JPH0430369Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0430369Y2 JPH0430369Y2 JP10290585U JP10290585U JPH0430369Y2 JP H0430369 Y2 JPH0430369 Y2 JP H0430369Y2 JP 10290585 U JP10290585 U JP 10290585U JP 10290585 U JP10290585 U JP 10290585U JP H0430369 Y2 JPH0430369 Y2 JP H0430369Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- float
- cylinder
- stem portion
- float valve
- cylindrical body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Float Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、気化器フロート室への燃料流量を調
節する気化器のフロートバルブ装置に関するもの
である。
節する気化器のフロートバルブ装置に関するもの
である。
従来、気化器のフロートバルブにおいて、その
加工、組立作業等の容易さ又はコスト等の点から
樹脂製のフロートバルブの使用が考えられてい
る。かかる樹脂製フロートバルブとしては、例え
ば、本出願人により実願昭60−56924号として提
案されている。まず、これを第4図によつて簡単
に説明すると、径大のニードル弁体1eと径小の
ステム部1bとから成るフロートバルブ1の該ス
テム部1bの外周に摺動自在な筒体3を取付け、
該筒体3とニードル弁体1eとの間にばね4を介
在させ、油面の上下によつて揺動するフロートア
ーム2で筒体3を上下作動せしめるようになつて
いる。かかるフロートバルブ1にあつては、フロ
ート室内の油面が上がるとフロートアーム2は、
ニードル弁体1eがバフブシートに当接するまで
ばね4の弾発力を介して該筒体3を上方へ押動せ
しめる。又、さらに油面が上がればばね4の弾発
力に抗して筒体3をステム部1bに沿って上方へ
摺動せしめ、これによりニードル弁体1eが着座
せしめられるようになつている。
加工、組立作業等の容易さ又はコスト等の点から
樹脂製のフロートバルブの使用が考えられてい
る。かかる樹脂製フロートバルブとしては、例え
ば、本出願人により実願昭60−56924号として提
案されている。まず、これを第4図によつて簡単
に説明すると、径大のニードル弁体1eと径小の
ステム部1bとから成るフロートバルブ1の該ス
テム部1bの外周に摺動自在な筒体3を取付け、
該筒体3とニードル弁体1eとの間にばね4を介
在させ、油面の上下によつて揺動するフロートア
ーム2で筒体3を上下作動せしめるようになつて
いる。かかるフロートバルブ1にあつては、フロ
ート室内の油面が上がるとフロートアーム2は、
ニードル弁体1eがバフブシートに当接するまで
ばね4の弾発力を介して該筒体3を上方へ押動せ
しめる。又、さらに油面が上がればばね4の弾発
力に抗して筒体3をステム部1bに沿って上方へ
摺動せしめ、これによりニードル弁体1eが着座
せしめられるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、かかる従来のフロートバルブ1
では、フロートアーム2による筒体3の押動は円
滑化が図られ得るも、ステム部1bに対する筒体
3の摺動の際、両者間の接触抵抗が比較的大き
く、このため筒体3の円滑な摺動運動が阻害され
る場合もあつた。本考案はかかる実情に鑑み、筒
体3の更なる円滑な摺動運動がなされ得ると共
に、オーバフロー等の不良作動が解消され得る信
頼性の高いフロートバルブ装置を提供するもので
ある。
では、フロートアーム2による筒体3の押動は円
滑化が図られ得るも、ステム部1bに対する筒体
3の摺動の際、両者間の接触抵抗が比較的大き
く、このため筒体3の円滑な摺動運動が阻害され
る場合もあつた。本考案はかかる実情に鑑み、筒
体3の更なる円滑な摺動運動がなされ得ると共
に、オーバフロー等の不良作動が解消され得る信
頼性の高いフロートバルブ装置を提供するもので
ある。
本考案によるフロートバルブ装置は、フロート
アームのフオーク部に筒体を係合させ、この筒体
にフロートバルブのステム部が摺動可能に嵌着さ
れると共に該筒体とニードル弁体との間にこれら
を離間させるように弾圧するばねが介装されるこ
とによりフロートアームの揺動に応じてフロート
バルブを上下動させ、且つ、筒体の内周面又はス
テム部の周面は、これら両面の接触面積が小さく
なるように複数の凸部が形成されて成つている。
従つて、フロートアームの揺動に応じて筒体はス
テム部沿いに常に円滑に摺動し得る。又、筒体と
ニードル弁体との間にばねが介装されているから
フロートアームは該ばねにより損傷されることは
ない。
アームのフオーク部に筒体を係合させ、この筒体
にフロートバルブのステム部が摺動可能に嵌着さ
れると共に該筒体とニードル弁体との間にこれら
を離間させるように弾圧するばねが介装されるこ
とによりフロートアームの揺動に応じてフロート
バルブを上下動させ、且つ、筒体の内周面又はス
テム部の周面は、これら両面の接触面積が小さく
なるように複数の凸部が形成されて成つている。
従つて、フロートアームの揺動に応じて筒体はス
テム部沿いに常に円滑に摺動し得る。又、筒体と
ニードル弁体との間にばねが介装されているから
フロートアームは該ばねにより損傷されることは
ない。
第1図及び第2図は本考案によるフロートバル
ブ装置の一実施例を示す図であり、図において、
1はフロートバルブであり、燃料通路(図示せ
ず)の開閉を行なう弁部1aが形成されたニード
ル弁体1eと、該弁体1eより小径のステム部1
b及び一端に形成された係止部1cを有し、該一
端に割り1dの入つたものからなり、合成樹脂で
形成されている。2はフロートアームで、フロー
ト(図示せず)と一体に形成されておりフロート
室内の油面の変動により軸Sに関して揺動せしめ
られると共に、先端部にフオーク部2aが形成さ
れている。3は筒体であり、フオーク部2aと係
合すると共にステム部1bが摺動可能に嵌着さ
れ、該ステム部1bとの接触面積が小さくなるよ
うに例えば、第3図の如く内周面がスプライン状
に形成されている。3aは突部であり、該筒体3
の上端付近に環状に形成され、ニードル弁体1e
との間に介装されたばね4の一端側を着座させる
と共に、フオーク部2aとの係合側が球面状に形
成されている。又、3bは突部で筒体3の下端に
形成され係止部1cと係合すると共にフオーク部
2aとの係合側が球面状に形成されている。
ブ装置の一実施例を示す図であり、図において、
1はフロートバルブであり、燃料通路(図示せ
ず)の開閉を行なう弁部1aが形成されたニード
ル弁体1eと、該弁体1eより小径のステム部1
b及び一端に形成された係止部1cを有し、該一
端に割り1dの入つたものからなり、合成樹脂で
形成されている。2はフロートアームで、フロー
ト(図示せず)と一体に形成されておりフロート
室内の油面の変動により軸Sに関して揺動せしめ
られると共に、先端部にフオーク部2aが形成さ
れている。3は筒体であり、フオーク部2aと係
合すると共にステム部1bが摺動可能に嵌着さ
れ、該ステム部1bとの接触面積が小さくなるよ
うに例えば、第3図の如く内周面がスプライン状
に形成されている。3aは突部であり、該筒体3
の上端付近に環状に形成され、ニードル弁体1e
との間に介装されたばね4の一端側を着座させる
と共に、フオーク部2aとの係合側が球面状に形
成されている。又、3bは突部で筒体3の下端に
形成され係止部1cと係合すると共にフオーク部
2aとの係合側が球面状に形成されている。
本考案のフロートバルブ装置は上記のように構
成されているから、先づ、フロートバルブ1をフ
ロートアーム2へ組込むに際しては、スプリング
4をステム部1bへ装入し、その後筒体3を突部
3a側よりステム部1bへ押し込むことにより割
り1dが撓むので、該筒体3を完全にステム部1
bへ装入することができる。このとき、突部3b
は係止部1cに係止されるから筒体3はステム部
1bから脱落しない。斯く配設されたフロートバ
ルブ装置に対し、フロート室の油面が上昇する
と、フロートアーム2のフオーク部2aは突部3
aを上方に押し、弁部1aがバルブシート(図示
せず)に当接するまで該弁部1aと筒体3との距
離を一定に保ちつつフロートバルブ1を上昇せし
める。この際、フオーク部2aと突部3aとの係
合は該突部3aの球面形状に沿つてなされるから
フロートバルブ1はほぼ垂直方向に運動する。さ
らに、続けてフオーク部2aが上方へ揺動すると
筒体3のみがばね4に抗してステム部1bに沿つ
て上昇しそのばね4の弾圧力で弁部1aをバルブ
シートに着座せしめる。而して、この筒体3がス
テム部1b上を摺動するときには、該筒体3の内
周面はスプライン状に形成されているから、ステ
ム部1bとの接触面積は小さく、従つて滑り抵抗
も小さくなり、摺動の途中でひつかかり等が生じ
ず筒体3は円滑に作動する。一方、フロート室の
油面が下降した場合においても、筒体3はステム
部1b上を同様にして円滑に摺動し、フオーク部
2aと突部3bとの係合も筒体3の横すべりを伴
なうことなくなされる。このようにフロートアー
ム2の上下動を通じ筒体3はステム部1bに沿つ
て円滑に摺動するため、オーバーフロー等による
支障を来たすことがない。ところで筒体3の内周
面をスプライン状に形成する代わりにステム部1
bの外周にスプラインを施してもよく、この場合
にも同様の作用が行われ得る。
成されているから、先づ、フロートバルブ1をフ
ロートアーム2へ組込むに際しては、スプリング
4をステム部1bへ装入し、その後筒体3を突部
3a側よりステム部1bへ押し込むことにより割
り1dが撓むので、該筒体3を完全にステム部1
bへ装入することができる。このとき、突部3b
は係止部1cに係止されるから筒体3はステム部
1bから脱落しない。斯く配設されたフロートバ
ルブ装置に対し、フロート室の油面が上昇する
と、フロートアーム2のフオーク部2aは突部3
aを上方に押し、弁部1aがバルブシート(図示
せず)に当接するまで該弁部1aと筒体3との距
離を一定に保ちつつフロートバルブ1を上昇せし
める。この際、フオーク部2aと突部3aとの係
合は該突部3aの球面形状に沿つてなされるから
フロートバルブ1はほぼ垂直方向に運動する。さ
らに、続けてフオーク部2aが上方へ揺動すると
筒体3のみがばね4に抗してステム部1bに沿つ
て上昇しそのばね4の弾圧力で弁部1aをバルブ
シートに着座せしめる。而して、この筒体3がス
テム部1b上を摺動するときには、該筒体3の内
周面はスプライン状に形成されているから、ステ
ム部1bとの接触面積は小さく、従つて滑り抵抗
も小さくなり、摺動の途中でひつかかり等が生じ
ず筒体3は円滑に作動する。一方、フロート室の
油面が下降した場合においても、筒体3はステム
部1b上を同様にして円滑に摺動し、フオーク部
2aと突部3bとの係合も筒体3の横すべりを伴
なうことなくなされる。このようにフロートアー
ム2の上下動を通じ筒体3はステム部1bに沿つ
て円滑に摺動するため、オーバーフロー等による
支障を来たすことがない。ところで筒体3の内周
面をスプライン状に形成する代わりにステム部1
bの外周にスプラインを施してもよく、この場合
にも同様の作用が行われ得る。
尚、上記実施例で筒体3の内周面等をスプライ
ン状に形成する場合を述べたが、これに限ること
なく、例えば長矩形、短矩形、丸形等の複数の凸
部乃至凹部を形成することにより筒体3の内周面
とステム部1bとの接触面積を小さくするように
してもよい。これらの場合接触面積部の周縁は適
宜曲率の曲面としておくのが好ましい。さらに、
筒体3の各突部3a,3bの球面は他の曲面或い
は傾斜面等であつてもよい。
ン状に形成する場合を述べたが、これに限ること
なく、例えば長矩形、短矩形、丸形等の複数の凸
部乃至凹部を形成することにより筒体3の内周面
とステム部1bとの接触面積を小さくするように
してもよい。これらの場合接触面積部の周縁は適
宜曲率の曲面としておくのが好ましい。さらに、
筒体3の各突部3a,3bの球面は他の曲面或い
は傾斜面等であつてもよい。
上述のように本考案のフロートバルブ装置は、
筒体の内周面がスプライン状に形成されているの
で、ステム部に嵌合した筒体を介してフロートバ
ルブを上下させる際、筒体の内周面とステム部の
周面との摺動抵抗は小さく、フロートバルブの作
動は極めて安定して行われ、引掛かるということ
がなく円滑になされるので、油面の安定化が図れ
ると共に、装置の組立ての簡便化が図れ、また装
置の信頼性の向上され得る等の利点を有する。
筒体の内周面がスプライン状に形成されているの
で、ステム部に嵌合した筒体を介してフロートバ
ルブを上下させる際、筒体の内周面とステム部の
周面との摺動抵抗は小さく、フロートバルブの作
動は極めて安定して行われ、引掛かるということ
がなく円滑になされるので、油面の安定化が図れ
ると共に、装置の組立ての簡便化が図れ、また装
置の信頼性の向上され得る等の利点を有する。
第1図及び第2図は本考案によるフロートバル
ブ装置の要部を示す部分断面図及び底面図、第3
図は本考案のニードル弁に用いられる筒体の内面
側断面形状を示す拡大部分断面図、第4図は従来
のフロートバルブ装置の第1図に対応した部分断
面図である。 1……フロートバルブ、1b……ステム部、2
……フロートアーム、3……筒体、4……ばね。
ブ装置の要部を示す部分断面図及び底面図、第3
図は本考案のニードル弁に用いられる筒体の内面
側断面形状を示す拡大部分断面図、第4図は従来
のフロートバルブ装置の第1図に対応した部分断
面図である。 1……フロートバルブ、1b……ステム部、2
……フロートアーム、3……筒体、4……ばね。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 径大のニードル部と径小のステム部とから成
るフロートバルブと、ステム部に摺動可能に嵌
装された筒体と、ニードル部と筒体との間に張
架されたばねと、筒体に係合せしめられたフロ
ートアームとを備えていて、フロートアームの
揺動運動を筒体とばねを介してフロートバルブ
の摺動運動に変換してフロートバルブを開閉さ
せ、それによつてフロート室内への燃料流量を
調節するようにした気化器のフロートバルブ装
置において、 上記ステム部の周面及び上記筒体の内周面の
少なくとも一方に複数の凸部を形成して、筒体
の内周面とステム部の周面との接触面積が小さ
くなるようにしたことを特徴とする気化器のフ
ロートバルブ装置。 (2) 前記凸部が、スプライン状に形成されている
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲(1)に
記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10290585U JPH0430369Y2 (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10290585U JPH0430369Y2 (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6212760U JPS6212760U (ja) | 1987-01-26 |
JPH0430369Y2 true JPH0430369Y2 (ja) | 1992-07-22 |
Family
ID=30974974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10290585U Expired JPH0430369Y2 (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0430369Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-07-08 JP JP10290585U patent/JPH0430369Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6212760U (ja) | 1987-01-26 |
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