JPH09186979A - 文字放送受信装置 - Google Patents

文字放送受信装置

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JPH09186979A
JPH09186979A JP35227895A JP35227895A JPH09186979A JP H09186979 A JPH09186979 A JP H09186979A JP 35227895 A JP35227895 A JP 35227895A JP 35227895 A JP35227895 A JP 35227895A JP H09186979 A JPH09186979 A JP H09186979A
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JP
Japan
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teletext
audio
output
video
signal
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Application number
JP35227895A
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English (en)
Inventor
Takashi Toyoda
崇 豊田
Shigeru Saegusa
繁 三枝
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字放送を含む複合的な使用形態において好
適な動作を実現する。 【解決手段】 音声信号ソースによる音声出力中に文字
放送出力のための操作が行なわれた場合は、出力されて
いる音声はそのまま継続させ、映像出力として文字放送
映像を出力させる(F113,F123) 。また映像及び音声が記
録された記録媒体の再生を行なっているときに文字放送
出力が指示されたら、記録媒体の再生を、その時点の再
生位置を保持したうえで停止させ(F118,F119) 、文字放
送出力に切り換える。そして文字放送出力が終了された
ら、保持されている再生位置から再生を再開させる(F12
1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文字放送受信装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】文字放送として知られているように、テ
レビジョン放送の映像信号内に独立の番組となる文字デ
ータを重畳して送信する放送方式が実施されている。こ
の文字放送は、1つの番組が何ページ分かの文字データ
により構成されるものであり、文字放送受信装置は、受
信したテレビジョン放送の映像信号から文字データを抽
出して各ページ毎の文字放送画面となる映像信号を生成
し、それをモニタ装置に供給して表示させることにな
る。
【0003】また文字放送では映像信号だけでなく、付
加音として音声情報を送信することも可能である。この
音声情報は受信装置側において音源装置を駆動するため
の演奏データなどを有しており、例えば画面上で文字放
送内容が表示される際のバックグラウンドミュージック
や、効果音、警告音などとしての音声出力を可能とする
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ユーザーの
使用形態としては、文字放送受信装置及びテレビジョン
受像機の他に、CD(コンパクトディスク)プレーヤ、
ビデオCDプレーヤ、AM/FMチューナーなどの各種
のAV(オーディオ/ビジュアル)機器をシステム化
し、複合的に使用することがある。また、CDプレーヤ
やテープレコーダーなどとしての機能を一体的に備えた
複合機器に文字放送受信装置が搭載されて各種の映像や
音声を楽しむことのできる機器も開発されている。
【0005】このような複合的な使用形態を考えた場
合、ユーザーにとっては、例えばCDプレーヤによる演
奏や、ラジオ放送、或はビデオCDプレーヤによる映像
及び音声を楽しんでいるときに一時的に文字放送を見た
いという場合がある。例えばCD再生中に文字放送の天
気予報番組を見たいといったような場合である。
【0006】この場合ユーザーはAVシステムに対して
映像/音声の出力切換操作を行なって、例えばテレビジ
ョンモニタ装置に文字放送映像を表示させる操作を行な
うことになる。この場合、切換操作に応じてCD等の再
生動作は終了される。しかしながら、このように一時的
に文字放送を見て天気予報などの情報が知りたいときな
どに、それまで楽しんでいたCD等の演奏がとぎれてし
まってはユーザーにとって不快なものとなることがあ
り、CDやラジオなどの音声ソースからの音声出力は文
字放送映像表示中もそのまま継続させたいという要望が
ある。
【0007】一方、例えばビデオCDのように映像と音
声の両方を出力するソースからの映像/音声出力中は事
情が異なる。即ち、一時的に文字放送映像を見るような
場合でも、その間はビデオCD等からの映像は見ること
ができなくなる。このため、AVシステム上でビデオC
D再生中に文字放送に切り換えられたことによりビデオ
CDの再生を途中で終了させてしまってもよいように考
えられるが、この場合、文字放送を見終った後に再び続
きの場面を探さなくてはならず、操作が面倒なものとな
る。従って文字放送への切換に伴ってビデオCDの再生
が終了されることは好ましいものではない。しかしなが
ら文字放送出力中もそのまま再生を続けるようにしてし
まうと、その文字放送映像出力中は、ビデオCDの映像
を見ることはできないため、ユーザーが知らないうちに
再生される場面が進んでしまっていることになり、これ
も不都合である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような事情
に鑑みて、文字放送を含む複合的な使用形態において好
適な動作を実現することを目的とする。
【0009】このため文字放送受信装置において、文字
放送映像信号及び文字放送音声信号を出力することがで
きる文字放送信号出力手段と、文字放送以外の音声信号
ソースからの音声信号を出力することのできる音声信号
出力手段とを複合的に備え、音声選択手段により文字放
送音声信号と、音声信号出力手段からの音声信号のうち
の一方を選択的に出力できるようにしたときに、制御手
段は次のような制御動作を行なうようにする。即ち、音
声選択手段により、音声信号出力手段からの音声信号が
選択出力されている時に、文字放送の出力を指示する操
作が行なわれた場合、音声選択手段での選択状態は変更
せずに、文字放送信号出力手段からの文字放送映像信号
の出力を実行させるようにする。これにより、音声信号
ソースによる音声出力中に文字放送出力のための操作が
行なわれた場合は、出力されている音声はそのまま継続
され、映像出力として文字放送映像が出力されることに
なる。
【0010】また、文字放送信号出力手段と、所定の記
録媒体をソースとして音声信号及び映像信号を出力する
ことのできる音声及び映像信号出力手段とを複合的に備
え、音声選択手段により、文字放送音声信号と、音声及
び映像信号出力手段からの音声信号のうちの一方を選択
的に出力し、また映像選択手段により文字放送映像信号
と、音声及び映像信号出力手段からの映像信号のうちの
一方を選択的に出力できるようにした場合は、制御手段
は次のような制御動作を行なうようにする。即ち、音声
選択手段及び映像選択手段により、音声及び映像信号出
力手段からの音声信号、映像信号が選択出力されている
時に、文字放送の出力を指示する操作が行なわれた場
合、そのときの音声及び映像信号出力手段における記録
媒体に対する再生位置を保持した状態で再生動作を停止
させたうえで、音声選択手段及び映像選択手段により文
字放送信号出力手段からの文字放送音声信号、文字放送
映像信号の出力を実行させるようにする。
【0011】また、このようにして文字放送音声信号、
文字放送映像信号の出力が行なわれているときに文字放
送の出力終了を指示する操作が行なわれた場合、制御手
段は、音声及び映像信号出力手段に対して保持されてい
る再生位置からの記録媒体の再生動作を実行させるとと
もに、音声選択手段及び映像選択手段により音声及び映
像信号出力手段からの音声信号、映像信号の出力を実行
させるように制御を行なう。
【0012】つまり映像及び音声が記録された記録媒体
の再生を行なっているときに文字放送出力が指示された
ら、記録媒体の再生を、その時点の再生位置を機械的も
しくはデータ的に保持したうえで停止させ、文字放送出
力に切り換える。さらに文字放送出力が終了されたら、
保持されている再生位置から再生を再開させる。再生位
置を機械的に保持するとは、例えば一時停止状態のよう
に、再生ヘッド機構が物理的にそのときの再生位置状態
に維持されることで再生再開時の再生位置が保持される
ようなことを意味し、また、データ的に保持するとは、
例えば再生位置のアドレスを記憶しておくようなことを
意味する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図5により説明する。図1は本発明の実施の形態とし
ての文字放送受信装置、即ち文字放送受信機能を有する
AV装置の構成を示すものである。
【0014】このAV装置は、音声信号及び/又は映像
信号を出力できる部位として、CD−DA/ビデオCD
プレーヤ部1(以下、CDプレーヤ部という)、AMラ
ジオ/FMラジオチューナ部2(以下、ラジオチューナ
部という)、テレビジョン放送チューナ3(以下、TV
チューナ部という)を有している。
【0015】CDプレーヤ部1に対しては、ユーザーが
CD(コンパクトディスク)12を装填することで、そ
のCD12を再生させることができる。ここでいうCD
12とは、デジタルオーディオ信号を記録したCD−D
A(音楽用CD)か、いわゆるMPEG方式により映像
データ及びオーディオデータを記録したビデオCDが相
当することとする。
【0016】即ちCDプレーヤ部1には、光学ヘッド、
RFアンプ、サーボ系回路、EFMデコーダ、D/A変
換器等が搭載されてCD−DAからの再生音声信号を出
力できるようにされているとともに、さらにCD−RO
Mデコーダ、MPEGビデオデコーダ、MPEGオーデ
ィオデコーダ、RGB−NTSC変換部等を備えること
により、ビデオCDからの再生音声信号及びビデオCD
からの再生映像信号(例えばNTSC信号)を出力する
ことができるように構成されている。
【0017】CDプレーヤ部1でCD−DAもしくはビ
デオCDが再生される場合において、出力される音声信
号ACDは音声切換部7のT1 端子に供給される。またC
Dプレーヤ部1でビデオCDが再生される場合におい
て、出力される映像信号VCDは映像切換部7のT5 端子
に供給される。
【0018】ラジオチューナ部2は、アンテナ13によ
り受信される放送電波に対して選局及び復調動作を行な
い、ユーザーが選択した放送局の放送音声信号を出力す
る。ラジオチューナ部2から出力される音声信号ARA
音声切換部7のT2 端子に供給される。
【0019】TVチューナ部3は、アンテナ14により
受信される放送電波に対して選局及び復調動作を行な
い、ユーザーが選択した放送局の放送音声信号及び映像
信号を出力する。また、TVチューナ部3には文字放送
デコーダ20が搭載されており、放送信号に重畳されて
いる文字放送データをデコードし、その文字放送に係る
音声信号及び映像信号を出力することができる。
【0020】従ってTVチューナ部3から出力される音
声及び映像信号としては、通常のテレビジョン放送によ
る音声信号ATV及び映像信号VTVと、文字放送音声信号
M及び文字放送映像信号VM とがある。文字放送音声
信号AM とは、文字放送信号内に付加音として含まれる
ことがある音声情報に基づいて発生される音声信号であ
る。さらに文字放送の一形態として、字幕放送として呼
ばれている、テレビジョン放送の内容に対して字幕を出
力させるものもある。この場合、テレビジョン放送によ
る映像信号VTVに対して文字放送として送られてきた文
字データに基づく文字を重畳(スーパーインポーズ)さ
せて表示出力させる形態となる。説明上、このような字
幕放送によるスーパーインポーズ表示を行なうための映
像信号を字幕映像信号VJ とする。
【0021】TVチューナ部3から出力される音声信号
TV又はAM は音声切換部7のT3端子に供給される。
またTVチューナ部3から出力される映像信号VTV又は
M 又はVJ は映像切換部8のT6 端子に供給される。
【0022】制御部4は当該AV機器の各部のコントロ
ールを行なう部位とされ、例えばマイクロコンピュータ
により形成される。制御部4は操作部5からのユーザー
の操作に応じて所要の動作制御を行なう。操作部5に
は、CDプレーヤ部1、ラジオチューナ部2、TVチュ
ーナ部3の動作を実行させるための各種必要な操作キー
などが用意されている。例えば図示するように、ファン
クションキー、CD操作キー、AM/FM選局キー、T
Vチャンネルキー、文字放送操作キーなどが設けられ
る。
【0023】ファンクションキーとは、映像及び又は音
声の出力についてのソースとなる部位をユーザーが選択
するキーである。即ち、CD再生モード,FMラジオモ
ード,AMラジオモード,テレビジョンモード等をユー
ザーが任意に選択操作できるものである。
【0024】CD操作キーはCDプレーヤ部1の再生動
作に関する各種操作キーを意味する。例えば再生キー、
停止キー、サーチキー、一時停止キーなどである。文字
放送操作キーとしては、ユーザーが文字放送番組を選択
するための操作キーや、予約登録を行なうための操作キ
ーが設けられている。これらについては後述する。また
これらの操作キーに加え、本例の場合、操作部5には文
字オンキー、文字オフキーが設けられる。これは文字放
送の出力及び出力終了を指示する操作キーであり、これ
に応じた動作については後述する。制御部4はこれらの
操作キーの操作に応じて、必要な部位に制御信号を出力
する。制御信号は制御バス11を介して各部に供給され
る。
【0025】ファンクションキーによりCD再生モード
が選択された場合は、制御部4は音声切換部7をT1
子に接続させ、さらに映像切換部8をT5 端子に接続さ
せる。またCD操作キーの操作に応じてCDプレーヤ部
1の動作を制御する。CDプレーヤ部1によりCD−D
A又はビデオCDの再生が行なわれると、再生された音
声信号ACDは音声切換部7を介してパワーアンプ部9に
供給されて増幅され、スピーカ部10から音声として出
力されることになる。またビデオCDの再生時には映像
信号VCDも出力されることになるが、この映像信号VCD
は映像切換部8を介してモニタ部6に供給されて、画面
上に表示出力される。
【0026】ファンクションキーによりFMラジオモー
ドもしくはAMラジオモードが選択された場合は、制御
部4は音声切換部7をT2 端子に接続させる。またAM
/FM選局キーの操作に応じてラジオチューナ部2の選
局動作を制御し、AMもしくはFM放送としての音声信
号ARAを出力させる。音声信号ARAは音声切換部7を介
してパワーアンプ部9に供給されて増幅され、スピーカ
部10から音声として出力されることになる。
【0027】ファンクションキーによりテレビジョンモ
ードが選択された場合は、制御部4は音声切換部7をT
3 端子に接続させ、さらに映像切換部8をT6 端子に接
続させる。またTVチャンネルキーの操作に応じてTV
チューナ部3の選局動作を制御する。通常のテレビジョ
ン放送として出力される映像信号VTVは映像切換部8を
介してモニタ部6に供給されて、画面上に表示出力され
る。また音声信号ATVは音声切換部7を介してパワーア
ンプ部9に供給されて増幅され、スピーカ部10から音
声として出力される。
【0028】文字放送については基本的にはテレビジョ
ンモードの中の機能として実行される。文字放送出力が
行なわれる場合、文字放送デコーダ20により生成され
た文字放送映像信号VM は映像切換部8を介してモニタ
部6に供給されて、画面上に表示出力される。また文字
放送音声信号AM が存在する場合は、その文字放送音声
信号AM は音声切換部7を介してパワーアンプ部9に供
給されて増幅され、スピーカ部10から音声として出力
される。
【0029】制御部4はこれらのファンクションに応じ
た各種制御とともに、必要に応じてモニタ部6のオン/
オフ動作をコントロールできるようにされている。な
お、本例ではモニタ部6に対して制御バス11により制
御信号を供給できるようにしているが、モニタ部6は制
御部4が含まれる機器と別体の装置として接続される場
合が多い。このような場合でもコントロール信号ライン
を接続することや、赤外線や電波によるコマンド信号無
線送信を行なうことができるようにすることで、制御部
4がモニタ部6のオン/オフ動作をコントロールできる
ようにすることができる。
【0030】また、図1に示した各部(もしくはモニタ
部6を除いた各部)は、一体の機器として構成すること
が考えられるが、もちろん各部が別体の機器で構成さ
れ、システム化されているものであってもよい。
【0031】図1におけるTVチューナ部3、即ち文字
放送デコーダ20を有するTVチューナ部3の構成を図
2に示す。アンテナ14で受信されたテレビジョン放送
電波はチューナ回路15において選局され、復調されて
そのチャンネルで放送されている映像信号VTVが出力さ
れる。また音声信号は音声処理部16で復調され、その
チャンネルで放送されている映像信号VTVに対応する音
声信号ATVが出力される。
【0032】チューナ部15から出力される映像信号V
TVはスイッチ23のTV端子に供給される。スイッチ2
3の出力は端子24から、図1の映像切換部8のT6
子を介してモニタ部6に供給される。従ってスイッチ2
3がTV端子に接続されている場合、モニタ部6に対し
て通常のテレビジョン放送としての映像信号VTVが供給
され、テレビジョン放送が表示されることになる。
【0033】また音声処理部16で復調された音声信号
TVはスイッチ32のTV端子に供給される。スイッチ
32の出力は端子33から、図1の音声切換部8のT3
端子を介してスピーカ部10に供給される。従ってスイ
ッチ32がTV端子に接続されている場合、通常のテレ
ビジョン放送としての音声がスピーカ10から出力され
ることになる。
【0034】チューナ回路15からの映像信号VTVはさ
らに符合抽出部25、字幕合成部22にも供給される。
文字放送出力が実行される場合、符合抽出部25は受信
/復調された映像信号VTVにおける垂直ブランキング期
間の所定ラインに重畳されている文字放送としてのデー
タを抽出する。
【0035】抽出されたデータは一旦コントローラ26
に供給される。コントローラ26は文字放送デコードの
ための制御部としてマイクロコンピュータにより構成さ
れている。そして制御信号SGにより図2の各部の動作
の制御を行なうことになる。
【0036】コントローラ26は抽出された文字放送デ
ータをそのまま文字放送映像生成部28に供給して文字
放送番組としての映像信号を合成させることができる。
またコントローラ26は抽出された文字放送データを一
旦番組メモリ27aに記憶させ、ユーザーが視聴する時
点で読み出して文字放送映像生成部28に供給し、文字
放送番組としての映像信号を合成させることもできる。
文字放送映像生成部28の出力である文字放送映像信号
M はスイッチ23のM端子に供給される。文字放送視
聴の際にはコントローラ26はスイッチ23をM端子に
接続させることになり、これによって文字放送映像信号
M は図1の映像切換部8のT6 端子を介してモニタ部
6に供給され、文字放送としての映像が表示されること
になる。
【0037】上述したように図1に示した操作部5に
は、文字放送操作キーとしてユーザーが文字放送番組を
選択するための操作キーや、予約登録を行なうための操
作キーが設けられている。番組選択については、先ず放
送局チャンネルを選択するチャンネル操作キーが設けら
れており、ユーザーがチャンネルを選択したら、それに
応じた制御部4の指示に基づいて、コントローラ26は
チューナ回路15の受信周波数を制御することになる。
またチャンネル選択の後にユーザーは番組番号を選択す
る。番組番号の選択には例えば『0』〜『9』のテンキ
ーや『#』キーが設けられており、例えばユーザーが
『1』『2』『3』『#』と操作すれば、番組番号『1
23#』が指定されたことになる。コントローラ26は
指定された番組番号に応じて符号抽出部25に、その番
組としての文字データの抽出動作を実行させる。
【0038】また、操作部5の文字放送操作キーの1つ
として予約登録のために予約モードキー、予約セットキ
ーが設けられている。そしてユーザーが予約モードキー
を操作した後、例えばチャンネル『1』、番組番号
『1』『5』『6』『#』と操作し、さらに予約セット
キーを操作した場合は、コントローラ26は、1チャン
ネルの番組番号『156#』の番組が予約登録操作され
たと認識し、その『チャンネル1/番組番号156#』
というデータを予約登録データとして予約登録メモリ2
7bに記憶する。
【0039】予約登録メモリ27bには、このようにユ
ーザーの操作に応じて設定された予約登録データが記憶
される。例えば図3のように各種番組のチャンネル及び
番組番号が予約登録データとして記憶される。そしてコ
ントローラ26は、予約登録メモリ27bに登録された
番組については、随時その番組を受信させるべくチュー
ナ回路15の選局制御や符号抽出部25での処理の実行
制御を行ない、必要に応じて符号抽出部25で抽出され
た番組内容を番組メモリ27aに記憶させる。
【0040】番組メモリ27aとしては、例えば300
ページ分など比較的大量の文字放送内容を記憶できるよ
うに記憶容量が設定されている。そして、予約登録され
た番組を番組メモリ27aに保持しておくことで、ユー
ザーがその番組を見たいと思って番組番号操作をした際
に、コントローラ26は即座に番組メモリ27aから番
組内容を読み出して、モニタ部6上でその番組の映像を
出力させることができる。
【0041】例えば番組メモリ27aには、図4のよう
に或る予約登録された番組の受信に応じて、その番組内
容を、チャンネル番号及び番組番号とともに記憶させ
る。なお、番組内容としてのデータ量は、その番組が何
ページ分の画像で構成されるかによるものであり、番組
毎に異なるデータサイズとなる。また、番組によっては
放送内容に付随してバックグラウンドミュージックなど
を出力させるための付加音情報が含まれている場合もあ
る。
【0042】文字放送においては、番組のページ送出間
隔、つまり受信装置が各ページの情報を受信できる間隔
は約20秒である。従って或る番組が例えば10ページ
で構成されていた場合、その番組の受信には約200秒
を要することになる。このため、文字放送を視聴する際
に、ユーザーが番組を選択してからその選択された番組
の情報を受信し、表示させようとすると、ユーザーにと
っては番組選択操作から実際の表示出力までかなり待た
されることが多いことになる。
【0043】そこで文字放送受信装置20には、上記の
ような予約登録と呼ばれる機能が設けらるものである。
これは、上記の予約登録操作により、ユーザーが予め見
たい番組を選択し、予約登録しておくと、コントローラ
26はその番組の受信に応じて番組内容を番組メモリ2
7aに記憶させておく。そしてユーザーが実際の視聴の
ためにその番組を選択した場合は、番組メモリ27aか
ら番組内容を読み出すことで、即座にモニタ表示させる
ことができるようにしている。
【0044】番組メモリ27aから番組内容を読み出し
て表示出力する場合などにおいて、同時に出力すべき音
声を指示する付加音情報が存在する場合は、コントロー
ラ26はその付加音情報に基づいて付加音発生制御部3
0を制御することになる。付加音情報には、メロディ部
パートの情報と、打楽器音色などによりリズムパートの
情報があるが、メロディ部パートの情報としては最大6
パートを設定することができる。各パートについてはそ
れぞれ特定の音色が指定されており、さらにその音色で
演奏すべきメロディ情報(音程及び音符長を有する楽譜
的な情報)が示されている。
【0045】付加音情報発生制御30は、メロディ部に
ついては最大6パートの情報をコントローラ26から受
けると、各パートについて指定された音色でメロディが
出力されるようにシンセサイザモジュールなどによる音
源31を動作させる。例えば付加音情報のメロディ部パ
ートとして6パート存在した場合、6つの楽器による演
奏音声信号を音源31から出力させることになる。音源
31から出力される文字放送音声信号AM はスイッチ3
2のM端子に供給される。従って、文字放送出力時にス
イッチ32がM端子に接続されることで、スピーカ部1
0から文字放送音声が出力される。
【0046】また文字放送が字幕放送とされている場合
は、文字放送映像生成部28において文字放送データか
ら生成された映像信号VM が字幕合成部22に供給され
る。字幕合成部22では文字放送映像信号VM を放送映
像信号VTVに重畳する処理を行ない、スーパーインポー
ズによる字幕映像信号VJ を生成する。字幕映像信号V
J はスイッチ23のJ端子に供給される。字幕放送出力
時には、コントローラ26はスイッチ23をJ端子に接
続させるため、字幕映像信号VJ がモニタ部6に供給さ
れて表示されることになる。また、このとき音声信号に
ついては、コントローラ26がスイッチ32をTV端子
に接続させることで、その字幕が対応する放送映像信号
についての音声信号ATVがスピーカ部10から出力され
ることになる。
【0047】以上のような文字放送受信可能なAV装置
において、操作部5で文字オンキー、文字オフキーが操
作された場合の動作について図5で説明する。文字オン
キーとは、ユーザーが文字放送を見たいと思ったときに
操作するキーであり、基本的にはこれに応じて文字放送
映像及び音声がモニタ部6及びスピーカ部10から出力
される。また文字オフキーとはユーザーが文字放送出力
の終了を指示するキーである。
【0048】本例の場合、文字オンキーの操作に応じて
単純に動作を文字放送出力に切り換えるものではなく、
複数の映像/音声ソースに対応している図1のAV装置
の複合的な動作として最も好適な動作が実現されるよう
にする。図5はこの好適な動作を実現するための制御部
4の処理を示すものである。
【0049】文字オンキーが操作された場合(F101)、制
御部4はステップF102からF104の処理として、その時点
での動作状態を確認する。即ち、CDプレーヤ部1でC
D−DAもしくはビデオCDの再生動作が行なわれてい
るか(F102)、ラジオチューナ部2でAM又はFM放送の
音声信号出力が行なわれているか(F103)、TVチューナ
部3の動作により通常のテレビジョン放送信号の出力が
行なわれているか、を確認する。
【0050】テレビジョン放送出力中であった場合はス
テップF105に進み、出力選択された文字放送が字幕放送
であるか否かを確認する。字幕放送であるか否かは抽出
された文字放送データ内の所定位置に配されている字幕
フラグにより確認できる。
【0051】字幕放送でなく、つまり通常のテレビジョ
ン放送とは独立した内容の文字放送である場合は、ステ
ップF109に進み、文字放送映像信号VM の出力及び文字
放送音声信号AM の出力を実行させる。
【0052】具体的にはこの場合、それまでテレビジョ
ン放送出力が行なわれていたため音声切換部7は端子T
3 が選択され、また映像切換部8は端子T6 が選択され
た状態であるため、音声切換部7及び映像切換部8の選
択状態はそのままとする。そして、コントローラ26に
対して文字放送の出力動作及びスイッチ23,32に対
する端子Mを接続させる。これにより、モニタ6には文
字放送映像が表示され、またその文字放送データ内に付
加音が含まれていれば、文字放送音声がスピーカ部10
から出力される。つまり通常の文字放送出力動作とな
る。
【0053】この状態から文字オフキーが操作されたら
(F110)、処理をステップF111に進め、文字放送出力を終
了させ、元のテレビジョン放送の出力に戻す。すなわ
ち、音声切換部7及び映像切換部8の選択状態はそのま
まとし、コントローラ26に対して文字放送の出力動作
の停止、及びスイッチ23,32に対する端子TVの接
続を指示する。
【0054】ステップF105で出力選択された文字放送が
字幕放送であると判断された場合は、ステップF106に進
み、字幕放送の出力を実行させる。即ちこの場合は、文
字放送映像信号VM の出力及び通常のテレビジョン放送
の音声信号ATV(主音声)の出力を実行させる。
【0055】具体的には次のような処理を行なう。それ
までの時点でテレビジョン放送出力が行なわれていたた
め音声切換部7は端子T3 が選択され、また映像切換部
8は端子T6 が選択された状態であるため、音声切換部
7及び映像切換部8の選択状態はそのままとする。そし
て、コントローラ26に対して文字放送の出力動作及び
スイッチ23の端子Jの接続を指示する。スイッチ32
については、それまでと同様に端子TVでよいため、切
り換えは行なわない。
【0056】これにより、モニタ6には、字幕合成部2
2で文字放送データによる映像信号VM が通常のテレビ
ジョン放送映像信号VTVにスーパーインポーズされて得
られた字幕放送映像信号VJ が供給されることになり、
その表示が行なわれる。また通常のテレビジョン放送音
声信号ATVがスピーカ部10から出力される。
【0057】この状態から文字オフキーが操作されたら
(F107)、処理をステップF108に進め、文字放送(字幕放
送)出力を終了させ、元のテレビジョン放送の出力に戻
す。すなわち、音声切換部7及び映像切換部8の選択状
態はそのままとし、コントローラ26に対して文字放送
の出力動作の停止、及びスイッチ23に対する端子TV
の接続を指示する。
【0058】ラジオチューナ部2の動作によりAMもし
くはFMラジオ放送を出力していたときに文字オンキー
が操作された場合(F101)、制御部4はステップF103から
F112に処理を進める。通常ラジオ放送聴取時はモニタ部
6はオフとされているため、まずステップF112としてモ
ニタ部6をオンとする。そしてステップF113で、文字放
送映像VM の出力を実行させるが、このとき、ラジオ放
送の音声信号ARAの出力はそのまま継続させる。
【0059】つまり、それまでの時点でラジオ放送出力
が行なわれており、音声切換部7は端子T2 が選択され
ているが、この音声切換部7の選択状態はそのままとす
る。そして、文字放送出力が求められたことに応じて、
映像切換部8を端子T6 に接続させるとともに、コント
ローラ26に対して文字放送の出力動作及びスイッチ2
3の端子Mの接続を指示する。
【0060】これにより、文字放送映像生成部28で生
成された文字放送映像信号VM がモニタ部6に供給され
ることになり、文字放送映像の表示が行なわれる。一
方、スピーカ部10に対してはそれまで聞いていたラジ
オ放送が継続して供給される。従って、ユーザーはラジ
オを聞いているときに、その放送の聴取を中断すること
なく、文字放送による情報を見ることができる。
【0061】この状態から文字オフキーが操作されたら
(F114)、処理をステップF115に進め、文字放送出力を終
了させ、元のラジオ放送のみの出力に戻す。すなわち、
音声切換部7の選択状態はそのままとし、コントローラ
26に対して文字放送の出力動作の停止を指示する。ま
たこれによりモニタ部6の動作は不要となるため、ステ
ップF116でモニタ部6をオフとする。
【0062】CDプレーヤ部1の動作によりCD−DA
もしくはビデオCDに対する再生出力を行なっていたと
きに文字オンキーが操作された場合(F101)、制御部4は
ステップF102からF117に処理を進める。ここでは、まず
再生されていたCD12がCD−DAであるか、もしく
はビデオCDであるかを確認する。なお本例においては
再生可能なCD12をCD−DAもしくはビデオCDの
いずれかであるとする仮定において説明を進めている
が、これ以外にもCD−G、CD−Iなど他の種のCD
−ROMディスクが再生可能とされることもある。ステ
ップF117の処理を一般的に説明すれば、再生されている
CD12が音声のみを再生させるソースであるか、もし
くは音声と映像の両方を再生させるソースであるかの判
別を行なう処理ということができる。
【0063】ディスクの種別の判断は、CD12のTO
C情報や、その他の各種類のディスクに個別に設定され
ているフォーマットにおける識別IDコードなどにより
判別できる。例えばビデオCDの場合は、第1トラック
がコントロールトラックと設定され、各種の制御データ
が記録されているが、この第1トラックにコントロール
データが記録されていることや(CD−DAでは音楽デ
ータとなっている)、そのコントロールトラック内のI
Dデータなどにより、CD−DAとビデオCDの識別を
行なうことができる。
【0064】なお、このようなディスク種類の識別は再
生開始にあたってCDプレーヤ部1が当然に行なうべき
処理であり、ディスク種別に応じて再生処理を切り換え
るものである。従って図1の制御部4からみれば、ステ
ップF117の識別処理はCDプレーヤ部1におけるCPU
との間の通信により可能である。もしくは、制御部4が
直接CDプレーヤ部1の動作を制御するものとされる場
合は、既に識別されていることになる。
【0065】ステップF117でCD−DA再生中であると
判断された場合はステップF122に進む。通常、CD−D
A再生時はモニタ部6はオフとされているため、まずス
テップF122としてモニタ部6をオンとする。そしてステ
ップF123で、文字放送映像VM の出力を実行させるが、
このとき、CD−DA再生による音声信号ACDの出力は
そのまま継続させる。
【0066】つまり、それまでの時点でCD−DA再生
出力が行なわれており、音声切換部7は端子T1 が選択
されているが、この音声切換部7の選択状態はそのまま
とする。そして、文字放送出力が求められたことに応じ
て、映像切換部8を端子T6に接続させるとともに、コ
ントローラ26に対して文字放送の出力動作及びスイッ
チ23の端子Mの接続を指示する。
【0067】これにより、文字放送映像生成部28で生
成された文字放送映像信号VM がモニタ部6に供給され
ることになり、文字放送映像の表示が行なわれる。一
方、スピーカ部10に対してはそれまで聞いていたCD
−DA再生音声信号が継続して供給される。従って、ユ
ーザーはCD−DA再生音声を聞いているときに、その
再生音声を中断させることなく、文字放送による情報を
見ることができる。
【0068】この状態から文字オフキーが操作されたら
(F125)、処理をステップF125に進め、文字放送出力を終
了させ、元のCD−DA再生音声のみの出力に戻す。す
なわち、音声切換部7の選択状態はそのままとし、コン
トローラ26に対して文字放送の出力動作の停止を指示
する。またこれによりモニタ部6の動作は不要となるた
め、ステップF126でモニタ部6をオフとする。
【0069】ステップF117でビデオCD再生中であると
判断された場合はステップF118に進む。ビデオCD再生
時はスピーカ部10から再生音声が出力されているとと
もに、モニタ部6からは再生映像が出力されている。こ
のようなときにモニタ部6で文字放送映像を表示させる
と、当然ながらユーザーはビデオCDの再生映像を見る
ことができなくなる。このため、CD−DAの場合と異
なりビデオCDの再生動作は停止させてしまうことが好
適である。
【0070】しかし、ユーザーがビデオCD再生中にち
ょっとだけ文字放送で例えば天気予報などの情報を見た
いというような場合、単にビデオCDの再生を停止させ
てしまっては、文字放送を見終った時点で不便となる。
つまり、ビデオCDの続きを見るためにユーザーは再び
ビデオCDの再生操作を行ない、さらにサーチ操作を行
なって、続きの場面を探していかなければならず、煩雑
な操作を必要とする。そこで本例では、ビデオCDの再
生動作中に文字放送の出力が求められた場合は、その時
点での再生位置を機械的もしくはデータ的に保持したう
えで停止させ、文字放送出力に切り換える。さらに文字
放送出力が終了されたら、保持されている再生位置から
再生を再開させるようにする。このための処理がステッ
プF118〜F121の処理となる。
【0071】ステップF118では、制御部4はCDプレー
ヤ部1に対してビデオCDの再生を一時停止状態とす
る。なお、ここでいう一時停止(再生ポーズ)とは、一
般に一時停止といわれているように、ディスクに対する
読出位置を固定して再生場面を進行させない状態とする
ものであったもよいし(例えばトラックジャンプを繰り
返しながら再生動作自体は継続し、同じ場面の再生出力
を行なう)、再生動作自体は停止させてしまうが、その
停止位置のアドレスを記憶しておくようにしてもよい。
いづれにしても、その場面から自動的に再生を再開させ
ることができるようにすればよい。
【0072】特に、文字放送を見ている時間はユーザー
の判断により文字オフキーが押されるまでの時間とな
り、不定であるので、文字放送出力が比較的長時間にわ
たる場合もある。このような場合にずっと同じ場面の再
生出力を行なっていることは無駄な動作が多くなり好ま
しくない。そこで、或る程度の時間は同じ場面の再生出
力(一般に言われる一時停止動作)を行なっておき、そ
の時間が経過しても文字放送出力が終了されない場合
は、そのアドレスを記憶したうえで再生を停止させるよ
うな処理も好適である。
【0073】ステップF118でビデオCDの再生を一時停
止させたら、ステップF119で文字放送の出力を実行させ
る。即ち、それまでビデオCD再生出力が行なわれてい
たため音声切換部7は端子T1 が選択され、また映像切
換部8は端子T5 が選択された状態となっているが、文
字放送出力を実行するために音声切換部7を端子T3
切り換え、また映像切換部8を端子T6 に切り換える。
そして、コントローラ26に対して文字放送の出力動作
及びスイッチ23,32の端子Mの接続を指示する。こ
れにより、モニタ6には文字放送映像が表示され、また
その文字放送データ内に付加音が含まれていれば、文字
放送音声がスピーカ部10から出力される。つまり通常
の文字放送出力動作となる。
【0074】この状態から文字オフキーが操作されたら
(F120)、処理をステップF121に進め、文字放送出力を終
了させ、元のビデオCD再生に戻す。すなわち、音声切
換部7を端子T1 に切り換え、また映像切換部8を端子
5 に切り換える。そしてコントローラ26に対して文
字放送の出力動作の停止を指示する。さらにCDプレー
ヤ部1に再生ポーズの解除を指示し、再生動作を再開さ
せる。再生ポーズが、通常の一時停止動作として知られ
るような、同じ場面の再生出力を継続している状態であ
ったら、それを通常の再生動作に戻し、再生を再開させ
る。また停止時点のアドレスを記憶したうえで再生が停
止されている状態であったら、そのアドレス位置にアク
セスさせたうえで再生動作を再開させることになる。
【0075】本例では以上の図5のような処理が行なわ
れることで、各種の映像音声ソースからの出力が可能と
されているAV装置において、文字放送出力を好適に実
行することができる。つまり、簡単にまとめれば以下の
ようになる。テレビジョン放送を見ているときにユーザ
ーが文字放送を求めた場合は、映像/音声ともに文字放
送出力に切り換える。また字幕放送であったなら、テレ
ビジョン放送信号に文字放送データを重畳した映像を出
力する。これは通常の文字放送出力形態となる。
【0076】CD−DA再生時や、ラジオ放送出力時な
ど、音声信号のみのソースからの音声を聞いていたとき
に文字放送出力が求められた場合は、音声はそのまま継
続出力させ、モニタ6における画面出力として文字放送
映像を出力させる。これにより、ユーザーにとってはそ
れまで楽しんでいた音楽や放送を中断されることなく文
字放送による情報を見ることができるようになる。ま
た、この場合にモニタ部6は文字放送出力中にのみオン
とすることで、不要な時にモニタ部6の画面がつけっ放
しになることも解消される。
【0077】また、ビデオCDのように音声と映像を記
録した記録媒体の再生時に文字放送出力が求められた場
合は、その記録媒体の再生出力を、その時点での再生位
置を保持したうえで停止させ、文字放送の映像及び音声
の出力に切り換える。これにより、文字放送視聴中でユ
ーザーが再生場面を見ることができない間に、記録媒体
からの再生場面が進んでいまうことはなく、また文字放
送を終了させた時点で続きの場面からが再生されるた
め、ユーザーはビデオCD等の再生位置に対して気を使
うことなく、再生途中で文字放送を少しだけ見るという
ことが可能となる。
【0078】以上の動作から、ユーザーは見たいとき
に、そのときの出力状態を気にすることなく、手軽に文
字放送を見ることができるようになる。
【0079】以上本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明としての変形例は各種考えられる。上述した
ように、各機能部位(CDプレーヤ等)は一体的な装置
として構成されても、また別体の装置でシステム接続さ
れたものであってもよい。
【0080】また、図1以外のソースとなる装置部、例
えばテーププレーヤ、レーザーディスクプレーヤ、VT
R、ミニディスクプレーヤ、衛星放送チューナなどを加
えることもできる。いづれにしても、音声記録媒体を用
いる装置部の再生中もしくは音声放送を出力する装置部
の動作中など、音声のみが出力されている時に文字放送
出力操作が行なわれた場合は、上記したラジオチューナ
動作中やCD−DA再生中の処理と同様の処理が行なわ
れれば良い。また映像及び音声を記録した記録媒体の再
生中に文字放送出力操作が行なわれた場合は、上記した
ビデオCD再生中の処理と同様の処理が行なわれれば良
い。
【0081】また文字放送はテレビジョン放送信号内の
文字放送として説明したが、FM多重放送のように同様
の文字データに基づく表示が可能とされる場合にも本発
明は適用できる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明の文字放送受
信装置は、音声信号出力手段からの音声信号が選択出力
されている時に、文字放送の出力を指示する操作が行な
われた場合、音声選択手段での選択状態は変更せずに、
文字放送信号出力手段からの文字放送映像信号の出力を
実行させるようにしている。これにより、音声信号ソー
スによる音声出力中に文字放送出力のための操作が行な
われても出力されている音声はそのまま継続され、映像
出力として文字放送映像が出力されることになるため、
ユーザーにとっては、それまで楽しんでいる再生音声や
放送が中断されることなく文字放送を見ることができ
る。
【0083】また、音声及び映像信号出力手段からの音
声信号、映像信号が選択出力されている時に、文字放送
の出力を指示する操作が行なわれた場合、そのときの音
声及び映像信号出力手段における記録媒体に対する再生
位置を保持した状態で再生動作を停止させたうえで、音
声選択手段及び映像選択手段により文字放送信号出力手
段からの文字放送音声信号、文字放送映像信号の出力を
実行させるようにしている。さらに、このようにして文
字放送音声信号、文字放送映像信号の出力が行なわれて
いるときに文字放送の出力終了を指示する操作が行なわ
れた場合、制御手段は、音声及び映像信号出力手段に対
して保持されている再生位置からの記録媒体の再生動作
を実行させるとともに、音声選択手段及び映像選択手段
により音声及び映像信号出力手段からの音声信号、映像
信号の出力を実行させるように制御を行なう。これによ
り、文字放送視聴中でユーザーが再生場面を見ることが
できない間に、記録媒体からの再生場面が進んでいまう
ことはなく、また文字放送を終了させた時点で続きの場
面からが再生されるため、ユーザーは記録媒体の再生位
置に対して気を使うことなく、再生途中でも気軽に文字
放送を見ることができる。
【0084】以上の動作から、文字放送の視聴を快適に
行なうことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の文字放送受信装置のブロ
ック図である。
【図2】実施の形態の文字放送デコーダを含むTVチュ
ーナ部のブロック図である。
【図3】実施の形態の文字放送デコーダの予約登録メモ
リ内のデータの説明図である。
【図4】実施の形態の文字放送デコーダの番組メモリ内
のデータの説明図である。
【図5】実施の形態の文字放送出力時の処理のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 CDプレーヤ部 2 ラジオチューナ部 3 TVチューナ部 4 制御部 5 操作部 6 モニタ部 7 音声切換部 8 映像切換部 10 スピーカ部 15 チューナ回路 16 音声処理部 20 文字放送デコーダ 22 字幕合成部 23,32 スイッチ 25 符号抽出部 26 コントローラ 27a 番組メモリ 27b 予約登録メモリ 28 文字放送映像生成部 30 付加音発生制御部 31 音源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字放送信号を受信し、文字放送映像信
    号及び文字放送音声信号を出力することができる文字放
    送信号出力手段と、 文字放送以外の音声信号ソースからの音声信号を出力す
    ることのできる音声信号出力手段と、 前記文字放送信号出力手段からの文字放送音声信号と、
    前記音声信号出力手段からの音声信号について選択的に
    出力する音声選択手段と、 前記音声選択手段により、前記音声信号出力手段からの
    音声信号が選択出力されている時に、文字放送の出力を
    指示する操作が行なわれた場合に、前記音声選択手段で
    の選択状態は変更せずに、文字放送信号出力手段からの
    文字放送映像信号の出力を実行させるように制御を行な
    う制御手段と、 を備えて構成されることを特徴とする文字放送受信装
    置。
  2. 【請求項2】 文字放送信号を受信し、文字放送映像信
    号及び文字放送音声信号を出力することができる文字放
    送信号出力手段と、 所定の記録媒体をソースとして音声信号及び映像信号を
    出力することのできる音声及び映像信号出力手段と、 前記文字放送信号出力手段からの文字放送音声信号と、
    前記音声及び映像信号出力手段からの音声信号について
    選択的に出力する音声選択手段と、 前記文字放送信号出力手段からの文字放送映像信号と、
    前記音声及び映像信号出力手段からの映像信号について
    選択的に出力する映像選択手段と、 前記音声選択手段により前記音声及び映像信号出力手段
    からの音声信号が選択出力され、また前記映像選択手段
    により前記音声及び映像信号出力手段からの映像信号が
    選択出力されている時に、文字放送の出力を指示する操
    作が行なわれた場合、そのときの前記音声及び映像信号
    出力手段における記録媒体に対する再生位置を保持した
    状態で再生動作を停止させたうえで、前記音声選択手段
    及び前記映像選択手段により文字放送信号出力手段から
    の文字放送音声信号、文字放送映像信号の出力を実行さ
    せるように制御を行なう制御手段と、 を備えて構成されることを特徴とする文字放送受信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記音声及び映像信号出力手段における
    記録媒体に対する再生位置を保持した状態で再生動作を
    停止させたうえで、前記音声選択手段及び前記映像選択
    手段により文字放送信号出力手段からの文字放送音声信
    号、文字放送映像信号の出力を実行させた後において、
    文字放送の出力終了を指示する操作が行なわれた場合、
    前記制御手段は、前記音声及び映像信号出力手段に対し
    て保持されている再生位置からの記録媒体の再生動作を
    実行させるとともに、前記音声選択手段及び前記映像選
    択手段により前記音声及び映像信号出力手段からの音声
    信号、映像信号の出力を実行させるように制御を行なう
    ことを特徴とする請求項2に記載の文字放送受信装置。
JP35227895A 1995-12-28 1995-12-28 文字放送受信装置 Withdrawn JPH09186979A (ja)

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JP35227895A JPH09186979A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 文字放送受信装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001333342A (ja) * 2000-03-13 2001-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 再生装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001333342A (ja) * 2000-03-13 2001-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 再生装置

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