JP2001171336A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JP2001171336A
JP2001171336A JP35959199A JP35959199A JP2001171336A JP 2001171336 A JP2001171336 A JP 2001171336A JP 35959199 A JP35959199 A JP 35959199A JP 35959199 A JP35959199 A JP 35959199A JP 2001171336 A JP2001171336 A JP 2001171336A
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vehicle
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cooling water
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Yukitoshi Kobori
幸敏 小堀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒータコア内に存在するエンジン冷却水を蓄
冷剤として利用し、冷房時に冷却した蓄冷剤をエンジン
停止時に吸熱源として利用するようにした「車両用空気
調和装置」を提供する。 【解決手段】 車両用空気調和装置の温水回路36に設
けられた温水コック37,38を閉じることによりヒー
タコア31の内部に封止されたエンジン冷却水を冷房運
転時に冷却することにより蓄冷し、エンジン停止時にフ
ァンfを駆動し、当該蓄冷されたエンジン冷却水により
車室内に吹き出す空気を冷却するようにしたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒータコア内に存
在するエンジン冷却水を蓄冷剤として利用し、冷房時に
冷却した蓄冷剤をエンジン停止時に吸熱源として利用す
るようにした車両用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近は、地球環境保護の観点からCO2
の排出量を低減するハイブリッド車やアイドルストップ
車が使用されている。
【0003】ハイブリッド車は、エンジンとモータとい
う2つの駆動源を有し、両駆動源の切換えは、主として
走行速度によって行なわれる。所定速度以下はモータ駆
動、所定速度以上はエンジン駆動となっているため、こ
の車両に搭載される車両用空気調和装置のコンプレッサ
の駆動源も、必然的に走行速度により切り換わる。
【0004】アイドルストップ車は、アイドリング時に
はエンジンを停止するので、この車両に搭載された車両
用空気調和装置も、アイドリング時には停止する。ただ
し、アイドルストップ車の中には、アイドルストップ時
でもコンプレッサを駆動できるように、コンプレッサの
みを駆動する補機駆動手段(独立の小型モータ)を有し
ているものもある。
【0005】このような車両における空気調和装置も、
一般的なものと同様に、コンプレッサ、コンデンサ、リ
キッドタンク、膨張弁及びエバポレータ等が冷凍サイク
ルを構成するように接続され、エバポレータの温度が所
定温度になると、制御部によりエンジンとコンプレッサ
とを連結している電磁クラッチを断状態(「オフ状
態」)としたり、バッテリからのコンプレッサ駆動用の
モータへの給電も停止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、車両停止中
あるいはアイドリング中にコンプレッサを駆動して冷房
運転を行なうと、前記ハイブリッド車においては、モー
タによりコンプレッサを駆動することになり、長時間運
転すれば、容量に限りがあるバッテリの電力を消費する
ことから好ましくなく、また、アイドルストップ車で
も、アイドルストップ時に小型モータによりコンプレッ
サを駆動すると同様の不具合がある。
【0007】本発明は、上述した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、ヒータコア内に存在するエ
ンジン冷却水を蓄冷剤として利用し、冷房時に冷却した
蓄冷剤をエンジン停止時に吸熱源として利用することに
よりコンプレッサを駆動することなく冷房ができるよう
にした車両用空気調和装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記す
る手段により達成される。
【0009】(1) 空気を導入するためのファンと、
流通する空気を冷却するエバポレータと、このエバポレ
ータの下流域に設けられたヒータコアと、当該ヒータコ
アにエンジンからのエンジン冷却水を供給する温水回路
と、前記ヒータコアの前面に設けられ、前記冷却された
空気を前記ヒータコア側とバイパス通路側に分岐するド
アとを有する車両用空気調和装置において、前記温水回
路に設けられた温水コックを閉じることにより前記ヒー
タコアの内部に封止されたエンジン冷却水を前記冷房運
転時に冷却することにより蓄冷し、前記エンジン停止時
に前記ファンを駆動し、当該蓄冷されたエンジン冷却水
により車室内に吹き出す空気を冷却するようにしたこと
を特徴とする。
【0010】(2) 前記ドアは、前記ヒータコアの内
部に封止されたエンジン冷却水をエバポレータにより冷
却された空気により冷却するとき、前記バイパス通路側
を全閉するようにしたことを特徴とする。
【0011】(3) 前記温水回路は、流路途上に前記
ヒータコア内で冷却されたエンジン冷却水が貯溜される
タンクを有することを特徴とする。
【0012】(4) 前記ファンは、蓄冷されたエンジ
ン冷却水を有するヒータコアに、当初遅い風速の空気流
を当て、その後徐々に風速を高めるようにしたことを特
徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。
【0014】図1は本発明の第1の実施形態に係る車両
用空気調和装置の概略図、図2は同車両用空気調和装置
の蓄冷モード時の制御を示すフローチャートである。
【0015】《第1の実施形態》図1において、本実施
形態の車両用空気調和装置について概説すれば、この車
両用空気調和装置は、ケースCの一側端に設けられた空
気導入部であるインテーク部10と、このインテーク部
10の下流側に設けられ、内部にエバポレータ21を有
するクーラ部20と、このクーラ部12に連結され、内
部にヒータコア31を有するヒータ部30とを有してい
る。
【0016】インテーク部10は、インテークドア11
により内気導入口12と外気導入口13とを選択的に開
閉し、モータMによりファンfを回転することにより車
室外空気又は車室内空気を取込み、ファンスクロール1
4を通ってクーラ部20に送風する。
【0017】クーラ部20は、ケースC内にエバポレー
タ21が収納されたものであり、このエバポレータ21
は、エンジンEにより駆動されるコンプレッサ1、コン
デンサ2、リキッドタンク3及び膨張弁4とともに冷凍
サイクルを構成し、前記インテーク部10からの空気を
エバポレータ21で冷却するようになっている。
【0018】ヒータ部30は、エバポレータ21の下流
域に設けられたヒータコア31と、当該ヒータコア31
の前面に設けられ、前記エバポレータ21で冷却された
空気をヒータコア31側とバイパス通路32側に分岐す
るエアーミックスドア33とを有し、ケースCの下流域
には、乗員の足元に向けて空気を吹き出すためのフット
口F、乗員の胸元あるいは顔面に向けて空気を吹き出す
ためのベント口V、前面ガラスに向けて空気を吹き出す
ためのデフロスト口Dが開設され、ベント口Vとデフロ
スト口Dとの間には切り換えドア34が、フット口Fに
はフットドア35が設けられている。
【0019】また、前記ヒータコア31は、エンジンE
と温水回路36を介して連結され、温水コック37,3
8の開閉によりエンジン冷却水をヒータコア31に給排
したりあるいは内部に封止するようになっている。
【0020】特に、本実施の形態では、温水コック3
7,38を閉じることによりヒータコア31内にエンジ
ン冷却水を封止し、この状態で冷房運転することにより
エンジン冷却水を冷却するとともに蓄冷(蓄冷運転)
し、エンジン停止時に前記ファンfのみを駆動すること
により蓄冷されたエンジン冷却水により車室内に吹き出
す空気を冷却するようにしている。
【0021】次に、作用を説明する。
【0022】冷房モード まず、冷房モード時においては、ファンfの回転により
インテーク部10から車室内の空気が導入される。一
方、コンプレッサ1がエンジンEにより駆動され、冷凍
サイクルが作動し、周知のように低温の冷媒がエバポレ
ータ21内を流れる。
【0023】この結果、前記空気は、全て冷媒と熱交換
され、所定温度に冷却されるとともに除湿される。そし
て、この空気は、車室内のコントローラにより設定され
たエアーミックスドア33の開度によりヒータコア31
側とバイパス通路32側に所定の比率で分岐される。
【0024】このヒータコア31側を流れた空気は、ヒ
ータコア31内を流通している高温のエンジン冷却水と
熱交換して加熱された後にミックス領域Mに至り、バイ
パス通路32側を流れた空気は、低温のまま前記ミック
ス領域Mに流入し、この温風と冷風は、ミックス領域M
でミックスされ、所定の温度の冷風となる。
【0025】冷房モード時には、前記ドア34がデフロ
スト口Dを閉鎖し、ベント口Vが開放されているので、
冷風はベント口Vより乗員の上半身に向けて吹き出され
る。
【0026】蓄冷モード 前記冷房モード時に、ハイブリッド車の場合には、車速
が所定速度以下となった場合、アイドルストップ車の場
合には、アイドリングに近い状態にまで速度が低下した
場合に、蓄冷運転が開始される。
【0027】なお、本明細書では、「蓄冷運転」とは、
冷風によりエンジン冷却水を冷却することをいい、「蓄
冷モード」とは、この蓄冷運転を開始し、蓄冷されたヒ
ータコア31を利用して蓄冷風の吹き出しを行ない、冷
風の吹出しが完了するまでの一連のモードをいう。ま
た、エバポレータ21により冷却された冷却空気流を
「冷風」といい、蓄冷されたヒータコアを利用して冷却
された冷却空気流を「蓄冷風」というものとする。
【0028】この蓄冷運転は、まず、図2において、温
水コック37,38が閉鎖され、ヒータコア31内にエ
ンジン冷却水が封止される(ステップ1)。
【0029】次に、エアーミックスドア33がバイパス
通路32側を全閉し(ステップ2)、エバポレータ21
からの冷風を全量ヒータコア31を通って前記ミックス
領域Mに導く。つまり、蓄冷運転が開始される。これに
よりヒータコア31内に封止されたエンジン冷却水は、
当該冷風により冷却される。
【0030】なお、この蓄冷モードは、前記冷房モード
の延長であり、単にコンプレッサ1が駆動されていない
状態であるために、冷却された空気流は、ベント口Vよ
り乗員の上半身に向けて吹き出される。また、冷風がヒ
ータコア31を通るとき、内部のエンジン冷却水により
多少暖められ温度上昇するが、このヒータコア31もこ
れ自体は熱交換器であるために、冷風により極めて効率
良く内部のエンジン冷却水を冷却し、速やかにエンジン
冷却水を冷やすことになる。
【0031】この蓄冷運転は、本実施の形態では、前記
温水コック37,38が閉鎖された後に所定時間経過す
るまで行なわれる(ステップ3)。この蓄冷運転時間
は、実験によれば、2000cc程度のエンジンが搭載
されたセタンタイプの車両で、約10〜30秒間程度で
あることが判明している。
【0032】ただし、本発明は、蓄冷運転の制御を時間
的制御のみで行なう場合のみに限定されるものではな
く、エンジン冷却水の温度が、例えば、ほぼ0℃程度に
なるまで、つまり温度制御も加味して行なうようにして
も良い。また、図示のように、蓄冷運転を所定時間行な
った後に、エンジン冷却水の温度が所定温度となるまで
蓄冷運転を継続するように制御しても良い(ステップ
4)。いずれにしてもエンジン冷却水に所定の熱量が蓄
冷されるまで継続することが好ましい。
【0033】このようにして蓄冷されると、ハイブリッ
ド車の場合には、バッテリからモータへの給電を停止
し、アイドルストップ車の場合にはエンジンEを停止す
る(ステップ5)。これにより蓄冷運転は、完了する。
【0034】蓄冷が完了し、モータあるいはエンジンE
が停止すると、車室内は外的熱負荷により温度上昇し始
めるが、直ちにファンfが回転し(ステップ6)、ヒー
タコア31内の低温のエンジン冷却水により冷却された
蓄冷風を車室内に吹き出す。これにより車室内の温度上
昇は抑制され、前記冷房運転停止時の温度状態が維持さ
れる。
【0035】この場合、蓄冷剤としてのエンジン冷却水
は、比較的短時間の内に温度上昇するので、ファンfの
回転速度は、当初遅く、次第に増速するように制御する
ことが好ましい。そして、エンジン冷却水の温度が所定
温度となるまで冷房運転を継続し(ステップ7)、エン
ジン冷却水が所定温度(例えば、10℃以上)となる
と、ファンfの回転を停止し(ステップ8)、蓄冷モー
ドを終了する。
【0036】この結果、冷房時に冷却したヒータコア3
1内のエンジン冷却水を蓄冷剤として利用するために、
ハイブリッド車あるいはアイドルストップ車でも、コン
プレッサ1を駆動することなく、車室内の冷房ができ、
乗員の不快感を解消することができるのみでなく、バッ
テリに不必要な負担をかけることもない。
【0037】《第2の実施形態》上記した実施の形態
は、ハイブリッド車あるいはアイドルストップ車におい
て、モータあるいはエンジンが停止する前に蓄冷運転を
行なう場合について説明したが、本発明は、これのみで
なく、通常の車両に対しても適用することができること
はいうまでもなく、また、この場合、走行中であっても
蓄冷運転を行ない、予め蓄冷状態とすることも可能であ
る。
【0038】図3は通常の車両が走行中に行なう蓄冷運
転の制御を示すフローチャートであるが、ここに示すよ
うに、例えば、所定の設定温度で車両用空気調和装置を
オート制御して走行中している場合(ステップ10)
に、エアーミックスドア33がフルクール状態、つま
り、バイパス通路32を全閉する状態となれば(ステッ
プ11)、この冷気を蓄冷に利用すべく、前記蓄冷運転
を開始し(ステップ12)、エアーミックスドア33が
フルクール以外の状態になれば、蓄冷運転を直ちに終了
し、前記オート制御とするように制御しても良い。
【0039】《第3の実施形態》図4は本発明の第3の
実施形態を示す要部概略説明図である。
【0040】図4に示すように、温水回路36にタンク
39とポンプ40とを有する蓄冷剤貯溜部41を設けて
も良い。つまり、温水回路36の温水コック37,38
よりもヒータコア31側の導管P1 ,P2 をバイパス導
管P3 により連通し、このバイパス導管P3 の管路途上
にタンク39を設け、温水コック37,38を閉じたと
きに蓄冷用閉鎖回路42を形成するように構成する。
【0041】そして、このタンク39内にポンプ40を
設けるとともに、当該ポンプ40を駆動すると、前記蓄
冷用閉鎖回路42内でエンジン冷却水が一方向に循環す
るように構成する。なお、図中の符号「43」は仕切
板、「44」はラジエータ、「45」はウォータポンプ
である。
【0042】このようにすれば、通常に運転時には、エ
ンジン冷却水は、タンク39とは無関係に流通し、何等
問題が生じることはなく、また、温水コック37,38
を閉じた状態で蓄冷運転する場合には、ポンプ40を駆
動することにより蓄冷運転している間、タンク39内に
貯溜されていたエンジン冷却水も蓄冷用閉鎖回路42内
で循環することになるので、多量のエンジン冷却水がヒ
ータコア31を流通することになり、より効率良く多量
の蓄冷剤を得ることができる。この結果、後の蓄冷モー
ド時に低温の蓄冷風を長時間にわたり車室内に提供する
ことができることになる。
【0043】なお、本実施形態の場合、タンク39内に
ポンプ40を設けることが好ましいが、必ずしもこのよ
うにする必要はなく、場合によってはタンク39のみを
設けても良い。
【0044】本発明は、上述した実施の形態のみに限定
されるものではなく、特許請求の範囲内で種々変更使用
することかできるものである。
【0045】例えば、前述の実施形態は、温水回路36
の出入口管にそれぞれ温水コック37,38を設けたも
のであるが、本発明は、これのみでなく、場合によって
は入口管のみに温水コック37を設けてもよい。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明は、ヒータコアの内部に
封止されたエンジン冷却水に蓄冷し、エンジン停止時に
これを利用して蓄冷風を車室内に吹き出すようにしたの
で、エンジン停止時でもコンプレッサを駆動することな
く、車室内の冷房ができ、乗員の不快感を解消すること
ができるのみでなく、バッテリに不必要な負担をかける
こともない。これは、結果的にCO2 の排出を低減で
き、地球環境の保護にも貢献することになる。また、既
存の車両用空気調和装置の構成部品を増大することも少
ないので、組立て工数、製造コストもアップすることも
ない。
【0047】請求項2の発明は、蓄冷運転時にドアでバ
イパス通路を全閉するようにしたので、エバポレータに
おいて冷却された空気を全量ヒータコアに導くことがで
き、冷却能力が向上する。しかも、従前から車両用空気
調和装置が有しているドアを利用するために、構成が簡
素化し、コスト的にも有利となる。
【0048】請求項3の発明は、温水回路の流路途上に
エンジン冷却水を貯溜するタンクを設けたので、蓄冷能
力をより高めることができる。
【0049】請求項4の発明は、蓄冷運転時に、当初風
速の遅い風をヒータコアに当て、その後徐々に風速を高
めるようにしたので、長時間にわたる蓄冷モードが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す概略説明図で
ある。
【図2】 同実施形態の制御を示すフローチャートであ
る。
【図3】 本発明の第2の実施形態におけるフローチャ
ートである。
【図4】 本発明の第3の実施形態を示す要部概略説明
図である。
【符号の説明】
21…エバポレータ、 31…ヒータコア、 32…バイパス通路、 33…エアーミックスドア、 36…温水回路、 37,38…温水コック、 39…タンク、 f…ファン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を導入するためのファン(f)と、流
    通する空気を冷却するエバポレータ(21)と、このエバポ
    レータ(21)の下流域に設けられたヒータコア(31)と、当
    該ヒータコア(31)にエンジン(E)からのエンジン冷却水
    を供給する温水回路(36)と、前記ヒータコア(31)の前面
    に設けられ、前記冷却された空気を前記ヒータコア(31)
    側とバイパス通路(32)側に分岐するドア(33)とを有する
    車両用空気調和装置において、 前記温水回路(36)に設けられた温水コック(37,38)を閉
    じることにより前記ヒータコア(31)の内部に封止された
    エンジン冷却水を前記冷房運転時に冷却することにより
    蓄冷し、前記エンジン停止時に前記ファン(f)を駆動
    し、当該蓄冷されたエンジン冷却水により車室内に吹き
    出す空気を冷却するようにしたことを特徴とする車両用
    空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記ドア(33)は、前記ヒータコア(31)の
    内部に封止されたエンジン冷却水をエバポレータ(21)に
    より冷却された空気により冷却するとき、前記バイパス
    通路(32)側を全閉するようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の車両用空気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記温水回路(36)は、流路途上に前記ヒ
    ータコア(31)内で冷却されたエンジン冷却水が貯溜され
    るタンク(39)を有することを特徴とする請求項1又は2
    に記載の車両用空気調和装置。
  4. 【請求項4】 前記ファン(f)は、前記蓄冷されたエン
    ジン冷却水を有するヒータコア(31)に、当初遅い風速の
    空気流を当て、その後徐々に風速を高めるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用
    空気調和装置。
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Cited By (6)

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