JPH086575Y2 - 車両用冷風装置 - Google Patents

車両用冷風装置

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JPH086575Y2
JPH086575Y2 JP5957090U JP5957090U JPH086575Y2 JP H086575 Y2 JPH086575 Y2 JP H086575Y2 JP 5957090 U JP5957090 U JP 5957090U JP 5957090 U JP5957090 U JP 5957090U JP H086575 Y2 JPH086575 Y2 JP H086575Y2
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JP
Japan
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vehicle
freezer
engine
intake port
exhaust port
Prior art date
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JP5957090U
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JPH0418008U (ja
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武喜 中原
彰男 白鳥
哲也 川端
重和 山内
正司 佐々木
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両駐車時に車室に冷風を送るための車両
用冷風装置に関する。
(従来の技術) 従来、夏季における車室に冷風を送る装置としては、
クーラ、又はクーラとヒータを組合せたエアコンディシ
ョナ等がある。これらのクーラ等は、エンジンの運転中
にジェネレータによって充電されるバッテリ電源により
稼働されるようになっており、車両の駐車時等エンジン
が停止している場合には使用し得ないのが一般的であ
る。
(考案が解決しようとする課題) ところで、炎天下、車両が長時間に亘って駐車した場
合には、車室の温度が上昇していて、クーラ等を稼働し
てもすぐには温度が下がらず、車室に入った乗員に不快
感を与えることがある。
本考案は、上述事情に鑑みてなされたもので、駐車中
の車室の温度上昇を抑えることのできる車両用冷風装置
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案によれば、エンジンの
運転中に稼働させる車載冷凍庫に、該車載冷凍庫の庫内
と車外とを連通させる吸気口と、庫内と車室とを連通さ
せる排気口と、車両の駐車時に専用のバッテリ電源によ
り回転して車外の空気を吸気口から庫内を流通させて排
気口から車室に送り出す電動ファンと、吸気口及び排気
口をそれぞれエンジンの負圧によって閉塞し、かつ該負
圧の消滅によって開放するバタフライバルブとを設け、
車載冷凍庫に、吸水膨潤した高吸水性樹脂からなる蓄冷
材を内蔵させる構成としたものである。
(作用) 車両の走行時に、車載冷凍庫に内蔵された蓄冷材が冷
却される。そして、車両の駐車時に、電動ファンが専用
のバッテリ電源によって回転して、外気を吸気口から車
載冷凍庫の庫内に送り、庫内の蓄冷材の間を通して排気
口から車室に送り出す。この際、庫内に送られた外気と
蓄冷材との間で熱交換が行なわれ、冷却された空気が車
室に送り出される。これにより、駐車時における車室の
温度上昇を押さえることができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づき説明す
る。
第1図は、本考案を適用した車両用冷風装置を示し、
この車両用冷風装置1は、車室の助手席前のダッシュボ
ードの内側に配置された車載冷凍庫(以下、単に冷凍庫
という)2からなる本体を備えている。この冷凍庫2
は、エンジンの運転中に充電されるバッテリ電源3によ
って稼働し、庫内2aの内蔵物を冷却して冷凍し得るよう
になっている。
冷凍庫2には、吸気口2bが設けられており、吸気口2b
は、車体の外部と庫内2aとを連通させて、外気が庫内2a
に入ることができるようになっている。また、この冷凍
庫2には、庫内2aの空気を車室に送り出すための排気口
2cが設けられており、この排気口2cは、ダッシュボード
の送風口(図示せず)に連通している。また、上記吸気
口2bには、エンジン側のバッテリ電源3とは別設の、例
えば太陽電池からなる専用のバッテリ電源4によって回
転する電動ファン5が配設されており、電動ファン5
は、運転席のエンジンキーの抜き差しによって回転・停
止する。
すなわち、エンジンキーを抜くと、電動ファン5とバ
ッテリ電源4との間の回路が閉じられて、電動ファン5
が回転し、外気が吸気口2bから庫内2aに送り込まれ、庫
内2aを通って排気口2cからダッシュボードの送風口を介
して車室に送り出される。また、エンジンキーを差し込
むと、電動ファン5とバッテリ電源4との間の回路が開
かれて、電動ファン5の回転が停止される。
更に、吸気口2bには、この吸気口2bを開閉するための
バタフライバルブ6が配設されており、このバタフライ
バルブ6は、エンジンの負圧によって作動するダイヤフ
ラムからなるアクチュエータ7が付設されていて、エン
ジンの運転時には、エンジンの負圧によって吸気口2bを
閉じ、またエンジンの停止時には、負圧の消滅によって
吸気口2bを開く。同じように、排気口2cにも、この排気
口2cを開閉するためのアクチュエータ7の付設されたバ
タフライバルブ6が配設されており、エンジンの運転時
には排気口2cを閉じ、またエンジンの停止時には吸気口
4を開くようになっている。
一方、冷凍庫2の庫内2aには、複数例えば、3個のト
レイ8,9,10が上中下段の棚状に配置されており、各トレ
イ8,9,10は、それぞれ冷凍庫2の内壁に固定されたL字
形のブラケット11上に取り外し可能に載置されている。
上段のトレイ8の底部一側には、孔8aが穿設されてお
り、また中段のトレイ9の底部にも、孔8aと反対側に、
孔9aが穿設されていて、これらの孔8a,9aを通って空気
が容易に流通し得るようになっている。
これらのトレイ8,9,10には、それぞれ吸水してゲル状
に膨潤した吸水性高分子材料(高吸水性樹脂)からなる
蓄冷材12が載置収納されており、上段及び中段のトレイ
8,9に載置された蓄冷材12,12は、それぞれトレイ8,9の
孔8a,9aを塞がないように載置されている。この蓄冷材1
2をなす吸水性高分子材料は、数百倍(例えば略500倍)
の高い吸水力を有し、水と、接触すると吸水膨潤し、い
ったん吸水膨潤するとパルプやスポンジと異なり、容易
に離水しない特徴を有する。
なお、第1図の符合13にて示すものは、車両の外部と
内部を仕切るパネル等の仕切りである。
以下、上述構成の車両用冷風装置の作用について説明
する。
車両の走行時、冷凍庫2はバッテリ電源3によって稼
働して、庫内2aに載置収納された各蓄冷材12を冷却して
凍らせる。この際、電動ファン5と専用のバッテリ電源
4との間の回路が開かれて、電動ファン5は停止され、
また各バタフライバルブ6,6は、エンジンの負圧により
作動するアクチュエータ7,7に駆動されて吸気口2b及び
排気口2cを閉塞する。このため、冷凍庫2の庫内2aが密
閉されて、蓄冷材12は短時間(約30〜60分)のうちに効
率よく冷却されて凍結される。
また、車両の駐車時に、エンジンの停止によってエン
ジンの負圧が消滅すると、バタフライバルブ6,6が吸気
口2b及び排気口2cを開口させる。そして、エンジンキー
の抜き取り操作に連動して専用のバッテリ電源4と電動
ファン5との間の回路が閉じられると、電動ファン5が
回転して外気を冷凍庫2の庫内2aに送り込む。そして、
庫内2aに送り込まれた外気は、庫内2a通過する際に、冷
却された各蓄冷材12の間を通り、この際蓄冷材12との間
で熱交換して冷却されて、排気口2cからダッシュボード
の送風口を介して車室に送り出され、車室の温度を下げ
る。これにより、駐車中においても、エンジン側のバッ
テリ電源3を過放電させることなく、車室に継続して冷
風が送られて、車室の温度が下げられる。
なお、庫内2aに収納された蓄冷材12は、熱交換によっ
て昇温しても離水することがなく、車両の振動等によっ
て冷凍庫2から水が漏れ出ることがない。
第2図は、車両用冷風装置1の吸気口2bと排気口2cの
空気の温度差の実測値を示し、蓄冷材12を収納した場合
には、実線Iで示すように、1時間を経過しても略20℃
の温度差を維持することができる。また、蓄冷材12に代
えて水を収納した場合には、実線IIで示すように、1時
間を経過すると、温度差が殆ど認められない。なお、測
定条件は、冷凍庫容積約5l、蓄冷材約1.5l、冷凍時間−
12℃×1.5h、風両2m3/min、入口温度42℃である。
なお、本実施例において、電動ファン5を吸気口2b側
に配設したが、これに代えて排気口2c側に配設してもよ
い。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、エンジンの運転
中に稼働させる車載冷凍庫に、該車載冷凍庫の庫内と車
外とを連通させる吸気口と、庫内と車室とを連通させる
排気口と、車両の駐車時に専用のバッテリ電源により回
転して車外の空気を吸気口から庫内を流通させて排気口
から車室に送り出す電動ファンと、吸気口及び排気口を
それぞれエンジンの負圧によって閉塞し、かつ該負圧の
消滅によって開放するバタフライバルブとを設け、車載
冷凍庫に、吸水膨潤した高吸水性樹脂からなる蓄冷材を
内蔵させる構成としたので、車両の駐車中において、エ
ンジン用のバッテリ電源を過放電させることなく、車室
に継続して冷風を送ることができ、特に炎天化における
駐車中の車室の温度の上昇を押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した車両用冷風装置の一実施例を
示す断面図、第2図は第1図の車両用冷風装置の吸気口
と排気口の空気の温度差の実測値を示すグラフである。 1……車両用冷風装置、2……車載冷凍庫、2a……庫
内、2b……吸気口、2c……排気口、4……バッテリ電
源、5……電動ファン、6……バタフライバルブ、12…
…蓄冷材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山内 重和 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)考案者 佐々木 正司 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの運転中に稼動させる車載冷凍庫
    に、該車載冷凍庫の庫内と車外とを連通させる吸気口
    と、前記庫内と車室とを連通させる排気口と、車両の駐
    車時に専用のバッテリ電源により回転して前記車外の空
    気を前記吸気口から前記庫内を流通させて前記排気口か
    ら前記車室に送り出す電動ファンと、前記吸気口及び前
    記排気口をそれぞれエンジンの負圧によって閉塞し、か
    つ該負圧の消滅によって開放するバタフライバルブとを
    設け、前記車載冷凍庫に、吸水膨潤した高吸水性樹脂か
    らなる蓄冷材を内蔵させることを特徴とする車両用冷風
    装置。
JP5957090U 1990-06-05 1990-06-05 車両用冷風装置 Expired - Lifetime JPH086575Y2 (ja)

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JP5957090U JPH086575Y2 (ja) 1990-06-05 1990-06-05 車両用冷風装置

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Publication Number Publication Date
JPH0418008U JPH0418008U (ja) 1992-02-14
JPH086575Y2 true JPH086575Y2 (ja) 1996-02-28

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