JPH0879192A - 通信網設備監視オペレーションシステム - Google Patents

通信網設備監視オペレーションシステム

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JPH0879192A
JPH0879192A JP6206910A JP20691094A JPH0879192A JP H0879192 A JPH0879192 A JP H0879192A JP 6206910 A JP6206910 A JP 6206910A JP 20691094 A JP20691094 A JP 20691094A JP H0879192 A JPH0879192 A JP H0879192A
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JP
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communication network
message
network equipment
line
failure
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JP6206910A
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English (en)
Inventor
Yoshikatsu Okazaki
義勝 岡崎
Yuji Hibino
裕二 日比野
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明にあっては、警報メッセージ間の相関
をとり、真の故障に関する警報メッセージのみを抽出
し、また真の故障を示すメッセージを合成して、端末等
に通知し、保守者が即座に故障箇所を把握可能とするこ
とを特徴とする。 【構成】通信網設備監視オペレーションシステム1は、
通信網設備2及び端末または他のオペレーションシステ
ム3に接続されている。上記通信網設備監視オペレーシ
ョンシステム1は、各々の情報を管理する設備構成情報
データベース11、回線情報データベース12、故障状
態管理データベース13と、メッセージ受信部14、警
報状態管理部15、影響回線収容位置特定部16、メッ
セージ判定部17、待ち合わせ処理部18、接続先回線
収容位置特定部19、メッセージ相関処理部20、メッ
セージ送信部21、通信網設備通知メッセージ検索送受
信部22及び通信網設備通知メッセージ検索実行部23
を有して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電気通信網設備を管理
する通信網設備監視オペレーションシステムに関し、特
に通信網の構成情報に基いて、通信網から通知される多
数のメッセージの相関を分析し、真の故障のメッセージ
のみを表示する大規模複雑な電気通信網を構成する多数
の通信網設備を効率良く監視するのに好適な、通信網設
備監視オペレーションシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気通信網は、交換機や多重化装置、伝
送装置等の多数の通信網設備が相互に接続されて構成さ
れており、これら通信網設備の監視を通信網設備監視オ
ペレーションシステムより行っている。
【0003】こうした通信網設備に於いて、故障が発生
した場合、通信網設備監視オペレーションシステムは、
故障した設備より警報メッセージを受信、端末に表示
し、保守者がメッセージを分析し、該通信網設備に対し
て故障に応じた措置を実施するようになっている。しか
し、故障によっては、故障した設備と相互接続している
通信網設備に於いても、該当設備向けの回線の故障を検
出し、通信網設備監視オペレーションシステムに警報メ
ッセージの通知を行う。また、通信網設備間の伝送路が
故障した場合でも、該当回線を終端する両端の通信網設
備から、それぞれ回線故障を示す警報メッセージが通信
網監視オペレーションシステムに通知される。
【0004】このように、単独の故障の場合でも、故障
によっては複数の通信網設備に影響を及ぼし、複数の通
信網設備から警報メッセージが通知され、複数の故障が
発生しているように見える場合がある。また、伝送路工
事や伝送路の間欠障害のように、短い時間に故障発生の
メッセージと、回復メッセージが通知される場合もあ
る。
【0005】ところが、従来の通信網設備監視オペレー
ションシステムが具備していたメッセージ処理に関する
機能は、通信網設備より通知される警報メッセージの通
知を、メッセージ送出元の装置や回線等の通信網設備の
管理対象にはよらず、メッセージに含まれる故障内容毎
に端末に表示するか否かの設定機能のみである。故に、
単独の故障に起因して複数の通信網設備から通知される
警報メッセージの相関や、同一の管理対象から短時間の
間に通知される故障発生と回復のメッセージの相関をと
る機能は具備していない。したがって、保守者が多数の
警報メッセージの中から、真の故障箇所の探索をする必
要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の技
術では、複数の通信網設備から通知される複数の警報メ
ッセージについて、通信網の構成に基いてメッセージの
相関をとり、真の故障に関する警報メッセージと、該故
障の波及による警報メッセージとの識別を行い、真の故
障の警報メッセージのみを抽出して端末に表示する、或
いは通信網設備より通知される警報メッセージより真の
故障を表す警報メッセージを合成することができないと
いう課題を有していた。
【0007】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
ので、警報メッセージ間の相関をとり、真の故障に関す
る警報メッセージのみを抽出し、また真の故障を示すメ
ッセージを合成し、端末または他オペレーションシステ
ムに通知し、保守者が即座に故障箇所を把握できること
を可能とする通信網設備監視オペレーションシステムを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、電
気通信網設備を管理する通信網設備監視オペレーション
システムに於いて、通信網設備間を接続する回線の情報
を蓄積管理する回線情報データベースと、上記通信網設
備内の装置及び回線終端点等の管理対象の構成に関する
情報を蓄積管理する設備構成情報データベースと、各管
理対象の故障状態を蓄積管理する故障状態管理データベ
ースを具備し、上記回線情報データベース、設備構成情
報データベース若しくは故障状態管理データベースを検
索することにより、上記通信網設備の故障時に、回線に
よって接続されている複数の通信網設備より通信網設備
監視オペレーションシステムに通知される複数の警報メ
ッセージに対し、メッセージ間の相関をとり、真の故障
の警報メッセージのみを抽出、若しくは真の故障に関す
る警報メッセージを合成して、端末若しくは他オペレー
ションシステムへ通知し、同一の管理対象から短時間の
間に故障発生の警報メッセージと該故障の回復メッセー
ジが通知される故障に対し、両メッセージの相関をと
り、1つにまとめて上記端末若しくは他オペレーション
システムへ通知し、上記端末若しくは他オペレーション
システム側からの通信網設備通知メッセージ検索要求に
対し、相関処理後の抽出若しくは合成したメッセージか
ら、通信網設備より実際に通知された警報メッセージを
検索、通知することを特徴とする。
【0009】またこの発明は、電気通信網設備を管理す
る通信網設備監視オペレーションシステムに於いて、通
信網設備間を接続する回線の情報を蓄積する回線情報デ
ータベースと、上記通信網設備内の装置間の包含関係
や、装置と該装置が収容する回線終端点の情報等の通信
網設備内の管理対象の構成に関する情報を蓄積管理する
設備構成情報データベースと、各管理対象の故障状態を
蓄積管理する故障状態管理データベースと、故障した装
置や回線に収容され、故障によって影響を受ける回線収
容位置を上記設備構成情報データベースより特定し、上
記故障状態管理データベースに設定する影響回線収容位
置特定手段と、メッセージ相関処理を一定時間待ち合わ
せる待ち合わせ手段と、上記回線情報データベースを検
索し、回線により接続されている接続先の通信網設備及
び接続先の設備での回線収容位置を特定する接続先回線
収容位置特定手段と、この接続先回線収容位置特定手段
で特定された接続先回線収容位置の状態を上記設備構成
情報データベースより検索し、両通信網設備から通知さ
れた警報メッセージの相関をとり、真の故障に関する警
報メッセージのみを抽出若しくは合成するメッセージ相
関処理手段と、端末若しくは他オペレーションシステム
側からの通信網設備通知メッセージ検索要求に対し、相
関処理結果メッセージデータベース及び故障状態管理デ
ータベースを検索し、相関処理後のメッセージより通信
網設備管理より通知された実際の警報メッセージを検
索、通知する通信網設備通知メッセージ検索手段とを具
備することを特徴とする。
【0010】
【作用】この発明にあっては、通信網設備に於いて故障
が発生した場合、発生元の通信網設備名、管理対象名、
管理対象種別、故障内容、メッセージ通知識別子等を含
む警報メッセージを通信網設備監視オペレーションシス
テムへ通知する。上記管理対象種別とは、装置や回線終
端点等の通信網設備監視オペレーションシステムが管理
する通信網設備内の管理対象の種別を表し、通信網設備
の構成に応じて、装置は中央処理装置や通話路装置等の
種別、回線終端点はセクション終端点やパス終端点等の
種別に分けられる。また、管理対象名は、装置名や回線
収容位置等を表し、個々の装置や回線終端点を一意に識
別できるものである。また、メッセージ通知識別子と
は、通信網設備より通知されるメッセージ毎に動的に割
り振られる番号であり、本識別子により過去に通知され
たメッセージを一意に特定するものである。
【0011】この通信網設備監視オペレーションシステ
ムは、通信網設備から警報メッセージを受信した場合、
故障状態管理データベースにその警報メッセージの情報
を設定し、更に影響回線収容位置特定手段を用いて、設
備構成情報データベースを検索する。装置・回線終端点
の構成上、故障した装置や回線終端点の配下に回線終端
点が収容されている場合には、故障状態管理データベー
ス上に於いて、収容されている配下の回線収容位置全て
に上位管理対象が故障中であることを設定する。そし
て、受信した警報メッセージの種別を判定し、警報メッ
セージの種別を判定する。
【0012】ここで、警報メッセージが装置の故障を示
すメッセージである場合には、該装置の故障であると判
断できるため、該警報メッセージを端末または他オペレ
ーションシステムに即座に通知する。一方、回線故障の
メッセージである場合には、対向通信網設備側の故障の
有無を確認するため、接続先回線収容位置特定手段を用
いて、回線情報データベースを検索し、該回線が接続さ
れている対向側の通信網設備、及び対向側設備での回線
収容位置を特定する。但し、接続先回線収容位置特定手
段の実行前に、該回線の接続先通信網設備側からの警報
メッセージが未到着である可能性があること、また工事
による瞬断や間欠故障により即座に回復メッセージが通
知される可能性があることを考慮し、一定時間の処理の
待ち合わせを行う。
【0013】接続先回線収容位置特定手段により該回線
の対向通信設備側の収容位置を特定した後、メッセージ
相関処理手段を用い、故障状態管理データベースを検索
し、特定した対向設備側の回線収容位置の状態を検索
し、接続先設備側の回線収容位置で警報が有る場合に
は、両通信網設備間の回線の故障であるため、回線情報
データベースより収集した回線名を含む通信網設備間回
線の故障の警報メッセージを合成し、端末または他オペ
レーションシステムへ通知する。接続先設備側の回線収
容位置で上位管理対象故障中が設定されていれば、受信
した回線故障の警報メッセージは接続先側の通信網設備
の上位管理対象の故障による波及警報メッセージである
と判断でき、接続設備側の上位管理対象の警報メッセー
ジはすでに端末または他オペレーションシステムへ通知
されているため、本回線故障の警報メッセージの端末ま
たは他オペレーションシステムへの通知は行わない。
【0014】また、警報メッセージのうち直後の回復メ
ッセージが通知される、回線瞬断や間欠故障のような故
障の場合には、通信網設備監視オペレーションシステム
は、回線故障の警報メッセージ受信後の待ち合わせ処理
中に該回線の回復メッセージを受信する。故障状態管理
データベース上で、警報メッセージ相関処理待ち合わせ
中状態の回線の回復メッセージを受信した場合は、待ち
合わせの中の警報メッセージ相関処理を中止し、新たに
故障状態管理データベースに回復メッセージ受信後の待
ち合わせ中状態であることを設定する。そして、影響回
線収容位置特定手段により、配下に回線収容位置がある
場合には、該回線収容位置の状態を上位管理対象回復と
して故障状態管理データベースに設定する。
【0015】待ち合わせ時間がタイムアウト後、回復メ
ッセージ処理を続行し、接続先回線収容位置特定手段を
用い、該回線の接続先設備での収容位置を特定し、故障
状態管理データベースより、回復メッセージ受信後の待
ち合わせ中状態であることを確認し、両通信網設備間の
回線の瞬断的な故障として、端末または他オペレーショ
ンシステムへ通知する。また、回復メッセージの相関処
理待ち合わせ中に、同一回線終端点より再度警報メッセ
ージを受信した場合には、受信した警報メッセージを故
障状態管理データベースに設定する際に、回復メッセー
ジ処理の待ち合わせ中であることを確認し、回復メッセ
ージの待ち合わせを解除し、即座に接続先回線収容位置
特定手段及び、メッセージ相関処理手段を実行し、端末
または他オペレーションシステムへ瞬断的な回線故障の
発生を通知すると共に、再度警報メッセージの相関処理
の待ち合わせを設定する。
【0016】このように、この発明の通信網設備監視オ
ペレーションシステムは、単独の故障により複数の通信
網設備から通知される複数の警報メッセージの相関をと
り、真の故障に関する警報メッセージのみを端末に通知
することが可能であると同時に、工事や間欠故障により
短時間の間に同一の管理対象インスタンスから通知され
る故障発生と回復のメッセージの相関をとり、一つのメ
ッセージとして通知することも可能であり、保守者が即
座に故障状況を把握することができると共に、該通信網
設備監視オペレーションシステムと端末、或いは他シス
テム間との通信量を削減することができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1は、この発明の通信網設備監視オペレーシ
ョンシステムに係る構成の一実施例を示すブロック図で
ある。
【0018】図1に於いて、通信網設備監視オペレーシ
ョンシステム1は、通信網設備2内の装置間の包含関係
や、装置と収容回線の包含関係の情報等の通信網設備2
の構成に関する情報を蓄積する設備構成情報データベー
ス11と、通信網設備間を接続する回線の情報を蓄積す
る回線情報データベース12と、各管理対象の故障状態
を蓄積管理する故障状態管理データベース13を有して
いる。
【0019】また、この通信網設備監視オペレーション
システム1は、通信網設備2よりメッセージを受信する
メッセージ受信部14と、受信した警報メッセージの情
報を故障状態管理データベース13に設定する警報状態
管理部15と、故障した装置や回線に収容され、故障に
より影響を受ける回線収容位置を設備構成情報データベ
ース11より特定し、故障状態管理データベース13に
設定する影響回線収容位置特定部16と、警報メッセー
ジの種別を区別するメッセージ判定部17と、メッセー
ジ相関処理を一定時間待ち合わせる待ち合わせ処理部1
8と、回線により接続されている接続先の通信網設備及
び接続先の設備での回線収容位置を回線情報データベー
ス12より特定する接続先回線収容位置特定部19と、
特定した接続先回線収容位置の状態を設備構成情報デー
タベース11を用いて確認し、両通信網設備から通知さ
れた警報メッセージの相関をとり、真の故障に関する警
報メッセージのみを抽出、または合成するメッセージ相
関処理部20と、端末または他オペレーションシステム
3へメッセージを通知するメッセージ送信部21と、端
末または他のオペレーションシステム3から通信網設備
通知メッセージ検索要求を受信し、その検索結果を通知
する通信網設備通知メッセージ検索送受信部22と、故
障状態管理データベース13を検索し、相関処理後の抽
出または合成されたメッセージより、通信網設備2より
実際に通知された警報メッセージを収集する通信網設備
通知メッセージ検索実行部23を有して構成されてい
る。
【0020】図2は、図1に於ける通信網設備監視オペ
レーションシステム1の故障状態管理データベース13
の構成の一例を示したものである。同実施例の設備構成
情報データベース11の情報項目としては、通信網設備
名31、管理対象名32、発生警報情報33、メッセー
ジ通知識別子34、メッセージ相関状態35、メッセー
ジ相関処理対象通知識別子36等がある。
【0021】管理対象名32としては、中央処理装置等
の各装置名や回線収容位置等の通信網設備内で、一意に
識別出来る名称が定義される。発生警報情報33には、
通信網設備2から通知される警報メッセージの情報が設
定される。また、メッセージ相関処理状態35は、通信
網設備2から通知されるメッセージの情報とは別に、こ
の通信網設備監視オペレーションシステム1内で、メッ
セージ相関処理用に用いる情報であり、上位管理対象故
障中、待ち合わせ中(警報受信)、待ち合わせ中(回復
受信)、待ち合わせ中(瞬断故障回路)等の状態が設定
される。
【0022】図3は、図1に於ける通信網設備監視オペ
レーションシステム1の設備構成情報データベース11
の構成の一例を示したものである。同実施例の設備構成
情報データベース11の情報項目としては、通信網設備
名41、管理対象名42、管理対象種別43、下位管理
対象名44等がある。
【0023】図4は、図1に於ける通信網設備監視オペ
レーションシステム1の回線情報データベース12の構
成の一例を示したものである。同実施例の回線情報デー
タベース12の情報項目としては、回線名51、該回線
を終端する両回線終端点52及び53、そして両通信網
設備のそれぞれの通信網設備54、55、回線収容位置
56、57等がある。
【0024】次に、図5及び図6を参照して、この通信
網設備監視オペレーションシステムの故障例について説
明する。先ず、通信網設備間の回線の故障の場合につい
て説明する。
【0025】図5は、回線故障に於ける通信網設備監視
オペレーションシステム1に通知される通信網設備2か
らの警報メッセージと、通信網設備監視オペレーション
システム1に於いてメッセージ相関処理実施後の出力メ
ッセージである、端末または他オペレーションシステム
3へ通知するメッセージの一例を示したものである。
【0026】回線故障の場合、該回線を終端する両端の
通信網設備2A、2Bより、故障を検出した回線収容位
置、故障内容等の回線故障を示す警報メッセージが、通
信網設備監視オペレーションシステム1に通知される。
【0027】すると、通信網設備監視オペレーションシ
ステム1では、回線故障に関する警報メッセージを、メ
ッセージ受信部14で受信する。そして、警報状態管理
部15に於いて、通信網設備名及び管理対象名である回
線収容位置をキーとして、故障状態管理データベース1
3に受信した警報メッセージの情報を書込む。更に、回
線故障の警報メッセージの場合には、該回線の接続先通
信網設備側での警報メッセージが未受信である場合があ
ること、また瞬断や間欠故障により即座に回復メッセー
ジが通知される可能性があることを考慮し、メッセージ
相関状態に、「待ち合わせ中[警報受信]」状態である
ことを書込む。
【0028】次に、影響回線収容位置特定部16に於い
て、設備構成情報データベース11を検索する。これに
より、装置、回線等の管理対象の包含関係上、該回線収
容位置の下位に位置し、上位回線の故障により影響を受
ける回線収容位置がある場合には、全ての下位の回線収
容位置に対し、故障状態管理データベース13のメッセ
ージ相関処理属性に「上位管理対象故障中」を設定す
る。続いて、メッセージ判定部17にて、回線故障につ
いての警報メッセージか、それ以外の装置故障等の警報
メッセージを判定する。
【0029】このメッセージ判定部17にて、回線故障
の警報メッセージであると判定した場合には、待ち合わ
せ処理部18に於いて、一定時間、処理の待ち合わせを
行う。そして、接続先回線収容位置特定部19に於い
て、受信した警報メッセージの通信網設備名、管理対象
名、すなわち回線収容位置を検索キーとして、回線情報
データベース12を検索する。これにより、該回線の接
続先の設備先の通信網設備名、接続先設備での回線収容
位置及び回線名を特定する。
【0030】次に、メッセージ相関処理部20にて、接
続先設備名、回線収容位置をキーとして故障状態管理デ
ータベース13を検索し、接続先の回線収容位置の状態
を確認する。回線故障に於いては、接続先設備側の回線
収容位置でも回線故障の警報メッセージが通知され、警
報情報が設定されている。したがって、接続先の回線収
容位置で警報が設定されている場合には、両通信網設備
2A、2B間の該回線の故障と判定し、回線情報データ
ベース12より収集した回線名を含む回線故障の警報メ
ッセージを合成し、メッセージ送信部21より端末また
は他オペレーションシステム3へ送信する。
【0031】また、回復メッセージが通知された場合に
も、同様に、故障状態管理データベース13のメッセー
ジ相関状態に「待ち合わせ中[回復受信]」を設定し、
一定時間待ち合わせを行う。これにより、両端通信網設
備2A、2Bから通知される回線の回復メッセージを1
つにまとめ、両通信網設備2A、2B間の回線の回復メ
ッセージとして、端末または他オペレーションシステム
3へ通知することができる。
【0032】以上により、通信網設備2A、2B間の回
線が故障した場合には、両端の通信網設備2A、2Bか
ら通知される警報メッセージの相関をとり、両設備間の
回線の故障として端末または他オペレーションシステム
3に通知することが可能である。また、間欠的な故障や
工事による瞬断等の、故障発生と回復のメッセージが短
時間の間に通知される場合でも、上述したように、回復
メッセージ受信時、待ち合わせ中であった警報受信時の
メッセージ相関処理を中止して、故障状態管理データベ
ース13のメッセージ相関属性に「待ち合わせ中[瞬断
故障回復]」を改めて設定し、一定時間待ち合わせた
後、警報メッセージ受信時の処理と同様に、接続先設備
側の回線の瞬断故障回復状態と相関をとることにより、
両通信網設備間の回線の瞬断的な故障として、1つのメ
ッセージにまとめた形で端末に通知できる。
【0033】次に、通信網設備内の回線に影響を及ぼす
装置の故障の場合について説明する。図6は、装置故障
に於ける通信網設備監視オペレーションシステム1に通
知される通信網設備2からの警報メッセージと、通信網
設備監視オペレーションシステム1に於いてメッセージ
相関処理実施後、端末または他オペレーションシステム
3へ通知する警報メッセージの一例を示したものであ
る。
【0034】該通信網設備に接続されている回線に影響
のある装置が故障した場合、該通信網設備から装置故障
についての警報メッセージが通知されると共に、該通信
網設備に回線により接続されている全ての通信網設備2
C、2D、2Eより、該通信網設備向けの回線故障の警
報メッセージが通知される。
【0035】通信網設備監視オペレーションシステム1
では、装置故障の警報メッセージを受信した場合、警報
状態管理部15に於いて、故障状態管理データベース1
3に警報情報を設定する。続いて、受信した警報メッセ
ージに含まれる管理対象名である装置名をキーとして、
設備構成情報データベース11を検索する。
【0036】ここで、該故障装置配下に回線終端点が収
容されているならば、該装置配下に包含されている全て
の回線収容位置に対し、故障状態管理データベース13
のメッセージ相関処理属性に「上位管理対象故障中」を
設定すると共に、メッセージ相関対象通知識別子に該上
位管理対象故障の警報メッセージの通知識別子を設定す
る。そして、メッセージ判定部17に於いて、装置故障
の警報メッセージであることを判定し、即座に、メッセ
ージ送信部21より端末または他オペレーションシステ
ム3へ警報メッセージを通知する。
【0037】一方、故障した通信網設備(この場合2
C)と回線により接続されている通信網設備(同2D、
2E)から通信される回線故障に関する警報メッセージ
は、図5の通信網設備間の回線の故障の例と同様に、故
障状態管理データベース13に於ける警報情報の蓄積管
理、待ち合わせ処理、回線情報データベース12検索に
よる接続先側の通信網設備、回線収容位置の特定、接続
先回線収容位置の状態の確認の処理を行う。
【0038】通信網設備の装置故障の場合は、故障状態
管理データベース13に於いて、該装置配下の回線収容
位置のメッセージ相関処理属性に「上位管理対象故障
中」が設定されており、従って、メッセージ相関処理部
20にて、接続先の回線収容位置が「上位管理対象故障
中」の場合には、受信した回線故障の警報メッセージ
は、接続先側の通信網設備の上位管理対象の故障による
波及警報メッセージであると判断する。そして、故障状
態管理データベース13に於いて、警報を受信した該回
線のメッセージ相関対象通知識別子に、接続先の通信網
設備2Cの故障の警報メッセージの通知識別子を設定
し、端末または他オペレーションシステム3への通知は
行わない。
【0039】尚、上記した例は、通信網設備2内の一装
置の故障だけでなく、設備全体の故障や、配下に複数の
下位の回線を収容する上位の回線の故障にも適用可能で
ある。
【0040】次に、この発明の通信網設備監視オペレー
ションシステムの他の例について説明する。ここでは、
メッセージ相関処理後のメッセージを端末または他オペ
レーションシステム3へ通知後、端末または他オペレー
ションシステム3より、通信網設備通知メッセージ検索
要求が通知された場合について説明する。
【0041】通信網設備2より実際に通知されたメッセ
ージの検索を行う場合には、端末または他オペレーショ
ンシステム3は、受信した相関処理後のメッセージに含
まれていた通知識別子を設定した通信網設備通知メッセ
ージ検索要求を、通信網設備監視オペレーションシステ
ム1へ通知する。通信網設備監視オペレーションシステ
ム1では、通信網設備通知メッセージ検索送受信部22
にて通信網設備通知メッセージ検索要求を受信する。そ
して、通信網設備通知メッセージ検索実行部23に於い
て故障状態管理データベース13を検索する。ここで、
発生警報情報が有り、且つメッセージ相関対象通知識別
子が検索要求に含まれる通知識別子と同一である警報情
報を、全て収集する。
【0042】以上より、保守者がメッセージ相関処理後
のメッセージだけでなく、通信網設備より通知された実
際の警報メッセージも表示させたい場合に於いても、相
関処理後のメッセージより検索、表示を行うことが可能
である。
【0043】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、相互の
接続された電気通信網設備に於いて、単独の故障が複数
の通信網設備に波及し、複数の通信網設備から複数の警
報メッセージが通信網設備監視オペレーションシステム
に通知される場合、真に故障に関する警報メッセージの
抽出、または真の故障に関するメッセージの合成を行
い、また、短時間に故障発生の警報メッセージと該故障
の回復メッセージが通知される場合でも、それらのメッ
セージの相関をとり、1つにまとめて端末または他オペ
レーションシステムへ通知することが可能であり、更
に、抽出または合成後のメッセージから通信網設備より
実際に通知された警報メッセージを検索することも可能
であり、保守者による迅速な故障の把握、措置の実施が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の通信網設備監視オペレーションシス
テムに係る構成の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に於ける通信網設備監視オペレーションシ
ステム1の故障状態管理データベース13の構成の一例
を示した図である。
【図3】図1に於ける通信網設備監視オペレーションシ
ステム1の設備構成情報データベース11の構成の一例
を示した図である。
【図4】図1に於ける通信網設備監視オペレーションシ
ステム1の回線情報データベース12の構成の一例を示
した図である。
【図5】回線故障に於ける、図1の通信網設備監視オペ
レーションシステム1への入力のメッセージと出力メッ
セージの一例を示した図である。
【図6】装置故障に於ける、図1の通信網設備監視オペ
レーションシステム1への入力メッセージと出力メッセ
ージの一例を示した図である。
【符号の説明】
1…通信網設備監視オペレーションシステム、2、2A
〜2E…通信網設備、3…端末または他オペレーション
システム、11…設備構成情報データベース、12…回
線情報データベース、13…故障状態管理データベー
ス、14…メッセージ受信部、15…警報状態管理部、
16…影響回線収容位置特定部、17…メッセージ判定
部、18…待ち合わせ処理部、19…接続先回線収容位
置特定部、20…メッセージ相関処理部、21…メッセ
ージ送信部、22…通信網設備通知メッセージ検索送受
信部、23…通信網設備通知メッセージ検索実行部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気通信網設備を管理する通信網設備監
    視オペレーションシステムに於いて、 通信網設備間を接続する回線の情報を蓄積管理する回線
    情報データベースと、 上記通信網設備内の装置及び回線終端点等の管理対象の
    構成に関する情報を蓄積管理する設備構成情報データベ
    ースと、 各管理対象の故障状態を蓄積管理する故障状態管理デー
    タベースを具備し、 上記回線情報データベース、設備構成情報データベース
    若しくは故障状態管理データベースを検索することによ
    り、 上記通信網設備の故障時に、回線によって接続されてい
    る複数の通信網設備より通信網設備監視オペレーション
    システムに通知される複数の警報メッセージに対し、メ
    ッセージ間の相関をとり、真の故障の警報メッセージの
    みを抽出、若しくは真の故障に関する警報メッセージを
    合成して、端末若しくは他オペレーションシステムへ通
    知し、 同一の管理対象から短時間の間に故障発生の警報メッセ
    ージと該故障の回復メッセージが通知される故障に対
    し、両メッセージの相関をとり、1つにまとめて上記端
    末若しくは他オペレーションシステムへ通知し、 上記端末若しくは他オペレーションシステム側からの通
    信網設備通知メッセージ検索要求に対し、相関処理後の
    抽出若しくは合成したメッセージから、通信網設備より
    実際に通知された警報メッセージを検索、通知すること
    を特徴とする通信網設備監視オペレーションシステム。
  2. 【請求項2】 電気通信網設備を管理する通信網設備監
    視オペレーションシステムに於いて、 通信網設備間を接続する回線の情報を蓄積する回線情報
    データベースと、 上記通信網設備内の装置間の包含関係や、装置と該装置
    が収容する回線終端点の情報等の通信網設備内の管理対
    象の構成に関する情報を蓄積管理する設備構成情報デー
    タベースと、 各管理対象の故障状態を蓄積管理する故障状態管理デー
    タベースと、 故障した装置や回線に収容され、故障によって影響を受
    ける回線収容位置を上記設備構成情報データベースより
    特定し、上記故障状態管理データベースに設定する影響
    回線収容位置特定手段と、 メッセージ相関処理を一定時間待ち合わせる待ち合わせ
    手段と、 上記回線情報データベースを検索し、回線により接続さ
    れている接続先の通信網設備及び接続先の設備での回線
    収容位置を特定する接続先回線収容位置特定手段と、 この接続先回線収容位置特定手段で特定された接続先回
    線収容位置の状態を上記設備構成情報データベースより
    検索し、両通信網設備から通知された警報メッセージの
    相関をとり、真の故障に関する警報メッセージのみを抽
    出若しくは合成するメッセージ相関処理手段と、 端末若しくは他オペレーションシステム側からの通信網
    設備通知メッセージ検索要求に対し、相関処理結果メッ
    セージデータベース及び故障状態管理データベースを検
    索し、相関処理後のメッセージより通信網設備管理より
    通知された実際の警報メッセージを検索、通知する通信
    網設備通知メッセージ検索手段とを具備することを特徴
    とする通信網設備監視オペレーションシステム。
  3. 【請求項3】 上記両通信網設備から通知された警報メ
    ッセージの情報を上記故障状態管理データベースに設定
    する警報状態管理手段と、上記警報メッセージの種別を
    区別するメッセージ判定手段とを更に具備することを特
    徴とする請求項2に記載の通信網設備監視オペレーショ
    ンシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100416922B1 (ko) * 2000-07-26 2004-01-31 에스케이네트웍스 주식회사 통신망의 설비관리 시스템과 그 방법
JP2011109489A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Fujitsu Telecom Networks Ltd アラート管理装置およびアラート管理方法
WO2012081076A1 (ja) * 2010-12-13 2012-06-21 三菱電機株式会社 警報監視装置および警報監視方法

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