてホルダー嵌入孔15Mとニードル嵌入孔15Nとが連接し
て穿設されるとともにホルダー嵌入孔15Mの開口凹部15L
への開口部の側方に突設された制御突部15Pと、を有す
るスロットル体15と; スロットル体15のホルダー嵌入孔15M内に移動自在に配
置されるとともにスロットル体15の制御突部15Pに対応
したカム部18Bと係止突部18Cとを有するホルダー18と; スロットル体15のニードル嵌入孔15N内に移動自在に配
置されその一端部が燃料ノズル13の燃料制御通路13A内
に挿入され、他端部がホルダー18に対応して配置された
ニードル17と; 気化器本体10の絞り弁案内筒12の開口端部上に配置さ
れ、スロットル体15の筒体15Kの上部近傍をおおう上部
蓋体16Bと、上部蓋体16Bより下方に立設されてホルダー
18の係止突部18Cに対応してホルダー18の回転を抑止す
る係止段部16Fを有するカバー16と; ホルダー18に螺着されて、その一端がニードル17に対接
する調整スクリュー19と; カバー16の上部蓋体16Bの調整凹部16C内に突出する調整
スクリュー19の端部に嵌入され、側方に係止突部52Aを
有するリミッターキャップ52をカバー16の調整凹部16C
に設けた制御部16D,16Eによって一定回動範囲のみの回
動を許容してなる回動絞り弁型気化器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62302851A JPH086645B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 回動絞り弁型気化器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62302851A JPH086645B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 回動絞り弁型気化器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01142255A JPH01142255A (ja) | 1989-06-05 |
JPH086645B2 true JPH086645B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=17913860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62302851A Expired - Lifetime JPH086645B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 回動絞り弁型気化器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086645B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001280197A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-10-10 | Walbro Japan Inc | ロータリ絞り弁式気化器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH048294Y2 (ja) * | 1985-07-22 | 1992-03-03 | ||
JPH0236932Y2 (ja) * | 1985-11-05 | 1990-10-05 |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP62302851A patent/JPH086645B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01142255A (ja) | 1989-06-05 |
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