JPH0865359A - クロック信号現用予備切替方式 - Google Patents

クロック信号現用予備切替方式

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JPH0865359A
JPH0865359A JP6199896A JP19989694A JPH0865359A JP H0865359 A JPH0865359 A JP H0865359A JP 6199896 A JP6199896 A JP 6199896A JP 19989694 A JP19989694 A JP 19989694A JP H0865359 A JPH0865359 A JP H0865359A
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clock
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正司 岡村
Tetsuo Kobayashi
哲雄 小林
Seiichi Yamano
誠一 山野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上位装置におけるクロック信号の障害が下位
装置に波及することのないクロック信号現用予備切替方
式を実現する。 【構成】 上位装置ではクロック信号モード情報を現用
予備切替装置に送信する。このクロックモード情報を現
用予備切替装置で受信し、上位装置が自走状態であれ
ば、内蔵発振器モードに切替える。0系、1系の両系
に、クロック信号断検出回路を設置し上位装置では両系
の状態を把握して現用予備切替を行う。 【効果】 所定の周波数精度を満足し、規定された情報
を下位装置まで伝達することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータネットワー
クあるいは公衆通信網に利用する。本発明はクロック信
号分配に利用する。特に、障害対策技術に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータネットワークでは、同じ網
内で同期の確立したクロック信号を網全体に供給するこ
とが必要である。そのために、上位装置のクロック信号
を下位装置に順次供給する方式が広く用いられている。
【0003】しかしながら、この方式では、上位装置に
何らかの障害が発生し、そのクロック信号に異常が生じ
ると、それが下位装置にまで波及してしまう問題があ
る。この問題を解決するために、クロック信号の伝送路
を現用系(以下、0系という)、予備系(以下、1系と
いう)の2系統設け、障害発生時には、上位装置と下位
装置との間に介挿された現用予備切替装置を用いて切替
える方式が採られている。この従来例を図5および図6
を参照して説明する。図5はコンピュータネットワーク
の概念図である。図6は従来例の現用予備切替装置のブ
ロック構成図である。図5に示すように、上位装置1と
下位装置3との間に現用予備切替装置2が介挿されてい
る。図6に示すように現用予備切替装置2は、上位装置
1側からは通信情報信号0系10、クロック信号(32
M)0系11、クロック信号(8K)0系12、通信情
報信号1系13、クロック信号(32M)1系14、ク
ロック信号(8K)1系15、系選択情報信号0系1
6、系選択情報信号1系17がそれぞれ入力される。
【0004】系選択識別回路22は、上位装置1からの
系選択情報信号0系16または1系17を受信し系選択
を行う。正常時は0系を選択し、0系のクロック断検出
回路23によりクロック信号の断を監視している。クロ
ック信号の断を検出すると、クロック断通知回路27は
上り通信情報信号のタイムスロット内にその旨を書込
み、上り通信情報信号0系18または上り通信情報信号
1系19を介して上位装置1に通知する。また、選択処
理回路37は、上位装置1からのクロック信号に代え
て、発振器36により自己発振を行い、これをレファレ
ンスクロックとしてクロック信号発生器39に与える。
クロック信号発生器39は、このレファレンスクロック
にしたがって下位装置3に供給するクロック信号を生成
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来例装置
においては、(1)上位装置はクロック精度モード状
態、すわなち網同期が確立されているか否かの状態を情
報化して下位装置に通知していない。また、現用予備切
替装置においても、このクロック精度モード状態を検出
する回路を有していない、(2)現用予備切替装置にお
いて、入力クロック信号の断検出については、0系(現
用系)の入力クロック信号のみを監視しており、1系
(予備系)の入力クロック信号断検出情報は、上位装置
に情報として転送していない、(3)現用予備切替装置
において、入力クロック信号断その他の異常時におい
て、所定の周波数を満足させるために必要な発振器(O
SC)を内蔵している。ここで、この内蔵発振器の自走
周波数を現用予備切替装置のマスタークロックとする場
合を内蔵発振器モード、上位装置からのクロック信号を
現用予備切替装置のマスタークロックとする場合を引き
込みモードとするとき、現用予備切替装置が内蔵発振器
モードから引き込みモードに切戻制御をするとき、
(1)で述べたクロック精度モード状態が情報化されて
おらず、現用予備切替装置に通知されないため、上位装
置のクロック精度モード状態に関係なく、系選択された
入力クロック信号が良好であれば、この入力クロック信
号に同期した引き込みモードになってしまう。
【0006】すなわち、上位装置のクロック精度モード
状態が通知されず、また、検出回路を有しない場合に
は、入力クロック信号が良好である限り、現用予備切替
装置は引き込みモードになっている。ところが、実際に
はこの引き込みモードには、上位装置の網同期状態と自
走状態の二つのモードがある。網同期状態の場合は所定
の周波数精度を満足しているが、自走状態の場合は満足
していない。自走状態で入力されるクロック信号を受信
すると、現用予備切替装置は下位装置に対して、入力ク
ロック信号に従属したクロック信号を供給しており、下
位装置ではこのクロック信号に基づいて情報信号を作成
する。しかし、このクロック信号は周波数精度を満たさ
ないため、クロック周波数の乱れにより、規定されてい
る情報信号を作成することができなくなる。
【0007】0系入力クロック信号が断になると、上位
装置では系選択信号により、1系が0系になるように系
切替制御する。0系の入力クロック信号のみの監視方法
であると、系切替前の1系の入力クロック信号状態が監
視されていない。また、1系の入力クロック信号状態を
上位装置に通達するような方式でないため、上位装置は
1系入力クロック信号状態の正常性の確認をせずに切替
えるしかない。このため、1系も入力クロック信号が断
の場合に、系切替をしても無意味である。
【0008】現用予備切替装置の内蔵発振器モードから
引き込みモードへの切戻制御において、系選択された入
力クロック信号が良好であれば、現用予備切替装置では
上位装置のクロック精度モード状態に関係なく引き込み
モードになっている。もし、引き込みモードが自走状態
の場合には、入力クロック信号が所定の周波数精度を満
足していないため、現用予備切替装置に同期したクロッ
ク信号で動作している下位装置は規定の情報を作成する
ことができなくなる。
【0009】本発明は、このような背景に行われたもの
であり、上位装置におけるクロック信号の障害が下位装
置に波及することのないクロック信号現用予備切替方式
を提供することを目的とする。本発明は上位装置のクロ
ック信号が網同期しているか否かの情報によりクロック
信号の現用予備切替を行うことができるクロック信号現
用予備切替方式を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上位装置と、
下位装置と、この上位装置と下位装置との間に介挿され
た現用予備切替装置とを備え、この現用予備切替装置
は、前記上位装置より現用系および予備系の通信情報信
号およびクロック信号をそれぞれ入力し系選択情報にし
たがって現用系または予備系のいずれか一方の通信情報
信号およびクロック信号を前記下位装置に送出する切替
選択手段と、前記上位装置より到来する現用系または予
備系のクロック信号の断を検出する手段と、この検出す
る手段によりクロック信号の断が検出されたとき前記下
位装置に供給するためのクロック信号を生成する手段と
を含むクロック信号現用予備切替方式である。
【0011】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記上位装置は、自己のクロック信号が網同期しているか
否かの上位情報を前記現用予備切替装置に通知する手段
を備え、前記現用予備切替装置は、この上位情報にした
がって前記上位装置からのクロック信号または前記発振
器により生成されたクロック信号のいずれかを選択する
手段を備えるところにある。
【0012】これにより、上位装置のクロック信号が網
同期しているか否かの上位情報によりクロック信号の現
用予備切替を行うことができる。したがって、上位装置
におけるクロック信号の障害が下位装置に波及すること
を回避することができる。
【0013】前記選択する手段は、前記上位装置からの
クロック信号の有無に係わらず前記上位情報が網同期し
ていないことを示すとき、前記発振器により生成された
クロック信号を選択する手段を備えることが望ましい。
【0014】これにより、網同期していない上位装置の
クロック信号をそのまま下位装置に供給することによる
クロック信号の乱れを回避することができる。
【0015】また、前記選択する手段は、前記発振器に
より生成されたクロック信号が選択され前記上位情報が
網同期を示すとき、前記発振器により生成されたクロッ
ク信号から前記上位装置からのクロック信号に切戻す手
段を備えることが望ましい。
【0016】これにより、上位装置からのクロック信号
が復旧しても、それが網同期していないときには、引き
続き自走状態を維持することができる。
【0017】前記クロック信号の断を検出する手段は、
現用系および予備系の両方の断状態の情報を前記上位装
置に通知する手段を備えることが望ましい。
【0018】これにより、上位装置が現用予備切替えを
指示するとき、1系の障害情報までも把握した上で指示
を行うことができるため、現用予備切替えの信頼性が向
上する。
【0019】前記発振器により生成されたクロック信号
を選択したとき、前記下位装置にその旨の情報を通知す
る手段を備えることが望ましい。
【0020】これにより、下位装置においてもクロック
信号の状態を把握することができるため、さまざまな障
害に対処することができる。
【0021】
【作用】上位装置のクロック精度モード状態を現用予備
切替装置に通知するため、上位装置では通信端末機器間
における音声・データ信号(通信情報信号)に併せて、
時分割多重化された上位情報(以下、クロック精度モー
ド情報という)を作成し、0系、1系の両方の通信情報
信号に同一クロック精度モード情報を送信する。現用予
備切替装置では受信した両系の通信情報信号の中でクロ
ック精度モード情報を抽出する。
【0022】現用予備切替装置内に0系、1系の両方に
クロック信号断検出回路を設置し、入力クロック信号を
監視する。0系の入力クロック信号断検出した場合に
は、現用予備切替装置は内蔵発振器モードに切り替わ
る。また、両系の入力クロック信号状態を通知するた
め、現用予備切替装置では上り通信情報信号に併せて、
時分割多重化された情報(入力クロック情報)を作成
し、0系、1系の両方の上り通信情報信号に同一入力ク
ロック情報を送信する。上位装置では、受信した両系の
通信情報信号の中で入力クロック情報を抽出する。
【0023】現用予備切替装置が内蔵発振器モードから
引き込みモードへの切戻制御において、系選択された入
力クロック信号と、クロック信号モード情報を入力信号
切替制御の判断材料として採用する。
【0024】すなわち、上位装置のクロック精度モード
状態を知るため、上位装置ではクロック精度モード情報
を現用予備切替装置に送信する。このクロック精度モー
ド情報を現用予備切替装置で受信し、上位装置が自走状
態であれば、内蔵発振器モードに切替えることにより、
所定の周波数精度を確保する。この動作により、下位装
置に対して保証されたクロック信号が供給でき、下位装
置では、規定された情報信号を作成することができる。
【0025】0系、1系の両系に、クロック信号断検出
回路を設置することにより、両系の入力クロック信号の
監視が可能となる。したがって、1系の入力クロック情
報を上位装置に通知することができる。上位装置では、
この入力クロック情報を受信することにより、1系の入
力クロック信号状態を把握することができる。例えば、
1系の入力クロック信号が断の場合は、0系の入力クロ
ック信号に保持するような動作が可能となり、有効な系
切替制御を実施することができる。
【0026】現用予備切替装置の内蔵発振器モードから
引き込みモードへの切戻制御において、系選択された入
力クロック信号の断検出情報、ならびに上位装置からの
クロック精度モード情報を受信することにより、クロッ
ク精度モードを把握することができる。これらの情報を
入力信号切替制御の判断材料とする。例えば、系選択さ
れた入力クロック信号が良好であり、かつ、クロック精
度モード情報が網同期状態の場合には、網同期状態では
所定の周波数精度を満足するため、内蔵発振器モードか
ら引き込みモードに入力信号の切戻を実施する。また、
系選択された入力クロック信号が良好であり、かつ、ク
ロック精度モード情報が自走状態の場合、引き込みモー
ドに切り戻すと所定の周波数精度を満足しないため、内
蔵発振器モードの状態のままで切戻しを実施しない。こ
の入力信号切替制御方法により、所定のクロック周波数
精度を確保することができる。
【0027】
【実施例】本発明実施例の構成を図1を参照して説明す
る。図1は本発明実施例の全体構成図である。図2は本
発明実施例の現用予備切替装置のブロック構成図であ
る。
【0028】本発明は、上位装置1と、下位装置3と、
この上位装置1と下位装置3との間に介挿された現用予
備切替装置2とを備え、この現用予備切替装置2は、上
位装置1より現用系および予備系の通信情報信号および
クロック信号をそれぞれ入力し系選択情報にしたがって
現用系または予備系のいずれか一方の通信情報信号およ
びクロック信号を前記下位装置に送出する切替選択手段
としての系選択識別回路22と、上位装置1より到来す
る現用系または予備系のクロック信号の断を検出する手
段としてのクロック断検出回路23、24と、このクロ
ック断検出回路23、24によりクロック信号の断が検
出されたとき下位装置3に供給するためのクロック信号
を生成する手段としての発振器36とを含むクロック信
号現用予備切替方式である。
【0029】ここで、本発明の特徴とするところは、上
位装置1は、自己のクロック信号が網同期しているか否
かのクロック精度モード情報を現用予備切替装置2に通
知する手段としてのクロック精度モード通知部90を備
え、現用予備切替装置2は、このクロック精度モード情
報にしたがって上位装置1からのクロック信号または発
振器36により生成されたクロック信号のいずれかを選
択する手段としてのクロック精度モード検出回路20、
21、モード識別回路32、論理和回路33、クロック
選択トリガ回路35、選択処理回路37を備えるところ
にある。
【0030】選択処理回路37は、クロック選択トリガ
回路35からのトリガにしたがって、上位装置1からの
クロック信号の有無に係わらずクロック精度モード情報
が網同期していないことを示すとき、発振器36により
生成されたクロック信号を選択する。
【0031】また、選択処理回路37は、クロック選択
トリガ回路35からのトリガにしたがって、発振器36
により生成されたクロック信号が選択されクロック精度
モード情報が網同期を示すとき、発振器36により生成
されたクロック信号から上位装置1からのクロック信号
に切戻す手段を備える。
【0032】クロック断検出回路23、24には、現用
系および予備系の両方の断状態の情報を上位装置1に通
知する手段としてのクロック断通知回路27が接続され
ている。
【0033】クロック選択トリガ回路35のトリガにし
たがって、選択処理回路37が発振器36により生成さ
れたクロック信号を選択したとき、下位装置3にその旨
の情報を通知する手段としての警報発出回路34を備え
ている。下位装置3には、警報発出回路34からの情報
を受信するための警報検出回路92が設けられている。
【0034】次に、本発明実施例の動作を説明する。現
用予備切替装置2には、上位装置1より通信情報信号0
系10、通信情報信号1系13、クロック信号(32
M)0系11、クロック信号(32M)1系14、クロ
ック信号(8K)0系12、クロック信号(8K)1系
15、系選択情報信号0系16、系選択情報信号1系1
7が供給されている。これらの通信情報信号、クロック
信号(32M、8K)は、系統に関係なく同一内容の信
号情報である。
【0035】まず、通信情報信号0系10、通信情報信
号1系13、それぞれ1個のクロック精度モード検出回
路0系20、クロック精度モード検出回路1系21によ
り、上位装置のクロック精度モード状態の識別を行う。
このクロック精度モード状態が自走状態、すなわち網同
期が確立されていない状態ならば、所定の周波数精度を
満足しないため、モード検出信号0系50、モード検出
信号1系51にレベル信号で、HIGHレベルになるよ
うに送出する。そのモード検出信号0系、1系は、選択
処理回路29で受信される。
【0036】選択処理回路29では、系選択情報信号0
系16、系選択情報信号1系17の情報を系選択識別回
路22で、識別された系指定信号52により、上位装置
1から指定された系(0系)だけのモード検出信号0系
50あるいはモード検出信号1系51のどちらか片方を
運用中モード検出信号56に送出する。
【0037】運用中モード検出信号56は、モード識別
回路32で受信され、入力信号がHIGHレベル(自走
状態)の場合は、自走中信号62に出力される。逆に、
入力信号がLOWレベル(網同期状態)の場合には、引
き込みモード信号61に出力される。
【0038】引き込みモード信号61は、クロック選択
トリガ回路35のR(リセット)端子に接続され、引き
込みモード信号61の情報がある場合、クロック選択ト
リガ回路35のQ(出力)端子=“0”となり、クロッ
ク選択信号64に送出される。
【0039】クロック信号(32M)0系11、クロッ
ク信号(8K)0系12は、クロック断検出回路0系2
3に接続され、クロック信号(32M)1系14、クロ
ック信号(8K)1系15は、クロック断検出回路1系
24に接続される。クロック断検出回路23、24にお
いて、それぞれの系個々にクロック信号の監視を行う。
クロック断検出回路23、24がクロック断と判定すれ
ば、クロック断検出信号0系53およびクロック断検出
信号1系54の個々に情報を出力する。
【0040】クロック断検出信号0系53、クロック断
検出信号1系54は、上位装置1に入力クロック信号の
断情報を通知するために、クロック断通知回路27に接
続され、クロック断通知回路27は、上り通信情報信号
0系18、上り通信情報信号1系19にクロック断通知
情報を挿入する。
【0041】また、クロック断検出信号0系53、クロ
ック断検出信号1系54は、選択処理回路30にも接続
される。選択処理回路30は、系指定信号52の情報に
したがって、0系のクロック断検出信号だけ、運用中ク
ロック断検出信号57に送信する。
【0042】論理和回路33の入力には、運用中クロッ
ク断検出信号57と自走中信号62が接続され、運用中
のクロック信号が断となった場合あるいは、自走中信号
情報があった場合に論理和回路33から、内蔵発振器モ
ード信号63が出力される。
【0043】内蔵発振器モード信号63は、クロック選
択トリガ回路35のs(入力)端子に接続される。も
し、内蔵発振器モード信号63に情報があれば、クロッ
ク選択トリガ回路35のQ(出力)端子=“1”とな
り、クロック選択信号64に送出される。
【0044】クロック選択信号64は、警報発出回路3
4と選択処理回路37に接続されている。まず、クロッ
ク選択信号64の信号がQ=“0”の場合は、入力クロ
ック信号が良好であり、かつ上位装置のクロック精度モ
ード状態が網同期になっいるときである。このとき、警
報発出回路34は動作せず、警報は送出しない。選択処
理回路37は、系選択された運用中クロック信号58を
選択し、その運用中クロック信号58は、レファレンス
クロック信号66に出力される。
【0045】クロック選択信号64の信号がQ=“1”
の場合、系選択された入力クロック信号が断、あるいは
入力クロック信号が良好であり、かつ上位装置1のクロ
ック精度モード状態が自走状態になっているときであ
る。このとき、警報発出回路34は動作し、下り運用中
通信情報信号55の1部のビットを“1”にして下位装
置3へ送信する。下位装置3では、送信された下り運用
中通信情報信号55の一部のビットを検出することによ
り、サービス停止その他のあらかじめ定められた処理を
実行する。
【0046】選択処理回路37は、発振器36に接続さ
れた内部クロック信号60を選択し、その内部クロック
信号60がレファレンスクロック信号66に出力され
る。レファレンスクロック信号66はクロック信号発生
器39に接続される。クロック信号発生器39では、ク
ロック信号生成等の機能を有し、下位装置3へクロック
信号を供給する。
【0047】図3は入力クロック信号故障、復旧時の状
態遷移図である。正常モードとは、上位装置1からの入
力クロック信号を受信し、かつ、クロック精度モード状
態は網同期状態になっている状態である。このとき、現
用予備切替装置2は引き込みモードになっている。
【0048】エラーモードaとは、クロック精度モード
は網同期状態であるが、上位装置1と現用予備切替装置
2を接続するケーブル断等の原因により、現用予備切替
装置2で入力クロック信号が受信できなくなった状態で
ある。
【0049】このとき、現用予備切替装置2では内蔵発
振器モードになり、上位装置1に入力クロック信号断情
報を通達する。エラーモードbとは、入力クロック信号
を受信しているが、クロック精度モード状態が自走状態
になっている状態である。自走状態では、所定の周波数
精度を満足できないため、現用予備切替装置2では内蔵
発振器モードになっている。
【0050】エラーモードcとは、入力クロック信号断
状態、かつクロック精度モードが自走状態になっている
状態である。このとき、現用予備切替装置2は内蔵発振
器モードになっている。また、上位装置1へ入力クロッ
ク信号断情報を通知する。 (1)正常モードからエラーモードaに状態遷移する過
程において、クロック精度モードが網同期状態であり、
かつ系選択された入力クロック信号断80を検出すると
状態遷移する。このとき、現用予備切替装置2は内蔵発
振器モードに切り替わり、上位装置1に入力クロック信
号断情報を通達する。 (2)エラーモードaからエラーモードbに状態遷移す
る過程において、系選択された入力クロック信号復旧8
2した場合に状態遷移する。このとき、クロック精度モ
ードの状態に関係なく状態遷移する。また、現用予備切
替装置2は内蔵発振器モードのままである。 (3)エラーモードbから正常モードに状態遷移する過
程において、系選択された入力クロック信号が良好な状
態であり、かつ上位装置から送信されたクロックモード
情報通知81の状態確認を行う。もし、クロック精度モ
ードが網同期状態ならば、現用予備切替装置2は引き込
みモードになる。また、上位装置1へ入力クロック信号
状態通知83を通知し、正常モードに状態遷移する。逆
にクロック精度モードが自走状態ならば、現用予備切替
装置2は内蔵発振器モードで保持し、状態遷移せずエラ
ーモードbの状態保持する。 (4)エラーモードbからエラーモードcに状態遷移す
る過程において、系選択された入力クロック信号が良好
であり、かつクロック精度モードが自走状態になってい
る状態から、系選択された入力クロック信号断85を検
出すると状態遷移する。このとき、現用予備切替装置2
は内蔵発振器モードのままであり、上位装置1に入力ク
ロック信号断情報を通達する。 (5)エラーモードcからエラーモードbに状態遷移す
る過程において、系選択された入力クロック信号復旧8
4した場合に状態遷移する。このとき、クロック精度モ
ード状態に関係なく状態遷移する。また、現用予備切替
装置2は内蔵発振器モードのままである。
【0051】図4に上位装置1から現用予備切替装置2
に伝送されるタイムスロットの構成を示す。図4はタイ
ムスロットの構成を示す図である。図4に示すように、
タイムスロットには、通信信号に続き、保守情報が挿入
されている。この保守情報は8ビットb1 〜b8 で構成
され、本発明実施例ではビットb8 を“1”または
“0”としてクロック精度モード情報を通知している。
8ビットb1 〜b8 の範囲でさらに複雑な情報を通知で
きるようにすることもできる。これにより、従来は専用
線を用いて専用端子により上位装置1と現用予備切替装
置2との間で送受信していたクロック精度モード情報そ
の他の保守情報を通信情報信号に時分割多重化して伝送
することにより、専用線および専用端子その他のハード
ウェアを省略することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上位装置におけるクロック信号の障害が下位装置に波及
することのないクロック信号現用予備切替方式を実現す
ることができる。本発明によれば、上位装置のクロック
信号が網同期しているか否かの上位情報によりクロック
信号の現用予備切替を行うことができるクロック信号現
用予備切替方式を実現することができる。
【0053】これにより、所定の周波数精度を満足し、
規定された情報を下位装置まで伝達することができる。
この入力信号切替方式により円滑なサービスを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体構成図。
【図2】本発明実施例の現用予備切替装置のブロック構
成図。
【図3】入力クロック信号故障、復旧時の状態遷移図。
【図4】タイムスロットの構成を示す図。
【図5】コンピュータネットワークの概念図。
【図6】従来例の現用予備切替装置のブロック構成図。
【符号の説明】
1 上位装置 2 現用予備切替装置 3 下位装置 10 通信情報信号0系 11 クロック信号(32M)0系 12 クロック信号(8K)0系 13 通信情報信号1系 14 クロック信号(32M)1系 15 クロック信号(8K)1系 16 系選択情報信号0系 17 系選択情報信号1系 18 上り通信情報信号0系 19 上り通信情報信号1系 20、21 クロック精度モード検出回路 22 系選択識別回路 23、24 クロック断検出回路 25、26 エラスティックストア 27 クロック断通知回路 28、29、30、31、37 選択処理回路 32 モード識別回路 33 論理和回路 34 警報発出回路 35 クロック選択トリガ回路 36 発振器 38 通信情報分離回路 39 クロック信号発生器 40 通信情報多重回路 50、51 モード検出信号 52 系指定信号 53、54 クロック断検出信号 55 下り運用中通信情報信号 56 運用中モード検出信号 57 運用中クロック断検出信号 58 運用中クロック信号 59 上り運用中通信情報信号 60 内部クロック信号 61 引込みモード信号 62 自走中信号 63 内蔵発振器モード信号 64 クロック選択信号 65 警報信号 66 レファレンスクロック信号 67、68 下りメモリ通信情報信号 80、85 入力クロック信号断 81 クロックモード情報通知 82、84 クロック信号復旧 83 入力クロック信号状態通知 92 警報検出回路 b1 〜b8 ビット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置と、下位装置と、この上位装置
    と下位装置との間に介挿された現用予備切替装置とを備
    え、 この現用予備切替装置は、前記上位装置より現用系およ
    び予備系の通信情報信号およびクロック信号をそれぞれ
    入力し系選択情報にしたがって現用系または予備系のい
    ずれか一方の通信情報信号およびクロック信号を前記下
    位装置に送出する切替選択手段と、前記上位装置より到
    来する現用系または予備系のクロック信号の断を検出す
    る手段と、この検出する手段によりクロック信号の断が
    検出されたとき前記下位装置に供給するためのクロック
    信号を生成する手段とを含むクロック信号現用予備切替
    方式において、 前記上位装置は、自己のクロック信号が網同期している
    か否かの上位情報を前記現用予備切替装置に通知する手
    段を備え、 前記現用予備切替装置は、この上位情報にしたがって前
    記上位装置からのクロック信号または前記発振器により
    生成されたクロック信号のいずれかを選択する手段を備
    えたことを特徴とするクロック信号現用予備切替方式。
  2. 【請求項2】 前記選択する手段は、前記上位装置から
    のクロック信号の有無に係わらず前記上位情報が網同期
    していないことを示すとき、前記発振器により生成され
    たクロック信号を選択する手段を備えた請求項1記載の
    クロック信号現用予備切替方式。
  3. 【請求項3】 前記選択する手段は、前記発振器により
    生成されたクロック信号が選択され前記上位情報が網同
    期を示すとき、前記発振器により生成されたクロック信
    号から前記上位装置からのクロック信号に切戻す手段を
    備えた請求項1記載のクロック信号現用予備切替装置。
  4. 【請求項4】 前記クロック信号の断を検出する手段
    は、現用系および予備系の両方の断状態の情報を前記上
    位装置に通知する手段を備えた請求項1ないし3のいず
    れかに記載のクロック信号現用予備切替方式。
  5. 【請求項5】 前記発振器により生成されたクロック信
    号を選択したとき、前記下位装置にその旨の情報を通知
    する手段を備えた請求項1ないし4のいずれかに記載の
    クロック信号現用予備切替方式。
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