JPH0865893A - 高圧電源装置 - Google Patents
高圧電源装置Info
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- JPH0865893A JPH0865893A JP19650594A JP19650594A JPH0865893A JP H0865893 A JPH0865893 A JP H0865893A JP 19650594 A JP19650594 A JP 19650594A JP 19650594 A JP19650594 A JP 19650594A JP H0865893 A JPH0865893 A JP H0865893A
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Abstract
給することが可能な低コスト且つ小型の高圧電源装置を
提供することを目的とする。 【構成】 複数の負荷に対して交流電圧及び直流電圧の
少なくとも一方を供給可能な高圧電源装置において、前
記複数の負荷に対応して昇圧トランスをそれぞれ設ける
と共に、前記昇圧トランスの1次側に入力ラインを独立
してON/OFF可能なスイッチング手段を設けるよう
に構成した。
Description
ープリンタやカラー複写機等のカラー画像形成装置に使
用され、現像器などに現像バイアス電圧等の高電圧を供
給するための高圧電源装置に関するものである。
カラー画像形成装置としては、例えば、次に示すような
ものがある。すなわち、このカラー画像形成装置は、図
11に示すように、感光体ドラム100の表面を一次帯
電器101によって所定の電圧に一様に帯電した後、こ
の感光体ドラム100の表面に第1色目の画像を露光し
て、第1色目の画像に対応した静電潜像を形成する。そ
して、この感光体ドラム100上に形成された第1色目
の静電潜像を、第1色目の現像器102によって現像
し、第1色目のトナー像を形成する。
た感光体ドラム100は、転写工程やクリーニング工程
を経ることなく2回転目のサイクルに入り、当該感光体
ドラム100の表面を再度一次帯電器101によって一
様に帯電した後、第2色目の画像露光、第2色目の現像
器103による現像工程を行い、感光体ドラム100の
表面に第2色目のトナー像を形成する。
100の3回転目及び4回転目のサイクルによって、感
光体ドラム100の表面に第3色目及び第4色目の画像
露光及び、第3色目及び第4色目の現像器104、10
5による現像工程を行い、感光体ドラム100の表面に
4色のトナー像を重ね合わせたカラーのトナー像を形成
する。
4回転する間に当該感光体ドラム100上に形成された
4色のカラートナー像を、転写帯電器106の帯電によ
って転写用紙107上に転写するとともに、これらの4
色のカラートナー像が転写された転写用紙107を分離
帯電器108の帯電によって感光体ドラム100から分
離し、図示しない定着器によってカラートナー像を転写
用紙107上に定着して、カラー画像の形成工程を終了
する。
画像形成装置では、感光体ドラム100上に4色のトナ
ー像を、当該感光体ドラム100が4回転する間に順次
形成することにより、カラー画像の形成を行うものであ
るため、感光体ドラム100上に順次形成されたトナー
像を乱すことなく、次の色のトナー像を現像する必要が
ある。
像器102〜105には、現像中の1つの現像器に対し
ては、良好な現像を行うために必要なAC電圧を重畳し
たDC電圧からなる現像バイアス電圧を印加し、現像を
行っていない他の3つの現像器に対しては、感光体ドラ
ム100上にトナーが付着するのを防止する所定のDC
電圧を印加する高圧電源装置が用いられる。
11に示すように、4つの各現像器102〜105に対
応して設けられた4つの高圧電源部110〜113を備
えており、各高圧電源部110〜113は、すべて同様
に構成されている。上記高圧電源部110〜113は、
AC電圧を発生するAC電圧発生部114と、DC電圧
を発生するDC電圧発生部115とから構成されてい
る。このAC電圧発生部114は、昇圧トランスTの一
次側にACスイッチング制御部116を設け、このAC
スイッチング制御部116によって昇圧トランスTの一
次側に印加される電圧をオンオフすることにより、昇圧
トランスTの二次側にACの高電圧を発生させる。ま
た、上記AC電圧発生部116においては、定電圧出力
且つ過電流の制御を可能とするため、昇圧トランスTの
二次側に電圧モニター117及び過電流モニター118
を備えており、これらの電圧モニター117及び過電流
モニター118によって出力電圧及び出力電流を検出す
ることにより、ACスイッチング制御部116によって
昇圧トランスTの一次側に印加される電圧をオンオフ制
御し、出力電圧を一定に保持し、且つ過電流制御を行う
ようになっている。
トランスTの一次側にDCスイッチング制御部119を
設け、このDCスイッチング制御部119によって昇圧
トランスTの一次側に印加される電圧をオンオフするこ
とにより、昇圧トランスTの二次側に高電圧を発生させ
る。そして、上記昇圧トランスTの二次側に発生した高
電圧を、ダイオード等からなる整流回路120によって
整流した後、DC出力制御部121を介してDCの高電
圧を出力する。
0〜113のAC電圧発生部114及びDC電圧発生部
115で発生されたAC電圧とDC電圧を重畳して対応
する現像器102〜105に出力するようになってい
る。
現像器102〜105に対応して4つの高圧電源部11
0〜113を備えており、各高圧電源部110〜113
によって4つの現像器102〜105に所定のタイミン
グで、現像中の1つの現像器に対しては、AC電圧を重
畳したDC電圧からなる現像バイアス電圧を印加し、現
像を行っていない他の3つの現像器に対しては、所定の
DC電圧のみを印加するように構成されている。そのた
め、上記従来の高圧電源装置では、負荷としての現像器
の数に対応した高圧電源部110〜113を別個に設け
る必要があるため、装置の構成が複雑になると共にコス
ト高となるという問題点があった。
問題点を解決し得るものとしては、例えば、特開平3−
32358号公報、特開平1−308128号公報、特
開平1−308129号公報、実公平4−14759号
公報、特開昭61−59460号公報、特開昭62−1
60073号公報等が既に提案されている。
電圧供給装置は、電子写真プロセスを使用する画像形成
装置において、少なくとも2つの高圧負荷が1つの高電
圧電源にそれぞれの抵抗を介して接続され、前記2つの
高圧負荷の一方に負荷電流検出抵抗が接続され、該検出
抵抗の検出電圧と基準電圧を比較した出力により負荷電
流を一定とするスイッチング制御部が前記高電圧電源の
入力側に接続するように構成したものである。
に係る電源装置は、複数の負荷に対して出力タイミング
が異なる高圧を出力する電源装置において、1次側に所
定の交流を印加される単一の昇圧トランス、倍電圧整流
回路とこの倍電圧整流回路の前段に接続された出力制御
素子から構成されるとともに前記昇圧トランスの2次側
に接続された複数の出力回路を設けるように構成したも
のである。
報に係る電源装置は、複数の負荷に対して出力タイミン
グが異なる高圧を出力する電源装置において、1次側に
所定の交流を印加される単一の昇圧トランスと、倍圧整
流回路とこの倍圧整流回路の前段に接続された出力制御
素子とこの出力制御素子による制御点に発生する交流を
前記倍電圧整流回路の出力に重畳する重畳回路から構成
され前記昇圧トランスの2次側に接続された複数の出力
回路を設けるように構成したものである。
報に係る画像形成装置は、静電潜像担持体に対面して現
像剤を静電潜像担持体に供給する現像剤搬送部材をそれ
ぞれ具備した複数の現像器を有する画像形成装置におい
て、前記各現像器の現像剤搬送部材に現像バイアスを印
加するために1つの高圧電源を設け、前記各現像器の現
像剤搬送部材と前記高圧電源とはスイッチ手段を介して
接続され、現像バイアス電圧を印加するべく指定された
現像器の現像剤搬送部材には、該現像器の現像剤搬送部
材に対するスイッチング手段が閉とされた後に前記高圧
電源を付勢して現像バイアス電圧を印加し、又該スイッ
チ手段は前記高圧電源を脱勢した後に開とされるように
構成したものである。
に係る帯電用高圧電源は、転写コロナ放電器、クリーニ
ング前除電コロナ放電器を有する電子写真プロセスに利
用されるものであって、複数の昇圧トランスを並列に設
けると共に、1次側に共通の直流電源とスイッチング素
子を接続し、一方の昇圧トランスの2次側に接続した負
荷を流れる負荷電流を検出し、前記スイッチング素子の
導通時間を制御するように構成したものである。
号公報に係る高圧電源は、複数の昇圧トランスの1次巻
線を並列に接続し、一方の第1の接続点を駆動電源に、
他方の第2の接続点をスイッチング素子に接続すると共
に、1つの昇圧トランスの出力を検出し、この出力値に
応じてスイッチング素子の導通比率を制御し、昇圧トラ
ンスの出力を安定化する多出力の高圧電源において、少
なくとも1つの昇圧トランスの1次巻線の第1と第2の
接続点の間に電圧効果手段を設けるように構成したもの
である。
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記特開平3−32358号公報に係る高圧電
源装置の場合には、トラッキング回路に関する技術であ
るが、トラッキング回路そのものは1つのトランスで複
数の負荷に高圧を供給することができるが、全ての負荷
に対して供給が同一タイミングになるという問題点があ
る。
及び特開平1−308129号公報に係る電源装置の場
合には、1つの昇圧トランスに複数の倍電圧整流回路を
設け、トラッキング回路を構成しており、倍電圧整流回
路の前段に出力制御素子を接続することで、複数の負荷
に異なったタイミングで高電圧を供給することができ
る。しかし、この電源装置の場合には、昇圧トランスの
2次側に設けられた出力制御素子によって高電圧の出力
を切り替えるように構成されているため、出力制御素子
として高圧部品を使用する必要があり、出力制御素子の
形状が大きくなるとともに高価となるという問題点があ
った。
に係る画像形成装置の場合には、1つの高圧電源で複数
の現像器に現像バイアス電圧を独立したタイミングで供
給するために、高圧電源の出力端にスイッチ部を設けた
ものであり、やはりスイッチ部は高圧であり、スイッチ
部を構成する素子が高価かつ大型なものとなるという問
題点を有している。
公報及び特開昭62−160073号公報に係る高圧電
源は、複数の負荷に対して複数の昇圧トランスを設け、
その1次側に共通の直流電源とスイッチング素子を接続
したものであり、負荷への出力のON/OFFが同一タ
イミングとなるという問題点があった。
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、複数の負荷に異なるタイミングで高電圧を供給
することが可能な低コスト且つ小型の高圧電源装置を提
供することにある。
に係る高圧電源装置は、複数の負荷に対して交流電圧及
び直流電圧の少なくとも一方を供給可能な高圧電源装置
において、前記複数の負荷に対応して昇圧トランスをそ
れぞれ設けると共に、前記昇圧トランスの1次側に入力
ラインを独立してON/OFF可能なスイッチング手段
を設けるように構成されている。
電源装置は、複数の現像器に対して交流電圧及び直流電
圧の少なくとも一方を所定のタイミングで供給可能な高
圧電源装置において、前記複数の現像器に対応して交流
電圧供給用の昇圧トランスをそれぞれ設けると共に、前
記昇圧トランスの1次側に入力ラインを独立してON/
OFF可能なスイッチング手段をそれぞれ設け、且つ、
上記複数の現像器に供給する直流電圧の値を個別に切り
換え可能な切換手段を設け、1つの現像器に交流電圧に
直流電圧を重畳させた現像バイアス電圧を供給して現像
が行われている際には、スイッチング手段によって他の
残りの現像器に対する交流電圧の供給をOFF状態とす
るとともに、当該他の残りの現像器に供給する直流電圧
の値を、切換手段によって現像中の現像器の直流電圧値
と異ならせるように構成されている。
おいては、複数の負荷に対応して昇圧トランスをそれぞ
れ設けると共に、前記昇圧トランスの1次側に入力ライ
ンを独立してON/OFF可能なスイッチング手段を設
けるように構成されているので、複数の負荷に対応して
設けられた昇圧トランスを、その1次側に設けられたス
イッチング手段によってON/OFFすることにより、
複数の負荷に異なるタイミングで高電圧を供給すること
ができるとともに、上記スイッチング手段は、昇圧トラ
ンスの1次側に設けられているため、当該スイッチング
手段を構成するスイッチング素子としては、低コスト且
つ小型の低耐圧のものを使用することができ、装置の低
コスト且つ小型化が可能となる。
電源装置においては、複数の現像器に対応して交流電圧
供給用の昇圧トランスをそれぞれ設けると共に、前記昇
圧トランスの1次側に入力ラインを独立してON/OF
F可能なスイッチング手段をそれぞれ設けるように構成
されているので、複数の現像器に対応して設けられた昇
圧トランスを、その1次側に設けられたスイッチング手
段によってON/OFFすることにより、複数の現像器
に異なるタイミングで高電圧を供給することができると
ともに、上記スイッチング手段は、昇圧トランスの1次
側に設けられているため、当該スイッチング手段を構成
するスイッチング素子としては、低コスト且つ小型の低
耐圧のものを使用することができ、装置の低コスト且つ
小型化が可能となる。
圧電源装置においては、上記複数の現像器に供給する直
流電圧の値を個別に切り換え可能な切換手段を設け、1
つの現像器に交流電圧に直流電圧を重畳させた現像バイ
アス電圧を供給して現像が行われている際には、スイッ
チング手段によって他の残りの現像器に対する交流電圧
の供給をOFF状態とするとともに、当該他の残りの現
像器に供給する直流電圧の値を、切換手段によって現像
中の現像器の直流電圧値と異ならせるように構成されて
いるので、現像中の現像器以外の現像器には、現像中の
現像器の直流電圧値と異なる直流電圧を供給することに
より、現像中の現像器以外の現像器から感光体ドラム等
の像担持体にトナーが付着するのを確実に防止すること
ができる。
明する。
施例を適用したカラー画像形成装置を示すものである。
体ドラムを示すものであり、この感光体ドラム1は、周
知のように、有機感光層等の光導電性薄層を表面に有し
ている。また、この感光体ドラム1は、図示しない駆動
手段によって矢印方向に沿って所定の回転速度で回転駆
動されるようになっている。上記感光体ドラム1の周囲
には、当該感光体ドラム1の表面を均一に帯電させるス
コロトロン帯電器2と、レーザー露光装置3と、それぞ
れイエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの各色の現像
剤を収容した4個のカラー現像器4a、4b、4c、4
dと、転写帯電器5aと、分離帯電器5bと、除電器9
と、画像形成時に感光体ドラム1から離間し、清掃時に
感光体ドラム1と接触するブレード7aを有するクリー
ナー7と、除電ランプ8とが、感光体ドラム1の回転方
向に沿って順次配置されている。また、上記感光体ドラ
ム1の近傍には、当該感光体ドラム1の表面からトナー
像が転写され、感光体ドラム1から分離された記録媒体
としての記録用紙10上にトナー像を溶融固着するため
の定着器6が配置されている。
帯電させるスコロトロン帯電器2としては、2色目以降
の画像形成時にも安定して均一な帯電が可能なように、
放電ワイヤを2本以上用いたスコロトロン帯電器を使用
するのが望ましい。
c、4dとしては、例えば、公知の構成からなる2成分
現像装置を用いることができるが、特にトナーとキャリ
アよりなる2成分現像剤の穂立ちの先端が、感光体ドラ
ム1の表面及び2色目以降の感光体ドラム1上に形成さ
れるトナー像に接触しないように、現像ロール上に担持
された2成分現像剤の穂立ちが空隙を介して感光体ドラ
ム1の表面と対向するように配置したものが用いられ
る。
では、感光体ドラム21上に4色のトナー像を、当該感
光体ドラム1が4回転する間に順次形成することによ
り、カラー画像の形成を行うものであるため、感光体ド
ラム1上に順次形成されたトナー像を乱すことなく、次
の色のトナー像を現像する必要がある。
像器4a〜4dには、現像中の1つの現像器に対して
は、良好な現像を行うために必要なAC電圧を重畳した
DC電圧からなる現像バイアス電圧を印加し、現像を行
っていない他の3つの現像器に対しては、感光体ドラム
1上にトナーが付着するのを防止する所定のDC電圧を
印加する高圧電源装置が用いられる。
置の画像形成プロセスにおいて、現像器用の高圧電源装
置に望まれる機能は、第1から第4の現像器4a〜4d
へのAC出力は独立にON/OFFできること、すなわ
ちある現像器で現像が行われている状態では、残りの3
つの現像器へのAC出力の供給を禁止することが要求さ
れる。また、ある現像器で現像が行われているときは、
残りの3つの現像器に感光体ドラム1の表面電位と同等
のDC電圧を供給する必要がある。
像器用高圧電源装置について説明する。上記の条件を満
たすためには、まずAC出力、DC出力用のそれぞれ独
立した昇圧トランスを持ち、独立にON/OFFできる
機能が必要となる。また、DC出力は、それぞれ外部か
ら出力を独立にコントロールできる必要がある。
る高圧電源装置の第1実施例を示すものである。
4つの各現像器4a〜4dに対応して設けられた4つの
高圧電源部11〜14を備えており、各高圧電源部11
〜14は、すべて同様に構成されている。上記高圧電源
部11〜14は、AC電圧を発生するAC電圧発生部1
5〜18と、DC電圧を発生するDC電圧発生部19〜
22とから構成されている。上記AC電圧発生部15〜
18は、4つの各現像器4a〜4dに対応して設けられ
た4つのAC出力用トランスT1〜T4を備えており、
これらの4つのAC出力用トランスT1〜T4の1次巻
線には、ACスイッチング素子を有する1つのACスイ
ッチング制御部23が直列に接続されている。そして、
このACスイッチング制御部23によって昇圧トランス
T1〜T4の一次側に印加される電圧をオンオフするこ
とにより、昇圧トランスT1〜T4の二次側にACの高
電圧を発生させる。また、上記ACスイッチング制御部
23には、定電圧出力且つ過電流制御を可能とするた
め、昇圧トランスT1〜T4の二次側に電圧モニター2
4〜27及び過電流モニター28〜31を備えており、
これらの電圧モニター24〜27及び過電流モニター2
8〜31によって出力電圧及び出力電流を検出すること
により、ACスイッチング制御部23によって昇圧トラ
ンスT1〜T4の一次側に印加される電圧をオンオフ制
御し、出力電圧を一定に保持し、且つ過電流制御を行な
うようになっている。
共通の昇圧トランスT5の一次側にDCスイッチング制
御部32を備えており、このDCスイッチング制御部3
2によって昇圧トランスT5の一次側に印加される電圧
をオンオフすることにより、昇圧トランスT5の二次側
に高電圧を発生させる。そして、上記昇圧トランスT5
の二次側に発生した高電圧を、ダイオード等からなる整
流回路33によって整流した後、DC出力制御部34〜
37を介してDCの高電圧を出力する。
〜14のAC電圧発生部14〜18及びDC電圧発生部
19〜22で発生されたAC電圧とDC電圧を重畳して
対応する現像器4a〜4dに出力するようになってい
る。
部15〜18の昇圧トランスT1〜T4の一次側と入力
ライン+DCとの間にスイッチング素子SW1〜SW4
が設けられており、このスイッチング素子SW1〜SW
4の切換えにより、各AC出力用昇圧トランスT1〜T
4を独立でON/OFFさせることができるようになっ
ている。上記スイッチング素子SW1〜SW4として
は、トランジスタ、FET、リレー等の如何なるスイッ
チング素子でも使用することができ、しかもこれらのス
イッチング素子SW1〜SW4は、昇圧トランスT1〜
T4の一次側に接続されるため、低耐圧のもので良い。
昇圧トランスT5の2次側に重畳させるポイントの部分
に、DC出力制御部34〜37を設けることにより、D
C出力用昇圧トランスT5・DCスイッチング制御部3
2を最低1つ設けるのみで、それぞれ任意の値を各AC
出力に重畳させることができる。
る高圧電源装置では、次のようにして、低コスト且つ小
型の高圧電源装置であって、しかも複数の負荷に異なる
タイミングで高電圧を供給することが可能となってい
る。図3は前記画像形成プロセスにこの第1実施例に係
る高圧電源装置を使用した場合のタイミングチャートを
示すものである。
光の間は、図3(e)に示すように、高圧電源装置のO
N/OFFラインがアクティブ(ここではアクティブロ
ー)となり、ACスイッチング制御部23及びDCスイ
ッチング制御部32がスイッチング動作を開始する。こ
のとき、各高圧電源部11〜14のスイッチング素子S
W1〜SW4は、図3(f)〜(i)に示すように、O
FFのままであり、各現像器4a〜4dには、図3
(a)〜(d)に示すように、AC出力は発生せず、D
C出力制御部34〜37によってDC出力のみが発生す
る。
でスイッチング素子SW1がアクティブになり(図3
(f))、出力端子DB1のみからAC+DC電圧の出
力が発生し(図3(a))、出力端子DB2〜DB4か
らはDC出力のみが発生するようになっている(図3
(b)〜(d))。
工程が終了した時点で、スイッチング素子SW1がノン
アクティブになり(図3(f))、スイッチング素子S
W1〜SW4は全てOFFとなり(図3(f)〜
(i))、AC出力は発生せず、DC出力のみが発生す
る(図3(a)〜(d))。
では、スイッチング素子SW2がアクティブとなり(図
3(g))、第2の現像器4bによる現像が行われ(図
3(b))、3周目ではスイッチング素子SW3がアク
ティブとなり(図3(h))第3の現像器4cによる現
像が行われ(図3(c))、4周目ではスイッチング素
子SW4がアクティブになり(図3(i))、第4の現
像器4dによる現像が行われ(図3(d))、感光体ド
ラム1上にカラートナー像が形成される。
応して昇圧トランスT1〜T4をそれぞれ設けると共
に、前記昇圧トランスT1〜T4の1次側に入力ライン
を独立してON/OFF可能なスイッチング素子SW1
〜SW4を設けるように構成されているので、4つの現
像器4a〜4dに対応して設けられた昇圧トランスT1
〜T4を、その1次側に設けられたスイッチング素子S
W1〜SW4によってON/OFFすることにより、4
つの現像器4a〜4dに異なるタイミングで高電圧を供
給することができるとともに、上記スイッチング素子S
W1〜SW4は、昇圧トランスT1〜T4の1次側に設
けられているため、当該スイッチング素子SW1〜SW
4としては、低コスト且つ小型の低耐圧のものを使用す
ることができ、装置の低コスト且つ小型化が可能とな
る。
あり、前記第1実施例と同一の部分には同一の符号を付
して説明すると、この第2実施例では、負荷としての2
つの現像器に対して、AC電圧及びDC電圧のON/O
FFばかりでなく、2つの現像器に印加するDC電圧の
値を切り換え可能となるように構成されている。
うに、2つの現像器50、51に対してそれぞれ所定の
高電圧を供給するようになっており、上記2つの現像器
50及び現像器51に対して出力DB1及びDB2がそ
れぞれ対応している。これらの2つの現像器50及び現
像器51に対しては、図4に示すように、AC出力用の
昇圧トランスT1、T2がそれぞれ設けられている。上
記昇圧トランスT1、T2の1次巻線N11、N21の
一端は、共にインダクタンスL1を介してスイッチング
素子Q1、Q2に接続されている。また、上記昇圧トラ
ンスT1、T2の1次巻線N11、N21の他端には、
それぞれスイッチング素子SW1、SW2を介して直流
電源電圧+DCの半分の+DC/2(R1=R2)が印
加されるようになっている。ここで、スイッチング素子
SW1がON、スイッチング素子SW2がOFFの場
合、昇圧トランスT2の一次巻線N21の一端は、スイ
ッチング素子SW2がOFFとなっているためオープン
状態となり、スイッチング素子Q1、Q2がスイッチン
グを行っていても出力端子DB2には、AC出力は発生
しない。また、他方の出力端子DB1は、昇圧トランス
T1の一次巻線N11の両端が接続された状態であり、
AC出力を発生するようになっている。
FF、スイッチング素子SW2がONの場合、出力端子
DB1にはAC出力が発生せず、出力端子DB2にはA
C出力が発生するようになっている。
知のRCC回路を使ってA点に上記AC出力に重畳させ
る電位よりも数100V高い電圧を発生させる。また、
出力端子DB1、DB2には、それぞれシャントレギュ
レータ部52、53が直列に接続されており、リモート
REMOTE−DC1、REMOTE−DC2の値によ
って、AC出力に重畳させるDC電圧であるB点及びC
点の電位を外部よりコントロールできる構成となってい
る。
像形成装置の現像器等の容量性負荷にAC電圧を含むバ
イアス電圧を供給する高圧電源装置が、前記容量性の負
荷に直列に接続され、当該容量性の負荷とともにLC直
列共振回路を構成するインダクタンスと、前記LC直列
共振回路を正方向に付勢する付勢時間制御可能な第1の
スイッチング回路と、前記第1のスイッチング回路によ
る付勢終了後の直列共振エネルギを回生する第1のダイ
オードとを設けた第1の付勢回路と、前記LC直列共振
回路を負方向に付勢する付勢時間制御可能な第2のスイ
ッチング回路と、前記第2のスイッチング回路による付
勢終了後の直列共振エネルギを回生する第2のダイオー
ドとを設けた第2の付勢回路とを具備し、前記第1及び
第2の付勢回路の付勢時間を制御することにより出力電
圧を制御するように構成されている。
の交流電圧発生部の要部を示すものであり、1つの昇圧
トランスについてのみの構成を示している。
のであり、この昇圧トランスTの一次側巻線N1には、
所定電圧の直流電源+DCの半分の電圧+DC/2が印
加されるようになっている。また、上記昇圧トランスT
の一次側巻線N1には、第1のスイッチング素子Q1が
直列に接続されているとともに、当該第1のスイッチン
グ素子Q1よりも負荷側には、第2のスイッチング素子
Q2が並列に接続されている。また、上記第1のスイッ
チング素子Q1及び第2のスイッチング素子Q2には、
当該第1のスイッチング素子Q1及び第2のスイッチン
グ素子Q2を構成するFET等の寄生ダイオードからな
る逆向きの第1のダイオードD1及び第2のダイオード
D2がそれぞれ並列に接続されている。さらに、上記第
2のスイッチング素子Q2よりも負荷側には、容量性の
負荷とともに直列LC共振回路を構成するインダクタL
1が、一次側巻線N1の正極側に直列に接続されてい
る。また、上記直流電源+DCの正極には、大容量の第
1のコンデンサC1が一次側巻線N1の負極端子と間に
接続されているとともに、当該一次側巻線N1の負極端
子には、大容量の第2のコンデンサC2が並列に接続さ
れている。
2には、負荷としての現像器が接続されており、この負
荷としての現像器は、感光体ドラム1の導体と対向配置
される金属製円筒からなる現像スリーブを備えているた
め、負荷としては、コンデンサと同様に作用する容量性
の負荷となっている。
及び第2のスイッチング素子Q2は、制御回路によって
所定のタイミングでオンオフ制御されるように構成され
ている。
子Q1、Q2としては、トランジスタやFET等のスイ
ッチング素子を用いることができる。
を示すものである。
側巻線N1に接続されたインダクタL1のインダクタン
スを、L0は昇圧トランスTの励磁インダクタンスを、
Lsは一次側巻線N1及び二次側巻線N2の漏れインダ
クタンス、Cloadは負荷である現像器の静電容量を
それぞれ示している。
としては、C3>Cload、C2>Cload×(N
2/N1)2 、L0>L1,Lsを満たすことが必要で
ある。ここで、L1+Ls=Lとなっている。
発生部では、次のようにして交流バイアス電圧を出力す
るようになっている。すなわち、上記高圧電源装置の交
流電圧発生部では、図8に示すように、第1及び第2の
スイッチング素子Q1、Q2が共にオフ状態である”モ
ード0”において、ダイオードD1,D2は逆阻止状態
であるため、インダクタL1を流れる電流iLは、0の
状態を維持するとともに、負荷であるコンデンサClo
adの電圧Vcは、所定の値Vc(0)となる。そのた
め、P点の電圧は、負荷であるコンデンサCloadの
電圧Vcに、第2のコンデンサC2の電圧1/2Vcc
を加えた値、すなわち1/2Vcc+Vc(0)とな
る。
状態とする”モード1”においては、図8(f)に示す
ように、第2のスイッチング素子SW2を介して第2の
コンデンサC2に蓄積された電荷が電流iLとして流
れ、第2のコンデンサC2、負荷容量Cload、昇圧
トランスTの漏れインダクタンスLs、インダクタL1
及び第2のスイッチング素子Q2からなる直列共振回路
の直列共振動作が開始され、下式のように状態は変化す
る。ここで、ω=1/ LC、γ=〔V(0)/(1/
2Vcc)〕とする。
れる電流iq2(t)は、インダクタLを流れる電流i
L(t)を図7の実線に示す方向にとると、 q2(t)=−iL(t) =(1/2Vcc+V(0))・ C/L・sinωt と表すことができる(図8(b))。一方、負荷に印加
される交流電圧Vc(t)は、 Vc(t)=(1/2Vcc+V(0))cosωt−1/2Vcc =〔(1+γ)cosωt−1〕×1/2Vcc となる。
ままオン状態とすると、図8(a)の破線Aにように状
態は変化し、各部の損失を無視すればLCの直列共振回
路による自由振動が続く。しかし、この実施例では、第
2のスイッチング素子Q2をVc(t)=0、即ちP点
の電圧が1/2Vccとなった時点でオフさせる。すな
わち、この第2のスイッチング素子Q2をオフさせる時
間tは、 Vc(t)=〔(1+γ)cosωt−1〕×1/2V
cc=0 であるから、時間tが、 t=1/ωcos-1{1/(1+γ)} となった時点で第2のスイッチング素子Q2をオフさせ
るように設定されている。
2”では、”モード1”の終了時のVc(t)及び第2
のスイッチング素子Q2を流れていた電流iq2の値、
即ち”モード2”の初期値は、上記より、 Vc(t)=0 iL(t)=iq2(t) =(1/2Vcc+V(0))・ C/L・sin{ω
cos-1〔1/(1+γ)〕} となる。
なわち、第2のスイッチング素子Q2をオフさせると、
インダクタL1及び漏れインダクタンスLsに蓄積され
た励磁エネルギが、ダイオードD1を介して電源Vcc
側に帰還される。そのため、第1のダイオードD1を流
れる電流iD1(t)及び負荷の電圧Vc(t)は、 iD1(t)=−(1/2Vcc+V(0))・ C/
L・sin{ω(t−cos-1〔1/(1+γ)〕} Vc(t)={1−(1+γ)cos〔ω(t−cos
-1{1/(1+γ)〕}×1/2Vcc と表すことができる。
うに、第1のダイオードD1を流れる電流iD1が0に
なるまで続く。即ち、t=cos-1{1/(1+
γ)〕}まで続き、この時間tだけ経過して第1のダイ
オードD1を流れる電流iD1が0となると、負荷の電
圧Vc(t)は、”モード1”とは逆極性に帯電される
ため、Vc(t)=−V(0)となる。したがって、P
点の電圧は、図8(a)に示すように、1/2Vcc−
V(0)となる。
ング素子Q1、Q2を共にオフとすると、”モード2”
の終了時点のVc(t)=−V(0)の状態すなわちP
点の電圧が、図8(a)に示すように、1/2Vcc−
V(0)の状態が維持される。
ン状態とする”モード4”においては、基本的に第2の
スイッチング素子Q2を所定時間だけオン状態とする”
モード1”と同様に動作するが、直流電源Vccから第
1のスイッチング素子Q1を介して流れる電流が、図7
に実線で示す方向に流れるため、インダクタンスを流れ
る電流iLの値及び出力電圧Vc(t)は、”モード
1”の場合に対して極性が反転する。すなわち、インダ
クタンスを流れる電流iLの値は、図8(f)に示すよ
うに、 iq1(t)=iL(t) =−(1/2Vcc+V(0))・ C/L・sinωt となる。一方、負荷に印加される交流電圧Vc(t)
は、 Vc(t)=−(1/2Vcc+V(0))cosωt−1/2Vcc =−〔(1+γ)cosωt−1〕×1/2Vcc となる。
ままオン状態とすると、図8(a)のBの破線のように
状態は変化し、各部の損失を無視すればLCの直列共振
回路による自由振動が続く。しかし、この実施例では、
第1のスイッチング素子Q1をVc(t)=0、即ちP
点の電圧が1/2Vccとなった時点でオフさせる。す
なわち、この第1のスイッチング素子Q1をオフさせる
時間tは、”モード1”と同様、 t=1/ωcos-1{1/(1+γ)} に設定されている。
作するが、出力電圧Vc(t)及びインダクタンスを流
れる電流iLの値は、”モード2”の場合に対して極性
が反転する。
1をオフさせる”モード5”では、”モード4”の終了
時のVc(t)及び第1のスイッチング素子Q1を流れ
ていた電流iq1の値、即ち”モード5”の初期値は、
上記より、 Vc(t)=0 −iL(t)=iq2(t) =(1/2Vcc+V(0))・ C/L・sin{ω
cos-1〔1/(1+γ)〕} となる。その他、第2のダイオードD2を流れる電流i
D2(t)及び負荷の電圧Vc(t)は、”モード2”
の場合に対して反転する。
うに、第2のダイオードD2を流れる電流iD2が0に
なるまで続く。即ち、t=cos-1{1/(1+
γ)〕}まで続き、この時間tだけ経過して第2のダイ
オードD2を流れる電流iD2が0となると、負荷の電
圧Vc(t)は、Vc(t)=V(0)となる。したが
って、P点の電圧は、図8(a)に示すように、1/2
Vcc+V(0)となる。
様に動作するが、出力電圧Vc(t)の値が”モード
0”の場合に対して反転した+Vc(0)となる。
でを順次繰り返すことになる。
ス電源装置は、上記のように動作するので、”モード
1”の第2のスイッチング素子Q2のオン時間と”モー
ド4”の第1のスイッチング素子Q1のオン時間を、上
記の如く、 Ton=(1/ω)cos-1{1/(1+γ)〕} となるように設定することによって、負荷容量Cloa
dに印加される交流電圧のピーク間電圧Vcppは、図
8(a)から明らかなように、 Vcpp=2V(0) =2γ・(1/2)Vcc =γ・Vcc によって与えられることになる。即ち、制御パラメータ
をγとすることにより、第1のスイッチング素子Q1及
び第2のスイッチング素子Q2のオン時間Ton=(1
/ω)cos-1{1/(1+γ)〕}としたとき、出力
電圧のピーク間電圧Vcppは、等価回路の1次等価量
として Vcpp=γ・Vcc で制御されることになる。
装置の一実施例によって発生された交流電圧を示すオシ
ロスコープのグラフである。
直列LC共振回路を構成するようになっているため、従
来は、負荷への電荷の蓄積及び放出を繰り返す間に、負
荷への電荷の移動により電力が消費されていたのに対
し、容量性の負荷自体が直列LC共振回路の一部を構成
するため、消費される電力は、直列LC共振回路の抵抗
成分のみとなり、負荷の静電容量には理論的に依存しな
くなるため、電力損失を軽減することにより高効率化が
可能となる。
を図4に基づいて説明する。
2つの各現像器50、51に対応して設けられた2つの
高圧電源部52、53を備えており、各高圧電源部5
2、53は、すべて同様に構成されている。上記高圧電
源部52、53は、AC電圧を発生するAC電圧発生部
54、55と、DC電圧を発生する共通のDC電圧発生
部56とから構成されている。上記AC電圧発生部5
2、53は、2つの各現像器50、51に対応して設け
られた2つのAC出力用トランスT1、T2を備えてお
り、これらの2つのAC出力用トランスT1、T2の1
次巻線には、ACスイッチング素子Q1、Q2を有する
1つのACスイッチング制御部57が直列に接続されて
いる。そして、このACスイッチング制御部57によっ
て昇圧トランスT1、T2の一次側に印加される電圧を
オンオフすることにより、昇圧トランスT1、T2の二
次側にACの高電圧を発生させる。また、上記ACスイ
ッチング制御部57には、定電圧且つ定電流の出力を可
能とするため、昇圧トランスT1、T2の二次側に電圧
モニター58、59及び過電流モニター60、61を備
えており、これらの電圧モニター58、59及び過電流
モニター60、61によって出力電圧及び出力電流を検
出することにより、ACスイッチング制御部57によっ
て昇圧トランスT1、T2の一次側に印加される電圧を
オンオフ制御し、出力電圧及び出力電流を一定に保持す
るようになっている。
昇圧トランスT10の一次側にDCスイッチング制御部
62を備えており、このDCスイッチング制御部62に
よって昇圧トランスT10の一次側に印加される電圧を
オンオフすることにより、昇圧トランスT10の二次側
に高電圧を発生させる。そして、上記昇圧トランスT1
0の二次側に発生した高電圧を、ダイオードとコンデン
サからなる倍電圧整流回路63によって整流した後、シ
ャントレギュレータ回路からなるDC出力制御部64、
65を介してDCの高電圧を切り換え可能に出力する。
〜53のAC電圧発生部54、55及びDC電圧発生部
56で発生されたAC電圧とDC電圧を重畳して対応す
る現像器50、51に出力するようになっている。
部54、55の昇圧トランスT1、T2の一次側と入力
ライン+DCとの間にスイッチング素子SW1、SW2
が設けられており、このスイッチング素子SW1、SW
2の切換えにより、各AC出力用昇圧トランスT1、T
2を独立でON/OFFさせることができるようになっ
ている。上記スイッチング素子SW1、SW2として
は、トランジスタ、FET、リレー等の如何なるスイッ
チング素子でも使用することができ、しかもこれらのス
イッチング素子SW1、SW2は、昇圧トランスT1、
T2の一次側に接続されるため、低耐圧のもので良い。
昇圧トランスT10の2次側に重畳させるポイントの部
分に、DC出力制御部64、65を設けることにより、
DC出力用昇圧トランスT10・DCスイッチング制御
部62を最低1つ設けるのみで、それぞれ任意の値を各
AC出力に重畳させることができる。
55の昇圧トランスT1、T2の一次側巻線N11、2
1には、前述したように、所定電圧の直流電源+DCの
半分の+DC/2が印加されるようになっている。ま
た、上記昇圧トランスT1、T2の一次側巻線N11、
21には、第1のスイッチング素子Q1が直列に接続さ
れているとともに、当該第1のスイッチング素子Q1よ
りも負荷側には、第2のスイッチング素子Q2が並列に
接続されている。また、上記第1のスイッチング素子Q
1及び第2のスイッチング素子Q2には、図示しない逆
向きの第1のダイオードD1及び第2のダイオードD2
がそれぞれ並列に接続されている。さらに、上記第2の
スイッチング素子Q2よりも負荷側には、容量性の負荷
とともに直列LC共振回路を構成するインダクタL1
が、一次側巻線N1の正極側に直列に接続されている。
また、上記直流電源+DCの正極には、大容量の第1の
コンデンサC1が一次側巻線N1の負極端子と間に接続
されているとともに、当該一次側巻線N1の負極端子に
は、大容量の第2のコンデンサC2が並列に接続されて
いる。
側巻線N13、23には、負荷としての現像器50、5
1が接続されており、この負荷としての現像器50、5
1は、前述したように、感光体ドラム1の導体と対向配
置される金属製円筒からなる現像スリーブを備えている
ため、負荷としては、コンデンサと同様に作用する容量
性の負荷となっている。
定電流の出力を可能とするため、昇圧トランスT1、T
2の二次側に電圧モニター58、59及び過電流モニタ
ー60、61を備えており、これらの電圧モニター5
8、59及び過電流モニター60、61によって出力電
圧及び出力電流を検出することにより、ACスイッチン
グ制御部57によって第1、第2のスイッチング素子Q
1、Q2のオンオフを制御し、出力電圧及び出力電流を
一定値に維持するようになっている。
ドとコンデンサとからなる整流回路によって構成されて
おり、当該電圧モニター58、59は、抵抗R3を介し
て電圧検出用の直列に接続された可変抵抗VR1及び抵
抗R4に接続されているとともに、この可変抵抗VR1
は、ACスイッチング制御部57のレギュレータIC6
6の端子1に接続されている。
ダイオードとコンデンサとからなる整流回路及び増幅用
のトランジスタ等によって構成されており、当該過電流
モニター60、61は、ACスイッチング制御部57の
レギュレータIC66の端子9と、ダイオードD及び抵
抗R5を介してレギュレータIC66の端子16と接続
されている。
は、シャントレギュレータ回路によって構成されてお
り、リモート端子REMOTE−DC1、REMOTE
−DC2に印加する電圧を切り換えることによって、D
C電圧の出力B点及びC点に出力するDC電圧の値を切
り換え可能となっている。
レータIC66としては、例えば、テキサスインスツル
メンツ社製のTL493、TL494,TL495等が
用いられる。
る高圧電源装置では、次のようにして、第1及び第2の
現像器に対して現像バイアス電圧が供給される。
(c)に示すように、ON/OFFラインがアクティブ
(ここではアクティブロー)になり、リモート端子RE
MOTE−DC1に任意の値が入力されると(図10
(f))、レギュレータIC66が作動し、スイッチン
グ素子Q1、Q2がスイッチング動作を始める。また、
DC電圧発生部56のスイッチング素子Q10もスイッ
チング動作を始めDC出力が発生する(図10(a)
(b))。このとき、スイッチング素子SW1、SW2
はOFFであり(図10(d)(e))、出力端子DB
1、DB2からはAC出力は発生せず、リモート端子R
EMOTE−DC1、REMOTE−DC2の値V1に
より決定されたDC出力が、図10(a)(b)に示す
ように発生する。
ラム1上に現像するプロセスになった場合には、図10
(d)に示すように、スイッチング素子SW1をON状
態にし(ここでは、アクティブローとしている)、リモ
ート端子REMOTE−DC1に任意の値V2が入力さ
れると、出力端子DB1からは、リモート端子REMO
TE−DC1の値V2により決定されたDC電圧が重畳
したAC出力が発生する(図10(a))。また、スイ
ッチング素子SW2はOFFのままなので(図10
(e))、出力端子DB2にはAC出力は発生せず、第
2の現像器51には、リモート端子REMOTE−DC
2の値V1により決定されたDC出力が発生する(図1
0(b))。この現像状態にある現像器以外の現像器5
1に供給されるDC出力電圧は、感光体ドラム1の表面
電位と等しい値(例えば、−500〜600V)に設定
される。
となり(図10(d))、リモート端子REMOTE−
DC1に任意の値V1が入る。このとき、スイッチング
素子SW1、SW2はOFFであり(図10(d)
(e))、出力端子DB1、DB2からはAC出力は発
生せず、リモート端子REMOTE−DC1、REMO
TE−DC2の値V1により決定されたDC出力が発生
する(図10(a)(b))。
ドラム1上に現像するプロセスになったとき、スイッチ
ング素子SW2をONにし(ここでは、アクティブロー
としている)(図10(e))、リモート端子REMO
TE−DC2に任意の値V2が入力されると、出力端子
DB2からは、リモート端子REMOTE−DC2の値
により決定されたDC電圧を重畳したAC出力が発生す
る(図10(b))。また、スイッチング素子SW1
は、OFFのままなので出力端子DB1にはAC出力は
発生せず、リモート端子REMOTE−DC2の値V1
により決定されたDC出力が発生する(図10
(a))。
となり(図10(e))、リモート端子REMOTE−
DC2に任意の値V1が入る。このとき、スイッチング
素子SW1、SW2はOFFであり、出力端子DB1、
DB2からはAC出力は発生せず、リモート端子REM
OTE−DC1、REMOTE−DC2の値V1により
決定されたDC出力が発生する(図10(a)
(b))。
(c)に示すように、ON/OFFラインがノンアクチ
ブとなり、レギュレータIC66が停止し、スイッチン
グ素子Q10のスイッチング動作も停止し、全ての出力
が止まる。
きの、本実施例による現像器用高圧電源の一連の動作で
ある。
源装置においては、図4に示すように、2つの現像器5
0、51に対応して交流電圧供給用の昇圧トランスT
1、T2をそれぞれ設けると共に、前記昇圧トランスT
1、T2の1次側に入力ラインを独立してON/OFF
可能なスイッチング素子SW1、SW2をそれぞれ設け
るように構成されているので、2つの現像器50、51
に対応して設けられた昇圧トランスT1、T2を、その
1次側に設けられたスイッチング素子SW1、SW2に
よってON/OFFすることにより、2つの現像器に異
なるタイミングで高電圧を供給することができるととも
に、上記スイッチング素子SW1、SW2は、昇圧トラ
ンスT1、T2の1次側に設けられているため、当該ス
イッチング素子SW1、SW2を構成するスイッチング
素子としては、低コスト且つ小型の低耐圧のものを使用
することができ、装置の低コスト且つ小型化が可能とな
る。
示すように、上記2つの現像器50、51に供給する直
流電圧の値を個別に切り換え可能なDC出力制御部6
4、65を設け、1つの現像器にAC電圧にDC電圧を
重畳させた現像バイアス電圧を供給して現像が行われて
いる際には、スイッチング素子SW1、SW2によって
他の残りの現像器に対するAC電圧の供給をOFF状態
とするとともに、当該他の残りの現像器に供給するDC
電圧の値を、DC出力制御部64、65のリモート端子
REMOTE−DC1、REMOTE−DC2に印加す
る電圧を切り換えることによって、現像中の現像器のD
C電圧値と異ならせるように構成されているので、現像
中の現像器以外の現像器には、現像中の現像器のDC電
圧値と異なる直流電圧を供給することにより、現像中の
現像器以外の現像器から感光体ドラム1にトナーが付着
するのを確実に防止することができる。
場合について説明したが、3つ以上であっても良いこと
は勿論である。
例と同様であるので、その省略する。
器に現像バイアス電圧を供給する電源装置に適用した場
合について説明したが、他の帯電器等の電源装置として
も使用できることは勿論である。
るもので、請求項第1項に係る高圧電源装置において
は、複数の負荷に対応して昇圧トランスをそれぞれ設け
ると共に、前記昇圧トランスの1次側に入力ラインを独
立してON/OFF可能なスイッチング手段を設けるよ
うに構成されているので、複数の負荷に対応して設けら
れた昇圧トランスを、その1次側に設けられたスイッチ
ング手段によってON/OFFすることにより、複数の
負荷に異なるタイミングで高電圧を供給することができ
るとともに、上記スイッチング手段は、昇圧トランスの
1次側に設けられているため、当該スイッチング手段を
構成するスイッチング素子としては、低コスト且つ小型
の低耐圧のものを使用することができ、装置の低コスト
且つ小型化が可能となる。
電源装置においては、複数の現像器に対応して交流電圧
供給用の昇圧トランスをそれぞれ設けると共に、前記昇
圧トランスの1次側に入力ラインを独立してON/OF
F可能なスイッチング手段をそれぞれ設けるように構成
されているので、複数の現像器に対応して設けられた昇
圧トランスを、その1次側に設けられたスイッチング手
段によってON/OFFすることにより、複数の現像器
に異なるタイミングで高電圧を供給することができると
ともに、上記スイッチング手段は、昇圧トランスの1次
側に設けられているため、当該スイッチング手段を構成
するスイッチング素子としては、低コスト且つ小型の低
耐圧のものを使用することができ、装置の低コスト且つ
小型化が可能となる。
圧電源装置においては、上記複数の現像器に供給する直
流電圧の値を個別に切り換え可能な切換手段を設け、1
つの現像器に交流電圧に直流電圧を重畳させた現像バイ
アス電圧を供給して現像が行われている際には、スイッ
チング手段によって他の残りの現像器に対する交流電圧
の供給をOFF状態とするとともに、当該他の残りの現
像器に供給する直流電圧の値を、切換手段によって現像
中の現像器の直流電圧値と異ならせるように構成されて
いるので、現像中の現像器以外の現像器には、現像中の
現像器の直流電圧値と異なる直流電圧を供給することに
より、現像中の現像器以外の現像器から感光体ドラム等
の像担持体にトナーが付着するのを確実に防止すること
ができる。
施例を示すブロック図である。
たカラー画像形成装置の一実施例を示す構成図である。
装置の動作を示すタイミングチャートである。
施例を示す回路図である。
装置を適用したカラー画像形成装置を示す模式図であ
る。
ある。
装置の動作を示す波形図である。
図である。
電源装置の動作を示すタイミングチャートである。
ク図である。
8 AC電圧発生部、19〜22 DC電圧発生部、T
1〜T4 昇圧トランス、SW1〜SW4 スイッチン
グ手段。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の負荷に対して交流電圧及び直流電
圧の少なくとも一方を供給可能な高圧電源装置におい
て、前記複数の負荷に対応して昇圧トランスをそれぞれ
設けると共に、前記昇圧トランスの1次側に入力ライン
を独立してON/OFF可能なスイッチング手段を設け
たことを特徴とする高圧電源装置。 - 【請求項2】 複数の現像器に対して交流電圧及び直流
電圧の少なくとも一方を所定のタイミングで供給可能な
高圧電源装置において、前記複数の現像器に対応して交
流電圧供給用の昇圧トランスをそれぞれ設けると共に、
前記昇圧トランスの1次側に入力ラインを独立してON
/OFF可能なスイッチング手段をそれぞれ設け、且
つ、上記複数の現像器に供給する直流電圧の値を個別に
切り換え可能な切換手段を設け、1つの現像器に交流電
圧に直流電圧を重畳させた現像バイアス電圧を供給して
現像が行われている際には、スイッチング手段によって
他の残りの現像器に対する交流電圧の供給をOFF状態
とするとともに、当該他の残りの現像器に供給する直流
電圧の値を、切換手段によって現像中の現像器の直流電
圧値と異ならせたことを特徴とする高圧電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19650594A JP3309579B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 高圧電源装置 |
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JP19650594A JP3309579B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 高圧電源装置 |
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ID=16358877
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