JP6458209B1 - 多分割したエアー袋で構成された介護用多機能マット。 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低価格、扱い安さ、簡単操作などの介護者の心労軽減と、被介護者のそれぞれの病症に対応でき、苦痛を解消出来る機能を持つエアーマットが必要ある。
【解決手段】 多分割したエアー袋で構成された介護用マットの上部マットと下部マットのエアー袋の組合せでエアー袋の膨縮で寝返り、介助、床ずれ防止、オムツ交換などの複数の機能を持たせることで、特に自宅高齢介護者の介護の心労を軽減できる。又、被介護者それぞれの病症、特に高齢、脊髄損傷などの方にとって腰尻部の持ち上げはかなりの苦痛を伴うと考えられるが従来のエアー袋を使用した物は、エアー袋で腰背中を上部に反らすことで隙間を確保していたが本発明は反対に常時エアー袋膨張の状態で使用、介護補助として必要な場所のエアーを抜くことで背骨等に負担をかけずに介助ができるところである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、簡単な据置で、介護者、被介護者に負担をかけない介護用多機能マットに関する。
これまでの寝返り、オムツ交換など機能付きベットはあるが、ベットと一体化したもので、高価で複雑で自宅介護、高齢者介護には不向きである。
平板の機械的傾斜とか、エアー袋を使用した局部的、片方向側のみや寝返り単独機能だけが多く、又袋に吸気菅と別に排気弁を必要するなど、扱いが複雑で手間がかかる。
個々の被介護者の症状に対応していない、多様性が少ないため誰でもが、利用できる多機能介護ベットではなっかた。
特許第4585935号公報 実案第3094604号公報 実案第3032665号公報 特開2002−143237号公報
上記特許文献1は、床ずれ防止、寝返り、オムツ交換など多機能が付加されている一体型ベットであるが、医療機関向けで自宅での高齢介護者には複雑すぎて不向きと高価でメンテナンスに費用がかかるなどの欠点がある。
特許文献2は、平板の傾斜角で身体の角度や上下変化させオムツ交換、床ずれ、ムレ解消には被介護者の病状により異なり、平板を片方に手で傾け着替えなどを行うことができるが自宅高齢介護者には負担が大きく一方向のみ寝返りはできるが機能的に少し難があるなどの欠点がある。
特許文献3は、エアー袋を膨らませ上面板を傾ける事で寝返り等の機能、又4枚に分割しそれどれのエアー袋を膨張することで姿勢を替える補助具として使用、これは介護者される高齢者あるいは脊髄損傷者には、エアー袋の膨張傾斜で背中を傾け反らす姿勢は苦痛であり、介護者の利便性はあるが被介護者には苦痛である欠点がある。
特許文献4は、多層の縦方向のエアー袋を利用しているが多用途には不向き、たとえば、利用時エアー袋を膨らませ身体を持ち上げる姿勢は脊髄損傷等背中に無理の利かない人には不向きであり、個々の病状にあった対応ができない欠点がある。
上記課題を解決するため本発明介護用マットは、多分割したエアー袋で構成された介護用多機能マットでこのマットを利用することで、既存のベット上に載置や床面に敷くなど、取扱いが容易で自宅高齢介護者等の介護負担軽減できる本発明介護用マットの平面図が図1である。
このマットは多分割したエアー袋を介護用途別に7個((1)頭部、(2)胸部、(3)腹部、(4)臀部、(5)腿部、(6)脹脛部、(7)踵部)に分割し、個々の組合せで膨縮することで同姿勢での背腰痛みをマットの接面((2)胸部、(3)腹部、(4)臀部、(5)腿部、(6)脹脛部)を交互に変えることで解消、マッサージ効果(図2−1)とオムツ交換時、(4)と(5)のエアー袋同時収縮し(図2−2)腰の持ち上げによる苦痛等の負担軽減、背面への手腕の挿入((2)と(4)のエアー袋収縮)(図2−3)を容易にでき抱きかかえが出来る。市販の安価なリクライニング機能を持つベットに載置(図2−4)することで身体の起る寝るがマットに付加できて多機能な介護マットとして、被介護者の苦痛、介護者の介護負担、心労等を軽減ができる。基本エアー袋は膨張(図2−5)で使用しその使用目的で部分排気することで、被介護者の無理な姿勢を要しない。
(1)の首部と(7)の踵部は、エアー袋に必ずしも分割しなくて良い。
(1)と(7)は固定して多分割したエアー袋を5分割し、固定した(1)と(7)の間に挿入し利用しても良い。
さらに多分割したエアー袋構成された上部マット(図1)と寝返り用下部マット(図3)を組合せ置くことで、寝返り機能も当然付加された多機能マットになる。この寝返り機能を持たせたマットは三角形状のエアー袋を左右交互に膨縮することで、左右寝返り(図4)介助することが出来る。
下部マットのエアーを抜いた状態で上部マットを通常使用する。また下部マットは図5、図3に示す様に(8)系列と(9)系列の2系列に分けたエアー袋で左右交互に三角形状に膨縮させる構造の下層マットで、膨縮することで上部マットを左右に傾斜し寝返り補助が出来る。
この下部マットは寝返り補助以外は使用しなく左右両マット共エアーを抜いた状態とし、その上層の上部マット単独機能として利用する。
本発明は、市販ベットに多分割したエアー袋で構成された介護用多機能マットを載置することで低価格多機能介護用ベットとして、又床面に置くことで多機能介護マットとしても、使うことが出来る。
多分割したエアー袋で構成された上部マットの個々のエアー袋を膨縮することで、オムツ交換、背面へ介護者の手腕挿入が容易、床ずれ防止、背面への刺激でリハビリ等の効果が期待でき介護用多機能ベットとなる。
本発明マットは特許文献3等にもある様な既存介護用寝返りマットを下部に敷くことで寝返り機能も付加される、当然本発明介護マットにも下部マットを用意してあり、この下部マットの組合せて多機能な介護マットとして利用すれば介護多機能ベットの効果がさらに高くなる。
本発明介護マットに付加し組合せる下部寝返り用マットは三角形状のエアー袋を膨張することで傾斜(傾斜角30度)させ、被介護者の姿勢を変えることができ、寝返り補助や床ずれ防止ができる。
その下部マット平面図が図3である、この寝返り機能を持たせたマットの三角形状のエアー袋を左右交互に膨縮することで左右寝返り介助することが出来る。
下部マットは、基本的に寝返り用マットでエアー袋は膨張させて使用、上部マットの介護機能を利用する際は下部マットは収縮し上部マットは常時膨張したエアー袋のエアーを個々に給排することで構成することでさらに多機能なマットとして利用できる。
上部マットは多分割したエアー袋で構成されておりその組合せで床ずれ防止、オムツ交換時の介護者、被介護者のストレスの軽減、ベット移動時等被介護者の背面への手腕の挿入が容易等多用途に利用でき介護者、被介護者の介護苦痛心労の軽減ができる介護用の補助マットとして利用できる。
これは被介護者の背面をのけ反り等の極端な姿勢は必要なく被介護者の苦痛も無く、介護者は介護の心労軽減になる。
エアー袋とコンプレッサを繋ぐエアー菅に送排切替バルブを付加することでバルブ操作で多用途切替えができる。
上部マット(多分割したエアー袋で構成されたマット)平面図、エアー袋の仕切り形状を示す。 上部マット(床ずれ防止等使用時)(2)胸部、(4)臀部、(6)脹脛部のエアー袋収縮図 上部マット縦断面ベット上載置実施図。 上部マット(オムツ交換時)(4)臀部、(5)大腿部のエアー袋 縮図 臀部隙間構成縦断面ベット上載置実施図。 上部マット(抱きかかえ時)(2)胸部、(5)大腿部のエアー袋収縮図 手腕挿入隙間構成縦断ベット上載置実施図。 上部マット(リクライニング利用時)市販リクライニングベット上載置図 縦断面ベット上載置実施図。 上部マット(通常使用時)全エアー袋膨張図 縦断面ベット上載置実施図。 下部マット(寝返り用マット)平面図、エアー袋の仕切り形状を示す。 下部マット(寝返り用マット)断面図、エアー袋の仕切り形状を示す。 下部マット(寝返り用マット)+上部マット(多分割したエアー袋で構成されたマット)組合せ形状横断面図、寝返り姿勢時を示す。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
本発明介護用マットは自宅高齢者介護の問題である低価格、載置時扱い安さ、操作性、多用途を実現した多機能エアーマットである。
被介護者の多様な症状に対応した多機能を持たせ、本発明多分割したエアー袋で構成された介護用多機能マットを使用することで介護者の介護負担軽減と被介護者の苦痛の解消ができる。
そのため被介護者が高齢や脊髄損傷などその症状に対応するため、従来のような局部的なエアー袋を膨張させ背面のそり返り姿勢をさせずにエアー袋の縮小で負担をかけなくて済む。
本多分割したエアー袋で構成された介護用多機能マットは、上部マットの多分割したエアー袋で構成された機能マットと下部マット寝返り用マットを組合せ、エアー袋の膨縮により、寝返、床ずれ防止、オムツ交換、抱き起こし等を容易、リクライニングベットに載置により背起しなどの多用途に使えて又畳上にマットを敷き、同様な多機能マットとして利用できる。
図1は、本発明介護用上部マットの平面図である。上部エアーマットは基本的には、エアー袋を膨張した状態で用途に合わせエアー抜くことで多機能マットとして使用する。
実線イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘは区切り位置、A、B、C、D、非区切り位置を示し、(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)の7系列区分で構成している。この系列のエアー袋の膨縮で、それぞれの組み合せ使用により用途を変えることが出来る。又(1)頭部、(7)踵部はエアー袋でなく通常のマットにすることでエアー配管を5系列にすることもできる。
図2−1の縦断面図は、エアー袋((2)胸部、(3)腹部、(4)臀部、(5)脹脛部、(6)脹脛部)を交互に膨縮することで身体の箇所、箇所の接地面を替えることで、床ずれ防止、マッサ−ジ効果が期待できる。
エアー袋を局部的な膨張で身体の持ち上げ等は、被介護者の苦痛であり、よって本発明マットは部分的にマットの排気で背面に空洞を作り姿勢の変形せず、苦痛をかけずにすむ。
図2−2は、介護者がオムツ交換をしようとする時((4)臀部、(5)腿部)系列エアー袋を収縮することで、被介護者の臀部の持ち上げしないため苦痛をかけずに介護者が交換できる。
図2−3は、被介護者のベット移動等で背面に手腕を挿入する時((2)胸部、(5)腿部) 系列エアー袋を縮小することで被介護者に負担をかけずに介護者は容易に介助することができる。
図2−4は市販のリクライニング機能を持つベットに載置することで、多分割したエアー袋で構成された介護用マットは仕切り区分位置で折れることで市販ベット機能をそのまま利用し寝起きを介助できる状態を図示している。
図2−5は通常使用時多分割したエアー袋で構成されたマットの縦断面図である、又これはベット上でも畳の上でも利用でき、下記介護補助機能も使用できる。この多分割したエアー袋で構成された介護用マットの設置場所を替える時に軽量かつ扱いが容易に出来るため介護者の負担にならない。
図3に示すように、大きく左右2個のエアー袋(8)、(9)に区分し実線ト、チ、リは区切り位置、破線F、G、H、Iは非区切り位置を示す。
図4は、上部、下部マットの組合せ時下部マットの寝返り用マット左側エアー袋の膨張させた横断面図である。この状態に上部マットの多分割したエアー袋で構成されたマットを付けた時の状態を示した横断面図で被介護者の身体を右に傾け、寝返りの介助をしている図。
図5は、寝返り用マットでエアー袋にエアーを送入し左右交互に三角形状に傾斜膨張させ被介護者の姿勢を30度角に傾けることで、寝返り、床ずれ予防が容易にする下部マット。


(1)上部マット頭部エアー袋系列記号
(2)上部マット胸部エアー袋系列記号
(3)上部マット腰部エアー袋系列記号
(4)上部マット臀部エアー袋系列記号
(5)上部マット腿部エアー袋系列記号
(6)上部マット脹脛部エアー袋系列記号
(7)上部マット踵部エアー袋系列記号
(8)下部マット寝返り用マットエアー袋左側系列記号
(9)下部マット寝返り用マットエアー袋右側系列記号
イ上部マットエアー袋仕切り線
ロ上部マットエアー袋仕切り線
ハ上部マットエアー袋仕切り線
ニ上部マットエアー袋仕切り線
ホ上部マットエアー袋仕切り線
ヘ上部マットエアー袋仕切り線
ト下部マットエアー袋仕切り線
チ下部マットエアー袋仕切り線
リ下部マットエアー袋仕切り線
A上部マットエアー袋非仕切り線
B上部マットエアー袋非仕切り線
C上部マットエアー袋非仕切り線
D上部マットエアー袋非仕切り線
E上部マットエアー袋非仕切り線
F下部マットエアー袋非仕切り線
G下部マットエアー袋非仕切り線
H下部マットエアー袋非仕切り線
I下部マットエアー袋非仕切り線
B1市販ベットを示す

Claims (1)

  1. 上部マットと下部マットの組合せで構成され、上部マットの上に被介護者が横たわって使用される介護用多機能マットであって、
    上部マットは、長手方向に頭部、胸部、腹部、臀部、腿部、脹脛部、踵部の7ブロックに分割され、かつ各ブロックの長手方向の長さがそれぞれ異なる上部マットエアー袋で構成され、
    上部マットエアー袋は給排気されることにより、被介護者と上部マットとの間の任意の位置に空間を作ることが可能になっており、
    下部マットは、上部マットの下に配置され、縦に2分割、横に3分割の6ブロックに分割された下部マットエアー袋で構成され、
    下部マットは左右に分割されたエアー袋を給排気することにより上部マットを左右に傾斜することができる構造となっていることを特徴とする介護用多機能マット。
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