JPH086581A - 音響装置及び複合型電子機器 - Google Patents

音響装置及び複合型電子機器

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Publication number
JPH086581A
JPH086581A JP6181972A JP18197294A JPH086581A JP H086581 A JPH086581 A JP H086581A JP 6181972 A JP6181972 A JP 6181972A JP 18197294 A JP18197294 A JP 18197294A JP H086581 A JPH086581 A JP H086581A
Authority
JP
Japan
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pitch
karaoke
key
signal
microphone
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6181972A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Tsurumoto
隆志 弦本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6181972A priority Critical patent/JPH086581A/ja
Publication of JPH086581A publication Critical patent/JPH086581A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えばCDプレーヤ(ビデオCDプレーヤ)
とテレビジョン受像機が一体とされ、更にカラオケ・モ
ードを有するような複合型電子機器において、カラオケ
・モード利用時から他のモードを利用する際に、簡単な
操作でカラオケ用の設定状態をキャンセル可能なように
して使い勝手を向上させる。 【構成】 操作部のTVキー、カラオケリセット・キー
等の操作に応じて、カラオケ機能がキャンセルされるよ
うに所定の各機能回路部の設定状態を変更するための制
御が制御部15により行われるように構成する。また、
ピッチリセット・キーの操作に応じてピッチコントロー
ル部11において音声信号の音程変化がない標準状態に
リセットするための制御が行われるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばテレビジョン受
像機とCDプレーヤ等のディスク再生機能やカラオケ機
能が1つの機器に搭載されたような音響装置及び複合型
電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば近年、複合型電子機器としてテレ
ビジョン受像機とCDプレーヤ等の機能を一体に組み合
わせたようなものが知られてきており、更にこのような
複合型電子機器に対して、例えばマイクを接続可能なよ
うに構成していわゆるカラオケの機能も有するようにさ
れたものも考えられている。このような機器では、例え
ばカラオケの操作モードにおいて、カラオケ用の伴奏の
入ったCDを再生しながら、ユーザーがマイクを使用し
てその再生音に合わせて歌うようにすることで、そのカ
ラオケ機能を利用することができる。
【0003】ところで、上記のようなカラオケ・モード
が複合型電子機器に備えられる場合、カラオケ・モード
の充実のために、エコー機能や音程調整機能に加え、更
にボーカルキャンセル機能や再生曲順の予約設定機能等
を設けることが考えられる。ここでいうエコー機能と
は、例えばマイクから入力された音声に対してエコー音
を付加するものであり、また、音程調整機能とは、例え
ばカラオケソースの再生音の音程を変化させるめのもの
で、これによりカラオケの演奏音をユーザーの声域に合
うように調整することが可能となる。また、ボーカルキ
ャンセル機能とは本来カラオケ用でない音楽用ソフトに
おいてほぼボーカル音声のみを消去して、カラオケ用の
ソフトとして利用できるようにするものである。そし
て、予約設定機能は例えばCDプレーヤ部において、再
生すべきCDからユーザーが歌いたい曲順を設定可能に
するためのものであり、特にカラオケの場合には有用と
なる。
【0004】また、上記カラオケ・モード利用時の使い
勝手を考慮した場合、例えば、マイクの音声出力のオン
/オフ設定やマイク・ボリュームが、ユーザーにより調
整可能とされると共に、上記エコー機能において付加さ
れるエコー音量や音程調整機能における音程設定、及び
ボーカルキャンセル機能のオン/オフ設定、曲順の予約
設定等の設定項目がユーザーにより設定可能なようにす
ることで、カラオケ・モードは非常に充実させることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な機能の備わった機器で、カラオケをしていた状態から
通常のCDを再生したり、テレビジョン受像機等を見よ
うとした際には、ユーザーにより調整された上記カラオ
ケ・モード用の機能設定がそのままになっていると、次
のような不都合が起こってくる。例えば、マイクがその
まま接続されてその音声出力がオンのままになっていた
りすると、CDやテレビジョン放送の音声を聞いている
時に不用意にマイクから入力された音声が共に出力され
たりすることになる。また、音程調整機能がオンとなっ
たままであれば、CDやテレビジョン放送の音声が設定
された音程に変換されて出力されてしまい、ボーカルキ
ャンセル機能がオンとされていれば本来CDやテレビジ
ョン放送の音声に含まれているはずのボーカル等の音声
が聞こえないようなことになる。更に曲順の予約設定が
そのままになっていたりすると、通常のCD再生に移っ
た際に、カラオケモード時に設定した曲順で再生されて
しまうようなことにもなる。
【0006】そこで、カラオケを利用していた状態か
ら、上記のような通常のCD再生やテレビジョン放送な
どの他のモードを利用しようとする時には、上記カラオ
ケ・モード時の各種設定を一旦リセットしたり、各種ボ
リューム設定等を最小にするなどして、カラオケ・モー
ドが働いていないと同等の状態(キャンセル状態)にす
ることが必要となるが、上述したように、カラオケ・モ
ードに関する設定項目は比較的多いため、これらの設定
を1つずつキャンセル状態としていくような操作を行っ
ていたのでは、非常に煩雑で面倒であるという問題が生
じることになる。
【0007】また音程調整機能は、例えば曲ごとにユー
ザーに合う音程を探すため、1つの曲が終了すると一旦
標準のポジションに戻し、それから次の曲が始まったら
この曲に自分が合った音程のポジションを探すというよ
うな操作が一般に行われると考えられ、従って、カラオ
ケ・モードを利用している場合において最も操作頻度の
高い機能の1つとされる。ところで、この音程を変化さ
せるためのリモートコントローラや本体操作部の操作キ
ーとしては、変更可能なポジションに対応した数のキー
を設ければ最も曲ごとに自分に合う音程を探すのが容易
となるが、このような複合型電子機器等では他の機能の
ための操作キーも設けられていることから、操作部自体
のキーレイアウトが煩雑になって操作性が悪くなり、外
観上も好ましくない。そこで、いわゆるアップ・ダウン
キーキーにより操作するようにすれば音程設定用のキー
は1つで済ますことができるが、次の曲のために標準の
音程に戻すような場合には、アップ・ダウンキーを何度
も操作しなければならなくなって、非常に面倒であると
共に標準のピッチも把握しにくいという問題も有してい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
た問題点を解決するため、操作部からの音程変化のコマ
ンド信号に応じて音程を任意に可変する音程調整部と、
操作部からの音程リセットに対応するコマンド信号に基
づいて、前記音程調整部において音程変化がない標準状
態にすることのできる制御部を備えて音響装置を構成す
ることとし、このような音程調整部と前記制御部をカラ
オケ装置に対して設けることとした。
【0009】また、少なくとも2以上の操作モードを有
する複合型電子機器において、操作モードの中の特定の
操作モードにて設定されたユーザー設定値を、所定のコ
マンド信号によって予め定められた標準状態にリセット
することのできる制御部を設けることとし、このための
コマンド信号としては、少なくとも特定の操作モードか
ら他の操作モードに移行するためのコマンド信号とされ
ることとした。そして、上記特定の操作モードはカラオ
ケ機能とされ、他の操作モードとしては、少なくともテ
レビジョン受像機としての機能及び音響再生装置の機能
のいずれか一方が備えられていることとした。また、特
定の操作モードにて設定可能なユーザー設定値として
は、少なくともボーカルキャンセル、音程調整、マイク
のオン/オフ、マイク音量、エコー音声、及び曲順予約
の全てあるいは一部とすることとした。さらに、例えば
ディスク状記録媒体から映像信号を再生可能な再生装置
の機能を操作モードの1つとして備えることとした。
【0010】
【作用】上記構成によれば、カラオケ・モード用の設定
を標準状態とするためのキー操作、あるいはテレビジョ
ン受像機に切換えるためのキー操作により、カラオケ・
モードに関する各種設定項目が一度に標準状態とされ
て、カラオケ・モードがキャンセルされたと同様の状態
にすることが可能となる。また、操作部に設けられた音
程リセット用キーを操作すれば、直ちに音程変化が無い
標準状態に戻すことができる。また、操作モードとして
ディスク状記録媒体から映像信号を再生可能な再生装置
の機能を備えて構成すれば、音声信号だけでなく映像信
号のデータも記録されているような、例えばCD−G、
VideoCDやCD−ROM等のディスク状記録媒体
も再生して画像表示させるようにすることが可能にな
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明における音響装置/複合型電子
機器の実施例として、テレビジョン受像機とCDプレー
ヤとカラオケ・モードが一体とされた複合型電子機器に
適用した場合について説明する。図1は本発明の複合型
電子機器の構成を示すブロック図であり、この図におい
て、1はアンテナANTで受信されたテレビジョン用の
放送電波を入力して選局を行うチューナーとされ、2は
VIF/復調部で、チューナー1から入力された信号に
ついて中間周波増幅及び復調等の処理を施して映像信号
及び音声信号を抽出して出力する。3は映像信号処理部
で、VIF/復調部から供給された映像信号について各
種処理を行って、例えばRBG信号としてCRT4に供
給する。CRT4ではこのRBG信号に基づいて画像表
示が行われることになる。
【0012】また、5は楽曲等のデータが記録されてい
るCD等の光ディスクを示し、図示しないスピンドルモ
ータにより回転駆動される。6は光学ピックアップ/サ
ーボ回路を示し、ここでは光学ピックアップ部により光
ディスク5からデータを読み出すと共に、サーボ回路部
においては光ディスク5から読み出されたデータに基づ
いて再生RF信号(EFM信号)、トラッキングエラー
信号、フォーカスエラー信号等を抽出する。また、7は
デジタル信号処理部を示し、上記光学ピックアップ/サ
ーボ回路6で抽出された再生RF信号(EFM信号)を
EFM復調して、デジタル符号化されている音声データ
として出力する。8はD/A変換器であり、デジタル信
号処理部7から入力される音声データをアナログ信号に
変換して出力する。9はディスク制御部とされ、サーボ
回路部から入力されるトラッキングエラー信号、フォー
カスエラー信号等に基づいて、光ディスク5を再生する
ための各サーボ系の制御を行うものである。
【0013】SW1 は音声スイッチを示し、この音声ス
イッチSW1 においては制御部15からの制御信号によ
り端子aあるいは端子bに対し端子cが択一的に切換え
られるものとされる。そして、端子aにはVIF/復調
部2からのテレビジョン受像機側の音声信号が入力さ
れ、端子bにはD/A変換器8には光ディスク側からの
音声信号が入力されている。また、端子cはボーカルキ
ャンセラ10に対して接続される。即ち、この音声スイ
ッチSW1 ではテレビジョン受像機側か光ディスク5か
らの音声信号のいずれかが選択されてボーカルキャンセ
ラ10に入力されることになる。
【0014】このボーカルキャンセラ10は、例えば楽
曲に入っているボーカル音声を消去するための回路部と
される。通常、ボーカル音声はステレオ左右の各チャン
ネルにおいて同音量・同位相とされていることから、こ
れを利用して左右のチャンネル間の音声信号の差分を抽
出することにより、ボーカルのみが除去されたような状
態とされた音声信号を生成することができる。なお、こ
のボーカルキャンセラ10においてはその動作のオン/
オフは制御部15によって行われるものとされ、オフの
場合にはボーカル除去処理はされずに、入力された音声
信号がパスしてそのまま出力される。
【0015】11はピッチコントロール部であり、ボー
カルキャンセラ10から入力された音声信号について、
その音程を可変して出力することができる。ここで図2
にピッチコントロール部11の構成の一例について概略
的に示す。例えば11aはA/D変換器であり、ここで
ボーカルキャンセラ10からの音声信号がデジタル信号
に変換される。このデジタル信号はメモリ部11bに対
して書き込まれることとなるが、この書き込みはクロッ
ク(CLK)を分周器11dにより1/nに分周した書
き込みクロック(W・CLK)のタイミングに応じて行
われる。また、メモリ部11bからの読み出しは、クロ
ック(CLK)を分周器11eにより1/mに分周した
読み出しクロック(R・CLK)のタイミングに応じて
行われ、この場合のmは変数とされる。そして音程を変
換する際には、例えば1/nの書き込みクロック(W・
CLK)のタイミングにより所定量のデータをメモリ部
11bに書き込んだ後、一旦その動作を停止し、再びデ
ータの書き込みを開始するという動作を繰り返し行う。
なお、この書き込み動作の開始/停止のタイミングは、
実際の音程変化に対応して制御部15からの制御信号S
nにより制御されればよい。そしてこの間、制御部15
からの制御信号Smにより可変された変数mに基づく読
み出しタイミングでメモリ部11bのデータが読み出さ
れることで、ピッチコントロール部11に入力された音
声信号のピッチが変化することになる。このようにして
メモリ部11bから読み出されたデジタル信号は、D/
A変換部11cを介することでアナログ音声信号に変換
されて出力される。なお、本実施例のピッチコントロー
ル部11における音程変化は、例えば音程を変化させて
いない標準ピッチを基準に±0.5オクターブの範囲で
半音ごとに可変させるように構成することができる。ま
た、この図におけるピッチコントロール部11の構成は
あくまでも一例であって、例えばメモリに書き込まれた
データの読み出しアドレスを可変することにより音程変
換を行うように構成されているピッチ変換器を用いるこ
とも可能であり、特に限定されるものではない。
【0016】図1において12は音量調整部であり、ピ
ッチコントロール部11から入力された音声信号につい
て音量のコントロールを行うものとされるが、ほかに音
質等の調整が行われるようにされていてもよい。13
は、音量調整部12から供給される音声信号と、後述す
るマイク17から入力された音声信号が合成される合成
器を示し、14は合成器14から入力された音声信号を
増幅するアンプである。このアンプで増幅された音声信
号はスピーカSPに供給されて音声として出力されるこ
とになる。
【0017】18はマイクを示しており、例えば実際に
は本実施例の機器本体に設けられたマイクジャックに接
続することで、マイクアンプ19と接続されるようにな
っている。このマイクアンプ19はマイク18で収音さ
れた音声信号について後の処理が十分可能なように増幅
するものであり、ここで増幅された音声信号はマイク音
量調整部20に対して出力される。このマイク音量調整
部20においては、マイクからの音声信号のレベルが調
整される。21はエコー調整部を示し、マイク音量調整
部20から供給されたされた音声信号を原音としてエコ
ー音声を生成し、このエコー音声を原音に付加して出力
することができる。図3はエコー調整部21の構成の一
例を概略的に示すもので、この図のように、入力された
音声信号はエコー音声を生成するエコープロセッサ21
a及び合成器21cに対して分岐して供給され、エコー
プロセッサ21aから出力されるエコー音声信号は可変
アンプ21bによりそのレベルが調整されて合成器21
cに供給される。このようにして、合成器21cからは
エコー音声が付加された音声信号が出力されることとな
る。なお、可変アンプ21bにおけるエコー音声信号の
レベル設定は制御部15からの制御信号に基づいて行わ
れるものとされる。
【0018】図1においてSW2 はマイクスイッチであ
り、一方の端子にエコー調整部20の出力が供給され、
他方の端子は合成器13と接続されている。このマイク
スイッチSW2 は制御部15の制御信号に基づいてオン
/オフが行われ、オンとされればエコー調整部21の出
力が合成器13に供給されて、スピーカSPからマイク
音声の出力が可能となり、オフとされればマイク音声は
合成器13に供給されずマイク音声の出力がなされない
ことになる。
【0019】15は制御部を示しており、所要の各機能
回路部の動作を制御するように構成される。また、16
は例えば機器本体のパネルに設けられる操作部であり、
実際には各種の操作に必要なキーが設けられているもの
とされ、ここでのキー操作に対応したコマンドデータが
制御部15に送信され、制御部15ではこのデータに基
づいて各機能回路部に制御信号を出力してその動作をコ
ントロールすることとなる。また17はリモートコント
ローラRCから送信された信号をコマンドデータとして
制御部15に入力することのできる受信部である。
【0020】図4は上記操作部16のパネルの一部を示
すもので、この場合には主にカラオケ・モードに関わる
部分を示している。なお、リモートコントローラRCに
おいても、この図と同様の操作キーが設けられて構成さ
れてもよい。この図において、31は再生キーであり、
このキーの操作により光ディスク5が再生される。ま
た、32はTVキーでテレビジョン放送に切り替える場
合に操作を行い、例えば、音声スイッチSW1 はこの操
作に基づいて切換るようにすることもできる。次に、3
3は数字キーを示し、34は予約キーを示す。そして、
後述するようにして数字キー33と予約キー34を操作
することにより、少なくともカラオケ・モード利用時の
曲順プログラムを行うことができる。
【0021】また、35はピッチリセット・キーを、3
6はカラオケリセット・キーを、37はボーカルキャン
セラ・リセットキーを示している。38はマイクオン/
オフ・キーであり、このキーの操作によりマイクスイッ
チSW2 のオン/オフを行うことができる。
【0022】39〜42の各アップ・ダウンキーは、そ
れぞれピッチ調整キー、エコー調整キー、音量キー、マ
イク音量キーとされる。例えばピッチ調整キー39にお
いて+キーを操作した場合には。これに応じたコマンド
信号が制御部15に供給されるが、制御部15ではこの
コマンド信号に基づいてピッチコントロール部11に制
御信号Smを出力して、ピッチが半音上がるような分周
器11eにおける変数mとするための制御を行う。ま
た、−キーが操作されれば制御部15ではピッチが半音
下がっていくように変数mを可変制御することとなる。
【0023】また、エコー調整キー40では+側のキー
を操作することでマイク音声に付加されるエコー音声の
音量が大きくなり、−側のキーを操作することでその音
量が小さくなっていくように、制御部15はコマンド信
号に応じてエコー調整部21のアンプ21bのレベルの
制御を行うことになる。また、音量キー41は音量調整
部12における音量コントロール、つまり光ディスク又
はテレビジョン受像機側からの音声のレベルのコントロ
ールが可能とされるもので、+キーの操作で音量が大き
くなり、−キーの操作で小さくなっていくように制御部
15による制御が成される。また、マイク音量キー42
は、マイク音量調整部20におけるレベルをコントロー
ルするもので、+キーの操作でマイク音量が大きくな
り、−キーの操作で小さくなっていくように制御され
る。
【0024】上記構成の複合型電子機器においては、次
のようにしてカラオケ・モードを利用することができ
る。例えばユーザーは、カラオケ用のマイクを機器に装
着し、マイクスイッチSW2 を操作部16(あるいはリ
モートコントローラRC)のマイクオン/オフ・キー3
8の操作等よりオンに切換えて、マイク音声がスピーカ
SPから出力可能な状態とする。次に、カラオケ用の伴
奏として用いる光ディスクを装着して、再生キー31を
操作してこのディスク再生をするための操作を行う。
【0025】これにより、スピーカSPからは光ディス
クから再生されるカラオケ伴奏用の音声とマイクの音声
が共に出力されるが、この際、ユーザーは音量キー41
と、マイク音量キー42を操作して、カラオケ伴奏用の
音声とマイク音量をそれぞれ調整して、好みにあったバ
ランスを得ることができる。また、エコー調整キー40
を操作して、好みに応じてマイク音声に対してエコー音
量を調整しながら加えることができる。もし必要でなけ
れば−キー側を操作してエコー音量を最小に絞ってしま
えばよい。
【0026】また、カラオケの伴奏の調がユーザーの声
域にあっていなければ、ピッチ調整キー39を操作し
て、カラオケの伴奏の音声の音程を変えて歌いやすいよ
うにすることができる。そして、本実施例では変化され
たカラオケの伴奏の音程を、ピッチリセット・キー35
を操作することにより、直ちに音程変化の無い標準状態
に戻すことが可能とされる。これにより、現在演奏中の
曲が終了したらピッチリセット・キー35によりすぐに
標準のポジションに戻し、それから次の曲が始まったら
ピッチ調整キー39により自分の声域に合う音程のポジ
ションを探すというようなカラオケ利用時にユーザーが
よく行う操作が楽に行うことができる。
【0027】更に、伴奏の楽曲のソースについて、本来
のカラオケ用のものではなく、通常のボーカルが入って
いるようなCDを利用したいような場合には、ボーカル
キャンセル・キー37を操作してボーカルキャンセラ1
0をオンとして動作させて、ボーカルを消去することが
できる。なお、上記の場合には光ディスク5の再生音声
をカラオケの伴奏音声として説明しているが、例えば音
声スイッチSW1 の切換操作が任意に可能なようにし
て、テレビジョンの音声をカラオケ伴奏用とすることも
可能である。
【0028】また、本実施例においては光ディスク5の
再生曲順のプログラム予約が可能で、この予約方法とし
ては、例えば数字キー33によりディスクにおける所望
の曲の演奏ナンバーを指定した後に予約キー34を操作
することで、指定した曲がプログラムされる。そして、
上記操作によりプログラムされた曲の順が即ち、実際の
再生曲順となる。これによって、ユーザーは自分の好み
の曲を任意の順序で再生してこれに合わせて歌うことが
できる。なお、本実施例では光ディスク5は1枚ずつ再
生されているが、例えば光ディスク再生装置の部分をオ
ートチェンジャーにより複数枚の光ディスクが連奏でき
るようにすることも可能であり、この場合には、トレイ
に装着された複数の光ディスクにわたって曲順予約を設
定可能に構成することができる。以上述べてきたような
操作を、本実施例の複合型電子機器においてカラオケ・
モード利用時にユーザーが行うことで、充実したカラオ
ケを楽しむことができる。
【0029】次に、上記のようにしてカラオケ・モード
を利用した後に、通常の光ディスクの再生を行う場合に
ついて説明する。この場合には、ユーザーは先ずカラオ
ケリセット・キー36を操作する。本実施例では、この
キー操作に基づいて制御部15によりカラオケ・モード
がキャンセルされたと同等の状態になるよう制御され
る。即ち、ボーカルキャンセラ10はオフとされて入力
信号がそのままパスするようにされ、ピッチコントロー
ル部11も標準状態に戻されて、入力信号に音程変化を
与えずにそのまま出力される。また、マイク18側の音
声もマイクスイッチSW2 がオフとされ、更にマイク音
量調整部20におけるマイクレベルが最小に絞られて、
スピーカSP側には出力されないようにされる。また、
エコー音量も最小に絞られる。さらに、先にカラオケ用
に曲順の予約設定がなされていればこの予約データも制
御部15内のRAMにおいて取り消されることとなる。
したがってこの後、例えば所要の操作により新たに再生
したいディスクを再生するための操作を行えば、通常に
ディスクの再生音を聞くことができる。
【0030】次に、カラオケ・モードを利用していた状
態からテレビジョン放送に切換える場合には、例えば、
ユーザーは直接TVキー32を操作すればよい。これに
より、上記カラオケリセット・キー36を操作した場合
と同じようにカラオケ・モードがキャンセルされた状態
に制御される。そしてこの際、例えば音声スイッチSW
1 においてはテレビジョン放送の音声信号がスピーカS
P側に出力されるように端子aに対して切換えられて、
スピーカSPからは通常のテレビジョンの音声が出力さ
れることになる。
【0031】ここで、上記したカラオケ・モードに関す
る設定項目のリセット時の制御部15の処理動作につい
て図5のフローチャートを参照して説明する。例えばこ
のルーチンでは、先ずステップF101に示すようにTVキ
ー32の操作がなされたかどうかを判別しており、ここ
でTVキー32が操作された場合にはステップF102に進
んで、TVキー32の操作があったことを示すフラグを
オンとして、ステップF105に進む。一方、ステップF101
においてTVキーの操作が無いとされた場合には、ステ
ップF103に進む。ステップF103ではカラオケリセット・
キー36が操作されたかどうかを判別しており、ここで
カラオケリセット・キー36が操作されたと判別されれ
ばステップF105に進むことになり、操作されていないと
判別されたのであればステップF104に進む。
【0032】ステップF104ではピッチリセット・キー3
5が操作されたかどうかについて判別しており、ここで
操作がなされたと判別されればステップF110に進むが、
操作がなされていなければ、このままメインのルーチン
に戻るようにされる。
【0033】そして、上記のようにTVキー32又はカ
ラオケリセット・キー36が操作された場合には、ステ
ップF105に進むものとされるが、このステップでは先に
設定されて制御部15内のRAMにセットされていた曲
順予約データが取り消される。そして、次のステップF1
06ではボーカルキャンセラ10に対して制御信号を出力
してボーカルキャンセラ10をオフとし、ボーカル消去
処理のされていない入力信号と同様の信号が出力される
ようにする。次のステップF107では、マイクスイッチS
2 に制御信号を出力してこれをオフとし、次にステッ
プF108でマイク音量調整部20において音量レベルが最
小となるように制御を行い、更にステップF109において
エコー調整部21に制御信号を出力してアンプ21bの
レベルを制御し、エコー音声が出力されないようにす
る。そして、次のステップF110ではピッチコントロール
部11に制御信号を出力して、分周器11eにおいて読
み出しクロックの分周比を設定するための変数mについ
て、m=n(nは分周器11dにおいて書き込みクロッ
ク周波数を設定している定数)とする。これにより、ピ
ッチコントロール部11からの出力信号は、入力信号と
同じとなってピッチ変化がなくなる。
【0034】次のステップF111では、先のステップF102
でセットされたフラグがオンとされているかどうかにつ
いて判別しており、ここでフラグがオンとされていなけ
れば、このままもとのルーチンに戻ることになるが、こ
こでフラグがオンとされていると判別されればTVキー
32が操作されたことから、ステップF112に進んで音声
スイッチを端子aに切換えて、テレビジョン放送の音声
が出力されるように制御した後、ステップF113に進んで
フラグをオフとしてから元のルーチンに戻ることとな
る。
【0035】このような処理が行われることにより、T
Vキー32やカラオケリセット・キー36が操作されれ
ば自動的にカラオケ・モードがキャンセルされた状態に
されると共に、TVキー32が操作された場合には更に
テレビジョン放送の音声が出力されるようにも切換えら
れることになる。また、ピッチリセット・キー35が操
作された場合にはピッチコントロール部11におけるピ
ッチのみが標準状態に戻されることになる。
【0036】なお、図5においてはカラオケ・モードを
キャンセルするために曲順予約、ボーカルキャンセラ1
0、マイクスイッチSW2 、マイク音量、エコー音量、
及びピッチコントロール11について制御を行っている
が、必ずしもこれらすべての設定項目に対して制御を行
うようにする必要は無い。例えば、マイク音量やエコー
音量については、カラオケ・モードを利用するごとにユ
ーザーの使用環境や好みによりほぼ同様の設定状態にさ
れることが多いようなことも考えられる。このため、こ
れらの設定については、キャンセルするための制御は行
わず、ユーザーがカラオケ利用時に設定した状態のまま
にしておき、マイクスイッチSW2 をオフとする制御に
よってマイク音声の出力をキャンセルする構成とするこ
とも考えられ、この場合には、図5に示すステップF10
8、及びステップF109の処理を削除すればよい。
【0037】ところで近年、音声信号のみならず映像信
号のデータも記録されたディスク状記録媒体として、例
えば音声データが記録されたCD−DAの1種としてサ
ブコードデータ内に静止画像データも記録したCD−G
が知られており、更に、CD−ROMの1種としてデジ
タル音声と共に動画データも記録したビデオCDが開発
されている。上記ビデオCD規格には、高能率符号化技
術として標準化されたMPEG方式を応用しており、こ
のMPEG方式とはCD−ROMディスクから60分以
上の動画像及び音声を再生することができるようにした
ものである。そして、このビデオCDでは、動画データ
についてはMPEG方式でデータ圧縮すると共に、この
動画データを圧縮したオーディオデータに多重化して記
録しているものである。
【0038】上記のビデオCDによるソフトウェアとし
ては、音楽、映画のみならずカラオケにも採用して有用
なものとなる。そこで以下、本発明の他の実施例とし
て、CD−DAに加えビデオCD等の映像データの記録
されたディスクから映像データも再生可能な構成とされ
た複合型電子機器について説明する。
【0039】図6は、他の実施例としての複合型電子機
器の構成を示すブロック図であり、先の実施例として示
した図1の構成と同一部分は同一符号を付して説明を省
略する。本実施例においては、CD−ROMデコーダ5
1、MPEGデコーダ52、D/Aコンバータ53、M
PEGオーディオデコーダ54が設けられ、更にこれに
伴って所要の信号切換えを行うために信号切換スイッチ
SW3 、映像切換スイッチSW4 が設けられる。なお、
信号切換スイッチSW3 、映像切換スイッチSW4 は音
声スイッチSW1 と同様、制御部15の制御に従って端
子cが端子a、bのいずれかに対して択一的に切換えら
れるものとされる。
【0040】そこで、先ずCD−ROMデコーダ51に
ついて説明する。ところで、ビデオCDではCD−RO
Mとほぼ同様のフォーマットによる記録がなされてお
り、例えばMPEG及びMPEGオーディオのフォーマ
ットにより圧縮された映像及び音声データは2048バ
イトごとに区切られて、これらの各々に対して同期信号
12バイトと、ID信号4バイトと、更に288バイト
のエラー訂正符号が加えられて、これを1セクターとし
て記録するようにされている。この場合、再生中のディ
スク5がビデオCDであれば、デジタル信号処理部7か
らは、上記のセクターとされたデータの信号がCD−R
OMデコーダ51に対して供給されていることになる。
そこで、CD−ROMデコーダ51においては、このセ
クターとされたデータを、エラー検出、エラー訂正等の
処理も行いながら元の状態に戻すための信号処理が行わ
れるものである。
【0041】また、MPEGデコーダ52は、CD−R
OMデコーダ51から供給された信号の中から映像に関
するビデオデータを抽出し、この記録時に圧縮処理され
ていたビデオデータについて、MPEGのフォーマット
に従って元の映像信号データに復調するデコード処理を
行う。D/Aコンバータ53は、MPEGデコーダ52
から供給された信号をアナログ映像信号に変換して、映
像切換スイッチSW4 の端子bに供給する。
【0042】また、MPEGオーディオデコーダ54で
は、CD−ROMデコーダ51から供給された信号の中
から音声に関するオーディオデータを抽出し、記録時に
圧縮処理されていたオーディオデータについて、MPE
Gオーディオのフォーマットに従って元の音声信号デー
タに復調するデコード処理を行い、この信号を信号切換
スイッチSW3 の端子aに供給する。
【0043】信号切換スイッチSW3 においては、端子
aが上記のようにMPEGオーディオデコーダ54の出
力と接続され、端子bはデジタル信号処理部7の出力と
接続され、端子cはD/Aコンバータ8の入力に対して
接続される。従って、この信号切換スイッチSW3 の切
換えにより、デジタル信号処理部7の信号をそのままD
/Aコンバータ8に供給する経路と、デジタル信号処理
部7の信号をCD−ROMデコーダ51→MPEGオー
ディオデコーダ54を介した音声データ信号としてD/
Aコンバータ8に供給する経路とが選択されることにな
る。
【0044】また、映像切換スイッチSW4 において
は、端子aがVIF/復調部2の出力と接続され、端子
bがD/Aコンバータ53の出力と接続され、端子cが
映像信号処理部3の入力と接続される。従って、端子c
が端子a側に切換えられる場合にはテレビジョン放送の
映像信号が映像信号処理部3に供給されてCRT4に表
示され、一方、端子cが端子b側に切換えられればビデ
オCDから再生された映像信号が映像信号処理部3に供
給されてCRT4に表示されることになる。
【0045】上記構成によれば、例えば操作部16のT
Vキー32等によりテレビジョン放送が選択されたよう
な場合には、少なくとも音声スイッチSW1 が端子a側
に切換わると共に、映像切換スイッチSW4 が端子a側
に切換わるようにされる。これによって、テレビジョン
放送の音声が最終的にスピーカSPから出力される経路
が形成されると共に、テレビジョン放送の映像CRT4
に表示されるための経路が形成される。従って、本実施
例におけるカラオケモードに関する設定項目のリセット
時の制御部15の処理動作としては、例えば、先の実施
例で図5に示したフローチャートのステップF112の前あ
るいは後に対して、映像切換スイッチSW4 を端子a側
に切換える処理を行うためのステップを挿入することで
実現されることになる。
【0046】また、再生キー31の操作等によってディ
スク5を再生するような場合、装填されているディスク
5がビデオCDであると、再生データにおいてビデオC
Dであることを示すデータがデジタル信号処理回路部7
からディスク制御部9を介して制御部15に伝送される
ことから、例えば制御部15では現在再生しているCD
がビデオCDであるかCD−DAであるかを判別するこ
とが可能である。そこで、現在再生しているディスク5
がビデオCDであれば、制御部15は信号切換スイッチ
SW3 を端子a側に切換え、映像切換スイッチSW4
端子b側に切換え、更に音声スイッチSW1 を端子b側
に切換えるための制御を行う。これによって、ビデオC
D(ディスク5)から再生されてMPEGの復調処理が
なされた映像信号がCRT4に表示されるための経路が
形成されると共に、ビデオCDから再生され、MPEG
オーディオの復調処理が行われた音声信号がスピーカS
Pに供給されるための経路が形成されることになる。そ
して、再生しているビデオCDがカラオケソフトであれ
ば、先の実施例で行ったような操作を行って、カラオケ
・モードにおける各種設定項目をユーザの好みに設定し
てビデオCDの画面を見ながらカラオケを楽しむことが
できる。
【0047】また、現在再生しているディスク5がCD
−DAであると判別された場合には、少なくとも信号切
換スイッチSW3 は端子b側に切換えられ、音声スイッ
チSW1 は端子b側に切換えられる。これによって、M
PEGあるいはMPEGオーディオ等に関するデコード
処理の回路系は省略され、通常の音声だけによるCDの
再生が行われることになる。
【0048】なお、上記実施例においてはCD−Gに対
応する構成は示されていないが、例えばディスクのサブ
コードデータから再生した静止画像データを取り込むた
めのフィールドメモリを設けて、このフィールドメモリ
から読み出されたデータをD/Aコンバータ53に供給
するような構成とすれば容易に実現することができる。
【0049】また、上記各実施例における回路構成や操
作部16等のキー配置をはじめとする構成は、図に示し
たものに限定されるものではなく各種変更が可能とされ
る。また、上記各実施例では音響/映像再生部としての
部分がCDプレーヤ等の光ディスク再生装置とされてい
るが、テープカセット、ビデオカセット等のテープ状記
録媒体を再生(及び記録)可能なカセットプレーヤ部あ
るいはVTR部や、更には光磁気ディスクが再生(及び
記録)が可能な光磁気ディスクプレーヤとされてもよ
く、また、これらの音響再生部を複数組み合わせて構成
することも考えられる。また、本実施例ではテレビジョ
ン受像機と音響再生装置の機能が組み合わされた複合型
電子機器とされているが、テレビジョン受像機の機能を
含まない、いわゆるラジオカセットやCD−ラジオカセ
ット等の複合型電子機器に対してもカラオケ・モードを
付したような場合には、本発明の適用は有用となる。更
には上記各実施例に示したようなカラオケ設定のキャン
セル機能を複合型電子機器ではなく単体のカラオケ装置
に対して適用可能であることは言うまでもない。また、
カラオケ・モードに関する設定項目も、上記各実施例に
示したものすべてが設けられている必要は無く、あるい
は上記各実施例に示したもの意外の設定項目が設けられ
て、これが上記各実施例で説明したようなキー操作に応
じてキャンセル可能なように構成されることも可能であ
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明の音響装置及
び複合型電子機器は、カラオケ・モードに関する設定値
のうち、音程調整部の設定状態をピッチリセット用のキ
ー操作により直接標準状態に戻すことが可能となり、例
えばカラオケ利用時において曲間などに一旦ピッチを標
準状態に戻す際の使い勝手が向上するという効果を有し
ている。また、カラオケから通常にCDプレーヤ(及び
ビデオCDプレーヤ)を利用したいような場合や、テレ
ビジョン放送など他のモードに切換えて使用するような
場合には、カラオケリセット用のキーや、モード切換用
のキー操作によって、カラオケに関する設定値の設定状
態がキャンセルされたと同等の状態にリセットされるた
め、一々設定値ごとにリセット操作をするような面倒が
無くなって、同様に使用感が向上するという効果を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としての音響装置/複合型電子
機器の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例におけるピッチコントロール部の構成
を概略的に示すブロック図である。
【図3】本実施例におけるエコー調整部の構成を概略的
に示すブロック図である。
【図4】本実施例の操作部の要部を示す図である。
【図5】本実施例におけるカラオケ・モードキャンセル
時の処理動作を示すフローチャートである。
【図6】他の実施例としての音響装置/複合型電子機器
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ボーカルキャンセラ 11 ピッチコントロール部 12 音量調整部 15 制御部 16 操作部 18 マイク 19 マイクアンプ 20 マイク音量調整部 21 エコー調整部 31 再生キー 32 TVキー 33 数字キー 34 予約キー 35 ピッチリセットキー 36 カラオケリセットキー 51 CD−ROMデコーダ 52 MPEGデコーダ 53 D/Aコンバータ 54 MPEGオーディオデコーダ SW1 音声スイッチ SW2 マイクスイッチ SW3 信号切換スイッチ SW4 映像切換スイッチ SP スピーカ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部からの音程変化のコマンド信号に
    応じて、音程を任意に可変する音程調整手段と、 操作部からの音程リセットに対応するコマンド信号に基
    づいて、前記音程調整手段において音程変化がない標準
    状態にすることのできる制御手段を備えていることを特
    徴とする音響装置。
  2. 【請求項2】 前記音程調整手段と前記制御手段はカラ
    オケ装置に対して備えられていることを特徴とする請求
    項1に記載の音響装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも2以上の操作モードを有する
    複合型電子機器において、 上記操作モードの中の特定の操作モードにおいて設定さ
    れたユーザー設定値を、所定のコマンド信号によって予
    め定められた標準状態にリセットすることのできる制御
    手段を備えていることを特徴とする複合型電子機器。
  4. 【請求項4】 前記コマンド信号とは、前記特定の操作
    モードから他の操作モードに移行するためのコマンド信
    号であることを特徴とする請求項3に記載の複合型電子
    機器。
  5. 【請求項5】 前記特定の操作モードはカラオケ機能と
    され、 他の操作モードとしては、少なくともテレビジョン受像
    機としての機能及び音響再生装置の機能のいずれか一方
    が備えられていることを特徴とする請求項3又は請求項
    4に記載の複合型電子機器。
  6. 【請求項6】 前記特定の操作モードにおける前記ユー
    ザー設定値としては、少なくともボーカルキャンセル、
    音程調整、マイクのオン/オフ、マイク音量、エコー音
    声、及び曲順予約の全てあるいは一部に関する項目とさ
    れていることを特徴とする請求項3乃至請求項5に記載
    の複合型電子機器。
  7. 【請求項7】 前記操作モードとして、特定の記録媒体
    から少なくとも映像信号を再生することのできる再生装
    置としての機能を備えていることを特徴とする請求項3
    乃至請求項6に記載の複合型電子機器。
  8. 【請求項8】 前記特定の記録媒体はディスク状記録媒
    体とされていることを特徴とする請求項7に記載の複合
    型電子機器。
JP6181972A 1994-04-20 1994-07-12 音響装置及び複合型電子機器 Withdrawn JPH086581A (ja)

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JP6181972A JPH086581A (ja) 1994-04-20 1994-07-12 音響装置及び複合型電子機器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-104357 1994-04-20
JP10435794 1994-04-20
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7274360B2 (en) * 2002-08-19 2007-09-25 Funai Electric Co., Ltd. Multiple control system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7274360B2 (en) * 2002-08-19 2007-09-25 Funai Electric Co., Ltd. Multiple control system

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