JPH0866435A - 介護装置ユニット - Google Patents

介護装置ユニット

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JPH0866435A
JPH0866435A JP22909594A JP22909594A JPH0866435A JP H0866435 A JPH0866435 A JP H0866435A JP 22909594 A JP22909594 A JP 22909594A JP 22909594 A JP22909594 A JP 22909594A JP H0866435 A JPH0866435 A JP H0866435A
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JP
Japan
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air
care device
care
airbag
device unit
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JP22909594A
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English (en)
Inventor
Michiyasu Ishida
通泰 石田
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Molten Corp
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Molten Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の介護装置を安全に且つ効率良く動作さ
せる介護装置ユニットを提供する。 【構成】 一つ或いは複数の部屋に空気配管2を配設
し、これに単一のエアポンプ1で空気を供給する。空気
配管2は複数の分岐管4を有し、各分岐管に接続手段5
を介して各種介護装置6,7・・・が接続される。介護
装置はエアマット、エアバッグを使用し、その給排気に
より膨張、収縮する。この膨張、収縮動作が介護動作に
利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の空気駆動構造を
有する介護装置を、単一の駆動源、即ちエアポンプで各
々独立に駆動する介護装置ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、寝たきり老人、病気により寝たき
りを強いられている患者、或いは病気、事故等により機
能障害を引き起こしている患者は、自分自身で身体を動
かすことが困難であるために介護者による介護を必要と
する。ここで介護装置とは、患者を介護するための装置
の他、患者の機能回復訓練をするための装置をも含む意
味で使用する。
【0003】上述のような要介護者を治療する医療施設
においては、介護者の負担を小さくし、且つ要介護者に
も不快感を与えることのないよう種々の介護装置が開発
され、近時、特に安全性の高さから、空気を駆動源とし
たエアマット、エアバッグ構造の介護装置が多数提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】空気駆動構造の介護装
置では駆動源としてエアポンプが必要であるが、一つの
部屋の中で複数の介護装置を使用する場合、それぞれエ
アポンプを必要とし、スペースを取るのみでなく、各エ
アポンプが発する駆動音が重なり合って騒音として耳障
りなものになるという問題がある。
【0005】また、医療施設において治療され、ある程
度治癒した段階で個人の住宅に戻って在宅治療を続ける
に際しても、在宅治療では介護者の数が極端に少なく、
且つ比較的高年齢者が多いことから、介護者への負担は
極めて大きく、十分な介護が受けられないのが現状であ
る。介護者の負担を軽くするために、上述のような介護
装置を使用することも考えられるが、これらを複数設置
することは前述のような問題を引き起こし、またこれら
を個人が揃えることは経済的にも大きな負担になり、現
実には殆どなされていない。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、医療施設においてもまた個人住宅において
も、導入し易い介護装置ユニットを提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、要介護者が居
住する住居又は医療施設に設置される介護装置ユニット
であって、上記住居又は医療施設に設置される単一のエ
アポンプと、上記住居又は医療施設の単一又は複数の部
屋に配置されると共に、その一端が上記エアポンプに連
結される空気配管と、上記部屋内に配置されると共に、
上記空気配管の他端側に着脱可能な接続手段を介して接
続され、上記エアポンプから圧搾空気が供給される複数
の空気駆動構造の介護装置を備え、上記複数の介護装置
は、該装置に取り付けられた制御手段を介して各々独立
に駆動せしめるものである。
【0008】本発明において、上記褥瘡防止のための介
護装置は、複数の細長い可撓性エアセルが連続配列され
てなるエアマットにおいて、該エアセルが給気によって
内圧上昇し、排気によって内圧降下する構成にてなるも
のである。
【0009】本発明において、上記体位変換のための介
護装置は、就床した要介護者の下面のエアマットにおい
て、該要介護者の中心線に対し左右対称な位置に敷設さ
れる2個の可撓性エアセルよりなり、該一方のエアセル
に給気して、その膨張により上記要介護者の身体を右又
は左に傾斜させる構成にてなるものである。
【0010】本発明において、上記段差解消のための介
護装置は、上記住居又は医療施設において、段差のある
床面の低い部分に設置され、エアバッグが給排気によっ
てその上面が高い床面と低い床面との間で上下方向に伸
縮する構成にてなるものである。
【0011】本発明において、上記入浴補助のための介
護装置は、浴室内に配置されたエアバッグを、給排気に
よってその上面が浴室床面又は浴槽底面と浴槽縁部上端
との間で上下に伸縮する構成にてなるものである。
【0012】本発明において、上記機能回復訓練を援助
する介護装置は、要介護者の機能障害を起こした腕、脚
等屈曲部下方に配置されたエアバッグを、給排気による
膨張、収縮により、上記屈曲部を強制的に屈曲させる構
成にてなるものである。
【0013】本発明において、上記着座者の立ち上がり
及び着座動作を援助する介護装置は、車椅子の着座面に
配置されたエアバッグを、給排気による膨張、収縮によ
り、上記着座面を上下に伸縮させる構成にてなるもので
ある。
【0014】
【作用】単一のエアポンプの駆動により、空気配管には
圧搾空気が送られている。複数の介護装置のうち任意の
一つを駆動させる際には、その介護装置の接続手段を上
記空気配管に接続し、エアポンプからの圧搾空気をその
介護装置に供給する。かくしてこの介護装置は、その制
御手段により給排気制御され介護装置としての機能を発
揮する。他の介護装置もこのようにして各々独立に駆動
せしめられる。
【0015】上記介護装置が褥瘡防止のためのエアマッ
トである場合には、複数のエアセルに給気及び排気がな
され、患者の身体に加わる圧力が変化せしめられ、身体
の特定部位に偏って圧力が長時間加わることが阻止され
る。
【0016】上記介護装置が体位変換のためのエアマッ
トである場合には、2個のエアセルの一方にのみ或いは
交互に給気されることにより、患者の身体は右又は左の
一方に、或いは左右交互に傾斜せしめられる。
【0017】上記介護装置が段差解消のためのエアバッ
グである場合には、その上面は給気、膨張時には高い床
面に一致しており、排気、収縮時には低い床面に一致し
ている。車椅子等に載った患者は、膨張から収縮への動
作を利用して高床面から低床面へ移動し、収縮から膨張
への動作を利用して低床面から高床面へ移動する。
【0018】上記介護装置が入浴補助のためのエアバッ
グである場合には、エアバッグ上に載せられた患者は、
給気膨張により浴槽の縁部上端まで持ち上げられ、浴槽
の外側から内側へ、或いは内側から外側へ移動せしめら
れる。
【0019】上記介護装置が機能回復訓練を援助するエ
アバッグである場合には、機能障害を起こした腕、脚等
屈曲部の下部に敷設されて、給気、膨張、排気、収縮
し、屈曲部を強制的に屈曲させる。
【0020】上記介護装置が車椅子使用者の立ち上がり
及び着座援助のためのエアバッグである場合には、エア
バッグへの給気、膨張により患者の腰部を持ち上げ、立
ち上がり易くし、また膨張時着座させ、排気、収縮する
ことにより、穏やかに且つ無理なく患者を着座させる。
【0021】
【実施例】図1において、1は共通駆動源として作用す
る単一のエアポンプ、2はその一端がエアポンプ1に連
結されたフレキシブルな空気配管、3はエアポンプ1か
ら空気配管2を介して空気が供給される介護装置群であ
る。4は空気配管2の分岐管、5はこの分岐管4に設け
られた接続手段で、例えばガス管の接続に使用されるガ
スタッチ(登録商標)を使用することができる。
【0022】介護装置群3は、具体的には褥瘡防止エア
マット6、体位変換エアマット7、段差解消エアバッグ
8、入浴補助エアバッグ9、機能回復訓練エアバッグ1
0、車椅子立ち上がり・着座援助エアバッグ11よりな
る。褥瘡防止エアマット6及び体位変換エアマット7
は、電気的に駆動される共通の制御手段12にて給排
気、調圧制御がなされる。13,14,15は電気的に
駆動される制御手段で、それぞれ段差解消エアバッグ
8、機能回復訓練エアバッグ10、及び車椅子立ち上が
り・着座援助エアバッグ11の給排気及び圧力を制御す
る。16は入浴補助エアバッグ9の給排気を制御する制
御手段で、手動操作で行なう構成のものである。これは
浴室内での使用であるから、電気駆動構造のものは漏電
事故の危険があり好ましくないのである。尚、他の制御
手段13,14,15を手動構造のものとすることも可
能である。
【0023】図2は医療施設における介護装置ユニット
の設置状態を、図3は個人住宅における介護装置ユニッ
トの設置状態をそれぞれ示す。図中17,17・・・は
寝たきり老人、機能障害者等介護を必要とする患者、6
は前述の患者17を寝かせる褥瘡防止エアマット、7は
このエアマット6の下側に敷設される体位変換のための
エアマット、8は車椅子使用者が利用する段差解消エア
バッグで、低床面18上に、また高床面19に隣接して
設置され、高床面19と低床面18の間で伸縮する。9
は浴槽20内に配置された入浴補助エアバッグ、10は
機能回復訓練を援助するエアバッグ、11は車椅子21
の着座面に敷設され、患者17の立ち上がり及び着座動
作を援助するエアバッグである。
【0024】1は室内の一隅に設置されたエアポンプ
で、上記エアマット6,7・・・等に圧搾空気を供給す
る。図2及び図3に示す数(約5〜10個)の介護装置
を駆動するには、風量約40〜100リットル/分程度
の出力のものが使用できる。2はエアポンプ1とエアマ
ット6,7・・・等を連結する前述のフレキシブル空気
配管、4,4・・・は分岐管、5,5・・・は着脱可能
な接続手段である。前述のガス管用接続手段なるガスタ
ッチ(登録商標)は、互いの結合部に差し込むのみで接
続して空気導通状態となり、引き抜くと空気遮断状態と
なるため、この種接続手段として有効である。空気配管
2は図示の如く床面隅部に設置することができるが、建
物建築と同時にこのユニットを設置する場合には、床下
或いは壁面内に配設し、壁の適所或いは床の適所に接続
手段の一方を固定することができる。またエアポンプ1
は室外に配置することもでき、駆動音の伝達を防止する
ためには室外の方が好ましい。このエアポンプ1は一室
内の複数の介護装置群3を駆動させることも、また複数
の部屋に配置された介護装置群3を駆動させることもで
きる。
【0025】褥瘡防止エアマット6は、図4に示すよう
に複数の細長い可撓性エアセル22,22・・・を前後
方向に対し垂直な方向に接続配列して構成される。この
エアマット6はナイロン等の織布の片面又は両面にポリ
塩化ビニールをラミネートし、空気流通を遮断した基布
を2枚重ね合わせ、周囲を高周波溶着等により接合し、
更に中央部分をジグザグ状に接合して形成される。この
エアマット6の大きさは、給気状態で前後方向に約2
m、左右方向に約80cm、エアセル22,22・・・
の直径10cm、エアセル22,22・・・の数20個
とすることができる。エアセル22,22・・・は奇数
番目の位置のエアセルと偶数番目の位置のエアセルの2
グループに分けられ、各グループへ交互に給気、排気す
ることにより患者の身体の圧迫部位を変化させ、褥瘡発
生を防止するのである。12は駆動オン・オフ切換バル
ブ等給排気の調整を行なう制御手段として機能する制御
装置、23,23は各グループエアセルへ給排気を行な
うフレキシブル給排気管、24は制御装置12と分岐管
4(図2、図3)との間に設けられたフレキシブル配管
で、その先端に接続手段5が設けられている。25は商
用交流電源に接続するためのプラグである。
【0026】体位変換エアマット7は、図5に示すよう
に中央を連結された2個のエアセル26,27よりな
り、各エアセル26,27は給排気管23,23を介し
て制御装置12に接続される。エアセル26,27は給
気により断面略三角形に膨張する。寸法の一例をあげる
と、2個のエアセルの間隔、即ち連続部の幅は約10c
m、エアセル26,27の長さは約90cm、幅は約3
0cm、最大給気時患者の身体を傾斜できる角度は約2
5°である。エアマット7の材質は前述の褥瘡防止エア
マット6と同様のものが使用できる。他の構成部分は前
述の例と同一である。係るエアマット7は、通常図2、
図3に示すように褥瘡防止エアマット6の下において、
患者の中心線に対して略左右対称位置に敷設される。
【0027】図6に示す例は体位変換エアマット7aの
別の実施例を示し、エアセルを2段構造としたものであ
る。即ち、左右各エアセル部26,27は2つの重ね合
わされたエアセル26a,26b,27a,27bより
なり、各エアセル26a,26b,27a,27bに4
本の給排気管23,23・・・が接続され、制御装置1
2によりそれぞれ独立に駆動される。係る構成では、例
えば右エアセル部26の1個のエアセル26aのみ給気
すれば最大傾斜角約25°、2個のエアセル26a,2
6b共に給気すれば傾斜角50°が得られる。
【0028】上述の2角実施例に係る体位変換エアマッ
ト7,7aは、左右のエアセルを交互に給排気動作させ
ることにより、小さい傾斜角の場合は患者に寝返り効果
を与え、また大きい傾斜角の場合は着替え、清拭のため
の体位変換動作を援助する。またエアマット7,7a
は、患者の背中に位置させて起き上がり動作を援助する
装置として使用することもできる。
【0029】段差解消のためのエアバッグ8は、図7に
示すように蛇腹状エアバッグ28上に板状の台座29を
固定した構造を有する。13は制御装置、30は手摺で
ある。制御措置13にてエアバッグ28への給排気及び
これに伴う台座29の上下移動を制御する。エアバッグ
28は給気時膨張し、台座29は高い床面に一致し、排
気時収縮し、台座29は低い床面に一致する。この段差
解消エアバッグ8は、車椅子利用者が段差のある床面間
を移動する場合に使用される。通常使用される床面の高
低差は約30〜50cm程度である。エアバッグ28の
材質は前述の例と同じものが使用できる。
【0030】入浴補助エアバッグ9は、図8に示すよう
に蛇腹状エアバッグ31上に台座32を載置固定したも
のである。16は制御装置で、手動制御される。このエ
アバッグ9は浴槽の内側に配置され、患者を車椅子21
から浴槽の縁を乗り越えて浴槽内へ移動させる場合に使
用され、浴槽内に移動された患者はエアバッグ31の空
気を抜くことにより徐々に身体を湯の中に沈められるの
である。この膨張、収縮による上下移動距離は約55c
m程度である。また本例においても、エアバッグ31の
材質は前述の例と同一のものが使用できる。
【0031】機能回復訓練を援助するエアバッグ10
は、図9に示すように給気状態において略半円柱状に膨
張する。寸法の一例をあげると、幅(a)約25cm、
高さ(h)約25cmである。このエアバッグ10上
に、例えば図2に示すように患者17の機能障害部、例
えば脚を載せエアバッグ10への給排気を繰り返すこと
により脚は強制的に屈曲せしめられ、機能回復訓練を援
助するのである。給排気動作は電気的に駆動する制御手
段14にて制御される。
【0032】図10に示すエアバッグ10aは、上記機
能回復訓練エアバッグ10の他の実施例を示し、略半円
柱体形状のエアバッグ33を支持枠34間に配置した構
造を有する。支持枠34は蝶番35を有し、これを支点
に矢印a方向に回動する。この支持枠34に脚、腕等、
機能障害部分を載せ、給排気によりエアバッグ33を膨
張、収縮させ、支持枠34を蝶番35を支点に回動させ
る。これにより脚、腕は強制的に回動せしめられ、機能
回復訓練がなされる。14は制御装置である。
【0033】車椅子立ち上がり・着座援助エアバッグ1
1は、図11に示すように断面略三角形のエアバッグよ
りなり、車椅子の着座面に敷設され、通常の着座時には
収縮状態にあり、立ち上がる際に給気、膨張せしめられ
る。膨張によりエアバッグ11は最大約30cm患者を
持ち上げ、且つ前面へ押し出す。これにより患者は立ち
上がり動作を容易に行なうことができる。着座する場合
には、膨張状態から排気収縮させることにより、立った
姿勢から徐々に着座姿勢に移行できる。この給排気は制
御装置15にて駆動制御される。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、単一のエ
アポンプで複数の空気駆動構造の介護装置が駆動される
から、駆動源のスペースを最小限のものとすることがで
き、且つその発する駆動音も動作させる介護装置の数に
関係なく一定且つ極めて低く抑えることができる。
【0035】また本発明によれば、駆動せしめられる介
護装置群は全て空気を駆動源とするエアマット或いはエ
アバッグを使用するものであるから、仮りに空気が洩れ
たとしても患者等人体に危害を与えることはなく、また
多少の空気洩れがあっても正常に動作するという利点が
あり、安全性及び確実性という点で電気駆動構造のもの
より優れている。
【0036】更に、介護装置が褥瘡防止のためのエアマ
ットである場合には、その接続部を分岐管に接続して空
気の供給を受け、エアマットに周期的に給排気し、エア
セルの内圧を変え、患者に加わる圧力を変化させること
によって褥瘡の防止を効果的に行なうことができる。
【0037】また、介護装置が体位変換のためのエアマ
ットである場合には、その接続部を分岐管に接続して空
気の供給を受け、患者の身体を左右に適当周期で傾斜さ
せることにより、患者に寝返り作用を与え、快適な睡眠
効果が得られる。また、変換角度を大きくすると、身体
を約90°横向きにする動作も楽に行なうことができ、
着替え、清拭等の介護作業がし易くなる。
【0038】また、介護装置が段差解消のためのエアバ
ッグである場合には、車椅子使用者は、この台の上に載
ることによって高い床面と低い床面の間を介護者の手を
借りることなく自由に移動することができる。
【0039】更にまた、介護装置が入浴補助のためのエ
アバッグである場合には、特に車椅子から患者を浴槽内
へ移動させる場合に、浴槽内に配置され、エアポンプか
ら空気の供給を受けて膨張状態にあるエアバッグの台上
に一旦患者を載せ、徐々に排気して台を下降させ、患者
の身体を湯中に沈めるのである。かくすれば、介護者は
殆ど力を貸す必要もなく、患者の身体の移動を行なうこ
とができる。
【0040】加えて、介護装置が機能回復訓練を援助す
るエアバッグである場合には、エアバッグへの給排気に
伴う膨張、収縮によって機能障害部分、例えば脚、腕等
を強制的に屈曲させ、機能回復を促進させることができ
る。
【0041】また更に、介護装置が車椅子の立ち上がり
・着座援助のためのエアバッグである場合には、着座面
にこのエアバッグを敷き、患者が立ち上がる時は膨張に
より腰部を持ち上げ、逆に着座する時はエアバッグに寄
りかかった状態で排気すれば徐々に着座状態に移行す
る。それ故、これらの動作を他の力を要することなく、
患者自身で無理なく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】本発明に係る介護装置ユニットの設置状態を示
す斜視図である。
【図3】本発明に係る介護装置ユニットの他の設置状態
を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例を構成する褥瘡防止のためのエ
アマットを示す斜視図である。
【図5】本発明の実施例を構成する体位変換のためのエ
アマットを示す斜視図である。
【図6】本発明の実施例を構成する他の体位変換のため
のエアマットを示す斜視図である。
【図7】本発明の実施例を構成する段差解消のためのエ
アバッグを示す斜視図である。
【図8】本発明の実施例を構成する入浴補助のためのエ
アバッグを示す斜視図である。
【図9】本発明の実施例を構成する機能回復訓練を援助
するためのエアバッグを示す斜視図である。
【図10】本発明の実施例を構成する機能回復訓練を援
助するための他のエアバッグを示す斜視図である。
【図11】本発明の実施例を構成する車椅子からの立ち
上がり・着座動作を援助するエアバッグを示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 エアポンプ 2 空気配管 3 介護装置群 4 分岐管 5 接続手段 6 褥瘡防止エアマット 7 体位変換エアマット 8 段差解消エアバッグ 9 入浴補助エアバッグ 10 機能回復訓練エアバッグ 11 車椅子立ち上がり・着座補助エアバッグ 12,13,14,15,16 制御手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 要介護者が居住する住居又は医療施設に
    設置される介護装置ユニットであって、 上記住居又は医療施設に設置される単一のエアポンプ
    と、 上記住居又は医療施設の単一又は複数の部屋に配置され
    ると共に、その一端が上記エアポンプに連結される空気
    配管と、 上記部屋内に配置されると共に、上記空気配管の他端側
    に着脱可能な接続手段を介して接続され、上記エアポン
    プから圧搾空気が供給される複数の空気駆動構造の介護
    装置を備え、 上記複数の介護装置は、該装置に取り付けられた制御手
    段を介して各々独立に駆動せしめられることを特徴とす
    る介護装置ユニット。
  2. 【請求項2】 上記介護装置は、複数の細長い可撓性エ
    アセルが連続配列されてなり、該エアセルが給気によっ
    て内圧上昇し、排気によって内圧降下する褥瘡防止のた
    めのエアマットであることを特徴とする請求項1記載の
    介護装置ユニット。
  3. 【請求項3】 上記介護装置は、就床した要介護者の下
    面において、該要介護者の中心線に対し左右対称な位置
    に敷設される2個の可撓性エアセルよりなり、該一方の
    エアセルに給気して、その膨張により上記要介護者の身
    体を右又は左に傾斜させる体位変換のためのエアマット
    であることを特徴とする請求項1記載の介護装置ユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 上記介護装置は、上記住居又は医療施設
    において、段差のある床面の低い部分に設置され、給排
    気によってその上面が高い床面と低い床面との間で上下
    方向に伸縮する段差解消のためのエアバッグであること
    を特徴とする請求項1記載の介護装置ユニット。
  5. 【請求項5】 上記介護装置は、浴室内に配置され、給
    排気によってその上面が浴室床面又は浴槽底面と浴槽縁
    部上端との間で上下に伸縮する入浴補助のためのエアバ
    ッグであることを特徴とする請求項1記載の介護装置ユ
    ニット。
  6. 【請求項6】 上記介護装置は、要介護者の腕、脚等屈
    曲部下方に配置され、給排気による膨張、収縮により、
    上記屈曲部を強制的に屈曲させ、機能障害を起こした部
    分の機能回復訓練を援助するエアバッグであることを特
    徴とする請求項1記載の介護装置ユニット。
  7. 【請求項7】 上記介護装置は、車椅子の着座面に配置
    され、給排気による膨張、収縮により、上記着座面を上
    下に伸縮させ、着座者の立ち上がり及び着座動作を援助
    するエアバッグであることを特徴とする請求項1記載の
    介護装置ユニット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10263029A (ja) * 1997-03-24 1998-10-06 Fuji Iryoki:Kk 手用空気圧マッサージ機
JP2003325617A (ja) * 2003-06-16 2003-11-18 Fuji Iryoki:Kk 手用空気圧マッサージ機
JP2004008813A (ja) * 2003-10-06 2004-01-15 Fuji Iryoki:Kk エアーマッサージ機
CN114469498A (zh) * 2022-02-10 2022-05-13 马俊甫 一种基于人口老龄化的老年人护理装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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